晴天。
どんよりとした感じはありつつも。
気温もぐんぐん上昇し、暑さがとても厳しい一日となる。
暑い暑い暑い暑い。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
特に、熱中症にはお気をつけのほど。
両耳の不調が続く。
明仁天皇(今上天皇)が生前退位に関するお気持ちを表す機会が、来月初めに設けられることが明らかとなった。
不敬不忠の者たちが、何か仕掛けてくるのではないか。
そのことが非常に心配だ。
ピアニストの中村紘子が亡くなった。72歳。
山梨県で生まれ、東京で育つ。
幼少時からピアノを学び、第7回ショパン国際ピアノコンクールで第4位入賞を果たす。
以後、日本を代表するピアニストとして活躍する一方、各地のピアノコンクールの審査員を務めたりもした。
また、エッセイストとしても活動し、コマーシャルなどにも出演、一時NHKの『N響アワー』の司会でもあった。
夫は、作家の庄司薫。
母親は、画廊の月光荘の社長で、サロン活動の中心者でもあった中村曜子(晩年は、横領容疑で書類送検されるなど、不遇だった)
なお、近年は大腸がんのため闘病を続けていた。
日本のピアニストといえば中村紘子と言われた時代もある中村さんだが、実演に接したことは一度しかない。
それは、日本の数多いホールの中でも最悪の音響の一つと評される長崎市公会堂でのリサイタルで、お得意のショパンの作品を並べたプログラムだったのだけれど、最前列のお客さんと何かトラブルがあったらしく、いらいらしたのか英雄ポロネーズをやたらと速いテンポで弾いていて、それが彼女らしいなと思ったものだ。
正直、好んで聴きたいピアニストではなかった。
深く、深く黙祷。
昨夕18時台に外出して、千本通の揚げピッツァ専門店フリッツKへ。
月亭太遊さんと月亭八織さんが出演された第一回目となる落語会を愉しむ。
詳しくは、前回の記事(落語記録)をご参照のほど。
ああ、面白かった!
終演後、少し残って太遊さんや八織さんと話をさせていただいた。
それにしても、フリッツKはなかなかよいお店だと思う。
その後、会を観に来ていたネオ落語・セントラルの常連さんと遅めの夕飯をとり、24時頃帰宅する。
帰宅後、オーボエのダグラス・ボイドとピアノのマリア・ジョアン・ピリスが演奏したシューマンのオーボエとピアノのための作品集<ドイツ・グラモフォン>や。久しぶりにKBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンを聴いたりしながら作業をすませたのち、2時頃寝床に就く。
本当は8時まで眠るつもりが5時台には目が醒め、6時台に起きてしまう。
で、朝一で毎週恒例の洗濯をすませる。
ああ、すっきりした!
その後、ピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集<同>やオーボエのアルバム、KBS京都で『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたりする。
『痾紅毛日記』は、原稿用紙に換算して84枚分を超えた。
午後、妹尾さんのラジオやNHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』(チャールズ・マッケラス指揮ウィーン・フィル他が演奏したヤナーチェクの歌劇『マクロプロス事件』が放送されていた)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、天瀬裕康の『悲しくてもユーモアを』<論創社>を読み始めたりする。
途中、あまりの眠たさに昼寝をした。
仕事関係の予定をすませる。
その後、17時過ぎに外出して、河原町へ。
仕事関係の用件を片付け、京都芸術センターに寄り、夕飯用の買い物をすませて18時半過ぎに帰宅した。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、今年のシュヴェチンゲン音楽祭からアルカント・カルテットのコンサートのライヴ録音(2016年5月3日、シュヴェチンゲン・モーツァルトザール)を聴く。
ベートーヴェンの弦楽4重奏曲第15番(第2楽章省略)とシューベルトの弦楽5重奏曲(マキシミリアン・ホルヌングのチェロ)が放送されていた。
続けて、ピリスが弾いたシューマンのピアノ作品集を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『悲しくてもユーモアを』を読み進めたりする。
実家に電話をかけ、母と10分とちょっと話をする。
元気な声を聴くことができて、何よりだ。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年07月29日
フリッツK落語会 第一回
☆フリッツK落語会 第一回
出演:月亭太遊さん、月亭八織さん
(2016年7月28日19時半開演/揚げピッツァ専門店フリッツK)
JR二条駅から千本通を北に向かって5分ほど歩いたところ、スーパーのライフやスギ薬局を超えた辺りにある揚げピッツァ専門店フリッツK(Fritz K)さんで落語会が開催されるというので、迷わず足を運んだ。
出演は、月亭太遊さんと月亭八織さんのお二人。
もともとお店のオーナーと八織さんが昔の知り合い(落語はもちろん、お芝居を始める前とのこと)で、その縁で始まった落語会という。
少し小ぶりな店内とはいえ、ぎっしりたくさんのお客さんが集まっての大盛況で、まずは何よりだった。
最初は、開口一番、前座代わりのトークから。
錦湯さんでの一連の落語会をはじめ、太遊さんの出演する落語会ではおなじみのスタイルだけれど、ここでお客さんの様子をうかがいつつ(生の落語は初めてという方も少なくなかった)盛り上げる。
で、頃合いを見計らって、八織さんが高座へ。
今夜も見目麗しく凛々しい袴姿の八織さんだったが、マクラもそのことから。
続いて、お師匠の八方さんとのこと、から八方さんのお孫さん(八光さんのお子さん)の名前ときて、本題の『寿限無』に入る。
末長く幸せに育って欲しいと、自分の子供に「寿限無寿限無…」とありがたい言葉を連ねた長い長い名前をつけたまではよかったが…。
『寿限無』といえば、落語オブ落語、王道中の王道のネタで、初めて生の落語を聴くという一つ後ろの列に座ったお子さんも学校の授業で習ったみたいで、八織さんにあわせて小さく「寿限無寿限無…」と繰り返していたほど。
ただし、八織さんの場合は自分のよさがどうすれば引き立つか、言い換えれば、女性の落語家である自分がどう演じればお客さんにより噺の面白さが伝わるかを工夫した八織さんバージョンとなっていて、特に登場人物の掛け合い、演じ分けが見どころ聴きどころの一つだ。
八織さんの『寿限無』を聴くのはこれが二回目なのだけれど、語り口の流暢さにこの間の積み重ねを感じた。
それと、向日性というか陽性な八織さんの高座はお客さんに好まれるだろうなと改めて思った。
(終演後、八織さんに芝居噺のことをちらとうかがったこともあり、帰りがけシェイクスピア・イヤーだからシェイクスピアの戯曲を落語の世界に置き換えたらなんてことを思ったりした。そういえば、もう25年近く前になるか、落語好きでお芝居好きの女の子に頼まれて、『ヴェニスの商人』を下敷きにした『堺の商人』というネタをつくったことがあったんだ。筋もくすぐりもほとんど忘れてしまったが、ちょうど大河ドラマの『信長 KING OF ZIPANGU』が放映されていた頃なので、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスを語り手にして、「わーわーいうております」の代わりに「アテブレーベ・オブリガート」で終わらせたような気がする)
トリは、太遊さん。
マクラでは、京都住みます芸人としての各地域でのエピソードを交えつつ、かつお客さんの雰囲気を確認しつつ、笑いを誘う。
二重の意味で、錦湯さん以外での太遊さんの高座ぶりがわかって、その点も面白い。
「古典か新作、どちらがいいですか」、というアンケートをとったところ、新作派が多かったので、結果『来て!観て!イミテイ村』を太遊さんは演じた。
しきりと村の風習を誉める滞在中の民俗学の研究者だったが、その風習というのは実は全て…。
といった、すでにネオラクゴ(太遊さん作の新作落語の総称)の十八番と評しても間違いでない作品。
もう何度も接したことがあるのだけれど、口演を重ねるごとに語り口が練れているし、なおかつ笑いどころもしっかりしているので、ついつい笑ってしまう。
もちろん、臨機応変というか、ルーティンに陥ることのない高座であることも忘れてはなるまい。
太遊さんの落語(ネオラクゴ)を、錦湯さん以外で観聴きするのもやはりいいな。
1時間と少し、愉しい時間を過ごすことができました。
ああ、面白かった!
そうそう、会場のフリッツKさんのことを忘れちゃいけないんだ。
1500円の入場料の中には、揚げピッツァ(パンツェロッティ)一つとドリンクが含まれていたんだけれど、この揚げピッツァが美味だった。
ナポリ伝統のピッツァの一つだそうで、こちらがいただいたのは「ラクレット」。
揚げたてでかりかりもちもちとしたパイ生地の中に、とろっと溶けたラクレットチーズと厚切りのベーコンが入っていて、これは癖になりそう。
他に、メキシカンやカルボナーラ、さらには甘いもの系統のものとメニューもバラエティに富んでいる。
また、夜はバールとして営業されており、メニューのうち生ハムをちょっとだけご相伴にあずかったのだが、これぞ生ハムというか、たっぷりとハムの風味がしてお酒のあてにはぴったりだと思う。
(細かく切った揚げたてのピッツァの生地の上にのせても美味しそう)
千本通沿いのお店なので、移動中にでもお気軽にぜひ。
いずれにしても、次回の落語会の開催が愉しみだ。
出演:月亭太遊さん、月亭八織さん
(2016年7月28日19時半開演/揚げピッツァ専門店フリッツK)
JR二条駅から千本通を北に向かって5分ほど歩いたところ、スーパーのライフやスギ薬局を超えた辺りにある揚げピッツァ専門店フリッツK(Fritz K)さんで落語会が開催されるというので、迷わず足を運んだ。
出演は、月亭太遊さんと月亭八織さんのお二人。
もともとお店のオーナーと八織さんが昔の知り合い(落語はもちろん、お芝居を始める前とのこと)で、その縁で始まった落語会という。
少し小ぶりな店内とはいえ、ぎっしりたくさんのお客さんが集まっての大盛況で、まずは何よりだった。
最初は、開口一番、前座代わりのトークから。
錦湯さんでの一連の落語会をはじめ、太遊さんの出演する落語会ではおなじみのスタイルだけれど、ここでお客さんの様子をうかがいつつ(生の落語は初めてという方も少なくなかった)盛り上げる。
で、頃合いを見計らって、八織さんが高座へ。
今夜も見目麗しく凛々しい袴姿の八織さんだったが、マクラもそのことから。
続いて、お師匠の八方さんとのこと、から八方さんのお孫さん(八光さんのお子さん)の名前ときて、本題の『寿限無』に入る。
末長く幸せに育って欲しいと、自分の子供に「寿限無寿限無…」とありがたい言葉を連ねた長い長い名前をつけたまではよかったが…。
『寿限無』といえば、落語オブ落語、王道中の王道のネタで、初めて生の落語を聴くという一つ後ろの列に座ったお子さんも学校の授業で習ったみたいで、八織さんにあわせて小さく「寿限無寿限無…」と繰り返していたほど。
ただし、八織さんの場合は自分のよさがどうすれば引き立つか、言い換えれば、女性の落語家である自分がどう演じればお客さんにより噺の面白さが伝わるかを工夫した八織さんバージョンとなっていて、特に登場人物の掛け合い、演じ分けが見どころ聴きどころの一つだ。
八織さんの『寿限無』を聴くのはこれが二回目なのだけれど、語り口の流暢さにこの間の積み重ねを感じた。
それと、向日性というか陽性な八織さんの高座はお客さんに好まれるだろうなと改めて思った。
(終演後、八織さんに芝居噺のことをちらとうかがったこともあり、帰りがけシェイクスピア・イヤーだからシェイクスピアの戯曲を落語の世界に置き換えたらなんてことを思ったりした。そういえば、もう25年近く前になるか、落語好きでお芝居好きの女の子に頼まれて、『ヴェニスの商人』を下敷きにした『堺の商人』というネタをつくったことがあったんだ。筋もくすぐりもほとんど忘れてしまったが、ちょうど大河ドラマの『信長 KING OF ZIPANGU』が放映されていた頃なので、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスを語り手にして、「わーわーいうております」の代わりに「アテブレーベ・オブリガート」で終わらせたような気がする)
トリは、太遊さん。
マクラでは、京都住みます芸人としての各地域でのエピソードを交えつつ、かつお客さんの雰囲気を確認しつつ、笑いを誘う。
二重の意味で、錦湯さん以外での太遊さんの高座ぶりがわかって、その点も面白い。
「古典か新作、どちらがいいですか」、というアンケートをとったところ、新作派が多かったので、結果『来て!観て!イミテイ村』を太遊さんは演じた。
しきりと村の風習を誉める滞在中の民俗学の研究者だったが、その風習というのは実は全て…。
といった、すでにネオラクゴ(太遊さん作の新作落語の総称)の十八番と評しても間違いでない作品。
もう何度も接したことがあるのだけれど、口演を重ねるごとに語り口が練れているし、なおかつ笑いどころもしっかりしているので、ついつい笑ってしまう。
もちろん、臨機応変というか、ルーティンに陥ることのない高座であることも忘れてはなるまい。
太遊さんの落語(ネオラクゴ)を、錦湯さん以外で観聴きするのもやはりいいな。
1時間と少し、愉しい時間を過ごすことができました。
ああ、面白かった!
そうそう、会場のフリッツKさんのことを忘れちゃいけないんだ。
1500円の入場料の中には、揚げピッツァ(パンツェロッティ)一つとドリンクが含まれていたんだけれど、この揚げピッツァが美味だった。
ナポリ伝統のピッツァの一つだそうで、こちらがいただいたのは「ラクレット」。
揚げたてでかりかりもちもちとしたパイ生地の中に、とろっと溶けたラクレットチーズと厚切りのベーコンが入っていて、これは癖になりそう。
他に、メキシカンやカルボナーラ、さらには甘いもの系統のものとメニューもバラエティに富んでいる。
また、夜はバールとして営業されており、メニューのうち生ハムをちょっとだけご相伴にあずかったのだが、これぞ生ハムというか、たっぷりとハムの風味がしてお酒のあてにはぴったりだと思う。
(細かく切った揚げたてのピッツァの生地の上にのせても美味しそう)
千本通沿いのお店なので、移動中にでもお気軽にぜひ。
いずれにしても、次回の落語会の開催が愉しみだ。