2016年04月23日

7時半まで寝ているつもりが、6時半には起きた(CLACLA日記)

 晴天からどんよりとしたお天気へ。
 雨も降る。

 気温は上昇し、初夏そのものと言いたくなるような陽気。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調に加え、気圧と湿度のWパンチ、さらには花粉か黄砂類による喉の痛みと、体調今ひとつ。
 やれやれ。


 馬鹿につける薬はない。
 と、つくづく思う今日この頃。


 昨夜1時近くに寝床に就く。
 で、土曜日ということで7時半に起きるつもりが、昨夜の紅茶2種類6杯程度のカフェイン攻勢が効いたか早朝に目が醒めてそのまま寝つけず、6時半には起きるというおじいちゃん状態。
 仕方がないので、朝一で毎週恒例の洗濯をすませる。
(って、マンションのコインランドリーを使っているので騒音等に関してはご安心のほど)

 午前中、NHKのラジオ番組や、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏した同じくモーツァルトの交響曲第33番&第31番「パリ」<TELDEC>、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書きを手直ししたり、書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第22回として投稿する。


 午後、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番&第3番、第2番&第4番、悲劇的序曲他<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』をさらに書き進めたり、網野善彦の『日本社会の歴史』(中)<岩波新書>や角田光代の『坂の途中の家』<朝日新聞出版>を読み進めたりする。
 途中、40分ほどといつもより長めに昼寝をした。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 途中、近くのブックファーストに立ち寄った。


 帰宅後、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラが演奏したブラームスの交響曲第4番、ハンガリー舞曲第5番&第6番<PHILIPS>を聴いたりしながら、『日本社会の歴史』(中)を読み進めたり、雑件を片付けたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
 ラヴェルの組曲『マ・メール・ロワ』、ルーセルの交響曲第3番、ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』、ベートーヴェンの『エグモント』序曲と、ジャン・マルティノンの1963年の来日時のライヴ録音が放送されていた。

 続けて、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 今回は「私の試聴室」で、『ピリオド楽器で味わう異国情緒』と題し、アンサンブル・ゼフィロが演奏したトルコからの影響がうかがえる管楽合奏のための行進曲、パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」の第2楽章と第4番「イタリア」の第4楽章、フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルが演奏したラヴェルの道化師の朝の歌などが放送されていた。

 続けて、ベルリン・フィル8重奏団が演奏したブラームスの弦楽5重奏曲第1番&第2番<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『坂の途中の家』や『日本社会の歴史』(中)を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本当に観ておいてよかった京都の小劇場公演

☆本当に観ておいてよかった京都(関係)の小劇場公演

 昨日、親しい友だちと話をしていてふと、それでは自分にとって小劇場の公演とはなんだったのかなと考えてしまいました。
 それで、1999年から昨年2015年まで自分が観てきた京都(関係)の小劇場公演の中で、本当に観ておいてよかったと思える公演を振り返ってみました。
 作品・公演として優れたもの、面白いものや魅力的な演者さんが出演した公演もそうですが、当時厳しい感想を持ったにも関わらず強く印象に残る公演や、造り手の側の本質特性がはっきりと感じ取れた公演、自分自身の創作に大きな刺激を与えた公演も含まれています。
 なお、敬称は略、作演出家の方以外の名前は、非常に印象に残った演者さんです。

1999.03 三角フラスコ『鈴虫のこえ、宵のホタル』(花田明子作・演出)

1999.10 三角フラスコ『オレンジ・ブルース』(花田明子作・演出)安井きよ子

2001.06 弾丸列車構想『ハラダリャンの脳について』 ハラダリャン

2001.11 さらん『虹を見た』(杉山準構成・演出)

2002.09 寺×子屋’02『そして校庭を走った』(田辺剛作・演出)

2003.10 『宇宙の旅、セミが鳴いて』(鈴江俊郎作、高瀬久男演出)豊島由香、岡嶋秀昭

2004.07 ハラダリャン『尺八鮫』 ハラダリャン

2004.09 ニットキャップシアター『男亡者の泣きぬるところ』(ごまのはえ作・演出)

2004.11 ベトナムからの笑い声『643ダブルプレー』〜「元チャンネル団地」

2005.01 笑の内閣『間男はつらいよ』(高間響作・演出)

2005.09 厄プロジェクト〜高野明子とハラダリャンのスケッチ

2006.01 ベトナムからの笑い声『ブツダンサギ』〜「ずっこけ3人組」

2006.03 ニットキャップシアター『家屋全壊』(ごまのはえ作・演出)

2006.05 劇団地下宣誓『売り言葉』(野田秀樹作、あきやまはるか演出)

2006.08 ベトナムからの笑い声『サンサンロクビョウシ』〜「オリエンタル歌劇団」

2006.11 遊劇体『闇光る』(キタモトマサヤ作・演出)

2007.06 昼ノ月『顔を見ないと忘れる』(鈴江俊郎作・演出)二口大学

2007.10 『生きてるものはいないのか』(前田司郎作・演出)宮部純子

2008.12 France_pan『家族っぽい時間』(伊藤拓作・演出)

2010.01 鉄人漁船『Plant』(田中遊作・演出)

2010.03 夕暮れ社 弱男ユニット『教育』(村上慎太郎作・演出)

2010.05 正直者の会『ゲーム1』 田中遊、豊島由香

2010.07 トリコ・A『せりふのないガラスの動物園』(山口茜構成・演出)

2010.11 France_pan『ありきたりな生活』(伊藤拓作・演出)

2010.12 ベトナムからの笑い声『チェーンデスマッチ』

2011.02 劇団西一風『誰?』(市川タロ作・演出)

2011.04 ニットキャップシアター『ピラカタ・ノート』(ごまのはえ作・演出)

2011.06 努力クラブ『牛だけが持つ牛特有の牛らしさ』(合田団地作・演出)タカヒー

2011.06 ルドルフ『ルドルフのまっしろけでゴー』(筒井加寿子作・演出)岩田由紀

2011.12 劇団テンケテンケテンケテンケ『雪もつもれば』(勝二繁作・演出)

2011.12 月面クロワッサン『望遠鏡ブルース』〜冬編(作道雄作・演出)

2012.02 劇団西一風『話の時間』(田中次郎作・演出)

2012.02 ドキドキぼーいず『ブサイクハニーベイベー』(本間広大作・演出)

2012.02 友達図鑑『友達図鑑のかたくなにゆでる』(丸山交通公園作・演出)丸山交通公園

2012.04 ドキドキぼーいず『ブサイクハニーベイベー』 福田きみどり

2012.07 ピンク地底人『明日を落としても』(ピンク地底人3号作・演出)

2012.09 monocon『カラフルメリィでオハヨ…』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作、山崎彬演出)

2012.10 京都ロマンポップ『ピュア・アゲイン』(よりふじゆき作、向坂達矢演出)

2012.11 正直者の会.lab『ライトスタッフ』(田中遊作・演出)

2012.12 ニットキャップシアター『Strange』(ごまのはえ作・演出)

2012.12 イッパイアンテナ『バードウォッチングダイアリーズ』(クールキャッツ高杉作・演出)

2013.01 絶対、大丈夫か『NEVER WEDDING STORY』(筒井加寿子作・演出)岩崎果林

2013.03 吉田寮しばい部『きずあと』(中西良友作・演出)五分厘零児、辻斬血海

2013.03 コロボックル企画『すぐ泣く』(若林りか作・演出)

2013.03 ドキドキぼーいず『Zoo』(本間広大構成・演出)島あや

2013.03 劇団ケッペキ『夢みるナマモノ』(内山航作・演出)永榮紘実

2013.03 ひげプロ企画『飛龍伝』(つかこうへい作、たにかわはる演出)

2013.09 劇団愉快犯『今日のおばんざい』〜「昼食同盟」(ヒラタユミ作、石濱芳志野演出)

2013.09 THE ROB CARLTON『フュメ・ド・ポワゾン』(村角太洋作・演出)

2013.10 HOME『わたしのあいだ』

2013.11 「」会〜『肝っ玉おっ母とその子どもたち』終景 永榮紘実、横山清正

2013.11 K.I.T.『地中』(角ひろみ作、柏木俊彦演出)

2014.03 月面クロワッサン『強く押すのをやめてください』(丸山交通公園作・演出)浅田麻衣、西村花織、森麻子

2014.08 柳川『奥さん!柳川がまたおかしなものを作ったらしいわよ』(津野允作・演出)帝釈天アニー

2014.09 劇団ACT『めまい』(一人静作・演出)

2014.09 コントユニット左京区ダバダバ『ゴリラ殺人事件』(寺岡慎一郎、谷畑仁作)

2014.09 ルサンチカ『星の王子さま』(寺山修司作、河井朗演出)

2014.09 劇団西一風『いちごパンツを撃鉄に』(岡本昌也作・演出)

2014.12 日本海『カゾクノカタマリ』(勝二繁作・演出)

2015.05 THE GO AND MO’S『野村の論』 黒川猛、堀江喜劇王
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犬神家の末裔 第22回

*犬神家の末裔 第22回

 さらに、信濃民衆新聞那須版・十月十八日付朝刊には、この「奇怪なる訪問者現わる」の続報が掲載されている。

[北那須駅に田山兵三]

 昨日付朝刊にて報じた奇怪なる訪問者、厚生省技官甲信越担当予防官 田山兵三を名乗る人物の足取りが、本紙の独自調査によって判明した。
 本紙調査によると、十月十五日の夕刻北那須駅で、東京発の急行列車から田山兵三と名乗る人物と同様の風体をした男性が降車したことを、同駅駅員の田沼則公氏他数名が目撃している。
 さらに調査を重ねたところ、同日十九時半頃、北那須駅前の旅館北那須ホテルに田山兵三を名乗る人物が入室したことがわかった。
 北那須ホテルの主人伊勢九兵衛氏は語る。
 思えばちょいとばかり妙なお客でしたな。戦闘帽を目深に被って、襟巻を鼻の上まで巻いてるんで、顔の中で見えるのは目だけだったんですからな。
 宿帳には、東京都麹町区三番町二十一番地、厚生省技官 田山兵三 三十歳と金釘流の文字で記されているとのこと。
 本紙が確認すると、厚生省の技官の中に田山兵三なる人物は実在するものの、田山氏は当年とって四十八歳、しかもこの三ヶ月ほどずっと東京に滞在していたというのだから、謎は深まるばかり。
 田山兵三を名乗った人物の正体や如何に。

 と、結んでいるが、本来ならば信濃民衆新聞はこの田山兵三を名乗る人物について、さらに取材を続ける予定だったのではないか。
 ところが、戌神家の事件が発生したために、その余裕がなくなってしまったのだろう。
 事実、その後しばらくの間、田山兵三の名は信濃民衆新聞紙上から消える。
 田山兵三の名が再び信濃民衆新聞に登場するのは、翌年一九四八年の一月に、あの帝銀事件が起こってからだ。
posted by figarok492na at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする