2017年11月14日

どんよりとしたお天気の一日 市民寄席を愉しんだ(CLACLA日記)

 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。

 気温は上昇せず。
 じめ寒い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 両耳の不調も続く。
 おまけに、昨夜遅く食事をとっていたら前歯の詰め物がとれてしまった。
 一昨日あたりからちょっとやばいかなとは思っていたが。
 やれやれ。


 イラン・イラクで大規模な地震が発生し、400人以上が亡くなったと報じられている。
 犠牲となった方々に、深く、深く、深く、深く、深く黙禱を捧げます。


 林文科相が加計学園(岡山理科大学)の獣医学部の開設を認可した。
 籠池夫妻は拘留されたまま。
 道理もへったくれもありはしない。
 国会での野党の質問時間を減らして、加計学園問題も森友学園問題もうやむやにしてしまおうという腹だろう。
 度し難い。


 小池百合子が希望の党の代表を辞任した。
 案の定というか、厚顔無恥というか。
 結局のところ、小池百合子も前原誠司も民進党を解体させることで安倍首相一党に勝利を与えただけの存在だった。
 度し難い。


 愚かさは罪だと改めて痛感する今日この頃。


 昨夕、大切な予定をすませていったん帰宅し、NPO Radio4でクリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルが演奏したウェーバーの歌劇『オベロン』序曲(2015年10月13日、ウィーン・ムジークフェライン)を聴いたりしながら雑件を片付ける。

 その後、19時過ぎに外出し、錦湯さんへ。
 5回目となる座錦湯を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、買い物をすませて22時台に帰宅する。

 その後、NPO Radio4でイエフィム・ブロンフマンとティーレマン指揮ウィーン・フィルが演奏したリストのピアノ協奏曲第2番(同)、アンジェラ・ヒューイットとミシェル・タバシュニク指揮ブリュッセル・フィルが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第14番、ベートーヴェンの交響曲第7番(2013年2月3日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、ヴァイオリンのマリエッテ・ブランケンステインとアルヴィド・エンゲゴール、トン・コープマン指揮オランダ放送室内管弦楽団が演奏したモーツァルトの2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ、交響曲第36番「リンツ」(1997年2月16日、同)、ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第4番(1978年12月25日、同)を聴いたりしながら、座錦湯の感想をアップしたり、金子薫の『双子は驢馬に跨がって』<河出書房新社>を読み進めたりしたのち、3時半少し前に寝床に就く。


 9時半に起きる。

 午前中、NPO Radio4でシュテファン・ヴラダーがベートーヴェン・アカデミーを弾き振りしたモーツァルトのピアノ協奏曲第24番と指揮したベートーヴェンの交響曲第2番(2005年10月16日、同)、エティエンヌ・ジーベンス指揮ネーデルラント・フィルが演奏したレックス・ヴァン・デルデンの交響曲第3番「側面」、マイケ・ナースのノー・リーズン・トゥ・パニック、ラルフ・ヴァン・ラートの独奏によるヘンリエッテ・ボスマンスのピアノ協奏曲(2011年9月3日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『冬の宿』を書き進めたりする。
 途中、歯医者さんに連絡したが、予約ができたのは金曜日の夕方。
 うむむ。


 午後、NPO Radio4でジーベンス指揮ネーデルラント・フィルが演奏したヒルセの交響曲第1番(同)、ジーベンス指揮リンブルフ交響楽団他が演奏したダンディの交響的変奏曲『イシュタール』とペトラッシのカンタータ『闇夜』(2009年9月18日、マーストリヒト・フライトホフ劇場)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 仕事関係の予定をすませる。


 その後、NPO Radio4でヴァシリー・ペトレンコ指揮オランダ放送フィルが演奏したボリソヴァ=オラスのウィングス・オブ・ザ・ウィンド、デニス・マツエフの独奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、マツエフが弾いたロッシーニの歌劇『セビリャの理髪師』から「私は町のなんでも屋」(2010年4月17日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『双子は驢馬に跨がって』を読み進めたりする。


 18時頃外出して、ロームシアター京都のサウスホールで第338回市民寄席を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 で、終演後、買い物をすませて21時20分頃帰宅する。


 帰宅後、NPO Radio4でペトレンコ指揮オランダ放送フィルが演奏したプロコフィエフの交響曲第5番(同)を聴きながら、市民寄席の感想をアップする。
 プロコフィエフの交響曲は、終楽章で何度も配信が切れていーっとなった。
 NPO Radio4の欠点はこれだ。
 あとちょっとで曲が終わるというときに、こうやって配信が切れてしまうのは本当に悔しい。


 今日は、モンテールの「MORINAGAホットケーキ風サンド」を食す。
 六角のローソンストア100で、30円引きだったもの。
 ホイップクリームとメイプルシロップをホットケーキ風のスポンジケーキでサンドしたもので、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!
(モンテールの洋菓子は値段の割に本当に美味しい)


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:11| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第338回市民寄席

☆第338回市民寄席

 出演:桂塩鯛さん、桂三風さん、笑福亭たまさん、月亭天使さん
 座席:1階8列16番
(2017年11月14日19時開演/ロームシアター京都サウスホール)


 二日続けて落語の会だが、昨夜の座錦湯がインティメートな空間でのサロン・コンサートだとすれば、今夜の市民寄席は大ホールでのピアノ・リサイタルと喩えることができるのではないか。
 そういえば、来年で京都に住み始めて30年が経つのだけれど、市民寄席に足を運んだのはなんとこれが一回目だ。
 で、諸事情のため、ホールに着いてから座席を知って大いにびっくり!
 1階の通路を挟んだ1列目、それも高座に真っ向から対峙するという良席も良席で、これは目立つな、いつも以上に縮こまっておかねば…。
 と書くと大げさだけど、近過ぎず、遠過ぎず、この規模の小屋で落語に接するには本当にありがたい席だった。

 さて、一番目に登場したのは月亭天使さん。
 天使さんといえば、錦湯さんでの会やちゃいちゃい寄席、そして独演会とこれまで何度も接してきた落語家さんの一人だけれど、こうして比較的大きなホールの高座を聴くのは初めて。
 自己紹介を兼ねたマクラに続いて、おなじみ『鉄砲勇助』を演じる。
 前座、開口一番の代わりということもあってか、強弱メリハリをつけつつテンポよく噺を進めて行った。
 それでも、火事を背負った牛の背中が燃えだすあたりまでしっかり演じていたが、女性にとってあまり適切とはいえない部分を巧く省略していたのは一つの見識だと思う。

 続いては、笑福亭たまさんが登場する。
 京都とは縁が深い、と言ってKBS京都で番組をもっていたことを軽く語ったあと(もっと縁が深い部分についてあえて言及しないのも賢い)、お得意の30秒落語を連発し、大きな笑いをとる。
 本題は、『軽業講釈』。
 旅の部分ははしょって、たまさんは早速講釈の部分から噺を始めた。
 鳴り出すは隣の軽業小屋のお囃子、もちろん講釈師、途中で講釈を辞めて大声を張り上げる…。
 その繰り返し、というか変奏が肝の作品で、たまさんは変奏ごとに巧く調子を変えながら笑いを生んでいった。
 後半の軽業小屋との対比もくっきりとしてわかりやすい。
 実にクレバーな口演だった。

 三席目は、桂三風さん。
 三風さんは当代桂文枝さんの7番目のお弟子さんで、創作落語(新作)の作り手として知られている。
 晴れて京都市民となったことをまず「報告」したのち、時事ネタをひとくさり。
 そして、お師匠の文枝さんの芸能生活50周年を記念した富士山山頂奉納落語に関して詳しく語ったのち、自作の『目指せ!ちょっと岳』に入った。
 つまりは、登山繋がりということだ。
 登山の案内を引き受けたとある大学の山岳部のメンバーだったが、予想に反して、案内すべき女性登山会のメンバーというのは…。
 登山といえば、月亭太遊さんのネオラクゴ『絶対安全ハイキング』や丸山交通公園君の『登山の害について』をすぐさま思い起こすが、あちらが山を登らず過激に跳躍したり、山に登らず諦念低回地に堕ちようとしたりするのに対し、こちら三風さんの作品は、一歩一歩地に足を付けて山を登るといったまさしく地道な作品。
 大阪のおばちゃん連中のあるあるエピソードをしっかり組み込んで、会場をわかせていた。

 トリは、桂塩鯛さんの『小間物屋政談』。
 塩鯛さんの生の高座に接したのは、染屋町寄席が二条駅近くの喫茶店でやっていた頃だから、かれこれ20年も近く前になるのではないか。
 ただ、かつてKBSのラジオで放送されていた『桂塩鯛のサークルタウン』をよく聴いていたことと、同じ立命館大学出身ということもあって親しみのある落語家さんの一人ではある。
 『小間物屋政談』は、もともと江戸の落語を上方に移し替えたもの。
 旅の途中の小間物屋が追剥にあった小間物問屋の大店の主を助けたが、運の悪いことにこの主が死んでしまい…。
 といった展開の江戸から上方へを上方から江戸へ、箱根の山を鈴鹿峠に変えるなど設定の変更もそうだけれど、やはり大きく変わったのは、江戸と上方の人情の機微のあり様の違いだろう。
 ウェットとドライが綯い交ぜになって即物的な上方の人間の滑稽さが、塩鯛さんの大人(おとなではなく、たいじん)風な語り口と独特のフラによく合っており、なんともおかしい。
 一つ間違うと嫌な感じの残りかねない噺だが、すっきりとした気分で聴き終えることができた。

 と、たっぷり四席。
 充実した会でした。
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 22:58| Comment(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

座錦湯 第5回

☆座錦湯 第5回

 出演:月亭方気さん、月亭秀都さん、桂りょうばさん、海底都市(西マサト国王&合田団地君)
(2017年11月13日20時開演/錦湯)


 じわじわと寒さが増す京この頃。
 それでも、錦湯さんには常連さん、リピーターさん、ご新規さんとなかなかのお客さんが集まってまずは何より。

 5回目を迎える座錦湯は、3週休みをとった新支配人の月亭方気さんに月亭秀都さん、桂りょうばさん、そして西マサト国王と合田団地君による漫才コンビ・海底都市の5人が出演した。
 まさに5繋がり。

 定刻20時を過ぎたあたりで、その5人が登場。
 方気さんの3週間のお休みのお詫びを兼ねた挨拶(おなじく支配人となったお嫁様の地元で披露宴を行っていたとのこと。改めておめでとうございます!!)を皮切りに、トークがスタートする。
 まずは初登場のりょうばさんの紹介から。
 桂ざこばさんのお弟子さんで、今は亡き桂枝雀さんの息子さんということで、まさしく上方落語界のサラブレッド! という紹介にご本人はいたって謙虚。
 さらに、太遊さんが支配人時代に登場したとはいえ、あまり面識のない海底都市に対する突っ込みと、あれこれ盛り上がる。

 で、頃合いのよいところでりょうばさんが高座へ。
 東京に長く住んでいたが、なかなか関西の掛け合いの妙をわかってもらえなかったエピソードやざこばさんが倒れた際のエピソードを、自己紹介を兼ねたマクラで語ってから本題の『胴斬り』に入る。
 辻斬りに胴のところから横にずばっと斬られて上半身と下半身に別れた男だったが、相手がよほどの達人と見えて血一つでない状態。
 ちょうど通りかかったいつもの仲間に家まで送ってもらった男は、その仲間から上半身のほうは銭湯の番台に、足の方はお麩屋の生地を踏む仕事を世話してもらう…。
 といった展開の古典で、りょうばさんが本題の前に一言断ったように、考え出すとええっと思ってしまうような実にシュールな噺である。
 以前、二人でできるもんでりょうばさんの高座には接したことがあるが、基本は丹念、丁寧な語り口で、ここぞというところではぱっと場面が拡がるような感じの演者さんである。
 ここでも、噺自体のシュールさナンセンスさをきちんと心得つつも、それを特異なものに感じさせない自然の運びの口演を繰り広げる。
 とともに、冒頭登場する正体不明の辻斬りは置くとして、登場人物の心根のよさ、善良さが伝わってくる高座ともなっていた。

 続いては、西マサト国王と合田団地君による漫才コンビ・海底都市が登場。
 この二人、以前は「努力家でもあり、ボンクラでもある。」の名で出演したことがあるが、どうやら錦湯さんへの出演ごとにコンビ名を変えるようにしたらしい。
 で、この二人といえば、先日丸山交通公園君のワンマンショーでネタを目にし耳にしたばかりだが、今夜はさらに国王陛下の妄想妄念がスパーク炸裂。
 トウキョウマジンクラブ(東京魔人倶楽部?)なる組織や、その組織を生むもととなった映画『トウキョウマジン』やら何やらについて国王陛下が語る語る語り走る。
 脱線余談の部分も含めて、合田君を振り回す体のネタに仕上がっていた。
 さて、次回出演時のコンビ名は如何なるものになることか!

 番組三番目は、月亭秀都さん。
 月亭文都さんのお弟子さんで、最近年季が明けたばかり。
 錦湯さんへは二度目の登場だ。
 マクラでは、藝の幅を広めるためにある試みを行おうとしたところ、大師匠にあたる月亭八方さんから厳しい申し付けがあった。
 しかもそれが直弟子の月亭八斗さんに飛び火して…。
 というエピソードでわかせたのち、本題の『阿弥陀が池』を演じた。
 町内の年かさの人物にほら話でからかわれた男が、こうなりゃ別の人間をからかってやろうと思い付いたのはよかったが…。
 といったおなじみの古典で、秀都さんは非常にテンポよく噺を進めて行った。
 上方流儀のちょっとだみっぽくってちょっとねっちゃりした語り口も相まって、要所急所でしっかりきっちり笑いを生んだ。

 トリは、方気さん。
 先日三代目桂春蝶さんと酒を酌み交わす機会があって、そこで錦湯さんの会の三代目支配人となった話をしたところ、三代目という言葉にぴんときた春蝶さん…。
 という三代目ネタでまずはひと笑い。
 続けて、その春蝶さんから耳にした師匠八方さんの「スリリング」なエピソードでふた笑い。
 さらに、結婚してその「怖さ」を実感した小咄を披露したのち、新婚に相応しい『延陽伯』を方気さんはかけた。
 器量よしの妻をめとったがさつな男だったが、この妻というのがやたらと言葉遣いが丁寧な女性で…。
 これまたおなじみの古典だけれど、ここぞというところで表現表情を的確に変化させながらも、方気さんは焦らず落ち着いた高座ぶり。
 それでいて、重く粘るようなことはしないで巧く時間配分も考えて噺を進め、途中でサゲた。

 と、今夜も盛りだくさんの会でした。
 落語とともに、幅広いジャンルの出演者も募っていきたいという座錦湯に皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 00:26| Comment(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする