2018年11月12日

第51回座錦湯

☆第51回座錦湯

 出演:笑福亭智丸さん、桂白鹿さん、黒パプリカうるふさん、シークレットゲスト
(2018年11月12日19時開演/錦湯)


 11月も半ば近く、ようやく秋の気配も色濃く、というか冬の足音が近づく京の夜。
 錦湯には、常連さん、ご新規さんが集まった。
 51回目を迎える座錦湯は、お久しぶりの笑福亭智丸さんを差配に、桂白鹿さん、黒パプリカうるふさん、そしてシークレットゲストさん(諸般の事情で。サプライズとはまた別のお方)の出演。

 定刻19時になって、4人が登場し自己紹介を兼ねたトークで盛り上げる。

 で、頃合いのよいところで、黒パプリカうるふさんがネタに入る。
 ちなみに、黒パプリカうるふさんって誰?
 という方も多いと思うが、襲名されたばかりの旭堂南龍さんの弟さんで笑いに関する活動もされている由。
 フリップ(画用紙帳)を使ったネタを披露していたが、東京大阪での両うんこ映画祭で受賞したというだけあって、エロはすっ飛ばしてグロ・ナンセンスの筋運び。
 ツボにはまる人には大いにはまるという内容で攻めた。

 続いては、智丸さんが高座へ。
 おなじみ『寿限無』をかけるというので、あれれ?? と思っていたらそこは智丸さん、寿限無の名づけの場面をやけにはしょっていたのも当たり前、急に話が脱臼し始める。
 その脱臼の加減がおかしかった。

 三人目は白鹿さんだ。
 初めて錦湯さんの会に出演したときの惨状(?)がどうにも印象的だったとのことで、まずはそのエピソードからマクラを始める。
 次いで桂文福一門の面々の「らしい」珍妙エピソードで笑いをとり、さらに白鹿さんと奥さんの関係について語ってから、本題の『天狗裁き』に入る。
 覚えたてのネタとのことだったが、要所要所でメリハリをしっかりつけた流れのよい高座で、改めてよくできた落語だなと感じた。
 大きな会場での口演もぜひ聴いてみたい。

 再びうるふさんが登場し、またも画用紙帳を利用したネタを披露する。
 こちらはさらにグロ度が増したというか、ゲロ・嘔吐・吐瀉物を真正面から「描いた」ネタで攻めに攻め切った。

 続くシークレットゲストさんもフリップネタだ。
 ただし、こちらは画用紙帳ではなく通常のフリップで、うるふさんの手描きのイラスト攻勢に対しネタもきちんと印字されている。
 大劇場用のネタをこちらでひとまず試したいゆえのシークレットということだったのだけれど、今流行りの小道具が効果的に使用されていた。
 ラストの必死のぱっちがおかしくて、大いに笑ったなあ。

 トリは、再び智丸さん。
 今度は本寸法のネタで『借家借り』。
 何事にでも小言を言わないと気のすまない家主の幸兵衛は、空き家を借りに来た相手に対しても次から次へと小言を繰り出す。
 遂には妄想までを働かせ…。
 あれあれこれって、『小言幸兵衛』じゃ…。
 って、もとはといえば上方が先。
 智丸さんは、憎々し気の少ない、どちらかと言えばチャーミングな幸兵衛ぶりだった。

 最後は、久しぶりに大喜利を決行。
 白鹿さん仕切りの下(途中、智丸さんと交代)、うるふさんが用意したお題に出演者の面々、加えて大喜利ストの貯蓄アンドザシティさん(こちらもお久しぶり!)が答えていくというもの。
 自分のネタがネタだけに、うるふさんのお題は一筋縄ではいかないものだったが、各人各様の解答で乗り切っていた。

 智丸さんが「切断」がテーマの会でしたといみじくも口にしていたけれど、確かに一つ一つのネタの個性が際立った回でした。
 ああ、面白かった!!

 そして、毎週月曜の夜は皆さんも錦湯へ!!
 最近男性率がめっきり高いので、女性の方は特に!!
posted by figarok492na at 22:48| Comment(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『花巻にて』を完成させた(早めのCLACLA)

 どんよりとしたお天気の一日。

 気温も少し下がったか。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 風邪など召しませんように。


 気圧と湿度のWパンチ。
 体調、今一つ。
 両耳の不調も続く。


 安倍内閣が今日も続く。
 水道民営化なんて話、どこをどう考えたってろくなことにならないだろうに。
 馬鹿に付ける薬は本当にない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 度し難い。


 記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、ファジル・サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第14番、第4番、第5番<WARNER>、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら作業を進めたのち、2時過ぎに寝床に就く。


 9時台に起きる。

 10時過ぎに外出し、銀行で用件を片付ける。

 帰宅後、ルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したリヒャルト・シュトラウスの『サロメ』から7つのヴェールの踊り、『町人貴族』組曲、『泡立ちクリーム』からワルツ<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『花巻にて』の改稿作業を進めて完成させたりする。
 『花巻にて』は「一 私と宮沢賢治」と「二 賢治祭」の部分のみ。
 三以降に関しては、今後どうするか判断したい。


 午後、ABCラジオの『上沼恵美子のこころ晴天』、ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』&『英雄の生涯』、メタモルフォーゼン<同>、オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」&大フーガ<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、木内昇の『火影に咲く』<集英社>を読み進めたりする。


 まもなく外出の予定。
 第51回目の座錦湯なり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 17:50| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする