2016年05月31日

今日で5月が終わる(CLACLA日記)

 今日で5月が終わる。
 一日一日を本当に大切にして、為したいこと為すべきことをしっかり為していきたい。
 そして、死を忘れないこと。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇し、暑さが厳しい。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。


 民進党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党が提出した内閣不信任案が、与党自民党と公明党のほか、おおさか維新などの反対で否決された。
 さすがは癒党だなと思ってしまう。

 東京地検が、甘利明前経済再生相と元秘書を不起訴処分とする方針とのこと。
 案の定というかなんというか。

 北朝鮮がミサイル発射に失敗したらしい旨、報道されている。

 ネット上に、行方不明となっているフリージャーナリストの安田純平氏の写真が投稿された。
 日本国政府は、またも見殺しにするつもりではないのか。

 神戸山口組の幹部が射殺される。

 東京地裁が、清原和博被告に対して執行猶予つきの有罪判決をくだす。

 それぞれの出来事についていろいろと考えるとともに、どうして今なのかということも考えてしまう。


 昨夜外出し、錦湯さんへ。
 33回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後の交流会にも参加し、23時台に帰宅した。


 2時近くに寝床に就き、8時に起きる。


 午前中、サイモン・ラトル指揮バーミンガム・シティ交響楽団が演奏したショスタコーヴィチの交響曲第4番他<EMI>、マルタ・アルゲリッチとアレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮スイス・イタリア管弦楽団が演奏したショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番&アルゲリッチ他が演奏したショスタコーヴィチのピアノ5重奏曲<同>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、『いずくにか』を書き進めたりする。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』はすぐに途中下車して(妹尾さんの言動の端々にうかがえる無意識の「コンフォルミスム」がたまらなかったので。もしかしたら、妹尾さんなりの配慮かもしれないが)、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮サンクト・ペテルブルク・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」<LONDON>、アシュケナージさん指揮ロイヤル・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第8番他、第9番&第15番<DECCA>、ラトル指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第4番他を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『いずくにか』を書き進めたり、吉田敏浩の『赤紙と徴兵』<彩流社>を読み進めたりする。
 『いずくにか』は、原稿用紙に換算して15枚分を超えた。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、グレン・グールドが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第10番、第12番、第13番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、5月の創作活動について振り返る。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、コンスタンティン・リフシッツの来日ピアノ・リサイタルのライヴ録音を聴く。
 ラフマニノフの24の前奏曲全曲(前奏曲第1番作品番号3−2、10の前奏曲作品番号23、13の前奏曲作品番号32)が演奏されていた。
 こうやって聴けば全然問題なく聴くのだけれど、ラフマニノフのピアノ独奏曲はCDを買ってまで聴こうという気にはならない。
 良い意味でも、ピアノピアノしているせいか?

 続けて、イーヴォ・ポゴレリチが弾いたドメニコ・スカルラッティのソナタ集<ドイツ・グラモフォン>、エフゲニ・キーシンが弾いたブラームスのピアノ作品集<RCA>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『赤紙と徴兵』を読み進めたりする。
 ほかに、殿山泰司の『JAMJAM日記』の拾い読みもした。


 今日は、甘いものを食さず。
 我慢我慢。
(昨夜は、交流会でお菓子を食す。なかなか美味しうございました)


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 5月は、いろいろなことがあった月だった。
 そして、反省することの多い月だった。


 明日がいい日でありますように!
 そして、6月がいい月でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第33回

☆ネオ落語・セントラル 第33回

 出演:桂三河さん、月亭太遊さん、笑福亭智丸さん
 大喜利出演:神龍さん、ひらたいさん、くりりん君、かるあ君、fromyohさん、合田団地君
(2016年5月30日20時開演/錦湯)


 解剖台の上のミシンと蝙蝠傘。
 なんて喩えはかえって陳腐に過ぎるかな、何が出会うかわからないのがネオ落語・セントラルの妙味。
 先週はネタがつくのもあえて辞さないというあたりでこの会のクラッシャー(破戒者)ぶりを見せつけたが、今週は今週で上述した如くお客さんの三分の一程度が大喜利に出演するという新たな出会いと笑いを愉しむことができた。
 33回目となる昨夜は、おなじみ桂三河さん、月亭太遊さんに加え、笑福亭仁智さんのお弟子さんである笑福亭智丸さんが初登場。
 智丸さんは入門以前、本名の疋田龍乃介名義で『歯車VS丙午』<思潮社>を刊行している詩人でもあって、スタートのトークでもそのことが触れられていた。
(3年ほど前か、実は智丸さんの出身校である大阪芸大の人から、落研に詩の本を出した面白い人がいると聴かされたことがあったのだけれど、それが智丸さんだった)

 で、三河さんが大喜利のみの出演ということで、トークを長めにとってから、智丸さんが高座へ。
 初めてとなる錦湯さんのお客さんの様子を、そろりしかりとうかがいつつマクラを。
 そして、お客さんへのアンケートのうち、挙手の数がもっとも多かった『千早振る』を演じる。
>ちはやふる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは<
 百人一首の中の在原業平の歌の意味を尋ねられた男が得手勝手な解釈を口にしていく、というおなじみの古典だけれど、「智丸」の名の由来ともなった丸っこくて愛くるしい容姿とは一転、上方の名人風の低い美声と間合いで、智丸さんは二人の男の掛け合いを丁寧に演じ、ここぞというところで笑いをつかんでいた。
 加えて、噺の内容もまた智丸さんにぴったりだったと思う。

 続いて、トリの太遊さんが高座へ。
 SNSの功罪やここ数日の落語会でのエピソードをマクラで語って、まず大きな笑いが起こる。
 今回のネタおろしは、『寄り添う二人』。
 共依存なんて言葉を使うとかたっくるしいか、べたべちゃぐちゃぐにゅひっつき合ったカップルを笑ってみせようというお話、と書くと一面的に過ぎて、要は「お互い、自律しましょうや」ってこと。
 前回の『当代モトクラシー』とも繋がる内容だ。
 で、ワイプ・ワイプ・ワイプというか、唖然とするような話の跳躍も笑いを生んでいた。

 最後は、定番の大喜利。
 作家の桜井さん(あいにく昨夜はお休み)らが考案したお題に上述した面々が解答していくというもので、「正解」を狙う藤野さん(三河さん)に対し、シシカバブーに高木ブー、シシドカフカに宍戸錠、志士の獣欲鰊が破恥、使途使途ぴっちゃん詩途ぴっちゃん死途ぴっちゃんといった具合のひと癖もふた癖もみ癖もよ癖もある大喜利連を、太遊さんが的確巧妙に仕切る仕切る。
 そして、太遊さんの差配で決めは疋田さん(智丸さん)。
 「スパーニャ」、「ハゲミヤビ」と詩神ぶりが十分十二分に発揮されていた。

 と、昨夜も盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
 何と出会うか、誰と出会うかわからない、そんなネオ落語・セントラルに皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月30日

ようやく陽の光と青空が見えてきた(早めのCLACLA)

 どんよりとしたお天気の一日。
 が、夕方になってようやく陽の光と青空が見えてきた。

 気温はあまり上昇せず。
 じめ涼しい感じ。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 並びに、両耳の不調が続く。
 これも、生きているからこそだ。


 消費税増税再延期の方針を、安倍首相が固めたと報じられている。
 消費税増税の再延期そのものには反対ではない。
 けれど、サミットでどうこう、国際的にどうこうと、いつもながら自らの失敗を認めようとしない安倍首相の姿勢にはうんざりする。
 これで、衆参同日選を行うということか?
 なんともかとも。


 馬鹿につける薬はない。
 そして、馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿者だ。
 一番の馬鹿者にはなるまい。


 昨夜、24時半に寝床に就き、7時に起きる。


 エレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 8時台に外出して、かかりつけの病院へ。
 で、血液検査用の採血を行い、四条通のスギ薬局で薬を受け取り帰宅する。


 帰宅後、グリモーらが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第23番<同>、サイモン・ラトル指揮バーミンガム・シティ交響楽団が演奏したショスタコーヴィチの交響曲第4番他<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『いずくにか』を書き進めたりする。
 『いずくにか』は、原稿用紙に換算して12枚分を超えた。


 午後、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮サンクト・ペテルブルク・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」<LONDON>、ラトル指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第4番他、ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏したシェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ4重奏曲第1番<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 中川右介の『国家と音楽家』<七つ森書館>を読了する。
 激動の20世紀、ナチス(ヴィルヘルム・フルトヴェングラーやヘルベルト・フォン・カラヤンら)、イタリアのファシズム(アルトゥーロ・トスカニーニ)、スペインのフランコ政権(パブロ・カザルス)、フランス占領(アルフレッド・コルトーやシャルル・ミュンシュ)、ソ連共産党の恐怖政治(ショスタコーヴィチ)、ポーランドの消滅と占領(アルトゥール・ルービンシュタインら)、チェコスロヴァキアの共産主義体制(ヴァーツラフ・ターリヒ、カレル・アンチェル、ラファエル・クーベリック、ヴァーツラフ・ノイマンら)、赤狩りなどアメリカの政治状況(レナード・バーンスタイン)と対峙したり翻弄されたりした音楽家たちの姿を綴った一冊。
 現代史の通史ともなっている。

 続けて、吉田敏浩の『赤紙と徴兵』<彩流社>を読み始める。


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 ネオ落語・セントラルなり。
 本当は別の公演にも足を運びたかったのが、連絡がとり易く、万一の場合途中で退座が可能である場所でないと厳しいため、パスすることにした。
 残念だが、仕方ない。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月29日

なにもないことのありがたさを噛み締める(CLACLA日記)

 晴天からどんよりとしたお天気へ。
 お昼過ぎから、雨も降る。
 予報通りなり。

 気温はそれほど上昇しなかったものの、じめじめむしむしとしてあまり快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチで、頭と身体は重たい。
 さらに、両耳の不調も増している。
 が、気持ち的には少しだけ軽くなっている。


 馬鹿につける薬はない。
 本当にない。


 昨夜、NHKラジオ第1でラジオ深夜便を聴きながら1時半頃寝床に就く。
 ラジオ深夜便の1時台は草笛光子のトークで、その背筋のしゃんとした感じの話ぶりにはいつもながら感嘆する。

 8時に起きる。


 NHKラジオ第1の『音楽の泉』とNHK・FMの『名演奏ライブラリー』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『いずくにか』を書き進めたりする。
 『音楽の泉』では、モーツァルトの管楽器のための協奏交響曲とホルン協奏曲第1番が放送されていた。
 一方、『名演奏ライブラリー』はウィーン出身のヴァイオリニスト、エリカ・モリーニの特集で、ルドルフ・フェルクシュニーとのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第8番、フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団とのグラズノフのヴァイオリン協奏曲、アルトゥーロ・ロジンスキ指揮ロイヤル・フィルとのブラームスのヴァイオリン協奏曲などが放送されていた。


 11時台に外出して仕事関係の用件を片付けてから、下京図書館へ。
 川本三郎の『映画は呼んでいる』<キネマ旬報社>、平岡正明の『人之初』<彩流社>、古井由吉の『半自叙伝』<河出書房新社>、滝口悠生の『死んでいない者』<文藝春秋>、マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲と平均律クラヴィーア曲集第1巻<ともにSONY>を返却し、予約しておいた中川右介の『国家と音楽家』<七つ森書館>、吉田敏浩の『赤紙と徴兵』<彩流社>、早坂隆の『戦場に散った野球人たち』<文藝春秋>、青木淳悟の『学校の近くの家』<新潮社>、吉田篤弘の『電球交換士』<徳間書店>、サイモン・ラトル指揮バーミンガム・シティ交響楽団が演奏したショスタコーヴィチの交響曲第4番他<EMI>、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮サンクト・ペテルブルク・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」<LONDON>を新たに借りる。


 帰宅後、NHK・FMの『日曜喫茶室』や『きらクラ!』、ラトル指揮のショスタコーヴィチの交響曲第4番他を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『いずくにか』を書き進めたり、『国家と音楽家』を読み進めたりする。
 『いずくにか』は、原稿用紙に換算して9枚分を超えた。
 『日曜喫茶室』には近藤正臣がゲスト出演していて、洒脱なおしゃべりを披歴していた。


 お昼過ぎ、父から電話があり、少し話をする。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、再びショスタコーヴィチの交響曲第4番他を聴く。
 あたるを幸い、やたけたでとらえどころがない音楽だが、その後の交響曲のエッセンスが散りばめられた作品でもある。
 ラトルと当時の手兵バーミンガム・シティ響は、そうした作品の持つ特性性質とストレートに向い合っていて、非常に聴き応えがある。
 カップリングは、ブリテンのロシアの葬送音楽。
 ショスタコーヴィチとブリテンの共通性は言うまでもなく、音楽の雰囲気からもぴったりな選択ではないか。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、小泉和裕指揮名古屋フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲とベートーヴェンの交響曲第4番から第1楽章が放送されていた。

 続けて、『リサイタル・ノヴァ』も聴く。
 テノールの城宏憲が出演していた。
 これは、途中下車してもよかったかな。

 さらに、アシュケナージさん指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」を聴く(第4楽章は2回)。
 サンクト・ペテルブルク・フィルが演奏したこの交響曲は、ユーリ・テミルカーノフの指揮による録音がRCAレーベルからリリースされたものが手元にあるのだけれど、そちらのある種職人的な堅固な演奏に比して、アシュケナージさんのほうは少々腰が落ち着かないというか、細部において粗さと単調さを感じないではない。
 ただ、一方で、こう表現しなければならないのだという切実さ、痛切さを感じる演奏であることも事実だ。
 特に、終楽章の終結部が強く印象に残る。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『国家と音楽家』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 なにもないことのありがたさを噛み締める。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月28日

夕方外出して、いくつか用件を片付けた(CLACLA日記)

 雨降り。
 夕方頃までどんよりとしたお天気だったが、17時過ぎたあたりから青空が見え始めた。

 気温はあまり上昇せず、過ごしやすし。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調に、気圧と湿度のWパンチ。
 体調、あまり芳しからず。
 が、青空が見え始めた頃から、だいぶんすっきりとする。


 見え見え馬鹿丸出しなやり口には騙されたくない。
 巧妙なガス抜きにも騙されたくない。


 昨夜、1時半近くに寝床に就く。
 で、7時半に起きる。

 朝一で、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、思っていた以上によろし。
 ああ、すっきりした!

 マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。

 9時台に外出して、仕事関係の用件を片付ける。

 帰宅後、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい小説『いずくんか』を書き始める。
 加えて、『御神酒徳利』と『犬神家の末裔』の応募先をほぼ決定する。


 午後、シュタットフェルトが弾いたバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻<同>や、ヨエル・レヴィ指揮アトランタ交響楽団が演奏したブラームスのセレナード第1番&ハイドンの主題による変奏曲<TELARC>、レヴィ指揮クリーヴランド管弦楽団が演奏したシベリウスの交響曲第2番&交響詩『フィンランディア』<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『いずくんか』を書き進めたりする。
 『いずくんか』は、原稿用紙に換算して3枚分を超えた。
 ちなみに、『いずくんか』はある賞に応募するために書き始めた作品だ。

 途中父から電話があり、少し話をする。


 滝口悠生の『死んでいない者』<文藝春秋>を読み始め、読了する。
 ある老人の葬儀(通夜)のために集まった親類縁者の姿を、その感慨や回想などを交えつつ描いた作品。
 お涙ちょうだいとは対極にある、淡々としてドライな筆致だが、だからこそ、今は強く心を動かされた。
 ああ、面白かった!


 16時台に外出して、仕事関係の用件を片付ける。
 京都芸術センターに寄ったのち、京都大学近辺でも仕事関係の用件を片付ける。
 その後、『ある日のおやかた』のシナハンを京大吉田寮や楽友会館等々で行ったのち、京大のルネカフェに寄ってその結果をまとめておく。
 で、夕飯用の買い物をすませて、19時半頃帰宅した。


 NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』で、フェルディナント・ライトナー指揮NHK交響楽団が演奏したワーグナーの『タンホイザー』序曲のライヴ録音を聴く。
 メインのブラームスのドイツ・レクイエムは、どうしても聴く気になれなかった。

 続けて、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 今週はNHKのアーカイブスからで、ヴァイオリニストの岩淵龍太郎を偲ぶ内容。
 プロムジカ弦楽四重奏団(岩淵さんと堀伝のヴァイオリン、江戸純子のヴィオラ、松下修也のチェロ)によるベートーヴェンの弦楽4重奏曲第16番から第4楽章と、岩淵さんのヴァイオリン、大橋幸夫のクラリネット、堀江泰のチェロ、園田高弘のピアノによるメシアンの夜の終わりのための4重奏曲が放送されていた。

 さらに、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『いずくにか』について考えたりする。
 『いずくんか』は語感が今一つのため、『いずくにか』に改めることにした。
 ほかに、殿山泰司の『JAMJAM日記』<ちくま文庫>の拾い読みもする。
 ベリイグウ。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月27日

結局、書けということなのだし、書くということなのだ(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気から、晴天へ。

 その分、気温も上昇し、暑さを感じる。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調、続く。
 ただし、お天気の変化とともに気圧と湿度のWパンチは消える。


 アメリカのオバマ大統領が、現職の大統領として初めて被爆地広島を訪ねた。
 いろいろと想い、いろいろと考えることあり。

 伊勢志摩サミットが閉幕する。
 安倍首相は、消費税の延期を決定したと。
 見え見えのやり方である。


 選挙目当ての誑かしや、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夜、1時近くに寝床に就き、7時過ぎに起きる。


 午前中、マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻<SONY>や、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、文章のエチュードとして『痾紅毛日記』を投稿したりする。


 午後、『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、シュタットフェルトが弾いたバッハのゴルトベルク変奏曲<同>、NHK・FMの冨田勲の特集番組のうちアニメや大河ドラマのテーマ曲のコーナーのみを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、古井由吉の『半自叙伝』<河出書房新社>を読み進めたりする。


 17時台に外出して、仕事関係の用件を片付けたり、京都芸術センターで別の用件を片付けたりする。
 久しぶりに何人かの人と会って、しばらく話をすることができた。

 その後、夕飯用の買い物をすませて、19時近くに帰宅する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、クリスティアン・ティーレマン指揮ベルリン・フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 シューマンの『ゲノヴェーヴァ』序曲、マウリツィオ・ポリーニをソロに迎えたショパンのピアノ協奏曲第1番、アリベルト・ライマンの管弦楽のための7つの断章〜ロベルト・シューマンを偲んで〜、リヒャルト・シュトラウスの『インテルメッツォ』から4つの交響的間奏曲が演奏されていた。
 ティーレマンの演奏には重さ、だけではなく、ある種の鈍さと粗さを感じるため、あまり好みではない。
 劇性に富んだ音楽づくりを意図しているということはわかりつつも。

 続けて、ハインツ・ホリガー指揮ヨーロッパ室内管弦楽団管楽ソロイスツが演奏したリヒャルト・シュトラウスの管楽合奏のための作品集<PHILIPS>、ルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏した同じくリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』からワルツ組曲&『カプリッチョ』から「月の光の音楽」<WARNER>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『半自叙伝』を読み進めたりする。


 明日は、状況次第だけれど京大付近で仕事関係の用件を片付けられればと考えている。
 場合によっては、日曜以降になるが。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 諸々あって、しばらくの間、連絡が取りにくい場所、退座しにくい場所には足を運ぶことができない。


 結局、書けということなのだし、書くということなのだ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

痾紅毛日記

☆痾紅毛(やまいこうもう)日記

×月×日
 6時に起きて、町内会のドブ浚い。集まるのは、お年寄りばかり。中に我。重宝される。疲れて、帰宅後朝食も食べずまた眠る。目醒めれば、11時過ぎ。空腹で仕方なく、近くの四川亭へ。麻婆豆腐定食。美味。カウンターのドブのような目つきをした男、必死になってバラモンさんを読んでいた。何かやらかしそうだ。昼過ぎ、東京からK社のI氏入洛。新しい企画の打ち合わせ。4時間。KSの話も聞かされる。馬鹿につける薬はない。夜、I氏とシトロエンへ。マダムは元気だ。西田佐智子を熱唱。ホテルにI氏を送り、タクシーで帰宅。

×月×日
 9時に起きて、原稿3枚。週刊騒論のコラム。近所の公園で出会ったキジトラの話。正午、とんこつとん太郎をつくっていたら、宗教関係の女が来て麺がのびる。腹立たしい。邪教徒に天罰よ下れ。昼過ぎ、原稿2枚。木津川演戯のパンフレット用。わざと武富さんを持ち上げ、田端君をけなす。散歩。四川亭で見かけたドブのような目つきをした男が、セブンイレブンの前で縄跳びをしていた。三度に一度は必ず失敗する。明らかに、何かやらかしそうだ。内田百閧読む。

×月×日
 朝早く、庭に鳩。ぽるっぽぽるっぽとうるさいので、大豆缶の残りを投げ付けたが、鳩に豆鉄砲とはいかず、喜んで食べていた。原稿12枚。『ちんばさん狂詩曲』。昼過ぎ、妻、実家より戻る。義父、ただのぎっくり腰と。ほっとする。土産の川蝦の佃煮でお茶漬。美味。夜、DVDで『どですかでん』を観る。よく見たら、渡辺篤が渡辺篤史と表記されている。それじゃあ、建物を誉める人だ。内田百閧読む。

×月×日
 原稿用紙13枚。『ちんばさん狂詩曲』。来月分脱稿。近所でパトカーのサイレン。すは一大事と野次馬根性を発揮。が、おなじみアル中のアルチュセール主義者の元大学教授が酔っぱらって裸踊りをしているだけだった。帰りがけ、近所の公園で、ドブのような目つきをした男と朝黒龍のような容姿をした女が、ジャングルジムの上で縄跳びの引っ張り合いをしていた。こちらのほうが一大事ではないのか。首相、暗殺される。藤堂健太、宍戸晴子、そして安保全造。今年に入って三人目だ。内田百閧読む。
posted by figarok492na at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月26日

雨が降る(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨が降る。
 夜になって本降り。

 気温自体はそれほど上昇しなかったものの、湿度が高く、じめじめむしむしとして快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 さらに、両耳の不調。
 けれど、こういうときこそ気持ちだけは前向きでいたい。


 伊勢志摩サミットが始まる。
 いろいろと想うところあり。


 日本学術会議が軍事目的の研究をしないという立場について見直すかどうか議論を始めるという。
 ちなみに、大西隆現会長は軍事開発に対して積極的な人物のようだ。


 何が美しい国か。


 昨夜、1時近くに寝床に就くも、諸々重なってあまり眠ることができず。
 それでも6時過ぎには目が醒めた。


 午前中、マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻とゴルトベルク変奏曲<ともにSONY>、リカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルが演奏したシューベルトの交響曲第3番&第5番<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、文章のエチュードとして妄想映画館『渦岡鉄道浜鍋線』を投稿したりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、ボロディン・カルテット他が演奏したシューベルトの弦楽5重奏曲<TELDEC>、ソプラノのバーバラ・ボニーがジェフリー・パーソンズのピアノ伴奏で歌った同じくシューベルトの歌曲集<同>、ピアノのマルタ・アルゲリッチとアレクサンドル・ラビノヴィチが弾いたブラームスのハイドンの主題による変奏曲、2台のピアノのためのソナタ、ワルツ集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、古井由吉の『半自叙伝』<河出書房新社>を読み始めたりする。
 征平さんのことが他人事ではなく思える。


 夕方になって連絡があり、ひとまずほっとする。
 こちらからもいくつか連絡作業を行う。


 その後、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、アラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 イェフィム・ブロンフマンをソロに迎えたピアノ協奏曲第2番に第3番、交響曲第1番と、ベートーヴェンの音楽が放送されていた。

 続けて、ケラー・カルテットが演奏したチャイコフスキーの弦楽4重奏曲第1番&第2番<ERATO>、ウィーン弦楽6重奏団が演奏したドヴォルザークの弦楽6重奏曲<EMI>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『半自叙伝』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 一日一日を本当に大切にしていかなければ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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渦岡鉄道浜鍋線

☆渦岡鉄道浜鍋線

 渦岡鉄道の渦岡駅から浜鍋線に乗ると、電車が走り始めてものの五分も経たないうちに、目の前に海岸風景が拡がってくる。
 宇津は浜のくに、宇津は潮のくに。
 とは、古の風土記の一節だが、寄せては返す波の動きを目にするに、渦岡という県はまさしく浜のくにであり、潮のくにであると実感する。

 浜鍋線は、渦岡から雨龍半島の先端に位置する浜鍋までを結ぶ十六・三キロの単線区間で、一九八〇年代に入ってようやく電化された。
 一時は乗客減もあって廃止も検討されたが、映画やテレビドラマのロケ地として観光客も集めるなど、地元自治体の粘り強い取り組みが功を奏し、近年では乗客数も回復傾向にある。

 浜鍋線沿線で撮影された映画として真っ先に浮かぶのは、有薗明日香監督のデビュー作『風が吹いたら』。
 樋口ひなげしの同名の小説を監督自ら脚色したもので、車窓から見える海の輝きがとても美しかった。
 ちなみに、ここでのロケを監督に薦めたのは、主人公の叔父役で出演もしている渦岡出身の笹目敬輔だそう。

 浜鍋線沿線といえば、一昨年ちょっとした話題となった、自称忌才・蒲生俊作監督の『くたばりぞこない 七十の春』のラストで、老人軍団が一斉に蜂起するのもここ。
 怪優源田源九郎が演じる鼻血垂れが、海は広いな大きいな、お前は馬鹿だな哀れだな、と喚きながら時の首相に突撃するシーンが特に印象深い。

「海はどこまでも繋がっとるんじゃ」
 という彼の台詞は、台本にないアドリブというが、浜鍋の浜に降り立ってみると、その言葉が口を突いて出るのも当然と納得した。
 確かに、海は広いし大きい。
 できることならば、自分の心もそうありたいと思う。
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2016年05月25日

夜、急な連絡がある(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気。
 雨降りへ。

 気温は下がったものの、湿度が高い分、むしむしとして快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 そして、気圧と湿度のWパンチ。
 やれやれ。


 伊勢志摩サミットが始まる。

 衆参同日選挙がどうこう、消費税の増税がどうこうとかまびすしい。


 選挙前のたぶらかしや、目くらましの八百長猿芝居が蔓延横行している。
 騙されてはなるまい。


 昨夜、24時半近くに寝床に就き、7時に起きる。

 午前中、マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻とゴルトベルク変奏曲<ともにSONY>、グスタフ・レオンハルト指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント他が演奏した同じくバッハのカンタータ第211番「コーヒー・カンタータ」<PHILIPS>、バロック・ヴァイオリンのルーシー・ファン・ダールが演奏した同じくバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番<NAXOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、過去の作品を読み直したり、新しい作品について考えたりする。


 11時台に外出して、仕事関係の用件を片付ける。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルが演奏したブルックナーの交響曲第7番<SONY>、山田一雄指揮大阪センチュリー交響楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」他<ライヴノーツ>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたり、平岡正明の『人之初』<彩流社>を読み進めたりする。
 粋甘は、なんと征平さんが復活。
 元気そうでまずは何より。
 そして、やっぱり征平さんは面白い。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮ロイヤル・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第6番<DECCA>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでネーメ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団の第1837回定期公演の実況中継(サントリーホール大ホール)を聴く。
 シューベルトの交響曲第7番「未完成」とプロコフィエフの交響曲第6番という、非常に興味深いプログラム。
 先日の田園交響曲を聴いて、未完成のほうもじっくり歌い込むかと思っていたら、速めのテンポ設定で、ちょっと驚く。
 一方、プロコフィエフは一筋縄ではいかない交響曲だが、作品の持つ特性、要所急所をしっかり押さえて聴き応えがあった。

 続けて、ケヴィン・マロン指揮トロント室内管弦楽団が演奏したピフルの交響曲集<NAXOS>を聴く。


 夕飯後、『人之初』を読了する。


 急な連絡がある。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 皆さん、くれぐれもくれぐれもご自愛くださいね。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月24日

稲垣昭三が亡くなった 川本三郎の『映画は呼んでいる』を読了した(CLACLA日記)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じのお天気へ。
 明日は雨降りのようだ。

 気温は少し下がったか。
 それでも、蒸し暑い一日となったが。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 俳優の稲垣昭三が亡くなった。88歳。
 文学座に所属したのち、1963年1月の分裂の際脱退、劇団雲に参加し、その後福田恆存らとともに劇団欅へ移り、さらに劇団昴に加わった。
 文学座総出演となった今井正監督のオムニバス映画『にごりえ』の第三篇「にごりえ」では、神山繁らとともにアンサンブルでの稲垣さんの演技を目にすることができる。
 演劇をはじめ、映画やテレビドラマにも多く出演し、『3年B組金八先生』第2シーズンで、荒谷二中に乗り込んできた直江喜一演じる加藤優らを警察に通報する教師役が強く印象に残る。
 また、渋めだが張りのある声の持ち主で、洋画や海外ドラマの吹き替えも行った。
 実は、僕は稲垣さんのことをNHKの大河ドラマ『八代将軍吉宗』出演(老中戸田忠昌役。髭をつけていた)後、すぐに亡くなったとばかり思っていた。
 しかも、訃報を目にした誤記憶すらある。
 もしかしたら、同じ『八代将軍吉宗』出演(老中大久保忠増役)後、すぐに亡くなった小瀬格(彼は文学座に残った。『にごりえ』では、稲垣さんと同じ場面に出演)と混同してしまったのか。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 選挙前のたぶらかしや、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されてはなるまい。


 昨夕外出し、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
 32回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、交流会に参加した。

 で、月亭太遊さんら落語家さんたちが早めに帰られたので、23時頃には解散となったが、その後諸々あって1時過ぎに帰宅する。


 2時過ぎに寝床に就き、7時20分過ぎに起きる。
 本当は8時まで寝ているつもりだったが、朝型生活完全(敢然)移行の賜物、早めに目が醒めた。

 8時前から近所の工事やら何やらがかまびすしい。
 おいおいである。
 やっかましいやい、この野郎!


 午前中、オーボエのポール・グッドウィンとテルツェットが演奏したモーツァルトのオーボエ4重奏曲他<ハルモニアムンディ・フランス>や、マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻<SONY>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、シュタットフェルトが弾いたバッハのゴルトベルク変奏曲<SONY>、グレン・グールドが弾いた同じくバッハのイタリア協奏曲他<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 川本三郎の『映画は呼んでいる』<キネマ旬報社>を読了する。
 ああ、面白かった!
 『父のこころ』などでお世話になった谷口正晃さんの監督作品『幸福の彼方』(『BUNGO〜ささやかな欲望』より)の細やかさが高く評価されているのも、実に嬉しい。
 また、レイ・ブラッドベリの死を悼む文章で、彼の短篇『霧笛』を原作とした映画『原子怪獣現る』について触れられているのを目にし、ルサンチカの公演の感想を記す際、書き忘れたことを思い出した。
 あの日、ラヴェルのピアノ協奏曲が流されていて、しゃれた選曲をしていると感心したのだった。
(つまり、『霧笛』→『原子怪獣現る』→『ゴジラ』=ラヴェルのピアノ協奏曲→伊福部昭)


 16時台に外出して、仕事関係の用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませ、18時近くに帰宅した。


 帰宅後、グールドが弾いた同じくバッハのインヴェンションとシンフォニア<SONY/BMG>を聴いたりしながら、平岡正明の『人之初』<彩流社>を読み始めたり、雑件を片付けたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ピアノのミハイル・ヴォスクレセンスキーとアナトーリ・レヴィン指揮モスクワ音楽院コンサート交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 モーツァルトのピアノ協奏曲第23番、ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番などが放送されていた。


 夕飯後、チェロの鈴木秀美とフォルテピアノの小島芳子が演奏したシューベルトのアルペジオーネ・ソナタ&ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番<DHM>、グールドが弾いた同じくベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第10番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、過去の作品の読み直しをしたり、『人之初』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 昨夜は、交流会で常連さんが焼いてきたフルーツケーキや、かりんとう、ウィスキーボンボンなどをいただく。
 実に美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ネオ落語・セントラル 第32回

☆ネオ落語・セントラル 第32回

 出演:桂三幸さん、桂三河さん、月亭太遊さん、桂文五郎さん、月亭八織さん
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、ぽんこつさん
(2016年5月23日20時開演/錦湯)


 暑い暑い暑い。
 暦の上でも夏はまだだというのに、連日激しい暑さが続いている。
 日暮れてなお暑い。
 こういうときこそ、笑いで暑気払い。
 というわけでもないだろうが、昨夜の錦湯さんにも、ご新規さんにリピーターさん、常連さんと、大勢のお客さんが集まった。
 32回目となるネオ落語・セントラルは、おなじみの桂三幸さん、桂三河さん、月亭太遊さんに、月亭八織さん、桂文五郎さんの五人の落語家さんの出演。
 まずは、各々の落語家さんの色の違いなどを活かしたトークで盛り上げる。

 で、きりのよいところで、文五郎さんが高座のほうへ。
 町内の喜六のところに嫁いできたのは、見目麗しい女性。
 ところがこの女性、京のお公卿さんのもとにいたものだから、口にする言葉口にする言葉が至極難解で…。
 ああら、わが君というフレーズが印象深い、古典の『延陽伯』(東京の『たらちね』)である。
 ポマードで撫で付けた黒髪に黒紋付と、これぞ「THE落語家」といういで立ちの文五郎さんだが、前回も記した通り、登場人物の演じ分けがはっきり明快で所作も大きく、話の内容がとてもつかみ易くわかり易い。
 しかも、お経の要領でちんと鐘を鳴らしたところで、錦湯さんの電話がちんとなって、しっかり笑いに変えていたのには、笑運の持ち主とみた。
 いずれ、大舞台でのいわゆる大ネタに接するのが愉しみだ。

 続いては、三幸さんが登場。
 錦湯さんではこれがなくては、の三幸マクラで笑いをとったのち、本題へ。
 古典の『鉄砲勇助』の山賊と猪のくだりをハイテンポで。
 ヘタウマならぬ、アラウマ、ザツウマというとちょっと違うか。
 基本は端正な語り口なのだけれど、ここぞという部分で、三幸さんらしいおちょけが入っていて、そのおちょけがまた愉しい。
 そうそう、三幸さんのマクラに慣れ親しんでいる方は、三幸さんのブログのほうもぜひ!

 三番目に演じることなどまずない、とマクラで断る八織さんは、『金明竹』をかけた。
 使いの人がやって来て、留守中の旦那さんに伝言を頼んだはよいが、この伝言というのが全くちんぷんかんぷん、わけわからんちんで…。
 はじめ、小僧さんとごりょんさんのやり取りを重ねておいて、噺の肝となる伝言の部分にかかるわけだが、まずもって小僧さんの仕草がかわいらしい。
 そして、肝の部分。
 八織さんの特性からすれば、なおさらスリリングな箇所なのだけれど、そうしたあたりも踏まえた上で八織さんは話を進めていたと思う。
 ねじ伏せ畏れられる落語家ではなく、多くの人に愛される落語家を目指しているだろう八織さんには、もしかしたらぴったりのネタなのでは。

 ネオラクゴ・フロンティア、ネオ落語・セントラルと、すでに30回近くも出演している三河さんにとって、目下の悩みはここ錦湯さんで何を演じるか。
 ネタの開拓は必至ということで、三河さんが挑戦したのは、3年ほど前に月亭太遊さんが作ったネオラクゴ『モホロビチッチの不連続面アイドル』を改作した『三生出ゆーな』だった。
 友人に誘われて、地下アイドルよりさらに下のモホロビチッチの不連続面アイドル・三生出ゆーなのライヴに男は行くが…。
 次から次へと本音を口にするアイドルの姿には、太遊さんらしい毒っ気があって、そこにかぶさる「みなまでゆーな」のコールもおかしい。
 さらに、三河さんには、正真正銘のアイドル好きならではの想いのようなものが窺えたのも面白かった。
 そうそう、マクラのちゃいちゃい寄席でのエピソードにも笑ったなあ。

 トリは太遊さんで、昨夜のネタおろしは『当代モトクラシー』。
 恋の悩みで泥酔した女性に呼び出された男だったが、実はこの女性というのは…。
 過日、先輩の落語家さんの新作の会で「だじゃれ」の強みを目の当たりにしたという太遊さんは、過剰なほどにだじゃれを仕掛ける。
 当然笑いも起こるが、それとともに私落語的な意味合い(というか、題名も含めて強いメッセージ性)も興味深くおかしかった。
 サゲもだじゃれ、と思わせて歌付きエンドロールで〆る。

 最後は、定番の大喜利へ。
 太遊さんの仕切りの下、お手伝いに来られている作家の桜井さん考案のお題に、三幸さん、三河さん、文五郎さん、八織さん、大喜利愛好家の貯蓄アンドザシティさん、ぽんこつさんが挑んだ。
 太遊さんと文五郎さんがあえて際どい方向へ行く中、三幸さんや三河さんは「正解」(ここの大喜利では、ずばりその通りという解答は正解に選ばれる)を狙い、八織さんは身近なネタで勝負していた。
 一方、貯蓄さんは将棋の名人名手の風。
 すでに錦湯さんでの登場も回を重ね、安定した解答だ。
 今回初陣のぽんこつさんも、きちんと場の雰囲気、流れを読みながら答えを続けていた。

 と、昨夜も盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
 毎週月曜の夜は、皆さんも錦湯さんへぜひ!
 ああ、面白かった!!
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2016年05月23日

刑事コロンボの好きな歌 創り手の側の諦念について(早めのCLACLA)

 晴天からどんよりとした感じへ。

 気温は今日も上昇し、暑さがとても厳しい。
 暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 今日も今日とて舛添叩きだ。
 舛添東京都知事の行い自体は叩かれて当然だし、舛添都知事その人も好きではない。
 けれど、この叩き方はあまりにも見え見えだ。
 もしかして、橋下徹あたりを東京都知事に持ってきたい勢力でもいるのか?


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、24時過ぎに寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、エレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻とゴルトベルク変奏曲<ともにSONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたりする。


 午後、仕事関係の予定をすませる。


 トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団(今年からハンブルクNDRエルプ・フィルに改名)が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第1番&シューマンの交響曲第4番他とドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<ともにSONY/BMG>、デヴィッド・ライオンの管弦楽曲集<MARCO POLO>、マルク・アンドレ・アムランが弾いたジェフスキの不屈の民変奏曲他<hyperion>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたりする。


 川本三郎の『映画は呼んでいる』を読み進めている。
 キネマ旬報連載の文章をまとめた四冊目で、神は細部に宿ると自ら広言するような大仰さとも、重箱の隅をつついて悦に入るような衒学蘊蓄趣味丸出しとも無縁。
 本当に映画が好きでたまらないからこそ、細やかな部分にまで目が届く、そんな川本さんの喜びに満ちた文章を読んでいると、こちらもたまらず嬉しくなってくる。
 中でも、小池朝雄、並びに石田太郎が吹き替える刑事コロンボの物真似をする際に必ず口ずさむ、「刑事コロンボが好きな歌」について触れられているのには、大喜びだ。
 刑事コロンボを演じたピーター・フォークの自伝に詳細が書かれているとのことで、
「おじいさんが ひとつおしばい
 指人形で芝居する

 おじいさんが ふたつおしばい
 くつ人形で芝居する」
という歌詞を持つ、マザーグースによる「This Old Man, He played One」がこの歌の正体だそうだ。
 また、川本さんはピーター・フォークの自伝を引きつつ、
>この歌、いつしか「コロンボのテーマ曲」として脚光を浴び、「なんと信じられないことに本格的なオーケストラナンバーにまでなった」<
とも記している。
 で、この「オーケストラナンバー」がそれかどうかは確かではないが、上述したデヴィッド・ライオンの管弦楽曲集の第1曲目、Fantasia on a Nursery Song(1975年作曲)は、「This Old Man」の旋律をロッシーニやアーサー・ベンジャミン(イギリスのライト・ミュージックの大家。このCD自体、イギリスのライト・ミュージック・シリーズ中の一枚だ)、マーラー、ニールセン、リヒャルト・シュトラウス、ブラームス、バルトーク、ストラヴィンスキーの様式を模して変奏させた6分半ほどの実に耳なじみのよい曲である。
(残念ながら、CDの解説には「刑事コロンボ」との関係は記されていない)
 そうそう、この「This Old Man」は、小泉今日子出演のビールのコマーシャルでも使われていたのではないか。


>あるAを誉める際に、別のBを腐す必要はない。特に、Aが好きな人間は<
 といった趣旨のツイートを目にして、大いに首肯する反面、逆もまた真かというと、ちょっと違うかもなと思ったりする。
 つまり、Aの問題点・課題を指摘する際に、比較対象としてのBのプラスの面を誉める場合は大いにありうるからだ。
 それと、これは僕自身が創作活動を行っているからあえて記すけれど、創り手の側がこういった言葉を公にすること自体、僕には若干抵抗がある。
 批評を生業にする人、だけではなく、何かのファン、お客さんの側が「気ぃつけたいねえ」と公にするのとは意味合いが変わってくるというか。
 言い換えると、ツイートした人自体の真意、善意は充分理解しつつも、「腐す」という言葉が独り歩きすれば、創り手のある種の鈍さ、自己批判の欠落の隠れ蓑、言い訳にもなりかねないと感じるからだ。
 結局、何かを表現するということは、そこから誤解誤読誤聴無理解無視、その他それに類すること類するものが生れるのを引き受けた上で為されるべきものではないのだろうか。
 むろん、そうした事どもを全て受け入れよということではない。
 ただ、それらが生れること自体は喰い止めようがないということだ。


 まもなく外出し、錦湯さんへ。
 32回目となるネオ落語・セントラルなり。
 今夜は、桂三河さんに月亭太遊さん、桂文五郎さん、月亭八織さんの出演の予定だ。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月22日

今日は読み違えが多かった(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温も上昇し、暑さが相当厳しい。
 暑い暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 まもなく伊勢志摩サミットである。
 いろいろと考えることあり。


 在日米軍の元海兵隊員にストーカー気質のアイドル・ファンと、世の中、気持ちの悪い連中が気持ちの悪い事件を起こしている。
 腹立たしいかぎり。
(もちろん、いつ被害者の側になるか、だけではなく、いつ加害者の側になるかということも考えてはいるが)


 昨夜、1時過ぎに寝床に就き、8時に起きる。
 ここのところ、暑さに加え、深夜に隣室がかまびすしいこともあって睡眠(時間)が不安定になっている。
 二日続けてということもあり、隣室にはあくまでもフレンドリーに声を落として欲しい旨伝えておいた。


 午前中、NHKラジオ第1の『音楽の泉』、NHK・FMの『名演奏ライブラリー』、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・バロックが演奏したモーツァルトの交響曲第25番&第30番、第26番&第27番<ARCHIV>を聴く。
 『音楽の泉』では、アンネ・ソフィー・フォン・オッターが歌ったシューマンの歌曲集『女の愛と生涯』とブラームスの歌曲集が放送されていた。
 一方、『名演奏ライブラリー』はボロディン・カルテットの特集で、ボロディンの弦楽4重奏曲第2番、ショスタコーヴィチの同第8番、ベートーヴェンの同第9番「ラズモフスキー第3番」、ショスタコーヴィチの同第1番などが放送されていた。


 仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して187枚程度で第一稿を完成させた。
 内容、構成ともに『御神酒徳利』と対になる作品だと思う。
 で、まだまだこれからだ。


 午後、ピノック指揮によるモーツァルトの交響曲第29番&第28番や、NHK・FMの『きらクラ!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 浅田次郎の『ブラック オア ホワイト』<新潮社>を読了する。
 浅田さんの作品には、影響を受けるところ大だ。


 こちらの読み違いで、友だちと会い損ねた。
 とても残念!


 16時過ぎに外出し、ひとまず下京図書館へ。
 ピノック指揮によるモーツァルトのザルツブルク交響曲集、『ブラック オア ホワイト』、吉来駿作の『火男』<朝日新聞出版>、村田喜代子の『焼野まで』<同>、山田詠美の『賢者の愛』<中央公論新社>を返却し、予約しておいた川本三郎の『映画が呼んでいる』<キネマ旬報社>、平岡正明の『人之初』<彩流社>、古井由吉の『半自叙伝』<河出書房新社>、滝口悠生の『死んでいない者』<文藝春秋>、マルティン・シュタットフェルトが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲と平均律クラヴィーア曲集第1巻<ともにSONY>を新たに借りる。

 いったん帰宅して本とCDを置き、再び外出。
 同志社大学方面へ。
 仕事関係の用件を片付け、府立府民ホール・アルティにも寄り、夕飯用の買い物もすませて18時近くに帰宅した。


 帰宅後、早速ゴルトベルク変奏曲を聴く。
 ドイツの若手ピアニスト、シュタットフェルトにとってはデビュー盤となる一枚。
 一聴、グレン・グールドの録音を思い起こさせるが、大枠での造りというか、テンポのとり方が似ているのであって、細部は相当異なっていると思う。
 それに、グールドと違って、シュタットフェルトは淡々としているというか、どこか醒めた感じのする演奏でもある。

 雑件を片付けたり、『映画は呼んでいる』を読み始めたりする。


 NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、児玉宏指揮大阪交響楽団が演奏したワーグナーの『ニーベルングの指環』抜粋とジークフリート・ワーグナーの交響詩『憧れ』のライヴ録音を聴く。

 続けて、『リサイタル・ノヴァ』も聴く。
 バスの小野寺光が出演していた。
 これは、途中下車してもよかったかなあ。

 さらに、シュタットフェルトが弾いたバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』のちょっとした手直しを行ったり、『映画は呼んでいる』を読み進めたりする。
 『犬神家の末裔』はいろいろと気になるところがあるのだけれど、あまりいじり過ぎると、とってつけたようなものになるので今は最低限度の手直しに止めておく。
 『映画は呼んでいる』は、川本三郎がキネマ旬報に連載している文章をまとめた第4段。
 面白し面白し。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 今日は読み違えが多かった。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月21日

身体のメンテナンスをすませて、すっきりした!(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は今日も上昇し、暑さが厳しい。
 暑い暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 今日も今日とて両耳は不調。
 やれやれ。


 舛添東京都知事を支持するつもりなど毛頭ないが、叩けるところだけ叩いてすまそうというマスコミやら何やらの姿勢には吐き気を覚える。
 それじゃあ、石原東京都知事は、甘利前経産相は、安倍首相は、パナマ文書に記載されている連中は、ということだ。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、24時50分少し前に寝床に就き、7時半に起きる。


 朝一で毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、非常によろしい。
 ああ、すっきりした!


 午前中、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートが演奏したモーツァルトの交響曲第25番、第29番&第28番<ARCHIV>、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』(梅田淳が征平さんのピンチヒッター)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して183枚分を超えた。
 残すところ、あと少しだ。


 午後、フォルテピアノのマルコム・ビルソンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(EBS)が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第25番&第26番「戴冠式」<同>、ガーディナー指揮EBSが演奏した同じくモーツァルトの交響曲第33番、第35番「ハフナー」&第36番「リンツ」、第38番「プラハ」&第39番<PHILIPS>、KBS京都の『つぼからボイン』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、浅田次郎の『ブラック オア ホワイト』<新潮社>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、仕事関係の用件を片付けたから百万遍方面へ。
 身体のメンテナンスをすませる。
 ああ、すっきりした!
 今日は、メンテナンスの先生から仕事に関してとても有意義なお話を聴くことができた。
 自省あるのみ。
 そして、多謝。


 夕飯用の買い物をすませて21時近くに帰宅する。


 帰宅後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 今回は「私の試聴室」で、クリスティアン・ヤルヴィが指揮したチャイコフスキーの新譜2枚から、中部ドイツ放送(MDR)交響楽団他による『雪娘』の音楽からと、グシュタード音楽祭管弦楽団による『白鳥の湖』組曲(クリスティアン・ヤルヴィによる編曲)からが放送されていた。
 ほかに、先ごろ亡くなった冨田勲による『くるみ割り人形』からも放送される。
(最後に、マントラがどうしたこうしたというエストニアの作曲家の作品が放送され始めたが、神秘主義的というかなんというか、こういう人の臭いのしない音楽はどうにも苦手なので途中下車した)

 続けて、小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第4番&イタリア奇想曲<ドイツ・グラモフォン>を聴く。


 遅めの夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『ブラック オア ホワイト』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 その代わり、ピーナッツ揚げせんを食す。
 近くのグルメシティで、税込み97円だったもの。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年05月20日

美味しいコーヒーが飲みたくなった(CLACLA日記)

 晴天が続く。

 気温も上昇し、暑さを感じた。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調、続く。
 やれやれ。


 落語家の柳家喜多八が亡くなった。66歳。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 沖縄での在日米軍元海兵隊員(軍属)による日本人女性殺人事件に関して、政府高官が「タイミングが悪い」といった趣旨の発言をしたようである。
 もし本当だとすれば、どうにも腹立たしいかぎり。


 昨夜、24時20分過ぎに消灯し、7時に起きる。


 午前中、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートが演奏したモーツァルトの交響曲第20番と第26番&第27番、第25番、第29番&第28番<ARCHIV>、KBS京都で『入江敦彦のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して174枚分を超えた。
 『入江敦彦の…』は、妹尾和夫が公演前日ということで作家の入江さんがピンチヒッターとなったもの。
 11時台に、以前友だちに薦められたコーヒー・ショップ(まだ行けてない)のマスターが登場していた。


 午後、クリストファー・ホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックが演奏したモーツァルトのセレナード第9番「ポストホルン」他<オワゾリール>、NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』を聴く。
 『オペラ・ファンタスティカ』では、ロンドンのコヴェントガーデン・ロイヤル・オペラにおけるチャイコフスキーの歌劇『エフゲーニ・オネーギン』の上演のライヴ録音(2015年12月30日/セミョン・ビシュコフ指揮他)が放送されていた。
 タイトルロールのドミートリ・ホロストフスキーやタチヤーナのニコル・カー、レンスキーのマイケル・ファビアーノらメインどころに加え、グレーミン公爵のフェルッチョ・フルラネットやトリケのジャン・ポール・フシェクールと脇役もしっかりと固まった歌手陣で、実に聴き応えがあった。
 そうそう、ビシュコフとホロフストフスキーの『エフゲーニ・オネーギン』といえば、オーケストラはパリ管弦楽団で25年ほど前にPHILIPSレーベルで録音されていて、これも優れた内容だった。
 ほかに、余った時間で、リムスキー=コルサコフの歌劇『モーツァルトとサリエリ』のCD録音なども放送されていた。


 仕事関係の作業を進める。


 山田詠美の『賢者の愛』<中央公論新社>を読了する。
 これぞ山田詠美、と感じた作品だった。


 夕方になって外出し、仕事関係の用件を片付ける。
 で、19時過ぎに帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでネーメ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団の第1836回定期公演の実況中継(NHKホール)を聴く。
 カリンニコフの交響曲第1番とベートーヴェンの交響曲第6番「田園」が演奏されていた。
 いずれもゆったりとしたテンポで慌てない音楽づくり。
 カリンニコフは、作品の持つ抒情性と劇性が十全に示されており、堂々とした音楽に聞こえる。
 一方、田園交響曲は良い意味でオーソドックスな音運び。
 かつて王道と呼ばれていた行き方だが、古さは感じない。
 「音楽を聴いた」と思わされる演奏だった。
 そうそう、N響とカリンニコフの交響曲第1番といえば、まだN響が新交響楽団と名乗っていた戦前、エマヌエル・メッテル(朝比奈隆の師匠)と近衛秀麿が取り上げていたのだ。

 続けて、ネーメ・ヤルヴィ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したウェーバーの序曲集&ヒンデミットのウェーバーの主題による交響的変容<CHANDOS>、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルが演奏したシューベルトの軍隊行進曲第1番、うぜ―バーの舞踏への勧誘、ニコライの『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲<タワーレコード/DECCA>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、浅田次郎の『ブラック オア ホワイト』<新潮社>を読み始めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 今日のラジオもあって、美味しいコーヒーが飲みたくなった。
 もちろん、この時間にカフェインを摂るような真似はしないけど。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年05月19日

水谷優子が亡くなった(CLACLA日記)

 晴天が続く。

 気温も上昇し、少し暑さを感じた一日。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調、続く。
 やれやれ。


 声優の水谷優子が亡くなった。まだ51歳。
 水谷さんといえば、まずは『ちびまる子ちゃん』のお姉ちゃん役ということになるか。
 ほかに、『ふしぎの海のナディア』のマリー役も懐かしい。
(残念ながら、『ブラックジャック』のピノコは観聴きしていない)
 澄んでいるけれど、良い意味でちょっとした険がある、というかくせのある声の持ち主だった。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 沖縄で女性が行方不明になっている事件で、在日米軍の元海兵隊員で軍属の男が逮捕された。
 そして、女性の遺体が発見された。
 いろいろと想うことあり。


 アメリカ大統領選の支持率(誰に投票するか)に関する世論調査で、共和党のトランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン氏を初めて上回ったという。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、24時20分過ぎに寝床に就き、7時に起きる。
 妙な味わいの夢を観て、何度か目醒めた。


 午前中、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートが演奏したモーツァルトの交響曲第20番&第21番と第26番&第27番、第22番〜第25番&第30番、第29番&第28番<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して168枚分を超えた。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団(ABO)が演奏したモーツァルトの交響曲第40番&第39番、ディヴェルティメント集<ともにERATO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたり、山田詠美の『賢者の愛』<中央公論新社>を読み進めたりする。
 今日は、粋甘の途中下車はせず。
 「私は忘れない」のコーナーで、ピンチヒッター・伊藤史隆アナウンサーがABC入社のいきさつを語っていたのだけれど、落研(番組内では、神戸の大学としか語っていないが、神戸大学)出身ということもあってか語り口もよく、面白かった。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 ついでに、近くのグルメシティで、週刊文春の小林信彦の連載エッセイの立ち読みもした。


 帰宅後、コープマン指揮ABOが演奏したヨハン・セバスティアン・バッハの管弦楽組曲全曲<ERATO>を聴いたりしながら、『賢者の愛』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。


 NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、イ・ムジチのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ロッシーニの弦楽のためのソナタ第1番や、トランペットのガボール・ボルドツキとのトレッリのトランペット協奏曲やマルチェッロのオーボエ協奏曲(トランペット版)などが演奏されていた。
 ピリオド・スタイルとまでは言い難いが、速めのテンポの耳なじみのよい演奏だった。
 ボルドツキのトランペットは快活そのもの。
 で、余った時間で、イ・ムジチのCD録音が放送され始めたが、昔のかったるい演奏スタイルのものだったため、すぐに途中下車。

 続けて、アンソニー・ハルステッド指揮ザ・ハノーヴァー・バンドが演奏したヨハン・クリスティアン・バッハの交響曲集作品番号6と9<ともにCPO>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『賢者の愛』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年05月18日

桑原征平が急性心筋梗塞で入院していた!(CLACLA日記)

 快晴。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温はまあまあ上昇するも、過ごしにくくはなし。
 穏やかな一日。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 来週あたり、また病院に行こうか。


 今日も今日とて、目くらましの八百長猿芝居が世情を賑わしている。
 うっとうしいかぎり。
 騙されてはなるまい。


 昨夜、24時20分過ぎに寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートが演奏したモーツァルトの交響曲第29番&第28番、第20番&第21番と第26番&第27番、第22番〜第25番&第30番<ARCHIV>、フォルテピアノのマルコム・ビルソンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏した同じくモーツァルトのピアノ協奏曲第20番&第21番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、村田喜代子の『焼野まで』<朝日新聞出版>を読み進めたりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して156枚分を超える。


 正午、いつものようにABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』を聴き始めたところ、あれあれ征平さんがいない。
 風邪でもひいたかなと思っていたら、これがなんと先週土曜日(『征平吉弥の土曜も全開!!』のあと)というから征平さんの誕生日に急性心筋梗塞で入院していたのだという。
 すでに状態は安定しているようで、征平さん自身病室から電話で出演していたのでほっとしたが。
 って、あんまり他人事じゃない。

 で、征平さんのいない粋甘は面白くないので、すぐに途中下車。

 ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第33番&第31番「パリ」<TELDEC>、クラウス・テンシュテット指揮ベルリン・フィル<EMI>、ソプラノのルチア・ポップとテンシュテット指揮ロンドン・フィルが演奏したマーラーの交響曲第4番<同>、ピノック指揮によるモーツァルトの交響曲第27番、第28番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して162枚分を超える。
 200枚以内におさまるか?


 『焼野まで』を読了する。
 いろいろと想うところあり。


 17時過ぎに外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 朝食用に買っているロールパンが値上げされていた(しかも、レーズン入りは売り切れて)いたので、ちょっと腹が立つ。
 何がアベノミクスか、と毒づきたくなる。
(安倍首相は、国会で自分のことを「立法府の長」とのたまったとか。しかも、これが初めてではない。誰かなんとか言ってやれよ)


 帰宅後、ピノック指揮によるモーツァルトの交響曲第25番、アンドリュー・マンゼ指揮イングリッシュ・バロックが演奏した同じくモーツァルトのセレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」&音楽の冗談<ハルモニアムンディ・フランス>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、マルコ・アンジェス指揮イタリア国立放送交響楽団のコンサートのライヴ録音を聴く。
 ロッシーニの歌劇『セミラーミデ』序曲、アンナ・ティフをソロに迎えたパガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番、ニーノ・ロータのバレエ組曲『道』、ラフマニノフの5つの音の絵から「海とかもめ」、「祭り」、「行進曲」が演奏されていた。

 続けて、ポール・グッドウィン指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック他が演奏したモーツァルトの歌劇『ツァイーデ』<ハルモニアムンディ・フランス>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、山田詠美の『賢者の愛』<中央公論新社>を読み始めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 馬鹿につける薬はない。
 そして、馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿者だ。
 一番の馬鹿者にはなるまい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月17日

根木昭さんが亡くなった(CLACLA日記)

 快晴へ。
 いいお天気、いい青空となる。

 気温はそれほど上昇せず。
 過ごしやすい一日だった。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 東京芸術大学の名誉教授で昭和音楽大学教授の根木昭さんが亡くなった。73歳。
 大阪大学法学部を卒業後、文部省、文化庁を経て、長岡技術科学大学、東京芸術大学、昭和音楽大学の教授を歴任した。
 文化政策が専門で、コンサートホールの運営に関して研究していた大学院時代は、根木さんの編著書をよく参照したものだ。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 なりふり構わぬ、おおさか維新の癒党ぶりが度し難い。
 これでは、院外団ならぬ院内団だ。


 目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されてはなるまい。
 そして、Wスタンダード忌むべしだ。


 昨夜19時少し前に外出して用件を片付けたのち、錦湯さんへ。
 31回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、交流会に参加し、遅めの夕飯をすませて24時台に帰宅した。


 1時半過ぎに寝床に就き、7時頃起きる。


 午前中、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートが演奏したモーツァルトの交響曲第16番〜第19番、第20番&第21番と第26番&第27番、第22番〜第25番&第30番<ARCHIV>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、村田喜代子の『焼野まで』<朝日新聞出版>を読み始めたりする。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ピノック指揮によるモーツァルトの交響曲第29番&第28番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、『焼野まで』を読み進めたりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して150枚分を超えた。

 途中30分ほど昼寝をしたため、妹尾さんの蜷川幸雄についての話を聴きそびれてしまった。


 16時台に外出して仕事関係の用件を片付けたのち、大垣書店四条店で『ぶらあぼ』6月号を入手する。
 その後、京都芸術センターに寄り、夕飯用の買い物をすませて18時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ソプラノのパトリシア・プティボンがダニエル・ハーディング指揮コンチェルト・ケルンの伴奏で歌ったハイドン、モーツァルト、グルックのアリア集<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、『焼野まで』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。


 夕飯後、ルネ・ヤーコプス指揮フライブルク・バロック・オーケストラ他が演奏したハイドンの交響曲第91番&第92番「オックスフォード」他<ハルモニアムンディ・フランス>、アンドレアス・シュタイアー指揮カペラ・アウグスティーナが演奏したブラームスのセレナード第1番&第2番<CPO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、『焼野まで』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 馬鹿につける薬はない。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第31回

☆ネオ落語・セントラル 第31回

 出演:月亭太遊さん、十手リンジン
 大喜利出演:広瀬信輔君、ながい君(表記?)
(2016年5月16日20時開演/錦湯)


 どうやら月曜の夜は雨と相場が決まっているらしい。
 などと思いながら、錦湯さんに足を運ぶ。
 開演10分前になってもぽつんぽつんとした客の入り。
 今夜はこの調子ですかね、と常連さんと顔を見合わせていたらなんのなんの、そこからどっとお客さんがやって来て、結果は大盛況。
 ネオ落語・セントラルの好調ぶりを示す。
 昨夜は、ご新規さんやリピーターさんの率が高かった。

 31回目となる昨夜は、月亭太遊さんと十手リンジンのお二人(客側から見て左側の十田卓さん、右側の西手隼人さん)が出演。
 二組三人だけの出演ということで、お客さんから集めた質問に答えたりしつつ、冒頭のトークにたっぷりと時間を割く。
 酔っぱらった西手さんが、自分のマンションの前にあるホテルの2階のロビーのベンチで朝まで寝ほうけていたというエピソードがおかしかった。

 で、充分盛り上がったところで、十手リンジンの漫才へ。
 ともに体育会系、しかも陸上好手というコンビのエンジン全開先手必勝的なスタイルは、すでに錦湯さんでもおなじみ。
 昨夜は、教科書にのるような偉い人になりたいという西手さんの希望を受けて、十田さんが授業を始めるといったネタを披露していたが、速いテンポで笑いを重ね、ゴールまで駆け切った。

 続く、トリは太遊さんのネタおろし『インディジュナスEXPO2020』。
 インディジュナスは土着的土俗的とでも訳すのか。
 万博にちなんだ作品を、という委嘱にそっての新作で、太遊さんが敬愛する岡本太郎の太陽の塔の説明なども行ってから本題に入る。
 太陽の塔の第4の顔(実際は行方不明)を奪わんとした二人組の男だったが、天罰が下ったか、未来へとタイムスリップし…。
 といった展開で、一聴、下ネタ全開。
 と思わせつつ、実はそれ自体で大きな意味を持っているし、当然含みもたっぷりの作品に仕上がっていた。
 さて、ここからさらにどう化けるのか?

 最後は、即興コントという手もありつつも、定番の大喜利。
 太遊さんの仕切りの下、十田さん、西手さん、会場からの広瀬君、ながい君(Variety Kyotoで知り合う。落研から劇団愉快犯に入った変わり種)で、お題に挑んだ。
 太遊さんと西手さんはルーティンのやり取りを繰り返し、十田さんはそこに絡みつつ、広瀬君やながい君の解答にも言葉を入れるという、プロらしい駆け引きを見せる。
 一方、広瀬君やながい君もコンスタントに解答を繰り出していた。

 ラストのトークでは、太遊さんの攻めで守勢にまわっていた十手リンジンだったが、最後の最後、太遊さんの頭の臭いを嗅ぐというネタで、一気に逆襲。
 大きな笑いが生れた。

 と、昨夜も盛りだくさんでした。
 雨にも負けないネオ落語・セントラルへ皆さんもぜひ!
 そして、奈良では太遊さんに加え、十手リンジンのお二人もレギュラーとなったネオラクゴ・マンサルド(にこちゃん堂。次回は、5月20日19時半から開演予定)も開催されますので、そちらもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月16日

雨降りへ(早めのCLACLA)

 青空からどんよりとしたお天気。
 雨降りへ。

 気温はそれほど上昇しなかったものの、むしむしとして快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 そして、両耳の不調。
 やれやれ。


 パナマ文書広がる怒り。
 と、朝日新聞朝刊は惹句を掲げるが、どうやら怒りを拡げているのは海外のことで、国内に関しては無難な記述になっている。
 なんともかとも。


 朝、NHKのラジオ番組で政治部記者がそれらしいことを口にしていたが、こういった連中はどうしてああも偉そうな物言いができるのだろう。
 品性の低劣さがその口ぶりから滲み出ている。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、24時過ぎに寝床に就き、7時に起きる。


 午前中から、マンション内の給水管の工事がかまびすしい。
 一応1階と当該階に掲示は出ていたものの、同じ並びの部屋はどの階だろうとかまびすしいわけで、その気のきかなさ、やっつけ仕事感は、さすがグッドライフならぬバッドライフ、クラスモならぬクルシモだと納得する。
 気のきかぬ者に天罰天誅はくだる!


 NHKのラジオ番組や、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートが演奏したモーツァルトの交響曲第26番&第27番、第25番&第30番、第29番&第28番、第16番〜第19番<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、下書き分の手直しをしたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第40回を投稿する。
 で、前回の記事にも記したとおり、『犬神家の末裔』の投稿はこの回で終了することにした。
(もちろん、作品自体はコンスタントに書き進めているが)


 午後、ピノック指揮によるモーツァルトの交響曲第20番&第21番と第26番&第27番、第22番〜第25番&第30番、第29番&第28番、アンドレア・マルコン指揮ラ・チェトラが演奏した同じくモーツァルトの序曲集<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 吉来駿作の『火男』<朝日新聞出版>を読了する。
 ああ、面白かった!


 まもなく外出し、錦湯さんへ。
 31回目となるネオ落語・セントラルなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 投稿終了のお知らせ

*犬神家の末裔 投稿終了のお知らせ


 4月の初めから約ひと月、断続的に投稿してきた『犬神家の末裔』ですが、作品が最終盤となったことに加え、切りよく40回を迎えたこともあって、今回で投稿を終了したいと思います。
 万一ですが、もし続きをお読みになりたいという方がおられましたら、中瀬のほうまでメッセージをお送りください。
 それでは、今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。
posted by figarok492na at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第40回

*犬神家の末裔 第40回

 早百合は、目の前の小枝子の言葉を待っていた。
 そんな早百合の気の焦りをいなすかのように、小枝子はしばらく黙っていたが、瑞希の入れた緑茶を啜るとようやく唇を動かした。
「うウちのうウらのせんざいにイ
 すずめが三匹とオまってエ」
「おばさん」
 小枝子の悪い冗談に、思わず早百合は大きな声を上げた。
 小枝子はぺろっと舌を出すと、あんたもまじめだね、と再びお茶を啜った。
「だって」
 言葉が続かず、早百合は横溝正史からの手紙の束を小枝子のほうに突き出した。
「あんたの気持ちはよくわかるよ。そんなもん、急に読まされたんだから」
「だったら」
「だけどさあ、いくら慌てたところで、起こっちまったことなんだから仕方がないじゃないか」
 そう言うと、小枝子は今度はカステラを口にした。
 カステラは、小枝子の子供の頃からの好物だ。
「でも、慌てるなって言われたって」
「まあね、あたしもいつまで生きていられるかわからないし、あんたのお母さんだって具合もよくないみたいだから。話しておくなら今かなとも思ったんだ。あんたも戌神家のことを書くつもりなんだろう」
 早百合は黙って頷いた。
「瑞希、灰皿持って来て」
 小枝子が声をかけると、瑞希はぶすっとした表情で、それでもすぐにやって来た。
「身体の毒」
 瑞希が炬燵の上に灰皿を置きながら言った。
「あたしにとっちゃ薬だよ」
 小枝子は、使い込んで飴色に変わった文机の引き出しの中から煙草とライターを取り出した。
 そして、煙草に火を点けて大きく煙を吐き出した。
「あんたも吸うかい」
「吸わない」
 とだけ言って、瑞希はぶすっとした表情のまま小枝子の部屋を出て行った。
「あの子、昔のあんたにそっくりだね」
「そうかな」
「そうだよ」
 小枝子は微笑むと、
「あたしも耄碌してるから、どこまであんたの気持ちに応えられるかわからないけど、あたしが知ってることを話しておくよ」
と続けた。
posted by figarok492na at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

夕方前、図書館に行った(CLACLA日記)

 快晴からどんよりとしたお天気へ。
 あれあれ、月曜日はまた雨か。

 気温は上昇する。
 外はまだ涼しい風が吹いていたが、部屋の中はむしむしと蒸す。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 甘利前経済産業相やパナマ文書、東京オリンピックの裏金問題も有耶無耶のまま終わってしまうのではないか。
 そして、「癒党」おおさか維新の比例代表区から渡辺喜美が立候補するらしい。
 もしかしたら、安倍首相の肩入れ入れ知恵だろうか。
 いずれにしても、わかりやすい話。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夕外出し、いくつか用件を片付けてからVariety Kyotoへ。
 丸山交通公園ワンマンショー『24世紀の21世紀学』を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 終了後の『愛も救いもない24時間テレビ』(ユーストリーム中継)も、結局丸山君が仮眠する3時近くまで残る。
 終盤、なぜだか刑事コロンボ(小池朝雄と石田太郎)の物真似までしてしまった。


 3時半少し前に帰宅し、3時50分近くに寝床に就く。
 で、朝型生活の成果か7時半前に起きる。


 午前中、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番<DECCA>、NHK・FMの『名演奏ライブラリー』(ソプラノのアンナ・モッフォの特集)、團伊玖磨指揮ウィーン交響楽団が演奏した交響曲第3番&第4番を聴いたりしながら、観劇記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。


 川本三郎の『白秋望景』<新書館>を読了する。


 正午以降、團さん指揮ウィーン交響楽団他が演奏した交響曲第5番、第6番「HIROSHIMA」を聴く。
 今回、團さんの交響曲全曲を何度も聴き返したが、まずは聴き馴染みがよく聴き応えがあったというのが一番の感想。
 第2番終楽章のホルンの鳴りの良さや、第4番第1楽章後半の押し寄せるような感じ、同じ第4番第3楽章の諧謔味、第6番の熟達した造り等々、実に愉しめた。
 そして、日本的な抒情性や大陸的なおおらかさに加え、随所にイギリス音楽的な楽器の鳴り様を感じたりもした。
 いずれにしても、團さんの交響曲はぜひ生で聴いてみたい。


 午後、仕事関係の予定をすませる。


 16時少し前に外出し、仕事関係の用件を片付けてから下京図書館へ。
 『白秋望景』、山下洋輔の『ドファララ門』<晶文社>、高橋敏の『小栗上野介忠順と幕末維新』<岩波書店>、辻原登の『Yの木』<文藝春秋>、遠田潤子の『蓮の数式』<中央公論新社>、團伊玖磨の交響曲全集を返却し、予約しておいた吉来駿作の『火男』<朝日新聞出版>、村田喜代子の『焼野まで』<同>、山田詠美の『賢者の愛』<中央公論新社>、浅田次郎の『ブラック オア ホワイト』<新潮社>、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートが演奏したモーツァルトのザルツブルク交響曲集<ARCHIV>を新たに借りる。


 17時少し前に帰宅し、ピノック指揮によるモーツァルトの交響曲第16番〜第19番、第20番、第21番、第26番、第27番を聴いたりしながら、『犬神家の末裔』を書き進めたり、『火男』を読み進めたりする。
 『犬神家の末裔』は40回となる次回でいったん終了するか、それとも最後まで公開するか悩んでいる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー・クラシック』で、児玉宏指揮大阪交響楽団が演奏したワーグナーの『ニーベルングの指環』ハイライト(管弦楽曲版)のライヴ録音を聴く。

 続けて、ピノック指揮によるモーツァルトの交響曲第22番〜第25番&第30番、第29番&第28番を聴く。
 モーツァルトがザルツブルク時代に作曲したとされる交響曲第16番〜第30番を収めた4枚組のアルバム。
 大好きな第28番や第27番、有名な第25番、第29番、比較的演奏される機会のある第26番以外は、聴いていて心地が悪くはないものの、いささか無駄に饒舌というか、時に煩わしさを感じるときがあって、正直ヨハン・クリスティアン・バッハの交響曲のほうが聴いていてしっくりくる。
 ピノックは表面的によく整えられた演奏。
 その分、ぐっと腹にくるものが少ないように感じられなくもない。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『火男』を読み進めたりする。
 『火男』は時代小説と思わせて、しっかり今が描かれている。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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丸山交通公園ワンマンショー『24世紀の21世紀学』

☆丸山交通公園ワンマンショー『24世紀の21世紀学』

 出演:丸山交通公園
(2016年5月14日20時スタート/Variety Kyoto)


 脱乞食コメディアン宣言を果たした丸山交通公園のワンマンショー。
 Variety Kyotoでの今回は、『24世紀の21世紀学』が開講された。
 前回のAKB48に続くテーマは、ずばり「ヤクザ」。
 そこは丸山君のこと、大好きな東映のプログラムピクチュアあたりを良い意味でねちっこく描写するかと思ったら、さにあらず。
 映画についてはエピソードの一つとして、さらりと流していた。
 というか、玉木青とのアフタートークや、その後の『愛も救いもない24時間テレビ』(ユーストリーム中継)でも触れられていたように、本来70分はかかるはずが、45分ほどで終わってしまったわけで、その「まき」具合を想像していただけると思う。
 正直、笑いを得ようとすればするほど前のめり感が強まり、空回り気味のきらいも少なくなく、ああ、惜しいともったいなさを感じる箇所が多々あった。
 けれど、一方で、どうして丸山君がこの題材に挑んだのか、ばかりでなく、彼が何ゆえこうして表現活動を行っているのか(そこには当然、彼が笑いを追い求めることも含まれている)、その切実な想いが痛いほど伝わってきたことも事実だ。
 あえて詳しくは記さないが、支配被支配の関係、虐げられてきた者の執念というか。
 特に終盤、Variety Kyotoのロケーションを活かした仕掛けが強く印象に残った。
 その意味で、僕は今回のワンマンショーに接しておいてよかったと本当に思う。
 そして、次回のワンマンショーが愉しみだ。

 そうそう、単に笑いという点だけでいえば、合田団地や横山清正、玉木君のアシストもあってだけれど、『愛も救いもない24時間テレビ』のほうで、より丸山君の本領は発揮されていたのではないか。
 中でも、横山君の恋愛トークの際の丸山君の見得の連発は腹がよじれるほどおかしかった。
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2016年05月14日

もっと性質の悪かとのおっけんね(早めのCLACLA)

 快晴。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇し、暑さを強く感じる。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の調子、芳しからず。
 やれやれ。


 舛添叩きでかまびすしい。
 正直、舛添という人は嫌いだし、許されざることは許されないとも思っているが、どうしてこのタイミングでともやっぱり思ってしまう。
 叩かれるべき人間はもっとほかにもいるだろうに。

 それはそれとして、東京オリンピックなんてとっとと返上したらどうか?


 高校時代、OBに話を聴くといったイベントに博報堂で働いている男性がやって来たことがある。
 その頃から不平分子だった当方は、早速「(あなたの会社は)山師香具師の類いの元締めじゃなかとですか」と口にして、教師に激怒された。
 男性のほうは「もっと性質の悪かとのおっけんね」と笑っていたが。


 *似て非なるもの
 内田光子&マーラー・チェンバーオーケストラ
 辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 or ヨーロッパ室内管弦楽団


 昨夜、1時過ぎに寝床に就き、8時に起きる。


 午前中、NHKラジオ第1の『DJ日本史』、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」<PHILIPS>、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『DJ日本史』は、とっておきと題しての再放送。
 DJ役は変わったが、メインの松村邦洋、堀口茉純のコンビは一緒でいい感じだった。
(毎週月曜の夜は、ネオ落語・セントラルがあるため、この1年半近く聴けていないのだ)


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第39回を投稿する。


 午後、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番、團さん指揮ウィーン交響楽団他が演奏した交響曲第3番&第4番、第5番、第6番「HIROSHIMA」<DECCA>、KBS京都の『つぼからボイン』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、川本三郎の『白秋望景』<新書館>を読み進めたりする。


 まもなく外出し、Variety Kyotoへ。
 丸山交通公園君のワンマンショーなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第39回

*犬神家の末裔 第39回

拝復
野々村珠世様

 麗らかなる季節が到来し、心持ちも晴れやかな今日この頃、如何お過ごしでしょうか。
 先日は、貴方、恒清君、仁科君、小枝子君と久方ぶりにお会いすることができ、何よりでした。
 犬神家の一族の件、ご了承いただけたことに感謝いたします。
 角川春樹君も安堵しておりました。
 この間の顛末、一切伝えてはおりませんので、小枝子君の切った啖呵には、春樹君も驚いたことでしょう。
 内弁慶のくせをして、根が出たがりの性分ゆえ、映画にも出演することとなりましたが、小枝子君の役者ぶりには毛頭敵いません。
 貴方も恒清君も元気そうで何よりです。
 時を経てなお、忘却できぬことは多々あるかとは存じますが、それもまたこの世に生きる者の定めなのだと思います。
 それでは、改めて那須に御挨拶に伺います。

昭和五十一年四月
横溝正史
敬具

追伸
 康夫君にも、一度遊びに来るようお伝えください。
posted by figarok492na at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月13日

蜷川幸雄さんを悼む 髪を刈ってすっきりした(CLACLA日記)

 演出家の蜷川幸雄さんが亡くなった。80歳。
 演出家としての蜷川さんの業績や人柄については、もはや触れることはあるまい。
 蜷川さん自身は本望ではないかもしれないが、僕は『暗闇仕留人』や『破れ傘刀舟悪人狩り』、『水戸黄門』での白塗りの公家といった時代劇の悪役がどうしても忘れ難い。
 あっ、あと『Wの悲劇』の演出家役や『きらきらひかる』の編集者役も。
 正直、とうてい上手とは思えない演技だったのだけれど、だからこそか、強く印象に残っている。
 そうそう、蜷川さんの映画監督第一作『海よ、お前が−帆船日本丸の青春』は、副題通り、運輸省航海訓練所の日本丸を舞台にした作品だが、ちょうどこのロケ期間中に父が日本丸に乗船していて、出演者の柳生博の話などしていたはずだ。
 今度、詳しく尋ねてみようと思う。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 快晴からどんよりとした感じへ。

 気温は上昇し、暑さを覚えた一日。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の調子、芳しからず。
 やれやれ。


 東京オリンピックの招致に関して、裏金問題が取り沙汰されている。
 事の是非以前に、オリンピックの開催など迷惑千万としか思えない。
 早々に辞退してはどうか。

 そんな中、舛添東京都知事の金銭問題も取り沙汰されている。
 度し難いものは度し難いけれど、どうしてこのタイミングなのかということも考えてしまう。


 昨夕外出し、月亭太遊さんと軽い打ち合わせをしてから、Variety Kyotoへ。
 太遊さん監修の『レイトショー寄席その三』にゲストとして出演し、約1年間半のネオラクゴ・セントラル、並びにネオ落語・セントラルについて太遊さんの話をあれこれと伺う。
 詳しくは、前々回の記事をご参照のほど。
 改めて、ご来場の皆様に心より感謝をいたします。


 終了後、打ち上げ代わりの夕飯を太遊さんたちととり、23時台に帰宅した。

 その後、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンを聴いたりしたあと、1時40分過ぎに寝床に就く。


 本当は8時まで寝るつもりが、昨夜緑茶を飲んだ(カフェインを摂取した)ためか、6時台には目が醒める。
 で、朝一で洗濯をすませる。
 乾き、実によろし。
 ああ、すっきりした!


 午前中、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番<DECCA>、KBS京都で『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、ネオ落語記録の準備をしたり、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の手直しをしたりする。
 妹尾さんの番組の冒頭では、この間ずっと私淑し続けてきた蜷川幸雄について妹尾さんが語っていた。


 朝から、マンション内の改修工事(ドリル作業)がかまびすしい。
 前回はまだ掲示があったものの、今回はそれもない。
 ということで、管理会社のグッドライフに電話をしたところ、予定では来週月曜からになっていると。
 どうやら業者が前倒しでやっているらしい。
 前回も同じように期日を守っていなかったと伝えると、工事の部屋を訪ねますと返事があった。
 それでも、午前中はドリドリバリバリ聞こえていたが、午後は撤退したようだ。
 グッドライフの管理能力の欠落と、業者の杜撰さに腹が立つ。
 天罰天誅はくだる!


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第38回を投稿する。


 14時過ぎに外出し、仕事関係の用件を片付け、GUEST三条店で髪を短く切(刈)ってもらう。
 ああ、すっきりした!

 それから夕飯用の買い物をすませて、15時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、團さん指揮ウィーン交響楽団他が演奏した交響曲第3番&第4番、第5番、第6番「HIROSHIMA」、ジェーン・グローヴァー指揮ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズが演奏したモーツァルトのバレエ音楽『レ・プティ・リアン』&歌劇『クレタの王イドメネオ』のバレエ音楽<ポニーキャニオン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、川本三郎の『白秋望景』<新書館>を読み進めたりする。


 途中夕飯を挟み、ラジオ大阪の漫才関係の番組で初代のWヤングと夢路いとし喜味こいしの漫才を聴く。

 その後、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、ジョン・バルビローリ指揮ベルリン・フィルが演奏したマーラーの交響曲第9番<EMI>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『白秋望景』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第38回

*犬神家の末裔 第38回

前略
野々村珠世様

 先日は拙家にお越しいただき、誠にありがとうございます。
 こちらの病気への格別のご配慮、心より感謝。
 笠目の佃煮も皆で美味しくいただきました。

 貴方、恒清君より事件の詳しい話を伺えて、改めて腑に落ちること多々ありました。
 たとえどのような相手であろうとも、許されざることは許されない。それは、言うまでもないことです。
 だからこそ、私はあえて貴方や恒清君を責めることはしません。ただただ責めることは、ただただ慰めること、ただただ許すこととコインの裏表でしかないからです。

 広島とともに、満洲での出来事は恒清君にとって辛く苦しい記憶でしょうが、こうして口にすることで少しでも彼の心の重荷がとれるのであれば、よしとすべきなのかもしれません。
 帝銀事件については、その菊池なる人物の仕業ではなさそうですが、到底平沢画伯が真犯人とも私には思えません。
 この事件も、いずれ探偵小説にできればと考えています。

 戌神家での事件のこと。
 私は、虚で虚を表し、虚で真を表す作業を重ねてきましたが、貴方がおっしゃるように、虚で真を蔽うという趣向、非常に興味深く感じます。
 むろん、貴方や恒清君、戌神家の人たちの今後を考えぬわけではありませんが、やはり現実に起こった事件をどこまで虚構に仕立て直すことができるのか、それで世の人々を欺くことができるのか。
 それは、八つ墓村の比ではありません。
 そのことに、作家としての私は心を動かされます。
 結果、それが貴方や恒清君たちを傷つけ苛むこととなるかもしれませんが、それが私の作家としての業なのです。
 探偵小説のためであれば、私は鬼ともなります。
 その点、何卒ご理解のほど。

 それでは、まだまだ暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。

昭和二十四年九月
横溝正史
草々
posted by figarok492na at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レイトショー寄席その三

☆レイトショー寄席その三

 監修・出演:月亭太遊さん
 ゲスト出演:中瀬宏之
(2016年5月12日20時半開演/Variety Kyoto)


 Variety Kyotoで開催される月亭太遊さん監修のレイトショー寄席も、昨夜で最終回を迎えた。
 で、なんとその最終回は、当方、中瀬宏之がゲストとして出演し、錦湯さんでのネオラクゴ・フロンティア、並びにネオ落語・セントラルを振り返るという趣向。
 この一年半の間、2回目を除けばほぼ皆勤、太遊さん以上に月曜夜の企画に通っている人間ということでの選択である。
 と、いうことで、出演者自身がこういった記録を投稿するのは、それこそ「勝者の歴史」もいいところだけれど、そこはいつもの慣習ということでご容赦のほど。

 まずは、多数のお客様にお越しいただきありがたいかぎり。
 そのことに感謝しつつ、定時の前からゆるゆるとおしゃべりを始めた。
 一応小屋入り前に、Variety Kyoto真向かいの柳湯さんでひと風呂浴びてさっぱりした太遊さんと簡単な打ち合わせは行ったものの、基本は即興ということで、良い意味での出たとこ勝負。
 第一回目のゲストでもあるライターの神野龍一さんに作成していただいた、この間のネオラクゴ・フロンティア、ネオ落語・セントラルの資料(当方のブログを参考)を肴に、話を進めて行く。
 はじめは、どうしてこのような企画を始めたのかといったことや、ネオラクゴの作り方、ネタおろし(降臨)の意味など、錦湯さんでの企画の大本を太遊さんに話してもらい、そこから一つ一つのネオラクゴの説明(ネオラクゴ体系というのかな、作品と作品のリンクについて。あと、太遊さんの実体験の反映であるとか。『地球溶接倶楽部』と『くぐつぐつ傀儡軒』は、より詳しい説明も)や、懐かしのエピソードなどへ。
 もちろんそこは太遊さんだけに、ここぞというところで笑いを仕掛けることも忘れない。
 こちらも刑事コロンボ(小池朝雄と石田太郎)の拙い物真似などを振ってもらったりしつつ、プロと素人の違いや、奈良のマンサルド、神戸の落語会とネオラクゴの企画の今後の展開へと話を繋げていった。
 最後は、太遊さんが愛用のポメラとともに、『友は自らを家畜と知らずに』のリーディング(!!!)を行い、レイトショー寄席を〆た。

 こうやって人前でトークをするのは、同志社大学での映画の上映会の司会以来だったが、太遊さんというトークの名手が相手、しかもお客様の暖かい反応もあって、約1時間半、無事乗り切ることができた。
 皆様、本当にありがとうございました。

 そして、毎週月曜20時のネオ落語・セントラルにぜひぜひお越しくださいませ!!
posted by figarok492na at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月12日

今夜ご都合よろしい方は、レイトショー寄席へぜひ!(早めのCLACLA)

 快晴。
 いいお天気、いい青空となる。

 気温も上昇し、再び初夏のような陽気へ。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 パナマ文書。
 大手のメディアはどうにも及び腰のように思えてならない。
 なんでもかでも大騒ぎしろとは言わないが、芸能人の不倫騒動で見せるはしゃぎっぷりの一端をここでも見せつけて欲しいものだ。
 そういえば、自分たちにも急所ということか、民進党の山尾政調会長のガソリン問題はどこかへ消えてしまったなあ。


 昨夜、川本三郎の『白秋望景』<新書館>を読み始める。

 で、24時半に寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番、團さん指揮ウィーン交響楽団他が演奏した交響曲第3番&第4番、第5番、第6番「HIROSHIMA」<DECCA>、沼尻竜典指揮東京都交響楽団が演奏した外山雄三の管弦楽のためのラプソディ&芥川也寸志の交響管弦楽のための音楽<NAXOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の手直しをしたりする。


 笹山敬輔の『昭和芸人 七人の最期』<文春文庫>を読了する。
 伊東四朗との対談も興味深かった。
 ああ、面白かった!


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第37回を投稿する。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、ヒュー・ウルフ指揮セント・ポール室内管弦楽団が演奏したレスピーギの組曲『鳥』他<TELDEC>、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団が演奏したレスピーギのバレエ音楽『風変わりな店』<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『白秋望景』を読み進めたりする。
 『白秋望景』を読んでいる関係で、youtubeに投稿された大林宣彦監督の『廃市』の冒頭部分を確かめる。
 用件は用件として、大林監督はクロノスの要素が強いなあと改めて感じた。
 まあ、自分で「時のうつろい」を歌っている人だから、当然のことかもしれないが。


 まもなく外出し、いくつか用件を片付けてからVariety Kyotoへ。
 20時半から開催される、月亭太遊さん監修の『レイトショー寄席その三』にゲストとして出演するためなり。
 ご都合よろしい方は、ぜひ!
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第37回

*犬神家の末裔 第37回

前略
野々村珠世様

 昨年来、再び東京での生活です。
 千客万来、良くも悪くも騒々しい毎日が続いております。
 最近、新青年のために八つ墓村という作品を書き始めました。これまた岡山を舞台にした作品です。
 恒清君、出所されたとのこと。お身体の具合は、如何でしょうか。大禍なければ何よりですが。
 これからが、貴方と恒清君にとって本当の正念場となるでしょう。
 後ろ指を差す者、陰口を叩く者、少なくないでしょう。
 それもこれも、生きていればこそです。
 生ある限り、恒清君と手を携えて、耐え難き日々を歩み続けてください。
 また一度ゆっくりお話できれば。
 寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。

昭和二十四年二月
横溝正史
草々
posted by figarok492na at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月11日

書き進め、読み進めた一日(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気から青空へ。
 明日以降は晴れになりそうだ。

 気温はあまり上昇せず、ちょっとだけ肌寒さを感じる。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 午前中、気圧と湿度のWパンチにやられる。
 両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 アメリカのオバマ大統領が広島市への訪問を決定した。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、24時40分過ぎに寝床に就き、7時半に起きる。


 午前中、NHKのラジオ番組や、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番、團さん指揮ウィーン交響楽団が演奏した交響曲第3番&第4番<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の手直しをし、書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第36回を投稿する。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、團さん指揮による交響曲第5番、第6番「HIROSHIMA」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、遠田潤子の『蓮の数式』<中央公論新社>や笹山敬輔の『昭和芸人 七人の最期』<文春文庫>を読み進めたりする。
 『昭和芸人 七人の最期』は面白いが、「お勉強」の結果という感じがしないでもない。


 16時台に外出して、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏したシェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ4重奏曲第1番<EMI>、ドーマスが演奏した同じ曲<Virgin>を聴いたりしながら、『蓮の数式』や『昭和芸人 七人の最期』を読み進めたりする。


 夕飯後、内田光子が弾いたシューベルトのピアノ・ソナタ第15番「レリーク」&第18番<PHILIPS>、アルフレッド・ブレンデルが弾いた同じくシューベルトのピアノ・ソナタ第20番他<同>、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーとアレクセイ・リュビモフが弾いた同じくシューベルトのハンガリー風ディヴェルティスマン<TELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 『蓮の数式』を読了する。
 あまり好みの作風ではないが、展開が気になってついつい読み進めてしまった。

 『昭和芸人 七人の最期』を読み進める。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日の20時半からは、Variety Kyotoで月亭太遊さん監修の『レイトショー寄席その三』に出演の予定。
 ご都合よろしい方は、ぜひ!!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第36回

*犬神家の末裔 第36回

前略
野々村珠世様

 戌神家の事件、月子さんの自死、恒清君逮捕の報に驚愕していた折も折、貴方よりのお手紙届きました。
 もし貴方が書かれたことが全て事実であるとするならば、私の推理は大凡当たっていたこととなります。
 貴方は深くお悩みになっておられることでしょう。
 確かに、罪は罪。罰せられるべきは罰せられるのが当然のことです。
 さりながら、現行の法律のみが正義を体現したものと言い切ることができるでしょうか。誤った法律によって、数知れぬ人々が国賊非国民の汚名を着せられ、獄中において命を奪われたのは、つい数年前までのことではないですか。戸坂潤、三木清、皆しかりです。
 そして、法律によって裁かれ、刑に服することのみが、果たして本当に罪を償うこととなるのでしょうか。
 貴方の懊悩は想像に難くありません。
 けれど、自らの生命を差し出した月子さん、全てを引き受けた恒清君の意志もまた尊ばれてしかるべきだと私は考えます。
 恒清君はもちろんのこと、貴方への風当たりは今後ますます強いものとなりましょうが、どうか早まることなく。

昭和二十二年十一月
横溝正史
草々
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2016年05月10日

もう梅雨入りなのか…(CLACLA日記)

 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。
 もう梅雨入りなのか…。

 気温はあまり上昇せず。
 じめじめとして快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチに耳の不調。
 やれやれ。


 パナマ文書がどうこうと報じられているが、あれあれ外国の政治家や企業の名前は報道されているのに、どうしたことか日本の具体的な企業名については触れられていない。
 おまけに、政治家の名前はなかったとも。
 なんともかとも。
 そういえば、甘利明の問題はどうなったのか?
(ただ、どうしてこのタイミングなのか、ということは考えておかなければいけないが)


 北朝鮮では金正恩が党委員長に就任し、フィリピンでは過激発言のロドリゴ・ドゥテルテ候補が当選を確実にしたという。
 いずこも同じ春の夕暮れ。


 目くらましの八百長猿芝居には騙されたくない。
 あと、北朝鮮やフィリピンのことを笑ってもいられまい。


 昨夜外出し、錦湯さんへ。
 30回目となるネオ落語・セントラルを愉しんだ。
 詳しくは、前々回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、交流会に参加し、寺町のサイゼリアで遅めの夕飯をすませ、1時台に帰宅する。

 で、2時半頃寝床に就き、7時40分に起きる。
 本当は8時まで眠っておくつもりが、目が醒めてしまった。
 朝型生活に完全に移行しているということだ。


 ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番、團さん指揮ウィーン交響楽団が演奏した交響曲第3番&第4番<DECCA>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第35回を投稿する。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』を途中まで聴いたり、團さん指揮による交響曲第5番、第6番「HIROSHIMA」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 辻原登の『Yの木』<文藝春秋>を読了する。
 かつての芥川賞候補作家大瀬東二に影響を受けた表題作をはじめ、巧みな筆運びが印象的な短篇集。
 このように書きたいが、自分にはどうにも書くことができないということを強く思い知らされる。
 その意味でも読んでおいて本当に正解だった。


 16時台に外出し、大垣書店四条店で笹山敬輔の『昭和芸人 七人の最期』<文春文庫>を購入し、ついでに吉川弘文館のPR誌『本郷』の5月号(No.123)を入手する。
 その後、京都芸術センターで用件を片付け、夕飯用の買い物をすませて、18時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<SONY/BMG>を聴いたりしながら、『本郷』の拾い読みをしたり、雑件を片付けたりする。


 夕飯後、仕事関係の予定をすませる。


 その後、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーンが演奏した『フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン』<ドイツ・グラモフォン>、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスの舞台音楽からの管弦楽曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、遠田潤子の『蓮の数式』<中央公論新社>や『昭和芸人 七人の最期』を読み始めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第35回

*犬神家の末裔 第35回

拝復
野々村珠世様

 国破れて山河あり、という言葉を改めて想う今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか。
 お便り、心より感謝をいたします。
 八月十五日のあの終戦の詔勅を聴いた瞬間、私は、長年の間私たちの頭上に覆い被さっていた黒々とした暗雲が一掃されるような、澄み切って晴々しい気持ちとなりました。
 馬鹿で愚かな連中が馬鹿で愚かな行為を繰り返す、それがまた正しいこととされる、そんな狂った時代が遂に終わった。
 これで思うがままに、心置きなく探偵小説を書くことができる。
 もはや仕事を奪われることはない。
 私は心の高鳴りを抑えることができないでいます。

 さりながら一方で、私は沸々と沸き上がる怒りに囚われてもいます。
 やれ八紘一宇だ、それ聖戦だ。
 そのような美辞麗句に踊らされて、どれほど多くの人々の血が、若者たちの血が流され続けてきたか。
 命奪われずとも、どれほど多くの人々が塗炭の苦しみを味あわされ続けてきたか。
 終戦の翌日、私を頼ってこの岡山の一寒村に辿り着いた恒清君を目の当たりにし、私は言い様のない哀しみと激しい怒りを覚えました。
 八月六日、恒清君は新型爆弾の熱線によってその身体を蝕まれたのです。
 あの日、あの朝、一瞬の鮮光ののち、気がつけば恒清君は偶さか訪れていた工場の事務所から吹き飛ばされていた。一面の焼け野原、身体中火傷を負って赤裸となった人々、数知れぬ黒焦げの亡骸、まさしく阿鼻叫喚、地獄絵図だったと恒清君は洩らしました。
 それまで張り続けていた心が、身体が緩んだのか、恒清君は二昼夜昏々と眠り続けましたが、その合間も言葉にならぬ叫び声を上げ続けていました。
 彼が見た惨状を思うだに、私は我が身が震えてなりません。

 私はあのときの貴方の姿、月子さんや京大の専門の先生と一緒にやって来られた貴方の姿を忘れることもできません。
 恒清君の枕元で一心に、静かに看病を続ける貴方の姿には、神々しさを感じたほどです。
 月子さんは私に、貴方への感謝の言葉を口にされるとともに、恒兵衛翁の意に反してでも二人を添わせておくべきだったと嘆いておられました。
 月子さんの流す涙に、私は同情を禁じ得ません。

 金輪際戦争などやってはならない。
 そして、私たち作家と呼ばれる者たちこそ、御先棒を担ぐような真似をしてはならないと私は強く感じています。
 虚構の中で殺人が繰り広げられることが許されるのは、殺人に関する謎解きを遊戯として愉しむことが許されるのは、平和な時代なればこそです。
 私はそのためにも、私なりの探偵小説を書き続けます。

 神風を祈る心よ仇なれや たのまず我は爪で耕す

 恒清君の快復を切に祈りつつ。
 貴方も御心確かに。

昭和二十年十月
横溝正史
敬具
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ネオ落語・セントラル 第30回

☆ネオ落語・セントラル 第30回

 出演:桂三幸さん、桂ぽんぽ娘さん、月亭太遊さん
 大喜利出演:月亭遊真さん
(2016年5月9日20時開演/錦湯)


 世はゴールデンウィーク明け。
 おまけにあいにくの雨降りと、なかなか厳しいコンディションとなった昨夜だったが、ついに30回目となったネオ落語・セントラルは好調な入り。
 はじめは男性率が高かったものの、開演前後に女性のお客さんがばっとやって来て、バランスがよくなった。
 ご新規さん、リピーターさん、常連さんと、こちらのバランスもよくて何より。

 今回の目玉は、錦湯さん初登場となる桂ぽんぽ娘さん。
 近頃メディアへの露出も増えてきたぽんぽ娘さんといえば、なんと言っても「ピンク落語」で攻める芸風の持ち主だが、桂三幸さん、月亭太遊さん、月亭遊真さんとのスタートのトークでも、初っ端から飛ばす。
 もちろんそこはプロの芸人さんゆえ、お客さんの反応を窺いつつではあるけれど。

 で、遊真さんが急遽漫談をすることとなり、高座に上がって入門がらみなどのエピソードをひとくさり。
 遊真さんの新しいネタも愉しみだ。

 続けて、三幸さんが登場。
 そそっかしい事務所の人や三幸さん自身の路駐のエピソードで笑わせてから、本題(題不明)へ。
 余命いくばくもない重病であると勘違いした自動車会社の社長は、入院中の自分に優しくした者に多額の遺産を渡すと遺言書に認めたところ…。
 といった展開。
 次々と現われる息子たちとの会話に、細かいくすぐりが仕込まれている。
 それぞれのキャラクターもわかりやすく、面白かった。
 ところで、三幸さんのネオはめ物はまだか?

 そして、ぽんぽ娘さんが登場。
 下はやらないと言いつつ、そこはお約束。
 直球勝負でエロス(エロより、エロスという感じ)を放り込む。
 ねっとりした初代三亀松流のいやらしさとは異なって、ある意味実に清々しい。
 本題はぽんぽ娘さんの新作で、女性どうしの掛け合い、笑いの中に本音というか、真情も垣間見えていたのではないか。
 ろくでなし子ならぬ、呼んでぽんぽ娘さん。
 次回の出演が待ち遠しい。

 トリは、太遊さんのネタおろし(降臨)『ムーンパレス』。
 日々の労働に倦み疲れ、死にたい死にたいを繰り返すお麩工場の社員。
 そんなんあかんと諭す友人とともにクラブに繰り出す道すがら、二人が見つけたのは「サンパレス」ならぬ「ムーンパレス」だった…。
 風営法なども絡めつつ、ホラー色の強いところに、山田かまちや寺山修司といったくすぐりも織り込んで笑いの多い作品に仕上げていた。
 サゲも見事に決まる。

 最後は、定番の大喜利。
 昨夜は、遊真さん仕切り、作家の桜井さん(昨夜はネオ落語・セントラルのお手伝い)考案のお題に、三幸さん、ぽんぽ娘さん、太遊さんが挑む。
 当然ここでも攻めるぽんぽ娘さん、負けじと応じる太遊さん、そんな中、我関せじとコンスタントに答える三幸さん、三者三様の解答が続いていた。

 あと、ラストのトークで、落語家の落語を聴けばその人の恋愛具合がわかると言って、男性陣三人の違いを語っていたのも興味深かった。
 それって、お芝居の演技や作家の文章にも繋がっているような気がするので。

 と、昨夜も盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
 毎週月曜の夜は、皆さん錦湯さんへぜひ!
 ああ、面白かった!!

 そうそう、今週木曜(12日)の20時半からはVariety Kyotoで太遊さん監修による「レイトショー寄席その三」もされています。
 太遊さんとともに、中瀬もネオラクゴ・フロンティア、並びにネオ落語・セントラルの約1年半について語る予定ですので、常連さんもそれってなあにという方も、ぜひぜひお越しください。
 もちろん、太遊さんの落語も聴けますよ!
 予約の方は中瀬までご一報を。
posted by figarok492na at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月09日

ゴールデンウィーク明けは雨の一日(早めのCLACLA)

 世はゴールデンウィーク明け。


 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。

 気温はあまり上昇せず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 そして、両耳の不調。
 やれやれ。


 夏の参議院選挙に向けて、憲法学者の小林節が政治団体を設立し自らも立候補する旨明らかにした。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、24時半頃寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番、團さん指揮ウィーン交響楽団他が演奏した交響曲第3番&第4番、第5番、第6番「HIROSHIMA」<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第34回を投稿する。
 久しぶりの投稿で、横溝正史の手紙はあと数回で終わる予定。
 そして、ラストの部分になると思う。


 午後、湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団&アイルランド国立交響楽団が演奏した山田耕筰の管弦楽曲集<NAXOS>、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したシューマンの交響曲第2番&序曲集<RCA>とベートーヴェンの交響曲第5番&第1番<同>、第4番&第7番<同>、ダニエル・ハーディング指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏した同じくベートーヴェンの序曲『コリオラン』、『エグモント』序曲、『プロメテウスの創造物』序曲、『アテネの廃墟』序曲、『フィデリオ』序曲<Virgin>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 高橋敏の『小栗上野介忠順と幕末維新』<岩波書店>を読了する。
 彼が遺した日記などを通して、小栗上野介の再評価を促す一冊。

 続けて、辻原登の『Yの木』<文藝春秋>を読み始める。


 まもなく外出して、いくつか用件を片付けたのち錦湯さんへ。
 30回目となるネオ落語・セントラルなり。
 今夜は桂ぽんぽ娘さんが初登場の予定で、そちらも愉しみだ。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第34回

*犬神家の末裔 第34回

拝復
野々村珠世様

 春の盛りとはいえ、未だ暁を覚えぬ今日この頃、如何お過ごしでしょうか。
 那須に戻られたとのこと。
 こちらは、疎開以来の雑然とする毎日がようやく落ち着きました。
 相も変らぬ捕物帳。あとはただただ読書。晴耕雨読ならぬ、晴読雨読にあけくれております。
 恒清君より葉書届きました。
 御出征とのこと。
 今は武運長久をと記すのみです。
 また皆でお会いできるときを心待ちにしております。
 それでは、くれぐれもくれぐれもご自愛くださいませ。

昭和二十年五月
横溝正史
敬具
posted by figarok492na at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月08日

母の日(CLACLA日記)

 世はGWの最終日。
 そして、母の日。
 昨夜、実家に電話をかけ母と少し話をした。
 耳の調子が悪くてあまり長く話ができなかったのは残念だったが、感謝の気持ちを伝えることができたのはよかった。


 快晴。
 いいお天気、いい青空の一日。
 GWの最終日と母の日に相応しいお天気だった。
 明日はまた雨らしいが。

 気温はそこそこ上昇する。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 そろそろもう一度病院に行かないとならぬような。
 やれやれ。


 作曲家の冨田勲が亡くなった。84歳。
 そういえば、昨夜の『クラシックの迷宮』で冨田さんが作曲した大河ドラマ『勝海舟』のテーマを放送していたんだった。
 深く、深く黙祷。


 北朝鮮の金正恩が何やら動きを見せているようだ。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、KBS京都でオードリーのオールナイトニッポンを聴いたりしてから、1時20分過ぎに寝床に就く。
 で、8時に起きる。


 午前中、NHKラジオ第1の『音楽の泉』やNHK・FMの『名演奏ライブラリー』、團伊玖磨指揮ウィーン交響楽団が演奏した團さんの交響曲第3番&第4番<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『音楽の泉』では、ワルター・ギーゼキングが弾いたドビュッシーの前奏曲集第1巻などが放送されていた。
 一方、『名演奏ライブラリー』は内田光子の特集で、モーツァルトのピアノ・ソナタ第17番やピアノ協奏曲第21番(ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団との演奏)、シューベルトのピアノ・ソナタ第20番などが放送されていた。


 午後、NHK・FMの『トーキング・ウィズ松尾堂』(山藤章二と毒蝮三太夫がゲスト)や『きらクラ!』(メゾソプラノの林美智子がゲスト)、團さん指揮による交響曲第5番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、高橋敏の『小栗上野介忠順と幕末維新』<岩波書店>を読み進めたりする。


 17時過ぎに外出して、京都芸術センターなどで用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませて18時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、團さん指揮による交響曲第6番「HIROSHIMA」を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』を聴く。
 チョン・ミュンフン指揮東京フィルが演奏したマーラーの交響曲第5番の第3楽章以降と、尾高忠明指揮東京フィルが演奏したレハールのワルツ『金と銀』のライヴ録音が放送されていた。

 続けて、『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
 フルートの山内美慧の出演。

 さらに、大友直人指揮日本フィルが演奏したニーノ・ロータの交響曲第1番〜第3番<キング>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『小栗上野介忠順と幕末維新』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 頑張らなくちゃ!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年05月07日

身体のメンテナンスで、すっきりした!(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 少し青空は見えつつも。

 気温はあまり上昇せず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 そして、両耳の不調。
 やれやれ。


 昨夜、1時過ぎに寝床に就き、8時に起きる。

 ABCラジオの『サクサク土曜日』なる番組を聴き始めたが、土曜の朝に相応しくない低劣で胸糞の悪い程度の低いコントのいか物をやっていたのでNHKのラジオ第1に移動。
 が、こちらは魯迅の『故郷』と『小さな出来事』をNHKのアナウンサーが朗読していたのだけれど、ちょっとウェットに過ぎてしっくりこない。
 読みの上手い下手ではなくて、読みと作品が全くついていないのだ。
 比べるのは失礼を承知で記せば、魯迅の作品は例えば今は亡き草野大悟らの朗読で聴きたい。

 その後、團伊玖磨指揮ウィーン交響楽団が演奏した團さんの交響曲第3番&第4番<DECCA>、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書き分の手直しをし、PCに打ち込んだりする。


 午後、團さん指揮による交響曲第5番、第6番「HIROSHIMA」、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團さんの交響曲第1番&第2番、湯浅卓雄指揮アルスター管弦楽団が演奏した矢代秋雄の交響曲<NAXOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、山下洋輔の『ドファララ門』<晶文社>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、仕事関係の用件を片付ける。

 移動中、ネオ落語・セントラルの常連さんにばったり。
 ここのところ会えてなかったので、嬉しかった。
 お仕事、頑張って!

 で、百万遍方面へ。
 身体のメンテナンスをしてもらう。
 ああ、すっきりした!!


 夕飯用の買い物をすませて、20時20分頃帰宅する。


 帰宅後、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
 元N響首席チェロ奏者徳永兼一郎の没後20年を記念した番組で、弟で元N響ソロコンサートマスター徳永二男と演奏したオトマール・スウィトナー指揮によるブラームスのヴァイオリンとチェロのための2重協奏曲を聴くことができた。
 徳永さんが亡くなって、もう20年が経つのか。

 続けて、『クラシックの迷宮』を聴く。
 今週は、船の音楽の特集。

 さらに、湯浅卓雄指揮アイルランド国立交響楽団が演奏した別宮貞雄の交響曲第1番&第2番<NAXOS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『ドファララ門』を読了する。
 感動的ですらあるラストを迎えた。
 まさしく山下洋輔の演奏を聴いているようだ。
 ああ、面白かった!


 今日は、ヤマザキのミニクリームドーナツを食す。
 近くのドラックランドひかりで、税込み69円だったもの。
 久しぶりの甘いもの。
 カスタードクリーム入りの小ぶりなドーナツ3個で、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 トランプだけに、ジョーカーだ。
 なんて笑点みたいに笑っちゃいられないな、全く。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年05月06日

團伊玖磨、黛敏郎、芥川也寸志の音楽を聴く(CLACLA日記)

 世には未だGW中の人もあれば、三連休中の人もあり。
 もちろん、そのいずれでもない人もあり。


 どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 気温はいくぶん下がったか。


 気圧と湿度のWパンチ。
 そして、両耳の不調。
 やれやれ。


 トランプに金正恩、安倍晋三…。
 あそこもここも、どうにもうんざりする顔触ればかりだ。


 昨夜、久しぶりにKBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンを聴いたりしたのち、1時半少し前に寝床に就き、7時半に起きる。


 午前中、團伊玖磨指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第3番&第4番、第5番<DECCA>、KBS京都で『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。


 正午過ぎ、團伊玖磨指揮ウィーン交響楽団他が演奏した團伊玖磨の交響曲第6番「HIROSHIMA」や、『妹尾和夫のパラダイスkyoto』、NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』を聴く。
 『オペラ・ファンタスティカ』は、昨年のルツェルン音楽祭におけるヴェルディの歌劇『ファルスタッフ』のコンサート形式の上演のライヴ録音(2015年8月26日、ルツェルン文化会議センター・コンサートホール/ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団他)が番組のメイン。
 歌唱陣、オーケストラともに精度の高い演奏で、聴き応えがあった。
 さらに、余った時間でノット指揮バンベルク交響楽団が演奏したマーラーの交響曲第5番のCD録音も放送されていた。


 仕事関係の作業を進めたり、山下洋輔の『ドファララ門』<晶文社>を読み進めたりする。
 『ドファララ門』は、山下洋輔の母方の家系について遡りつつ、自身の生い立ちなどを即興的に綴っていくスタイルの一冊。
 面白し面白し。


 17時台に外出し、夕飯用の買い物をすませたり、雑件を片付けたりする。


 帰宅後、山田一雄指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲第1番&第2番を聴いたりしながら、雑件を片付ける。
 明日の夜に、身体のメンテナンスをお願いした。


 夕飯後、仕事関係の予定をすませる。


 終了後、湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団が演奏した黛敏郎の管弦楽曲集<NAXOS>と芥川也寸志の管弦楽曲集<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『ドファララ門』を読み進めたりする。
 團伊玖磨、黛敏郎、芥川也寸志と「三人の会」の作品を聴いた一日。
 よくよく考えたら、この三人の管弦楽曲を生で聴く機会って最近ではあんまりないんだよなあ。
 芥川さんのトリプティークなんかは弦楽アンサンブルが結構取り上げてるみたいだけど。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2016年05月05日

こどもの日 図書館に行ったり、コント・ライヴを愉しんだりした(CLACLA日記)

 こどもの日。
 世はGW。
 もしくは、三連休の最終日。


 快晴。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇する。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の調子、芳しからず。
 やれやれ。


 アメリカ大統領選。
 共和党はトランプ氏が指名獲得を確実とした。
 『猿の惑星』の原作は、実は日本を皮肉ったものらしかったが、お互い様と呼ぶほかない。
 こちらもあちらも…。


 昨夜外出し、いくつか用件を片付けてからVariety Kyotoへ。
 月亭太遊さん監修の『レイトショー寄席その一』を愉しむ。
 終盤、少し話にも加わった。
 詳しくは、前々回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。

 終了後、夕飯をすませて23時過ぎに帰宅する。


 2時に寝床に就き、7時半頃起きる。
 8時まで眠るつもりが、7時半には目が醒めてしまった。


 エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第1番、第3番、第5番、第6番、第8番〜第10番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ネオ落語記録を投稿したりする。


 松波太郎の『ホモサピエンスの瞬間』<文藝春秋>を読了する。
 アクチュアリティを強く感じさせる作品だった。


 11時過ぎに外出して、下京図書館へ。
 『ホモサピエンスの瞬間』、『名盤大全 交響曲・管弦楽曲篇下』<音楽之友社>、野坂昭如の『絶筆』<新潮社>、関幸彦の『恋する武士 闘う貴族』<山川出版社>、木村二郎の『残酷なチョコレート』<東京創元社>、窪美澄の『水やりはいつも深夜だけど』<角川書店>、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲全集<ドイツ・グラモフォン>を返却し、予約しておいた山下洋輔の『ドファララ門』<晶文社>、高橋敏の『小栗上野介忠順と幕末維新』<岩波書店>、辻原登の『Yの木』<文藝春秋>、遠田潤子の『蓮の数式』<中央公論新社>、川本三郎の『白秋望景』<新書館>、山田一雄&團伊玖磨指揮ウィーン交響楽団が演奏した團伊玖磨の交響曲全集<DECCA>を新たに借りる。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』(短縮版)や、山田一雄指揮による團伊玖磨の交響曲第1番&第2番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、『ドファララ門』を読み始めたりする。


 16時過ぎに外出し、仕事関係の用件を片付けてから、Variety Kyotoへ。
 THE JOKE AND MO’sを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 夕飯用の買い物をすませ、18時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、團伊玖磨指揮による團伊玖磨の交響曲第3番&第4番を聴いたりしながら、観劇記録を投稿したり、雑件を片付けたりする。


 夕飯後、團伊玖磨指揮他による團伊玖磨の交響曲第5番と第6番「HIROSHIMA」、さらに山田一雄指揮による第1番&第2番を聴く。
 これで、團さんの交響曲を全曲聴き終えたことになるが、番号を重ねるごとに手法は洗練されていくというか、漸進を続けていくのだが、基本は大陸的な広がりや力強さと日本的な抒情性とが混じり合った耳になじみやすい音楽だと思う。
 それにしても、日本のオーケストラではなくウィーン交響楽団によってこうして全集が録音されたことに、時代(バブル真っ盛り)を感じてしまった。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『ドファララ門』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 馬鹿につける薬はない。
 そして、馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿者だ。
 一番の馬鹿者にはなりたくない。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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THE JOKE AND MO's

☆THE JOKE AND MO’s

 出演:筒井加寿子、堀江洋一、黒川猛
(2016年5月5日17時開演の回/Variety Kyoto)


 二日続けて、Variety Kyotoへ。
 かつてベトナムからの笑い声で鳴らし、今はTHE GO AND MO’sで笑いへのあくなき挑戦を続ける黒川猛に加え、同じくベトナムからの笑い声で活躍し、GOMO’sの喜劇王でもある堀江洋一、さらには昔衛星で研鑚を積んだ筒井加寿子が、コント・ライヴを開催するというのだから、これはもうマスト!
 その名もTHE JOKE AND MO’sで、おなじみの忌野清志郎の歌に迎えられた。

 で、ほぼ満席となったところで、スタートする。
 まずは、『題名だけの発表会』だ。
 『吾輩は猫である』(余談だけど、今朝日新聞の朝刊に連載されていて欠かさず読んでいるが、やっぱり面白い)や『ノルウェイの森』と、読んだことのない作品の題名を頼りに黒川さんが書きつづった文章を朗読していくというもの。
 じわじわ効いてくる内容で、黒川さんの散文能力の高さがよく表われている。
 そうそう、堀江さんがただただフリップ(画用紙)に書かれた題名を読んでいるのもちょっとおかしい。

 続けては、『物凄い人』。
 黒川さんが読む紙芝居『マッチ売りの少女』の途中に「○○な人」と書かれたフリップが挿入されていて、それに堀江さんが当意即妙に応じるという内容。
 堀江さんのきれきれっぷりには、笑うほかない。

 最後は、『仮面夫婦』。
 あれは本人当てゲームとでも呼ぶのかな、人の名前が書かれた画用紙のついた輪っかを自分には見えないように頭にはめて、それぞれ質問などしながら名前を当てていくというゲームは。
 あのゲームの要領で繰り広げられたのが、このコント。
 男女一人ずつ、お客さんからいただいた名前を「仮面」に書いて、仮面夫婦という体でやり取りを重ねていきながら、離婚届へ印鑑を押すまでに自分の名前を見つけるという内容だ。
 しかも外れてしまったほうは、書かれた名前の人の物真似をしなければならないというのだから、これは屈辱の罰ゲームでもある。
 まずは、筒井堀江夫妻から。
 広瀬すずと吉岡秀隆というお題はやはり難しかったようで、ある種苦悶のうちに罰ゲームへ。
 続く、筒井黒川夫妻は、途中でお題のドナルド・トランプをわかった黒川さんがここぞとばかり飛ばしに飛ばす。
 大竹しのぶの筒井さんは、黒川さんがヒントとして出した「愛し合ってるかい」を物真似た。
 オーラスは、堀江(妻)黒川夫妻で、北川景子と門川市長の対決。
 途中黒川さんがKDとイニシャルっぽいことを口にしたときは、「おお」の声がお客さんから上がったものの二人ともあえなく敗北し、ぎりぎりの物真似をやらざるをえなくなった。

 と、大いに笑った1時間弱でした。
 黒川さん、堀江さんは言うまでもないことだけれど、やってるやってる感が前に出ない、良い意味で「退き」を知っている筒井さんも二人に伍していい感じだった。
(そういえば、コントの中で女性が必要以上にやってるやってる感を出してしまうと観る側が辛くなってしまうことがある、ということは、ベトナムからの笑い声にいた山方由美さんと、ドリフのコントにおける森光子を引き合いに出しながら話をしたことがあったっけ)
 THE GO AND MO’sとともに、THE JOKE AND MO’sもぜひいずれまた!
 ああ、面白かった!!
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レイトショー寄席その一

☆レイトショー寄席その一

 出演:月亭太遊さん
 ゲスト:神野龍一さん
(2016年5月4日20時半開演/Variety Kyoto)


 三条京阪駅前のブックオフから東に進み、一筋目の道を北に少し、中華料理店が入った総合ビルの2階の一室に、この度期間限定で設けられたのが、その名もVariety Kyotoなるイベントスペース。
 かつて京都大学の学生劇団愉快犯の主犯として活躍した玉木青君が仕掛人という、このVariety Kyotoで4日、6日、12日のつごう三日間、おなじみ月亭太遊さん監修による『レイトショー寄席』(毎回20時半スタート)が開催されるというので、迷わず足を運んだ。
 ちなみにVariety Kyotoはデザイン事務所風というか、居住空間ではないものの、ほぼワンルームマンションの如きこじゃれた印象の部屋だった。

 などと、まるでただのお客さんのように記してきたが、皆さん、こういう客観性を装ったステマに騙されたらあきませんで。
 っていうのは、昨夜の話にもどこかで繋がる物言いかな。
 実は12日の回は、この文章を書いている当人、中瀬宏之がゲストとして出演することに決まっているのだ。
 ということで、関係者が感想を語っているということを重々ご承知の上、以下お読みいただければ。
(「ニュートラルとは現にかく在る状態ではなく、結果としてどちらかに偏らざるをえない人間が、自らの判断について深く考察しようとする強い意志をこそ呼ぶべきではないか」
という昔書いた文章をあえて引用しておきます。世の中、ニュートラルじゃない人が多いぜ)

 さて、レイトショー寄席の一回目となる昨日は、太遊さんがネオ落語・セントラルの常連さんでもある神野龍一さんとともに、京都に落語シーンは作れるか?(この場合のシーンは、情景ではなく状況)をテーマに語っていった。
 なお、神野さんは関西ラップ界のオノマトペ大臣と『カンサイソーカル』を刊行するなどライターとして活動される一方、自ら天満天神繁昌亭で実演を学んでもいるように落語に深く慣れ親しんでいる方でもある。
 当然寄席と名乗るだけあって、途中古典の『拾得』、最後に『ドナドナ』と太遊さんが2席落語を演じたが、これはいわゆるレクチャーコンサートの実演の部分と解釈していただければ。
 肝はやっぱり太遊さんと神野さんのおしゃべり。
 で、今人気の『昭和元禄落語心中』や立川吉笑さん(談笑さんのお弟子さん。もともと京都の出身で、ヨーロッパ企画とも関係が深い。今日も元・立誠小学校で落語を演じるはずだ)の『現在落語論』や、太遊さんの東京での実感などを交えながら、最近の落語ブームであるとか、東京と関西(上方)の落語界の違いに触れた上で、京都で落語シーンを作っていく意味へと話は進んでいった。
 と、こう書くとしんねりむっつり小難しい話とちゃうんかと訝る方もおられるかもしれないけれど、そこは無問題。
 昔の上岡龍太郎さんの『EXテレビ』を思い出すような、笑いの仕掛けもそこここにある、錦湯さんでの落語会とは一味もふた味も違った面白い展開となっていた。
 終盤、話が京都の落語シーンの実例としてネオラクゴ・フロンティア、並びにネオ落語・セントラルへ向かったところで、当方も登場。
 思わず、小学生時代の「入門」トラウマの話までしてしまった。

 6日は実践編、弟弟子の月亭遊真さんと落語会形式で。
 そして、12日は中瀬も出演して、錦湯さんでの1年半を振り返ってみるという趣向。
 中瀬の下手な物真似が聴けるかも(あっ、これはいらないか)。

 ネオ落語・セントラルに来られたことがある方も、そうでない方もぜひぜひお越しくださいませ!
posted by figarok492na at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

みどりの日 『犬神家の末裔』の休載を決めた(早めのCLACLA)

 世はゴールデンウィーク中。
 みどりの日。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は少し下がったか。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 昨夜、1時過ぎに寝床に就き、8時に起きる。

 午前中、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、カール・ベーム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団他が演奏した同じくモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』の第1幕〜第3幕半ば<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の手直しをしたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第33回を投稿する。
 ここから大切な部分ということもあり、明日から日曜日までは休載することにした。
(もしかしたら、途中までで投稿はしないかもしれない)


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』(短縮版)、NHK・FMの『まるっと ラ・フォル・ジュルネ2016』でロベルト・トレヴィーノ指揮シンフィニア・ヴァルソヴィアが演奏したベートーヴェンの交響曲第6番「田園」のライヴ録音、ベーム指揮による『フィガロの結婚』の残りの部分、『まるっと ラ・フォル・ジュルネ2016』でピエール・ローラン・エマールが弾いたメシアンの鳥のカタログからのライヴ録音、ヴァイオリンのオリヴィエ・シャルリエとピアノのアンヌ・ケフェレックが演奏したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」&ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番の実況中継、伊藤恵が弾いたシューマンの『蝶々』のライヴ録音を聴く。
 『まるっと…』には、カンマーアカデミー・ポツダムのユキ・カサイ(笠井友紀)も出演していた。


 仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』について考えたりする。


 窪美澄の『水やりはいつも深夜だけど』<角川書店>を読了する。
 家族など、人間関係に小さからぬ傷を抱えた人たちがあることを契機として解き放たれていく姿を巧みに描いた連作集。
 ああ、面白かった!

 続けて、松波太郎の『ホモサピエンスの瞬間』<文藝春秋>を読み始める。


 まもなく外出して、いくつか用件を片付けたのちVariety Kyotoへ。
 月亭太遊さん監修による『レイトショー寄席』を愉しむ予定なり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第33回

*犬神家の末裔 第33回

拝復
野々村珠世様

 目出度さもちう位也おらが春

 新春は迎えど未だ春なお遠き冬の日々、寒さ厳しき折、そちらはなおのこと厳しかろうと上諏訪での生活を思い起こす今日この頃ですが、お元気でお過ごしですか。
 こちらは過日夜暗闇の中を歩いていて、雪解けの泥濘に足を盗られて散々な目にあいました。
 大いなる災難ですが、自業自得の極みでもあります。
 お手紙、心より感謝。転宅等々、諸事繁忙につきお返事年を跨いでしまったこと、平に御容赦ください。
 お手紙によると、信濃毎日の小品を切り抜いて何度か読み返されているとのこと。
 恐縮。勢いに任せて筆を進めたものゆえ、汗顔の到りです。
 感想、なるほどと首肯しております。岸田國士氏の戯曲を想い出したとは、貴方の目、なかなか侮れませんね。
 それにしても、あの小品も彼是一年も前のもので、時の流れの速さを痛感します。
 恒清君より葉書届きました。
 元気そうで何より。満洲はなお寒かろうですが。
 こちらも無理は避けて、執筆に努めます。
 春からは東京と。こちらでの生活が実り多きものとなりますように。
 それでは、時節柄くれぐれもご自愛くださいませ。

昭和十五年一月
横溝正史
敬具

追伸
 恒兵衛翁はさぞ寂しがっておられることでしょう。
posted by figarok492na at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

憲法記念日(CLACLA日記)

 憲法記念日。
 いろいろと考えることあり。

 朝日新聞朝刊掲載の、憲法学者で東京大学教授の石川健治による寄稿に得心がいった。


 世は再びGWの連休へ。


 晴天からどんよりとしたお天気。
 そして、雨降り。

 昨日ほどではないが、気温も上昇する。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチ。
 加えて、両耳の不調。
 やれやれ。


 昨夕18時過ぎに外出して、錦湯さんへ。
 自転車置き場でやっていた「なみまにさんかく」さんの出店を冷やかしたり、寺町まで出て用件を片付けたりする。

 で、早めに来られた常連さんなどと話をしているうちに20時となり、29回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、交流会に参加し、買い物などをすませ24時台に帰宅する。

 その後雑件を片付けたりしたのち、2時近くに寝床に就く。


 休日対応ということで、8時まで眠る。
 つもりが、昨夜カフェインをけっこう摂取したのが災いして、5時台には目が醒め、6時台には起きる。
 おじいちゃん。

 で、シャワーを浴びて朝食をすませたのち、作業を開始する。

 パルナッシ・ムジチが演奏したドメニコ・ガッロの12のトリオ・ソナタ<CPO>、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロンドン・シンフォニエッタ他が演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『プルチネッラ』<SONY>、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮ロイヤル・フィルが演奏したショスタコーヴィチの交響曲第6番、第9番&第15番<ともにDECCA>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書き分を手直しし、第32回として投稿したりする。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』(14時前までの短縮バージョン)、オリヴァー・ナッセン指揮クリーヴランド管弦楽団他が演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『妖精の口づけ』他<ドイツ・グラモフォン>、ロジャー・ノリントン指揮チューリッヒ室内管弦楽団が演奏した同じくストラヴィンスキーの『兵士の物語』組曲<SONY/BMG>、オルフェウス室内管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの弦楽セレナード<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。

 途中、30分ほど昼寝をした。


 木村二郎の『残酷なチョコレート』<東京創元社>を読了する。
 ああ、面白かった!


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮サンクト・ペテルブルク・キーロフ管弦楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」&幻想序曲『ロメオとジュリエット』<PHILIPS>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 夕飯後、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番、第8番「ザ・グレート」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、『犬神家の末裔』を書き進めたり、窪美澄の『水やりはいつも深夜だけど』<角川書店>を読み始めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第32回

*犬神家の末裔 第32回

 部屋に戻ると、瑞希がキッチンの木製の椅子に腰掛けて、両脚をぶらぶらさせながら文庫本を読んでいた。
「おばさんは」
「病院」
「入れ違いか。なんか言ってた」
「いろいろ。あん子はどがんとかこがんとか」
「私のこと」
「うん。あと、明日の飛行機で帰るって」
「そっか。食べる」
 早百合は、沙紀にもらったマレーシア産のチョコチップクッキーをトートバックから取り出した。
「いらない」
 瑞希は首を小さく横に振ると、あの人信光にそっくり、と呟いた。
「何読んでるの」
 瑞希は黙って文庫本の表紙を早百合に向けた。
 キッチンでキッチン。
 と口にしかけて、早百合はやめた。
 本気で瑞希に軽蔑されそうな気がしたからだ。
「ばなな」
「読んだことある」
「高校生の頃。友だちに薦められて」
「私も」
「学校の」
「うん。福島からの転校生。今入院してる」
「そっか」
「これ」
 瑞希は文庫本を閉じると、テーブルの上の輪ゴムで束ねられた封筒を手に取った。
「大ばあちゃんが」
 早百合が検めると、焦げ茶色に変色した封筒の表には、青のインクの万年筆で認められた野々村珠世様の宛名があり、裏返すとそこには送り主として横溝正史の名前があった。
「これ、何」
「読み終わったら、あたしんとこに来なさいって」
「小枝子おばさんが」
 瑞希は頷くと、
「書くの」
と訊いてきた。
「そのつもりだけど」
 瑞希はしばらく早百合のことを見つめると、帰る、とだけ口にして部屋を出て行った。
posted by figarok492na at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第29回

☆ネオ落語・セントラル 第29回

 出演:桂三幸さん、月亭太遊さん、桂三実さん、笑福亭笑利さん
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、宇多川ぱるるさん
(2016年5月2日20時開演/錦湯)


 昨日は連休中の方もあり、平日進行でお仕事の方もありという、ゴールデンウィークの狭間の一日。
 おまけに、日中は初夏を通り越して夏本番といった暑さだったが、そんな中も、錦湯さんでは毎週月曜好例のネオ落語・セントラルが開催された。
 29回目となる昨夜は、前回の少数精鋭主義とは打って変わって、あるは東京からあるは愛知からのご新規さん、今夜もやって来ましたよのリピーターさん、お久しぶりの常連さんで大入りとなり重畳重畳。

 まずは、桂三幸さん、月亭太遊さん、桂三実さん、笑福亭笑利さんのトークからスタート。
 爪痕残さいでか、と言うよりも、あたるを幸い潰したろかといった笑利さんのクラッシャーぶりが炸裂。
 そんな笑利さんを太遊さんが抑える横で、三幸さんは自然流、三実さんは小技ちょい出しで応じつつ盛り上げた。

 で、半ば焼け跡の煙が立ち込めるような中を三実さんが高座へ。
 空気をさっと変えて、『寝床』をしっかり演じた。
 根はいい人なのに、いやだからこそか、事浄瑠璃となると気が違ってしまう旦那(だん)さん。
 しかもこの旦那さんの浄瑠璃が、下手の横好きどころではない代物で…。
 といった、おなじみの古典だが、三実さんは長屋の店子たちが旦那さんの浄瑠璃を如何にして断るかといった部分は簡潔にすませ、旦那さんの腹立ちや、番頭さんに説得されて浄瑠璃を語ることに決める旦那さんの心の動きに前半の頂点を置く。
 三実さんの柄もあって、その様子がどうにもにくめない。
 後半では主客逆転、視座ががらっと変化して、浄瑠璃を聞かされることになる「被害者たち」の姿が丁寧に演じられていく。
 折り目正しい中にも、三実さんの茶目っ気もうかがえて面白かった。
 三実さんの30代の『寝床』、40代の『寝床』、50代の『寝床』も愉しみだ。

 続いて三幸さんが登場、『初天神』をかける
 前回出演の際は、今住んでいるマンションの大概なエピソードがマクラで語られていたが、今回は引っ越す前に住んでいたマンションの大概なエピソードで笑いをとっていた。
 こうやって、マクラの「積み重ね」があるあたりも、ネオ落語・セントラル(錦湯さん)が三幸さんのホームグラウンドと呼ばれる所以の一つだろう。
 三幸さんの『初天神』は、強弱のメリハリがよく効いていて、テンポも快活。
 そして、ここぞというところでの声の張り具合も三幸さんらしい。
 子供の悪知恵ぶりもよくわかる。
 そうそう、セントラルでも三幸さんの美声が発揮される歌ネタをそろそろやってはもらえないものか。

 ここまで古典が二作。
 先日、ラ・フォル・ジュルネびわ湖で目の醒めるようなカンマーアカデミー・ポツダムの演奏を聴いたこともあって、古典は作品そのものがよく出来ている分、演じる人の個性特性が大きく物を言ってくるのではと改めて感じた。
 もちろん、基礎をしっかり押さえるのは当たり前のことだし、ただ単に目新しいことをやればいいということでもないけれど。
 ただ漫然と繰り返されているだけでは、たとえ名人上手であっても心は動かされない。
 まして中途半端に上手いだけではつまらない。
 三実さんの『寝床』、三幸さんの『初天神』には、やはり二人のパーソナルな部分(噺への向き合い方や人柄そのもの)がはっきりと窺えて、興味深く面白かった。

 と、笑いながら刺激を受けつつ、トリの太遊さんへ。
 刺激を受けるという意味でいえばこの1年半近く、太遊さんのネオラクゴからどれだけ刺激を受けてきただろうか。
 毎週の新作発表そのものもそうだし、作品の内容もそうだ。
 たぶん、こうやって毎週太遊さんに接していなければ、今ほど本気で小説を書く気にはなれなかっただろう。
 で、今夜はらぷご(ラップ落語)ではない、『韮井家内』がおろされた。
 休みで沖縄にやって来た高橋君を待っていたのは、自分に都合よくなんでも前向きに考えてしまうポリアンナならぬ堀杏奈。
 そんな堀杏奈に紹介された相手とは…。
 といった展開の、『堀杏奈』の続篇。
 言葉遊びが肝という点は、らぷごとも共通しているか。
 そして、こういう時節だからこその「堀杏奈」とも思えてならなかった。

 最後は、定番の大喜利。
 太遊さんの仕切りの下、「あんぱんまんの新キャラクターあんかけまんの決め台詞とは?」といった作家の桜井さん(今回もお休み)考案のお題に、三幸さん、三実さん、笑利さん、大喜利出演の貯蓄アンドザシティさん、宇多川ぱるるさんが挑んだ。
 当然の如く、ここでも笑利さんがクラッシャー+機智guyぶりを発揮。
 前回に続いて東の横綱の貫録(癇戮)を見せつけた。
 が、初登場の宇多川ぱるるさん(長門勇をもっと丸こくしたような方。本当は遊劇体のキタモトマサヤさんを毒蝮三太夫カットにしたような方というたとえがぴったりなのだけれど、京都小劇場の関係者しかわからないだろうな…)も負けてはならじと機智guyな解答を連発。
 低音は魅力の声とともに、早速西の張出横綱に昇進か?
 むろん、コンスタントな解答の三幸さんや貯蓄さん、そしてフリップの不備の不利を承知で闘いに挑んだ三実さんも忘れてはなるまいが。

 などと、昨夜も盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
 笑いたい人刺激を受けたい人は、ぜひ錦湯さんへ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする