どんよりとした感じから晴天へ。
いいお天気、いい青空となる。
気温も上昇し、初夏の勢いを感じた。
季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
相変わらず両耳は不調だし、花粉禍も続くが、熱が出ることもなく風邪は退散したらしい。
まずは、ほっとする。
ロックミュージシャンのプリンスが亡くなった。57歳。
深く、深く、深く、深く、深く黙祷。
今日も今日とて、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
騙されまい。
昨夜、エレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番<ドイツ・グラモフォン>を聴きながら作業を進めたのち、24時少し前に寝床に就く。
で、7時に起きる。
午前中、グリモーらが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第23番他<同>、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスのハイドンの主題による変奏曲他<DECCA>、KBSラジオの『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、下書き分の手直しを行ったりする。
正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第21回として投稿する。
午後、『妹尾和夫のパラダイスkyoto』やNHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』を聴く。
『オペラ・ファンタスティカ』では、マリア・カラスのタイトルロール、アントニーノ・ヴォットー指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団他が演奏したポンキエッリの歌劇『ジョコンダ』の録音が放送されていたが、なんと言ってもカラスの絶唱が聴きものだった。
仕事関係の作業を進めたり、網野善彦の『日本社会の歴史』(中)<岩波新書>を読み進めたり、角田光代の『坂の途中の家』<朝日新聞出版>を読み始めたりする。
17時過ぎに外出して、仕事関係の用件を片付ける。
その後、百万遍方面へ移動して大切な予定をすませる。
一緒に仕事を進めていきたいと思う人と仕事を進めていくためにも、もっと努力していかなければと改めて感じた。
多謝。
22時過ぎに帰宅して、仕事関係の作業を進める。
今日は、外出中にガトーショコラケーキを食す。
たまの甘いものは、本当に美味しい。
実に美味しうございました。
ごちそうさま!
感謝の気持ちを忘れてはいけないな、とつくづく思う。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年04月22日
犬神家の末裔 第21回
*犬神家の末裔 第21回
二年前に帰省した際、すでに事件そのものの記事に関してプリントアウトをすませておいた早百合が、何ゆえ事件直前の新聞に目を通そうとするのか。
それは、戌神家の事件の二日前、一九四七年十月十六日の午後、三菱銀行那須支店で起こったある不思議な出来事を確認するためだった。
そして、早百合が信濃民衆新聞那須版・一九四七年十月十七日付朝刊のマイクロフィルムを追っていくと、次の記事が見つかった。
[奇怪なる訪問者現わる]
昨十月十六日、閉店直後の三菱銀行那須支店に、年の頃なら三十前後、厚生省技官・甲信越担当予防官 田山兵三を名乗る背広服姿の男性が現われた。
田山兵三曰く、本日午前の預金者中、赤痢の感染者があり、ついては全行員、全紙幣の消毒を行わねばならぬ。
驚愕、支店長の岡崎正勝氏が詳細確認をと告げて近隣の派出所に向かった隙に、田山兵三は持参の薬物を行員たちに飲ませようとしたが、行員中鼻っ柱の強さで知られたE君が、そんな奇態なもの飲めるかと反抗。
しばし田山兵三とE君の言い争いが続いた末、田山兵三は責任部署の許可を得ると告げて、那須支店を退散した。
一方、岡崎支店長が派出所を通じて確認したところ、一切然様な事実はないとのことで、またも驚愕。
派出所の巡査共々支店に戻ったところで、田山兵三とE君の顛末を知らされた由。
田山兵三はそれきり那須支店には戻ってこなかったというが、果たしてこの奇怪なる訪問者の目論見とは一体なんだったのだろうか。
二年前に帰省した際、すでに事件そのものの記事に関してプリントアウトをすませておいた早百合が、何ゆえ事件直前の新聞に目を通そうとするのか。
それは、戌神家の事件の二日前、一九四七年十月十六日の午後、三菱銀行那須支店で起こったある不思議な出来事を確認するためだった。
そして、早百合が信濃民衆新聞那須版・一九四七年十月十七日付朝刊のマイクロフィルムを追っていくと、次の記事が見つかった。
[奇怪なる訪問者現わる]
昨十月十六日、閉店直後の三菱銀行那須支店に、年の頃なら三十前後、厚生省技官・甲信越担当予防官 田山兵三を名乗る背広服姿の男性が現われた。
田山兵三曰く、本日午前の預金者中、赤痢の感染者があり、ついては全行員、全紙幣の消毒を行わねばならぬ。
驚愕、支店長の岡崎正勝氏が詳細確認をと告げて近隣の派出所に向かった隙に、田山兵三は持参の薬物を行員たちに飲ませようとしたが、行員中鼻っ柱の強さで知られたE君が、そんな奇態なもの飲めるかと反抗。
しばし田山兵三とE君の言い争いが続いた末、田山兵三は責任部署の許可を得ると告げて、那須支店を退散した。
一方、岡崎支店長が派出所を通じて確認したところ、一切然様な事実はないとのことで、またも驚愕。
派出所の巡査共々支店に戻ったところで、田山兵三とE君の顛末を知らされた由。
田山兵三はそれきり那須支店には戻ってこなかったというが、果たしてこの奇怪なる訪問者の目論見とは一体なんだったのだろうか。