世は三連休明け。
青空は見えつつも、どんよりとした感じが増す。
気温は上昇せず、少し肌寒さを感じた一日。
めっきり秋らしくなってきた。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
特に、風邪など召しませんように。
両耳の不調が続く。
東京10区と福岡6区の衆議院補選が告示される。
自民党候補が勝利するのか、野党共闘が成功するのか。
いろいろと考えることあり。
(結果次第では、総選挙が早まるかもしれまい)
稲田、高市、菅の政治資金の問題や、石原慎太郎の責任はこのままうやむやになってしまうのではないか。
馬鹿らしい。
アメリカ大統領選挙は、共和党のトランプ候補が苦戦を強いられているようだ。
まあ、自業自得というほかあるまい。
ヒラリー・クリントンが大統領になれば、TPPが推進されるのではないか。
今は反対しているようだが。
目くらましの八百長猿芝居が横行蔓延している。
そして、ますます横行蔓延するだろう。
騙されまい。
昨夜、ルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』からワルツ組曲と『カプリッチョ』から月の光の音楽<WARNER>を聴きながら作業を進めたのち、7時過ぎに外出する。
で、いくつか用件を片付けたあと、錦湯さんへ。
「毎週月曜 錦湯劇場」の第1回を愉しむ。
詳しくは、前回の記事(落語記録)をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
終了後、打ち上げの交流会に参加したり、寺町通のサイゼリアで遅めの夕飯をすませたりしたのち、2時台に帰宅。
作業を進めたのち、3時50分頃寝床に就く。
9時に起きる。
午前中、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコが演奏したハイドンの交響曲第39番、第49番「受難」、第1番他<Alpha>、ラルキブデッリが演奏したミヒャエル・ハイドンの弦楽5重奏曲集<SONY>を聴いたりしながら、落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。
午後、ファジル・サイが弾いたハイドンのピアノ・ソナタ集<naïve>、リナルド・アレッサンドリーニ指揮ノルウェー歌劇場管弦楽団が演奏したモーツァルトの序曲集<同>、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<SONY/BMG>、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第1番&シューマンの交響曲第4番他<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『皇帝のいすぎる十二月』の改稿作業を進めたり、畑野智美の『春の嵐』<講談社>を読み進めたりする。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団が演奏したバルトークの管弦楽のための協奏曲<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、『皇帝のいすぎる十二月』の改稿作業を進める。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、山宮るり子ハープ・リサイタルのライヴ録音(北海道斜里町での公開収録)を聴く。
続けて、ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団が演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『火の鳥』全曲他<同>、アナトール・ウゴルスキが弾いたピアノ小品集『ショート・ストーリーズ』<同>を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『皇帝のいすぎる十二月』の改稿作業を進めたりする。
『春の嵐』を読了する。
南部芸能事務所に所属する漫才コンビ・メリーランドの溝口新城と、その周囲の人々の姿を描いた連作集の三冊目。
笑いの世界を舞台とした向日性に富んだビルドゥングス・ロマンで、読んでいて気持ちがいい。
ああ、面白かった!
続けて、乾ルカの『花が咲くとき』<祥伝社>を読み始める。
ほかに、山本直純の『オーケストラがやって来た』<実業之日本社>の拾い読みもした。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年10月11日
錦湯劇場 第1回
☆毎週月曜 錦湯劇場 第1回
出演:桂三幸さん、林家染八さん、桂三実さん
MC:月亭太遊さん
大喜利出演:宇多川どどどさん、ふじいりさん
(2016年10月10日20時開演/錦湯)
通算100回目を迎えた錦湯さんでの企画は、今回から「錦湯劇場」と名前も変わって新たなスタートを切った。
昨夜は三連休最終日ということもあってか、ご新規さんやリピーターさんも多数集まって栄えある第1回に相応しい大盛況となった。
まずは、新シーズンよりMCと大喜利の仕切り、加えて劇場の差配に徹する旨を表明した「支配人」月亭太遊さんが登場。
新生錦湯劇場や、この間の近況、出演者の面々の紹介などで盛り上げる。
で、客席がほどよく暖まったところで桂三実が高座へ。
毎回何かが飛び出す三実さんだけれど、昨夜は突然ギネス(世界的記録)に挑戦しますと宣言し、30秒間アルシンドなっちゃうよと一心不乱に唱え続ける。
その言葉のチョイスも含めて、やはりおかしい。
さらに、ミュージックステーション風に今夜のネタを紹介してから演じたのは新作の『もしも』。
もしもクレオパトラの鼻があと少し低かったら世界の歴史は変わっていただろう。
なんて言葉があるけれど、こちらは仲の良い高校生二人組。
「もしもなになにだったら」とあれこれ仮想することであら不思議、それこそ「面白くなき世を面白くするものは心なりけり」とばかり、つまらぬ授業もおもろ愉しくなっていく…。
端正な語り口から繰り出される変化球的なくすぐりが三実さんらしい。
サゲも含めて、笑いながらもじわじわっとあとを引く作品だった。
続いて、林家染八さんが登場する。
当代の林家小染さんのお弟子さんで、実は息子さんでもある染八さんだが、林家アルシンドですと三実さんを受けてから自己紹介にかかる。
今回が錦湯さんへの初登場ということで、お客さんの雰囲気を十分に窺ってから入った本題は、『狼講釈』という珍しい噺。
文無しで空腹となった旅の男、ようやと見つけた村は寺方と芸人ならば親切にするということで、ここは嘘も方便、講釈師であると自分の身分を偽るが…。
噺の肝は、逃げ出した旅の男が狼に囲まれて講釈を口にする部分。
難波戦記ではじまったものがそこは素人のあさましさ、次から次へと違う演目にずれていってしまう様が面白く、ちょっと筒井康隆風ですらある。
(てか、筒井康隆が講談や落語によく親しんでいたってことか。そういえば、鳶の巣文殊山をもじった鳶の巣文殊菩薩なんてフレーズもあったっけ)
トリを務めたのは、おなじみ桂三幸さん。
100回目は残念ながらお休みだった三幸さんだけれど、こうやって第1回の登場で第二のホームグラウンドへの借りは返した(?)。
桂アルシンドですと前の二人を受けたり、入門前の染八さんとのいきさつをマクラで語ったりしたあと、本題へ。
毎日五升の酒を呑み続ける滞在客にそろそろ宿賃を払ってはもらえまいかと切り出す宿の主人だったが、あいにくこの客は一文無し。
ところがこの客ときたら、裏の竹藪の竹を使って細工物をこしらえるのでそれを売ればよいなどと言い出す始末…。
といった展開の、『竹の水仙』だ。
いわゆる左甚五郎モノで、基本は丹念に語りつつもやり取りの合間、ここぞというところでの感情表現というか、アクセントの付け方に笑わされる。
最後は、恒例の大喜利。
太遊さん仕切りの下、作家の桜井さんが考案したお題に出演者の面々が挑むというスタイルも健在だ。
昨夜は三幸さん、染八さん、三実さんと大喜利猛者の宇多川どどどさんでスタートし、途中いてもたってもいられなくなったのだろう、客席からふじいりさんが参入した。
三幸さん、三実さん、どどどさんのコンスタントな解答に触発されてか、染八さんも俄然闘志を燃やし始めたのも錦湯さんでの大喜利ならでは。
そして、子を持って知る親の恩、ならぬ仕切りして知るプロの労(ネオキャクノセントラル)。
太遊さんの仕切りの妙に改めて感じ入った次第。
と、新装開店に相応しい落語三席に大喜利とバラエティに富んだ内容でした。
今後さらなるパワーアップが予想される錦湯劇場へ、皆さんもぜひ!
ああ、面白かった!!
出演:桂三幸さん、林家染八さん、桂三実さん
MC:月亭太遊さん
大喜利出演:宇多川どどどさん、ふじいりさん
(2016年10月10日20時開演/錦湯)
通算100回目を迎えた錦湯さんでの企画は、今回から「錦湯劇場」と名前も変わって新たなスタートを切った。
昨夜は三連休最終日ということもあってか、ご新規さんやリピーターさんも多数集まって栄えある第1回に相応しい大盛況となった。
まずは、新シーズンよりMCと大喜利の仕切り、加えて劇場の差配に徹する旨を表明した「支配人」月亭太遊さんが登場。
新生錦湯劇場や、この間の近況、出演者の面々の紹介などで盛り上げる。
で、客席がほどよく暖まったところで桂三実が高座へ。
毎回何かが飛び出す三実さんだけれど、昨夜は突然ギネス(世界的記録)に挑戦しますと宣言し、30秒間アルシンドなっちゃうよと一心不乱に唱え続ける。
その言葉のチョイスも含めて、やはりおかしい。
さらに、ミュージックステーション風に今夜のネタを紹介してから演じたのは新作の『もしも』。
もしもクレオパトラの鼻があと少し低かったら世界の歴史は変わっていただろう。
なんて言葉があるけれど、こちらは仲の良い高校生二人組。
「もしもなになにだったら」とあれこれ仮想することであら不思議、それこそ「面白くなき世を面白くするものは心なりけり」とばかり、つまらぬ授業もおもろ愉しくなっていく…。
端正な語り口から繰り出される変化球的なくすぐりが三実さんらしい。
サゲも含めて、笑いながらもじわじわっとあとを引く作品だった。
続いて、林家染八さんが登場する。
当代の林家小染さんのお弟子さんで、実は息子さんでもある染八さんだが、林家アルシンドですと三実さんを受けてから自己紹介にかかる。
今回が錦湯さんへの初登場ということで、お客さんの雰囲気を十分に窺ってから入った本題は、『狼講釈』という珍しい噺。
文無しで空腹となった旅の男、ようやと見つけた村は寺方と芸人ならば親切にするということで、ここは嘘も方便、講釈師であると自分の身分を偽るが…。
噺の肝は、逃げ出した旅の男が狼に囲まれて講釈を口にする部分。
難波戦記ではじまったものがそこは素人のあさましさ、次から次へと違う演目にずれていってしまう様が面白く、ちょっと筒井康隆風ですらある。
(てか、筒井康隆が講談や落語によく親しんでいたってことか。そういえば、鳶の巣文殊山をもじった鳶の巣文殊菩薩なんてフレーズもあったっけ)
トリを務めたのは、おなじみ桂三幸さん。
100回目は残念ながらお休みだった三幸さんだけれど、こうやって第1回の登場で第二のホームグラウンドへの借りは返した(?)。
桂アルシンドですと前の二人を受けたり、入門前の染八さんとのいきさつをマクラで語ったりしたあと、本題へ。
毎日五升の酒を呑み続ける滞在客にそろそろ宿賃を払ってはもらえまいかと切り出す宿の主人だったが、あいにくこの客は一文無し。
ところがこの客ときたら、裏の竹藪の竹を使って細工物をこしらえるのでそれを売ればよいなどと言い出す始末…。
といった展開の、『竹の水仙』だ。
いわゆる左甚五郎モノで、基本は丹念に語りつつもやり取りの合間、ここぞというところでの感情表現というか、アクセントの付け方に笑わされる。
最後は、恒例の大喜利。
太遊さん仕切りの下、作家の桜井さんが考案したお題に出演者の面々が挑むというスタイルも健在だ。
昨夜は三幸さん、染八さん、三実さんと大喜利猛者の宇多川どどどさんでスタートし、途中いてもたってもいられなくなったのだろう、客席からふじいりさんが参入した。
三幸さん、三実さん、どどどさんのコンスタントな解答に触発されてか、染八さんも俄然闘志を燃やし始めたのも錦湯さんでの大喜利ならでは。
そして、子を持って知る親の恩、ならぬ仕切りして知るプロの労(ネオキャクノセントラル)。
太遊さんの仕切りの妙に改めて感じ入った次第。
と、新装開店に相応しい落語三席に大喜利とバラエティに富んだ内容でした。
今後さらなるパワーアップが予想される錦湯劇場へ、皆さんもぜひ!
ああ、面白かった!!