2016年07月31日

今日で7月も終わり 夕立にやられた(CLACLA日記)

 今日で7月も終わり。
 一日一日を本当に大切にして、自らの為したいこと為すべきことをしっかり為していかなければ。
 そして、死を絶対に忘れないこと。


 晴天。
 だが、雲の色合いなどに嫌な予感がしていたら、案の定外出からの帰りがけ夕立にやられてしまう。
 やれやれ。

 気温は激しく上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
 暑い暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、熱中症にはお気をつけのほど。


 両耳の不調が続く。


 東京都知事選で小池百合子が当選したとのこと。
 優勢優勢とはなから当選ムードが醸し出された中での、案の定の結果だ。
 正直、あっちこっちと権力に擦り寄り続ける政治人生を歩み続け、ついには極右に辿り着いた政権亡者と呼ぶべき人物に何かまともな政策の実現を期待するほうがどうかしている。
 しかも政治資金問題など、いろいろと抱えた人物でもある。
 はなからそれをわかった上で投票したならまだしも、あとで騙されたなどと口にする人間がいたとしたら、それこそ一番の大馬鹿だ。
 いやはやなんともはや。

 そういえば、安倍首相と松井大阪府知事、橋下徹が会談したと報じられていた。
 あまりにも見え見えな話。
 うんざりである。


 諦めることは手を貸すことでしかない。


 元横綱千代の富士の九重親方が亡くなった。61歳。
 ウルフの愛称で知られた、強い横綱だった。
 深く、深く黙祷。


 昨夜、『痾紅毛日記』を書き進めてから1時40分過ぎに寝床に就く。
 ただし、いろいろと考え事をしていて3時頃まで寝つけず。
 それでも、7時過ぎに目が醒めた。
(一つには、昨夜夕飯のときに紅茶を飲んでしまったのが大きかったのかもしれない。カフェイン!)


 午前中、バリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルがゲロルト・フーバーのピアノ伴奏で歌ったシューベルトの歌曲集『白鳥の歌』(抜粋)<ARTE NOVA>、NHKラジオ第1の『音楽の泉』やNHK・FMの『名演奏ライブラリー』、オーボエのダグラス・ボイドとマリア・ジョアン・ピリスが演奏したシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたり、高槻真樹の『映画探偵』<河出書房新社>を読み始めたりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して90枚分を超えた。
 なお、『音楽の泉』では、チェロのムスティスラフ・ロストロポーヴィチとヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルが演奏したチャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲、カレル・アンチェル指揮チェコ・フィルが演奏したヤナーチェクのシンフォニエッタが放送されていた。
 一方、『名演奏ライブラリー』はラサール・カルテットの特集で、ウェーベルンの弦楽4重奏曲と6つのバガテル、ベートーヴェンの弦楽4重奏曲第13番(大フーガ版)、シューベルトの弦楽4重奏断章、ツェムリンスキーやギーレンの弦楽4重奏曲から、ベートーヴェンの弦楽4重奏曲第13番の終楽章が放送されていた。


 13時半に外出し、京都コンサートホールへ。
 京都市交響楽団の10月定期演奏会のチケットを購入し、今日のコンサートの後半を聴く。
 詳しくは、前回の記事(コンサート記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 終演後、夕飯用の買い物をすませて18時頃帰宅した。
 上述した如く、途中夕立にやられる。


 帰宅後、古今亭志ん朝が演じた『寝床』と『刀屋』<ソニー>を聴いたりしながら、コンサート記録を投稿したりする。


 途中夕飯を挟み、『ブラボー!オーケストラ』を聴く。
 名古屋フィルとオーケストラ・アンサンブル金沢の演奏のライブ録音が放送されていた。

 続けて、『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
 ピアノの小野田有紗が出演して、ショパンのピアノ曲を弾いていた。

 さらに、ピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集<ドイツ・グラモフォン>、ギターのイェラン・セルシェルが弾いたビートルズのギター編曲集<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『映画探偵』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都市交響楽団第603回定期演奏会(後半のみ)

☆京都市交響楽団第603回定期演奏会(後半のみ)

 指揮:ユージン・ツィガーン
管弦楽:京都市交響楽団

 座席:3階 LB2列4番
(2016年7月31日/京都コンサートホール大ホール)


 京都コンサートホールまで足を運んだついでに、と言ってはなんだけれど、休憩以後の後半部分を格安(B席なら3500円が1000円に)で聴けるという「後半券」を利用して、京都市交響楽団第603回定期演奏会のメインとなるマーラーの交響曲第5番を聴いた。
 後半券の発売は、前半の一曲目が演奏され始めた時点ということで、定時より5分ほどおした14時36分頃に無事チケットを手に入れる。
 で、後半券待ちのときに前に並んでいた男性と、前半のシューベルトの交響曲第7番「未完成」が終わるまでホールの入口のところで、例えば男性は朝日新聞の夕刊で後半券のことをお知りになったとか、あれこれおしゃべりをして愉しく待ち時間を過ごした。
 男性はこちらより少し先輩になるか。
 福田康夫元首相をもっと柔らかく優しくしたような雰囲気のノーブルで知的な物腰語り口のお方で、クラシック音楽をはじめ、様々な文化芸術に親しまれているようだった。

 さて、今回指揮台に上がったのは、アメリカ出身のユージン・ツィガーン(父親がアメリカ人で、母親が日本人)。
 東京都交響楽団や読売日本交響楽団(そういえば、客演コンサートマスターは読響の小森谷巧だった)のほか、京都市交響楽団にもすでに2013年6月の第569回定期演奏会で客演している。
 1981年の12月生まれだから現在34歳、ありきたりな言葉だけれど、ここぞというところで両手を高々と突き上げるなど、実に若々しい指揮ぶりだ。
 そんな指揮から生み出された音楽も、実に若々しくドラマティックでパワフルなものとなっていた。
 と、こう記すと、力任せのヤンキードゥードゥルドゥーを想像される向きもあるかもしれないが、それは大間違い。
 ツィガーンは細部をきっちりと把握して、よくコントロールの効いた音楽づくりを目指していたように感じられた。
 ただ、ときとして作品やオーケストラが御し切れていないというか、指揮をし過ぎるというか、音楽の流れに若干たどたどしさ、かくかくしかじかしかつめらしさを覚えた部分があったことも事実だ。
 とはいえ、作品の妙味、面白さを存分に味わうことのできた演奏であったことも確かで、特に第4楽章のアダージェットで弦楽器が歌い切ったあと、すかさず第5楽章のホルンのソロが始まった一瞬の雰囲気の変化は、本当に聴くことができてよかった。
 トランペットのハラルド・ナエスとホルンの垣本昌芳はじめ、管楽器弦楽器打楽器と、ソロ、アンサンブルともに京都市交響楽団も高水準な演奏を行っていた。

 コンサートはできるだけ全部を聴いておきたいという人間だけれど、たまには「後半券」を利用するのもありかなと思った次第。
 ああ、面白かった!
posted by figarok492na at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする