晴天。
青空の見えた一日。
気温も上昇する。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
特に、風邪など召しませんように。
睡眠不足で身体が重たし。
そして、両耳の不調が続く。
胡散臭くきな臭い状況が続く。
目くらましの八百長猿芝居も横行蔓延している。
絶対に騙されまい。
昨夜、19時過ぎに外出し、大垣書店四条店で『ぶらあぼ』11月号を入手したのち錦湯さんへ。
2回目となる「毎週月曜 錦湯劇場」を愉しむ。
詳しくは、前回の記事(落語記録)をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
終了後、交流会に参加したのち、遅めの夕飯をすませる。
さらに、常連さんと立ち話をしたりして、4時過ぎに帰宅。
作業をすませて5時過ぎに寝床に就く。
それでも8時過ぎに起きる。
午前中、フォルテピアノのバート・ファン・オールトが弾いたヨハン・クリスティアン・バッハの6つのソナタ集作品番号5と17<ともにBrilliant>、ジョン・マウチェリー指揮ベルリン放送交響楽団&ベルリン・ドイツ交響楽団が演奏した『ハリウッドのシェーンベルク』<London>を聴いたりしながら、落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。
午後、イスラエル・イーノン指揮ベルリン・ドイツ交響楽団が演奏したラートハウスの交響曲第1番&バレエ音楽『最後のピエロ』<同>、NHK・FMの『クラシック・カフェ』(アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団が演奏したラフマニノフの交響曲第2番他)、プレヴィン指揮ロンドン交響楽団が演奏したコルンゴルトの交響曲&劇音楽『から騒ぎ』抜粋<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、前川玲子の『亡命知識人たちのアメリカ』<世界思想社>を読み進めたりする。
途中、あまりの眠さに勝てず、しばらく昼寝をした。
17時過ぎに外出して、京都芸術センターへ。
いくつか用件を片付ける。
で、夕飯用の買い物をすませて18時台に帰宅した。
帰宅後、ボロディン・カルテットが演奏したブラームスの弦楽4重奏曲第1番&第3番<TELDEC>を聴いたりしながら、『皇帝のいすぎる十二月』の作業を進めたり、雑件を片付けたりする。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で安田謙一郎のチェロ・リサイタルのライヴ録音(2016年4月11日、上野学園石橋メモリアルホール)を聴く。
ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第2番と第3番の間にモーツァルトの『魔笛』の主題による2つの変奏曲を挟み、アンコールとしてブラームスの野の寂しさが演奏されていた。
ピアノは、津田裕也。
続けて、ヴァイオリンのギドン・クレーメルとピアノのマルタ・アルゲリッチが演奏したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6番〜第8番<ドイツ・グラモフォン>、ピアノのアナトール・ウゴルスキが弾いた同じくベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番&エリーゼのために、ロンド・ア・カプリッチョ<同>を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『皇帝のいすぎる十二月』の改稿作業を行ったり、『亡命知識人たちのアメリカ』を読み進めたりする。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
睡眠不足。
健康管理に気をつけないと。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年10月18日
錦湯劇場 第2回
☆毎週月曜 錦湯劇場 第2回
出演:桂ちきんさん、月亭方気さん、笑福亭智丸さん
MC:月亭太遊さん
(2016年10月17日20時開演/錦湯)
2回目となる昨夜の「毎週月曜 錦湯劇場」は、映画の日ならぬ映画の回。
常連さんやリピーターさん、ご新規さんと揃ったお客さんも、もしかしたら早速お好みの映画を観てみたくなってしまったのでは。
まずは、前回より支配人に徹するMCの月亭太遊さんのトークから。
大江能楽堂で短篇喜劇映画の活動弁士に挑戦し見事ラップ弁士でクリアした顛末や、森達也監督の『A』、『A2』の鑑賞等、京都国際映画祭での出来事を語って盛り上げる。
で、ほどよいところで笑福亭智丸さんが登場。
太遊さんを受けて映画に関する話をマクラでしたのち、『色事根問』を演じる。
ぼわんと遊んで暮らしている男、親しい男から一見え、二男、三金、四芸…と女性にもてる男性のありようを教えてもらうも、身形、顔、財力、芸力等々、どれ一つとっても当てはまるものはなく…。
という、古典の噺だけれど、智丸さんは上方落語流儀の渋い語り口でテンポよく演じ上げた。
それにしても、いつもながらこの噺は身につまされるなあ。
続いては、桂ちきんさんが高座へ。
錦湯さん初登場となるちきんさんは、山高帽にツケちょび髭といういでたちで、まさしくチャップリン風。
西本願寺での京都国際映画祭の上映会の司会を務めたちきんさんだが、軽いご当地京都ネタのあと、自らの映画愛をたっぷりとマクラで語る。
年間300本の鑑賞。
その知識ももちろんだけど、何しろ映画に対する愛情が半端ない。
しかも、それを面白馴染みやすく口にできるのだから、淀長さんこと淀川長治や朝のラジオのあの人の後継者もまんざら夢じゃないのでは。
よしもとさん、ぜひお忘れなく。
本題は、そんなちきんさんがどうしてお師匠の桂きん枝さんに入門したかに触れた私落語。
チャップリンの短篇映画の如く、よい間尺の作品だった。
トリは、お久しぶりの月亭方気さん。
ちきんさんの映画好きぶりをわざとくさして、自分は『釣りバカ日誌』が好きだと宣言。
近況報告(同病者としては気になるところ)を経て、金縛りにあったエピソードを披歴してから本題の『皿屋敷』に入る。
もはやあらすじ不要のおなじみの古典で、方気さん話を巧みに刈り込みつつ、登場人物のやり取りの中に独自のアクセントを加えていく。
「人気者」になったあとのお菊さんの変りっぷりも興味深くおかしかったが、方気さんの真骨頂はもしかしたら、代官の青山鉄山がお菊さんを嬲りいじり殺すあたりではないかと感じたりもした。
せっかくちきんさんが来られているということもあり、後半は大喜利をお休みにして、太遊さんの仕切りによる映画にまつわるトーク。
太遊さんから「智丸さんにぴったりの映画は?」と問われたちきんさん(お客さんから見て左端に陣取る)は、「忍者ハットリくんの犬(獅子丸)にそっくりやなあ!」と智丸さんをいじって笑いをとりつつも、質問に対しては真摯にフェデリコ・フェリーニの『道』を選択。
さらに、『スティング』や、方気さん向けの『東京オリンピック』(市川崑監督)と、だてに年間300本ではない話が続く。
と、ここでご新規のお客さんが来場、さらにちきんさんのトークに火がつく。
木下惠介監督の『二十四の瞳』が自分の邦画ナンバーワンだが、ちきんさんのナンバーワンは?
と訊かれて、(好きな映画があり過ぎて)ナンバーワンなんてなかなか絞れないけれど、『無責任』シリーズが大好き、でも、黒澤明監督の『生きる』も素晴らしいと口にし、『生きる』の要所急所を説明していく。
志村喬演じる課長が「生き返る」シーンや、ラストの日守新一についてきちんと触れるなど、同じく『生きる』が大好きな人間としては、そうそうそこそこと嬉しくって仕方なかった。
そして、いろいろ評価や評判はあるけど、まずはそんなものを気にせず、自分で映画を観て感じた点を大事にして欲しいという言葉には打たれたなあ。
ちきんさん、ぜひまた映画の話もたっぷり聴かせてください。
と、錦湯劇場という名前にふさわしい一夜でした。
落語好きや映画好きはもちろん、そうでない方も毎週月曜20時は錦湯さんにぜひ!
ああ、面白かった!!
出演:桂ちきんさん、月亭方気さん、笑福亭智丸さん
MC:月亭太遊さん
(2016年10月17日20時開演/錦湯)
2回目となる昨夜の「毎週月曜 錦湯劇場」は、映画の日ならぬ映画の回。
常連さんやリピーターさん、ご新規さんと揃ったお客さんも、もしかしたら早速お好みの映画を観てみたくなってしまったのでは。
まずは、前回より支配人に徹するMCの月亭太遊さんのトークから。
大江能楽堂で短篇喜劇映画の活動弁士に挑戦し見事ラップ弁士でクリアした顛末や、森達也監督の『A』、『A2』の鑑賞等、京都国際映画祭での出来事を語って盛り上げる。
で、ほどよいところで笑福亭智丸さんが登場。
太遊さんを受けて映画に関する話をマクラでしたのち、『色事根問』を演じる。
ぼわんと遊んで暮らしている男、親しい男から一見え、二男、三金、四芸…と女性にもてる男性のありようを教えてもらうも、身形、顔、財力、芸力等々、どれ一つとっても当てはまるものはなく…。
という、古典の噺だけれど、智丸さんは上方落語流儀の渋い語り口でテンポよく演じ上げた。
それにしても、いつもながらこの噺は身につまされるなあ。
続いては、桂ちきんさんが高座へ。
錦湯さん初登場となるちきんさんは、山高帽にツケちょび髭といういでたちで、まさしくチャップリン風。
西本願寺での京都国際映画祭の上映会の司会を務めたちきんさんだが、軽いご当地京都ネタのあと、自らの映画愛をたっぷりとマクラで語る。
年間300本の鑑賞。
その知識ももちろんだけど、何しろ映画に対する愛情が半端ない。
しかも、それを面白馴染みやすく口にできるのだから、淀長さんこと淀川長治や朝のラジオのあの人の後継者もまんざら夢じゃないのでは。
よしもとさん、ぜひお忘れなく。
本題は、そんなちきんさんがどうしてお師匠の桂きん枝さんに入門したかに触れた私落語。
チャップリンの短篇映画の如く、よい間尺の作品だった。
トリは、お久しぶりの月亭方気さん。
ちきんさんの映画好きぶりをわざとくさして、自分は『釣りバカ日誌』が好きだと宣言。
近況報告(同病者としては気になるところ)を経て、金縛りにあったエピソードを披歴してから本題の『皿屋敷』に入る。
もはやあらすじ不要のおなじみの古典で、方気さん話を巧みに刈り込みつつ、登場人物のやり取りの中に独自のアクセントを加えていく。
「人気者」になったあとのお菊さんの変りっぷりも興味深くおかしかったが、方気さんの真骨頂はもしかしたら、代官の青山鉄山がお菊さんを嬲りいじり殺すあたりではないかと感じたりもした。
せっかくちきんさんが来られているということもあり、後半は大喜利をお休みにして、太遊さんの仕切りによる映画にまつわるトーク。
太遊さんから「智丸さんにぴったりの映画は?」と問われたちきんさん(お客さんから見て左端に陣取る)は、「忍者ハットリくんの犬(獅子丸)にそっくりやなあ!」と智丸さんをいじって笑いをとりつつも、質問に対しては真摯にフェデリコ・フェリーニの『道』を選択。
さらに、『スティング』や、方気さん向けの『東京オリンピック』(市川崑監督)と、だてに年間300本ではない話が続く。
と、ここでご新規のお客さんが来場、さらにちきんさんのトークに火がつく。
木下惠介監督の『二十四の瞳』が自分の邦画ナンバーワンだが、ちきんさんのナンバーワンは?
と訊かれて、(好きな映画があり過ぎて)ナンバーワンなんてなかなか絞れないけれど、『無責任』シリーズが大好き、でも、黒澤明監督の『生きる』も素晴らしいと口にし、『生きる』の要所急所を説明していく。
志村喬演じる課長が「生き返る」シーンや、ラストの日守新一についてきちんと触れるなど、同じく『生きる』が大好きな人間としては、そうそうそこそこと嬉しくって仕方なかった。
そして、いろいろ評価や評判はあるけど、まずはそんなものを気にせず、自分で映画を観て感じた点を大事にして欲しいという言葉には打たれたなあ。
ちきんさん、ぜひまた映画の話もたっぷり聴かせてください。
と、錦湯劇場という名前にふさわしい一夜でした。
落語好きや映画好きはもちろん、そうでない方も毎週月曜20時は錦湯さんにぜひ!
ああ、面白かった!!