どんよりとしたお天気へ。
梅雨らしい一日。
気温はそれほど上昇せぬものの、じめじめむしむしとして快ならず。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
気圧と湿度のWパンチ。
体調、今一つ。
両耳の不調も続く。
新潟県知事選挙は、接戦の末、自公与党が推す花角候補が当選した。
予想が当たってしまった。
いろいろと考えることあり。
記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、YouTubeでクシシュトフ・ウルバンスキ指揮NDRエルプ・フィルが演奏したホルストの組曲『惑星』、KBS京都でオードリーのオールナイトニッポンを聴いたりしながら作業を進めたのち、3時過ぎに寝床に就く。
寝る前、藤田富美恵の『秋田實 笑いの変遷』<中央公論新社>を読了し、上妻祥浩の『旅と女と殺人と』<幻戯書房>を読み始める。
10時少し前に起きる。
午前中、ABCラジオの『全力投球!!妹尾和夫です』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ドンコ王年代記』や依頼された文章を書き進めたり、『旅と女と殺人と』を読み進めたりする。
正午頃外出し、阪急で西宮北口へ。
兵庫県立芸術文化センター小ホールでアルテミス・カルテットの来日コンサートを聴く。
詳しくは、前々回の記事をご参照のほど。
ああ、素晴らしかった!!!!
17時過ぎに帰宅。
YouTubeでアラン・プラネスが弾いたドビュッシーの練習曲集第2巻と子供の領分(2018年3月11日、パリ・オーディトリウム・メゾン・ド・ラ・ラジオ)を聴いたりしながら、コンサート記録をアップしたり、『旅と女と殺人と』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。
18時50分頃外出し、JR二条駅近くのK’s office-京都二条の館-へ。
丸山交通公園ワンマンショー新作ネタおろし公演26を愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
終了後、夕飯用の買い物をすませて21時50分頃帰宅する。
遅めの夕飯後、YouTubeでニコラス・マッギガン指揮SWR交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第29番(2018年5月12日、シュヴェツィンゲン・ロココ劇場)、コンラート・ユングヘーネル指揮SWR交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第25番(2017年5月13日、同)を聴いたりしながら、ワンマンショー記録をアップしたり、『旅と女と殺人と』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。
今日は、キンキパンのアーモンドカステラを食す。
ふわふわしたアーモンド型のカステラで、まあまあ美味しうございました。
ごちそうさま!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2018年06月10日
丸山交通公園ワンマンショー新作ネタおろし公演26
☆丸山交通公園ワンマンショー新作ネタおろし公演26
出演:丸山交通公園
ゲスト:しらとりまな
(2018年6月10日19時半開演/K’s office-京都二条の館-)
梅雨真っ盛り。
あいにくの雨だが、JR二条駅近くのK’s office-京都二条の館-には、丸山交通公園ワンマンショーに足を運ばねば気がすまないというワンマンショー・フリークの方々が集まった。
今夜は、丸山君の新ネタ2本の間に、しらとりまなさんの一人芝居が挟まるという構成。
で、近況方向を兼ねたトークののち、丸山君の1本目のネタが始まる。
題して、『こんなオナニーは嫌だ』。
だが、題だけは決めたものの、どうしても本を書ききれない。
これは仕方ないと、怪しげな薬を飲んで…。
と、ベルリオーズの幻想交響曲も真っ青な設定で丸山君が取り出したのは、一冊の画用紙帳。
次から次へと「マニアック」な嫌なオナニーの数々が続いていく。
そして、辿り着くのは自問自答。
タイトルも含めて、やたけたさを利用した作品に仕上がっていた。
しらとりさんの一人芝居は、『夢女子になれない』。
ようやく推しメンと呼べる若手男優を見つけたものの…。
前回同様、しらとりさん自身の抱えたものを巧くずらして、より普遍性を持たせたおかかなしいスケッチだ。
最後の歌がなんともキュート!
そうそう、しらとりさんといえば、今月28日〜30日まで大阪・シアターカフェNyanで一人芝居、てまりの第三回公演『からの箱』が予定されているので、皆さんそちらのほうもご都合よければぜひ!!
(てめえ自身観に行けよ!! と、呼ぶ声あり)
そして、丸山君の新作2本目は、『私が代わりにみてきました』。
Twitterのアンケート結果に従い、誰も観ないだろう映画を丸山君が代わりに観てリポートするおなじみのシリーズである。
今回は、『さらば青春、されど青春』。
ん? 森田健作主演のドラマの焼き直し?
と思った方は大間違い。
実はこの映画、かの幸福の科学の大川隆法の自伝、その青春時代を描いたものだという。
そらそんな映画、関係者か含むところがある人以外、なかなか観にいかんやろう…。
そこは丸山君のデフォルメ、くすぐりは目いっぱいでついつい笑ってしまったが、映画自体はとんでもはっぷんの内容だったよう。
推して知るべしというやつだ。
それにしても、信じる者は救われるのかしら……。
と、今回の丸山交通公園ワンマンショーも盛りだくさんでした。
ああ、面白かった!!
出演:丸山交通公園
ゲスト:しらとりまな
(2018年6月10日19時半開演/K’s office-京都二条の館-)
梅雨真っ盛り。
あいにくの雨だが、JR二条駅近くのK’s office-京都二条の館-には、丸山交通公園ワンマンショーに足を運ばねば気がすまないというワンマンショー・フリークの方々が集まった。
今夜は、丸山君の新ネタ2本の間に、しらとりまなさんの一人芝居が挟まるという構成。
で、近況方向を兼ねたトークののち、丸山君の1本目のネタが始まる。
題して、『こんなオナニーは嫌だ』。
だが、題だけは決めたものの、どうしても本を書ききれない。
これは仕方ないと、怪しげな薬を飲んで…。
と、ベルリオーズの幻想交響曲も真っ青な設定で丸山君が取り出したのは、一冊の画用紙帳。
次から次へと「マニアック」な嫌なオナニーの数々が続いていく。
そして、辿り着くのは自問自答。
タイトルも含めて、やたけたさを利用した作品に仕上がっていた。
しらとりさんの一人芝居は、『夢女子になれない』。
ようやく推しメンと呼べる若手男優を見つけたものの…。
前回同様、しらとりさん自身の抱えたものを巧くずらして、より普遍性を持たせたおかかなしいスケッチだ。
最後の歌がなんともキュート!
そうそう、しらとりさんといえば、今月28日〜30日まで大阪・シアターカフェNyanで一人芝居、てまりの第三回公演『からの箱』が予定されているので、皆さんそちらのほうもご都合よければぜひ!!
(てめえ自身観に行けよ!! と、呼ぶ声あり)
そして、丸山君の新作2本目は、『私が代わりにみてきました』。
Twitterのアンケート結果に従い、誰も観ないだろう映画を丸山君が代わりに観てリポートするおなじみのシリーズである。
今回は、『さらば青春、されど青春』。
ん? 森田健作主演のドラマの焼き直し?
と思った方は大間違い。
実はこの映画、かの幸福の科学の大川隆法の自伝、その青春時代を描いたものだという。
そらそんな映画、関係者か含むところがある人以外、なかなか観にいかんやろう…。
そこは丸山君のデフォルメ、くすぐりは目いっぱいでついつい笑ってしまったが、映画自体はとんでもはっぷんの内容だったよう。
推して知るべしというやつだ。
それにしても、信じる者は救われるのかしら……。
と、今回の丸山交通公園ワンマンショーも盛りだくさんでした。
ああ、面白かった!!
アルテミス・カルテット
☆アルテミス・カルテット
座席:1階LD列6番
(2018年6月10日14時開演/兵庫県立芸術文化センター小ホール)
アルテミス・カルテットの来日公演を聴きに、西宮の兵庫県立芸術文化センターまで足を運んだ。
1989年に結成され、ベートーヴェンの弦楽4重奏曲全集などVirginレーベル(現Warner)に鮮烈な録音を残してもいるアルテミス・カルテットだが、ヴィオラのフリーデマン・ヴァイクルの早世等、幾度かの交代を経て、現在のメンバーはヴィネタ・サレイカ(第1ヴァイオリン)、アンシア・クレストン(第2ヴァイオリン)、グレゴール・ジーグル(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)の4人である。
今日演奏されたのは、ベートーヴェンの弦楽4重奏曲第3番、ヤナーチェクの弦楽4重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、モーツァルトの弦楽4重奏曲第19番「不協和音」の3曲。
アルテミス・カルテットは、意欲的なプログラムに相応しい、精度が高く密度の濃い演奏を繰り広げていた。
1曲目は、実質的にベートーヴェンが最初に作曲した弦楽4重奏曲という第3番。
栴檀は双葉より芳し、という言葉通り、ベートーヴェンの表現意欲が表された作品で、特に感心し感嘆したのが第2楽章だった。
孤が孤であり個が個でありながら、というか孤が孤であり個が個であるからこそ、このアンサンブルが生まれてくるのだということがよくわかる、掛け合いの妙が発揮された演奏となっていて、ぐっと惹き込まれた。
第3楽章、第4楽章の攻めの姿勢も強く印象に残る。
続く、ヤナーチェクの弦楽4重奏曲第1番は、トルストイの『クロイツェル・ソナタ』の影響の下に作曲された作品。
ギリギリガリガリという「雑音」も織り込んだヤナーチェクの音楽の先駆性とともに、後期ロマン派にも通じる抒情性、私小説ならぬ私音楽的な感情の劇的な変化をアルテミス・カルテットは巧みに再現していた。
いやあ、なんと美しい音楽だろう。
なんと美しい演奏だろう。
休憩を挟んで、3曲目はモーツァルトの「不協和音」。
「不協和音」という愛称のもとになった冒頭部分から一瞬にして長調に転じる明快さ、明晰さがこの曲の象徴ではないか。
いわゆるピリオド・スタイルの影響云々かんぬんを抜きにして、アルテミス・カルテットの澱みない流れるような演奏を愉しんだ。
もちろん、それいけどんどん、モーツァルト超特急なんて粗さとは無縁。
細やかな目配りの届いた解釈であったことは言うまでもない。
盛大な拍手に応えて、アンコールが2曲。
まずは、メンデルスゾーンの弦楽4重奏曲第3番から第3楽章が演奏された。
憂いとほとばしるような激情が同居した音楽で、サレイカのソロが光っていた。
そして、最後にヨハン・セバスティアン・バッハの4声のコラール「聖霊の豊かな恵みを」BWV.295。
それこそ音楽の基礎、本質とでも呼ぶべき作品であり、演奏だった。
そうそう、アルテミス・カルテットの演奏スタイルを書いておかなきゃいけないんだ。
チェロのルンゲ以外は立ったままの演奏。
と、言ってもルンゲも落語の高座風の台の上の椅子に座っているので、目の高さは他の3人とそれほど変わらない位置にあり、アイコンタクトはばっちりである。
譜面にi padを使うクレストンなど、楽器の弾き方に各々の特性が出る反面、ここぞというところでのアンサンブルのまとまりも耳・目でよくわかった。
「革新的な音楽を創造する、世界屈指のアンサンブル」というチラシの惹句に掛け値なし、とても充実した聴き応えのあるコンサートだった。
ああ、素晴らしかった!!!!
座席:1階LD列6番
(2018年6月10日14時開演/兵庫県立芸術文化センター小ホール)
アルテミス・カルテットの来日公演を聴きに、西宮の兵庫県立芸術文化センターまで足を運んだ。
1989年に結成され、ベートーヴェンの弦楽4重奏曲全集などVirginレーベル(現Warner)に鮮烈な録音を残してもいるアルテミス・カルテットだが、ヴィオラのフリーデマン・ヴァイクルの早世等、幾度かの交代を経て、現在のメンバーはヴィネタ・サレイカ(第1ヴァイオリン)、アンシア・クレストン(第2ヴァイオリン)、グレゴール・ジーグル(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)の4人である。
今日演奏されたのは、ベートーヴェンの弦楽4重奏曲第3番、ヤナーチェクの弦楽4重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、モーツァルトの弦楽4重奏曲第19番「不協和音」の3曲。
アルテミス・カルテットは、意欲的なプログラムに相応しい、精度が高く密度の濃い演奏を繰り広げていた。
1曲目は、実質的にベートーヴェンが最初に作曲した弦楽4重奏曲という第3番。
栴檀は双葉より芳し、という言葉通り、ベートーヴェンの表現意欲が表された作品で、特に感心し感嘆したのが第2楽章だった。
孤が孤であり個が個でありながら、というか孤が孤であり個が個であるからこそ、このアンサンブルが生まれてくるのだということがよくわかる、掛け合いの妙が発揮された演奏となっていて、ぐっと惹き込まれた。
第3楽章、第4楽章の攻めの姿勢も強く印象に残る。
続く、ヤナーチェクの弦楽4重奏曲第1番は、トルストイの『クロイツェル・ソナタ』の影響の下に作曲された作品。
ギリギリガリガリという「雑音」も織り込んだヤナーチェクの音楽の先駆性とともに、後期ロマン派にも通じる抒情性、私小説ならぬ私音楽的な感情の劇的な変化をアルテミス・カルテットは巧みに再現していた。
いやあ、なんと美しい音楽だろう。
なんと美しい演奏だろう。
休憩を挟んで、3曲目はモーツァルトの「不協和音」。
「不協和音」という愛称のもとになった冒頭部分から一瞬にして長調に転じる明快さ、明晰さがこの曲の象徴ではないか。
いわゆるピリオド・スタイルの影響云々かんぬんを抜きにして、アルテミス・カルテットの澱みない流れるような演奏を愉しんだ。
もちろん、それいけどんどん、モーツァルト超特急なんて粗さとは無縁。
細やかな目配りの届いた解釈であったことは言うまでもない。
盛大な拍手に応えて、アンコールが2曲。
まずは、メンデルスゾーンの弦楽4重奏曲第3番から第3楽章が演奏された。
憂いとほとばしるような激情が同居した音楽で、サレイカのソロが光っていた。
そして、最後にヨハン・セバスティアン・バッハの4声のコラール「聖霊の豊かな恵みを」BWV.295。
それこそ音楽の基礎、本質とでも呼ぶべき作品であり、演奏だった。
そうそう、アルテミス・カルテットの演奏スタイルを書いておかなきゃいけないんだ。
チェロのルンゲ以外は立ったままの演奏。
と、言ってもルンゲも落語の高座風の台の上の椅子に座っているので、目の高さは他の3人とそれほど変わらない位置にあり、アイコンタクトはばっちりである。
譜面にi padを使うクレストンなど、楽器の弾き方に各々の特性が出る反面、ここぞというところでのアンサンブルのまとまりも耳・目でよくわかった。
「革新的な音楽を創造する、世界屈指のアンサンブル」というチラシの惹句に掛け値なし、とても充実した聴き応えのあるコンサートだった。
ああ、素晴らしかった!!!!