2016年10月15日

昨夜N₂の上映会に参加した 買い物中、昔馴染みに遭遇した(CLACLA日記)

 晴天が続く。

 日中は気温が上昇する。
 ただし、朝晩の冷え込みは強くなっていて、朝など寒さを感じたほど。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、風邪など召しませんように。


 と、記しつつ、こちらはどうも風邪気味。
 連日の乱れた生活がたたって、喉の調子がおかしい。
 そして、両耳の不調も続く。


 過労自殺の問題で、電通本支社に抜き打ち調査が入ったと報じられている。
 問題のある企業が厳しく追及されるのは当然のことだ。
 まして、大きな権力を持つと噂されている電通ならなおのことである。
 けれど、どうして今電通なのか、ということも考えざるをえない。
 ガス抜きなのか、それとも水面下でのせめぎ合いの現われか。
 全てを陰謀論的謀略や八百長猿芝居ととらえることはしないけれど。


 昨夜、19時過ぎに外出して、元田中の喫茶フィガロへ。
 N₂の『居坐りの日』の上映会に参加する。
 記録用映像の上映ということなので、あえて詳しいレビューは記さないが、作品の表面的な結構意匠ばかりでなく、核となるもの、肝の部分を感じ捉えることができたのは収穫だった。
(開きながら閉じ、閉じながら開く、受け止めながら拒み、拒みながら受け入れているような作品だと感じたのだけれど、終了後の交流会で作・演出の杉本奈月さんがそういった趣旨の言葉を口にしていた)
 それと、小説と演劇という違いは大きいとはいえ、自分自身が今創作活動を続けていることもあり、正直匕首を突きつけられているかのような気分にもさせられた。
 生の舞台と映像の違いという根本的な問題はひとまず置くとして、ひきの映像ということで、演者陣(ナカメキョウコさん、木村聡太君、ガトータケヒロ君。各々、作品世界によく沿った声質をしている)の細かい演技がわかり辛いこともあり、11月の人間座スタジオでの公演が興味深く愉しみだ。

 交流会に参加したあとも、あれこれ話をしていて、帰宅が2時を過ぎる。

 で、作業を進め、3時過ぎに寝床に就く。


 7時半少し前に起きる。

 毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、思った以上によろし。
 ああ、すっきりした!

 午前中、イスラエル・イーノン指揮ベルリン・ドイツ交響楽団が演奏したラートハウスの交響曲第1番&バレエ音楽『最後のピエロ』<London>、バリトンのマティアス・ゲルネがアンドレアス・ヘフリガーのピアノ伴奏で歌ったシューベルトのゲーテ歌曲集<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『皇帝のいすぎる十二月』の改稿作業を進めたりする。


 11時頃外出し、下京図書館へ。
 同時に予約したはずなのに、なぜだか遅れて到着した(ラートハウスと同じ図書館に所蔵されている)ジョン・マウチェリー指揮ベルリン放送交響楽団&ベルリン・ドイツ交響楽団が演奏した『ハリウッドのシェーンベルク』<London>を借りる。

 で、室町通のストアデポでノートなどを購入し、四条通の別の文具店で来年用のダイアリーを予約したりする。

 その後、買い物をしていると、かれこれ20年近く前からの昔馴染みに遭遇し、1時間半ほど立ち話をする。
 分野の違いはあれど、ここのところ考え続けている事どもについて話をすることができた。


 13時過ぎに帰宅する。

 帰宅後、早速『ハリウッドのシェーンベルク』を2回聴く。
 シェーンベルクといえば12音音楽=即難解という構図になりがちだが、このアルバムは彼がアメリカ亡命中に作曲(完成)した、弦楽オーケストラのための組曲、室内交響曲第2番、主題と変奏という調性のある作品を集めたもの。
 確かに、シェーンベルクの看板とでも呼ぶべき作品に比べて、実に耳馴染みがよい。
 シェーンベルクの一面を識る意味でも、貴重な一枚だ。
(と、言っても12音音楽自体、聴くのは好きだ。ただ、「こういう芸術をわかってる自分ってふふふすごいでしょ」みたいな優越感に浸る人間にはなりたくないし、「これをわからなきゃ平家に非ず、じゃない芸術好きに非ず」みたいな強迫観念に囚われる人間にもなりたくない)


 仕事関係の作業を進めたり、荻原魚雷の『閑な読書人』<晶文社>を読み進めたりする。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、NHK・FMでアレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮NHK交響楽団の第1844回定期公演の実況中継(NHKホール)を聴く。
 チャイコフスキーのスラヴ行進曲、ワディム・グルズマンをソロに迎えたグラズノフのヴァイオリン協奏曲、ストラヴィンスキーの花火、バレエ音楽『春の祭典』などが演奏されていた。

 しばらく間を置いて、『クラシックの迷宮』を聴く。
 エミール・ギレリスの特集が組まれていた。

 続けて、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏したシェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ4重奏曲第1番他<EMI>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『皇帝のいすぎる十二月』に関係する作業を行ったりする。


 『閑な読書人』を読了する。
 ああ、面白かった!


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする