2016年04月26日

午前中、かかりつけの病院へ 夕方、京都芸術センターへ(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空、快晴の一日。

 気温も激しく上昇し、初夏を通り越して夏の勢い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の調子、芳しからず。
 やれやれ。


 俳優の佳梯かこが亡くなった。58歳。
 出身地の名古屋を拠点とし、演劇の活動を続けた。
 朝日新聞の訃報には平田オリザや鄭義信との活動が記されているが、やはり佳梯さんといえば、『寿歌』をはじめとした北村想作品での活躍を忘れてはなるまい。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。

 タレントの前田健も亡くなった。44歳。
 黙祷。


 チェルノブイリ原発の事故から30年が経った。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜19時頃外出し、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
 28回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前々回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、交流会に参加して、23時過ぎに帰宅した。


 1時40分過ぎに寝床に就き、8時頃起きる。


 8時台に外出してかかりつけの病院へ。
 処方箋をもらい、四条通のスギ薬局で薬を受け取り、仕事関係の用件を片付けてから帰宅した。


 帰宅後、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番&第3番、第2番<DECCA>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、『犬神家の末裔』の手直しをしたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第25回として投稿する。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第4番、悲劇的序曲集を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 途中、20〜30分ほど昼寝をした。


 原彬久の『戦後政治の証言者たち』<岩波書店>を読了する。
 1960年の安保改訂を中心にして、著者が岸信介らに行ったインタビューにまつわるエピソードを綴った一冊。
 ああ、面白かった!


 17時頃再び外出し、仕事関係の用件を片付けたり、大垣書店四条店や京都芸術センターで用件を片付けたり、夕飯用の買い物をすませたりして、18時半に帰宅した。


 帰宅後、クラリネットのリチャード・ストルツマンと東京クヮルテットが演奏したブラームス&ウェーバーのクラリネット5重奏曲<RCA>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 夕飯後、レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&大学祝典序曲<ドイツ・グラモフォン>、シャイー指揮による同じくブラームスの交響曲第2番と大学祝典序曲&ハンガリー舞曲第1番、第3番、第10番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、大垣書店四条店で入手した『本』5月号を拾い読みしたりする。
 『本』では、伊坂幸太郎と佐々木敦の対談が面白かった。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第25回

*犬神家の末裔 第25回

「いらっしゃい、早百合ちゃんはほんと久しぶりだねえ。小学校の同窓会以来だよねえ」
 由美子が二人分のグラスと、冷水の入ったワインの瓶をテーブルの上に置いた。
「ほんとお久しぶり。てっか、びっくりした」
「さゆっぺ、二人のこと気がつかないんだよ」
「だって、ゆみちゃんが戸倉君とお店やってるなんて」
「まあ、私たちもいろいろあってさあ」
 由美子が厨房の戸倉のほうにちらと視線をやった。
「早百合ちゃんは帰省」
「母さんが倒れちゃって」
「ええっ、どうしたのお」
「軽い心筋梗塞だって」
 早百合に代わって沙紀が答えた。
「うちの親類が担当で、一応命に別条はないって。今朝病院に行ったら、意識が戻ってた」
「そうかあ、それはほっとするよねえ。心臓、怖いもんねえ」
「そうだ、由美子知ってた、吉富先生のこと」
「亡くなったんでしょ」
「嘘、よっちゃん先生亡くなったの」
「そう。先生、急性の心筋梗塞だったって」
「ああ、よっちゃん先生三年から六年までずっと担任だったのに」
「私は四年から六年、由美子は」
「三年と六年。いい先生だったよねえ」
「うん、私なんかいろいろ庇ってもらったし」
「先生、亡くなってしばらくしてから見つかったんだよねえ」
「三、四日経ってからだって。先生、旦那さんが亡くなってからはずっと一人暮らしだったもんね」
「一人暮らしかあ」
「先生も、子供さんいなかったからねえ」
 由美子の言葉に、三人が黙り込んだところで、
「ねえ、何食べる」
という戸倉の陽性なバリトンの声が聞こえてきた。
posted by figarok492na at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第28回

☆ネオ落語・セントラル 第28回

 出演:桂三河さん、桂文五郎さん
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、かるあ君、棚卸し代行ハウスさん
(2016年4月25日20時開演/錦湯)


 28回目となるネオ落語・セントラルは、大阪は道頓堀ZAZAにおける「いつつぼし五流派落語会」出演のため月亭太遊さんが不在。
 ということもあってか、いつもに比べて若干お客さんの集まりは少なかったものの、そこはあえてこちらを選んだだけあって少数精鋭、愉しい会となった。

 まずは、桂三河さんと今回初登場となる桂文五郎さんのトークからスタート。
 一見、松竹新喜劇の二の線風、先ごろ三年間の見習い修行を終えたばかりという文五郎さんは、師匠桂文珍さんにとって25年ぶりの年季があけたお弟子さんとのこと。
 ご苦労が偲ばれる。

 で、盛り上がったところで、その文五郎さんが高座へ。
 おなじみ『阿弥陀池』を演じる。
 ありもしないホラ話でなぶられた町内の男が、今度は誰ぞにおんなじ話をして騙し返したろと勢い込んだはよいが…。
 落語中のホラ話ではないが、下に押さえ込まれた泥棒が懐に忍ばせた匕首で。
 って、これはそれこそ剣呑な喩えかな。
 キャラクターの描き分けがしっかりして、強弱のはっきりした、筋のわかりやすいオーソドックスな上方の落語家さんらしい語り口なのだけれど、時折芯の強さというか、後述大喜利で表されたような寸鉄人を刺す気の動きが窺えたのも興味深く、またそこに、師匠の文珍さんと相通ずるものを感じたりもした。

 しばし夢のような驚きの時間あり。
 今回のネオ落語・セントラルを外してしまった皆さんは、思わぬ金星を掴み損ねたってことです。

 トリは、三河さん。
 身近なエピソードを重ねたマクラで大きな笑いをとってから、本題の『お忘れ物承り所』へ。
 師匠桂文枝さん(三枝時代)による、細かいくすぐりの効いたよくできた作品で、ここぞというところできっちり笑いが起きていた。
 この夜の三河さんには、どこか大師匠然とした風格あり。

 最後は、定番の大喜利となる。
 三河さんの仕切りの下、作家の桜井さん(あいにくお休み)考案のお題に、文五郎さんと大喜利連の貯蓄アンドザシティさん、かるあ君、棚卸し代行ハウスさんが挑んだ。
 三河さんの仕切りは、獲物を横取りしない鵜飼いの鵜匠といった感じ。
 解答者の思うに任せつつ、適宜合の手を挟んで行く。
 文五郎さんは、三河さんとともに大喜利連にも気を配りつつ、自らブラックというだけあって、時にシュートな解答を飛ばしていた。
 一方、大喜利連は、三者三様の安定した解答ぶり。
 文五郎さんにのっかる形で、かるあ君など、けっこうきわどい答えを連発していた。

 と、一味もふた味も違ったネオ落語・セントラルでした。
 何が起こるかわからないネオ落語・セントラルへ皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする