どんよりとした感じはありつつも、晴天。
陽光と青空の見えた一日。
気温はぐんぐん上昇し、暑さがとてつもなく厳しい。
暑い暑い暑い暑い暑い。
午後、我慢がならず、とうとうエアコンを入れた。
熱中症になるよりはましだもんね。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
気持ちだけでも上向きでいたい。
イランの映画監督、アッバス・キアロスタミが亡くなった。76歳。
テヘランに生まれ、1970年に映画監督としてデューする。
その後、『友だちのうちはどこ?』で世界的な注目を浴び、『そして人生はつづく』、『オリーブの林をぬけて』、『桜桃の味』などの作品を監督した。
また、ドキュメンタリー作品も度々手掛けた。
深く、深く、深く、深く黙祷。
大阪市天神橋5丁目(天五)の古書店、青空書房の店主坂本健一さんも亡くなった。93歳。
訃報にもあるように、青空書房、坂本さんと筒井康隆の関係は、『不良少年の映画史』<文春文庫>などでよく知られている。
深く、深く、深く、深く黙祷。
選挙戦が続く。
マスコミの報道はあまりにも控えめだけれど。
昨夜19時少し前に外出し、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
38回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
ああ、面白かった!!
終了後、交流会に参加し、さらに寺町のサイゼリアで遅めの夕飯をすませたりして、2時40分頃帰宅する。
で、すぐに寝床に就き、7時40分過ぎに起きる。
8時まで眠るつもりが、暑さで目醒めてしまった。
午前中、マイケル・ティルソン・トーマス指揮ロンドン交響楽団が演奏した『ストラヴィンスキー・イン・アメリカ』<RCA>、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロンドン・シンフォニエッタ他が演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『プルチネッラ』<SONY>、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団が演奏したレスピーギのバレエ音楽『風変わりな店』<DECCA>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。
午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団が演奏したグノーの交響曲第1番&第2番、『ファウスト』のバレエ音楽<PHILIPS>、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベルリオーズの幻想交響曲<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『御神酒徳利』の読み直しをしたりする。
途中、丸山交通公園君と玉木青君のネットラジオを聴く。
面白し。
木下昌輝の『宇喜多の捨て嫁』<文藝春秋>を読了する。
梟雄と称されることもある備前の戦国武将宇喜多直家と、彼の周囲の人々の姿を描いた連作集。
はじめ「のれない」かなと思っていたが、途中からどんどん読み進めてしまった。
ああ、面白かった!
ほかに、林光さんの『私の戦後音楽史』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。
夕方になって外出し、京都芸術センターで用件を片付ける。
で、夕飯用の買い物をすませて、帰宅した。
帰宅後、イヴァン・アンゲロフ指揮ブラティスラヴァ放送交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第6番&チェコ組曲<ARTE NOVA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、秋山和慶指揮東京都交響楽団による「一柳慧の音楽(コンポージアム2016から)」のライヴ録音(2016年5月25日、東京オペラシティコンサートホール)を聴く。
一柳慧の『ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム』、ピアノ協奏曲第6番「禅−ZEN」(一柳さん自身の独奏)、交響曲「ベルリン連詩」(天羽明恵のソプラノ独唱、松平敬のバリトン独唱)が演奏されていた。
続けて、ウィーン・アルティス・カルテットが演奏したベートーヴェンの弦楽4重奏曲第1番&第16番<SONY>、東京クヮルテットが演奏したシューベルトの弦楽4重奏曲第14番「死と乙女」<RCA>を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『御神酒徳利』の読み直しをしたり、柳広司の『象は忘れない』<文藝春秋>を読み始めたりする。
ほかに、『私の戦後音楽史』の拾い読みもした。
父と電話で話をする。
15分ほど。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年07月05日
ネオ落語・セントラル 第38回
☆ネオ落語・セントラル 第38回
出演:月亭太遊さん、桂三実さん、月亭八織さん
大喜利出演:棚卸代行ハウスさん、くりりんくん
(2016年7月4日20時開演/錦湯)
とうとう暑さが厳しい、それでもまだまだ梅雨が続く京この頃。
昨日も夕方になって雨が降ったが、陽が沈む頃にはやんで足元が乾き始める。
そんなお天気も幸いしてか、38回目となるネオ落語・セントラルは、海外からのお客さんを含むご新規さんに、九州からお越しのお客さんを含むリピーターさん、そして常連さんで大入りの盛況となった。
今回は、月亭太遊さんに、桂三実さん、月亭八織さんの三人が出演。
開幕のトークでは、三実さんや八織さんの修業生活についてなどで盛り上がる。
まずは八織さんから。
いつもの如く袴姿が見目鮮やか。
マクラで犬を飼っていることなども語っておいてから、本題に入る。
ドッグカフェに集う犬のやり取りを擬人化してみせた、初高座でのネタとのこと。
たぶん八織さんと同世代の女性であれば、ああ、あるかもと思えるような心の動きも巧くデフォルメされて盛り込まれている。
登場人物、ならぬ登場犬物の演じ分けでは、八織さんの演技経験がよく出ていたのではないか。
八織さんの芝居噺もぜひ一度聴いてみたい。
続いては、太遊さんが登場。
旧作の『ムーンパレス』(第30回。5月9日に初演)を演じる。
日々の労働に気鬱な麩工場の工員が、友人に誘われてクラブへと繰り出したところが、入ったムーンパレスというクラブはなんだか妙な雰囲気で…。
べたなシャレあり、マニアックなくすぐりありと、仕掛けが整理されて笑いどころが豊富。
加えて、コール&レスポンスはラップ&落語の「らぷご」ならでは。
面白さが増していた。
(そうそう、先日ネオ落語・セントラルでPVの一部を撮影した、B-PLUTO&WEST-E feat.月亭太遊名義の「らぷご」『FUCK THE落語』がyoutubeにアップされた。こちらのほうもぜひ!)
三番目は、三実さん。
マクラで、最近ドラマの『古畑任三郎』にはまっていると語ったのち、その『古畑任三郎』のアバンタイトル(ドラマの初っ端、田村正和演じる古畑が黒バックの中、短めに話す部分)を真似た短めの落語を披露。
自作のアバンタイトルのあとに、誰が犯人かを説明するというもので、以前架空の落語の題名とサゲだけを披露していくというネタをやった三実さんらしい捻りのある内容だ。
で、本題は『○○の日』。
新婚夫婦の妻は、毎日の記念日(6月5日は落語の日とか、7月5日は江戸切子の日とか)にあやかるのが大好き。
夫の迷惑を省みず、毎日毎日記念日にあやかり続けるが…。
はじめのうちは困ったちゃんのお嫁さん、といった感じの展開なのだけれど、終盤、たまりにたまった何かがどっと炸裂していく。
『アイドルは総理大臣』の初演版でも感じたことだけれど、この何かが三実さんの特性であり肝なのだと思う。
トリは、太遊さんが『或る神童』をネタおろしする。
だいぶん前にレコード芸術という雑誌の投稿コーナーで、中学生の男の子が「僕の人生の中で一番のレコード」といった趣旨の言葉を記していて、いやいや、確かに君の人生の中では一番かもしらんけどなあ、と複雑な心境になったことがあったけれど、ふとそんなことを思い出すような内容。
落語好きの少年が、落語家に向かってあれこれうんちくを語っていくという毒っ気が強いお話で、笑いながらも、こうやってそれらしい感想を綴っている自分はどうなんだと思わずにはいられなかった。
そして、太遊さんの試みというか、最近の変化もよく表されていた。
最後は、定番の大喜利。
太遊さんの仕切りの下、三実さん、八織さん、棚卸し代行ハウスさん(二回目の登場)、くりりんくんがお題に挑む。
昨夜は、ちょっと捻りの多いお題だったかな。
それでも、三実さん、八織さん、くりりんくんと、ここぞというところでヒットを放つ。
そして、棚卸し代行ハウスさんが、あはははという乾いた笑い声はじめ、強めの個性を発揮していた。
と、毎回面白さおかしさが変わるネオ落語・セントラル。
月曜20時は、皆さんも錦湯さんへぜひ!
ああ、面白かった!!
出演:月亭太遊さん、桂三実さん、月亭八織さん
大喜利出演:棚卸代行ハウスさん、くりりんくん
(2016年7月4日20時開演/錦湯)
とうとう暑さが厳しい、それでもまだまだ梅雨が続く京この頃。
昨日も夕方になって雨が降ったが、陽が沈む頃にはやんで足元が乾き始める。
そんなお天気も幸いしてか、38回目となるネオ落語・セントラルは、海外からのお客さんを含むご新規さんに、九州からお越しのお客さんを含むリピーターさん、そして常連さんで大入りの盛況となった。
今回は、月亭太遊さんに、桂三実さん、月亭八織さんの三人が出演。
開幕のトークでは、三実さんや八織さんの修業生活についてなどで盛り上がる。
まずは八織さんから。
いつもの如く袴姿が見目鮮やか。
マクラで犬を飼っていることなども語っておいてから、本題に入る。
ドッグカフェに集う犬のやり取りを擬人化してみせた、初高座でのネタとのこと。
たぶん八織さんと同世代の女性であれば、ああ、あるかもと思えるような心の動きも巧くデフォルメされて盛り込まれている。
登場人物、ならぬ登場犬物の演じ分けでは、八織さんの演技経験がよく出ていたのではないか。
八織さんの芝居噺もぜひ一度聴いてみたい。
続いては、太遊さんが登場。
旧作の『ムーンパレス』(第30回。5月9日に初演)を演じる。
日々の労働に気鬱な麩工場の工員が、友人に誘われてクラブへと繰り出したところが、入ったムーンパレスというクラブはなんだか妙な雰囲気で…。
べたなシャレあり、マニアックなくすぐりありと、仕掛けが整理されて笑いどころが豊富。
加えて、コール&レスポンスはラップ&落語の「らぷご」ならでは。
面白さが増していた。
(そうそう、先日ネオ落語・セントラルでPVの一部を撮影した、B-PLUTO&WEST-E feat.月亭太遊名義の「らぷご」『FUCK THE落語』がyoutubeにアップされた。こちらのほうもぜひ!)
三番目は、三実さん。
マクラで、最近ドラマの『古畑任三郎』にはまっていると語ったのち、その『古畑任三郎』のアバンタイトル(ドラマの初っ端、田村正和演じる古畑が黒バックの中、短めに話す部分)を真似た短めの落語を披露。
自作のアバンタイトルのあとに、誰が犯人かを説明するというもので、以前架空の落語の題名とサゲだけを披露していくというネタをやった三実さんらしい捻りのある内容だ。
で、本題は『○○の日』。
新婚夫婦の妻は、毎日の記念日(6月5日は落語の日とか、7月5日は江戸切子の日とか)にあやかるのが大好き。
夫の迷惑を省みず、毎日毎日記念日にあやかり続けるが…。
はじめのうちは困ったちゃんのお嫁さん、といった感じの展開なのだけれど、終盤、たまりにたまった何かがどっと炸裂していく。
『アイドルは総理大臣』の初演版でも感じたことだけれど、この何かが三実さんの特性であり肝なのだと思う。
トリは、太遊さんが『或る神童』をネタおろしする。
だいぶん前にレコード芸術という雑誌の投稿コーナーで、中学生の男の子が「僕の人生の中で一番のレコード」といった趣旨の言葉を記していて、いやいや、確かに君の人生の中では一番かもしらんけどなあ、と複雑な心境になったことがあったけれど、ふとそんなことを思い出すような内容。
落語好きの少年が、落語家に向かってあれこれうんちくを語っていくという毒っ気が強いお話で、笑いながらも、こうやってそれらしい感想を綴っている自分はどうなんだと思わずにはいられなかった。
そして、太遊さんの試みというか、最近の変化もよく表されていた。
最後は、定番の大喜利。
太遊さんの仕切りの下、三実さん、八織さん、棚卸し代行ハウスさん(二回目の登場)、くりりんくんがお題に挑む。
昨夜は、ちょっと捻りの多いお題だったかな。
それでも、三実さん、八織さん、くりりんくんと、ここぞというところでヒットを放つ。
そして、棚卸し代行ハウスさんが、あはははという乾いた笑い声はじめ、強めの個性を発揮していた。
と、毎回面白さおかしさが変わるネオ落語・セントラル。
月曜20時は、皆さんも錦湯さんへぜひ!
ああ、面白かった!!