2018年06月12日

徐々に青空が見え始める(CLACLA日記)

 どんよりとした感じはありながらも、徐々に青空が見え始める。

 気温も上昇せず、過ごしやすし。
 時節柄、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 体調、今一つ。
 両耳の不調も続く。


 史上初となる米朝首脳会談が行われ、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が共同声明に署名した。
 いろいろと考えることあり。

 「欧州の天地は複雑怪奇」という言葉をついつい思い起こしてしまう。


 森友学園問題や加計学園問題をうやむやで終わらせて、安倍内閣は働き方改悪やカジノ、TPP、はては参議院の議席増まで強行しようとしている。
 山師香具師ペテン師そのもののやり口である。
 度し難い。
 何が美しい国か。


 記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、19時過ぎに外出し、錦湯さんへ。
 34回目となる座錦湯を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 遅めの夕飯後、23時台に帰宅する。

 帰宅後、アヴィ・アヴィタル&ヴェニス・バロック・オーケストラ他が演奏したヴィヴァルディのマンドリン協奏曲他<ドイツ・グラモフォン>、ファジル・サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第10番、第16番、第7番、第1番<Warner>、MBSラジオの『マルセイユの朝まで生まんげき』を聴いたりしながら作業を進めたのち、明け方4時50分に寝床に就く。


 11時に起きる。

 午前中、YouTubeでアラン・プラネスが弾いたドビュッシーのレントより遅く、ハイドンを讃えて、コンクールのための小品、小さな黒ん坊(2018年3月11日、パリ・オーディトリウム・メゾン・ド・ラ・ラジオ)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ドンコ王年代記』を書き進めたりする。


 午後、YouTubeでホセ・セレブリエル指揮ロシア・ナショナル管弦楽団が演奏したグラズノフの交響曲第4番(2012年3月13日、モスクワ・チャイコフスキー・コンサートホール)、ラン・シュイ指揮シンガポール交響楽団が演奏したシベリウスの交響詩『フィンランディア』、ニン・フェンの独奏によるヴァイオリン協奏曲(2015年7月31日、シンガポール・エスプラネード・コンサートホール)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ドンコ王年代記』を書き進めたりする。


 上妻祥浩の『旅と女と殺人と』<幻戯書房>を読了する。
 「清張映画への招待」と副題にあるように、松本清張の小説を原作とする全映画作品を詳述したもの。
 学ぶところ少なからず。
 ああ、面白かった!


 夕方になって外出し、京都芸術センターで用件を片付けたのち、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトの交響曲第33番<PHILIPS>を聴いたりしながら、依頼された文章を書き進めたり、森絵都の『出会いなおし』<文藝春秋>を読み始めたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、ロナルド・ブラウティハムの来日フォルテピアノ・リサイタルのライヴ録音(2017年2月7日、トッパンホール)を聴く。
 モーツァルトのピアノ・ソナタ第5番、ロンドイ短調、ソナタ第12番、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第18番、第17番「テンペスト」が演奏されていた。


 夕飯後、YouTubeでヴァシリー・ペトレンコ指揮hr交響楽団が演奏したチャイコフスキーのマンフレッド交響曲(2016年3月18日、フランクフルト・アルテ・オーパー)、ザルツブルク木管5重奏団が演奏したツェムリンスキーのユモレスク(2014年1月17日、ザルツブルク・オーケストラハウス)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、依頼された文章を書き進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 ただし、昨夜吹雪まんじゅうを食した。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:00| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第34回座錦湯

☆第34回座錦湯

 出演:桂三実さん、桂三語さん、桂文路郎さん
(2018年6月11日20時開演/座錦湯)


 夕方頃まで降り続いた雨も夜にはやんで、今夜も錦湯さんには常連さん、リピーターさんとなかなかのお客さんが集まった。

 34回目となる座錦湯は先週に続いて、ビリートップ5人衆の一人桂三実さんが差配を務め、ゲストに初登場となる桂三語さん、桂文路郎さんの二人を迎えた。
 って、三人共に当代の桂文枝さんのお弟子さんではないか。
 ということで、今回はプチ一門会の趣となった。

 定刻20時頃、まずは三実さんの口上に始まり、三語さん、文路郎さんが登場。
 自己紹介も兼ねた冒頭のトークで会場を盛り上げる。
 加えて、このトークで三人の個性や師匠文枝さんとの関係性もなんとなく判断がついていく。

 で、頃合いのよいところで、文路郎さんが高座へ。
 今日京都に来て目にしたことなどを皮切りに、ペットとの想い出などをマクラで語って本題の『猫すねちゃった』に入る。
 師匠文枝さん(三枝時代)の新作で、おとぎ話の桃太郎の世界を下敷きに、見事桃太郎の御伴に選ばれた犬とそうはならなかった猫の掛け合いが物語の中心となっている。
 文路郎さんは34歳というが(冒頭のトークで判明)、初々しい語り口。
 人柄がよく表れた口演だった。

 続いては、三実さんが登場。
 「満を持して」と宣言した上で演じたのは、おなじみの『時うどん』。
 前回の座錦湯に来られた方ならもうおわかりだろう。
 『帰り道に卵かけごはんが食べたくなる落語』は、この『時うどん』のための大いなるマクラ、伏線だったのだ!!(って、大袈裟な…)
 三実さん曰く、教わって下ろしてすぐなので型に副って演じているそうだけれど、昨日のアルテミス・カルテットの演奏じゃないが、強弱の取り方、間合い、アクセントの置き方等々の違いに、三実さんの特性、フラがよく出ていておかしい。
 これで独自のくすぐりなんて加わったら。
 想像するだに愉しみだなあ。

 トリは、三語さん。
 冒頭のトークではサッカー好きと話したけれど、それに加えて相撲も好き。
 というマクラにおやと思っていたら、そこはトリだけに軽い噺でお茶は濁さず『花筏』を選ぶ。
 親方の頼みで、大関花筏の身代わりとして高砂での巡業に参加した提灯職人の徳さんだったが、どうしたことか地元の強豪素人力士千鳥が浜と勝負をしなければならなくなって…。
 張りがあって渋めの声、これぞ上方落語の落語家といった口舌で、三語さんはたっぷりと語り切った。

 最後は、「オレの修行中はこうだった!」トークを決行。
 一門の三人が揃ったんだもの、ここは修行中のエピソードを語り合おうということで、三実さんが用意したお題に従って、トークを繰り広げた。
 「文枝師匠の気持ちをアップさせるには?」、「(他の二人は)ここがずるい」といったお題への答えに、三語さん、三実さん、文路郎さんの人柄はもちろんのこと、文枝師匠その人の人柄も浮かび上がっていたのではないだろうか。
 もちろん、文枝師匠への三人の想いが伝わってきたことは言うまでもない。

 と、今回も盛りだくさんでした。
 ああ、面白かった!!
 そして、毎週月曜20時は皆さんも座錦湯へぜひ!!
posted by figarok492na at 00:48| Comment(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする