晴天が続く。
いいお天気、いい青空の一日。
気温はあまり上昇せず。
過ごしやすし。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
両耳の不調が続く。
安倍内閣の悪足掻きが続いている。
週明けあたり、北朝鮮がミサイルを発射するような気がしないでもない。
ほかに、何か大きなニュースが起こるような気もする。
いずれにしても、救いようのない状況である。
と言って、安倍晋三が首相の座を降りたからといって全てが解決するわけではない。
ガス抜きで終わってしまっては意味がない。
目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、ファジル・サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第12番、第2番、第15番<WARNER 以下略>、OBCでオードリーのオールナイトニッポンを聴いたりしながら作業を進めたのち、3時20分頃寝床に就く。
9時少し前に起きる。
毎週恒例の洗濯をすませる。
その間外出し、下京図書館へ。
松田青子の『ワイルドフラワーの見えない一年』<河出書房新社>、中山可穂の『ゼロ・アワー』<朝日新聞出版>、川上弘美の『ぼくの死体をよろしくたのむ』<小学館>を返却し、予約しておいた堀江敏幸の『音の糸』<同>、黒川創の『岩場の上から』<新潮社>、中村文則の『教団X』<集英社>、相場英雄の『クランクイン』<双葉社>、奈良岡聰智の『対華二十一ヵ条要求とは何だったのか』<名古屋大学出版会>を新たに借りる。
NHK・FMの『名演奏ライブラリー』(ゲオルク・ショルティの特集)、サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第18番、第6番、第8番を聴いたりしながら、仕事関係の作業や『鶴丸文造の遍歴時代』の改稿作業を進めたり、『音の糸』を読み始めたりする。
『音の糸』は、『クラシックプレミアム』誌連載の文章をまとめたもの。
堀江さんらしく、クラシック音楽好きの単なる蘊蓄語りに終わっていない。
午後、サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第13番、第3番、第17番、YouTubeにアップされたアンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮hr交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響詩『真昼の魔女』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
なんとか作業を終えることができた。
13時40分過ぎに外出し、阪急で上桂へ。
青山音楽記念館バロックザールで、ソプラノ歌手川越塔子さんのリサイタルを愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
リサイタルを主催したいる達人の館の代表で、いろいろとお世話になっている橘市郎さんにご挨拶したほか、開演前休憩中終演後には旧知の本保弘人さんとあれこれ話をする。
上桂のホームで本保さんと別れて大宮に戻り、夕飯用の買い物をすませて17時40分過ぎに帰宅した。
帰宅後、サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第14番、第4番、第5番他を聴いたりしながら、川越塔子さんのリサイタルの感想を投稿する。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』を聴く。
ダン・エッティンガー指揮東京フィルが演奏したドビュッシーの牧神の午後への前奏曲、アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィルが演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』とヴェルディの歌劇『オテロ』第3幕から舞曲のライヴ録音が放送されていた。
続けて、『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
ピアノの樋口一朗が出演していた。
さらに、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」&第5番「宗教改革」<SONY/BMG>、サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」&第9番を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『音の糸』を読み進めたりする。。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
一意専心。
一心不乱。
そんな馬鹿なら結構、そんな馬鹿なら救いがある。
けれど、愚鈍愚昧な馬鹿愚か機智害馬鹿の馬鹿には困ったものだ。
そんな馬鹿につける薬は本当にない。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2017年06月04日
川越塔子リサイタル
☆川越塔子リサイタル
独唱:川越塔子(ソプラノ)
ピアノ:細川智美
座席:F-11
(2017年6月4日15時開演/青山音楽記念館バロックザール)
以前よりお世話になっているプロデューサーで達人の館代表の橘市郎さんからお誘いのあった、ソプラノ歌手の川越塔子リサイタルに足を運んだ。
締め切り等の関係でぎりぎりまで行けるかどうか危うかったのだけれど、これは足を運んで本当に大正解、密度が濃いのに押しつけがましさを微塵も感じさせることのない、知情意のバランスがよくとれた愉しいリサイタルだった。
リサイタルの主人公である川越さんは、東大法学部を卒業後、武蔵野音楽大学の大学院で声楽を学び、ローマにも留学。
さらにフランス、イタリアで研鑽を積み、現在は藤原歌劇団に所属しオペラを中心に活躍している。
京都造形芸大の芸術劇場春秋座でのオペラ公演で度々ヒロインを演じるなど、京都でもよく知られた存在だ。
加えて、2015年には、『パリの薫り〜コンセール・アペリティフ〜』と題されたフランス物を中心としたアルバムもリリースしている。
さて、今日のリサイタルのプログラム。
前半の一部はグノーの『ロメオとジュリエット』から「夢に生きたい」、オッフェンバックの『ホフマン物語』から「オランピアの唄」、マスネの『マノン』からガヴォット、同じくマスネの『エロディアード』から「甘く優しく」、プーランクの即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」*、同じくプーランクの『ティレジアスの乳房』から「いいえ旦那様」とフランスの作曲家でまとめ、休憩を挟んだ後半の第二部は、團伊玖磨の『夕鶴』から「あたしのだいじな与ひょう」、プッチーニの『蝶々夫人』から「ある晴れた日に」と「可愛い坊や」、ドビュッシーの月の光*、クルト・ヴァイルの『ヴィーナスの接吻』から「愚かなハート」、メノッティの『泥棒とオールドミス』から「私を盗んで」、バーンスタインの『キャンディード』から「きらびやかに着飾って」と日本を舞台にした作品にアメリカで作曲された作品が並ぶという非常に意欲的なものとなっていた。
(ちなみに*は細川さんによるピアノ・ソロ)
曲間のトークで、川越さんは自分が好きな歌、歌いたい歌を歌うことにしたとプログラミングについて説明していて、確かにそれはその通りなのだろうけれど、選曲(フランス語、日本語、イタリア語、英語の歌をあえて取り上げた点も含め)と全体的な構成には彼女の自負に矜持、知性と志向を強く感じたことも事実である。
もちろん、それは川越さんの実力に裏打ちされたものであることは言うまでもない。
バロックザールのホールを震わせるかのような声量の持ち主で、高音部の伸びもあり、強弱のコントロールもよくとれたその歌唱がまずもって魅力的な上に、作品、役柄を的確に演じ分ける演技力にも欠けていない。
しかも、先述したトークも含めて機智とコケットリイ、サービス精神にも富んでいる。
結果、いい歌だった、いいリサイタルだったとよい心持ちになることができた。
ピアノの細川さんは過不足ない伴奏で、川越さんの歌をしっかりと支える。
プーランクと月の光も、出しゃばらず、しかしリリカルさを失わないソロで、間奏曲的な役割を巧く果たしていた。
なお、リサイタルの謎解きであり、川越さん自身のマニフェストともいえるプッチーニの『トスカ』から「歌に生き、恋に生き」、カスタネットでリズムを刻んだドリーブの『カディスの娘たち』、そして中島みゆきの『糸』の三曲がアンコールとして歌われた。
オペラ好き、クラシック音楽好きはもちろんのこと、できれば演劇関係の人たちにも接して欲しかったリサイタルだ。
ああ、面白かった!!
独唱:川越塔子(ソプラノ)
ピアノ:細川智美
座席:F-11
(2017年6月4日15時開演/青山音楽記念館バロックザール)
以前よりお世話になっているプロデューサーで達人の館代表の橘市郎さんからお誘いのあった、ソプラノ歌手の川越塔子リサイタルに足を運んだ。
締め切り等の関係でぎりぎりまで行けるかどうか危うかったのだけれど、これは足を運んで本当に大正解、密度が濃いのに押しつけがましさを微塵も感じさせることのない、知情意のバランスがよくとれた愉しいリサイタルだった。
リサイタルの主人公である川越さんは、東大法学部を卒業後、武蔵野音楽大学の大学院で声楽を学び、ローマにも留学。
さらにフランス、イタリアで研鑽を積み、現在は藤原歌劇団に所属しオペラを中心に活躍している。
京都造形芸大の芸術劇場春秋座でのオペラ公演で度々ヒロインを演じるなど、京都でもよく知られた存在だ。
加えて、2015年には、『パリの薫り〜コンセール・アペリティフ〜』と題されたフランス物を中心としたアルバムもリリースしている。
さて、今日のリサイタルのプログラム。
前半の一部はグノーの『ロメオとジュリエット』から「夢に生きたい」、オッフェンバックの『ホフマン物語』から「オランピアの唄」、マスネの『マノン』からガヴォット、同じくマスネの『エロディアード』から「甘く優しく」、プーランクの即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」*、同じくプーランクの『ティレジアスの乳房』から「いいえ旦那様」とフランスの作曲家でまとめ、休憩を挟んだ後半の第二部は、團伊玖磨の『夕鶴』から「あたしのだいじな与ひょう」、プッチーニの『蝶々夫人』から「ある晴れた日に」と「可愛い坊や」、ドビュッシーの月の光*、クルト・ヴァイルの『ヴィーナスの接吻』から「愚かなハート」、メノッティの『泥棒とオールドミス』から「私を盗んで」、バーンスタインの『キャンディード』から「きらびやかに着飾って」と日本を舞台にした作品にアメリカで作曲された作品が並ぶという非常に意欲的なものとなっていた。
(ちなみに*は細川さんによるピアノ・ソロ)
曲間のトークで、川越さんは自分が好きな歌、歌いたい歌を歌うことにしたとプログラミングについて説明していて、確かにそれはその通りなのだろうけれど、選曲(フランス語、日本語、イタリア語、英語の歌をあえて取り上げた点も含め)と全体的な構成には彼女の自負に矜持、知性と志向を強く感じたことも事実である。
もちろん、それは川越さんの実力に裏打ちされたものであることは言うまでもない。
バロックザールのホールを震わせるかのような声量の持ち主で、高音部の伸びもあり、強弱のコントロールもよくとれたその歌唱がまずもって魅力的な上に、作品、役柄を的確に演じ分ける演技力にも欠けていない。
しかも、先述したトークも含めて機智とコケットリイ、サービス精神にも富んでいる。
結果、いい歌だった、いいリサイタルだったとよい心持ちになることができた。
ピアノの細川さんは過不足ない伴奏で、川越さんの歌をしっかりと支える。
プーランクと月の光も、出しゃばらず、しかしリリカルさを失わないソロで、間奏曲的な役割を巧く果たしていた。
なお、リサイタルの謎解きであり、川越さん自身のマニフェストともいえるプッチーニの『トスカ』から「歌に生き、恋に生き」、カスタネットでリズムを刻んだドリーブの『カディスの娘たち』、そして中島みゆきの『糸』の三曲がアンコールとして歌われた。
オペラ好き、クラシック音楽好きはもちろんのこと、できれば演劇関係の人たちにも接して欲しかったリサイタルだ。
ああ、面白かった!!