2017年10月20日

美智子皇后が83歳の誕生日を迎えた(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 台風も近づいているとか。
 いやはや、なんともはや。

 気温はあまり上昇せず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 体調、今一つ。
 本当は観たいものや聴きたいものがあるのだけれど、パスせざるをえず。
 残念。
 そして、両耳の不調も続く。


 美智子皇后が83歳の誕生日を迎えた日、今上天皇(明仁天皇)が2019年3月末に退位することが明らかになる。
 それにしても、皇后の誕生日にあたる言葉(宮内庁記者会への回答文書)にゆっくりと目を通したが、その内容には強く心を動かされた。
 また、核兵器廃絶国際キャンペーンの「ICAN」がノーベル平和賞を受賞したことに対する高い評価など、現在の天皇皇后が今や危機に瀕しているこの国の平和主義、護憲主義を体現する存在であることについても、改めて考えた。


 衆議院選挙の投票まであと僅かだ。
 いくら高潔な理想を語ったところで、現実の政治能力に欠ければ意味がないという考え方があって、確かにその考え方には何理もあると思う。
 ただ、現在この国の政権を担っている勢力は果たして現実の政治能力に優れているのかどうか。
 この間の諸施策を目にするに、到底そのように考えられないのだが。
 おまけに、この勢力は低劣で人格識見にも乏しい。
 残念ながら、目先鼻先口先舌先の徒を支持することはできない。


 北朝鮮の動きが気になるところだ。
 加勢のミサイルを発射するのか。
 そういえば、ミサイルに対する自衛隊の動きが報じられていたけれど。


 フランスの俳優、ダニエル・ダリューが亡くなった。100歳。
 1931年に14歳で映画デビューし、1936年の『うたかたの恋』で脚光を浴びた。
 その後も長く活躍し、21世紀となってもフランソワ・オゾン監督の『8人の女たち』やパスカル・トマ監督の『ゼロ時間の謎』などに出演した。
 深く、深く、深く、深く黙禱。


 目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、NPO Radio4でフィリップ・ヘレヴェッヘ指揮オランダ放送室内フィルが演奏したモーツァルトのセレナード第12番「ナハトムジーク」(2010年1月30日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)とシューマンの『マンフレッド』序曲&交響曲第1番「春」(同年11月27日、同)、パーヴォ・ヤルヴィ指揮hr交響楽団が演奏したウェーバーの劇音楽『トゥーランドット』序曲&行進曲とヒンデミットのウェーバーの主題による交響的変容(同年10月29日、フランクフルト・アルテオーパー)、OBCで岡村隆史のオールナイトニッポンの終盤を聴いたりしながら作業を進めたのち、2時台に寝床に就く。


 9時過ぎに起きる。

 午前中、NPO Radio4でアンドリス・ネルソンス指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したワーグナーの歌劇『タンホイザー』序曲&ヴェーヌスベルクの音楽とドヴォルザークの交響曲第8番(2013年6月14日、ヘラクレスザール)、シャルル・デュトワ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したワーヘナールの序曲『シラノ・ド・ベルジュラック』とブラームスの交響曲第1番(同年3月6日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、ステファン・アスバリー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したパイパーの6つの交響的エピグラム(2011年9月23日、同)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『冬の宿』を書き進めたり、原田マハの『サロメ』<文藝春秋>を読み進めたりする。


 午後、NPO Radio4でロベルト・ベンツィ指揮ヘルダーラント管弦楽団が演奏したロッシーニの歌劇『ウィリアム・テル』序曲とレスピーギのバレエ音楽『風変わりな店』組曲(1995年1月29日、同)、ニコライ・アレクセーエフ指揮ヘルダーラント管弦楽団が演奏したグリンカのスペイン序曲第2番『マドリードの夏の夜の夢』とリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲(2011年10月9日、同)を聴く。
 ベンツィは若い時分、新進気鋭の指揮者として高く評価され、PHILIPSレーベルにラムルー管弦楽団との録音(おもちゃの交響曲もその中にはあった)も残したが、その後第一線から消えた。
 1995年の録音は、ドラマティックで切れ味の悪くない演奏で若き日の片鱗を聴かせてくれる。
 そういえば、この時期ベンツィは、同じオーケストラ(アーネム・フィルの別名で知られる)とNAXOSレーベルにフランクの管弦楽曲を録音していたはずだ。

 続けて、NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』で、ミラノ・スカラ座におけるロッシーニの歌劇『どろぼうかささぎ』上演のライヴ録音(リカルド・シャイー指揮他/2017年4月12日)を聴く。
 序曲ばかりが有名なオペラだが(その序曲が終わったとたん、一人執拗にブーイングをする男がいた)、こうして優れた歌い手たちの歌唱で聴くとやはり聴き応えがある。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでクリストフ・エッシェンバッハ指揮NHK交響楽団の第1868回定期公演の実況中継(NHKホール)を聴く。
 ブラームスの交響曲第3番と第2番が演奏されていた。
 余った時間で、エッシェンバッハがヒューストン交響楽団を指揮したブラームスの悲劇的序曲の録音も放送された。

 続けて、NPO Radio4でファビオ・ルイージ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したウェーバーの歌劇『オベロン』序曲とフランツ・シュミットの交響曲第4番(2005年1月16日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)、ディエゴ・マテウス指揮オランダ放送フィルが演奏したグリンカの歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲(2011年11月20日、同)、アルノルト・エストマン指揮オランダ放送室内管弦楽団が演奏したシューマンの交響曲第4番(1994年11月27日、同)、エッシェンバッハ指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」(2011年2月10日もしくは11日、ハンブルク・ライスハレ)、ホセ・セレブリエール指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団が演奏したグラズノフの幻想曲『海』<Warner>を聴く。


 夕飯後、『冬の宿』の作業を行う。


 『サロメ』を読了した。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:16| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする