2016年07月12日

ザ・ピーナッツの伊藤ユミが亡くなった(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 むしむしじめじめとして、全く快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 熱中症にもお気をつけのほど。


 気圧と湿度のWパンチ。
 そして、両耳の不調も続く。


 ザ・ピーナッツの伊藤ユミが亡くなった。75歳。
 愛知県に生まれ、双子の姉伊藤エミと名古屋で歌手活動を行っているところを渡辺プロの渡辺晋に見出され上京、双子デュオのザ・ピーナッツとしてデビューする。
 ちなみに、ザ・ピーナッツの命名は、日本テレビのプロデューサーである井原高忠。
 岩谷時子作詞、宮川泰作曲による『ふりむかないで』や『恋のバカンス』など、ヒット曲を数々残したほか、ハナ肇とクレージーキャッツとともに『シャボン玉ホリデー』に出演し、一世を風靡した。
 また、日本国外でも活動したり、東宝の『モスラ』に出演して古関裕而作曲の『モスラの歌』を歌ったりしたことでも知られる。
 姉のエミは2012年に亡くなっていた。
 永六輔が亡くなったばかりだが、また一人、「テレビの黄金時代」を知る人が亡くなってしまった。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 東京都知事選、野党共闘候補としてジャーナリストの鳥越俊太郎が立候補することとなった。
 ただし、野党の立場に立つ弁護士の宇都宮健児も未だ立候補の姿勢を崩してはいない。
 宇都宮さんの気持ちは充分理解ができるし、健康面など鳥越さんに不安を感じなくもないが、みすみす与党に勝機を与えてよいのかと思わないでもない。
 いずれにしても、今後の選挙にも関わってくる問題だ。


 イギリスの保守党党首選は、レッドサム候補が撤退したため、テリーザ・メイ内相が選出されることとなった。
 イギリスの次期首相は、サッチャー首相以来の女性首相ということになる。


 昨夜19時頃外出して、錦湯さんへ。
 39回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、交流会に参加し、さらにサイゼリアで遅めの夕飯(ミラノ風ドリア。中が少しぬるかった…)をすませ、1時過ぎに帰宅する。

 その後、諸々作業をすませたりして、2時50分頃寝床に就く。

 で、8時に起きる。


 午前中、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」&第8番、第6番「田園」&第2番<ともにRCA>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたりする。
 『痾紅毛日記』は、原稿用紙21枚分を超えた。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』、再びベートーヴェンの交響曲第3番&第8番、第6番&第2番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『痾紅毛日記』を書き進めたり、豊下楢彦の『昭和天皇の戦後日本』<岩波書店>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ダニエル・ハーディング指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したベートーヴェンの序曲集<Virgin>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、マルクス・ボシュナー指揮スイス・イタリアーナ管弦楽団のコンサートのライヴ録音(2016年1月14日、ルガーノ芸術文化センター)を聴く。
 チェロのミーシャ・マイスキーとのドヴォルザークのチェロ協奏曲とチャイコフスキーの歌劇『エフゲニ・オネーギン』からレンスキーのアリア、ブラームスの交響曲第2番が演奏されていた。

 続けて、ピアノのマルタ・アルゲリッチ、トランペットのセルゲイ・ナカリャコフとアレクサンデル・ヴェデルニコフ指揮スイス・イタリアーナ管弦楽団が演奏したショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番<EMI>、ピアノのイーヴォ・ポゴレリチが弾いたドメニコ・スカルラッティのソナタ集<ドイツ・グラモフォン>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『昭和天皇の戦後日本』を読み進めたりする。


 今日は、昨夜ネオ落語・セントラルの常連さんにいただいた文明堂のどら焼きを食す。
 実に美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第39回

☆ネオ落語・セントラル 第39回

 出演:桂ぽんぽ娘さん、月亭太遊さん、笑福亭智丸さん
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、すかいどんさん
(2016年7月11日20時開演/錦湯)


 祗園祭の準備が着々と進む京この頃。
 七月も半ば近くで蒸し暑さもぐんと増してきたが、冷房完備の錦湯さんは何人集まろうが無問題。
 昨夜も大勢のお客さんが起こしになっていたのだけれど、きりっとした涼しさの中でネオ落語・セントラルの笑いを愉しまれていたのではないだろうか。
 39回目となる昨夜は、月亭太遊さんのほか、桂ぽんぽ娘さん、笑福亭智丸さんが出演。
 ぽんぽ娘さんと智丸さんは、ともに二回目の登場だ。

 スタートのトークでは、初っ端からぽんぽ娘さんがとばす。
 智丸さんの詩集『歯車VS丙午』(思潮社/疋田龍乃介名義)を朗読するかと思えば、官能小説の一節になるといった具合で、下ネタ全開である。
 そんなぽんぽ娘さんを巧みに受けつつ、太遊さんは昨日から公開された日清どん兵衛のwebCMについてきっちりと紹介に勤めていた。
 東西対決の趣向で撮影されたラップ・スタイルのCMで、太遊さんはその西側のほうに、名だたるラッパーの面々と出演しているのだ。
 こちらも、ぜひ一度ご覧いただければ。

 で、ぽんぽ娘さんの攻勢に若干たじたじといった感じの智丸さんが高座へ。
 そのたじろぎが素直に表われた(かのようでいて、実はそんな自分の姿を観察している風でもある?)マクラから、本題は一転。
 おなじみ『時うどん』を演じたのだけれど、語りは騙り、登場人物をじっくり演じ分け演じ込んで、話そのもののおかしさに加え、表情仕種の変化でも笑いを生んでいて面白い。
 落語とは、生ならではの落語家さんの個性、人柄のせめぎ合いを愉しむものでもあるんだなあと改めて思った次第。

 生ならではの…、といえば、ぽんぽ娘さんも全くそう。
 前回に続いて、いわゆるピンク落語を披露する。
 マクラに自作の歌と、ばんばんぱんぱん下ネタを盛り込んでいって、本題は「肉ぼう(肉巻きごぼう)」の話。
 バレ噺、艶色噺というと、ねっとりじっとりというか、ちょっとウェットな感じもするんだけれど、ぽんぽ娘さんのピンク落語は、その語り口同様、いたってドライだから、構えず構わず大笑いできる。
 それに、セックスは、男(だけじゃなく女もだけど)が一方的に支配するもんじゃないっていう筋もしっかり通っていて、しっくりくる。
 生と性、エロスに満ち満ちた高座だった。

 トリは太遊さんのネタおろし『またコンドミニアム』。
 実は、日曜日の大阪での落語会でネタおろしする予定だったのが、諸般の事情でセントラルでのネタおろしとなったとのこと。
 しゃちょさんからバカンスに連れていってもらえると、喜んで島に向かった水商売の女性だったが、行ってびっくり、実は素行態度のよろしくない女性を鍛え直そうというママの差し金で…。
 といった具合に始まるお話。
 コンドミニアムならぬ、公民館風の建物に滞在させられた女性に毎日食料を届けてくるのはコンドウさん。
 と、ダジャレ地口が豊富な作品だけれど、肝は女性がコンドウさんの人柄に魅かれていくプロセスではないか。
 途中登場するコンドウさんの家族もおかしく面白い。
 ネオラクゴでは珍しい長尺の作品となった。
 ちなみに、女性が滞在させられる島はハナシマ。
 ネオラクゴ初期の『蝶よ 花よ』(2014年12月15日、ネオラクゴ・フロンティアsection11)の舞台となった島である。

 最後は、定番の大喜利。
 太遊さんの仕切りの下、ぽんぽ娘さん、智丸さん、貯蓄アンドザシティさん、すかいどんさんがお題に挑んだ。
 大喜利猛者の貯蓄さん、すかいどんさんが青い火花を散らす一方、ぽんぽ娘さんはここでも下ネタの解答を繰り返すばかりか、左右隣のすかいどんさん、智丸さんに対して果敢にセクハラ攻撃を加える。
 そして、お題の最後は「先生」智丸さんがびしりと決めた。

 と、一回で何度もおかしいネオ落語・セントラルに皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする