2016年08月31日

今日で8月も終わり(CLACLA日記)

 今日で8月も終わり。
 一日一日を本当に大切にして、為したいことや為すべきことをしっかり為していきたい。
 そして、死を絶対に忘れないこと。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は上昇し、暑さがとても厳しい。
 ただし、もはや夏の暑さには非ず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。


 7時台、熊本を中心とした強い地震が発生する。
 大きな被害がないことを心より祈る。


 民進党の代表選を見るに、与党自民党と対抗するだけの強固な野党をつくりたいというのであれば、この党は自ら解体してしまったほうがよいのではと思ってしまう。
 第二自民党の如き存在の前原誠司がまたぞろ代表選に出馬している状況自体、救いようがない。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、24時50分に寝床に就き、6時40分過ぎに起きる。


 午前中、チェンバロのマハン・エスハファニが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ラファウ・プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集<同>、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&第1番<SONY/BMG>、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の読み直しや打ち直しを行ったり、8月の創作活動について振り返ったりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、ウラディーミル・アシュケナージさん他が演奏した『ラフマニノフ・トランスクリプションズ』<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の打ち直しを行ったりする。


 一條次郎の『レプリカたちの夜』<新潮社>を読了する。
 巧みにたくまれつつ、小説としての跳躍にも満ちた作品だった。
 ああ、面白かった!


 17時台に外出して、仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませ、京都文化博物館に寄って18時半頃帰宅した。


 帰宅後、マナコルダ指揮によるメンデルスゾーンの交響曲を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 夕飯後、エスハファニが弾いたゴルトベルク変奏曲、グレン・グールドが弾いた同じ曲<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 そして、来月がいい月でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月30日

HMVに不良CDを返品した(CLACLA日記)

 どんよりとした感じは残りつつも、晴天へ。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温はあまり上昇せず、過ごしやすし。
 夜から朝にかけては肌寒さを感じたほど。
 秋が近づいている。
 まだまだ暑い日もありそうですので、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。


 小池東京都知事が築地市場の豊洲移転を延期する方針を固めた、と報じられている。
 あくまでも延期というところがミソだろう。
 いろいろと考えることあり。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜19時過ぎに外出して、錦湯さんへ。
 45回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、ブルーエゴナク勢の登場で、交流会は錦湯サイファーに。
 フリースタイル(ラップ)の火花が散った。

 で、その後、遅めの夕飯をすませ、24時台に帰宅する。


 2時半頃寝床に就き、6時半頃起きる。
 交流会で常連さんがもってきたコーヒーをいただいたため。
 カフェインを摂ると、早く目が醒めるのだ。


 チェンバロのマハン・エスハファニが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ラファウ・プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集<同>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。

 9時台外出して、近くの郵便局へ。
 HMVにCDの不良品を送り返す。
 局員の人に、「割れ物注意にしますか?」と訊かれたので、思わず「いや、もう割れてます」と応えてしまった。
 それにしても、ゆうメールで送ってケースが破損したCDを、着払いのゆうパックで送り返すこの矛盾。
 そういえば、ローソンHMVの坂本健社長がインタビューで「ユーザーのニーズに云々」と応えているのを見つけ出し、何をぬかすかと思ってしまう。
 そもそも客のもとにまともに商品が届かないようなやり方をしておいて、何がユーザーのニーズだ。
 馬鹿も休み休み言えと思う。
 坂本社長とぜひとも膝詰談判してみたい。
(当方は、配送料は払ってもいいので、CDを多数配送する場合は緩衝材を使用して欲しい、ゆうメールは破損が多いので使用しないで欲しいと要請し続けているのだ)

 帰宅後、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&第1番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、『痾紅毛日記』の読み直しと打ち直しを行ったりする。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ウラディーミル・アシュケナージさん他が演奏したラフマニノフ・トランスクリプションズ<DECCA>、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団が演奏したメンデルスゾーンの序曲『フィンガルの洞窟』、『美しきメルジーネの物語』、『ルイ・ブラス』<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、一條次郎の『レプリカたちの夜』<新潮社>を読み始めたりする。
 『レプリカたちの夜』は、伊坂幸太郎が推すのもわかるような展開と内容の作品だ。
 ついつい読み進めてしまう。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 途中、室町通のストアデポで赤色のボールペンの換え芯を購入した。
 プリントアウトした『痾紅毛日記』(第二稿)の筆入れ用なり。


 帰宅後、マナコルダが指揮したメンデルスゾーンの交響曲を聴いたりしながら、作業を進める。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、イヴォ・カハーネクのピアノ・リサイタルのライヴ録音(2015年9月9日、プラハ・聖アグネス修道院)を聴く。
 モーツァルトのピアノ・ソナタ第10番、ドヴォルザークの6つの小品と詩的な音画(うち5曲)、シューベルトの4つの即興曲作品番号90から第1番と第2番などが放送されていた。

 続けて、エスハファニが弾いたゴルトベルク変奏曲を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『レプリカたちの夜』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 昨夜は、ネオ落語・セントラルの常連さんが持って来たプチシュークリームをいただく。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ネオ落語・セントラル 第45回

☆ネオ落語・セントラル 第45回

 出演:月亭天使さん、月亭太遊さん
(2016年8月29日20時開演/錦湯)


 台風10号の影響で強い雨が降り続けた京都だったが、そんなお天気のせいか、45回目となる昨夜のネオ落語・セントラルは、久方ぶりに常連さんだけが集まる会となった。
 出演は、これまたフロンティアの頃からおなじみの月亭天使さんと月亭太遊さん。
 ということで、スタートのトークも月亭一門の話題(天使さんよりお土産のお菓子、炭酸煎餅のご下賜あり)やお互いの近況などをどこかラジオ番組風に掛け合う、約30分の長丁場。
 これもまたよきかな。

 で、ほどよいところで太遊さんが前口上風に仕切り直し、天使さんが高座へ。
 まずはマクラ代わりに、天使さんが熱心に取り組んでいる宝塚落語の様子を、メンバーである落語家さんの素の写真を交えつつ紹介する。
 いずれも本気の本息で舞台に上がっていることは言うまでもないのだが、そこはいずれもプロの噺家芸人さんたち、ひと癖もふた癖も、ならぬひとフラもふたフラもあっておかしい。
 と、ひとしきり語ったあとの本題は『七段目』。
 芝居噺ということできちんと繋がっている。
 今日も今日とて芝居ぐるいの若だんさん。
 だんさんに叱られて二階へ上がったまではよかったが、上がれば上がったで芝居の真似ごとに血道を上げる。
 ついには丁稚の定吉も加わって、忠臣蔵の七段目を真似だした…。
 といった具合のおなじみのお話である。
 天使さんは、古典の骨法にしっかりと則った楷書の語り口で、筋の運びがよくわかる。
 また、若だんさんと丁稚のやり取りには、天使さんのお芝居の心得が活かされていたように感じた。
 中でも、女性の天使さんが男の子の定吉を演じ、その定吉がまた女形のお軽を真似るというあたりなど、それこそマクラ代わりの宝塚の話にも通じていて興味深くおかしかった。
 なお、ハメ物の三味線はいつもの香取光さんだったが、ツケ(噺の山場で音を立てる)はお客さんの神龍・シェンロンさんが小拍子と見台で見事にやりおおせた。
 これまたネオ落語・セントラルならではの一幕だった。

 続いて、太遊さんが登場する。
 出演のブルーエゴナクの『ラッパー』(穴迫信一君作・演出/9月8日〜11日、アトリエ劇研。前売2500円、24歳以下は2000円)の本番が迫っているということで、そちらに専念するためあえてネオラクゴの新作はパスし、笑いを交えながら「らぷご」(ラップ落語)の流れについて改めて説明を行った。
 そうそう、この一連のシリーズって『スペクタクルボーイ』の中にアマリリクが登場したことから始まったんだよなあ。
 あれからもう七ヶ月が経ったのか!

 最後は、定番の大喜利。
 が、今夜はお客さんが常連さんだけということで、なんと太遊さんによるほぼ全員参加のワークショップ・スタイルとなる。
(なので、今回だけ禁を破ってこちらも作家の桜井さん考案のお題に挑んでみた次第)
 太遊さんは「何をどう答えれば、どう面白くなるか」という大喜利の方程式の解説をきちっと行いつつ、巧みな仕切りを披歴した。
 と、ここで、穴迫君をはじめとした先述のブルーエゴナク勢が稽古を終えて来襲。
 早速穴迫君も参加して、その舞台同様な面白い解答を繰り返した。

 終了後の交流会では、錦湯サイファー、フリースタイルの火花が散る。
 太遊さんや出演者の楳山蓮君(うめっち)、鈴木晴海さんなどなど、思い思いに想いのたけをぶつけてますます盛り上がった。
 ちなみに、穴迫君はもともとラップをやっていて、それから芝居を始めたとのこと。
 穴迫君がラップに正面から向き合ってみた『ラッパー』、実に愉しみだ。

 と、月曜20時は、雨が降ろうが槍が降ろうが面白いことに変わりのないネオ落語・セントラルに皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

朝からへ病院へ(早めのCLACLA)

 台風10号の影響で、どんよりとしたお天気。
 雨も降る。

 気温はあまり上昇しないものの、湿度が高い分、じめじめとして快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 そして、両耳の不調が続く。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、1時少し前に寝床に就き、6時40分台に起きる。

 で、ウラディーミル・アシュケナージさん他が演奏したラフマニノフ・トランスクリプションズ<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。

 8時40分過ぎに外出して、かかりつけの病院へ。
 血液検査用の採血を行い、処方箋をもらって四条通のスギ薬局で薬を受け取る。
 グルメシティで買い物をすませ、9時半過ぎに帰宅する。

 帰宅後、チェンバロのマハン・エスハファニが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ラファウ・プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の読み直しを行ったりする。
 エスハファニは9月に来日して、王子ホールや所沢の市民文化センター・ミューズでリサイタルを行う予定である。
 どうして関西での公演がないのか。
 非常に残念でならない。


 午後、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&第1番、シューベルトの交響曲第3番&第7番「未完成」、第5番&第6番、第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG>、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーンが演奏した『フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン』<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 原田マハの『太陽の棘』<文藝春秋>を読了する。
 敗戦から数年後、アメリカの占領下にある沖縄に軍医として派遣された若き精神科医と沖縄の画家たちとの出会いと別れを描いた一冊。
 実話をもとにした作品で、辛い状況の中でも芸術(アート)のために生きようとする人々の姿に、作者の意志を感じる。
 ああ、面白かった!


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 45回目となるネオ落語・セントラルなり。
 雨がひどいけど、皆さんぜひ!
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

またもHMVから不良品が届いた(深夜のCLACLA)

 どんよりとした感じから、一応晴天へ。
 いいお天気、いい青空となった。
 明日は台風の影響を受けそうだが。

 気温はあまり上昇せず。
 特に朝夕は、秋の気配を強く感じる。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 日本が主導する第6回アフリカ開発会議(TICAD6)で、今後3年間で総額3兆円規模の投資を行う方針を安倍首相が表明した。
 国連の常任理事国入りを見据えた方針とも報じられている。
 いろいろと考えることあり。


 今日も今日とて、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夜、1時50分過ぎに寝床に就き、8時に起きる。


 午前中、NHKラジオ第1の『音楽の泉』(アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲。って、CDを持っている録音で、何を好きこのんでモノラル放送で…)、NHK・FMの『名演奏ライブラリー』(先頃亡くなった中村紘子の特集。予想以上に面白かった)、ラファウ・プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の読み直しを行ったりする。


 11時過ぎ、注文しておいたHMVのCD4枚が日本郵便のゆうメールで届く。
 で、開封したところ、危惧していた通り4枚のうち2枚のケースが破損しており、早速HMVに返品返金を求める抗議のメッセージを送る。
 そして、問題はHMVの配送方法にあるとわかった上で(だいたい、なんの緩衝材もなしにCDを2枚ずつ重ねて薄い段ボール地の封筒に入れて送るのだもの、どこかで傷が入る可能性が高いだろう)、日本郵便にも抗議の電話をかける。
 HMVにはこれまで何度も、配送料を払っていいから緩衝材つきで送るか、もしくは日本郵便以外で送ってもらえないかと頼んできたが、いずれもNO。
 それが会社のやり方だというのなら仕方ない。
 馬鹿につける薬はない。
 馬鹿が相手と考えて、良品への交換など頼まず返品返金を求めることにした。
(前回も返品返金を言い出したのは、先方なのだし)


 午後、NHK・FMの『日曜喫茶室』(小沢昭一の特集)、『きらクラ!』(ピアニスト、作曲家として活躍する森下唯、並びに森下さんの兄弟と自称するピアニート公爵なる人物がゲスト)、今日届いたチェンバロのマハン・エスハファニが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<同>を聴く。
 まもなく来日が予定されているエスハファニが演奏したゴルトベルク変奏曲の演奏時間は、約78分。
 当然テンポはゆっくりめのものであるが、緩急の配分が巧くとられていることもあって、それほど遅さは感じない。
 それより、作品の構造をしっかりと捉えた上で、細部までを繊細に描き出した明晰さが強く印象に残る。
 と、言って機械的な演奏とは大きく異なり、歌唱性や抒情性にも富んでいる。
 何度も聴き返していきたい録音だ。


 仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の読み直しと打ち直しを行ったり、原田マハの『太陽の棘』<文藝春秋>を読み始めたりする。


 夕方外出して、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、これまた今日届いたアントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&第1番<SONY/BMG>を聴く。
 シューベルトの交響曲全集で鮮烈な印象を与えたマナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムが新たに取り組むのは、メンデルスゾーンの交響曲。
 その第1集としてリリースされたのが、このCDである。
 金管楽器とティンパニはピリオド楽器、弦楽器もピリオド奏法と、言うまでもなくピリオド・スタイルの演奏。
 だけれど、一気呵成猪突猛進のタイプでは全くない。
 例えば、「イタリア」の第1楽章など全体的な陽性の雰囲気よりも、その中に垣間見える翳りに力点が置かれているというか、メンデルスゾーンの音楽の持つ憂いや抒情性を重視した演奏のように感じられる。
 同じピリオド・スタイルをとったトーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団の演奏<同>では若書きの疾走感が魅力だった第1番も、マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムの演奏では作品の持つ早熟さを再認識することができる。
 残りの3曲のリリースがとても待ち遠しい。
 ところで、今年のラ・フォル・ジュルネで実力を十分に発揮したカンマーアカデミー・ポツダムだが、早くマナコルダと再来日してくれないものか。
(それか、マナコルダを招聘する日本のオーケストラはないものか)


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、外山雄三指揮大阪交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 外山さん自身のオーケストラのための『玄奥』、プーランクの組曲『模範的な動物たち』、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」から第4楽章が放送されていた。

 続けて、『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
 ピアノの岩本きよらの出演。
 ボルトキェヴィチやグラズノフと、興味深い選曲だった。

 さらに、エスハファニが弾いたバッハのゴルトベルク変奏曲とマナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したメンデルスゾーンの交響曲を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『太陽の棘』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月27日

秋の気配を感じた一日(CLACLA日記)

 晴天。
 どんよりとした感じはありつつも、いいお天気、いい青空の一日。
 台風は徐々に徐々に接近しているが。

 気温はだいぶん下がったか。
 朝夕は涼しく、秋の気配を強く感じる。
 このまま一気に涼しくなるということはなさそうだけれど。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。


 世の中には、物事の軽重のわからない人間が本当にたくさんいるものだと呆れる。
 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、ウラディーミル・アシュケナージさん他が演奏したラフマニノフ・トランスクリプションズ<DECCA>を聴いたりしながら作業を進めたのち、2時過ぎに寝床に就く。

 が、昨日の夜紅茶を飲んでカフェインを摂取したせいもあってか6時頃には目が醒め、6時半には起きる。


 ようやくエアコンを入れなくてよくなった、と思っていたら、近所の取り壊し工事が本格化されて、朝8時半過ぎからギシャギシャガシャゴシャと銃撃戦のようにかまびすしい。
 なんと間の悪い工事か。
 施工主に天罰天誅よくだれ!
 と、いうより、アスベスト対策は万全なのか。
 なんともいいかげんなようだが。


 午前中、ラファウ・プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集<ドイツ・グラモフォン>、ラフマニノフ・トランスクリプションズ、オリ・ムストネンが弾いたベートーヴェンの6つのバガテル他<DECCA>、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を読み直したりする。


 篠田節子の『ミストレス』<光文社>を読了し、直原冬明の『十二月八日の幻影』<同>を読み始める。


 午後、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームス(シェーンベルク編曲)のピアノ4重奏曲第1番<EMI>、ジョン・バルビローリ指揮ベルリン・フィルが演奏したマーラーの交響曲第9番<同>、クラウス・テンシュテット指揮ベルリン・フィルが演奏したワーグナーの序曲・前奏曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『十二月八日の幻影』を読み進めたりする。


 17時台に外出し、京都芸術センターで用件を片付け、夕飯用の買い物をすませて18時半過ぎに帰宅する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
 森正指揮によるヨハン・セバスティアン・バッハのブランデンブルク協奏曲第4番、クルト・ウェス指揮によるブラームスの交響曲第2番から第4楽章、尾高忠明指揮による吉松隆の『朱鷺によせる哀歌』、ガリ・ベルティーニ指揮によるチャイコフスキーの交響曲第5番から第3、第4楽章、中村紘子の独奏とハインツ・ヴァルベルク指揮によるショパンのピアノ協奏曲第2番から第2、第3楽章を聴く。
 ガリ・ベルティーニが指揮したチャイコフスキーの交響曲第5番といえば、1993年〜1994年のケルン滞在中にWDR交響楽団の特別コンサートで聴いたことがあった。

 続けて、『クラシックの迷宮』を聴く。
 冨田勲の特集が組まれていた。
 片山杜秀らしく、バラエティに富んだ選曲である。
 中でも、NHKのニュース解説と『みんなのせかい』のテーマ曲が懐かしかった。

 さらに、FMシアターの『タッグ』を聴く。
 偽悪的な老人を通して逆説的に反戦を描いた作品。
 劇団桟敷童子の東憲司の脚本で、『真田丸』にも出演のベテラン、近藤正臣と草笛光子が重要な役回りを果たす。
 ほかに、ト字たかお、矢野聖人、我妻美輪子、悪い芝居の呉城久美が出演。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を読み直したりする。


 『十二月八日の幻影』を読了する。
 ぐいぐい読ませる筆運び筋運びだった。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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身体のメンテナンスのあと、友だちと会った(深夜のCLACLA)

 日中は青空が見えていたものの、夜になって雨。
 台風の影響だ。

 日中は気温が上昇し、暑さが厳しい。
 ただし、夕方以降気温が下がる。
 徐々に秋が近づいている。


 両耳の不調が続く。


 民進党代表選への正式出馬を表明した前原誠司が、野党との関係性などについて御託を並べている。
 民進党第一主義はけっこうだけれど、それで選挙に勝てると思っているのか。
 それとも、掌をころっと返して、自民党に擦り寄るのか。
 いずれにしても、信頼も信用もできぬ人物である。


 精神癒党が蔓延している。


 昨夜、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンを聴いたりしながら、2時過ぎまで作業を進める。


 8時まで寝ているつもりが、結局7時過ぎに起きる。
 で、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした!

 ただし、洗濯前にマンションのコインランドリー近くに雑然と並んでいる自転車を整理していて、左肩甲骨あたりをがぐぎっと捻ってしまい、激痛が走る。
 ああ。


 午前中、ラファウ・プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集<ドイツ・グラモフォン>、ウラディーミル・アシュケナージさん他が演奏したラフマニノフ・トランスクリプションズ<DECCA>、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、いずみホールでのレクチャー&コンサートの感想を投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の手直しをしたりする。


 午後、妹尾さんのラジオ番組やNHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』(マリオ・デル・モナコが歌ったマスカーニの歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』とレオンカヴァッロの歌劇『道化師』の再放送)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、篠田節子の『ミストレス』<光文社>を読み進めたりする。


 18時頃外出して、いくつか用件を片付けたあと百万遍へ。
 身体のメンテナンスをしてもらう。
 今日捻った部分や疲れのたまった部分のメンテナンスを丹念に行ってもらい、だいぶん楽になる。
 ああ、すっきりした!

 メンテナンスのあと、昨日会いそびれた友だちと会ってしばらく話をする。
 ああ、愉しかった!

 途中雨が降り始めたので、友だちを別れたあとしばらく天気の様子を見、雨がやんだところで帰路に着く。

 
 22時台に帰宅後、遅めの夕飯をすませ、諸作業を進める。


 以上、8月26日の日記。


 猫を飼いたい。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月26日

シューベルト/レクチャー&コンサート「あこがれ、さすらい、そして成熟」

☆シューベルト/レクチャー&コンサート「あこがれ、さすらい、そして成熟」

 ナビゲート:堀朋平
 フォルテピアノ、お話:鈴木優人
 ソプラノ:松井亜希
 テノール:松原友
 フォルテピアノ:重岡麻衣
(2016年8月25日19時開演/いずみホール)


 今年度のいずみホールのテーマ企画「シューベルト こころの奥へ」のプレ企画として開催された、シューベルト/レクチャー&コンサートに足を運んだ。
 ちなみにこのレクチャー&コンサートは招待制のものだったが、座席交換の際、こちらの細かい希望を叶えてもらうことができて、本当にありがたかった。
 よく当日座席指定とかいって、料金を平然ととっておきながらプロでもない団体が得手勝手な座席を押し付けてくることがあるが、ああいったとち狂った団体の責任者は、爪の垢でも煎じて飲んで欲しい。

 さて、今回は、「あこがれ、さすらい、そして成熟」と題して、シューベルトの音楽の持つ憧憬の念や精神的な彷徨、31年という短い生涯における作曲家としての成熟を中心にレクチャーと演奏が繰り広げられていた。

 鈴木優人が弾く楽興の時第3番D.780-3(NHKラジオ第1の『音楽の泉』のテーマ曲でもある)でスタートした第1部「シューベルト−詩と音楽の出会い」では、シューベルトの友人ショーバーの詩による『音楽に寄せて』D.547(松原友独唱)、同じく友人のマイアホーファーの詩による『あこがれ』D.516(松井亜希独唱)、ゲーテの詩による『糸を紡ぐグレートヒェン』D.118(松井亜希独唱)、『月に寄せて』D.296(松原友独唱)、『ただあこがれを知る人は』D.877-1(松井亜希、松原友二重唱)が演奏され、ナビゲーターの堀朋平(先頃、『<フランツ・シューベルト>の誕生』が法政大学出版局から刊行された)と優人さんによって、シューベルトが友人たちの助力によって「職業音楽家」の道を歩んだことや、彼の自然や希望、理想に対する憧憬の念、精神的逡巡や彷徨、ゲーテの詩による歌曲の変遷からうかがえる作曲家としての成熟について語られた。

 休憩を挟んだ第2部「成熟と深淵−後期を聴く」では、優人さんによってフォルテピアノの説明が行われたのち重岡麻衣が登場し、4手(連弾)のための小品「4つのレントラー」D.814がまず演奏される。
 その後、題名にもある通り、ザイドルの詩による『窓辺にて』D.878(松原友独唱)、『春に』D.882(松井亜希独唱)、そして再び重岡さんと優人さんの連弾でファンタジーヘ短調D.940と、後期の作品が演奏された。
 第2部になると、俄然堀さんのトークのエンジンがかかり、ときに優人さんが抑えにまわる場面も。
 最後に演奏されたファンタジー、特に中盤から終盤にかけての激しい表情の変化には、確かに深淵を覗く想いがした。
 重岡さん(高音部。フォルテピアノの鍵盤の右側)と優人さん(低音部。同左側)も、破綻を怖れない果敢さでこの作品に向き合っていたと思う。

 実は、このレクチャー&コンサートに応募した大きな理由は、鈴木雅明(優人さんのお父さん)指揮京都市交響楽団のモーツァルト・ツィクルスNr.21(2009年11月14日、京都コンサートホール小ホール)で実演に接したのち、今年4月のNHK・FM『リサイタル・ノヴァ』で改めて感心した松井亜希が出演するためで、今回も彼女の透明感があって伸びのある美しい声質と歌唱を堪能することができた。
 また、『糸を紡ぐグレートヒェン』はじめ、彼女の音楽の持つ劇性をとらえる能力を再認識できたことは大きな収穫だった。
 一方、松原友も濁りのない声質の持ち主で清潔感のある歌唱を披歴していたし、鈴木優人は歌曲の伴奏、連弾で独唱者や重岡麻衣をよく支え、密度の濃い音楽空間を創り出していた。
 また、忘れてならないのが、各々の音楽スタイルが共通していることによって均整のとれた演奏が生れていたことだ。
 演奏の合間のトークでも語られていたように、松原さんと優人さんは東京藝大の先輩後輩にあたり小林道夫の下でバッハを学んでいたし、同じ藝大出身の松井さんは鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパンの公演に度々参加している。
 付け加えるならば、重岡さんも藝大出身で鈴木雅明にチェンバロ、通奏低音を学んでいた。
 特に、『ただあこがれを知る人は』とアンコールの『光と愛』D.352(コリンの詩による二重唱)での松井さんと松原さんの声が重なり合う部分の美しさには、強く心を動かされた。
(余談だけど、二人の独唱、優人さんの指揮で、メンデルスゾーンの交響曲第2番「讃歌」を演奏してはもらえないものか。日本センチュリー交響楽団あたりどうだろう?)

 ときにくすぐりの入る堀さんと優人さんの掛け合いも、専門に寄り過ぎず、かといって、安易に過ぎず、企画の趣旨によく沿っていたのではないか。
 ただ、シューベルトの音楽の持つ社会性(当時のオーストリアの抑圧的な状況等々)について一切語られなかったことに、若干物足りなさを覚えたりしたが。

 いずれにしても、休憩を挟んで2時間とちょっと、大満足でした。
 ああ、素晴らしかった!!
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大阪のいずみホールでシューベルトのレクチャー&コンサートを愉しんだ(深夜のCLACLA)

 どんよりとした感じは強かったものの、晴天が続く。
 ただし大阪では、夜、雨が降っていた。

 徐々に秋が近づいている感じはするが、日中はまだまだ暑さが厳しい。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。
 そして、身体が重たい。
 さあ、身体のメンテナンスだ!


 イタリア中部の地震で、200人以上の方が犠牲になったと。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷を捧げます。


 民進党の代表選出馬にあたって、前原誠司が人心一新を訴えているという。
 人心一新を口にするなら、まず自分が身を引くことが大事なのではないか。
 なんともかとも。


 癒着の党が蠢いている。
 裏もへったくれもなく与党と絡みついている連中だ。
 忌むべし。


 昨夜、1時少し前に寝床に就き、7時少し前に起きる。


 午前中、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを行ったりする。
 『痾紅毛日記』は、第二稿が完成した。
 もちろん、筆入れ作業はまだまだ続く。


 10時台に外出して、銀行や郵便局を回り用件を片付ける。

 いったん帰宅したのち再び外出し、下京図書館へ。
 ニーノ・ロータの映画音楽集、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<同>、吉野孝雄の『外骨戦中日記』<河出書房新社>、町田康の『ギケイキ』<同>、重松清の『赤ヘル1975』<講談社>、宮下遼の『無名亭の夜』<同>、畑野智美の『ふたつの星とタイムマシン』<集英社>を返却し、予約しておいた篠田節子の『ミストレス』<光文社>、直原冬明の『十二月八日の幻影』<同>、原田マハの『太陽の棘』<文藝春秋>、一條次郎の『レプリカたちの夜』<新潮社>、中山可穂の『娘役』<角川書店>、ラファウ・プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集<ドイツ・グラモフォン>、ウラディーミル・アシュケナージ他が弾いたラフマニノフ・トランスクリプションズ<DECCA>を新たに借りる。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、プレハッチが弾いたショパンのポロネーズ集を聴く。
 プレハッチの弾くショパンのポロネーズには硬質というか、角の粗さを感じる。


 仕事関係の作業を進めたり、『ミストレス』を読み始めたりする。


 友だちと会いそびれた。
 残念。


 16時過ぎに外出して、祇園四条から京阪で京橋へ。
 いずみホールで、シューベルト/レクチャー&コンサート「あこがれ、さすらい、そして成熟」を愉しむ。
 詳しくは、次回の記事をご参照のほど。
 大好きな声質の松井亜希さんが目的だったのだけれど、テノールの松原友さんの歌声も耳馴染みがよく、鈴木優人さんと重岡麻衣さんのフォルテピアノも今回のテーマにぴったりの演奏だった。
 堀朋平さんと鈴木さんのお話もなかなか面白く、結果大満足。
 ああ、素晴らしかった!

 京橋から京阪で祇園四条に戻り、夕飯用の買い物をすませて22時40分過ぎに帰宅する。


 帰宅後、諸々作業を進める。


 以上、8月25日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月24日

クリスティアン・ゲルハーヘルの来日公演が中止となった(CLACLA日記)

 どんよりとした感じはありつつも、青空が続く。

 夕方以降は少し涼しくなってはきたが、それでもまだまだ暑さが厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。
 そして、目の疲れがひどく身体が重たい。


 イタリア中部で大規模な地震が発生する。
 犠牲となった方々に、深く、深く、深く、深く、深く黙祷。
 そして、これ以上犠牲となられる方が増えないことを心より願う。


 北朝鮮がまたぞろミサイルを発射した。
 本当に度し難し。
 そして、いつものことながらタイミングのよさを痛感する。


 民進党の代表選に前原誠司が出馬の方向と。
 もういいかげんにしてはどうか。
 もとより期待はしていないが、あまりにもあまりである。


 目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夕17時台に外出していくつか用件を片付けたのち、恵文社一乗寺店COTTAGEへ。
 笑福亭笑利さんの独演会「独利-HITORI-」を愉しむ。
 詳しくは前回の記事(落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、一時夕食難民となったのち、百万遍のハイライトで夕飯をすませて22時台に帰宅する。


 帰宅後、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークの弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>、カティア・ブニアティシヴィリが弾いたピアノ小品集『マザーランド』<同>を聴いたりしながら、落語記録を投稿したり、諸作業を進めたりする。


 2時少し前に外出するも6時台に目が醒め、7時過ぎに起きる。

 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番〜第18番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを進めたりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、畑野智美の『ふたつの星とタイムマシン』<集英社>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、仕事関係の用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、『レ・プティ・リアン』序曲<タワーレコード/ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、雑件を片付けたり身体のメンテナンスの予約をしたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、トッパンホール室内楽フェスティバルのライヴ録音(2016年5月19日、トッパンホール)を聴く。
 モーツァルトのピアノ4重奏曲ト短調K.478、ベルク(ハイメ・ミュラー編曲)の弦楽6重奏曲、シューベルトのピアノ3重奏曲第1番などが放送されていた。

 続けて、バーナード・ハーマンの映画音楽集を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『ふたつの星とタイムマシン』を読了する。
 SF的な味付けはありつつも、基本となるのは人と人との関係。
 ほっとするような短篇集だ。
 ああ、面白かった!


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 10月のクリスティアン・ゲルハーヘルの来日公演が中止となった。
 せっかくチケットを買っておいたのに。
 それも、案外いい席を手に入れることができたのに。
 残念無念。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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笑福亭笑利独演会「独利-HITORI-」

☆笑福亭笑利独演会「独利-HITORI-」

 出演:笑福亭笑利さん
(2016年8月23日19時開演/恵文社一乗寺店COTTAGE)


 京都大阪で開催される笑福亭笑利さんの独演会「独利-HITORI-」のうち、京都の会のほうに足を運んだ。
 会場は、叡電一乗寺駅近くにある書店兼雑貨店の恵文社一乗寺店内のアートスペースCOTTAGEで、狭すぎず広すぎずのほどよい空間に高座が組まれていた。
 お客さんも40人ほどで満員の大盛況。
 笑利さんが日頃から親しくされているらしい若い世代の人たちに、ネオ落語・セントラルでもお見かけする人たち、そしてご年配の人たちと幅広い層のお客さんが集まっていたのだけれど、いずれの方々からも笑利さんを応援しようとする暖かい空気を感じることができた。
 と、言っても身びいき内輪受けの嘘臭い笑いとは全く無縁。
 笑利さんの笑いの仕掛けに敏感に反応するノリのよいお客さんたちで、実に心地がよい。
 また、例えばネオ落語・セントラルでの笑利さんといえば、笑いのために前へ前へ攻めていく姿勢が印象深いが、今夜は、笑いへのあくなき貪欲さはそのままに、前口上代わりのトークやマクラを含めた自作三席を通して自らの笑いや落語への想いがしっかりと語られており、まさしく「ひとり(一人、独り)」に相応しい内容となっていた。

 まず、今回の独演会のことや落語家としての自分自身について語って沸かせたところで、一席目の『鯉つかみ』へ。
 旅の途中、ある村へ滞在することになった侍と遊び人らしき男の二人連れ。
 と、遊び人らしき男のほうがひょんなことから女に誘われて、夜な夜な大魚湖(おおうおこ)なる村の大きな湖へと遊びに出かける。
 ところが、この大魚湖には…。
 という展開の、もはや笑利さんにとっては十八番といってもいい作品だ。
 肝はもちろん、市川染五郎の歌舞伎に影響されてつくったという鯉と侍の決闘の場。
 ここでは、お師匠の鶴笑さんへの敬意の念もよく示されている。
 錦湯さんでのネタおろしを皮切りに、笑利さんの『鯉つかみ』を観るのはこれで三度目だが、回を重ねるごとに、練りが必要な場所はきちんと練り上がり、逆に即興性が必要な箇所ではさらに即興性に富むといった具合に、面白さがどんどん増してきた。
 これからも笑利さんの『鯉つかみ』を愉しみにしていきたい。

 続いて、お師匠さん、そして笑福亭一門に入門したからこそ、自分自身の落語があるといったことをマクラで述べたのち、『千鳥の香炉』に入る。
 舞台は安土桃山時代末、太閤秀吉が朝鮮征伐に血道を上げ始めた頃。
 大泥棒の石川五右衛門は、ある人物の依頼を受けて伏見のお城まで千鳥の香炉を盗みに行くが…。
 と、時代劇好きの笑利さんらしいストーリー展開だが、史実に囚われることなく巧い具合に今様の崩しが入っているし、それより何より、登場人物のぎりぎりすれすれなキャラクターがとってもおかしい。
 いやあ、笑った。

 休憩を挟んだ三席目、世阿弥の言葉を引いたりしつつ今夜のお客さんへの深い感謝の気持ち(「ひとりはひとりにして成らず」)を表してから、河童と少年のひと夏の想い出を描いた新作を演じる。
 夏休み、田舎の祖父母のもとへ遊びに来た少年は本物の河童と出会う。
 祖母の言葉と違って河童はとても親切だったが…。
 夏の終わりに相応しい筋立ての作品で、大きな笑いを交えながら少年と河童の心の通い合いが語られていく。
 もちろんそこは笑利さんだけに、ちょっとした苦味があるというか、ただただ「いいお話」では終わっていないけれど。
 加えて少年と河童の姿に、笑利さんなりの線の引き方、筋の通し方を観(識)る思いもした。

 と、笑福亭笑利というひとりの落語家の今を存分に愉しむことのできた会だった。
 次回が心から待ち遠しい。
 ああ、面白かった!!

 なお、大阪での会は、8月31日に福島の八聖亭で開催される予定です(18時半開場、19時開演。前売1200円、当日1500円)。
 ご都合よろしい方は、ぜひ!!
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2016年08月23日

まもなく外出して、笑福亭笑利さんの独演会「独利」なり(早めのCLACLA)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温は今日も上昇し、暑さがとても厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 昨夜、19時少し前に外出する。
 外出してすぐに以前お世話になった大阪交響楽団の楽団員の方に遭遇して、少しお話をうかがう。
 久しぶりに大阪交響楽団のコンサートに足を運んでみたいな。
 外山雄三さんが指揮するコンサートその他。

 で、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
 44回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。

 交流会に参加したあと、寺町のサイゼリアで遅めの夕食をすませ、1時台に帰宅する。


 3時過ぎに寝床に就き、8時少し前に起きる。

 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第5番〜第7番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、『痾紅毛日記』の筆入れを進めたりする。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンが演奏したハイドンの交響曲第30番「アレルヤ」&第53番「帝国」&第69番「ラウドン」とスターバト・マーテル<ともにTELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 宮下遼の『無名亭の夜』<講談社>を読了する。
 まさしく「物語」であった。
 ああ、面白かった!

 続けて、畑野智美の『ふたつの星とタイムマシン』<集英社>を読み始める。


 まもなく外出して、恵文社一乗寺店COTTAGEまで。
 笑福亭笑利さんの独演会「独利」。
 とても愉しみなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第44回

☆ネオ落語・セントラル 第44回

 出演:月亭八斗さん、月亭太遊さん、笑福亭智丸さん、占い芸人ターザンさん
(2016年8月22日20時開演/錦湯)


 台風9号の接近で激しい雨に見舞われた東日本とは違って、こちら京都は若干どんよりとはしつつも青空の見えた昨日。
 44回目となるネオ落語・セントラルもつつがなく開催されて、ご新規さんに東京や岩手からのリピーターさん、常連さんと幅広いお客さんが集まった。
 今回は月亭八斗さんに笑福亭智丸さん、占い芸人のターザンさんに加え、悪天候のため埼玉県川口市でのENGEIゆでたまご出演をやむなく断念した月亭太遊さんが登場した。
 スタートのトークでは、太遊さん以外はまだ錦湯さんでの出演回数が少ないということもあり、おのおのの自己紹介を兼ねながら盛り上げる。

 で、最近ビリートップで「ちまちま」なる愛称が決まったという智丸さんが高座に上がる。
 だじゃれのオチのついたエピソード小噺を三つほどマクラで試してから、本題へ。
 面倒見のよい人物から新しい商売の種を教えてもらって、早速有馬温泉へと向かった男。
 実はその商売とは、節に穴を開けた長い竹の竿を使って湯治客に二階から小便をさせるというもの。
 これなら、わざわざ一階の便所まで行かずとも楽…。
 といった、『有馬小便』という珍しい噺。
 男が商売の種を教えてもらう際に戦後の復興云々というくだりがあって、ああ今は八月だなあなんてことをちらと思ったりもしたが、噺の肝は全く別。
 お客さんと男との下もかかった滑稽なやり取りが見せ場聴かせ場で、智丸さんの低音の声質と語り口、むっつりっぽい風貌が噺の肝によくあっていておかしい。
 トークで、「智丸には要注意」といったツイートがあったと太遊さんが触れていたが、こういう噺をかけてくるあたり、確かに智丸さんは要注意要注目である。

 続いては、八斗さん。
 八方さんのお弟子さんである八斗さんは二回目の登場だが、前回は桂三河さん(秋田で着々と活躍中のご様子)送別の特別興行ということで、本格的な出演は今回が初めてということになる。
 開演前にターザンさんに占ってもらった結果を引きつつ、自分の人なり(イメージチェンジをはかっているが、今まではとがった格好でやってきた)について語り、最近女性を演じることにはまっていると続けて、本題の『紙入れ』に入る。
 今夜は亭主の帰りが遅くなる、という言葉に従ってこっそりおかみさんを訪ねた若い男だったが、遅くなるはずの亭主がなぜだか早く帰って来て…。
 おなじみの古典だが、八斗さんはマクラでの予告通り(?)、おかみさんの女性らしさを巧くデフォルメして、若い男ともども芝居風の口調で語り始める。
 一転、亭主が帰って来てからは、流れのよい展開。
 それでいて、強弱のメリハリが効いているので、筋の運び、話のおかしさが掴み易い。
 ここぞというところでしっかり笑いが起こる。
 次回は何を聴かせてもらうことができるのか、とても愉しみだ。

 三番目は、前回に続いて登場のターザンさん。
 今回は米原「住みます芸人」としての日々の生活を語ってみせた。
 福岡から米原の山奥に一人移り住むことになったターザンさんの困惑ぶりが目に浮かぶようで、なんともおかかなしい。
 最後の野球場の風景を切り取った物真似では、ターザンさんの観察眼の鋭さが発揮されていた。

 トリは、太遊さん。
 川口遠征を断念した悔しさをにじませつつ(?)、これからは自分のスタンスを変えていく「皆さん、お世話になりました」とやおら宣言。
 その宣言をルーティンにして笑いをとってから、急遽のネタおろしに。
 題して、『シン・ジュゲム』。
 これまたおなじみ古典の『寿限無』を、今話題のあの映画に倣って大幅に造り換えたもの。
 特に、留学生とのやり取りが太遊さんらしくて面白い。
 そして、古典とどう向き合うかというマニフェストとなっている点は言わずもがな。
 『シン・ジュゲム』というタイトルに相応しい作品だった。

 最後は、ターザンさんが出演者の面々を占っていくというトーク企画。
 生年月日をもとに、智丸さん、八斗さん、太遊さんを占っていったが、性格や人間関係その他、ターザンさんの言葉は急所を突いていたようだ。
 〆は、まもなく100回目を迎える錦湯さんでの企画について。
 101回目以降に関するタロット占いで、興味深く有意義な助言が現われて一同なるほどと感心したところで、幕となった。

 と、ますます盛りだくさんのネオ落語・セントラル。
 毎週月曜20時は、皆さんも錦湯さんにぜひ!
 ああ、面白かった!!
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2016年08月22日

それでも朝方生活を堅持する(早めのCLACLA)

 どんよりとした感じはありつつも、晴天が続く。

 気温は今日も上昇し、暑さがとても厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。
 そして、身体が重たい。


 馬鹿につける薬はない。
 そして、馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。


 昨夜22時過ぎに外出する。
 大切な予定のため。
 で、諸々あって朝方5時に帰宅する。


 5時半に寝床に就くも、9時半に起きる。
 いつもよりだいぶん遅い起床だが、それでも朝方生活は堅持した。
 って、無理があるなあ、やっぱり。


 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、ポール・クロスリーが弾いたドビュッシーのピアノ作品集(12の練習曲以外)<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の打ち直しを進めたりする。


 午後、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、リカルド・シャイー指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団他が演奏したルチアーノ・ベリオのトランスクリプション集<DECCA>、クラリネットのフランクリン・コーエンとピアノのウラディーミル・アシュケナージさんが演奏したブラームスのクラリネット・ソナタ第1番<同>(ちなみに、ベリオのアルバムの最後にはこの曲の管弦楽伴奏版が収められている)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の打ち直しを進めたり、宮下遼の『無名亭の夜』<講談社>を読み進めたりする。

 途中眠気に勝てず、1時間ほど昼寝をした。


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 44回目となるネオ落語・セントラルなり。
 台風のため川口遠征を諦めた月亭太遊さんも出演されるとのこと。
 それじゃあ、行って来ます!
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2016年08月21日

『痾紅毛日記』の作業を進めた一日(CLACLA日記)

 快晴。
 いいお天気、いい青空の一日。
 どうやら台風は接近しているようだが。

 気温も上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 目の疲れが激しい。
 そして、両耳の不調も続く。


 安倍首相が、アメリカのオバマ大統領の核兵器の先制不使用政策に懸念を伝えたとする報道を否定した。
 発言が事実か否かであるかはひとまず置くとして、国連核軍縮作業部会での核兵器禁止条約交渉を始めるよう国連総会に勧告する報告書に関する採択で日本が棄権したということに日本政府、安倍首相の真意は如実に示されているのではないか。


 金メダルをとれなかったからといって、なんであんな風に謝る必要があるのか。
 ラジオで聴いていて、本当に心苦しかった。


 目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夜、1時半過ぎに寝床に就き、8時に起きる。


 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、ポール・クロスリーが弾いたドビュッシーの12の練習曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを進めたりする。


 午後、仕事関係の予定をすませる。

 その後、山田一雄指揮新日本フィルが演奏したモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」&セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」他<フォンテック>を聴いたりしながら、『痾紅毛日記』の打ち直しを進めたり、宮下遼の『無名亭の夜』<講談社>を読み始めたりする。


 17時過ぎに外出して、仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませて帰宅する。


 帰宅後、大友直人指揮日本フィルが演奏したニーノ・ロータの交響曲第1番〜第3番<キング>を聴いたりしながら、『痾紅毛日記』の打ち直しを進めたりする。


 夕飯後、ヴァンニ・モレット指揮アタランタ・フーギエンスが演奏したフランチェスコ・ザッパの6つの交響曲集<DHM>を聴いたりしながら、『痾紅毛日記』の筆入れを進めたり、『無名亭の夜』を読み進めたりする。


 で、まもなく外出する予定なり。
 それじゃあ、行って来ます!
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2016年08月20日

おもひでがいっぱい(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 ただし、どんよりとした感じもあり。
 台風が近づいている。

 気温はまだまだ上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 政治的なテロと、それを利用したフレームアップがこれから続々と起こってしまうのではないか。
 そのことがとても心配である。


 目くらましの八百長猿芝居が横行しまくっている。
 騙されまい。


 昨夜、1時半過ぎに寝床に就き、7時40分過ぎに起きる。


 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを行ったりする。


 午後、仕事関係の予定をすませる。

 その後、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、チェロのアンネー・ビルスマとフォルテピアノのスタンリー・ホックランド他が演奏した『チェロとプロシア王』<同>、KBS京都の『つぼからボイン』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の打ち直しを行ったりする。


 重松清の『赤ヘル1975』<講談社>を読了する。
 赤ヘル軍団こと広島東洋カープがリーグ初優勝を果たした1975年の広島を舞台に、転校生と地元の中学1年生たちが深い友情を結ぶまでを丹念に描いた長篇小説。
 エピソードの積み重ねが巧く、またウェットに過ぎない筆致が物語の展開によく合っている。
 そして、重松さんの登場人物たちへの暖かい眼差しと、被爆体験をはじめとした過去への謙虚で真しな姿勢に強く心を動かされた。
 ああ、面白かった!!


 17時台に外出して、寺町へ。
 仕事関係の用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませて、19時頃帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの特集番組『メニューイン変奏曲』の第3変奏を聴く。
 今夜も、ゲストは古澤巌と相場ひろの二人。
 子息のジェレミー・メニューインとの録音や、シンフォニア・ヴァルソヴィアとの録音が放送されていたので、1993年の9月26日にケルンのフィルハーモニーでユーディ・メニューイン指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアのコンサートを聴いたことを思い出した。
 あの日は確かオール・ベートーヴェン・プログラムで、ジェレミーがピアノ協奏曲第1番のソロを務めていたのだけれど、タイプライターか何かを打っているような素っ気ない演奏に鼻白んだ記憶が残っている。

 続けて、アルフレッド・ブレンデルが弾いたシューベルトのピアノ・ソナタ第20番他と第21番&さすらい人幻想曲<ともにPHILIPS>を聴く。
 ブレンデルのシューベルトの第20番のソナタを聴くと、大学1回(1年。1988年)のとき、当時好きだった人と聴きに行ったザ・シンフォニーホールでの来日リサイタルのことをどうしても思い出す。

 年齢を重ねると、思い出すことがいっぱいだ。


 夕飯後、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを行う。
 筆入れは、原稿用紙に換算して90枚分まで終わった。
(打ち直しに相当手間がかかるんだよね…)


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。
(昨日は、京都市交響楽団の定期演奏会が始まる前に、出町商店街のゑびす屋で買ったクリームとアプリコットジャムの入った菓子パンを食したのである。久しぶりの甘いもので、まあまあ美味しうございました)


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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京都市交響楽団第604回定期演奏会

☆京都市交響楽団第604回定期演奏会

 指揮:沼尻竜典
 独奏:石井楓子(ピアノ)
管弦楽:京都市交響楽団

 座席:3階LB1列5番
(2016年8月19日19時開演/京都コンサートホール大ホール)


 欧米のように9月からのシーズン・スタートというわけではないのだけれど、夏休みとの兼ね合いか、それより何より、暑いさ中にまじめなプログラムのコンサートもないだろうということか、この国のプロ・オーケストラも基本的に8月には定期演奏会を開催してこなかった。
 ところが、もう何年前からになるか、少しずつ8月に定期演奏会を開催するオーケストラが増えてきた。
 さしずめ京都市交響楽団など、その先駆けの一つということになるのではないか。
 それでも、軽めの作品を並べたり合唱曲をメインに置いたりするなど、8月ならではのプログラムが組まれてきたことも事実だ。
 それが、今年の第604定期演奏会は三善晃のピアノ協奏曲にショスタコーヴィチの交響曲第4番と、京都コンサートホールの舞台上に弦管打楽器ハープにチェレスタ、所狭しと楽団員が居並ぶ超大編成の本格的プログラムのコンサートとなった。

 なお、通常配置をとった今回の定期では、ゲストコンサートマスターにインテリヤクザかEXILEのメンバーかといった風貌の石田泰尚(神奈川フィル)を迎えたほか、チェロのトップにルドヴィート・カンタ(オーケストラ・アンサンブル金沢)が座るなど、要所を客演陣が固めていた。
 そうそう、余談だけれど、当方が初めて聴いた海外のオーケストラのコンサート、スロヴァキア・フィルの長崎公演(1987年5月5日、長崎市公会堂/武藤英明指揮)でドヴォルザークのチェロ協奏曲のソロを務めていたのだがこのカンタさんで、なんとも懐かしかった。

 プログラム前半の三善晃のピアノ協奏曲は、急緩急三部構成による1楽章形式の作品で、演奏時間は15分程度。
 ただし、その15分の中に作曲家の才気が凝縮されており、間然するところのない内容となっている。
 ショスタコーヴィチの交響曲第4番との対比という意味でも、興味深い選曲だと思う。
 特に、緊張が高まった第2部(緩)から第3部(急)でそれがぱっと開放されていくような感じが強く印象に残った。
 石井楓子は作品をよくその手の内におさめていて、安定した演奏。
 表現が硬質でないというか、抒情性に若干傾くというか、ロマンティックな作品が得意なように感じられた。
 指揮の沼尻竜典にとって三善晃は作曲の師にあたるわけだが(プレトークでも説明あり)、腑分けのしっかりした解釈で石井さんを支えるとともに、ときに独奏よりも雄弁に表現を行っている箇所もあったように思う。

 プログラム後半は、ショスタコーヴィチの交響曲第4番。
 間奏曲的な第2楽章を挟む長大な両端楽章というアンバランスな構成(演奏時間は約1時間)、先述した如き超大な楽器編成、おまけに作曲家自身がスターリン政権下の政治的な圧迫を慮って初演をキャンセルし、結局作曲から25年以上経った1961年に初演されるという曰く因縁つきと、どうにも一筋縄ではいかない作品である。
 20世紀後半以降、ようやく日本でも演奏される機会が増してはきたが、それでも頻繁にプログラミングされる作品とはいえない。
 当方も、生でこの交響曲を聴くのは今回が初めてだった。
 まずもって、聴く側にとっても演奏する側にとっても、労少なくない作品というのが、いっとう最初の正直な感想だ。
 三善晃のピアノ協奏曲とは対照的に、作曲家のあふれんばかりな才気、楽想、意志がこれでもかと言わんばかりに盛り込まれ、詰め込まれ、結果あるは舞台音楽か映画音楽のパスティーシュそのままのわっかりやすい旋律、あるは兇暴強烈な咆哮と次から次へと音楽が目まぐるしく変化していく。
 表面的技術的な難所急所も丸わかりだし(弦楽器の早弾きとか)、その上総体としての「ミスティフィケーション」というのか、単純にそれを政治的社会的なモティーフに還元することは避けたいものの、やはりショスタコーヴィチが置かれた諸状況が作品全体に靄をかけているかのようなとっつきにくさを与えていることも否めない。
 一つ間違うと、とっちらかってややこしい印象ばかりが残りかねないことになるのだが、沼尻竜典と京響の面々は、労を重ねることによって、作品の持つ特性や妙味を的確に描き出していたのではないか。
 上述したパスティーシュ的な楽想楽句ばかりでなく、シリアスな部分においても沼尻さんの劇場感覚(音楽の「劇性」の把握)は十全に発揮されていたと思うし、オーケストラもそうした沼尻さんの解釈に従って、ソロ・アンサンブル両面で高い水準の演奏を披歴していた。
 特に、今回こうやって実演に接することで、この曲のマーラーからの影響や、この曲が如何にして交響曲第5番に「改善」されていくのかを実感できたのは大きな収穫だった。
 というか、それより何より、第1楽章や第3楽章終盤の圧倒的な強奏。
 そして、全ての楽器が鳴り終えたあとの静寂。
 沼尻さんの祈るかのような姿勢と、まさしく息を殺すかのような20秒ほどの時間は、生ならではのものだろう。
 足を運んで本当によかった。

 それにしても、京都市交響楽団は掛け値なしにすごいオーケストラになってきているなあ。
 クラシックなんてようわからん、という人にもぜひご一聴いただきたい。

 ああ、素晴らしかった!!
posted by figarok492na at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月19日

コンサートからの帰りに観た月が美しかった(CLACLA日記)

 晴天が続く。

 気温も上昇し、今日も暑さがとても厳しい。
 暑さ寒さも彼岸まで、とはなかなかいかないものだ。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 昨夜、1時少し前に寝床に就き、7時に起きる。


 朝一番で、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした!


 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを進めたりする。


 午後、妹尾さんの番組や、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、ラルキブデッリ他が演奏したメンデルスゾーン&ガーデの8重奏曲<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、重松清の『赤ヘル1975』<講談社>を読み進めたりする。


 17時台に外出して、出町柳の商店街で買い物をすませる。
 で、秋の気配を感じつつ、賀茂川近くを通って京都コンサートホールへ。
 京都市交響楽団の第604回定期演奏会を愉しむ。
 詳しくは改めてコンサート記録として投稿する予定だが、三善晃のピアノ協奏曲とショスタコーヴィチの交響曲第4番を初めて生で聴くことができて本当に嬉しかった。
 特に、ショスタコーヴィチの交響曲第4番が圧倒的だった。
 ああ、面白かった!


 終演後、夕飯用の買い物をして22時頃帰宅する。
 帰りがけに観た月がとても美しかった。


 帰宅後、遅めの夕飯をすませて諸作業を進める。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

まだまだ暑い!(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 どんよりとした感じはありつつも。

 気温は今日も上昇し、暑さがとても厳しい。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 リオ五輪で日本の選手が活躍しているようだ。
 日本の選手ばかりでなく、全ての参加選手に拍手を贈りたい。
(新聞のお涙頂戴調の報道は、ちょっと苦手だな。選手の涙には心動かされるんだけど)


 今日も今日とて、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夜、1時40分過ぎに寝床に就き、8時に起きる。


 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れと打ち直しを行ったりする。


 午後、フォルテピアノのジョス・ファン・インマゼール、ヴァイオリンのヴェラ・ベス、チェロのアンネー・ビルスマが演奏したシューベルトのピアノ3重奏曲第1番&第2番<同>、インマゼールとラルキブデッリが演奏した同じくシューベルトのピアノ5重奏曲「ます」他<同>、ラルキブデッリが演奏したハイドンの弦楽4重奏曲第81番〜第83番、シューベルトの弦楽4重奏曲第10番&弦楽3重奏曲第1番、第2番<ともに同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の打ち直しを行ったり、重松清の『赤ヘル1975』<講談社>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 帰りがけ、作道雄君と遭遇し、昨日のKBSラジオの『笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』や新しい映画のことなど少しだけ話す。


 帰宅後、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第3番&第7番「未完成」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、『痾紅毛日記』の打ち直しを行う。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの特集番組「メニューイン変奏曲」の第1変奏を聴く。
 ゲストは、ヴァイオリニストの古澤巌と評論家の相場ひろ。
 今夜は「メニューインってどんな人? 神童、世界に翔ばたく」と題して、ユーディ・メニューインの幼少期から青年期の録音が放送されていた。

 続けて、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したマーラーの交響曲第1番「巨人」(ハンブルク稿)<同>とドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の打ち直しを行ったり、『赤ヘル1975』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

急な予定が入った(深夜のCLACLA)

 晴天が続く。
 どんよりとした感じはありつつも。

 気温はまだまだ上昇し、暑さが厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 今日も今日とて、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。
 そうそう、東京都知事選期間中の鳥越騒動はどこへ行ったのだろうか?
 そして、小池新都知事の金銭問題はいつ報道されるのだろうか?
 なんとも不思議な話だ。


 昨夜、24時50分に寝床に就き、6時40分過ぎに起きる。


 7時15分頃から、KBS京都の『笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』に作道雄君が電話出演して、監督脚本を務める新しい映画について語っていた。


 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、モッツァフィアートが演奏したベートーヴェンの管楽合奏のための作品集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを行ったりする。


 午後、ラルキブデッリが演奏したベートーヴェンの6重奏曲&クロイツェル・ソナタによる弦楽5重奏曲他<同>、ナチュラルホルンのアブ・コスターとラルキブデッリ他が演奏したハイドンのホルンと弦楽器のための作品集<同>、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏した同じくハイドンの交響曲第50番、第64番、第65番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の打ち直しを行ったりする。


 町田康の『ギケイキ』<河出書房新社>を読了する。
 面白かったが、ここで終わりという感じも。

 続けて、重松清の『赤ヘル1975』<講談社>を読み始める。


 17時台に外出して、仕事関係の用件を片付け、買い物をし、大垣書店四条店で『ぶらあぼ』9月号を入手し、京都芸術センターに寄る。

 急な予定が入ったため、いったん帰宅後、再び外出。
 予定をすませる。
 いろいろと考えることあり。


 22時半過ぎに帰宅して、遅めの夕飯をすませる。


 以上、8月17日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

五山の送り火 なれど、激しい雨(CLACLA日記)

 五山の送り火。
 なれど、しばらくの間激しく雨が降っていた。


 晴天。
 ただし、どんよりとした感じも強く、夕方には雨が降る。
 そして、夜になって激しく雨が降る。

 気温は今日も上昇し、暑さが厳しい。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。
 そして、睡眠不足のため身体がだろし。


 アメリカのオバマ大統領の核兵器の先制不使用政策に関し、安倍首相が北朝鮮に対する抑止力が弱まる旨、懸念を伝えたと報じられている。
 日本ののみならず、ヨーロッパの同盟国や韓国からも懸念が表明されているようだが、唯一の被爆国として、やはりどうにも納得がいかないものがある。
 そして、北朝鮮の脅威を理由とするのであれば、原子力発電所を平然と再稼働させていることはどうなのかと思わざるをえない。


 甘利明の一件。
 おめでたいかぎり。
 実におめでたいかぎり。


 元プロ野球選手で、野球解説者の豊田泰光が亡くなった。81歳。
 茨城県の出身で、水戸商業高校からプロ野球の西鉄ライオンズに入団し強打者として活躍する。
 いわゆる「野武士軍団」の一人として、西鉄の日本シリーズ三連覇に貢献した。
 その後、国鉄に移籍し、1969年度を最後に引退する。
 引退後は評論家として活動し、特にフジテレビのプロ野球ニュースの解説者としてしられた(のちに、フジテレビに対し絶縁宣言を出すが)。
 プロ野球ニュースの福岡からの放送の際、確かお酒を飲んで出演したように記憶している。
 「(福岡で)飲まずにいられない」といった発言を行っていたのではないか。
 ただ、そうした豪放磊落な言動は、もしかしたら根の繊細な部分をためのプロのスポーツ選手としてのある種の擬態の一つだったように感じないでもない。
 戦争体験を積極的に語る人の一人だった。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、19時過ぎに外出して錦湯さんへ。
 43回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後交流会に参加し、遅めの夕飯を寺町のサイゼリアですませ(サラダのみ)、さらに諸々あって4時20分頃帰宅する。
 で、4時半に寝床に就く。

 本当は8時まで眠るつもりだったが、朝方生活の慣れにカフェインの摂取が加わって7時20分頃起きる。


 アルフレッド・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」<PHILIPS>、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。


 午後、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番&第4番、第5番「皇帝」(以上、フォルテピアノのジョス・ファン・インマゼールの独奏)&ヴァイオリン協奏曲(ヴェラ・ベスの独奏)、ハイドンの交響曲第45番「告別」〜第47番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを進めたり、町田康の『ギケイキ』<河出書房新社>を読み進めたりする。

 途中眠気に勝てず、1時間ほどうとうとした。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 なんとか濡れずにすんだ。


 帰宅後、スヴェトラ・プロティッチが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第15番&キラキラ星変奏曲<キング>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの特集番組『夏の夜のながらクラシック』第2夜を聴く。
 広上淳一と松井咲子、蔦谷好位置のほか、ゲストとして岸田繁が出演していた。

 続けて、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮クリーヴランド管弦楽団が演奏したスメタナの管弦楽曲集<DECCA>、ウィーン弦楽6重奏団が演奏したドヴォルザークの弦楽6重奏曲<EMI>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『ギケイキ』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第43回

☆ネオ落語・セントラル 第43回

 出演:柳家かゑるさん、月亭太遊さん、桂恩狸さん、占い芸人ターザンさん
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、宇多川どどど(名乗り)さん、はしもとさん、合田団地君
(2016年8月15日20時開演/錦湯)


 暑さ寒さも彼岸まで。
 とはいえ、まだまだ暑さが厳しい京この頃。
 それでも、昨夜も錦湯さんにはご新規さんにリピーターさん、常連さんと大勢のお客さんが集まった。
 重畳重畳。
 43回目となる今回のネオ落語・セントラルは、暑さならぬ熱さをためた江戸落語の男柳家かゑるさんが三度目の登場を果たせば、米原の住みます芸人で占い芸人のターザンさんが初出演、ほかにおなじみ桂恩狸さん、そして月亭太遊さんと、実にバラエティに富んだ面々が顔を揃えた。
 そんな面々だけに、スタートのトークからスパークする。
 ベートーヴェンの熱情ソナタの第1楽章の如く、アレグロ・アッサイの勢いでかゑるさんが恩狸さんの行状を畳みかけると、恩狸さんは神妙げな様子で応対、その隙をついてターザンさんもおのが身の上を説明し、それを受けて太遊さんが話を拡げていくといった具合に盛り上がった。

 で、長めのトークののちに恩狸さんが高座へ上がる。
 かゑるさん、太遊さん同様、恩狸さんをかわいがってきた秋田住みます芸人の桂三河さんの近況と自らの秋田行きをマクラで報告してから、ライフワークの源氏物語の説明噺に入ると見せかけて、今回で二度目の口演となる新作の『居酒屋ジョッキー』へ。
 男が足を運んだのは、競馬好きなら大喜びしそうな仕掛けが売り物のその名も「居酒屋ジョッキー」。
 すると、何やらお客さんの会話が聴こえてきて…。
 当然、居酒屋ジョッキーにまつわるくすぐりもおかしいのだけれど、お客さんの会話、というか、そこへの飛躍跳躍というのかワイプというのか切り変わりの部分、それを恩狸さんの独特の語り口でやられるとおかしくって仕方がない。
 8年がかりになる予定という源氏物語もそうだけど、こうした恩狸さんの新作もやはり気になるところだ。

 続いては、かゑるさんが登場。
 7月にバイクの事故で負傷したことから、後輩の柳家花飛(かっとび)さんとのこと、さらにはその花飛さんとの地方回りのエピソードをたっぷりマクラで語ってから、本題の『東北の宿』を演じる。
 本格的なホテルが建設されたためにお客さんが激減してしまった温泉旅館を経営する老夫妻は、それならいっそホテルのスタイルを取り入れようと試みるが…。
 といった展開の、桂きん治さんによる新作落語。
 ひょんなことからこの温泉旅館に泊まることになった男と老夫妻のやり取りが肝で、加減によると毒っ気ばかりが前に出てきかねないのだけれど、噺の間合にかゑるさんの人柄もあって、結果すっきりとした笑いが生れていた。
 中でも男の気性のあり様、困惑しながらもさっと割り切る感じにかゑるさんの特性がよく出ているように感じた。
 次の登場の際は、いったいどんな噺を聴くことができるのか。
 四度目の出演が待ち遠しい。

 三番目は、ターザンさんが登場。
 ホームグラウンドの福岡を離れて米原に移り住んだ経緯や、米原での活動(石田三成のエピソード等々)を語ったのち、最後はビートたけしの物真似で〆た。
 が、実はターザンさんの本領はのちのち発揮されることに。

 トリは、太遊さんのネオラクゴのネタおろし『ろしあのかいだん』。
 季節に相応しく、バイト仲間から「怖い話」を話すようせがまれた男が語り出したのは、突拍子もない内容で…。
 ある意味、怪談よりも怖い(?)言葉などコアなくすぐりも含めて、笑いの仕掛けが豊富。
 語感の面白さという意味でも、見事なチョイスが続いた。
 暑さを嗤い飛ばす、真夏の夜にぴったりな作品で大いに愉しむ。

 テンポのよい太遊さん仕切りの下、作家の桜井さん(今夜はお休み)考案のお題に挑むという大喜利には、かゑるさん、恩狸さん、ターザンさんに加え、上記の面々が登場。
 かゑるさんがコンスタントにヒットを放つ一方、恩狸さんは苦境に立たされるという構図。
 そこに、ターザンさんや大喜利連も解答を重ねていく。
 安定した貯蓄さん、独特の声質と風貌にマッチした変化球勝負の宇多川さん、いつもながらの合田君とともに、初登場のはしもとさんも健闘していた。

 最後は、ターザンさんがソフト(?)な怪談を披露。
 こういった話もぜひまたたっぷり聴かせて欲しい。

 と、今回も笑いに満ちたネオ落語・セントラルでした。
 次回は何が飛び出すか。
 月曜20時は、皆さんも錦湯さんにぜひ!
 ああ、面白かった!!

 ちなみに、ターザンさんの「占い」は、全てが終了したあとに十二分に発揮されました。
 占ってもらったお客さんの話を耳にするに、これは「マスト」かも。
 ターザンさんの次回登場をこうご期待。
posted by figarok492na at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

敗戦の日(早めのCLACLA)

 連合国によるポツダム宣言を受諾して、日本が太平洋戦争に降伏敗北してから71年が経った。
 戦争によって犠牲となられた全ての方々に、深く、深く、深く、深く、深く黙祷を捧げます。


 晴天。
 ただし、午後に激しく雷鳴が轟き、雨が強く降った。

 雨が降った分、少し気温が下がったか。
 それでも、まだまだ厳しい暑さが続くが。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 目くらましの八百長猿芝居が連日横行している。
 騙されてはなるまい。


 昨夜、24時50分頃寝床に就き、6時40分過ぎに起きる。


 午前中、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>、ブルーノ・ヴァイル指揮ザ・クラシカル・バンドが演奏したシューベルトの交響曲第7番「未完成」&第8番「ザ・グレート」<同>、ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したモーツァルトのポストホルン・セレナードによる交響曲<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを行ったりする。


 午後、ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したハイドンの交響曲第82番「熊」〜第84番、第85番〜第87番、第88番「V字」〜第90番<同>、モッツァフィアート&ラルキブデッリが演奏した同じくハイドンのナポリ王のための8つのノットゥルナ集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを行ったりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して30枚分まで筆入れを終えた。
 まだまだ、まだまだだ。


 吉野孝雄の『外骨戦中日記』<河出書房新社>を読了する。
 いろいろと考えさせられる内容だった。

 続けて、町田康の『ギケイキ』<同>を読み始める。
 源義経を主人公とした作品だが、そこは町田康。
 一筋縄ではいかない。


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 43回目となるネオ落語・セントラルなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月14日

バーナード・ハーマンとニーノ・ロータの映画音楽のCDを聴く(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 ただし午後、激しく雷鳴が轟き、雨も降った。

 気温は今日も上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 昨夜遅く、SMAPの年内解散が報じられた。
 いろいろと考えることあり。


 政治的経済的な事象のみならず、文化的芸術的芸能的事象全てが権力の側によってコントロールされていると考えることは、確かにいわゆる陰謀論に強く影響されていると思われても仕方あるまい。
 しかしながら、古今東西の歴史を振り返ってみれば、権力の側がなんらかの形でメディア・コントロールをはかってきたこともまた否定できない事実だ。
 ただ、すでに何度か繰り返してきたように、僕自身はそうしたコントロールは権力の側にとって当為のものであるとも考えている。
 もちろん、そうしたコントロールを自らにとって快いもの、支持するものとは到底思えないけれど、コントロール自体はいついかなるときも行われるものであると認めているということだ。
 要は、そうしたコントロールとどう「対峙」していくかということである。
 陰謀論に振り回されるのも問題だが、長い歴史の中で今この国のこの政権のみがそうしたコントロールを行うはずがないと信じることほどナーバスに過ぎることもあるまい。
 もしくは、あえてナーバスを装って手を貸しているか。
 いずれにしても、与えられる情報への判断力が今後ますます問われていくことになると思う。
(むろん権力の側ばかりが情報をコントロールしているわけではないが)


 昨夜、1時50分少し前に寝床に就き、8時に起きる。


 アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 9時半過ぎに外出して、下京図書館へ。
 村上春樹の『女のいない男たち』<文藝春秋>、辻村深月の『家族シアター』<講談社>、沼野充義の『チェーホフ』<同>、加藤元の『蛇の道行』<同>、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番他<ハルモニアムンディ・フランス>、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が弾いた『シークレット・モーツァルト』<DHM>を返却し、予約しておいた吉野孝雄の『外骨戦中日記』<河出書房新社>、町田康の『ギケイキ』<同>、重松清の『赤ヘル1975』<講談社>、宮下遼の『無名亭の夜』<同>、畑野智美の『ふたつの星とタイムマシン』<集英社>、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィルが演奏したバーナード・ハーマンの映画音楽集<SONY>、リカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ・フィルが演奏したニーノ・ロータの映画音楽集<同>を新たに借りる。


 帰宅後、早速バーナード・ハーマンの映画音楽集を聴く。
 アルバムには「ヒッチコック映画音楽集」の題名が付けられているが、彼との『知りすぎた男』、『サイコ』(弦楽のための組曲)、『マーニー』、『北北西に進路を取れ』、『めまい』、『引き裂かれたカーテン』(ただし、実際には映画には使用されず。ハーマンとヒッチコックの共同作業が壊れる原因となった)のほか、フランソワ・トリュフォーの『華氏451度』とマーティン・スコセッシの『タクシードライバー』のための音楽が収録されている。
 もちろんメロディアスな旋律も含まれているが、サロネンとロスアンジェルス・フィルの精度が高くて機能的な演奏もあって、「現代音楽的」な鋭敏さを強く感じる。
 中でも、バルトークばりの『サイコ』の弦楽のための組曲などよい意味でキンキンキンキン弦楽器が鳴っていて面白い。
 好みとしては、ヒッチコックとの共同作業のスタートとなった『ハリーの災難』の音楽が含まれていないのが残念だけれど、まあ、サロネン&ロス・フィルの特性魅力とは若干ずれるかもしれないので、諦めるとする。

 仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを始めたりする。


 午後、ニーノ・ロータの映画音楽集を聴く。
 「愛のテーマ」(ちなみに『犬神家の一族』の大野雄二の「愛のバラード」は、この曲を意識しているのではないか)が有名なフランシス・コッポラの『ゴッドファーザー』に始まり、名コンビであったフェデリコ・フェリーニとの『81/2』、『甘い生活』、『オーケストラ・リハーサル』、そしてルキアーノ・ヴィスコンティとの『若者のすべて』と『山猫』の音楽が収められたアルバムである。
 こちらは、抒情性とともに軽快さと諧謔性が持ち味の音楽だが、ムーティとミラノ・スカラ座のオーケストラは歌わせるべきところをしっかり歌わせ、鳴らすべきところはしっかり鳴らし、軽快な部分もそれなりに軽快にと、実に劇的に演奏し切っている。
 いずれにしても、耳馴染みのよい音楽であり演奏だ。

 続けて、NHK・FMの『きらクラ!』を聴く。
 今日が200回目の放送。
 松井咲子師匠、山ちゃんの不毛コンビもよいが、ふかわりょう・遠藤真理のほどよい緩さとインティメートな雰囲気の会話も「ながら聴き」にはぴったりだと思う。
 この調子で、300回、400回、500回と回を重ねて欲しい。

 さらに、バーナード・ハーマンの映画音楽集を再び聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを進めたり、『外骨戦中日記』を読み始めたりする。
 『外骨戦中日記』は、甥(夫人の妹の子息)である著者が宮武外骨が戦中書き留めた日記について詳述考察したもの。
 外骨もまた、権力の側のメディア・コントロールと闘った人であった。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ニーノ・ロータの映画音楽集を再び聴く。


 夕飯後、ウィーン・アルティス・カルテットが演奏したベートーヴェンの弦楽4重奏曲第1番&第16番<SONY>、サロネン指揮ロンドン・シンフォニエッタ他が演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『プルチネッラ』全曲<同>、ポール・クロスリーが弾いたドビュッシーのベルガマスク組曲&2つのアラベスク<同>を聴く。


 仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の筆入れを進めたり、『外骨戦中日記』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月13日

身体のメンテナンスですっきりし、NHK・FMで『不毛な議論』のような番組を聴き、母と電話で話をした(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 猛烈な暑さも続く。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 四国電力の伊方原子力発電所が再稼働された。
 東京オリンピックをにらんで人権をどうこういうおっさんがいるが、それなら原子力発電所もどうこうすべきなのではないか。
 第二次安倍内閣成立この方、論理矛盾、論理破綻等々、諸々たがが外れまくっている。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、1時半過ぎに寝床に就き、8時に起きる。


 午前中、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番<ハルモニアムンディ・フランス>、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッドが弾いた『シークレット・モーツァルト』<DHM>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の見直しを行ってプリントアウトしたりする。


 午後、ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズが演奏した初期ロマン派序曲集<EMI>、ソプラノのルチア・ポップとガリ・ベルティーニ指揮ケルンWDR交響楽団が演奏したマーラーの交響曲第4番<同>、ヴァイオリンのフランク・ペーター・ツィマーマン、チェロのハインリヒ・シフ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮ロンドン・フィルが演奏したブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲&ホルンのマリー・ルイーゼ・ノイネッカー、ツィマーマン、ピアノのサヴァリッシュが演奏したホルン3重奏曲<同>、ベルナルト・ハイティンク指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したエルガーの交響曲第2番<同>、KBS京都の『つぼからボイン』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 加藤元の『蛇の道行』<講談社>を読了する。
 戦中戦後の時の流れと、人の悪意の中を生き抜こうとする二人の男女の姿を描いた作品。
 筋運び、登場人物の設定、ともに巧みでとても読み応えがあった。
 ああ、面白かった!
(松本清張の作品や有吉佐和子の『悪女について』をふと思い起こす。映像化にも相応しい作品なのではないか)


 18時頃外出し、百万遍方面へ。
 身体のメンテナンスをすます。
 首、肩と痛みが激しかったのだが、しっかりメンテナンスをしてもらい、だいぶん楽になった。
 ああ、すっきりした!

 その後、夕飯用の買い物をすませ、20時過ぎに帰宅する。


 帰宅後、NHK・FMの『松井咲子の「クラシックはじめました」』を途中から聴く。
 新聞のラジオ欄を確認しただけで詳しい情報を知らなかったため、どうせぬるい内容だろうとたかをくくっていたら、これがなんのなんの。
 なんと生放送にも関わらず、出演は咲子師匠に加えて山里亮太というのだから嬉しい誤算。
 咲子師匠、とても放送をやりやすそうだった。
 しかも、クラシック側の出演者も宮本文昭というおもろいおっさんで、クラシック大喜利の投稿者も含めて『不毛な議論』NHK版といった感じでラストを迎えた。
 ただ、宮本さんが指揮者とオーケストラの関係の裏話をしていたのは、クラシック音楽ファンにとってもちょっとした聴きものではなかったかな。
 オケの団員は指揮者が歩いてくるところからすでに値踏みしている、そして腕を上げた段階で指揮者の実力を判断している、指揮の振り間違いがあれば管楽器の奏者がわざとミュートを落とす、指揮者なんて自分では偉いと思っているけれど…。
 といった内容で、まあ事情をよく知る熱心なファンにはそんなの当たり前な話なのかもしれないが、今から25年以上前のケルン滞在中に宮本さんものったケルンWDR交響楽団の実演に何度も滞在していた人間としては、一般論以上に大いに実感のいく裏話だったのだ。
 と、言うのも、ケルンWDR交響楽団が、ことさら指揮者と楽団員の関係の微妙さを感じさせるオーケストラだったからである。
 例えば、当時のシェフであるハンス・フォンクと前シェフであるガリ・ベルティーニのコンサートでの雰囲気の違いとか。
 いずれにしても、ああ、面白かった!
 この番組、またやらないかなあ。

 続けて、クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第3番「ポーランド」&序曲『1812年』<SONY>、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第6番<SONY/BMG>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 実家に電話をかけ、母と10分ほど話をする。
 元気そうで何より。
 あと、親類の結婚が続いているということも聴く。
 こちらは、まあ…。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月12日

思い出す夏の日、御巣鷹山の尾根(CLACLA日記)

 世は帰省ラッシュのようだ。
 一度は帰省しておきたいのだが。
 特に今年は。


 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 猛暑烈暑も続く。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 四国電力の伊方原発が再稼働された。
 本当に安全なのか。
 いろいろと考えることあり。


 日航ジャンボ機の墜落事故から31年が経った。
 犠牲となられた全ての方々に、深く、深く、深く、深く、深く黙祷。
 徹夜をしてテレビを朝まで観続けたのは、確かあの日航機の事故が初めてだったはずだ。
 坂本九の死も含めて、僕は大きな衝撃を受けた。
 思い出す夏の日、御巣鷹山の尾根。
 と、思わず口ずさんでしまう。


 目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夜、1時近くに寝床に就き、7時に起きる。


 朝一で毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした。

 夕方、洗濯物を取り込んだあとしばらくして、ハンガーの辺りがビリブルっと震えたので近づいてみると、蝉がとまっていた。
 おそるおそる羽を掴んで、外に逃がしてやる。
 部屋の中でせっかくの時間を無駄につかってもね。


 午前中、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番他<ハルモニアムンディ・フランス>、ピアノのマルタ・アルゲリッチとアレクサンドル・ラビノヴィチが演奏した同じくモーツァルトの2台のピアノのためのソナタニ長調と4手のためのソナタニ長調<TELDEC>、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の手直し(加筆)を行ったりする。


 午後、妹尾さんのラジオ番組や、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が弾いた『シークレット・モーツァルト』<DHM>、ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラが演奏したシューベルトの交響曲第5番&序曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 沼野充義の『チェーホフ』<講談社>を読了する。
 ああ、面白かった!


 17時過ぎに外出し、寺町で用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませて、18時半頃帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの特集番組『ヨーロッパ夏の音楽祭2016』で、シューベルティアーデ2016からソプラノのマルリス・ペーターゼン、テノールのウェルナー・ギューラ、ピアノのクリストフ・ベルナーによる声楽リサイタルのライヴ録音を聴く。
 ゲーテの詩によるシューベルトの歌曲が演奏されていた。

 続けて、テノールのクリストフ・プレガルディエンがフォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーの伴奏で歌ったシューベルトのゲーテの詩による歌曲集<DHM>、チェロの鈴木秀美とフォルテピアノの小島芳子が演奏したシューベルトのアルペジオーネ・ソナタ&ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、加藤元の『蛇の道行』<講談社>を読み始めたりする。
 ほかに、岩城宏之の『九段坂から』<朝日文庫>の拾い読みもした。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 今夜、ネットで資料を調べていて、自分が聴き逃したもの観逃したものの多さに愕然としてしまう。
 人生は一度きり。
 出来得る限り悔いなく生きたい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月11日

山の日なれど、山とは全く無縁の一日だった(CLACLA日記)

 山の日。
 世は祝日。


 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 今日も気温は上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 昨夜はけっこう涼しさを感じたのだが、昼過ぎからぐっと気温が上がった。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。
 そして、首、肩、背中と身体が重たい。
 目の疲れも激しい。
 土曜日の身体のメンテナンスが待ち遠しい。


 リオ五輪。
 日本の選手たちがメダルを獲得しているとのこと。
 メダル云々は置くとして、悔いなく競技を行ってもらえればと思う。


 昨夜、1時50分頃寝床に就き、8時に起きる。


 午前中、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第21番他<ハルモニアムンディ・フランス>、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が弾いた『シークレット・モーツァルト』<DHM>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の手直しを行ったりする。


 午後、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーが弾いたハイドンのピアノ・ソナタ第35番〜第39番&第20番と第34番&第33番、皇帝讃歌『神よ、皇帝を護り給え』による変奏曲他<同>、フォルテピアノのメルヴィン・タンが弾いたベートーヴェンのゴッド・セイヴ・ザ・キングの主題による変奏曲&ルール・ブリタニアの主題による変奏曲<EMI>、バリー・ワーズワース指揮BBCコンサート管弦楽団他が演奏したアーンの「ルール・ブリタニア」、エルガーの行進曲『威風堂々』第1番、ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(英国国歌)他<PHILIPS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、沼野充義の『チェーホフ』<講談社>を読み進めたりする。


 17時過ぎに外出して、寺町で用件を片付け、夕飯用の買い物をすませ、京都芸術センターに寄って18時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMの『オペラ寄席 すばげっ亭 蝶々夫人』(浪曲師の玉川奈々福と曲師沢村豊子の出演)を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの特集番組『ヨーロッパ夏の音楽祭2016』で、メクレンブルク・フォアポンメルン音楽祭から、ヴァイオリンのヴィルデ・フラングを中心とする室内楽コンサートのライヴ録音を聴く。
 ブラームスの弦楽5重奏曲第1番とシューベルトの8重奏曲(第3楽章割愛)が放送されていた。
 ゲストの原田英代の話が不要だとは思わないが、できれば割愛などなく全曲聴きたいものだ。
 海外のラジオ放送に比べ、NHK・FMの1時間40分という番組時間はやはり短すぎる。
 あくまでも、クラシック音楽の愛好家の立場での感覚だけれど。

 続けて、ケラー・カルテットが演奏したチャイコフスキーの弦楽4重奏曲第1番&第2番<ERATO>、オルフェウス室内管弦楽団が演奏したグリーグのホルベルク組曲&チャイコフスキーの弦楽セレナード<ドイツ・グラモフォン>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『チェーホフ』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 山の日なれど、山とは全く無縁の一日だった。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月10日

『真夏の話術』という東京の若手落語家さんのラジオ番組を聴いた(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 今日も気温が上昇し、とても暑さが厳しい。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 ただし、夕方頃からちょっとだけ涼しい感じがしてきたが。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 承詔必謹。
 などとは単純に思わないけれど、安倍首相の不遜な態度といい、日本会議の連中の得手勝手な物言いといい、尊皇の気持ちのかけらもない不敬不忠の徒であると思わざるをえない。
 それにしてもこの者どもは、実は現行憲法によって培われた諸状況によって自らが「一人一殺」やら何やらの被害にあわずにすんでいることに気がついていないのか。
 天に唾を吐き、自らの首を真綿で締めて恥じない者どもである。
 度し難い。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、1時少し前に寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番他<ハルモニアムンディ・フランス>、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が弾いた『シークレット・モーツァルト』<DHM>、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したモーツァルトの交響曲第40番&第41番「ジュピター」<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の手直しを行ったりする。


 午後、リナルド・アレッサンドリーニ指揮ノルウェー歌劇場管弦楽団が演奏したモーツァルトの序曲集<naïve>、ルネ・ヤーコプス指揮フライブルク・バロック・オーケストラ他が演奏したハイドンの交響曲第91番&第92番「オックスフォード」他<ハルモニアムンディ・フランス>、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏した同じくハイドンのピアノ協奏曲集<同>、ヤープ・テル・リンデン指揮モーツァルト・アカデミー・アムステルダムが演奏したモーツァルトの交響曲第28番、第27番<BRILLIANT>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 辻村深月の『家族シアター』<講談社>を読了する。
 よくできた短篇集だが、その中に作者自身の体験が垣間見えるような気もした。
 ああ、面白かった!

 続けて、沼野充義の『チェーホフ』<同>を読み始める。
 チェーホフに関する論考集である。
 面白し面白し。


 夕方になって外出し、京都駅方面へ。
 仕事関係の予定をすませ、ついでにヨドバシカメラでプリンターのインクカートリッジを購入する。
 その後、夕飯用の買い物をすませ、京都芸術センターに寄って、19時近くに帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHKラジオ第1の『真夏の話術』という特別番組を聴く。
 ナイツの司会で、桂宮治、春風亭昇々、春風亭ぴっかり、笑福亭羽光、林家つる子、柳家わさび、柳亭こみち、鈴々舎馬るこ、鈴々舎八ゑ馬の面々が、3分に短縮した落語を語っていくというもの。
 前半は3組3人ずつに分かれての予選。
 で、後半は各組から聴取者の投票で選ばれた3人が決勝を行うというもので、こみちさん、わさびさん、馬るこさんの中から馬るこさんが優勝した。
 出演の顔触れも含めて、「落語ブーム」、それも東京中心のブームをさらに盛り上げていきたいという造り手の目論見もよく見える番組だった。
 ただ、演じ手の側は、一部を除きフィーバーよりも巧く語ることに重きを置いているような感じがしないでもなかったが。
 やはりナイツの漫才が面白かった。
(それにしても、落語を3分でやるってのは、この番組独自の発想なのかなあ。どこかで聴いたことがあるような気もするんだけど)

 続けて、山田一雄指揮大阪センチュリー交響楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」他<ライヴノーツ>を聴く。
 そうそう、昭和のヤマカズさんといえば、NHKの『連想ゲーム』に出演したときあまりにも解答が出ないものだから、キャプテンの加藤善郎が指揮の真似をしながら「はい!」と言って答えを促していたのが未だに記憶に残っている。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『いずくにか』をプリントアウトしたり、『チェーホフ』を読み進めたりした。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月09日

長崎への原爆投下から71年が経った(CLACLA日記)

 アメリカ合衆国政府が長崎市に原子爆弾を投下してから71年が経った。
 犠牲となられた全ての方々に、深く、深く、深く、深く、深く黙祷を捧げます。

 NHKのラジオ第1で平和祈念式典の実況中継を聴き、原爆投下の午前11時2分に黙祷する。
 田上富久長崎市長による平和宣言や被爆者代表の井原東洋一氏の平和への誓いに比して、どうしても安倍首相の言葉は軽く、表象的に聴こえてしまう。


 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温は今日も上昇し、猛烈な暑さも続く。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 早速明仁天皇(今上天皇)の意向を曲解し、利用しようとするむきが蠢き出している。
 不敬不忠の者どもに天罰よくだれ。


 尖閣諸島沖を中国当局の艦船が航行しているとのこと。
 度し難い話。
 そのタイミングのよさともども、腹立たしい。


 小池百合子東京都知事が森喜朗と会談したという。
 この森喜朗をなんとかするのが先決ではないのか。
 目くらましの八百長猿芝居もよいところだ。
 まあ、予想通りの展開ではあるが。


 昨夜19時過ぎに外出して、錦湯さんへ。
 42回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 スタート前に常連さんのお一人から、万年筆スタイルのVペンをいただく。
 ここのところ、簡易万年筆をいろいろと集めているところだったので、これは本当にありがたい。
 Vペンは通常のボールペンタイプのものを愛用しているのだけれど、万年筆タイプのものはこれまで試したことがなかったのだ。
 多謝。

 終了後、交流会に参加し、遅めの夕飯をすませて帰宅する。

 で、帰宅後諸々作業を進めて2時頃寝床に就く。


 7時過ぎに起きる。

 午前中、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番<ハルモニアムンディ・フランス>、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が演奏した『シークレット・モーツァルト』<DHM>、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(EBS)が演奏したモーツァルトの交響曲第33番<PHILIPS>を聴いたりしながらネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたりした。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して116枚分で第一稿を完成させる。


 午後、ガーディナー指揮EBSが演奏したモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」&第36番「リンツ」、第38番「プラハ」&第39番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』の手直しを行ったり、辻村深月の『家族シアター』<講談社>を読み始めたりする。


 17時過ぎに外出して仕事関係の用件を片付け、京都芸術センターに寄り、夕飯用の買い物をすませて18時半頃帰宅した。


 帰宅後、フォルテピアノのマルコム・ビルソンとガーディナー指揮EBSが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第21番<ARCHIV>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの特集『ヨーロッパ夏の音楽祭2016』で、フィンランドのアヴァンティ・サマーサウンズからディーマ・スロボデニューク指揮アヴァンティ(室内オーケストラ)のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ちなみに、スロボデニュークはスペインのガリシア交響楽団のシェフである。
 イェルク・ウィドマンの『アルモニカ』、ウィドマンがソロを務めたモーツァルトのクラリネット協奏曲第2楽章の途中から第3楽章、ヴァーツラフ・マシェクのグラス・ハーモニカと管弦楽のための協奏曲、バルトークの弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽が放送されていた。

 続けて、ラルキブデッリが演奏したモーツァルトのホルン5重奏曲&音楽の冗談他(アブ・コスターのホルン独奏)、大弦楽6重奏曲(ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲の編曲版)他<ともにSONY>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『家族シアター』を読み進めたりする。
 ほかに、吉田秀和の『ヨーロッパの響、ヨーロッパの姿』<中公文庫>の拾い読みもした。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 今朝から麦茶をつくりはじめる。
 暑さ対策の一つである。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第42回

☆ネオ落語・セントラル 第42回

 出演:月亭太遊さん、桂三実さん、月亭遊真さん、センサールマン
 大喜利出演:ヒロムさん
(2016年8月8日20時開演/錦湯)


 秋田に旅立つ桂三河さんを見送ってはや一週間。
 42回目となる昨夜のネオ落語・セントラルのスタートのトークでは、秋田住みます芸人に関する三河さんの記者会見の様子が早速話題となっていた。
 が、そこは芸人仲間だけあって全く容赦がない。
 おまけに、弟弟子の桂三実「探偵」の粘り強い追及もあったりして、三河さんの門出に暗雲が立ち込めた?
 三河さん、負けるな!
(ちなみに、前回のネオ落語サンガサルは特別版ということで通常の回にはカウントせず、今回を第42回とすることになった。以上、月亭太遊さんに確認ずみ)

 で、ひとしきり盛り上がったところで、月亭遊真さんが高座へ。
 まもなく開催される彦八まつりでのお師匠さん月亭遊方さんらの出店についてマクラで語ってから、ネタおろしとなる『道具屋』を演じた。
 職にもつかず毎日遊んでばかりいる、どうにもたよりのない男、おじさんの勧めで夜店の屋台の古道具屋を始めたはよいが、この古道具というのががらくたばっかりで…。
 といった具合の、おなじみの古典だけれど、遊真さんは基本は楷書の芸、噺の要所急所を押さえながら口演を進めて行く。
 もちろん楷書の芸と言っても、遊真さんの場合は語り口や掛け合いの間合いなどもあって、堅苦しさよりも上方流儀の滑稽さをより強く感じるが。
 中でも、客とのやり取りで失敗を重ねていく男の様がおかしかった。
 こうやってネタをおろした噺が、今後さらにどう変わっていくか非常に愉しみだ。

 続いては、三実さんが登場。
 マクラの代わりに、ちょっとしたネタを披露するのが最近の三実さんの(錦湯さんでの)スタイルで、昨夜は歌ネタ。
 まずは、SMAPの歌に違う歌が入っていても違和感がないんですよとおなじみヒットナンバーを歌い出す。
 間を置かず、今度は恋愛ソングの歌詞が現実になったらと恋人どうしのやり取りを再現する。
 ここネオ落語・セントラルや桂恩狸さんとの『ふたりでできるもん』で如実に示されてきた、三実さんの一筋縄ではいかない「おかしさ」が今回も発揮されていた。
 本題は、『六文銭(真田小僧)』の最初の部分。
 小遣いをなんとかして手に入れようとする男の子、気になる言葉で父親の気を弾くが…。
 といった展開の、これまたおなじみの古典。
 そこはお師匠さんである当代桂文枝さん仕込み、しっかりとした噺運びの高座な上に、畳みかけるようなテンポやキャラクター設定の明快さ(男の子が悪かわいらしく、三実さんの柄に合っている)もあって、大きな笑いを生んでいた。
 やっぱり三実さんの古典は面白い。
 でも、途中で何が飛び出すかわからない三実さんの新作も好きなんだよね。

 三番目はセンサールマンのお二人の漫才。
 と、いつもと違ってささっとネタには入らず、落語家さんのマクラ風のトークから。
 リオ五輪やポケモンGOについて、山崎仕事人さん(お客さんから見て右側)と愛植男さん(同左側)が会話を重ねていくのが、とても新鮮だった。
 仕事人さん、スポーツにはあんまり興味がないらしい。
 で、ネタはM1グランプリの一回戦(2分)に対応した読み聞かせシリーズ。
 センサールマンの笑いのエッセンスがぎゅぎゅっと凝縮された内容で、ネタの上での仕事人さんではないけれど、植男さんの熱演に唖然としながら笑っている間にゴールに着いていた。
 M1グランプリでのセンサールマンのお二人の健闘を心より祈ります!

 トリは、太遊さん。
 ラップにまつわる最近の経験を語ってから、ネタおろしの『ハタシアイ』に入る。
 京都は太秦映画村のアルバイトに応募した流浪のラッパー・アマリリクだったが、聞くと見るとでは大違い、バイトの元締め然とした男性に厳しく絞られて…。
 という、久方ぶりの「らぷご」(ラップ落語)の新作だ。
 ラップ以外の部分は即興というここのところの太遊さんの試みが、型を重んじる時代劇との対比となっていてまず面白い。
 しかも、後半それがくるっと回転するというのか、別の一面を見せてくるのがまた面白い。
 笑いどころもそうだけど、実は考えどころも少なくない作品となっていた。

 最後は、定番の大喜利。
 出演者の面々が、お手伝いに来られた作家の桜井さん考案のお題に挑んでいくというもので、昨夜は太遊さんは解答者に回り、遊真さんが仕切りを務めた。
 太遊さん、仕事人さん、植男さんがコンスタントに解答を重ねる合間を縫って、三実さんが「らしい」答えを披露するという試合の流れ。
 で、大喜利出演者のヒロムさんも負けじと解答を披露した。
 豪快な笑いの裏に、大喜利愛好家連の一人らしい一答一殺の構えがうかがえたが、その真実や如何に?

 と、昨夜も盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
 まもなく2年、フロンティアと併せて100回目を迎えるセントラルに皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

天皇の「お気持ち」が表明された(早めのCLACLA)

 明仁天皇(今上天皇)の生前退位の意向を示す「お気持ち」が、表明された。
 録画録音されたビデオの音声の部分をラジオで聴いたが、明仁天皇(今上天皇)の意志が強く表された内容であったと思う。
 現行憲法下での象徴天皇(制)の役割とその堅持、自らの死と新天皇即位に関する各種儀礼儀式による国民生活への支障、並びに政治的利用の拒否、摂政制度ではなくあくまでも生前退位の優先、がその核になるのではないか。
 いろいろと考えることあり。
 それにしても、天皇の言葉に比して、安倍首相の言葉のなんと軽薄で表象的なことか。
 救い難い。


 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 猛烈な暑さが続く。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調も続く。


 リオ五輪に興味がないわけではないが、正午のNHKのニュースのダイジェストで、アナウンサーが喉を締めたようなしゃがれ気味の声で絶叫しているのを聴いて、とたんにその興味が萎えてしまう。
 努力クラブの佐々木峻一君みたくお芝居ではあるまいし。
 選手に共感するのは構わないけれど、だからと言って、耳障りな声を出してもいいということではないはずだ。
 不愉快。


 沖縄その他、いろいろと気になることあり。


 昨夜、1時近くに寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が演奏した『シークレット・モーツァルト』<DHM>、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番<ハルモニアムンディ・フランス>、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団ドゥアルモニーが演奏した同じくモーツァルトのセレナード第10番「グラン・パルティータ」&第12番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して111枚分を超えた。


 午後、フォルテピアノのロバート・レヴィンとホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)が演奏したピアノ協奏曲第22番&第23番<オワゾリール>、ホグウッド指揮AAMが演奏したセレナード第9番「ポストホルン」他<同>、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラが演奏した交響曲第40番&第39番<ERATO>、マルク・ミンコフスキ指揮ルーヴル宮音楽隊管楽アンサンブルが演奏した『ドン・ジョヴァンニ』ハイライト(トリベンゼー編曲による管楽合奏版)<同>、アンドレア・マルコン指揮ラ・チェトラが演奏した序曲集と、ピリオド楽器で演奏されたモーツァルトの音楽を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 村上春樹の『女のいない男たち』<文藝春秋>を読了する。


 馬鹿につける薬はない。
 そのことを改めて思い知る。
 そして、馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなりたくない。


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 43回目となるネオ落語・セントラルなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月07日

伊丹の道の遠ければ…(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は今日も激しく上昇し、猛烈な暑さとなる。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 オリンピックに夏の甲子園。
 スポーツを愉しめることの尊さを噛み締める。


 昨夜、1時50分過ぎに寝床に就き、8時に起きる。


 フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番他<ハルモニアムンディ・フランス>、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が演奏した『シークレット・モーツァルト』<DHM>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたり、村上春樹の『女のいない男たち』<文藝春秋>を読み進めたりする。


 11時半過ぎに外出し、近くの金券ショップ・トーカイで切符を買ってから阪急で伊丹へ。
 生野の道の遠ければ、ではなく伊丹の道の遠ければの感、やはり強し。
 実は乗り換えの時間を入れても1時間とちょっとで着くんだけど。

 で、AI・HALLで下鴨車窓#14『旅行者』(田辺剛さん作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 開演前終演後、田辺さんや出演者の三遊亭はらしょうをはじめ、関係各氏と話をする。

 で、同じ回を観に来ていた古い知り合いと途中まで一緒におしゃべりをしながら京都へ戻る。
 もう何年ぶりになるか。
 Facebookで繋がりはあったが、直接会うのは本当に久しぶりだった。


 京都に戻ったあと、夕飯用の買い物をすませ、19時頃帰宅する。


 NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、小林研一郎指揮東京フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第4番のライヴ録音を聴く。
 コバケン節全開というか、テンポのとり方など、非常にくせの強い演奏だった。

 途中、夕飯を挟み、NHK・FMの『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
 ギターの山本岳が出演していた。

 続けて、ベザイデンホウトのモーツァルトを聴く。


 夕飯後、下鴨車窓の観劇記録を投稿したり、『女のいない男たち』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

下鴨車窓#14『旅行者』

☆下鴨車窓#14『旅行者』

 脚本・演出:田辺剛
 演出助手:ニノキノコスター
 舞台監督:山中秀一
 舞台美術:川上明子
 照明:葛西健一
(2016年8月7日14時開演の回/伊丹AI・HALL)


 初演(下鴨車窓#2/2006年3月19日、京都芸術センターフリースペース)、再演(同#3/2008年3月22日、精華小劇場)、日韓合同プロジェクト(演出:ウォン・ヨンオ/2010年6月19日、アトリエ劇研)と、都合三度にわたって接してきた田辺剛脚本による『旅行者』が下鴨車窓の#14として上演されるというので迷わず足を運んだのだけれど、これはもう観応えに腹応え胸応え、さらには聴き応えのある充実した舞台に仕上がっていた。

 いついずことは知れぬ荒漠とした土地に、夫(三遊亭はらしょう。今は亡き斎藤晴彦か、お師匠の三遊亭圓丈かといった雰囲気)と妻(大熊ぱんだ)が住んでいる。
 どうやら二人の仲は、あまり芳しいものではないらしい。
 そんな二人のもとに、夫を「おじ」と呼ぶ三人の姉妹(大沢めぐみ、たかはしまな、今井美佐穂)がやって来て…。

 といった具合に物語は進んでいくのだが、はっきりと上演が始まる前の大熊ぱんだの表情仕種から、ああこれは「当たり」だなと強く確信がいった。
 下鴨車窓にとっては再再演となる今回の『旅行者』は、田辺剛という演劇人、ばかりでなく一個の人間のこの間の積み重ね、変化変容が如実に示された内容となっている。
 もちろん、初演再演の際も魅力的で真摯な演者陣が揃っていたこともあり、いずれも好感の持てる公演にはなっていたのだけれど、田辺さんの演出面での課題に演者間の技量の差が相俟って、テキストに対する手探り感が多々観受けられたし、表現がシリアスに傾くなど作品の持つ主題(テーマとモティーフ。すでに初演と再演の際の観劇記録で述べたので、ここでは繰り返さない)が前面に押し出され過ぎるきらいがなくもなかった。
 ところが今回は、例えば妻と夫の弟子(松原佑次)の関係をストレートに示すことによって、夫の情けなさやおかかなしさを浮き彫りにする等、登場人物個々の感情や意識、登場人物感の齟齬や距離を明晰に、なおかつ細やかに描こうとする努力が重ねられていた。
 また、弁護士(F.ジャパン。美声といでたちもあって、喪黒福造=先日亡くなった大平透のことをすぐに思い起こす)をはじめ、個々の演技の滑稽味を増すことによって、テキストそのものの持つ喜劇性が一層的確に再現されてもいた。
 結果、主題がドラマに自然に入り込むというのか、まずもって劇を劇として愉しむという、お芝居の妙味をたっぷりと味わうことができた。

 加えて忘れてはならないのは、田辺作品における「声」の重要性を確認できたことである。
 特性のある声質と比較的均整のとれたエロキューションの持ち主が揃っていたことも大きいのだが、緩急の適切なテンポ設定をとることで、モノローグ、ダイアローグともに、テキストの持つ「音楽性」が可視化、ならぬ可聴化されていたことを、僕は今回の公演の大きな成果の一つとして挙げておきたい。

 上述した面々に加え、笠井幽夏子、邁の役者陣は、各々の経験の差やライヴ特有の傷はありつつも、田辺さんの意図をよくくみ取って個々の与えられた役柄を演じ切るとともに、インティメートでバランスのよいアンサンブルを創り出していた。

 AI・HALLの幅広の舞台を巧く活かした川上明子の舞台美術、葛西健一の照明など、作品世界に沿ったスタッフワークが効果的だったことを最後に付け加えておきたい。

 今月20日、21日には、座・高円寺で東京公演が予定されているので、ご都合よろしい方はそちらにもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月06日

広島への原爆投下から71年が経った(CLACLA日記)

 アメリカ合衆国政府による広島市への原子爆弾の投下から71年が経った。
 犠牲となられた全ての方々に、深く、深く、深く、深く、深く黙祷。


 晴天からどんよりとしたお天気へ。
 夕方には雨も降った。

 気温は激しく上昇し、猛暑を超えて烈暑とでも呼ぶべきとてつもない暑さになった。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。
 そして、若干暑気あたりの気味も。


 リオ五輪が開幕したとか。
 リオの話はひとまず置いて、東京五輪は返上してしまったほうがよいのではないか。
 新しい小池都知事もそうだし、森喜朗や竹田某もそうだし、醜い連中が群がり過ぎていて、どうにもお話にならない。
 なんともかとも。


 昨夕外出して、アトリエ劇研へ。
 努力クラブ第11回公演『ピエロどうもありがとうピエロ』(合田団地君作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 合田君や出演者の丸山交通公園君、アフタートーク・ゲストの月亭太遊さんをはじめ、関係各氏と開演前終演後、いろいろと話をする。
 楽屋での初日打ち上げに、ちらと参加させてもいただいた。

 その後、夕飯をすませて、23時過ぎに帰宅する。


 帰宅後、諸々用件を片付けて2時近くに寝床に就き、7時40分過ぎに起きる。


 NHKのラジオ第1で、広島市の原爆記念式典の実況中継を聴きながら原爆投下の8時15分に黙祷する。
 安倍首相があれこれ語っていたが、子飼いの稲田防衛大臣にも憲法上核保有に限定はないなどと継続して言わせている人間が何をぬかすかである。
 目先鼻先口先舌先の信用に値しない人物だと改めて思う。


 午前中、マリア・ジョアン・ピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集<ドイツ・グラモフォン>、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、観劇記録を投稿したり、『痾紅毛日記』を書き進めたりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙108枚分を超えた。
 あと一日分で第一稿の完成である。


 午後、丸山交通公園君と玉木青君のネットラジオ(長尺。面白し)や、フォルテピアノのメルヴィン・タンとニコラス・マッギガン指揮フィルハーモニア・バロック管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第18番<ハルモニアムンディ・フランス>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 田中慎弥の『炎と苗木』<毎日新聞出版>を読了する。
 下関出身ということも加わって、田中さんの安倍首相批判は激しい。
 そして、言論の自由が狭められていることへの反応も如実に示されていた。
 いろいろと考えることあり。


 16時過ぎに外出して、仕事関係の用件を片付ける。
 その後、下京図書館へ。
 『炎と苗木』、鷲田康の『長嶋茂雄最後の日。』<文藝春秋>、天瀬裕康の『悲しくてもユーモアを』<論創社>、高槻真樹の『映画探偵』<河出書房新社>、本谷有希子の『異類婚姻譚』<講談社>、木内昇の『よこまち余話』<中央公論新社>、シューマンのピアノ作品集、オーボエのダグラス・ボイドとピリスが演奏した同じくシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>を返却し、予約しておいた村上春樹の『女のいない男たち』<文藝春秋>、辻村深月の『家族シアター』<講談社>、沼野充義の『チェーホフ』<同>、加藤元の『蛇の道行』<同>、フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第17番&第22番、ロンドイ長調<ハルモニアムンディ・フランス>、クラヴィコードのクリストファー・ホグウッド他が演奏した同じくモーツァルトのクラヴィコード作品集『シークレット・モーツァルト』<DHM>を新たに借りる。

 その後、雨の中を寺町通まで出て別の仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませて17時過ぎに帰宅する。
 途中、100均ショップのキャンドゥで、ゼブラの使い切り万年筆・フェンテを購入した。
 今後の執筆活動との兼ね合いで、ここのところ100均で売られている簡易万年筆を購入して、その書き心地を調べているのだ。


 帰宅後、ベザイデンホウト他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲集を聴く。
 同じレーベルからリリースされたタンとマッギガンの演奏(上述)がたおやかで柔らかな印象が強いのに対し、こちらはオーケストラの特性もあってかソリッドな感じが強い。
 と、言っても、がちがちで融通がきかない演奏とは正反対で、特にベザイデンホウトなど表現の細やかさも魅力的だが。


 18時過ぎから、仕事関係の予定をすませる。


 で、19時半頃予定を終える。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
 8月6日ということもあり、「デュトワの祈りの音楽」と題して、シャルル・デュトワ指揮によるフォーレのレクイエム、オネゲルの交響曲第3番「礼拝」、プーランクの黒い聖母への連祷が放送されていた。

 続けて、『クラシックの迷宮』を聴く。
 こちらはずばり、「原爆と音楽」という特集が組まれていた。
 久しぶりに『原爆許すまじ』を全曲聴くことができたほか、収穫非常に多し。

 さらに、『シークレット・モーツァルト』を聴く。
 モーツァルトの遺した鍵盤作品をクラヴィコードで演奏したアルバム。
 音量が非常に小さい楽器だが、ブックレットにある通り平常のヴォリュームで聴く。
 で、もどかしさと細やかさがあいまって、実に得難い体験ができる一枚。
 なお、トラック16〜18の主題と2つの変奏曲イ長調K.460は、ブックレットの解説に書かれている如くジュゼッペ・サルティの歌劇『他人のけんかで得をする』のアリアの主題によるものだが、さらに付け加えると、モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第2幕の終曲、ドン・ジョヴァンニの食卓で演奏される音楽である。
 このアリアを比較的手軽に聴きたい方には、バリトンのロベルト・スカルトリーティとクリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリクが演奏した『モーツァルトと同時代のウィーンの作曲家たち』<オワゾリール>というオペラ・アリア集がお薦めだ。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『女のいない男たち』を読み始めたりする。
 久しぶりに、村上春樹の作品を読む。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

努力クラブ第11回公演『ピエロどうもありがとうピエロ』

☆努力クラブ第11回公演『ピエロどうもありがとうピエロ』

 作・演出:合田団地
(2016年8月5日19時15分開演の回/アトリエ劇研)


 白く塗り固めたかんばせに、派手派手しい身形。
 と、言っても最近どこかの知事となった女性のことではない、ピエロである。
(いやいや、もしかしたら彼女もそのうちの一人なのかもしれないが)
 滑稽な風貌仕種とは裏腹に、素顔がしかとは窺い知れないそのあり様には、曰く言い難い哀しさと不気味さがいつも付きまとう。
 実際、そんなピエロの存在は多くの表現者の創作意欲を掻き立ててきた。
 シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』にフェデリコ・フェリーニの『フェリーニの道化師』、江戸川乱歩の『地獄の道化師』。
 そういえば、さだまさし主演の映画に『翔べイカロスの翼』なんてものもあった。
 努力クラブにとって11回目の本公演となる『ピエロどうもありがとうピエロ』もまた、タイトル通り、ピエロが重要な役回りを果たす作品だ。
 むろんそこは合田団地のことだから一筋縄ではいかず、定石を外れてなんぼの劇運びでもあるのだけれど、それでも先達が指し示してきた印象感覚をしっかり受け継いでいたのではないだろうか。

 どうにも生き辛い男(大石英史)がいる。
 仕事先でも上司(酒井信古)になじられてばかりいる。
 しかしながら、男はそのことに得心がいっていない。
 謝れと言われれば、ただ謝るばかり。
 どうやら男は、自分に何かが欠けていることに気づけていないようだ。
 そんなとき、男は彼女(ヒラタユミ)から気晴らしにでもとサーカスに誘われる。
 そこで男はピエロ(丸山交通公園)に出会って…。

 といった具合に、『ピエロどうもありがとうピエロ』は進んで行く。
 ある種通過儀礼的な巡礼彷徨が設けられていたり、男を包み込もうとする女性が存在したりと、これまでの一連の作品に通じるモティーフがそこここに嵌め込まれていることは確かだが、今回の作品では「男芝居」というのか、男とピエロそれぞれを取り巻く状況や、両者の関係に主眼が置かれている。
 正直、いつも以上に好みが大きく分かれる内容だと思うし、物語の進行上の都合もあってだろう、若干停滞する箇所もなくはない。
 また、僕の観た回は、初日ということで、まだ巧く笑いがはまっていない部分も多々見受けられた。
 それでも、この『ピエロどうもありがとうピエロ』は掛け値なしに面白い。
 中でも、中盤の一見突拍子もなく見える「跳躍」や、男とピエロの「対峙」、諸々を経た上でのラストは大きな見どころだし、それより何より、合田君の真情が一層ストレートに表出されている点に強く心を動かされた。
(アフタートークで落語家の月亭太遊さんが鋭い指摘を加えつつ、男やピエロに何が仮託されているのかを合田君より巧く訊き出していた。合田君と長い付き合いもあってだが、流石は道化中の道化の一人、笑いのプロであると改めて感心した)
 あと、肝の部分以外、例えばピエロとインタビュアー(杉本奈月)のやり取りなど、細かな台詞にも注意を払っていただければ幸いである。

 演者陣では、まずもって男を演じた大石君とピエロの丸山君の二人。
 男のどうしようもなさと危うさを体現した大石君、辛抱立役とはちょっと違うけれど、はじめの飛車角落ち手足を縛られたような状態から我慢を重ね、悲哀を滲ませた丸山君、いずれも合田君の真情をくみ取りながら、そこに自分自身の真情をどう重ねていくか、「努力」を重ねていた。
 もちろん上述した人々のほか、池浦さだ夢団長、西野恭一、安藤ムツキ、熊谷みずほ(どちらかというと今回は軽い役回りだったが、どうしても彼女には「ヒロイン」的な雰囲気が漂う)、キタノ万里、佐々木峻一(またもがなる人に戻っていた)の演者陣も、それぞれの役柄にあった演技を行っていた。
 ただ、今回は努力クラブに初出演の人が多いこともあり、それがプラスに働く反面、個々の技量の長短の前に個々の演者間の齟齬というのか距離が気になったことも事実だ。
 それでも、結果的には際どい部分でバランスがとれていたと思うが、今後さらに新しい顔触れが座組みに加わる可能性は高く、肩書は別として、例えばかつての長坂ひかるさんのような、合田君の意図や気持ちを忖度できる人材が新たに必要なのではないかと思ったりもした。

 いずれにしても、ご都合よろしい方はぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月05日

猛暑極まる一日(早めのCLACLA)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 もちろん気温も上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 猛暑極まる一日。
 暑い暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 選挙が終わっても、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されてはなるまい。


 昨夜、24時50分に寝床に就き、7時少し前に起きる。

 朝一で、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした!


 午前中、オーボエのダグラス・ボイドとピアノのマリア・ジョアン・ピリスが演奏したシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>とピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集<同>、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたりする。
 『痾紅毛日記』は原稿用紙に換算して105枚分を超えたところだけれど、もう少しで第一稿を完成させることができると思う。


 午後、妹尾さんのラジオ番組やNHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』を聴く。
 『オペラ・ファンタスティカ』では、まずウィーン国立歌劇場におけるプッチーニの歌劇『マノン・レスコー』上演のライヴ録音(2016年6月30日/マルコ・アルミリアート指揮他)が放送される。
 正直、好みの声質ではないものの、タイトル・ロールを歌うソプラノのアンナ・ネトレプコの歌唱がやはり聴きものだった。
 後半、そのネトレプコのほか、テノールのイアン・ボストリッジやバリトンのトーマス・ハンプソンがソロを務めたアントニオ・パッパーノ指揮ローマ聖チェリーリア国立アカデミー管弦楽団他が演奏したブリテンの戦争レクイエムのCD録音も放送された。
 ネトレプコつながりということもだが、この時期にとても相応しい選曲だと思う。


 仕事関係の作業を進めたり、田中慎弥の『炎と苗木』<毎日新聞出版>を読み始めたりする。


 まもなく外出して、アトリエ劇研へ。
 努力クラブの第11回公演『ピエロどうもありがとうピエロ』(合田団地君作・演出)を観るため。
 とても愉しみなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月04日

今日も寺町へ(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 今日も気温が上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 安倍首相が小池新東京都知事と会談したと。
 八百長猿芝居の極みだ。


 東京オリンピックの追加競技として、野球・ソフトボール、空手。サーフィン、スケートボード、スポーツクライミングの5競技が正式に選ばれた。
 丸川新五輪担当相は、野球・ソフトボールの福島での競技を希望しているとのことだが、なんともかともである。
(丸川珠代が初めて言い出したことではないが)
 てか、そもそも東京オリンピックなど辞めてしまえばよいのだ。
 馬鹿らしい。


 昨夜、24時50分頃に寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、オーボエのダグラス・ボイドとピアノのマリア・ジョアン・ピリスが演奏したシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>、ピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集<同>、チョン・ミュンフン指揮ウィーン・フィルが演奏したドヴォルザークの交響曲第6番&第8番<同>、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』組曲と『カプリッチョ』から序奏&月の光の音楽<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して102枚分を超えた。


 午後、仕事関係の予定をすませる。

 その後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』(途中から)や、タカーチュ・カルテット他が演奏したシューベルトの弦楽4重奏曲第15番他<DECCA>、バリトンのボー・スコウフスがヘルムート・ドイチュのピアノ伴奏で歌った同じくシューベルトの歌曲集『白鳥の歌』他<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、木内昇の『よこまち余話』<中央公論新社>を読み進めたりする。
 ほかに、岩城宏之の『音の影』<文春文庫>の拾い読みもした。


 夕方になって外出し、寺町通で用件を片付け、ついでにAvisをのぞいたり、京都芸術センターに寄り、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、グレン・グールドが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第10番&第13番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』を聴く。
 特集「N響と共演したソリストたち」の四日目で、ソプラノのケイト・ロイヤルとディエゴ・マテアスの指揮によるマーラーのリュッケルトの詩による5つの歌曲、ピアノのゲアハルト・オピッツとネヴィル・マリナー指揮によるモーツァルトのピアノ協奏曲第24番、ピアノのルーカス・ゲニューシャスとトゥガン・ソヒエフ指揮によるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番などのライヴ録音が放送されていた。

 続けて、フォルテピアノのメルヴィン・タンが弾いたシューベルトの即興曲集とピアノ・ソナタ第21番<ともにEMI>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『よこまち余話』を読了する。
 木内昇の作品は、やはりしっくりくる。
 こういう作品を書きたいと強く思う。
 ああ、面白かった!


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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関西のプロ・オーケストラ/室内オーケストラに関するメモ

☆関西のプロ・オーケストラ/室内オーケストラに関するメモ


以下、日本オーケストラ連盟会員
*京都市交響楽団 
定期演奏会実施

*大阪交響楽団
旧大阪シンフォニカー、大阪シンフォニカー交響楽団
定期演奏会実施

*大阪フィルハーモニー交響楽団
旧関西交響楽団
定期演奏会実施

*関西フィルハーモニー管弦楽団
旧ヴィエール室内合奏団、ヴィエール・フィルハーモニック
定期演奏会実施

*日本センチュリー交響楽団
旧大阪センチュリー交響楽団
定期演奏会実施

*兵庫芸術文化センター管弦楽団
定期演奏会実施


以下、日本オーケストラ連盟準会員
*京都フィルハーモニー室内合奏団
定期公演実施

*ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
定期演奏会休止中

*テレマン室内オーケストラ
日本テレマン協会として定期演奏会実施

*奈良フィルハーモニー管弦楽団
定期演奏会実施


以下、日本オーケストラ連盟非会員
*アマービレフィルハーモニー管弦楽団
アマービレ楽器が立ち上げた若手奏者によるオーケストラ。
9月23日(いずみホール)に、粟辻聡の指揮で第二回定期演奏会の開催が予定されている。

*アンサンブル神戸
指揮者矢野正浩が率いる団体。
定期演奏会実施

*いずみシンフォニエッタ大阪
いずみホールが運営する室内オーケストラ。
定期演奏会は、現代音楽中心のプログラム。
定期演奏会実施

*エウフォニカ管弦楽団
音楽鑑賞やオペラ、バレエの伴奏を中心とするオーケストラ。
定期演奏会など主催公演は行っていない。

*大阪チェンバーオーケストラ
指揮者はオーボエ奏者の河野正孝。ほかに、本山秀毅なども指揮。
定期演奏会は長らく開催されず、関西室内楽協会として活動。

*神戸市室内合奏団
今年度から独自の定期公演回数を表示するようになった。
定期公演実施

*室内合奏団THE STRINGS
今年度は定期公演は実施しない模様。

*シンフォニア・コレギウムOSAKA
指揮者当間修一が率いる団体。大阪コレギウム・ムジクムとして活動。
独自の定期演奏会は休止中か。

*西日本フィルハーモニー交響楽団
指揮者藏樂幸男が率いる団体。
定期演奏会実施

*ハーモニアス室内管弦楽団
ルーマニア出身のチプリアン・マリネスクを中心とする、国際ヒューマニティ音楽協会の中核をなすオーケストラ。
今年度は定期演奏会を実施していない。

*兵庫交響楽団
1993年に結成される。
2003年4月13日、高橋敏仁の指揮で神戸新聞松方ホールにおいて公演を行っている。
現在も第九演奏会などに出演。

*モーツァルト室内管弦楽団
指揮者門良一が率いる団体。
定期演奏会実施



 記載漏れに関して、情報いただければ幸いです。
posted by figarok492na at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック豆情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月03日

夕立に足止めを喰らった(CLACLA日記)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じも強いお天気。
 夕方には、激しく雨も降った。

 気温は今日も上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 ぽんこつでがらくたな上に、気色が悪い。
 集めも集めたり、揃いも揃ったりだ。
 こんな連中がまともなことをやるはずないではないか。


 北朝鮮がまたぞろミサイルを発射したと報じられている。
 本当に度し難い。
 それにしても、いつもながらのタイミングのよさである。


 昨夜、24時50分近くに寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、オーボエのダグラス・ボイドとピアノのマリア・ジョアン・ピリスが演奏したシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>、ピリスが弾いた同じくシューマンのピアノ作品集<同>、ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィルが演奏したヴェーベルンの作品集vol.2<同>、ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団が演奏したバルトークの弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して99枚分を超えた。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団が演奏したワーグナーの管弦楽曲集vol.2<TELDEC>、ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第33番&第31番「パリ」<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、木内昇の『よこまち余話』<中央公論新社>を読み始めたりする。


 17時過ぎに外出し、寺町近辺で仕事関係の用件を片付ける。
 で、片付けたところで、激しい夕立。
 寺町のアーケードの中に逃げ込むも、これがいっこうに止まない。
 仕方がないので、中古CDショップのポコ・ア・ポコをのぞいたりして雨宿りをする。
 結局、1時間近く足止めを喰らってしまった。

 18時40分頃になってようやく止んだので、夕飯用の買い物を急いですませ、19時少し前に帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』を聴く。
 特集「N響と共演したソリストたち」の三日目で、ヴァイオリンのジャニヌ・ヤンセンとパーヴォ・ヤルヴィ指揮によるブラームスのヴァイオリン協奏曲、ピアノのチョ・ソンジンとパーヴォ・ヤルヴィ指揮によるショパンのピアノ協奏曲第1番のライヴ録音などが放送されていた。

 続けて、グレン・グールドが弾いたリヒャルト・シュトラウスのピアノ作品集<SONY/BMG>とヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『よこまち余話』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 何度も繰り返すけれど、馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなりたくない。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年08月02日

夕方、四条烏丸から寺町に出た(CLACLA日記)

 晴天。
 ただし、途中激しい雨も降る。
 名古屋〜岐阜羽島間では、豪雨のため新幹線の運転が見合わせられたとのこと。

 気温は今日も上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 安倍内閣が改造されるそうだが、留任が多い上に防衛相として稲田朋美が入閣するなど、今まで通りどうにも信の置けない顔触れが揃った内閣となりそうだ。
 いつまで続く泥濘ぞ。


 東京都知事選。
 終わったとたん、小池百合子の自民党除名はどこかへ飛んでいきそうな勢いだ。
 この調子で、諸々八百長猿芝居が進んでいくのだろう。
 嗤うほかない。


 昨夜18時半頃外出し、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
 秋田に住みます芸人として旅立つ桂三河さんを送る、ネオ落語サンガサルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!
 そして、桂三河さんのますますのご活躍を心より祈願します。
 秋田の皆さん、ぜひぜひ三河さんを応援くださいませ!!

 開演前、常連さんから目玉の松ちゃんの愛称で知られた尾上松之助に関する資料をいただく。
 ちょうど、高槻真樹の『映画探偵』<河出書房新社>を読了したばかりで、実にありがたく嬉しいかぎりだ。

 終了後、交流会に参加し、24時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、いろいろと作業を進めたのち、2時半頃寝床に就く。
 で、7時半頃起きる。


 午前中、オーボエのダグラス・ボイドとピアノのマリア・ジョアン・ピリスが演奏したシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>、ピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集<同>、ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団が演奏したマーラーの交響曲第1番<同>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』はすぐに途中下車して(ここのところ、妹尾さん、というか、この番組のコンフォルミスムが鼻につく)、ソプラノのバーバラ・ボニーとリカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したマーラーの交響曲第4番&ベルクの初期の7つの歌<DECCA>、ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルが演奏したマーラーの交響曲第9番<ポニーキャニオン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたり、本谷有希子の『異類婚姻譚』<講談社>を読み始めたりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙96枚分を超えた。
 『異類婚姻譚』は表題作を読み終えたが、本谷有希子らしいいーっとなるような感じと終盤の変転が効果的で面白かった。


 16時台に外出して、大垣書店四条店で調べ物をし、京都芸術センターで用件を片付け、夕飯用の買い物をすませ、18時半頃帰宅した。


 帰宅後、ジェーン・グローヴァー指揮ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズが演奏したモーツァルトのバレエ音楽『レ・プティ・リアン』&歌劇『クレタの王イドメネオ』のバレエ音楽<ポニーキャニオン>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』を聴く。
 特集「N響と共演したソリストたち」の二日目で、チェロのトゥルス・モルクとヴィオラの佐々木亮、パーヴォ・ヤルヴィ指揮によるリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・キホーテ』、ヴァイオリンの五嶋みどり、パーヴォ・ヤルヴィ指揮によるショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番のライヴ録音が放送されていた。

 続けて、アンドルー・デイヴィス指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏した『マドンナの宝石/愛のあいさつ<オーケストラ名曲ア・ラ・カルト>』<東芝EMI>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『異類婚姻譚』を読了する。
 ああ、面白かった!

 ほかに、岩城宏之の『オーケストラの職人たち』<文春文庫>の拾い読みもした。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 馬鹿につける薬はない。
 そして、馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿にはなるまい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桂三河さん送別特別企画 ネオ落語サンガサル

☆ネオ落語サンガサル

 出演:桂三河さん/桂ぽんぽ娘さん、月亭八斗さん、月亭天使さん、月亭太遊さん、桂恩狸さん、桂三実さん、桂文五郎さん、月亭方気さん、月亭八織さん、笑福亭笑利さん、月亭遊真さん
(2016年8月1日19時半開演/錦湯)


 当代桂文枝さんのお弟子さん桂三河さんといえば、月亭太遊さんの盟友的存在。
 栄えあるsection1(2014年10月7日)からまもなく二年間、ネオラクゴ・フロンティア、ネオ落語・セントラルと錦湯さんでの会にほぼコンスタント、準レギュラーとでも呼ぶべき頻度で出演を重ねてきた。
 特にセントラル改称後の第4回(2015年11月9日)、第28回(2016年4月25日)、第41回(先週。7月25日)では、不在の太遊さんに代わって会の重石を果たすなど、なくてはならない存在である。
 その三河さんが、今月5日、住みます芸人として秋田に旅立つ。
 すでにそのことは、先週のセントラルで三河さん自身の口から語られてはいたが、やはり実際三河さんの旅立ちが近づくにつれて、惜別の情はいや増しに増す。
 昨夜の錦湯さんには総勢11人の落語家が集合、その名もネオ落語サンガサルと題して三河さんを送る記念すべき会となった。
(三河さんの不在は、3シーズン目となる錦湯さんの会にも少なからぬ影響を与えるのではないか)

 もちろんそこはプロ同志、今は亡き桂小金治師匠のように「よかったあるねえ」と中国の残留孤児の方に語りかけて涙を誘うような真似はしない。
 チラシか広告か何かの裏にささっと書いた題字(サンガではなくサソガに見えたりもする)や似顔絵、ティッシュで造った花と飾り付けからしてやってる感満載だ。
 で、冒頭だけは「三河さん送別」っぽい感じで始まったトークもすぐさま脱線、カオス状態に突入したのは、ネオ落語らしい。

 ひとしきり盛り上がったところで、番組がスタート。
(なにせ11人の出演。ということで、前半部分、番組が前後している方もあるかもしれません。その点、ひらに御容赦)

 まずは、さっぱりした髪型と浴衣姿で歌舞伎の御曹司然とした月亭遊真さんから。
 三河さんとの想い出をマクラで語り始めたが、一番のエピソードといえば先週のセントラルの帰りにずっとポケモンGOをされていて…。
 といった遊真さんの言葉に、三河さんも思わず口を挟む。
 実は、11人の番組が終わるまでお客さんから見て左端の椅子に三河さんが鎮座し続けるというのが昨夜の趣向の一つだったのだ。
(これは面白い、ではなくやりにくい?)
 そんなやり取りののち、遊真さんは本題の『子ほめ』をじっくりと語り終えた。

 続いては、桂文珍さんのお弟子さんである桂文五郎さんが登場。
 送別の辞でささっと切り上げる。
 弔辞になっているところが、ブラックを自認する文五郎さんらしい。

 三番目と四番目はテレコになっているかもしれない。
 常々かわいがってもらっているという桂恩狸さんは、食事をごちそうになったエピソードから、急性アルコール中毒になったとき三河さんに助けてもらったエピソードを語ろうとしたところで、このままだと長くなり過ぎるということか、スポットライトが消え、三河さんからも「チェンジ!」の声がかかる。
 それでも、事の成り行きを最後に手短かに説明したのは、三河さんのまさしく恩情、恩狸さんへの情けだろう。

 1990年代の東北のガイドと沖縄県の地図を贈呈した弟弟子の三実さんは、スマホから流れる音楽にのせて、三河さんのwikipediaの記事を音読してみせた。
 むろん、記事そのまんまということではなく、ここぞというところで三実さんの仕掛けが加わっている。
 三実さん、どこか一筋縄ではいかない。

 桂ぽんぽ娘さんは、ピンク落語で攻める。
 いつものマクラから、「三河と×××の違い」と三河さんを思い切りネタに使っていた。
 たじたじとたじろいで見せる三河さん。
 それでも、ぽんぽ娘さんは最後まで手を緩めなかった。

 遅れて参加ということになった月亭八織さんは、まずそのことを一言詫びたのち、送別の言葉入りのプレートのついたケーキをプレゼント。
(あとでご相伴に預かったが、さっぱりとした味わいのケーキで実に美味でした)
 それから、ちゃいちゃい寄席で三河さんがマクラの部分で「落語をしろ!」と酔漢に絡まれた話や、奈良での若手の落語会での出来事を披露した。

 禁酒で8キロやせた月亭方気さんは、三河さんもやっているらしき出会い系のアプリ「タップル」のネタ。
 笑いにまぶしつつ、赤裸々な自らの私事を語る辺りは「全身落語家」、大師匠の月亭可朝さんにも通じる鬼気迫る業のようなものをちらと感じた。
 長生きも芸のうち。
 方気さん、まだまだたのんまっせ。

 月亭一門、月亭天使さんは、悲しみに頬が紅潮し。
 じゃなく、よい具合に聞し召しておられる。
 自ら笛を吹いて、三河さんと『カントリーロード』を歌うという趣向なんだけど、これが笛吹けど踊らずの正反対、ネオ落語サンガサルという番組に相応しいたがの外れようでおかしくって仕方なかった。
 天使さんのおちょけた部分が十分十二分に発揮されて腹がよじれる。
 三河さんの困惑ぶりが笑いに拍車をかけた。

 23日には京都、31日には大阪での単独落語会「独利」が控えている笑福亭笑利さんは、冒頭笑福亭鶴笑師匠への入門が適った際、側にいた三河さんから「めしいこけー!」と誘われた、それ以来「めしいこけー!」と誘ってもらっている、と「めしいこけー!」を連発。
 だが、もちろんこれは嘘。
 本題として、youtubeで観て覚えたという三河さんの新作『コココココ』を演じたが、粗いなりに原作に沿った前半から一転、後半はアプリから個人情報が漏れるなど笑いのクラッシャー笑利さんらしい独自の展開となっていた。
 早速予約をすませた「独利」が愉しみだ。

 ネオ落語は初登場となる月亭八斗さんは派手な柄の衣装で高座へ。
 三河さんとほぼ同期(繁昌亭の落語家名鑑で確認すると、八斗さんが2008年8月の入門、三河さんが同年10月の入門とのこと)、普通の友達として接してきた二人だけに、マクラではそうしたエピソードを聴かせてくれた。
 で、本題はこれまた三河さんの新作『阿修羅』。
 ただし、八斗さんはくすぐりの細かいアレンジはありつつも、基本的には原作に忠実な口演だった。
 それでも、登場人物のキャラクターづくりなどで三河さんとの違いがはっきりしていて、そこも面白かった。

 11人目となる太遊さんは、盟友らしくシュートなことも語る。
 そこに、この間三河さんと太遊さんが積み重ねてきたものがしっかりと表われていた。
 そして、あえてネオラクゴではなくラップで三河さんを送る。
 当然の如く、捻った内容のラップであったことは言うまでもない。

 トリは、三河さん。
 悟りを開いていたはずの仏像の仏様が、お寺で結成されたアイドル・グループの女の子に興奮してしまい…。
 という、三河さんのアイドル好きの真情が全開となった自作の快(怪)作『春の一大寺』で〆た。

 最後は全員のトーク。
 太遊さんが桂あおばさんのメッセージを代読したのちは、またもや天使さんが笛を持ち出して、腹がよじれる。
 ラストは、出演者の皆さんやお客さん(三河さんの送別の会ということもあって、立ち見も出る大盛況)のつくったアーチをくぐって三河さんが錦湯さんをあとにする、という体で華々しく終わった。

 と、本当に盛りだくさん笑いだくさんの会でした。
 ああ、面白かった!!

 そして三河さん、ぜひぜひ秋田に三河ワールドを築き上げていってください!!
 秋田の皆さんも、何とぞよろしくお願い申し上げます!!
posted by figarok492na at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月01日

今日から8月(早めのCLACLA)

 今日から8月。
 今年も、残すところ5ヶ月を切った。
 一日一日を本当に大切にして、為したいこと為すべきことをしっかり為していかなければ。
 そして、絶対に死を忘れないこと。


 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 もちろん気温も上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 見え見え馬鹿丸出しの目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されてはなるまい。


 昨夜、24時40分過ぎに寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、オーボエのダグラス・ボイドとピアノのマリア・ジョアン・ピリスが演奏したシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>、ピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集とシューベルトのピアノ・ソナタ第16番&第21番<同>、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームスのセレナード第1番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、8月の創作活動について考えたり、『痾紅毛日記』を書き進めたり、『いずくにか』を読み直したりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して93枚分を超えた。


 午後、ヴァイオリンのギドン・クレーメルとピアノのマルタ・アルゲリッチが演奏したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6番〜第8番<同>、オルフェウス室内管弦楽団が演奏した同じくベートーヴェンのバレエ音楽『プロメテウスの創造物』全曲<同>、アナトール・ウゴルスキが弾いた同じくベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番他<同>、アバド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<同>、ジェイムズ・レヴァイン指揮ウィーン・フィル他が演奏したリヒャルト・シュトラウスの歌劇『ナクソス島のアリアドネ』から序幕<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 高槻真樹の『映画探偵』<河出書房新社>を読了する。
 その多くが失われてしまったとされている戦前の邦画のフィルムの発掘収集復元に挑む人々の姿を詳細に描いた一冊。
 著者をはじめ、そうした作業に対する深い愛情と情熱も過度にならぬ筆致で描かれていて、実に好感が持てた。
 また、京都文化博物館の森脇清隆さんや、『父のこころ』の撮影の際にお世話になった立命館大学の冨田美香先生(当時)が登場するほか、著者の高槻さんがこちらと同じ時期に立命館大学で学んでいたこともあって、親近感も持てる。
 ああ、面白かった!


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 今夜は、住みます芸人として秋田に旅立つ桂三河さんを送る特別版ネオ落語サンガサルなり。
 いつもより30分早い、19時半のスタート。
 皆さん、ご都合よろしければぜひ!
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする