2017年08月12日

今年も、思い出す夏の日御巣鷹山の尾根と歌ってしまう(CLACLA日記)

 日航ジャンボ機123便の墜落事故から32年が経った。
 犠牲となった全ての方々に、深く、深く、深く、深く、深く黙禱。
 今年もまた、あの「不謹慎」な替え歌を歌いながら泣いてしまう。

 上を向いて歩いてたら飛行機落ちて行くよ
 思い出す夏の日御巣鷹山の尾根
 坂本九星の影に
 坂本九草葉の陰に

 悔しいなあ。


 世はお盆休み中か。
 朝から、近くのホテルの建設工事が微かにかまびすしいが。


 晴天。
 いい青空、いいお天気の一日。

 気温は今日も上昇し、暑さがとても厳しい。
 ただし、夕方頃には涼しげな風も吹いていた。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 愚行を繰り返す北朝鮮政府は本当に度し難い。
 そして、それに対して真っ向から強硬な姿勢を見せつけるアメリカ政府も本当に度し難い。
 いろいろと考えることあり。


 それでも安倍首相一党は日本海沿岸の原子力発電所を稼働させ続けるのだろうか。
 なんともかとも。


 目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、YouTubeにアップされたユッカ・ペッカ・サラステ指揮ケルンWDR交響楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番(2017年3月10日、ケルン・フィルハーモニー)、デトロイト交響楽団のサイトにアップされたネーメ・ヤルヴィ指揮デトロイト交響楽団が演奏したブラームスの悲劇的序曲(2014年12月13日、デトロイト・オーケストラホール)、レナード・スラットキン指揮デトロイト交響楽団が演奏したブラームスの大学祝典序曲(2016年2月19日、同)、ハイドンの主題による変奏曲(同年2月28日、同)、セレナード第1番(同年2月21日、同)、ハンガリー舞曲第1番、第3番、第10番(同年2月12日、同)を聴いたりしながら、『ほそゆき』を書き進めてブログにアップしたり、作業を進めたりしたのち、4時近くになって寝床に就く。


 9時半に起きる。

 午前中、YouTubeにアップされたリボル・ペシェク指揮プラハ放送交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第8番(2014年12月1日、プラハ・ルドルフィヌム・ドヴォルザークホール)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ほそゆき』を書き進めたりする。


 午後、デトロイト交響楽団のサイトにアップされたヤクブ・フルシャ指揮デトロイト交響楽団が演奏したヤナーチェクの『利口な女狐の物語』組曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番(ジョナサン・ビスの独奏)、シベリウスの交響曲第3番(2014年11月8日、デトロイト・オーケストラホール)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ほそゆき』を書き進めてブログにアップしたり、小林エリカの『彼女は鏡の中を覗きこむ』<集英社>を読み進めたりする。
 ほかに、殿山泰司の『JAMJAM日記』<ちくま文庫>の拾い読みもした。


 17時過ぎに外出して、百万遍方面へ。
 身体のメンテナンスをすませる。
 ああ、すっきりした!!

 終了後、夕飯用の買い物をすませて19時過ぎに帰宅する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『まろのSP日記 第17集 フランスの風・スタジオ集』を聴く。
 まろの愛称で知られるNHK交響楽団のコンサートマスター篠崎史紀の案内で、SP時代の録音をSPレコードで愉しむという特集番組の第17回目。
 今回は、フランス音楽の特集が組まれていた。

 続けて、YouTubeにアップされたディマ・スロボデニューク指揮ガリシア交響楽団が演奏したホルストの組曲『惑星』(2016年10月8日、ア・コルーニャ)を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『彼女は鏡の中を覗きこむ』を読了する。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:42| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ほそゆき』パイロット版5

☆『ほそゆき』パイロット版5


五の二


「お先」
 Tシャツと短パン姿の詠美はキッチンに現れると、雪子のグラスを掴んで麦茶を飲み干した。
「ああ、美味しい」
「あんたはもお」
「ええやない、姉妹なんやから」
「ちゃんとお風呂入ったの」
「シャワーだけ」
 詠美はそのまま居間に向かった。
「聖子さん、何観てるん」
「牡丹燈籠」
「うわっ、怪談やん」
「山本薩夫さんが撮りはった」
「山本薩夫って、あの山本薩夫」
 詠美が驚きの声を上げた。
「せや。太秦の大映で撮りはったんや」
「へえ。あっ、西村晃と小川真由美。濃いいなあ」
「なあ、お母さん、お風呂入る」
「お前の耳は節穴かあ」
 聖子が芝居風な口調で応えた。
「はいはい。入る」
「うん」
 雪子が頷くや否や、
「ちょっと待って、歯あ磨くわ」
と俊明が洗面所に駆けて行った。
「ほんま、あの人せわしない」
 聡子が再び麦茶を口に含んだ。
「なあ」
「何」
「ゆっこちゃん、どないすんの」
「ううん」
「研究続けるんやったら、それはそれでかまへんのやけど」
「うん」
「まあ、まだ一年はあるしな。そや、街中に出るんやったら、化粧ぐらいしといたほうがええんやないの。いつまでもわこないんやから」
「わかった」
「おまっとさん」
 俊明が戻って来たので、雪子は立ち上がって洗面所へ向かった。
 しばらく鏡の中の自分を見つめてから丁寧に歯を磨くと、雪子は着ている物を全て脱いだ。詠美のソックスの片方が落ちていたので、洗濯機の中へ一緒に放り込んでおいた。
 もう一度鏡に目をやると、丸みの少ない裸の姿がそこには映っていた。
 身体を洗い髪を洗い終えた雪子は、ゆっくりと湯舟に浸かった。
 はあとため息を吐いたとたん、急に涙が零れ出た。
 なかなか涙が止まりそうになかったので、雪子は目を閉じ左手の親指と人差し指で鼻を摘まむと、思い切ってお湯の中へと全身を潜らせた。
posted by figarok492na at 13:33| Comment(0) | 創作に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ほそゆき』パイロット版4

☆『ほそゆき』パイロット版4


五の一


「それで、そのあとどないなったの」
 冷蔵庫に千枚漬けの入ったタッパーを収めた聡子が、俊明の隣の椅子に腰掛けて尋ねた。俊明は妻と娘の会話を聴くとはなしに聴きながら、お茶漬けを流し込んでいる。
「サイン会には並ばれへんかったけど、イベントには参加してはった」
 雪子はそう言って麦茶を口に含んだ。
「なあんや」
 と、つまらなさそうに応じると、聡子も麦茶を口に含んだ。
「なあんやてなんや」
 お茶漬けを食べ終えた俊明が口を挟む。聡子は俊明の茶碗に麦茶を注いだ。
「だって、もっとなんかおかしなことになるんやないのかなあて」
「おかしなことなんて、それ以上起こるわけないやないか」
 という俊明の言葉に、雪子は黙って頷いた。
「それで、ごはんはすませてきたの」
「うん。詠美ちゃんと二人で」
「何食べたん」
「シェーキーズのピザとかパスタ。ついでにカレーも」
「ふうん」
 聡子が菓子盆から胡桃の柚餅子を摘まんだ。聡子につられて雪子も菓子盆に手を伸ばした。
「まあだ食べるんか」
「ええやないの、別腹別腹」
 野川家の女性は皆、健啖家であるにも関わらずスリムな体系を維持している。
「ほんまに母娘やなあ」
 そう言って立ち上がった俊明に向かって、
「どこ行かはるの」
と聡子が尋ねた。
「どこて、歯磨きやないか」
「詠美がお風呂に入ってるやない」
「あっ、そうやった」
 俊明は自分の使った食器類を器用に重ねて手にすると、シンクで軽く水洗いしてから備え付けの食洗機に並べた。
「おおきに」
「滅相もない」
 俊明はそのまま居間に足を向けると、テレビで衛星放送の邦画を観ている聖子に、
「ごっつぉはんでした」
と声をかけた。
「よろしゅうおあがり」
 と返事をした聖子は再びテレビに視線を移した。俊明は俊明でテーブルの上の夕刊を手に取り、老眼鏡をかけてそれを捲り始めた。
posted by figarok492na at 02:32| Comment(0) | 創作に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする