青空の見えた一日。
ただし、どんよりとした感じもあり。
明日は雨らしい。
気温も上昇し、早春を思わせる穏やかさだった。
が、当然また寒さがぶり返すとも。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいませ。
風邪など召しませんように。
体調、今一つ。
両耳の不調も続く。
安倍首相は昭恵夫人とともに海外歴訪中と。
厚顔無恥な夫妻が海外でも厚顔無恥な振る舞いを繰り返しているようだ。
度し難い。
もちろん、安倍首相や昭恵夫人のみを追及すればどうこうというわけではない。
しょせん彼彼女は傀儡に過ぎない。
根底にあるものを変化させることを考えなければ、事態は悪化するばかりである。
ただ、そうは言っても安倍首相には早々に辞任してもらいたいものだが。
目くらましの八百長猿芝居には絶対騙されまい。
昨夜、18時台に外出して下京図書館へ。
長嶋有の『もう生まれたくない』<講談社>、高橋安幸の『根本陸夫伝』<集英社>、多和田葉子の『百年の散歩』<新潮社>、川良浩和の『忘れられないひと、杉村春子』<同>、木内昇の『球道恋々』<同>、木佐木勝の『木佐木日記』上・下<中央公論新社>を返却し、予約しておいた澤田隆治の『私説大阪テレビコメディ史』<筑摩書房>、渡辺京二の『父母の記』<平凡社>、戸川安宣の『ぼくのミステリ・クロニクル』<国書刊行会>、乗代雄介の『本物の読書家』<講談社>、森内俊雄の『道の向こうの道』<新潮社>、内田光子が弾いたシューマンの森の情景、ピアノ・ソナタ第2番、暁の歌<DECCA>を新たに借りる。
その後、買い物をすませて錦湯さんへ。
第13回目となる座錦湯を愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
で、買い物をすませて22時台に帰宅する。
帰宅後、内田光子が弾いたシューマンのアルバム、NPO Radio4でヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第3番とリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・キホーテ』(1997年6月14日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、レオナルド・ガルシア=アラルコン指揮オランダ放送フィルが演奏したラモーの歌劇『イポリートとアリシ』組曲、ノア・ヴィルツフットの独奏によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」、ハイドンの交響曲第26番「ラメンタツィオーネ」(2017年9月10日、同)を聴いたりしながら、座錦湯の感想をアップしたり、作業を進めたりしたのち、3時20分過ぎに寝床に就く。
内田光子が弾いたシューマンは、細部に至るまで目配りが届いた密度の濃い演奏だった。
9時20分過ぎに起きる。
午前中、ベルナルト・ハイティンク指揮オランダ放送フィル他が演奏したブルックナーのテ・デウムと交響曲第9番(2016年2月27日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『冬の宿』を書き進めたり、倉科岳志の『イタリア・ファシズムを生きた思想家たち』<岩波書店>を読み進めたりする。
午後、NPO Radio4でフランス・ブリュッヘン指揮オランダ放送室内管弦楽団が演奏したシューマンのヴァイオリン協奏曲とブラームスのセレナード第1番(シューマンは、トーマス・ツェートマイヤーの独奏/1994年10月2日、同)、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や『武田和歌子のぴたっと。』、NPO Radio4でツェートマイヤー指揮ムジークコレギウム・ヴィンタートゥールが演奏したサン・サーンスのチェロ協奏曲第1番とベートーヴェンの交響曲第6番「田園」(サン・サーンスは、ミッシャ・マイスキーの独奏/2017年11月5日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『冬の宿』を書き進めたりする。
ツェートマイヤーが指揮した田園交響曲の第3楽章では、トランペットが即興的なソロを聴かせており、ちょっとびっくりした。
『イタリア・ファシズムを生きた思想家たち』を読了する。
「クローチェと批判的継承者」と副題にある通り、ベネデット・クローチェを中心に、グラムシやヴォルペ、デ・マルティーノといったイタリアの思想家たちがファシズムとどう考察し、どう対峙したのかを検証した一冊であり、著者である倉科さんの問題意識を含めて、刺激を受けるところ非常に大だった。
で、倉科さんが京都産業大学の准教授であることやグラムシとの繋がりからいろいろと調べていて、立命館大学文学部時代の後輩、いっちゃんこと市井吉興君が産業社会学部の教授になっていることを知った。
ついでにいえば、国際関係の院で一緒だった高嶋正晴さんや大塚陽子さんもそれぞれ産社と政策科学の教授になっている。
継続は力なり!
こちらも励まなきゃ。
続けて、『私説大阪テレビコメディ史』を読み始める。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、NPO Radio4でステファヌ・ドゥネーヴ指揮ロッテルダム・フィルが演奏したミヨーのバレエ音楽『世界の創造』、ゴーティエ・カプソンの独奏によるギヨーム・コネソンのチェロ協奏曲、ガーシュウィンのパリのアメリカ人、ラヴェルのボレロ(2018年1月11日、ロッテルダム・デ・ドゥーレン)を聴いたりしながら、『私説大阪テレビコメディ史』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。
途中夕飯を挟み、ABCラジオの『伊藤史隆のラジオノオト』を聴く。
夕飯後、NPO Radio4でリオネル・ブランギエ指揮ロッテルダム・フィルが演奏したルーセルの交響曲第3番、ベルリオーズの序曲『ローマの謝肉祭』、ニコラ・アンゲリッシュの独奏によるラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲、バレエ音楽『ダフニスとクロエ』組曲第2番(2013年1月25日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『私説大阪テレビコメディ史』を読み進めたりする。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
日付が変われば、1月17日だ。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2018年01月16日
第13回座錦湯
☆第13回座錦湯
出演:月亭方気さん、桂三幸さん、桂ちきんさん
大喜利出演:地主君
(2018年1月15日20時開演/錦湯)
もし昨日会が開かれてたら死んでたんとちゃう、という桂三幸さんの言葉が大袈裟ではないほどとてつもなく厳しい寒さが続いたここ数日の京都だったが、運よく今夜はだいぶんと寒さが和らいで、錦湯さんには常連さんやリピーターさんが集まった。
新春二回目となる第13回座錦湯は、現支配人の月亭方気さんに前支配人の桂三幸さん、そして浪速のチャップリンこと桂ちきんさんの三人の出演。
今回はスタートのトークは抜きで、早速方気さんが高座に上がる。
前回お題を集めた新作の件、時期も時期だけにバレンタインデーをいただいてきちんとできました。
と、ここまではよかったのだけれど、大事な虎の巻を忘れてしまい、あえなく断念…。
1月20日19時15分より開演の、大阪は阿波座enocoブラックスタジオでの「ひうち落語会」を乞うご期待!
ということで、ここ一週間の近況報告へ。
商売繁盛笹もってこいの掛け声でおなじみ十日戎から、祭の出店で見かけたアベックのエピソードで笑いを生んだのち、本題の『道具屋』に入る。
ただし、あほな男に道具屋をやれと勧めるおっさんとのやり取りはなくて、どうやら道具屋をやってみようと思い立った「足りない」男に、隣の店の男が出店の出し方を教えるところから話は始まる。
くすぐりの多い話で、方気さんはそこにメタ的突っ込みを入れつつさらに笑いをとっていったが、やはり見せ場は木刀と知らずにそれを抜こうとするお客と道具屋の男の押し引きのところ。
表情に息遣い、必死のぱっちというか、方気さんの力の入れ具合が真に迫っておかしかった。
続いては、ちきんさん。
今日はバディ(相棒)の讃岐のヒッチコックこと福神よしきさんがいないので、落語を聴かせてくれるのかなと思っていたら、登場したちきんさんはなんと洋服姿。
開口一番、R2-D2です、とつかみはOK。
で、R1グランプリでのエピソードなど、時折お客さんへと声をかけながら、ちぎっては投げちぎっては投げといった勢いのスタンダップ・コメディーを繰り広げる。
いやあ、その疾風怒頭、じゃない疾風怒濤ぶりには笑ってしまった。
錦湯さんならではの一幕。
トリは、桂三幸さん。
まずは、挨拶代わりにお師匠さんの桂文枝さんの話題をひとくさり。
そして、ちきんさんのR1グランプリの話を受けつつ、ネオはめ物を駆使したそのR1グランプリ対応のネタを披露。
以前、錦湯さん(のお客さん)を嵐に巻き込んだ野球ネタの続きにあたる部分で、くすぐりの積み重ねが面白かった。
一方、本題は古典の『半分雪』。
江戸で勝負を終えた関取を訪ねて町内の若い衆がやって来るが、相手をした関取の女房は口から出まかせの話ばかりして…。
相撲といえば最近何かと話題だが、三幸さんはもちろんくすぐりに巧くそうした話題を取り込んでいた。
そして、何を言っても憎めない女房のキュートさ、軽さが強く印象に残った。
最後は、久しぶりに大喜利を決行!
三幸さん仕切りの下、ちきんさん、方気さん、お客さんの地主君が大喜利勝負に挑んだが、なんといってもちきんさんの即答ぶりがすごい。
昔、NHKのテレビ番組に『脱線問答』というのがあって、そこで司会のはかま満緒から「早いのが取り柄岡本信人君」と岡本信人が言われていたけれど、ちきんさんは間をあけないのが取り柄、それも十分な取り柄と評したくなるくらい。
いずれにしても、ある種前衛芸術を目にしているかの如き大喜利だった。
と、今回も盛りだくさんの座錦湯さんでした。
毎週月曜20時は、皆さんも錦湯さんにぜひ!
ああ、面白かった!!
出演:月亭方気さん、桂三幸さん、桂ちきんさん
大喜利出演:地主君
(2018年1月15日20時開演/錦湯)
もし昨日会が開かれてたら死んでたんとちゃう、という桂三幸さんの言葉が大袈裟ではないほどとてつもなく厳しい寒さが続いたここ数日の京都だったが、運よく今夜はだいぶんと寒さが和らいで、錦湯さんには常連さんやリピーターさんが集まった。
新春二回目となる第13回座錦湯は、現支配人の月亭方気さんに前支配人の桂三幸さん、そして浪速のチャップリンこと桂ちきんさんの三人の出演。
今回はスタートのトークは抜きで、早速方気さんが高座に上がる。
前回お題を集めた新作の件、時期も時期だけにバレンタインデーをいただいてきちんとできました。
と、ここまではよかったのだけれど、大事な虎の巻を忘れてしまい、あえなく断念…。
1月20日19時15分より開演の、大阪は阿波座enocoブラックスタジオでの「ひうち落語会」を乞うご期待!
ということで、ここ一週間の近況報告へ。
商売繁盛笹もってこいの掛け声でおなじみ十日戎から、祭の出店で見かけたアベックのエピソードで笑いを生んだのち、本題の『道具屋』に入る。
ただし、あほな男に道具屋をやれと勧めるおっさんとのやり取りはなくて、どうやら道具屋をやってみようと思い立った「足りない」男に、隣の店の男が出店の出し方を教えるところから話は始まる。
くすぐりの多い話で、方気さんはそこにメタ的突っ込みを入れつつさらに笑いをとっていったが、やはり見せ場は木刀と知らずにそれを抜こうとするお客と道具屋の男の押し引きのところ。
表情に息遣い、必死のぱっちというか、方気さんの力の入れ具合が真に迫っておかしかった。
続いては、ちきんさん。
今日はバディ(相棒)の讃岐のヒッチコックこと福神よしきさんがいないので、落語を聴かせてくれるのかなと思っていたら、登場したちきんさんはなんと洋服姿。
開口一番、R2-D2です、とつかみはOK。
で、R1グランプリでのエピソードなど、時折お客さんへと声をかけながら、ちぎっては投げちぎっては投げといった勢いのスタンダップ・コメディーを繰り広げる。
いやあ、その疾風怒頭、じゃない疾風怒濤ぶりには笑ってしまった。
錦湯さんならではの一幕。
トリは、桂三幸さん。
まずは、挨拶代わりにお師匠さんの桂文枝さんの話題をひとくさり。
そして、ちきんさんのR1グランプリの話を受けつつ、ネオはめ物を駆使したそのR1グランプリ対応のネタを披露。
以前、錦湯さん(のお客さん)を嵐に巻き込んだ野球ネタの続きにあたる部分で、くすぐりの積み重ねが面白かった。
一方、本題は古典の『半分雪』。
江戸で勝負を終えた関取を訪ねて町内の若い衆がやって来るが、相手をした関取の女房は口から出まかせの話ばかりして…。
相撲といえば最近何かと話題だが、三幸さんはもちろんくすぐりに巧くそうした話題を取り込んでいた。
そして、何を言っても憎めない女房のキュートさ、軽さが強く印象に残った。
最後は、久しぶりに大喜利を決行!
三幸さん仕切りの下、ちきんさん、方気さん、お客さんの地主君が大喜利勝負に挑んだが、なんといってもちきんさんの即答ぶりがすごい。
昔、NHKのテレビ番組に『脱線問答』というのがあって、そこで司会のはかま満緒から「早いのが取り柄岡本信人君」と岡本信人が言われていたけれど、ちきんさんは間をあけないのが取り柄、それも十分な取り柄と評したくなるくらい。
いずれにしても、ある種前衛芸術を目にしているかの如き大喜利だった。
と、今回も盛りだくさんの座錦湯さんでした。
毎週月曜20時は、皆さんも錦湯さんにぜひ!
ああ、面白かった!!