体育の日。
世は三連休の最終日。
ポーランドの映画監督、アンジェイ・ワイダが亡くなった。90歳。
1955年の『世代』で長篇デビューを果たし、以後『地下水道』、『灰とダイヤモンド』、『婚礼』、『大理石の男』、『鉄の男』、『ダントン』、『悪霊』、『コルチャック先生』、『カティンの森』など、反独裁主義に裏打ちされたポーランドの歴史を背景とする骨太な長篇作品を生み出し続けた、巨匠と呼ばれるに足る世界的な映画監督の一人である。
数々の作品から強い影響を受けてきたが、『カティンの森』には本当に圧倒された。
深く、深く、深く、深く黙祷。
昨夜、マリア・ジョアン・ピリスが弾いたシューベルトのピアノ・ソナタ第21番<ドイツ・グラモフォン>や、NHK・FMの『ラジオ深夜便』で六代目柳家小さんが演じた『笠碁』を聴いたりしながら作業を進め、2時半過ぎに寝床に就く。
当代の小さんさんの『笠碁』を聴いて、落語家噺家として生きることの難しさを改めて痛感した。
8時に起きる。
午前中、ラルキブデッリが演奏したミヒャエル・ハイドンの弦楽5重奏曲集<SONY>、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコが演奏したハイドンの交響曲第39番、第49番「受難」、第1番他<Alpha>、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーが弾いた同じくハイドンのピアノ・ソナタ第35番〜第39番、第20番<DHM>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』の作業を始めたりする。
『勝呂又吉のこと』は、『皇帝のいすぎる十二月 もしくは、愚民勝呂又吉伝第一部』と解題することにした。
午後、デヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したベートーヴェンの3重奏協奏曲(ヴァイオリンのギル・シャハム、チェロのトゥルス・メルク、ピアノのイエフィム・ブロンフマンの独奏)他、ヴァイオリン協奏曲&ロマンス第1番、第2番、交響曲第3番「英雄」、第7番&第8番とリヒャルト・シュトラウスの交響的幻想曲『イタリアから』、交響詩『ドン・ファン』&『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』<すべてARTE NOVA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『皇帝のいすぎる十二月』の作業を進めたりする。
辻村深月の『図書室で暮らしたい』<講談社>を読了する。
作品でも感じていた辻村さんの人となりがさらにはっきりと伝わってきた。
続けて、畑野智美の『春の嵐』<同>を読み始める。
まもなく外出して、錦湯さんへ。
今回から装いも新たとなった『毎週月曜 錦湯劇場』の第1回目なり。
愉しみ愉しみ。
それじゃあ、行って来ます!