2017年04月25日

我を疑い人を疑うということは、人を信じ我を信じるということだ(CLACLA日記)

 晴天から曇天へ。

 気温は上昇し、春らしい一日。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 落語家の三代目三遊亭圓歌が亡くなった。88歳。
 「山のあな、あな」のフレーズでおなじみの『授業中』や自らの家族の姿を極端にデフォルメした『中沢家の人々』といった新作から古典まで、幅広く演じて人気を博す。
 また、1996年〜2006年にかけては落語協会の会長を務めた。
 深く、深く、深く、深く黙禱。


 漫才作家の中田明成が今月の17日に亡くなっていたことも知る。73歳。
 昭和から平成にかけての関西を代表する漫才作家だった。
 深く、深く、深く、深く黙禱。
(外出前聴いていた『とことん全力投球!!妹尾和夫です』で、中田さんが亡くなったことを知った)


 今村復興相が「失言」で辞職する意向とのこと。
 言語道断だが、決して彼一人の問題ではあるまい。
 そもそも、目先鼻先口先舌先の徒である安倍首相自身が辞任してしかるべきなのである。
 腹立たしいかぎり。


 そんな連中が大手を振って共謀罪を押し通そうとしている。
 アメリカによる監視システムの提供の報道も含めて、胡散臭くきな臭い、中身のはっきりとしないものを唯々諾々と許してよいものかと思う。
 共謀罪には絶対に反対だ。


 目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、19時過ぎに外出して、錦湯さんへ。
 新生4回目(通算29回目)となる錦湯劇場を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、常連さんと夕食をとりながらあれこれと話をして、23時台に帰宅する。


 帰宅後、アルカント・カルテットが演奏したドビュッシー、デュティユー、ラヴェルの弦楽4重奏曲集<ハルモニアムンディ・フランス>、MBSラジオの『マルセイユゆりあん まんげきミッドナイトパーティ』を聴いたりしながら錦湯劇場の感想を投稿したり、作業を進めたのち4時半頃寝床に就く。


 9時半に起きる。

 午前中、ピエール・ローラン=エマールが弾いたリゲティのピアノ作品集<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業や『鶴丸文造の遍歴時代』の改稿作業を進める。


 12時台に外出して、大切な予定をすませる。
 いろいろと想い、いろいろと考えることあり。


 16時半過ぎに帰宅し、オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番<Warner>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 18時過ぎに外出して、買い物をすませる。


 帰宅後、クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第6番「田園」<同>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 中山咲の『血と肉』<河出書房新社>を読了し、松浦寿輝の『黄昏客思』<文藝春秋>を読み始める。


 NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、クリスティアン・ツァハリアス指揮セントポール室内管弦楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ハイドンの交響曲第84番、グルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』抜粋、ツァハリアスの弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲第9番が演奏されていた。
 そういえば、ヨーロッパのネットラジオに接していて思うのは、室内管弦楽団を中心によくこのツァハリアスが指揮者(弾き振りを含む)として迎えられていることだ。
 穏和な音楽づくりが好まれるのか。

 続けて、ヒュー・ウルフ指揮セントポール室内管弦楽団が演奏したレスピーギのボッティチェリの3枚の絵、組曲『鳥』、古風なリュートのための舞曲とアリア第1&第3組曲<TELDEC>を聴く。
 『ベスト・オブ・クラシック』でこのアルバムの一部が放送されることになっており、ならばCD自体聴けばいいと思って聴くことにした。

 さらに、ピアノのエリザベート・レオンスカヤとウルフ指揮セントポール室内管弦楽団が演奏したショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番&第2番<同>を聴く。


 お昼を食べ過ぎたので、夕飯はクルミパンのみですませた。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 我を疑い人を疑うということは、人を信じ我を信じるということだ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

錦湯劇場 新生第4回(通算第29回)

☆錦湯劇場 新生第4回(通算第29回)

 出演:桂三幸さん、笑福亭笑利さん他
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、こみやさん、丸山交通公園君
(2017年4月24日20時開演/錦湯)


 4月も下旬となってようやく春らしくなってきた京この頃。
 今夜も常連さん、リピーターさん、ご新規さんと錦湯さんには大勢のお客さんが集まって重畳重畳。
 桂三幸さんが新支配人となって今回で4回目となる錦湯劇場だが、心なしか落語愛好家と思しき方々が顔を揃えてきたようにも思う。

 定刻20時頃、三幸さんと笑福亭笑利さんが登場。
 久方ぶりとなる笑利さんだけれど、いつもの如きスタンスを貫く三幸さんとのやり取りで盛り上げる。

 で、短くトークを切り上げて、笑利さんが高座へ。
 前支配人の月亭太遊さんについてなどマクラで語ってから、独演会の「独利−HITORI−」でネタ下ろしした新作を演じた(あっ、題名を訊き忘れた!)。
 夏休み、祖父母のもとへ遊びに来たソウスケ少年と河童のガタローの交流を主題にした新作で、笑いはもちろんのこと、笑利さんの想いもしっかりと伝わってくる内容となっている。
 終盤、幕内がらみのアクシデントもあったが、そこは笑利さん。
 きちんと大きな笑いに変化させた。

 続いては、落語愛好家の方ならばこれぞ落語の神様のご加護とばかり、住吉大社の若宮八幡宮に石清水八幡宮、ばかりかその元社である山崎の離宮八幡宮にまでお参りにいくかもしれぬというような時間が設けられる。
 って、これは大げさか。
 まあ、錦湯での会によくお越しの方ならば、あっ今回そうなんだとにんまりする感じの時間ではある。
 いずれにしても、落語を「たっぷり愛して」いる方はもちろんのこと、「すこ〜し愛して」いる方でも存分にお愉しみいただけたことと思う。

 トリは、三幸さんの『池田の牛ほめ』。
 あほな男が池田まで普請と牛を誉めに行くが…。
 というおなじみの古典だけれど、三幸さんはマクラできちんと断ってから阪急池田行きの通勤特急ばりのスピードで噺を進めつつ、要所急所でメリハリをつけて大きな笑いを生んでいた。
 新支配人としての風格も出てきたのでは。

 最後は、大喜利を決行。
 三幸さん仕切りの下、笑利さんや大喜利連がお題に挑むというもので、予想の如く笑利さんがきもおかしいイラストを駆使した解答で機智guyぶりを十二分に発揮し、ついつい笑ってしまう。
 一方、大喜利連も善戦。
 教科書通りと三幸さんにお誉めの言葉をいただいた貯蓄さんはじめ、ワンマンショー男丸山君、常連のこみやさんとコンスタントに答えを重ねていた。

 と、今夜も盛りだくさんの錦湯劇場でした。
 落語をとてもたっぷり愛している方も、すこ〜し愛している方も、落語ってなんや!?と思っている方も、月曜20時は錦湯さんにぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする