正月三日目。
どんよりとした感じはありつつも、晴天が続く。
日中、今日も気温は下がらず。
それでも、朝晩の冷え込みは厳しいが。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
特に、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスにはお気をつけのほど。
昨夜、19時過ぎに外出して錦湯さんへ。
新春一回目となる「毎週月曜 錦湯劇場」第13回を愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
(最近このフレーズを利用される方が増えて来た。元祖&本家としては、重畳重畳。と、言ってもこのフレーズ、もとはといえば、吉田秀和の「ああ、楽しかった!」からきているのだった)
終了後、交流会に参加し、支配人の月亭太遊さんやおなじみ桂三幸さん、林家染八さん、ターザンさん、常連やご新規のお客さんとおしゃべりを愉しむ。
で、遅めの夕飯をすませ、さらに諸々あって3時過ぎに帰宅する。
その後、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら作業を進め、4時半に寝床に就く。
それでも、朝型生活に慣れてしまっているので8時少し前に目が醒め、8時過ぎに起きる。
NHK・FMの『NHK音楽祭2016アンコール』で、マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団の来日コンサートのライヴ録音(2016年11月22日、NHKホール)を聴く。
ユジャ・ワンの独奏によるショパンのピアノ協奏曲第2番とブルックナーの交響曲第7番などが演奏されていた。
続けて、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第3番&第7番「未完成」と第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG>を聴く。
午前中、錦湯劇場の感想を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。
ささやかな仕事はじめだ。
午後、テオドール・クルレンツィス指揮ムジカ・エテルナ他が演奏したモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲<同>、グレン・グールドが弾いた同じくモーツァルトのピアノ・ソナタ第8番、第10番、第12番、第13番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、仕事関係の連絡を行ったり、今年と今月の創作活動について考えたり、奥泉光の『ビビビ・ビ・バップ』<講談社>を読み進めたりする。
途中、あまりの眠けに勝てず45分ほど昼寝をした。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
倹しい正月だ。
帰宅後、グールドが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲つき」と第15番を聴いたりしながら、雑件を片付ける。
途中夕飯を挟み、NHK・FMで『第60回NHKニューイヤーコンサート』の実況中継(NHKホール)を聴く。
広上淳一指揮東京フィルがメインの伴奏だが、一部のコーナーでは鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンも伴奏を務めた。
そうそう、広上さんは得意の鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)を吹いていた。
昨年末の立命館大学交響楽団との公開コンサートでもその妙技を披露してたんだよなあ。
続けて、メゾソプラノのマグダレーナ・コジェナーがサイモン・ラトル指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのアリア集<ARCHIV>、リナルド・アレッサンドリーニ指揮ノルウェー歌劇場管弦楽団が演奏した同じくモーツァルトの序曲集<naïve>を聴く。
CDコンポがあることの嬉しさを噛み締めつつCDを聴いている。
夕飯後、『高森みずきの穏やかな一日』の改稿作業を行ったり、『ビビビ・ビ・バップ』を読み進めたりする。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
為したいこと為すべきことをしっかり為していかなければ。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2017年01月03日
錦湯劇場 第13回
☆毎週月曜 錦湯劇場 第13回
出演:桂三幸さん、月亭太遊さん、林家染八さん、ターザンさん
大喜利出演:あふろだんぺーさん、かるあ君、貯蓄アンドザシティ君
(2017年1月2日20時開演/錦湯)
正月二日目。
新春を寿ぐ「毎週月曜 錦湯劇場」は、ご新規さんに久しぶりのお客さん、そして常連さんが顔を揃えて大盛況。
新年に相応しい賑やかさだった。
13回目となる今回は、支配人の月亭太遊さん、準レギュラーならぬほぼレギュラーの桂三幸さん、先週に続いての林家染八さん、しばらくぶりのターザンさんの出演で、スタートのトークから年末年始の近況などで盛り上がる。
で、30分を過ぎたあたりで、染八さんが高座へ。
これで三度目の登場となる染八さんは、一席入魂の構えで錦湯劇場のお客さんに向い合う。
まずは先週少しだけ披歴した小ネタ・どうでもいいニュースを、フリップ(画用紙帳)を利用して繰り出していく。
中身ももちろんだけれど、その繰り出し具合に染八さんの人柄が窺えておかしい。
お客さんへのアンケートののちに演じた本題は、『河豚鍋』。
河豚は食べたし命は惜しし。
といった時代を舞台にしたおなじみの噺だけれど、染八さんはこれぞ古典という具合に要所急所を押さえた語り口で演じていくが、ここでも登場人物の随所に染八さんのフラ(おかしみ)が出ていたように感じた。
そして、最後に踊りの「せつほん」を踊る。
おまけの部分は錦湯劇場の高座の造りもあって完璧に決まらなかったのは残念だが、終演後の交流会の場ではばちっと決めて何よりだった。
続いては、ターザンさんが登場。
石田三成を応援せんがため米原観音寺限定の住みます芸人として九州から滋賀へとやって来た占い芸人のターザンさんは、この度無事任期を終えて今後も関西を拠点に活動するとのこと。
自己紹介を兼ねたトークでは、そうした住みます芸人にまつわるエピソードを語った。
メインは、フリップ(画用紙帳)を使った手相占いのネタ。
お客さんの手相を拝見したりして、金運感情運など手相の基本を説明しつつ笑いをとっていた。
ちなみに、手相によると当方は金運はあまりなさそうな…。
三番目は、三幸さん。
安定のマクラののち、R1グランプリ対応のネタを披露する。
小型スピーカー(ネオはめ物)を活用したネタで、人と機械の噛み合わなさがしっかりと笑いを生んでいた。
終わったあとのちょっとしたトラブル、三幸さんと機械の噛み合わなさもネタに繋がっていておかしい。
加えて、三幸さんはお師匠の桂文枝さん作の新作『にぎやか寿司』も演じた。
お腹が空いた麻雀帰りのサラリーマンが入ったのは、にぎやか寿司なる寿司屋だったが、この寿司屋というのが相当な代物で…。
といった具合のくすぐりの効いた作品で、ここでもしっかりと笑いを造った。
登場人物の掛け合いなど三幸さんらしい口演の中に、文枝師匠の「教え」が垣間見えていたのも興味深く面白かった。
トリは太遊さんのネオラクゴ『祈るように食べる』。
朝の食卓での夫と妻、小さな娘のやり取り。
と記すと、それこそホームドラマ風の佳品。
かと思いきや、そこは太遊さんのネオラクゴ、そんなものではおさまらない。
胡散臭いロハス・ブーム、スピリチュアリズムへの批判とともに、農・自然への想いといった太遊さんの世界観が全面に押し出されるとともに、仕掛けくすぐりも豊富で大いに笑った。
いやあ、ネオラクゴは尖ってるなあ。
定番の大喜利ももちろん決行である。
太遊さんの仕切りの下、作家の桜井さんのお題に三幸さん、染八さん、ターザンさん、大喜利出演者たちが挑むという構成だが、ここでも染八さんの積極姿勢が印象的。
三幸さん、ターザンさんもコンスタントに解答を重ねて、あふろだんぺーさん、かるあ君、貯蓄君という大喜利巧者も着実にヒットを積み上げていた。
比較的短めではあったけれど、その分太遊さんの仕切りも含め流れのよい大喜利だった。
と、新年早々盛りだくさんの錦湯劇場でした。
今年も毎週月曜20時は錦湯さんへ皆さんもぜひ!
ああ、面白かった!!
出演:桂三幸さん、月亭太遊さん、林家染八さん、ターザンさん
大喜利出演:あふろだんぺーさん、かるあ君、貯蓄アンドザシティ君
(2017年1月2日20時開演/錦湯)
正月二日目。
新春を寿ぐ「毎週月曜 錦湯劇場」は、ご新規さんに久しぶりのお客さん、そして常連さんが顔を揃えて大盛況。
新年に相応しい賑やかさだった。
13回目となる今回は、支配人の月亭太遊さん、準レギュラーならぬほぼレギュラーの桂三幸さん、先週に続いての林家染八さん、しばらくぶりのターザンさんの出演で、スタートのトークから年末年始の近況などで盛り上がる。
で、30分を過ぎたあたりで、染八さんが高座へ。
これで三度目の登場となる染八さんは、一席入魂の構えで錦湯劇場のお客さんに向い合う。
まずは先週少しだけ披歴した小ネタ・どうでもいいニュースを、フリップ(画用紙帳)を利用して繰り出していく。
中身ももちろんだけれど、その繰り出し具合に染八さんの人柄が窺えておかしい。
お客さんへのアンケートののちに演じた本題は、『河豚鍋』。
河豚は食べたし命は惜しし。
といった時代を舞台にしたおなじみの噺だけれど、染八さんはこれぞ古典という具合に要所急所を押さえた語り口で演じていくが、ここでも登場人物の随所に染八さんのフラ(おかしみ)が出ていたように感じた。
そして、最後に踊りの「せつほん」を踊る。
おまけの部分は錦湯劇場の高座の造りもあって完璧に決まらなかったのは残念だが、終演後の交流会の場ではばちっと決めて何よりだった。
続いては、ターザンさんが登場。
石田三成を応援せんがため米原観音寺限定の住みます芸人として九州から滋賀へとやって来た占い芸人のターザンさんは、この度無事任期を終えて今後も関西を拠点に活動するとのこと。
自己紹介を兼ねたトークでは、そうした住みます芸人にまつわるエピソードを語った。
メインは、フリップ(画用紙帳)を使った手相占いのネタ。
お客さんの手相を拝見したりして、金運感情運など手相の基本を説明しつつ笑いをとっていた。
ちなみに、手相によると当方は金運はあまりなさそうな…。
三番目は、三幸さん。
安定のマクラののち、R1グランプリ対応のネタを披露する。
小型スピーカー(ネオはめ物)を活用したネタで、人と機械の噛み合わなさがしっかりと笑いを生んでいた。
終わったあとのちょっとしたトラブル、三幸さんと機械の噛み合わなさもネタに繋がっていておかしい。
加えて、三幸さんはお師匠の桂文枝さん作の新作『にぎやか寿司』も演じた。
お腹が空いた麻雀帰りのサラリーマンが入ったのは、にぎやか寿司なる寿司屋だったが、この寿司屋というのが相当な代物で…。
といった具合のくすぐりの効いた作品で、ここでもしっかりと笑いを造った。
登場人物の掛け合いなど三幸さんらしい口演の中に、文枝師匠の「教え」が垣間見えていたのも興味深く面白かった。
トリは太遊さんのネオラクゴ『祈るように食べる』。
朝の食卓での夫と妻、小さな娘のやり取り。
と記すと、それこそホームドラマ風の佳品。
かと思いきや、そこは太遊さんのネオラクゴ、そんなものではおさまらない。
胡散臭いロハス・ブーム、スピリチュアリズムへの批判とともに、農・自然への想いといった太遊さんの世界観が全面に押し出されるとともに、仕掛けくすぐりも豊富で大いに笑った。
いやあ、ネオラクゴは尖ってるなあ。
定番の大喜利ももちろん決行である。
太遊さんの仕切りの下、作家の桜井さんのお題に三幸さん、染八さん、ターザンさん、大喜利出演者たちが挑むという構成だが、ここでも染八さんの積極姿勢が印象的。
三幸さん、ターザンさんもコンスタントに解答を重ねて、あふろだんぺーさん、かるあ君、貯蓄君という大喜利巧者も着実にヒットを積み上げていた。
比較的短めではあったけれど、その分太遊さんの仕切りも含め流れのよい大喜利だった。
と、新年早々盛りだくさんの錦湯劇場でした。
今年も毎週月曜20時は錦湯さんへ皆さんもぜひ!
ああ、面白かった!!