世は三連休明け。
晴天。
いいお天気、いい青空の一日となる。
気温は少しだけ上昇し、日中は僅かに過ごしやすかったか。
夕方以降は、相当冷え込むが。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいませ。
風邪など召しませんように。
体調、今一つ。
両耳の不調も続く。
北朝鮮が平昌オリンピックへの参加を表明した。
いろいろと考えることあり。
沖縄で、在日米軍のヘリコプターがまた不時着したと報じられている。
ネトウヨというか、安倍首相一党のサポーターなどという因循姑息な連中は、これでも沖縄県の人々のやらせなどと愚劣下劣な言葉を繰り返すのだろう。
度し難い。
因循姑息な連中に支えられて恥じない者こそ、最も因循姑息な者だ。
そのような愚も愚、下も下な人間が推し進める改憲など、とうてい賛同できるものではない。
目くらましの八百長猿芝居には絶対騙されまい。
昨夜、19時過ぎに外出し、錦湯さんへ。
今年最初の座錦湯を愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
終了後、支配人さん提供の今年のダイアリーをいただき、常連さんから海外旅行のお土産をいただく。
嬉しいかぎり。
その後、常連さんと遅めの夕飯をすませ、24時過ぎに帰宅した。
帰宅後、NPO Radio4でダニエル・ハーディング指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したショパンのピアノ協奏曲第2番とブラームスの交響曲第2番(ショパンの独奏はラン・ラン/2009年5月7日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、ヴェルディの歌劇『椿姫』から第3幕への前奏曲、ラインフォスのフオーコ・エ・フーモ、ステファノ・ボラーニのピアノ独奏によるガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー、ボラーニが弾いた『ガール・クレイジー』からアイ・ゴット・リズム、ストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』・1947年版(2015年6月12日、同)を聴いたりしながら、座錦湯の感想をアップしたり、作業を進めたりしたのち、4時20分過ぎに寝床に就く。
10時に起きる。
午前中、NPO Radio4でハーディング指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したブルックナーの交響曲第5番(同年8月17日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『冬の宿』を書き進めたりする。
午後、NPO Radio4でフランツ・ヴェルザー=メスト指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したモーツァルトのホルン協奏曲第2番とブルックナーの交響曲第7番(モーツァルトの独奏はローレンス・ワウデンベルク/2016年4月22日、同)、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や『武田和歌子のぴたっと。』、NPO Radio4でズビン・メータ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したブルックナーの交響曲第8番(2005年12月2日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
木内昇の『球道恋々』<新潮社>を読了する。
ひょんなことから母校一高野球部のコーチを引き受けることとなった宮本銀平を中心に、明治の末から大正の初めにかけて野球の魅力に取りつかれた人々の姿を描いた長篇小説。
単に野球、スポーツばかりではなく、生や死について考えさせられる作品でもある。
ああ、面白かった!!
続けて、木佐木勝の『木佐木日記』上<中央公論新社>を読み始める。
大正時代、中央公論の記者として活動した著者が自らの日記を公としたもの。
ちなみに、日記は『球道恋々』から少しあとの時期に書かれたもので、『球道恋々』に登場していた実在の人物に関する記載もあるようだ。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、NPO Radio4でベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したシューマンのピアノ協奏曲とブルックナーの交響曲第9番(シューマンはマレイ・ペライアの独奏/2009年3月8日、同)を聴いたりしながら、『冬の宿』について考えたり、『木佐木日記』上を読み進めたりする。
途中夕飯を挟み、ABCラジオの『伊藤史隆のラジオノオト』を聴く。
夕飯後、NPO Radio4でベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第3番とピアノ協奏曲第1番(協奏曲はエマニュエル・アックスの独奏/2010年12月19日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『木佐木日記』上を読み進めたりする。
今日は、甘いものは食さず。
ただし、昨日は座錦湯の常連さんからいただいたお土産のチョコレートを食す。
なかなか美味しうございました。
ごちそうさま!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2018年01月09日
第12回座錦湯
☆第12回座錦湯
出演:月亭方気さん、桂恩狸さん
(2018年1月8日20時開演/錦湯)
三連休最終日は、あいにくの雨。
それでも錦湯さんには、常連さん、リピーターさんがなかなかに集まって、新年一回目に相応しい会となった。
12回目となる座錦湯は、支配人の月亭方気さんとお久しぶりの桂恩狸さんの出演。
定刻20時を少し過ぎたあたりで登場したお二人だが、方気さんは黒の紋付、一方恩狸さんは白ではないけれどアイボリーというかクリームというか白系統の色合いということで、コントラストがよくきいている。
で、先代の支配人桂三幸さん時代以降、久しぶりの出演となる恩狸さんは、The錦湯や座錦湯の番組の組み方、つまるところ自分にとって錦湯さん出演へのハードルが非常に高かったと熱弁をふるう。
その途中、前回出演時に左手を骨折していたことの原因や、例年年末に恩狸さんと方気さんで参加している蟹食べ放題のツアー(恩狸さんが方気さんをごちそうしている由)について、面白く脱線したりもした。
と、盛り上がったところで、恩狸さんが高座へ。
この座錦湯が今年の高座初めになるという恩狸さんは、12日の桂文福一門会に備えて自作の新作『喫茶・鉄』をかける。
昼休みのサラリーマン二人が昼飯でも食べようと足を運んだのは、喫茶・鉄。
いったい何が売りなのだろうと、店に入ったところ鉄は鉄でも鉄板焼きの鉄ではなく…。
すでに何度か接したことのあるネタだけれど、細かいくすぐりや展開などについて、どうすればさらに面白くなるかという恩狸さんの意欲が窺える高座だった。
それとともに、どこから飛び出すかわからない隠し玉というか変化球というか、話の突然の跳躍がいつもながらにおかしかった。
続いては、方気さんだ。
ガキ使や紅白歌合戦、そしてゆく年くる年と大晦日のテレビの話題や、このお正月に関する話題をマクラで語った方気さんは、こういう寒い時分は食べ物、それも暖かい食べ物の噺をかけたいと本題の『時うどん』に入る。
もはや語るまでもない、そして方気さん自身が口にしていた通り、ここ錦湯さんでも初代支配人の月亭太遊さんはじめ数々の落語家さんが取り上げた古典中の古典。
ただし、方気さんは要所要所をきちんと押さえた高座で(ちなみに、方気さんの『時うどん』は二人連れではなく、いわゆる『時蕎麦』として知られている形)、前半の丁寧な仕込みが、後半部分の「変化」に巧く繋がっていた。
特に、しゃむない男がことごとく間を外される際の感情の動き、うどん屋への反応の様がとてもおかしかった。
トリは、二席目となる恩狸さん。
未だ初夢を見ていないと訝りながら、演じ始めたのはこれまた古典中の古典と呼ぶべき『天狗裁き』である。
妙な寝顔をしている男に対し、女房がいったいどんな夢を見ていたと訊く。
夢など見ていないと男は言い張るものの、女房はその言葉を信じようとしない。
隣家の男、家主、町奉行、はては天狗までが男の夢を聞き出そうとするが…。
というSFっぽくもあり、不条理演劇っぽくもある展開だ。
恩狸さんは小細工なしの大柄な口演で、噺の筋がよく伝わってくる。
それとともに、この噺が人間関係というものの微妙さ、崩壊しやすさを笑って、いや嗤ってみせたものであることを改めて感じた。
最後は、方気さんと恩狸さんのトークで〆たが、ここで方気さんがお客さんよりお題を募集。
来週15日の座錦湯で、お題をもとにした新作のネタ下ろしができればと話された。
今年は創作にも力を入れたいと口にする方気さん、果たしてどのような作品に仕上がるか。
こうご期待である!
と、今夜も盛りだくさんの座錦湯でした。
毎週月曜20時は、皆さん錦湯さんへぜひ!
ああ、面白かった!!
出演:月亭方気さん、桂恩狸さん
(2018年1月8日20時開演/錦湯)
三連休最終日は、あいにくの雨。
それでも錦湯さんには、常連さん、リピーターさんがなかなかに集まって、新年一回目に相応しい会となった。
12回目となる座錦湯は、支配人の月亭方気さんとお久しぶりの桂恩狸さんの出演。
定刻20時を少し過ぎたあたりで登場したお二人だが、方気さんは黒の紋付、一方恩狸さんは白ではないけれどアイボリーというかクリームというか白系統の色合いということで、コントラストがよくきいている。
で、先代の支配人桂三幸さん時代以降、久しぶりの出演となる恩狸さんは、The錦湯や座錦湯の番組の組み方、つまるところ自分にとって錦湯さん出演へのハードルが非常に高かったと熱弁をふるう。
その途中、前回出演時に左手を骨折していたことの原因や、例年年末に恩狸さんと方気さんで参加している蟹食べ放題のツアー(恩狸さんが方気さんをごちそうしている由)について、面白く脱線したりもした。
と、盛り上がったところで、恩狸さんが高座へ。
この座錦湯が今年の高座初めになるという恩狸さんは、12日の桂文福一門会に備えて自作の新作『喫茶・鉄』をかける。
昼休みのサラリーマン二人が昼飯でも食べようと足を運んだのは、喫茶・鉄。
いったい何が売りなのだろうと、店に入ったところ鉄は鉄でも鉄板焼きの鉄ではなく…。
すでに何度か接したことのあるネタだけれど、細かいくすぐりや展開などについて、どうすればさらに面白くなるかという恩狸さんの意欲が窺える高座だった。
それとともに、どこから飛び出すかわからない隠し玉というか変化球というか、話の突然の跳躍がいつもながらにおかしかった。
続いては、方気さんだ。
ガキ使や紅白歌合戦、そしてゆく年くる年と大晦日のテレビの話題や、このお正月に関する話題をマクラで語った方気さんは、こういう寒い時分は食べ物、それも暖かい食べ物の噺をかけたいと本題の『時うどん』に入る。
もはや語るまでもない、そして方気さん自身が口にしていた通り、ここ錦湯さんでも初代支配人の月亭太遊さんはじめ数々の落語家さんが取り上げた古典中の古典。
ただし、方気さんは要所要所をきちんと押さえた高座で(ちなみに、方気さんの『時うどん』は二人連れではなく、いわゆる『時蕎麦』として知られている形)、前半の丁寧な仕込みが、後半部分の「変化」に巧く繋がっていた。
特に、しゃむない男がことごとく間を外される際の感情の動き、うどん屋への反応の様がとてもおかしかった。
トリは、二席目となる恩狸さん。
未だ初夢を見ていないと訝りながら、演じ始めたのはこれまた古典中の古典と呼ぶべき『天狗裁き』である。
妙な寝顔をしている男に対し、女房がいったいどんな夢を見ていたと訊く。
夢など見ていないと男は言い張るものの、女房はその言葉を信じようとしない。
隣家の男、家主、町奉行、はては天狗までが男の夢を聞き出そうとするが…。
というSFっぽくもあり、不条理演劇っぽくもある展開だ。
恩狸さんは小細工なしの大柄な口演で、噺の筋がよく伝わってくる。
それとともに、この噺が人間関係というものの微妙さ、崩壊しやすさを笑って、いや嗤ってみせたものであることを改めて感じた。
最後は、方気さんと恩狸さんのトークで〆たが、ここで方気さんがお客さんよりお題を募集。
来週15日の座錦湯で、お題をもとにした新作のネタ下ろしができればと話された。
今年は創作にも力を入れたいと口にする方気さん、果たしてどのような作品に仕上がるか。
こうご期待である!
と、今夜も盛りだくさんの座錦湯でした。
毎週月曜20時は、皆さん錦湯さんへぜひ!
ああ、面白かった!!