世は三連休明け。
どんよりとした感じはありつつも、青空の一日。
気温は低く、寒さがとても厳しい。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいませ。
風邪など召しませんように。
体調、今一つ。
両耳の不調も続く。
俳優の川地民夫が亡くなった。79歳。
神奈川県逗子市の出身で、隣家に石原裕次郎が住んでいたことがきっかけとなって日活に入社し、小林旭、沢本忠雄(あほぼん!)との「三悪トリオ」で売り出される。
数々の作品に出演し、特に鈴木清順監督の作品で知られた。
その後、東映に活動の場を移す一方、テレビドラマでも活躍した。
代表作としては、日活時代の鈴木清順監督の『野獣の青春』と東映での菅原文太との『まむしの兄弟』シリーズを挙げるべきか。
そういえば、『破れ傘刀舟悪人狩り』に川地さんがゲスト出演して蝮の辰三という岡っ引きの役をやっていたが、これは『まむしの兄弟』シリーズを意識したものだろう。
事実婚となる中原早苗のほか、三度結婚をしている。
そういえば、当方のブログの『中原早苗が亡くなった』という記事の読者が昨日から増えていて、いったいどうしてだろうと思っていたところ、今朝の朝刊で川地さんの訃報で理由がわかった。
その記事では殿山泰司の『三文役者あなあきい伝』PART2<ちくま文庫>から、中原早苗と川地民夫の結婚していた頃に関する部分を抜き書きしていたのだ。
実は、もともとは「不良少年と映画の関係」という題で川地民夫について書かれてあって、逗子の駅前で松竹大船に所属していた殿山泰司に「おい、おやっさん、タバコくれよ」とたかってくる学生の不良がいたが、四、五年後、日活撮影所で役者となったその不良少年と再会した、なんとその少年こそ川地さんだったというものである。
日本選手団に限らずオリンピックでの選手の活躍は快いものだけれど、そればっかりがクローズアップされてもと思わないではない。
マスメディアが追及すべきことは多々あるだろうから。
目くらましの八百長猿芝居には絶対騙されまい。
そして、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
昨夜、19時過ぎに外出し、錦湯さんへ。
17回目となる座錦湯を愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
終演後、買い物をすませ、22時台に帰宅する。
遅めの夕飯後、NPO Radio4でヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第3番とスクリャービンの交響曲第3番「神聖な詩」(ラフマニノフの独奏は、ベフゾド・アブドゥライモフ/2017年10月5日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、リオネル・ブランギエ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲、スクリャービンの交響曲第4番「法悦の詩」(ラフマニノフの独奏は、シモン・トルプチェスキ/2014年5月23日、同)、マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したドビュッシーの管弦楽のための映像から「イベリア」、ファリャのバレエ音楽『三角帽子』組曲第1番&第2番、マスネの組曲第5番「ナポリの風景」、レスピーギの交響詩『ローマの松』(2015年1月11日、同)を聴いたりしながら座錦湯の感想をアップしたり、作業を進めたりしたのち、4時半少し前に寝床に就く。
8時台に目醒め、9時半に起きる。
午前中、NPO Radio4でマリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したオネゲルの交響曲第3番「典礼風」、リヒャルト・シュトラウスの交響詩『英雄の生涯』と楽劇『ばらの騎士』組曲抜粋(2004年9月4日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『冬の宿』を書き進めたり、『水上瀧太郎全集 四巻』<岩波書店>を読み進めたりする。
午後、NPO Radio4でゲルギエフ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とプロコフィエフの交響曲第6番他(2016年5月20日、同)、ダニエレ・ガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したラヴェルのバレエ音楽『ダフニスとクロエ』組曲第2番、リサ・バティアシュヴィリの独奏によるプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番、ストラヴィンスキーのバレエ音楽『カルタ遊び』(同年12月15日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水上瀧太郎全集 四巻』を読み進めたりする。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、NPO Radio4でトーマス・ヘンゲルブロック指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したシューマンの交響曲第4番、ケイト・リンゼイのメゾソプラノ独唱によるハイドンの『ベレニーチェよ、何をしようとしているのか』とモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』から「恋とはどんなものかしら」、ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」(2014年11月2日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、雑件を片付けたりする。
夕飯後、NPO Radio4でジョン・エリオット・ガーディナー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したエルガーの序曲『コケイン』、アン・ハレンバーグのメゾソプラノ独唱によるマーラーのリュッケルト歌曲集、エルガーの交響曲第2番(2017年3月5日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水上瀧太郎全集 四巻』を読み進めたりする。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2018年02月13日
第17回座錦湯
☆第17回座錦湯
出演:月亭方気さん、桂あおばさん、桂三実さん、笑福亭智丸さん
(2018年2月12日20時開演/錦湯)
いやあ、痛い。
いくらなんでも氷点下の寒さにはかなわない。
そんな厳しく激しい寒さが続く京この頃だが、三連休最終日の今夜も座錦湯は問題なく開催された。
17回目となる今回は、支配人の方気さんに、おなじみのあおばさん、三実さん、智丸さんの四人のご出演。
定刻20時を過ぎたあたりで、方気さんが高座へ。
バレンタインが近いということで、まずはふるまいチョコあり。
多謝!!
次に先週の急な休みに関して報告があったのち、ほんまに、ほんま、ほんまに、ほんま…とどこかで耳にしたフレーズを繰り返す方気さん。
おやこれは、と思っていると、これからは今までかけてこなかったネタを掘り出していくことにしたいという趣向とのことで、その一発目として、ほんの僅かな期間入門していた月亭可朝さんにつけてもらった唯一のネタである『犬の目』をつけてもらった通りにかけてみると本題に入って行った。
『犬の目』といえば、月亭太遊さんや月亭遊真さんも錦湯でかけている月亭一門にとってはおなじみのネタの一つだが、方気さんは可朝さん流儀。
はじまりからして変化球というか、あえてテンポをずらして軽みの効いた筋運び。
患者と医者、医者と助手のやり取りの滑稽さが増している。
実に新鮮でおかしな『犬の目』だった。
続いては、あおばさんの登場。
実は、座錦湯さんの公式アカウントのツイートではあえて出演者として記載されていなかったあおばさんだけれど、我が意を得たりしてやったりと快調な出だし。
最近、桂枝雀さんのSR落語にはまっているといくつか例として演じた上で、自作のSR落語も披露する。
その流れで、素人さん・学生さんの演じる落語を観聴きすると刺激を受けるとも。
続いて、ざこば師匠とのエピソードなども語って盛り上げる。
まさしく舌好調。
さらには、まだ錦湯さんでもかけてない古典のネタがいくつかあると、そのうち『ろくろ首』の冒頭部分をさらっとかけてお客さんの反応を試したりもする。
途中のアクシデントも巧く笑いに変えて、大きな拍手の中、あおばさんは高座を下りた。
三人目は、三実さんだ。
自分は高校を卒業してすぐ(桂文枝=当時三枝師匠)に入門したので、勉強したといえばかれこれ7、8年前になるがと断ってから本題の新作へ。
ある高校生が好きな女の子を紹介してもらうために友人とのしりとり勝負に挑むが…。
といった展開の作品で、しりとりや会話の中に学校で習ったあれやこれやが巧みに織り込まれている。
そのチョイスが的確というか、面白い。
流れのよい快活な口演だったが、後半の「変容」(とあえて呼びたくなる)も皮肉が効いていておかしかった。
トリを務めたのは、智丸さん。
今日の出演者で酒好きといえば支配人の方気さんがいっとう最初にくるだろうが、自分もそれなりの酒好き。
だからお酒の噺をしたいのだけれど、ここ錦湯さんではなぜだか「汚い」ネタが多くなってしまう、その点ご勘弁を、と断って演じたのは『禁酒関所』。
殿様から酒を飲むなと禁酒のお達しがあり、酒を持ち込んではならじと関所まで設けられてはいるが、そこは酒好きの侍のこと、どうにか屋敷まで酒を届けてくれと頼んできた。
そこで、酒屋の連中はあの手この手を思い付くのだけれど…。
というおなじみの古典で、智丸さんは規矩によくそった丁寧な筋運び。
それでいて、侍と酒屋の人間のやり取りの滑稽さ、丁稚のかわいらしさにも欠けていない。
智丸さんの渋み、よい意味での荒味の効いた声も噺の雰囲気によく合っていた。
最後は、四人のトークで〆た。
なぜだかご機嫌の方気さんや、三実さんや智丸さんにネタを振るあおばさんと、ここでも皆さん快調だった。
そうそう、方気さんと智丸さんは入門が同期だが、そのことに関して近々何か報告があるかもしれない様子。
これまた愉しみだ。
と、今夜も盛りだくさんの座錦湯。
ああ、面白かった!!
そして、毎週月曜20時は錦湯さんに皆さんぜひ!!
出演:月亭方気さん、桂あおばさん、桂三実さん、笑福亭智丸さん
(2018年2月12日20時開演/錦湯)
いやあ、痛い。
いくらなんでも氷点下の寒さにはかなわない。
そんな厳しく激しい寒さが続く京この頃だが、三連休最終日の今夜も座錦湯は問題なく開催された。
17回目となる今回は、支配人の方気さんに、おなじみのあおばさん、三実さん、智丸さんの四人のご出演。
定刻20時を過ぎたあたりで、方気さんが高座へ。
バレンタインが近いということで、まずはふるまいチョコあり。
多謝!!
次に先週の急な休みに関して報告があったのち、ほんまに、ほんま、ほんまに、ほんま…とどこかで耳にしたフレーズを繰り返す方気さん。
おやこれは、と思っていると、これからは今までかけてこなかったネタを掘り出していくことにしたいという趣向とのことで、その一発目として、ほんの僅かな期間入門していた月亭可朝さんにつけてもらった唯一のネタである『犬の目』をつけてもらった通りにかけてみると本題に入って行った。
『犬の目』といえば、月亭太遊さんや月亭遊真さんも錦湯でかけている月亭一門にとってはおなじみのネタの一つだが、方気さんは可朝さん流儀。
はじまりからして変化球というか、あえてテンポをずらして軽みの効いた筋運び。
患者と医者、医者と助手のやり取りの滑稽さが増している。
実に新鮮でおかしな『犬の目』だった。
続いては、あおばさんの登場。
実は、座錦湯さんの公式アカウントのツイートではあえて出演者として記載されていなかったあおばさんだけれど、我が意を得たりしてやったりと快調な出だし。
最近、桂枝雀さんのSR落語にはまっているといくつか例として演じた上で、自作のSR落語も披露する。
その流れで、素人さん・学生さんの演じる落語を観聴きすると刺激を受けるとも。
続いて、ざこば師匠とのエピソードなども語って盛り上げる。
まさしく舌好調。
さらには、まだ錦湯さんでもかけてない古典のネタがいくつかあると、そのうち『ろくろ首』の冒頭部分をさらっとかけてお客さんの反応を試したりもする。
途中のアクシデントも巧く笑いに変えて、大きな拍手の中、あおばさんは高座を下りた。
三人目は、三実さんだ。
自分は高校を卒業してすぐ(桂文枝=当時三枝師匠)に入門したので、勉強したといえばかれこれ7、8年前になるがと断ってから本題の新作へ。
ある高校生が好きな女の子を紹介してもらうために友人とのしりとり勝負に挑むが…。
といった展開の作品で、しりとりや会話の中に学校で習ったあれやこれやが巧みに織り込まれている。
そのチョイスが的確というか、面白い。
流れのよい快活な口演だったが、後半の「変容」(とあえて呼びたくなる)も皮肉が効いていておかしかった。
トリを務めたのは、智丸さん。
今日の出演者で酒好きといえば支配人の方気さんがいっとう最初にくるだろうが、自分もそれなりの酒好き。
だからお酒の噺をしたいのだけれど、ここ錦湯さんではなぜだか「汚い」ネタが多くなってしまう、その点ご勘弁を、と断って演じたのは『禁酒関所』。
殿様から酒を飲むなと禁酒のお達しがあり、酒を持ち込んではならじと関所まで設けられてはいるが、そこは酒好きの侍のこと、どうにか屋敷まで酒を届けてくれと頼んできた。
そこで、酒屋の連中はあの手この手を思い付くのだけれど…。
というおなじみの古典で、智丸さんは規矩によくそった丁寧な筋運び。
それでいて、侍と酒屋の人間のやり取りの滑稽さ、丁稚のかわいらしさにも欠けていない。
智丸さんの渋み、よい意味での荒味の効いた声も噺の雰囲気によく合っていた。
最後は、四人のトークで〆た。
なぜだかご機嫌の方気さんや、三実さんや智丸さんにネタを振るあおばさんと、ここでも皆さん快調だった。
そうそう、方気さんと智丸さんは入門が同期だが、そのことに関して近々何か報告があるかもしれない様子。
これまた愉しみだ。
と、今夜も盛りだくさんの座錦湯。
ああ、面白かった!!
そして、毎週月曜20時は錦湯さんに皆さんぜひ!!