世は三連休明け。
台風16号の接近で、京都も朝から強い雨。
どんよりとしたお天気の一日となる。
気温は上昇せず。
ただし、湿度が高い分、じめじめとしてあまり快ならず。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
気圧と湿度のWパンチ。
そして、両耳の不調が続く。
安全保障関連法の成立から1年が経った。
いろいろと考えることあり。
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に関して、安倍内閣が新電力の負担を検討しているという。
まずは、東京電力をどうにかするのが先だろう。
なんとも小汚いやり口である。
目くらましの八百長猿芝居が横行蔓延している。
騙されまい。
昨夜、19時過ぎに外出して錦湯さんへ。
48回目となるネオ落語・セントラル(月亭天使のネオ落語・セントラル)を愉しむ。
詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
今回は月亭太遊さんがお休みで、天使さん、おなじみ桂三幸さん、東京からの林家けい木さん、そして大喜利猛者連が登場。
江戸前の風を吹かせたけい木さんには、手拭と千社札シールまでいただいた。
けい木さん、ありがとうございます!
終了後、常連さんと寺町のサイゼリアで遅めの夕飯をすませ、24時頃帰宅する。
で、ヴァイオリンのギドン・クレーメルとピアノのマルタ・アルゲリッチが演奏したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6番〜第8番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら作業を進めたのち、2時過ぎに寝床に就く。
7時半過ぎに起きる。
午前中、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&第1番<SONY/BMG>、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮フィラデルフィア管弦楽団他が演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響詩『英雄の生涯』&オーボエ協奏曲とヒンデミットの交響曲『画家マティス』他<ともにEMI>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。
午後、チェンバロのマハン・エスファハニが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ヴァイオリンのギル・シャハムとジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したシベリウス&チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲<同>、小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第4番&イタリア奇想曲<同>、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団が演奏したロシア序曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを行ったりする。
本城雅人の『トリダシ』<文藝春秋>を読了する。
「とりあえず、ニュースをだせ」という口癖からトリダシと呼ばれるスポーツ新聞野球部のデスク鳥飼を中心に、プロ野球のスクープ獲得のために激しい駆け引きと葛藤を続ける人々を描いた連作集。
それこそ素晴らしいプロ野球のゲームを観ているかのような展開で、ぐいぐい読み進めた。
ああ、面白かった!
続けて、辻村深月の『盲目的な恋と友情』<新潮社>を読み始める。
17時台に外出して、夕飯用の買い物をすませる。
雨ゆえ、ゴムサンダルで出かけた。
帰宅後、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<SONY/BMG>を聴いたりしながら、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを行ったり、雑件を片付けたりする。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、トーマス・ヘルの来日ピアノ・リサイタルのライヴ録音(2016年6月3日、トッパンホール)を聴く。
リゲティのピアノための練習曲第3巻、第1巻、第2巻などが放送されていた。
(気象情報のため、ぶつ切りの放送。まあ、仕方がない)
続けて、ピアノのマルク・アンドレ・アムランが弾いたジェフスキの不屈の民による変奏曲他<hyperion>、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第5番〜第7番<SONY/BMG>を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを行ったり、『盲目的な恋と友情』を読み進めたりする。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
何事にせよ、一旦名人上手の道へと足を踏み出したが最後、あとはただひたすら高みを目指すほかない。
それは全く救いがない道だ。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年09月20日
ネオ落語・セントラル 第48回
☆ネオ落語・セントラル 第48回(月亭天使のネオ落語・セントラル)
出演:桂三幸さん、林家けい木さん、月亭天使さん
大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、あふろだんぺ〜さん、虎猫さん、ぷるーとさん
(2016年9月19日20時開演/錦湯)
三連休最後の夜、しかもあいにくのお天気にもかかわらず、昨夜もご新規さん、リピーターさん、常連さんと錦湯さんがなかなかの入りで、まずは重畳重畳。
48回目となるネオ落語・セントラルは月亭太遊さんはお休みで、「月亭天使のネオ落語・セントラル」のサブタイトルの下(って、これいいんですよね?)、三週連続となる桂三幸さん、東京からの林家けい木さん、そして天使さんの三人が顔を揃えた。
前々回の轍は踏むまいぞ(?)、スタートのトークからオン・モード。
初登場のけい木さんの紹介も兼ねた東西楽屋エピソードなどで盛り上げる。
で、ほどよいところで三幸さんが高座へ。
(ちなみに今回はじゃんけんに負けた順で高座に上がるという趣向)
師匠文枝(三枝)さんの新作『読書の時間』をかける。
愛読書の『竜馬がゆく』がない!
と慌てる夫に向かって、それなら息子が学校の読書の時間に持って行ったんじゃないのかと妻が応える。
ますます慌てふためく夫。
と、言うのも実はその本は…。
すれ違いのおかしさに細かいくすぐり、さらには文藝趣味と文枝さんらしい作品だが、三幸さんはメリハリの効いた表現で大きな笑いを生んでいた。
続いて、天使さんが登場。
先日開催されたNHK新人落語大賞予選で挑んだ『初天神』を演じた。
天使さんの『初天神』ならばすでに何度か接したことがあって、子供のにくかわいらしさの表現が強く印象に残っているのだけれど、今回は予選用に笑いのエッセンスをぎゅぎゅっと凝縮したバージョン。
テンポのよい筋運びに、天使さん流のアレンジも加わっておかしかった。
トリは、けい木さんが務める。
錦湯さんではおなじみとなった柳家かゑるさんらとの埼玉県川口市は喜楽湯でのENGEIゆでたまごを皮切りに、渋谷のHMVの落語会などでの太遊さんとの縁でネオ落語・セントラル出演となったけい木さんは、林家木久扇(前の木久蔵)師匠のお弟子さん。
2010年の入門(ということは、天使さんや太遊さんと同期)で、昨年二ツ目となった東京の若手落語家の注目株の一人だ。
まずは、じゃんけんで三人のお客さんに持参の手拭(木久扇師匠の絵柄)をプレゼントするという大盤振る舞いだったが、なんといの一番で勝ってしまった。
もちろん常連中の常連ということでのいんちきなど全くなし。
けい木さん、ありがとうございます!
で、マクラで大阪でのエピソード(後学のために飛田新地をのぞいた話など)を語ってから、本題の『磯の鮑』に入る。
遊んで儲けるほうはないかと尋ねる与太郎、ならば女郎買いの師匠のところに行けと隣町の梅村老人を紹介されるが…。
確か、けい木さんにとっては大師匠にあたる先代の正蔵(彦六)もかけていたはずだ。
関西で演じられる機会が少ないということで選ばれたいわゆる廓噺だが、艶っぽさよりも与太郎のとんちんかんぶりが際立つ展開となっている。
マクラから本題の初っ端辺りでは客席の様子をうかがっていたけい木さんだけれど、話が転がるところで俄然エンジンがかかって与太郎が暴走し始める。
今風今様のアレンジも効果的で、大いに愉しめた。
今のところなかなか京都に来る機会はないだろうけれど、ぜひまたけい木さんの高座に接したいものだ。
(『笑点』では馬鹿を演じている木久扇師匠だが、実はとびきりの才人の一人。手拭の絵柄もそうだけど、けい木さんの高座にもそのことの一端を感じたりした)
最後は、定番の大喜利を決行。
天使さん仕切りの下、三幸さん、けい木さん、貯蓄アンドザシティさん、あふろだんぺ〜さん、虎猫さん、ぷるーとさんが作家の桜井さん考案のお題に答えていく。
三幸さんのコンスタントな解答ぶりはすでに承知しているところだが、けい木さんもがちの即興大喜利に真っ向勝負。
随所で「江戸前の風」(by天使さん。もとは談志家元の表現)を吹かせた。
一方、ゲスト連も一人一殺ならぬ一答必笑の構えで、さすがは大喜利猛者連よと感心する。
あと、天使さんの仕切りには独特のフラがあってなんとも言えずおかしかった。
と、またまた盛りだくさんの回でした。
ときに江戸前の風も吹くネオ落語・セントラルに皆さんもぜひ!
ああ、面白かった!!
出演:桂三幸さん、林家けい木さん、月亭天使さん
大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、あふろだんぺ〜さん、虎猫さん、ぷるーとさん
(2016年9月19日20時開演/錦湯)
三連休最後の夜、しかもあいにくのお天気にもかかわらず、昨夜もご新規さん、リピーターさん、常連さんと錦湯さんがなかなかの入りで、まずは重畳重畳。
48回目となるネオ落語・セントラルは月亭太遊さんはお休みで、「月亭天使のネオ落語・セントラル」のサブタイトルの下(って、これいいんですよね?)、三週連続となる桂三幸さん、東京からの林家けい木さん、そして天使さんの三人が顔を揃えた。
前々回の轍は踏むまいぞ(?)、スタートのトークからオン・モード。
初登場のけい木さんの紹介も兼ねた東西楽屋エピソードなどで盛り上げる。
で、ほどよいところで三幸さんが高座へ。
(ちなみに今回はじゃんけんに負けた順で高座に上がるという趣向)
師匠文枝(三枝)さんの新作『読書の時間』をかける。
愛読書の『竜馬がゆく』がない!
と慌てる夫に向かって、それなら息子が学校の読書の時間に持って行ったんじゃないのかと妻が応える。
ますます慌てふためく夫。
と、言うのも実はその本は…。
すれ違いのおかしさに細かいくすぐり、さらには文藝趣味と文枝さんらしい作品だが、三幸さんはメリハリの効いた表現で大きな笑いを生んでいた。
続いて、天使さんが登場。
先日開催されたNHK新人落語大賞予選で挑んだ『初天神』を演じた。
天使さんの『初天神』ならばすでに何度か接したことがあって、子供のにくかわいらしさの表現が強く印象に残っているのだけれど、今回は予選用に笑いのエッセンスをぎゅぎゅっと凝縮したバージョン。
テンポのよい筋運びに、天使さん流のアレンジも加わっておかしかった。
トリは、けい木さんが務める。
錦湯さんではおなじみとなった柳家かゑるさんらとの埼玉県川口市は喜楽湯でのENGEIゆでたまごを皮切りに、渋谷のHMVの落語会などでの太遊さんとの縁でネオ落語・セントラル出演となったけい木さんは、林家木久扇(前の木久蔵)師匠のお弟子さん。
2010年の入門(ということは、天使さんや太遊さんと同期)で、昨年二ツ目となった東京の若手落語家の注目株の一人だ。
まずは、じゃんけんで三人のお客さんに持参の手拭(木久扇師匠の絵柄)をプレゼントするという大盤振る舞いだったが、なんといの一番で勝ってしまった。
もちろん常連中の常連ということでのいんちきなど全くなし。
けい木さん、ありがとうございます!
で、マクラで大阪でのエピソード(後学のために飛田新地をのぞいた話など)を語ってから、本題の『磯の鮑』に入る。
遊んで儲けるほうはないかと尋ねる与太郎、ならば女郎買いの師匠のところに行けと隣町の梅村老人を紹介されるが…。
確か、けい木さんにとっては大師匠にあたる先代の正蔵(彦六)もかけていたはずだ。
関西で演じられる機会が少ないということで選ばれたいわゆる廓噺だが、艶っぽさよりも与太郎のとんちんかんぶりが際立つ展開となっている。
マクラから本題の初っ端辺りでは客席の様子をうかがっていたけい木さんだけれど、話が転がるところで俄然エンジンがかかって与太郎が暴走し始める。
今風今様のアレンジも効果的で、大いに愉しめた。
今のところなかなか京都に来る機会はないだろうけれど、ぜひまたけい木さんの高座に接したいものだ。
(『笑点』では馬鹿を演じている木久扇師匠だが、実はとびきりの才人の一人。手拭の絵柄もそうだけど、けい木さんの高座にもそのことの一端を感じたりした)
最後は、定番の大喜利を決行。
天使さん仕切りの下、三幸さん、けい木さん、貯蓄アンドザシティさん、あふろだんぺ〜さん、虎猫さん、ぷるーとさんが作家の桜井さん考案のお題に答えていく。
三幸さんのコンスタントな解答ぶりはすでに承知しているところだが、けい木さんもがちの即興大喜利に真っ向勝負。
随所で「江戸前の風」(by天使さん。もとは談志家元の表現)を吹かせた。
一方、ゲスト連も一人一殺ならぬ一答必笑の構えで、さすがは大喜利猛者連よと感心する。
あと、天使さんの仕切りには独特のフラがあってなんとも言えずおかしかった。
と、またまた盛りだくさんの回でした。
ときに江戸前の風も吹くネオ落語・セントラルに皆さんもぜひ!
ああ、面白かった!!