2017年06月13日

自分は自分の畑を耕さねば(CLACLA日記)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じも強し。

 それほど気温は上昇せず。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。


 このまま共謀罪は押し進められてしまうのか。
 結局、加計学園や森友学園問題もうやむやのまま。
 そして、都議会議員選挙で都民ファーストやらが圧勝してガス抜きも終わるのだろう。
 なんともいえない気分だ。
(都民ファーストなぞ、維新と同じようなものではないか。第二自民党、もしくは癒党)


 生前退位された今上天皇(明仁天皇)皇后夫妻を京都にどうこうと報じられている。
 陛下の大御心こそまずは尊重されるべきではないのか。
 またぞろ門川抜け作が馬鹿なことを言い出した。
 不敬不忠、ここに極まれりだ。


 元沖縄県知事の太田昌秀が亡くなった。92歳。
 深く、深く黙禱。


 目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨日、16時台に外出して大切な予定をすませたのち錦湯さんへ。
 6回目となるThe錦湯を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 常連さんと遅めの夕飯をすませ、23時台に帰宅する。


 帰宅後、ファジル・サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第12番、第2番、第15番<WARNER 以下略>、YouTubeにアップされたアンドレアス・シュタイアーとフランス・ブリュッヘン指揮オランダ放送室内フィルが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番、MBSラジオの『ゆりあんマルセイユ まんげきミッドナイトパーティ』を聴いたりしながら、The錦湯記録を投稿したりしたのち、2時40分台に寝床に就く。


 7時半過ぎに目が醒め、8時40分台に起きる。

 午前中、サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第18番、第6番、第8番、YouTubeにアップされたブリュッヘン指揮オランダ放送室内フィルが演奏したベートーヴェンの交響曲第4番と第2番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『馬猿譚』を書き進めたり、奈良岡聰智の『対華二十一ヵ条の要求とは何だったのか』<名古屋大学出版会>を読み進めたりする。


 午後、YouTubeにアップされたマルクス・シュテンツ指揮オランダ放送フィルが演奏したヒンデミットの交響曲『画家マティス』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『対華二十一ヵ条の要求とは何だったのか』を読み進めたりする。


 16時台に外出して、アトリエ劇研へ。
 努力クラブの持ち寄りコント公演『小騒動』を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!!

 開演前終演後、関係各氏と話をする。


 終演後、夕飯用の買い物をすませ、20時20分過ぎに帰宅する。


 夕飯後、シュテンツ指揮オランダ放送フィルが演奏したベートーヴェンの交響曲第7番を聴いたりしながら、観劇記録を投稿する。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 自分は自分の畑を耕さねば。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

努力クラブ持ち寄りコント公演『小騒動』

☆努力クラブ持ち寄りコント公演『小騒動』

*コントを書いたり演出したりする人たち
稲森明日香、合田団地、坂口弘樹、西マサト、福井裕孝、丸山交通公園、向坂達矢

*コントに出る人たち
稲森さん、合田君、坂口君、佐々木峻一、沢大洋、西さん、福井菜月、丸山君、向坂君、矢口翔大

(2017年6月13日18時開演の回/アトリエ劇研)


 ちっぽけなコントのなかにこめられているエネルギーは、しばしば、厖大なロマンのそれを凌駕する。
 とは、twitterの花田清輝botがときおりツイートする一文である。
 などと、こういった言葉を文章のしょっぱなに掲げることほど、嘘くさいものもないんだけれど、努力クラブの持ち寄りコント公演『小騒動』に接したら、やっぱりこの言葉を捧げたくなってしまった。

 その名の通り、『小騒動』は、努力クラブの合田団地をはじめ、稲森明日香、坂口弘樹、西マサト、福井裕孝(彼は出演せず)、丸山交通公園、向坂達矢がそれぞれのコントを持ち寄って、自作を演出するとともに、他人の作品や自作にも出演するという公演企画だ。
(ただし、福井君は出演せず)
 で、『限りなく先を行く人たち』(坂口君作)、『内緒のお菓子の秘密』(合田君作)、『わたしは』(稲森さん作)、転換時の稲森さんによる一人ナウシカを挟んで、『penguindam』(福井君作)、転換時の沢さん、丸山君による大相撲を挟んで、『芝浜がやりたい』(丸山君作)、『女の裸が観たいマン』(西さん作)、『アトリエ劇研8月に閉館するってよ、夏。1993〜劇場霊〜』(向坂君作)の計7本のコントが上演されたのだが、いやあ、これは本当に密度の濃い公演になっていた。
 当然選りすぐりのコントだけにくすぐりも豊富で、要所要所で大いに笑った。
 いや、大いに笑ったけれど、単に脊髄反射的な笑いに留まらない、個々の作者のこれまでの経験蓄積が存分に発揮された仕掛けと含みに満ちたコントに仕上がっていたこともまた事実である。
 そして、ときに遠まわしにときに直接的に表されるコントの作り手たちの表現表出欲求や切実さ痛切さもあって、帰路それじゃあお前は表現者の一人としてどうするのかと匕首を突き付けられたような感情に陥ってしまったりもした。

 上述したコントの作者たちが絶妙な演技を披露していたことは言うまでもないが、加えてハゲを継ぐ者沢大洋(いろいろ事情があるのは重々承知しているけど、社長がお茶くみするような真似をあと少し抑えて、もうちょっと舞台に立ってもらえないものか。あまりにも惜し過ぎる)、福井菜月、矢口翔大(ヴァイオリン!)も大活躍。
 ほかに、前口上後口上などで佐々木峻一が自慢の大音声を発した。

 いずれにしても、観に行って大正解の公演でした。
 これでもっとお客さんが集まっていたら。
 それがどうにも悔しい。
 ああ、面白かった!!!
posted by figarok492na at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The錦湯 第6回 〜ダークサイド〜

☆The錦湯 第6回 〜ダークサイド〜

 出演:桂三幸さん、月亭天使さん
(2017年6月12日20時開演/錦湯)


 このまま夏まっしぐらかと思っていたら、ここのところ涼しさが続いている京この頃。
 二週間ぶりの登場となる支配人の桂三幸さんの差配の下、6回目となるThe錦湯が開催された。
 今回は、常連さん中心に集まってアットホームな会となった。

 定刻20時を過ぎたあたりで三幸さんと月亭天使さんが登場。
 月亭太遊さんが九州に移って以降、ちゃいちゃい寄席の仕切りを務めている天使さんだが、よくよく考えてみれば錦湯さんでの出演は本当に久しぶり。
 そんなことも含めて、冒頭のトークは三幸さん主導で軽やかに盛り上がる。

 で、頃合いを見計らって天使さんが高座へ。
 近況報告とミステリ小説が好きというマクラののち、本題に入る。
 女性家族がひょんなことから俳句を捻ってみせようという内容で、古典の『雑俳』を現代流に大きくアレンジしたものだ。
 べたな洒落も豊富だが、特におかしかったのはマクラのミステリ小説の話題が伏線になった「句だり」。
 詳細は省くけれど、ミステリ小説を題材にした映画(35回程度観ている大好きな映画)をくすぐりにしていて、とても嬉しかった。

 続いては、三幸さん。
 師匠の桂文枝さん(の三枝時代)の新作『僕達ヒローキッズ』。
 母親に遊びに行けと言われて公園まで足を運んだ小学生だったが、塾通いなどで友達は誰一人いない。
 と、そんなところへ同級生がやって来たものの…。
 といった展開の話で、心身ともに疲労困憊な小学生の姿が描かれたおかかなしい内容だった。
 もちろん、ここぞのくすぐりでは笑ったけれど。

 三席目は再び天使さんが登場する。
 ソフトに艶っぽい小話を二つ披露してから、本題の『転宅』を演じた。
 泥棒が盗みに入った先の女に騙されて…。
 というおなじみの古典だが、小話繋がりでやはり騙す女のほうのほどよい艶っぽさが強く印象に残る。
 ネタおろしの頃か、だいぶん前に錦湯さんで演じたことがあったけれど、この間の天使さんの語り込みが感じられる高座だった。

 トリは、三幸さんの『結構です』(表記はこれでよいのかな?)。
 初期のハイブリッド落語と三幸さんは説明していたが、錦湯さんで演じられるのは確か今回が初めて。
 上品な女性と結婚した医師だったが、その上品さがどうにも堅苦しくて…。
 前半はクラシック音楽の権威主義が巧くくすぐりに使われており、後半はネオはめ物が大活躍。
 特に、ネオはめ物の部分のディスコミュニケーションぶりがおかしかった。

 さらに、大喜利も決行。
 今回は大喜利猛者がいないということもあり、三幸さんと天使さんが解答にまわり、解答ばかりか仕切りもお客さんが務めるという「総動員」体制。
 当方もネオキャクノセントラル以来久しぶりに俄か仕切りを仰せつかった次第。
(まあ、前には出ずには座布団の上に中腰になってではあったけれど)

 何が起こるかわからない。
 盛りだくさんのThe錦湯へ皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする