晴天。
いいお天気、いい青空の一日。
気温も上昇し、春らしさが増す。
夕方以降は風も冷たく、肌寒い感じもしたが。
季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
花粉禍、ひどし。
目の周りの痒みに悩まされる。
そして、両耳の不調も続く。
衆議院で、共謀罪の実質審議が始まった。
どう考えても、胡散臭くきな臭い法案である。
それでも、世論調査では共謀罪に賛成とする意見が僅かながら反対の意見に勝っている。
まずは法案の問題点がきちんと知らされていないということが大きいのではないか。
実際、これまでに比べて詳細な報道が行われているようには感じられないし。
自分で自分の首を絞めるような真似だけは避けたいものだ。
極右森友学園への国有地売却問題や自衛隊の南スーダンへのPKO問題、大臣の失言問題等々、安倍内閣与党の傲慢無理無法が続く。
なんともかとも。
目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、アルカント・カルテットが演奏したドビュッシー、デュティユー、ラヴェルの弦楽4重奏曲集<ハルモニアムンディ・フランス>、NHKのラジオ深夜便、YouTubeにアップされたパーヴォ・ヤルヴィ指揮hr交響楽団が演奏したシューマンの「序曲、スケルツォと終曲」&ベートーヴェンの3重協奏曲(ニコラ・アンゲリッシュのピアノ、ギル・シャハムのヴァイオリン、アンネ・ガスティネルのチェロ)を聴いたりしながら作業を進めたのち、3時10分過ぎに寝床に就く。
8時50分少し前に起きる。
午前中、ピエール・ローラン・エマールが弾いたリゲティのピアノ作品集<SONY>、YouTubeにアップされたスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮hr交響楽団が演奏したベートーヴェンの『レオノーレ』序曲第2番を聴いたりしながら、仕事関係の作業や『鶴丸文造の遍歴時代』の改稿作業を進めたり、『吉田健一』<新潮社>と『柴田南雄 音楽会の手帖』<アルテスパブリッシング>を読み進めたりする。
午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』と『武田和歌子のぴたっと。』、YouTubeにアップされたゲンナディ・ロジェストヴェンスキー指揮アイスランド交響楽団が演奏したチャイコフスキーの組曲第3番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『吉田健一』と『柴田南雄 音楽会の手帖』を読み進めたりする。
ロジェストヴェンスキーが指揮したチャイコフスキーの組曲第3番はゆったりとしたテンポで、べたな表現だがロシアの香りが濃厚にする演奏。
ところどころゆったりし過ぎのように感じる箇所もなくはないが、旋律の美しさがよく伝わってくることも確かだ。
終盤の盛り上げ方の巧さも見事である。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトの交響曲第33番<PHILIPS>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。
『吉田健一』を読了する。
文学者吉田健一の生涯を丹念に追った労作で、刺激を受けるところ非常に大なり。
圧巻。
ああ、面白かった!!
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、テノールのクリストフ・プレガルディエンの来日リート・リサイタルのライヴ録音を聴く。
カナダの作曲家ノルマン・フォルジュが編曲した、フルート、オーボエ・ダモーレ、クラリネット、ファゴット、ホルン、アコーディオン伴奏によるシューベルトの歌曲集『冬の旅』が歌われていた。
その年齢に比して、プレガルディエンの清澄で伸びのある声はよく保たれていると思ったが、だからこそ逆に、高音部分などでその変化が気になったりもする。
味わいで聴かせる人でなかっただけに、どうしても気になってしまうのだ。
プレガルディエンの『冬の旅』といえば、アンドレアス・シュタイアーのフォルテピアノ伴奏で実演に接したことがある。
1996年10月2日というから、もう20年以上も前になるのか。
京都コンサートホールの大ホールのほうでのリサイタルで、一箇所大きなミスがあったのだけれど、そんなことどうでもいいと思えるような鮮烈で清新な『冬の旅』だった。
時の流れは速く、残酷だ。
ほかに余った時間で、そのシュタイアーの伴奏で録音したシューマンの歌曲集『詩人の恋』の抜粋が放送されていた。
続けて、ヨエル・レヴィ指揮クリーヴランド管弦楽団が演奏したシベリウスの交響曲第2番&交響詩『フィンランディア』<TELARC>とレヴィ指揮アトランタ交響楽団が演奏したブラームスのセレナード第1番&ハイドンの主題による変奏曲<同>を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『柴田南雄 音楽会の手帖』を読み進めたりする。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。