2016年10月24日

平幹二朗と肝付兼太が亡くなった(早めのCLACLA)

 平幹の愛称で知られた俳優の平幹二朗が亡くなった。82歳。
 広島県の出身で、俳優座を経てフリーとなり、演劇、映画、テレビドラマの世界で大活躍した。
 若い頃は端正な顔立ちの二枚目だったが、その後徐々に役柄の幅を拡げ、壮年以降は怪優と呼びたくなるような大きな存在感を示し続けた。
 演劇では蜷川幸雄との共同作業をまずは挙げるべきだろう。
 また、五社英雄演出による『三匹の侍』を皮切りにテレビドラマにも多数出演し、NHKの大河ドラマでは主役を演じた『樅の木は残った』の原田甲斐役や『国盗り物語』の斎藤道三役のほか、『武田信玄』の武田信虎役、『信長』の加納随天役などでも強い印象を残した。
 元夫人は佐久間良子で、子息は平岳大。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 以前、京都文化博物館のフィルムシアターで平幹さん主演(市川雷蔵の代役)の『千羽鶴』を観たとき、掲示さていたスチール写真の平幹さんを「これ、雷蔵やんなあ」と指さすおっさんがいて、どこに目えついとんねんと突っ込みたくなったことがあったっけ。
 トミーズの雅がかっこよくなったみたいな『千羽鶴』の平幹さんには、どうにも無理をしている感があってちょっとかわいそうだった。


 声優の肝付兼太も亡くなった。80歳。
 鹿児島県の出身で、肝付氏の末裔である。
 劇団七曜会を経て、声優として活動を始める。
 テレビ草創期から活躍し、最晩年に到るまで数々の作品に出演した。
 特に、『ドラえもん』のスネオ(日本テレビ版ではジャイアン役)、『怪物くん』のドラキュラ、『忍者ハットリくん』のケムマキ、『キテレツ大百科』の勉三さんなど、藤子不二雄作品になくてはならない存在だった。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 快晴。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は思ったほどには上昇せず。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 両耳の不調が続く。


 昨夜、オリ・ムストネンが弾いたベートーヴェンの変奏曲集<DECCA>を聴いたりしながら作業を進め、2時過ぎに寝床に就く。


 8時に起きる。

 モザイク・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第17番「狩り」の第1楽章&第16番<ASTREE>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 10時台に外出して、下京図書館へ。
 本とCDを返却し、予約しておいた本とCDを新たに借りる。


 帰宅後、早速借りて来たマリス・ヤンソンス指揮ロンドン・フィルが演奏したリムスキー=コルサコフの交響組曲『シェエラザード』&スペイン奇想曲<EMI>を聴いたりしながら、『皇帝のいすぎる十二月』の改稿作業を進める。
 ヤンソンス指揮のリムスキー=コルサコフは、機能性に優れたロンドン・フィルを巧みにコントロールして間然とするところのない音楽世界を造り出しており、非常に聴き心地がよかった。
 これは中古CDを見つけたら、ぜひ購入しておきたい。


 午後、ボザール・トリオが演奏したアレンスキーのピアノ3重奏曲第1番&第2番<PHILIPS>、NHK・FMの『クラシック・カフェ』、マリス・ヤンソンス指揮のリムスキー=コルサコフ、同じくヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したショスタコーヴィチの交響曲第12番「1917年」<EMI>を聴く。
 アレンスキーのピアノ3重奏曲2曲は、抒情性とノスタルジーをためた実に魅力的な作品。
 ボザール・トリオの均整のとれた演奏も加わって、これまた非常に聴き心地がよかった。
 当然、こちらの中古CDも「マスト」である。


 『皇帝のいすぎる十二月』の改稿作業を終え、某所に送る。
 さあ、作品の在庫一掃も『御神酒徳利』を残すだけとなった。
 頑張らなくては。

 その後、仕事関係の作業を進めたり、戸田学の『上方漫才黄金時代』<岩波書店>を読み始めたりする。


 これから外出して、錦湯さんへ。
 「月曜恒例 錦湯劇場」の3回目なり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする