2016年04月30日

今日で4月も終わり(CLACLA日記)

 今日で4月も終わり。
 一日一日を本当に大切にして、為したいこと為すべきことをしっかり為していかなければ。
 そして、死を忘れないこと。


 世はゴールデンウィーク(三連休)の二日目。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日となる。

 気温はそこそこ上昇するも、風が強し。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 昨夜1時過ぎに寝床に就き、7時半過ぎに起きる。
 8時まで寝るつもりだったが、目が醒めてしまった。

 で、毎週恒例の洗濯を決行する。


 ケヴィン・マロン指揮アレイディア・アンサンブルが演奏したヘンデルの水上の音楽全曲&王宮の花火の音楽<NAXOS>や、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、下書き分を手直しして第29回として投稿したり、関幸彦の『恋する武士 闘う貴族』<山川出版社>を読み進めたりする。


 先方の都合でだいぶん遅れる形で仕事関係の予定をすませる。
 できれば大阪まで足を運びたかったが…。


 16時に外出し、仕事関係の用件を片付けてからJRの二条駅へ。
 京都で乗り換えて、大津へ。
 そこから歩いてびわ湖ホールに行く。
 着いてから、無料バスが出ていることを知る。
 うむむ。
 で、チケットを購入したのち、しばし資料コーナーなどで休む。
 JEUGIAが出店してるなと思ってのぞくと、四条店時代にお世話になった方を発見。
 声をかけ、少しお話を聴く。
 その後、メインロビーでのイリーナ・メジューエワの演奏(グリーグのアリエッタとウェーバーの舞踏への勧誘)を聴いたのち大ホールに入り、カンマーアカデミー・ポツダムのコンサートを聴く。
 詳しくは、前回の記事(コンサート記録)をご参照のほど。
 ああ、愉しかった!!

 帰りは無料バスを使い、大津駅から京都乗り換えで二条駅に着き、夕飯用の買い物をすませて20時半過ぎに帰宅した。


 夕飯後、古今亭志ん朝の『寝床』と『刀屋』<ソニー>を聴いたりしながら、コンサート記録を投稿したり、雑件を片付けたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日もカンマーアカデミー・ポツダムを聴きに、びわ湖ホールまで足を運ぶ予定。
 明日は行きも無料バスに乗せてもらおう。


 明日がいい日でありますように!
 来月がいい月でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ラ・フォル・ジュルネびわ湖2016 カンマーアカデミー・ポツダム

☆ラ・フォル・ジュルネびわ湖2016 30-L-4 カンマーアカデミー・ポツダム

 管弦楽:カンマーアカデミー・ポツダム

 会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
 座席:2階2RA列9番
(2016年4月30日18時45分開演)


 明解なテーマの下、名曲を中心としたプログラムの1時間弱のコンサートを同時多発的に開催し、低価格で提供する。
 そんなラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは、もはやゴールデンウィークの風物詩の一つといってよいばかりでなく、金沢や新潟と東京以外の都市でも慣れ親しまれるようになった。
 びわ湖ホールを中心とするラ・フォル・ジュルネびわ湖も今年でもう7回になるというが、7回目にしてようやっと僕も足を運ぶことにした。
 と、言うのもドイツはポツダム(ポツダム会議で有名なベルリン近郊の都市)を本拠とする室内オーケストラ、カンマーアカデミー・ポツダムが登場すると知ったからだ。
 カンマーアカデミー・ポツダムといえば、イタリア出身の指揮者アントネッロ・マナコルダとのシューベルトの交響曲全集の鮮烈清新な演奏が印象深く、すでに何度かCDレビューも投稿してきたが、ラ・フォル・ジュルネびわ湖では、ヴァイオリンのユキ・カサイをリーダーとした小編成のアンサンブルで、バロック音楽中心のプログラムを演奏する。

 カンマーアカデミー・ポツダムにとって一日目となる今日は、ヘンデルの水上の音楽から第1組曲と第2組曲が取り上げられていた。
 おなじみ第2組曲のア・ラ・ホーンパイプをはじめ、有名な水上の音楽の中でも特に耳なじみのよいナンバーが並んだ、まさしくいいとこどりのプログラムである。
 第1ヴァイオリン5、第2ヴァイオリン5、ヴィオラ3、チェロ2、コントラバス1、オーボエ2、ファゴット1、ホルン2、第2組曲からトランペット2、チェンバロ1の編成で、ホルンとトランペットはピリオド楽器(ナチュラルホルンとナチュラルトランペットと呼ぶ)、対向配置の上にチェロとチェンバロ以外は立っての演奏。
 ということで、それってピリオド・スタイル?
 と思った方は大正解だ。
 弦楽器のビブラートは抑制され、強弱の変化ははっきりとし、テンポは速い…。
 といったことをくどくどくだくだと記さなくってもいいか。
 モダン楽器のオーケストラであろうと、バロック期の音楽を演奏する際はピリオド奏法をとるのがもはや当たり前(欧米では?)ということがよくわかる。
 ホルンなど演奏の難しさを感じさせる部分もあったのだけれど、カンマーアカデミー・ポツダムはインティメートで伸びやかなアンサンブルでもって、ヘンデルの水上の音楽の持つ特性魅力(例えば、この曲のトリオ・ソナタやコンチェルト・グロッソ的要素であるとか)を巧みに表していた。
 中でも、弱音部分での表情の豊かさが強く印象に残った。
 そうそう、演奏者たちの愉しげな様子も嬉しかったんだった。

 びわ湖ホールの大ホールは大きなホールだが、クリアに響いて聴きやすかった。
 その分、若干空席が多かったのは残念でならないが。
 あとわかってはいるんだけれど、やっぱり1時間弱では食い足りなさが残ってしまう。
 次回は、ぜひマナコルダとともに来日して、シューベルトの交響曲など古典派や初期ロマン派の作品も聴かせて欲しい。

 ああ、愉しかった!!
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犬神家の末裔 第29回

*犬神家の末裔 第29回

 そういえば、以前朱雀経康が興味深い話をしていた。
 あれは、付き合い始めてしばらく経ってからのことだ。
 経康が大学で日本文学を専攻していることの流れから、話が谷崎潤一郎の『細雪』に跳び、そのまま『犬神家の一族』へと繋がっていったのである。
「早百合さんは、那須の出身でしたよね」
「ええ、大学に入るまではずっと」
「だったら、犬神家の一族を読んだことはありますか」
 早百合は一瞬どきりとしたが、ええと小さく頷き、映画も観ていますと付け加えた。
「実はね、犬神家の一族は、細雪の影響を受けてるんじゃないかと僕は思うんですよ」
「犬神家の一族が細雪の」
「そう。横溝正史が谷崎から大きな影響を受けてたってのは、割と有名な話なんです」
「えっ、そうなんですか」
「ええ。例えば江戸川乱歩なんかは、横溝正史が意識無意識は別にして、谷崎の着想を借りてたって趣旨の言葉を遺してますし、横溝正史自身、小林信彦との対談で谷崎からの影響を語ってますよ。だいたい、谷崎の作品ってサスペンスフルですからね」
 そこで言葉を切ると経康は、
「あっ、ごめんなさい。こういう話をし始めると、僕はついつい止まらなくなってしまうんですよ」
と謝った。
「いえ、そんなことないです。興味深い話なので、ぜひ聴かせてください」
 急に早百合が大きな声を出したので、経康はほんの少し怪訝そうな表情を見せたが、すぐに笑顔に戻ると、
「それじゃあ、遠慮なく」
と、続きを話し始めた。
posted by figarok492na at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月29日

今日からゴールデンウィーク(CLACLA日記)

 世は今日からゴールデンウィークに突入。
 10連休の方もあるとのこと。


 どんよりとした感じはありつつも、青空の見えるお天気。

 気温は上昇せず、肌寒し。
 風が冷たい。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 両耳の不調等、身体の調子今ひとつ。
 やれやれ。


 北朝鮮がミサイルを発射したものの、失敗したと報じられている。
 いろいろと考えることあり。

 アメリカ大統領選・共和党のトランプ候補の集会で、バスケットボール関連の人物が日本に原爆を投下したトルーマン大統領についてガッツがある(トランプも彼と同様の態度をとるだろう)といった趣旨の発言を行ったという。
 それがアメリカ国民の少なからぬ考え方だとして、全く納得のいきかねる度し難い発言であるが、オバマ大統領の広島訪問を意識した発言であるとも思う。
 ところで、「日本を取り戻す」と繰り返す人物は、こうした発言に対してどのような態度をとるのだろうか。

 舛添東京都知事の公費支出問題がにわかに取り沙汰されている。
 そのことの是非は置くとして、何ゆえ今なのかということがどうしても気になる。

 そして、被災地熊本や大分はどうなっているのか。

 選挙前のたぶらかし、目くらましの八百長猿芝居に騙されてはなるまい。


 昨夜、1時少し前に寝床に就き、8時に起きる。
 日曜までの三日間は、連休対応で8時起きにすることにしたのだ。

 午前中、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第1番〜第3番<ドイツ・グラモフォン>や、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、下書き分の手直しをして第28回として投稿したりする。
 『妹尾和夫のパラダイスkyoto』にはヨーロッパ企画の永野・本多のコンビも出演して、連休中のハイタウンの宣伝をやっていた。


 午後、仕事関係の予定をすませる。


 その後、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第4番〜第6番、第7番〜第10番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 野坂昭如の『絶筆』<新潮社>を読了する。
 第2次安倍内閣の登場とともに、野坂さんは急激に危機感を強めていく。
 そして、2015年12月9日、彼が亡くなる日の日記は、
「この国に、戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう」
という言葉で終わっている。
 野坂さんの言葉を、戦争体験者の取り越し苦労などとは、とうてい僕には思えない。
 今読んでおいて本当によかったと思う。

 続けて、関幸彦の『恋する武士 闘う貴族』<山川出版社>を読み始める。


 17時頃外出して夕飯用の買い物をすませ、18時過ぎに帰宅する。


 帰宅後、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏第11番〜第13番他を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 夕飯後、仕事関係の予定をすませる。


 その後、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第14番&第15番、ピアノのユンディ・リと小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&ラヴェルのピアノ協奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『恋する武士 闘う貴族』を読み進めたりする。


 今日も、バナナを食す。
 ごちそうさま!

 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第28回

*犬神家の末裔 第28回

 那須駅前のバスロータリーで、なす市民総合病院行きの循環バスを待ちながら、早百合は沙紀との会話について思い返していた。

 女性、だけではない。
 男性だってきっとそうだ。
 この国では、人が物心両面で一個の自律した存在として生きていくことは、本当に難しい。
 もちろん、それは不可能なことではないのだけれど、そうあるためには少なくとも覚悟、というか、なんらかの自覚が必要だと早百合は思う。
 そしてそこには、私負けないといった奮闘努力的な覚悟ばかりではなく、私ってナチュラルだからふふふと鼻歌交じりで口ずさんでみせる矜持や見栄も含まれている。
 そもそも、私たちは一個の自律した存在であることを求められていないのではないか。
 良くも悪くも、社会的組織の一手段であることのみが、私たちの存在理由というか。
 だから、家族であれ、学校であれ、会社であれ、国家であれ、そこから逸脱しようとする者には、手を変え品を変え懐柔と脅迫が行われ、ついに逸脱してしまった者には罰則が与えられる。
 罰則を与えられなくとも、放置され無視される。
 むろん、社会的な組織によって私たちが護られていることも否定できない。
 社会的組織の恩恵は計り知れないし、早百合自身、存分にその恩恵を享受してきた。
 けれど、そうした社会的組織が、時として私たち一人一人の桎梏となり得ることもまた事実だ。
 家族とて同じである。
 赤の他人の夫婦は当然のこと、血の繋がった親子であろうと、兄弟姉妹であろうと、所詮は別の人格なのだ。
 性格が違おうが、趣味趣向が違おうが、思想信条が違おうが、なんら不思議はない。
 そう割り切ってしまった上で、適度な距離感を保っていくことができるとすれば、どれほど楽なことだろう。
 ところがなかなかそういう具合にはいかない。
 それどころか、家族は仲睦まじく愛し合うことが正常であるかのように喧伝される。

 うちとおんなじね
 なかよしね
 わたしもサザエさん
 あなたもサザエさん
 笑う声までおんなじね
 はっはっはっはっ
 おんなじね

 という歌があったけれど、早百合はあの歌を耳にするたび、なんとも言えない気持ちの悪さを感じてきた。
 複製人間(クローン)大増殖。
 家符重製的独裁主義(ファッシズム)。
 だいたい、家族関係の桎梏に金が絡んで爆発したのが、戌神家の事件だったのではないか。
posted by figarok492na at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月28日

野坂昭如の『絶筆』を読んで、自らの老いと死について考える(CLACLA日記)

 午前中から午後にかけて雨。
 その後止んで青空も見え始めたが、どんよりとした感じも強し。

 気温は下がったか。
 風が冷たい。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 気圧と湿度のWパンチ。
 加えて、両耳も不調。
 やれやれ。


 見え見え馬鹿丸出しのたぶらかしや、目くらましの八百長猿芝居が蔓延している。
 こんなものに騙される人間こそ、一番の馬鹿者だ。
 一番の馬鹿者にはなりたくないし、一番の馬鹿者とは親しくしたくない。


 昨夜、24時半に寝床に就き、7時頃起きる。

 午前中、ケヴィン・マロン指揮アレイディア・アンサンブルが演奏したヘンデルの水上の音楽全曲&王宮の花火の音楽<NAXOS>、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第1番〜第3番、第4番〜第6番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の手直しを行ったり、今後の展開について考えたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第27回を投稿する。


 午後、仕事関係の予定をすませる。


 それから外出し、大切な予定をすませる。


 夕飯用の買い物をすませたのち、17時半頃帰宅する。


 帰宅後、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第7番〜第10番、第11番〜第13番他を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ヴァイオリンの堀米ゆず子のコンサートのライヴ録音(2016年3月17日、白寿ホール)を聴く。
 「バッハ ブラームス プロジェクト」と題されたシリーズの最終回で、ブラームスのホルン3重奏曲やヨハン・セバスティアン・バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番などが演奏されていた。

 続けて、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第14番&第15番を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『絶筆』を読み進めたりする。
 『絶筆』の野坂昭如の言葉に、自らの老いと死について考える。


 今日は、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 為したいこと、為すべきことをしっかり為していかなければ。
 与えられた人生は一度限りなのだ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第27回

*犬神家の末裔 第27回

 と、そのとたん、沙紀のスマホからクライスラーの愛の喜びが鳴り出した。
 だが、沙紀は電話に出ようとしなかった。
 すぐに愛の喜びは鳴り止んだ。
「出ないの」
「出なくていいの」
 沙紀はそう言うと、再びスマホの液晶画面を早百合のほうに向けた。
 着信履歴には、非通知着信、非通知着信、非通知着信の文字が並んでいた。
「えっ、それどういうこと」
「こういうことだぺ」
 沙紀の眼から急に涙が零れ出した。

 沙紀はスヌーピーのイラストがプリントされたハンカチで目頭を押さえると、すっきりした表情で夫の不倫について語り始めた。
 相手は夫の職場の部下で、夫とは一回り半近くも下、沙紀が二番目の子供を妊娠中に付き合い始めた。
 沙紀はそのことに全く気付いていなかったが、子供を出産してしばらくすると、急に非通知の無言電話がかかってくるようになった。
 なんの気もなく、沙紀が変な電話がかかってくると口にしたとたん、夫は土下座をした。
「俺やっちまった、って言ったんだ」
 沙紀は早百合にそう言った。
 気の迷いだった、相手とは別れた、相手は松本が実家でそっちに移動になった、相手とはもう連絡もとっていない。
 夫は土下座をしたまま、矢継ぎ早に口にしたそうだ。
 そして、本当に本当にごめん、とキッチンの床におでこを擦りつけながら謝ったという。
「あの人の禿げかけたおでこが真っ赤になっててさ、もう笑うしかなかった」
 そこで沙紀は、冷め切ったカプチーノを飲み干した。
「ほんとは別れようかとも思ったんだ。だけどさあ、子供も生まれたばっかりだし、そういうわけにもいかないからね」
 それが二年前。
 それ以来、月に一度、判で押したように決まって非通知の無言電話がかかってくる、と沙紀は続けた。
「ちっともずれてないんだよ。うらやましいわ」
 沙紀は再び微妙な笑みを浮かべて、よくある話だぺ、と呟いた。

 ジャコモを出た二人は、アーケード街の入口のところで別れた。
「書いてもいいよ」
 別れ際、おばさんお大事にと言ってから、沙紀はそう続けたが、早百合には返す言葉がなかった。
 そして、沙紀に尋ねたいことはいくつもあったが、早百合はどうしてもそうすることができなかった。
posted by figarok492na at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月27日

午前中、図書館へ行った(CLACLA日記)

 午前中はどんよりとしたお天気で、お昼過ぎぐらいから雨となる。
 明日も雨らしい。

 雨とともに、気温も下がる。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 特に、風邪など召しませんように。


 両耳の不調に、鼻のぐじゅつき。
 そして、気圧と湿度のWパンチと、身体の重たい一日となる。


 三菱自動車の燃費偽装問題が取り沙汰されている。
 いろいろと考えることあり。


 アメリカ大統領選。
 民主党は、ヒラリー・クリントン氏の指名獲得が濃厚になった旨報じられている。
 他方共和党は、トランプ氏の指名獲得ということになるのだろうか。


 シャンソン歌手で作家の戸川昌子が亡くなった。85歳。
 シャンソン歌手としての活動の傍ら、小説も執筆。
 『猟人日記』で直木賞を受賞した。
 また、俳優としての活動も行ったほか、ワイドショーなどテレビのバラエティ番組での歯に衣着せぬ発言のコメンテーターとしても知られた。
 深く、深く黙祷。


 昨夜24時半過ぎに寝床に就いて、7時に起きた。

 NHKのラジオ番組やピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第23番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 9時半頃外出し、下京図書館へ。
 金原ひとみの『マリアージュ・マリアージュ』<新潮社>、伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』<幻冬舎>(これは本を開いてから、すでに読み終えていたことを思い出す。うむむ)、角田光代の『坂の途中の家』<朝日新聞出版>、原彬久の『戦後政治の証言者たち』<岩波書店>、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲全集・管弦楽曲集<DECCA>を返却し、予約しておいた野坂昭如の『絶筆』<新潮社>、関幸彦の『恋する武士 闘う貴族』<山川出版社>、木村二郎の『残酷なチョコレート』<東京創元社>、窪美澄の『水やりはいつも深夜だけど』<角川書店>、松波太郎の『ホモサピエンスの瞬間』<文藝春秋>、『最新版 クラシック名盤大全 交響曲・管弦楽曲篇[下]』<音楽之友社>、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲全集<ドイツ・グラモフォン>を新たに借りる。


 帰宅後、早速エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第1番&第2番&第3番、第4番を聴いたりしながら、『犬神家の末裔』の手直しをしたり、書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の第26回を投稿する。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、ショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第5番&第6番、第7番&第8番&第9番、第10番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『絶筆』を読み始めたりする。
 『絶筆』は、2003年に脳梗塞で倒れてのちの野坂昭如の遺作集。
 日記を中心に編まれているが、自らの日常を記しつつ、社会的状況について言葉を重ねているのも野坂さんらしいなあと思う。
 特に、東日本大震災以前の地震に接して、何度も原子力発電所に厳しい目を向けている点が印象深い。

 途中、20分ほど昼寝をした。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチのアダージョ(エレジー)&アレグレット(ポルカ)&弦楽4重奏曲第11番&第12番を聴きながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでレナード・スラットキン指揮NHK交響楽団の第1834回定期公演の実況中継(サントリーホール大ホール)を聴く。
 バーンスタインの『キャンディード』序曲、『オン・ザ・タウン』から3つのダンス・エピソード、『ウェストサイド・ストーリー』からシンフォニック・ダンス、マーラーの交響曲第4番(安井陽子のソプラノ独唱)が演奏されていた。
 明度が高いというか、線がくっきりと太い演奏だった。

 続けて、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第13番、第14番&第15番を聴く。
 明度の高さ、線の明解さでいえば、エマーソン弦楽4重奏団が演奏したショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲もひけをとらない。
 作品の持つ屈託した感情は若干乏しいが、音楽の構造を識るという意味では実に優れた演奏だと思う。
 それにしても、ライヴ録音とは思えぬ精度の高さには驚く。
(ライヴといっても、いろいろいじってはあるだろうけど)


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『絶筆』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第26回

*犬神家の末裔 第26回

「ああ、美味しかった」
 そう言って、沙紀がカプチーノを口に運んだ。
 苦味の効いたエスプレッソを味わいながら、早百合は大きく頷いた。
 本場で五年間修業を積み、さらに東京や横浜で腕を磨いたというだけあって、戸倉のつくるイタリア料理は本格的で実に美味しかった。
 その上で、地産地消というのか、那須菜や白戸鱒など地元那須の食材がふんだんに使用されているのも魅力的だ。
 早百合たちがランチを注文してしばらくすると、観光客らしい若い女性の三人組が入ってきたので、戸倉も由美子もそちらにかかりきりになっている。
「人気あるんだね」
「雑誌とか、あとネットでも取り上げられてるから」
「へえ、そうなんだ」
 三人組の一人が那須菜と川エビのサラダをスマホで撮影しているのが目に入った。
「あれ、フェイスブックとかツイッターにアップするんだよ」
「ふうん」
「やってないよね」
「だって、あんまりそういうの得意じゃないから」
「私、やってるよ。ほら」
 沙紀はジャンパーのポケットからスマホを取り出して器用に操作すると、液晶画面を早百合のほうに向けた。
 ペパーミントパティのイラストをアイコンにした、キサキサキ!というアカウントで、「朝起きるのつらいわ」とか「今から買い物。ついでにランチ」といった短めのツイートが続いている。
「キサキサキ」
「そうだよ」
 小学生の頃、沙紀は少女漫画家になるのが夢だった。
 そんな沙紀のために早百合が付けたペンネームが、キサキサキなのだ。
「ツイッターなんてやってたっけ」
「うん。二年ぐらい前からね」
「そっかあ」
「やんないの」
「やったらどうかって、言われてるんだけどね」
「やったらいいのに。フォローするよ」
「面倒だぺ」
「らっしいなあ」
「まあね」
 早百合は冷水を口に含んだ。
「なんで始めたの」
「いろいろ」
「いろいろ」
「そう、いろいろ」
 沙紀は微妙な笑顔を浮かべた。
 そして、早百合に一言断ると、「ともだちとおしゃべり中」とツイートした。
posted by figarok492na at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月26日

午前中、かかりつけの病院へ 夕方、京都芸術センターへ(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空、快晴の一日。

 気温も激しく上昇し、初夏を通り越して夏の勢い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の調子、芳しからず。
 やれやれ。


 俳優の佳梯かこが亡くなった。58歳。
 出身地の名古屋を拠点とし、演劇の活動を続けた。
 朝日新聞の訃報には平田オリザや鄭義信との活動が記されているが、やはり佳梯さんといえば、『寿歌』をはじめとした北村想作品での活躍を忘れてはなるまい。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。

 タレントの前田健も亡くなった。44歳。
 黙祷。


 チェルノブイリ原発の事故から30年が経った。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜19時頃外出し、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
 28回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前々回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!!

 終了後、交流会に参加して、23時過ぎに帰宅した。


 1時40分過ぎに寝床に就き、8時頃起きる。


 8時台に外出してかかりつけの病院へ。
 処方箋をもらい、四条通のスギ薬局で薬を受け取り、仕事関係の用件を片付けてから帰宅した。


 帰宅後、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番&第3番、第2番<DECCA>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、『犬神家の末裔』の手直しをしたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第25回として投稿する。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第4番、悲劇的序曲集を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
 途中、20〜30分ほど昼寝をした。


 原彬久の『戦後政治の証言者たち』<岩波書店>を読了する。
 1960年の安保改訂を中心にして、著者が岸信介らに行ったインタビューにまつわるエピソードを綴った一冊。
 ああ、面白かった!


 17時頃再び外出し、仕事関係の用件を片付けたり、大垣書店四条店や京都芸術センターで用件を片付けたり、夕飯用の買い物をすませたりして、18時半に帰宅した。


 帰宅後、クラリネットのリチャード・ストルツマンと東京クヮルテットが演奏したブラームス&ウェーバーのクラリネット5重奏曲<RCA>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 夕飯後、レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&大学祝典序曲<ドイツ・グラモフォン>、シャイー指揮による同じくブラームスの交響曲第2番と大学祝典序曲&ハンガリー舞曲第1番、第3番、第10番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、大垣書店四条店で入手した『本』5月号を拾い読みしたりする。
 『本』では、伊坂幸太郎と佐々木敦の対談が面白かった。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第25回

*犬神家の末裔 第25回

「いらっしゃい、早百合ちゃんはほんと久しぶりだねえ。小学校の同窓会以来だよねえ」
 由美子が二人分のグラスと、冷水の入ったワインの瓶をテーブルの上に置いた。
「ほんとお久しぶり。てっか、びっくりした」
「さゆっぺ、二人のこと気がつかないんだよ」
「だって、ゆみちゃんが戸倉君とお店やってるなんて」
「まあ、私たちもいろいろあってさあ」
 由美子が厨房の戸倉のほうにちらと視線をやった。
「早百合ちゃんは帰省」
「母さんが倒れちゃって」
「ええっ、どうしたのお」
「軽い心筋梗塞だって」
 早百合に代わって沙紀が答えた。
「うちの親類が担当で、一応命に別条はないって。今朝病院に行ったら、意識が戻ってた」
「そうかあ、それはほっとするよねえ。心臓、怖いもんねえ」
「そうだ、由美子知ってた、吉富先生のこと」
「亡くなったんでしょ」
「嘘、よっちゃん先生亡くなったの」
「そう。先生、急性の心筋梗塞だったって」
「ああ、よっちゃん先生三年から六年までずっと担任だったのに」
「私は四年から六年、由美子は」
「三年と六年。いい先生だったよねえ」
「うん、私なんかいろいろ庇ってもらったし」
「先生、亡くなってしばらくしてから見つかったんだよねえ」
「三、四日経ってからだって。先生、旦那さんが亡くなってからはずっと一人暮らしだったもんね」
「一人暮らしかあ」
「先生も、子供さんいなかったからねえ」
 由美子の言葉に、三人が黙り込んだところで、
「ねえ、何食べる」
という戸倉の陽性なバリトンの声が聞こえてきた。
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ネオ落語・セントラル 第28回

☆ネオ落語・セントラル 第28回

 出演:桂三河さん、桂文五郎さん
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、かるあ君、棚卸し代行ハウスさん
(2016年4月25日20時開演/錦湯)


 28回目となるネオ落語・セントラルは、大阪は道頓堀ZAZAにおける「いつつぼし五流派落語会」出演のため月亭太遊さんが不在。
 ということもあってか、いつもに比べて若干お客さんの集まりは少なかったものの、そこはあえてこちらを選んだだけあって少数精鋭、愉しい会となった。

 まずは、桂三河さんと今回初登場となる桂文五郎さんのトークからスタート。
 一見、松竹新喜劇の二の線風、先ごろ三年間の見習い修行を終えたばかりという文五郎さんは、師匠桂文珍さんにとって25年ぶりの年季があけたお弟子さんとのこと。
 ご苦労が偲ばれる。

 で、盛り上がったところで、その文五郎さんが高座へ。
 おなじみ『阿弥陀池』を演じる。
 ありもしないホラ話でなぶられた町内の男が、今度は誰ぞにおんなじ話をして騙し返したろと勢い込んだはよいが…。
 落語中のホラ話ではないが、下に押さえ込まれた泥棒が懐に忍ばせた匕首で。
 って、これはそれこそ剣呑な喩えかな。
 キャラクターの描き分けがしっかりして、強弱のはっきりした、筋のわかりやすいオーソドックスな上方の落語家さんらしい語り口なのだけれど、時折芯の強さというか、後述大喜利で表されたような寸鉄人を刺す気の動きが窺えたのも興味深く、またそこに、師匠の文珍さんと相通ずるものを感じたりもした。

 しばし夢のような驚きの時間あり。
 今回のネオ落語・セントラルを外してしまった皆さんは、思わぬ金星を掴み損ねたってことです。

 トリは、三河さん。
 身近なエピソードを重ねたマクラで大きな笑いをとってから、本題の『お忘れ物承り所』へ。
 師匠桂文枝さん(三枝時代)による、細かいくすぐりの効いたよくできた作品で、ここぞというところできっちり笑いが起きていた。
 この夜の三河さんには、どこか大師匠然とした風格あり。

 最後は、定番の大喜利となる。
 三河さんの仕切りの下、作家の桜井さん(あいにくお休み)考案のお題に、文五郎さんと大喜利連の貯蓄アンドザシティさん、かるあ君、棚卸し代行ハウスさんが挑んだ。
 三河さんの仕切りは、獲物を横取りしない鵜飼いの鵜匠といった感じ。
 解答者の思うに任せつつ、適宜合の手を挟んで行く。
 文五郎さんは、三河さんとともに大喜利連にも気を配りつつ、自らブラックというだけあって、時にシュートな解答を飛ばしていた。
 一方、大喜利連は、三者三様の安定した解答ぶり。
 文五郎さんにのっかる形で、かるあ君など、けっこうきわどい答えを連発していた。

 と、一味もふた味も違ったネオ落語・セントラルでした。
 何が起こるかわからないネオ落語・セントラルへ皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
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2016年04月25日

午前中、外出した(早めのCLACLA)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じも強し。

 気温は上昇し、初夏の訪れすら感じる陽気。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 黄砂禍に、両耳の不調と体調あまり芳しからず。
 やれやれ。


 衆議院補選。
 北海道5区は、自民党の和田候補が勝利する。
 ただし、野党共闘の池田候補も善戦だったようだが。


 毎度のことながら、見え見え馬鹿丸出しの目くらましや八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夜24時半過ぎに寝床に就き、7時に起きる。

 ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、ピアノのスヴェトラ・プロティッチが弾いたモーツァルトのロンド<キング>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 9時頃外出して仕事関係の雑件を片付け、郵便局や銀行を回る。


 帰宅後、ヴェラー・カルテットが演奏した『カルテット・パーティー』<タワーレコード/DECCA>、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、『レ・プティ・リアン』序曲<同/ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、『犬神家の末裔』の手直しをしたり、書き進めたりする。
 気がつけば、『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して100枚近くなっていた。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第24回として投稿する。


 午後、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番&第3番、第2番&第4番、悲劇的序曲他<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、原彬久の『戦後政治の証言者たち』<岩波書店>を読み進めたり、部屋の片付けをしたりする。


 まもなく外出し、錦湯さんへ。
 28回目となるネオ落語・セントラルなり。
 今週は月亭太遊さんは別の落語会でお休みだが、果たしてどんな感じになるだろう。
 それもまた愉しみだ。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強く印象に残る京都小劇場の演者さんを記そうとしたが断念した

 十年ひと昔というが、十五年以上も前のことになると、それも相当トリビアルな内容ともなると、なかなかネットの世界では詳細な情報が手に入りにくい。
 先日、本当に観ておいてよかった京都小劇場の公演について記したが、「それじゃあ、あそこに書かれているほかに、あなたの記憶に残った演者さんはいませんか」という問い合わせをいただいた。
 それで、せっかくだから改めてそこらあたりのことを記してみようかと思って、作業を始めたのだけれど、すぐに挫折した。
 と、言うのも何を観劇したかという記録はしっかりメモしているのだけれど、キャスト等演者さんの名前は全くメモしていない。
 しかも、十年前の引っ越しの際に、昔のチラシやパンフ類はえいままよとばかり、あらかた始末してしまった。
 だから、ネットが全盛となる前の公演に関しては、演者さんの正確な名前が思い出せないのである。
 舞台上の彼彼女らの演技は、はっきりと覚えているのにだ。
 例えば、2001年の2月に京都府立文化芸術会館のホールで観た、劇団飛び道具の『改訂版 茜雲』。
 もちろん、藤原大介、山口吉右衛門、伊沢はるひ、山本麻貴(以上敬称略)といった人たちは言うまでもない。
 あの頃から達者な演技だったし、彼彼女らも非常に印象的だった。
 ただ、それにも増して僕の記憶に強く焼き付いているのは、出演シーンも台詞も少なかったはずの、医者か何かの小僧を演じていた女性だ。
 呉竹さんだか、若竹さんだか、そんな名前だったような気もするが、残念ながらちゃんとした名前を思い出せない。
 そして、あえて僕が記しておくのであれば、今や小劇場からはいなくなってしまったそういった人たちのほうこそではないかとも思い、問い合わせへのお答えを断念することにした。
 僕自身、とても残念でならないが。
posted by figarok492na at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第24回

*犬神家の末裔 第24回

「さゆっぺ」
 と、大きな声がしたのは、早百合がアーケード街の文具店に入ろうとしたときだった。
 驚いて振り返ると、そこには膨らみきった百円ショップのビニール袋を手にした沙紀が立っていた。
「さっちゃん」
「帰ってたんだ」
「うん、母さんが倒れちゃって」
「えっ、おばさん」
「軽い心筋梗塞だって」
「大丈夫なの」
「腎臓も弱ってるらしいけど、今のところは。今朝病院に言ったら、意識も戻ってた」
「そうかあ。それはよかったね」
「さっちゃんは」
「買い物買い物。たいしたもんじゃないけど」
 沙紀はビニール袋の中から、マレーシア産のチョコチップクッキーの箱を取り出してみせた。
「おやつ」
「私んじゃないよ、子供たちの」
 沙紀は微笑むと、
「今から空いてる」
と訊いてきた。
「空いてる」
「じゃあ、お昼でもどう」
「いいよ」
 早百合は軽い調子で応じた。

 沙紀と早百合はアーケード街を細い路地に逸れてすぐのところにある、ジャコモというイタリアン・レストランに入った。
 作曲家のファーストネームが店名の由来というだけあってか、プッチーニの『ラ・ボエーム』が小さな音で流されている。
 どうやら沙紀はこの店の常連らしく、シェフに一言断ると、窓際のテーブル席に腰を下ろした。
 ランチのピークを過ぎたこともあってか、早百合と沙紀以外、店内に客はいなかった。
 と、シェフの傍にいる早百合たちと同年代らしき女性が、こちらのほうに軽く手を振っている。
「ほら、さゆっぺ」
「えっ」
「二人」
「何」
「戸倉君と由美子」
「えっ」
 沙紀の言葉によく確かめてみると、二人は早百合の小学校時代の同級生、戸倉学と井田由美子だった。
 慌てて早百合は手を振り返した。
「相変わらずだなあ」
「しょうがないっぺ」
 早百合はわざとらしく那須の方言を使った。
posted by figarok492na at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月24日

黄砂禍か? 松井亜希の歌唱を愉しむ(CLACLA日記)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じが強し。

 気温は思ったほどには上昇せず。
 夕方になって、うっすらと肌寒さを感じた。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 黄砂禍か?
 喉がちりちりとし、咳込みまである。
 おまけに、両耳の不調も続く。
 やれやれ。


 衆議院補選。
 京都3区は、民進党の泉健太候補が勝利した。
 一方、北海道5区の結果や如何?


 昨夜、1時過ぎに寝床に就き、8時に起きる。

 午前中、NHKラジオ第1の『音楽の泉』(モーツァルトの特集)やNHK・FMの『名演奏ライブラリー』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書き分の手直しをしたり、書き進めたりする。
 『名演奏ライブラリー』は、ベルリン・フィルの首席奏者としてヘルベルト・フォン・カラヤンを支えたオーボエのローター・コッホの特集。
 そのカラヤン指揮ベルリン・フィルとのリヒャルト・シュトラウスやモーツァルトのオーボエ協奏曲、ベルリン・フィル・ゾリステン・メンバーとのモーツァルトのオーボエ4重奏曲などが放送されていた。


 午後、NHK・FMの『日曜喫茶室』(今回から、総集編に移行。村田兆治をゲストに迎え、村田さんとピアニストの神谷郁代がゲストの回のハイライトを放送していた)と『きらクラ!』、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番&第3番<DECCA>を聴いたりしながら、『犬神家の末裔』の下書き分を第23回として投稿したり、仕事関係の作業を進めたり、角田光代の『坂の途中の家』<朝日新聞出版>や網野善彦の『日本社会の歴史』(中)<岩波新書>を読み進めたりする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第2番を聴いたりしながら、『坂の途中の家』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』を聴く。
 ピアノの児玉桃、カリン・K・ナガノ(父はケント・ナガノ、母は桃の姉児玉麻里)と尾高忠明指揮東京フィルが演奏したモーツァルトの2台のピアノのための協奏曲、井上道義指揮東京フィルが演奏したモーツァルトの交響曲第33番のライヴ録音が放送されていた。

 続けて、同じくNHK・FMの『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
 出演はソプラノの松井亜希他。
 プーランクなどフランス歌曲を愉しむ。
 松井さんの歌唱は、鈴木雅明指揮京都市交響楽団のモーツァルト・ツィクルスで実演に接してとても感心したことがあるが、こうして久しぶりに聴くことができて本当によかった。
 てか、彼女の美しい歌声はやっぱり生で聴きたいなあ。

 続けて、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第4番、悲劇的序曲他を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『坂の途中の家』を読了する。
 いろいろと想うところや考えるところあり。

 『日本社会の歴史』(中)も読了する。

 原彬久の『戦後政治の証言者たち』<岩波書店>を読み始める。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第23回

*犬神家の末裔 第23回

 三菱銀行那須支店における田山兵三の一件と戌神家の事件の関係については、推理作家の熊倉徹が『日本の青い霧』中の一篇「戌神月子の毒薬と帝銀事件」で詳しく述べている。
 熊倉氏は雑誌編集者を経て作家デビューを果たした人物で、タイトルからもわかる通り、デビュー作の『日本の青い霧』は、松本清張の『日本の黒い霧』から多大な影響を受けている。
 ただ、熊倉氏の場合は、「櫟公爵夫妻の自動車転落事故死」や「フィルムは消えた」のように、自らの身近な人々に起こった事件を積極的に取り上げるなど、私小説的な要素が多分に含まれている点も興味深い。
 実は、熊倉氏は小枝子の日本女子大の先輩にあたり、事件の発生前からすでに二人は面識があったという。

 熊倉氏は、一九四七年十月十四日に起こったある事件から筆を起こす。
 その日、閉店直後の安田銀行荏原支店に、厚生省技官、医学博士、厚生省予防局松井蔚の名刺を手にした男性が現われ、「赤痢菌の感染者が、午前中預金に訪れており、全ての行員と全ての金を消毒する必要がある」旨、告げる。
 支店長は巡査を呼んで赤痢の発生の有無について尋ねたものの、巡査はそのことを知らず、警察署へと確認に向かう。
 その間、男は帝銀事件と同様の手段で行員に薬液を飲ませたが、行員に死者は出なかった。
 なお、松井蔚は実在する人物で名刺も本物だった。
 いわゆる帝銀事件の予備的犯行とも目される安田銀行荏原支店事件だが、その手口は三菱銀行那須支店で試されようとしたものと非常に類似している。
 そこで熊倉氏は、田山兵三を名乗った男性は、安田銀行荏原支店で松井蔚を名乗った男性同様、帝銀事件と密接に関係している人物であると断定する。
 さらに熊倉氏は、この男性がなんらかの理由で戌神月子に接触し、結果として戌神恒猛や青柳達也、若槻修治殺害の際に使用されることとなる毒物を譲渡したのではなかったか、と筆を進めて行く。
 熊倉氏のこの仮説には、早百合も納得させられるところが少なくなかった。
 だから、適うことならばご本人に直接お話をうかがいたいと思っていたのだけれど、あいにく熊倉氏は昨年末より病気療養のため入院中である。
 当然早百合は熊倉氏の著書を引用したいと考えていたが、可能な限り原資料にあたってみるのが物書きとしての礼儀だとも思い、今回の帰省を利用したのだった。
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2016年04月23日

7時半まで寝ているつもりが、6時半には起きた(CLACLA日記)

 晴天からどんよりとしたお天気へ。
 雨も降る。

 気温は上昇し、初夏そのものと言いたくなるような陽気。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調に加え、気圧と湿度のWパンチ、さらには花粉か黄砂類による喉の痛みと、体調今ひとつ。
 やれやれ。


 馬鹿につける薬はない。
 と、つくづく思う今日この頃。


 昨夜1時近くに寝床に就く。
 で、土曜日ということで7時半に起きるつもりが、昨夜の紅茶2種類6杯程度のカフェイン攻勢が効いたか早朝に目が醒めてそのまま寝つけず、6時半には起きるというおじいちゃん状態。
 仕方がないので、朝一で毎週恒例の洗濯をすませる。
(って、マンションのコインランドリーを使っているので騒音等に関してはご安心のほど)

 午前中、NHKのラジオ番組や、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏した同じくモーツァルトの交響曲第33番&第31番「パリ」<TELDEC>、ABCラジオの『征平吉弥の土曜も全開!!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書きを手直ししたり、書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第22回として投稿する。


 午後、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第1番&第3番、第2番&第4番、悲劇的序曲他<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』をさらに書き進めたり、網野善彦の『日本社会の歴史』(中)<岩波新書>や角田光代の『坂の途中の家』<朝日新聞出版>を読み進めたりする。
 途中、40分ほどといつもより長めに昼寝をした。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 途中、近くのブックファーストに立ち寄った。


 帰宅後、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラが演奏したブラームスの交響曲第4番、ハンガリー舞曲第5番&第6番<PHILIPS>を聴いたりしながら、『日本社会の歴史』(中)を読み進めたり、雑件を片付けたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
 ラヴェルの組曲『マ・メール・ロワ』、ルーセルの交響曲第3番、ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』、ベートーヴェンの『エグモント』序曲と、ジャン・マルティノンの1963年の来日時のライヴ録音が放送されていた。

 続けて、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 今回は「私の試聴室」で、『ピリオド楽器で味わう異国情緒』と題し、アンサンブル・ゼフィロが演奏したトルコからの影響がうかがえる管楽合奏のための行進曲、パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラが演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」の第2楽章と第4番「イタリア」の第4楽章、フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルが演奏したラヴェルの道化師の朝の歌などが放送されていた。

 続けて、ベルリン・フィル8重奏団が演奏したブラームスの弦楽5重奏曲第1番&第2番<PHILIPS>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『坂の途中の家』や『日本社会の歴史』(中)を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本当に観ておいてよかった京都の小劇場公演

☆本当に観ておいてよかった京都(関係)の小劇場公演

 昨日、親しい友だちと話をしていてふと、それでは自分にとって小劇場の公演とはなんだったのかなと考えてしまいました。
 それで、1999年から昨年2015年まで自分が観てきた京都(関係)の小劇場公演の中で、本当に観ておいてよかったと思える公演を振り返ってみました。
 作品・公演として優れたもの、面白いものや魅力的な演者さんが出演した公演もそうですが、当時厳しい感想を持ったにも関わらず強く印象に残る公演や、造り手の側の本質特性がはっきりと感じ取れた公演、自分自身の創作に大きな刺激を与えた公演も含まれています。
 なお、敬称は略、作演出家の方以外の名前は、非常に印象に残った演者さんです。

1999.03 三角フラスコ『鈴虫のこえ、宵のホタル』(花田明子作・演出)


1999.10 三角フラスコ『オレンジ・ブルース』(花田明子作・演出)安井きよ子

2001.06 弾丸列車構想『ハラダリャンの脳について』 ハラダリャン

2001.11 さらん『虹を見た』(杉山準構成・演出)

2002.09 寺×子屋’02『そして校庭を走った』(田辺剛作・演出)

2003.10 『宇宙の旅、セミが鳴いて』(鈴江俊郎作、高瀬久男演出)豊島由香、岡嶋秀昭

2004.07 ハラダリャン『尺八鮫』 ハラダリャン

2004.09 ニットキャップシアター『男亡者の泣きぬるところ』(ごまのはえ作・演出)

2004.11 ベトナムからの笑い声『643ダブルプレー』〜「元チャンネル団地」

2005.01 笑の内閣『間男はつらいよ』(高間響作・演出)

2005.09 厄プロジェクト〜高野明子とハラダリャンのスケッチ

2006.01 ベトナムからの笑い声『ブツダンサギ』〜「ずっこけ3人組」

2006.03 ニットキャップシアター『家屋全壊』(ごまのはえ作・演出)

2006.05 劇団地下宣誓『売り言葉』(野田秀樹作、あきやまはるか演出)

2006.08 ベトナムからの笑い声『サンサンロクビョウシ』〜「オリエンタル歌劇団」

2006.11 遊劇体『闇光る』(キタモトマサヤ作・演出)

2007.06 昼ノ月『顔を見ないと忘れる』(鈴江俊郎作・演出)二口大学

2007.10 『生きてるものはいないのか』(前田司郎作・演出)宮部純子

2008.12 France_pan『家族っぽい時間』(伊藤拓作・演出)

2010.01 鉄人漁船『Plant』(田中遊作・演出)

2010.03 夕暮れ社 弱男ユニット『教育』(村上慎太郎作・演出)

2010.05 正直者の会『ゲーム1』 田中遊、豊島由香

2010.07 トリコ・A『せりふのないガラスの動物園』(山口茜構成・演出)

2010.11 France_pan『ありきたりな生活』(伊藤拓作・演出)

2010.12 ベトナムからの笑い声『チェーンデスマッチ』

2011.02 劇団西一風『誰?』(市川タロ作・演出)

2011.04 ニットキャップシアター『ピラカタ・ノート』(ごまのはえ作・演出)

2011.06 努力クラブ『牛だけが持つ牛特有の牛らしさ』(合田団地作・演出)タカヒー

2011.06 ルドルフ『ルドルフのまっしろけでゴー』(筒井加寿子作・演出)岩田由紀

2011.12 劇団テンケテンケテンケテンケ『雪もつもれば』(勝二繁作・演出)

2011.12 月面クロワッサン『望遠鏡ブルース』〜冬編(作道雄作・演出)

2012.02 劇団西一風『話の時間』(田中次郎作・演出)

2012.02 ドキドキぼーいず『ブサイクハニーベイベー』(本間広大作・演出)

2012.02 友達図鑑『友達図鑑のかたくなにゆでる』(丸山交通公園作・演出)丸山交通公園

2012.04 ドキドキぼーいず『ブサイクハニーベイベー』 福田きみどり

2012.07 ピンク地底人『明日を落としても』(ピンク地底人3号作・演出)

2012.09 monocon『カラフルメリィでオハヨ…』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作、山崎彬演出)

2012.10 京都ロマンポップ『ピュア・アゲイン』(よりふじゆき作、向坂達矢演出)

2012.11 正直者の会.lab『ライトスタッフ』(田中遊作・演出)

2012.12 ニットキャップシアター『Strange』(ごまのはえ作・演出)

2012.12 イッパイアンテナ『バードウォッチングダイアリーズ』(クールキャッツ高杉作・演出)

2013.01 絶対、大丈夫か『NEVER WEDDING STORY』(筒井加寿子作・演出)岩崎果林

2013.03 吉田寮しばい部『きずあと』(中西良友作・演出)五分厘零児、辻斬血海

2013.03 コロボックル企画『すぐ泣く』(若林りか作・演出)

2013.03 ドキドキぼーいず『Zoo』(本間広大構成・演出)島あや

2013.03 劇団ケッペキ『夢みるナマモノ』(内山航作・演出)永榮紘実

2013.03 ひげプロ企画『飛龍伝』(つかこうへい作、たにかわはる演出)

2013.09 劇団愉快犯『今日のおばんざい』〜「昼食同盟」(ヒラタユミ作、石濱芳志野演出)

2013.09 THE ROB CARLTON『フュメ・ド・ポワゾン』(村角太洋作・演出)

2013.10 HOME『わたしのあいだ』

2013.11 「」会〜『肝っ玉おっ母とその子どもたち』終景 永榮紘実、横山清正

2013.11 K.I.T.『地中』(角ひろみ作、柏木俊彦演出)

2014.03 月面クロワッサン『強く押すのをやめてください』(丸山交通公園作・演出)浅田麻衣、西村花織、森麻子

2014.08 柳川『奥さん!柳川がまたおかしなものを作ったらしいわよ』(津野允作・演出)帝釈天アニー

2014.09 劇団ACT『めまい』(一人静作・演出)

2014.09 コントユニット左京区ダバダバ『ゴリラ殺人事件』(寺岡慎一郎、谷畑仁作)

2014.09 ルサンチカ『星の王子さま』(寺山修司作、河井朗演出)

2014.09 劇団西一風『いちごパンツを撃鉄に』(岡本昌也作・演出)

2014.12 日本海『カゾクノカタマリ』(勝二繁作・演出)

2015.05 THE GO AND MO’S『野村の論』 黒川猛、堀江喜劇王
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犬神家の末裔 第22回

*犬神家の末裔 第22回

 さらに、信濃民衆新聞那須版・十月十八日付朝刊には、この「奇怪なる訪問者現わる」の続報が掲載されている。

[北那須駅に田山兵三]

 昨日付朝刊にて報じた奇怪なる訪問者、厚生省技官甲信越担当予防官 田山兵三を名乗る人物の足取りが、本紙の独自調査によって判明した。
 本紙調査によると、十月十五日の夕刻北那須駅で、東京発の急行列車から田山兵三と名乗る人物と同様の風体をした男性が降車したことを、同駅駅員の田沼則公氏他数名が目撃している。
 さらに調査を重ねたところ、同日十九時半頃、北那須駅前の旅館北那須ホテルに田山兵三を名乗る人物が入室したことがわかった。
 北那須ホテルの主人伊勢九兵衛氏は語る。
 思えばちょいとばかり妙なお客でしたな。戦闘帽を目深に被って、襟巻を鼻の上まで巻いてるんで、顔の中で見えるのは目だけだったんですからな。
 宿帳には、東京都麹町区三番町二十一番地、厚生省技官 田山兵三 三十歳と金釘流の文字で記されているとのこと。
 本紙が確認すると、厚生省の技官の中に田山兵三なる人物は実在するものの、田山氏は当年とって四十八歳、しかもこの三ヶ月ほどずっと東京に滞在していたというのだから、謎は深まるばかり。
 田山兵三を名乗った人物の正体や如何に。

 と、結んでいるが、本来ならば信濃民衆新聞はこの田山兵三を名乗る人物について、さらに取材を続ける予定だったのではないか。
 ところが、戌神家の事件が発生したために、その余裕がなくなってしまったのだろう。
 事実、その後しばらくの間、田山兵三の名は信濃民衆新聞紙上から消える。
 田山兵三の名が再び信濃民衆新聞に登場するのは、翌年一九四八年の一月に、あの帝銀事件が起こってからだ。
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2016年04月22日

感謝の気持ちを忘れてはいけないな(CLACLA日記)

 どんよりとした感じから晴天へ。
 いいお天気、いい青空となる。

 気温も上昇し、初夏の勢いを感じた。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 相変わらず両耳は不調だし、花粉禍も続くが、熱が出ることもなく風邪は退散したらしい。
 まずは、ほっとする。


 ロックミュージシャンのプリンスが亡くなった。57歳。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。


 今日も今日とて、目くらましの八百長猿芝居が横行している。
 騙されまい。


 昨夜、エレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番<ドイツ・グラモフォン>を聴きながら作業を進めたのち、24時少し前に寝床に就く。

 で、7時に起きる。


 午前中、グリモーらが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第23番他<同>、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスのハイドンの主題による変奏曲他<DECCA>、KBSラジオの『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、下書き分の手直しを行ったりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第21回として投稿する。


 午後、『妹尾和夫のパラダイスkyoto』やNHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』を聴く。
 『オペラ・ファンタスティカ』では、マリア・カラスのタイトルロール、アントニーノ・ヴォットー指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団他が演奏したポンキエッリの歌劇『ジョコンダ』の録音が放送されていたが、なんと言ってもカラスの絶唱が聴きものだった。


 仕事関係の作業を進めたり、網野善彦の『日本社会の歴史』(中)<岩波新書>を読み進めたり、角田光代の『坂の途中の家』<朝日新聞出版>を読み始めたりする。


 17時過ぎに外出して、仕事関係の用件を片付ける。

 その後、百万遍方面へ移動して大切な予定をすませる。
 一緒に仕事を進めていきたいと思う人と仕事を進めていくためにも、もっと努力していかなければと改めて感じた。
 多謝。


 22時過ぎに帰宅して、仕事関係の作業を進める。


 今日は、外出中にガトーショコラケーキを食す。
 たまの甘いものは、本当に美味しい。
 実に美味しうございました。
 ごちそうさま!


 感謝の気持ちを忘れてはいけないな、とつくづく思う。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第21回

*犬神家の末裔 第21回

 二年前に帰省した際、すでに事件そのものの記事に関してプリントアウトをすませておいた早百合が、何ゆえ事件直前の新聞に目を通そうとするのか。
 それは、戌神家の事件の二日前、一九四七年十月十六日の午後、三菱銀行那須支店で起こったある不思議な出来事を確認するためだった。
 そして、早百合が信濃民衆新聞那須版・一九四七年十月十七日付朝刊のマイクロフィルムを追っていくと、次の記事が見つかった。

[奇怪なる訪問者現わる]

 昨十月十六日、閉店直後の三菱銀行那須支店に、年の頃なら三十前後、厚生省技官・甲信越担当予防官 田山兵三を名乗る背広服姿の男性が現われた。
 田山兵三曰く、本日午前の預金者中、赤痢の感染者があり、ついては全行員、全紙幣の消毒を行わねばならぬ。
 驚愕、支店長の岡崎正勝氏が詳細確認をと告げて近隣の派出所に向かった隙に、田山兵三は持参の薬物を行員たちに飲ませようとしたが、行員中鼻っ柱の強さで知られたE君が、そんな奇態なもの飲めるかと反抗。
 しばし田山兵三とE君の言い争いが続いた末、田山兵三は責任部署の許可を得ると告げて、那須支店を退散した。
 一方、岡崎支店長が派出所を通じて確認したところ、一切然様な事実はないとのことで、またも驚愕。
 派出所の巡査共々支店に戻ったところで、田山兵三とE君の顛末を知らされた由。
 田山兵三はそれきり那須支店には戻ってこなかったというが、果たしてこの奇怪なる訪問者の目論見とは一体なんだったのだろうか。
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2016年04月21日

雨降り 体調、芳しからず(CLACLA日記)

 雨降り。
 どんよりとしたお天気の一日。

 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 風邪が進んでいるのか、肺の奥に重たい感じがあり。
 加えて、気圧と湿度のWパンチ。
 体調、芳しからず。
 やれやれ。


 政府は、実は熊本大分の地震に対する激甚災害の指定に消極的だとのツイートが流れてくる。
 もちろん、事の正否については慎重に見極めなければなるまいが。
 もし本当のことだとしたら、全くもって度し難い。

 被災地にも雨が降っている。


 昨夜、23時50分過ぎに寝床に就き、7時に起きる。

 午前中、NHKのラジオ番組や、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲第2番&第4番、ハイドンの主題による変奏曲他<DECCA>、シャイー指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団他が演奏した同じくブラームスのクラリネット・ソナタ第1番(ルチアーノ・ベリオ編曲)<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書き分の手直しを行ったり、書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第20回として投稿する。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第1番&第3番<同>、クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団他が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第2番「讃歌」<TELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、金原ひとみの『マリアージュ・マリアージュ』<新潮社>を読み進めたりする。


 網野善彦の『日本社会の歴史』(上)<岩波新書>を読了する。
 一部一部は押さえてきたものの、こうやって日本の歴史を通して読むということはなかなかしたことがなかった。
 まだまだ勉強が足りない。


 17時台に外出して、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ピアノのユンディ・リと小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&ラヴェルのピアノ協奏曲<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、『マリアージュ・マリアージュ』を読み進めたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、ピエール・ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 ワーグナーの歌劇『タンホイザー』序曲、ベルクの抒情組曲、マーラーの交響曲第3番から第3楽章、カーターの3つのオーケストラのための交響曲、ブーレーズ自身のプリ・スロン・プリから、ドビュッシーの交響詩『海』が放送されていた。

 続けて、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第2番&第4番を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進める。


 『マリアージュ・マリアージュ』を読了し、網野善彦の『日本社会の歴史』(中)<岩波新書>を読み始める。


 今日も、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第20回

*犬神家の末裔 第20回

 朝食をすませた早百合がなす市民総合病院へ向かうと、母はすでに意識を取り戻していて、早百合の言葉に黙って頷き返した。
 和俊の言葉では、母の状態は今のところ安定しているとのことだった。

 マンションに戻った早百合は、ちょうどパートに出かけるところという睦美の車に同乗して那須市の中心街まで行った。
 睦美がこぼしていた通り、この二年の間に、那須の街はますます寂れてきているようで、全国チェーンのドラッグストアや百円ショップ、カラオケ店、牛丼屋、コーヒーショップの派手派手しい看板がやけに目についた。
 中高生の頃足繁く通った老舗の古本屋が取り壊されて、ブックオフに変わっているのには、早百合は本当に哀しくなった。

 那須市長選はカドワキダイサク
 地域活性化の旗手カドワキダイサク
 那須再生化計画のカドワキダイサク
 をよろしくお願いいたします。

 そんな早百合の前を選挙カーが通り過ぎて行った。

 那須市の中央図書館は、アーケード街を北向きに進み、緩やかな坂道を登り切った小高い丘の上、旧那須城跡にある。
 早百合が東京に出るまでは、中央図書館は、レンガ造りの平屋だったが、十五年ほど前に小ホールを併設した五階建てのビルディングに生まれ変わった。
 自動ドアの正面玄関を入ったちょうど左手に、那須の作家たちという大きなコーナーがあって、萬代耕造や金庭圓内といった文豪たちとともに自分の著書が何冊も並べられているのが遠目にも面映ゆく、早百合は思わず駆け足で通り過ぎてしまった。
 早百合が図書館を訪れたのは、戌神家での事件が起こる前々日前日の新聞のマイクロフィルムを目にしておこうと思ったからだった。
 昔の図書館の司書といえば、どうしてああも無愛想な物言いができるのかと思うほどに居丈高な態度をとる、それも初老の男性が多くて、早百合は何度も泣かされかかったものだが、早百合よりも一回り近く若く見える女性の司書は、とても親切に対応してくれた。
 一つには、早百合が那須の作家たちの一人であることも大きかったのだろうけれど。
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2016年04月20日

体調は悪いが図書館に行った(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 風は少し冷たかったものの、気温も上昇する。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 喉の腫れ、ちりちりとした痛みが続き、時々咳込みもある。
 今のところ熱は出ておらず、花粉症の症状も混ざっていてわかりにくいのだが、風邪のかかり始めだとは思う。
 月曜の夜の悪い咳をしていたおっさんが本当に疎ましい。
 そして、両耳の不調も続く。
 やれやれ。


 馬鹿につける薬はない。
 と、ますます痛感する今日この頃。


 パナマ文書はどこへ消えたのか?


 昨夜、23時40分頃寝床に就き、7時に起きる。

 山田一雄指揮大阪センチュリー交響楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」他<ライヴノーツ>やジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンの交響曲第3番<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。


 9時台に外出して下京図書館へ。
 ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲全集、吉田篤弘の『イッタイゼンタイ』<徳間書店>、星亮一の『井深梶之助伝』<平凡社>、西加奈子の『舞台』<講談社>、柴崎友香の『パノララ』<同>、金子薫の『鳥打ちも夜更けには』<河出書房新社>を返却し、予約しておいた金原ひとみの『マリアージュ・マリアージュ』<新潮社>、伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』<幻冬舎>、角田光代の『坂の途中の家』<朝日新聞出版>、原彬の『戦後政治の証言者たち』<岩波書店>、リカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏したブラームスの交響曲全集・管弦楽曲集<DECCA>を新たに借りる。


 帰宅後、シャイー指揮によるブラームスのハイドンの主題による変奏曲、交響曲第1番、及び同曲第2楽章異版を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の下書き分を第19回として投稿する。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』を聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 15時頃外出して、仕事関係の用件を片付ける。
 ついでに、お米(10キログラム)などを買ったりする。

 いったん帰宅後、再び外出して夕飯用の買い物をすませる。
 いつ体調が悪くなるかわからないので、動けるうちに諸々すませておいたのだ。

 外出するとき、マンションの真向かいのガレージにスーツ姿の男女がたむろして、何かああだこうだとやっていた。
 近所のボロ家の工事がようやく終わったと思ったら、もしかしてまた工事か?
 いつまで続く泥濘ぞ…。


 帰宅後、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第2番、第3番、第4番(冒頭部分の異版含む)、悲劇的序曲、間奏曲(クレンゲル編曲)、ワルツ集「愛の歌」から(ブラームス編曲)、大学祝典序曲、ハンガリー舞曲第1番、第3番、第10番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、網野善彦の『日本社会の歴史』上<岩波新書>を読み進めたり、『マリアージュ・マリアージュ』を読み始めたりする。
 シャイー指揮によるブラームスの交響曲全集といえば、かつての手兵ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の録音が20年ほど前にあって、あちらもシェーンベルクやウェーベルンの作品をカップリングするなど一捻りされていたが、ゲヴァントハウス管弦楽団との新録音は交響曲第1番や第4番の異版や、間奏曲やワルツ集の管弦楽版を収めるなど凝った造りとなっている。
 で、演奏のほうもピリオド・スタイルを意識したもので、これは同じ組み合わせの演奏によるヨハン・セバスティアン・バッハのブランデンブルク協奏曲を耳にしていたのであまり驚きではない。
 ただ、速めのテンポで鳴らすところは情熱的に鳴らす行き方は、ピリオド云々というよりもトスカニーニの演奏を彷彿とさせるかもしれない。
 まあ、トスカニーニの流儀が現在のピリオド・スタイルに影響を与えたことも否めないのだけれど。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、ピエール・ブーレーズ指揮ルツェルン音楽祭アカデミー管弦楽団他のコンサートのライヴ録音(2009年9月10日、ルツェルン文化会議センター)を聴く。
 ドビュッシーのバレエ音楽『遊戯』、ブーレーズ自身のノタシオン抜粋、ベリオのシンフォニアなどが演奏されていた。

 続けて、シャイー指揮によるブラームスの交響曲第1番&第3番を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『日本社会の歴史』上と『マリアージュ・マリアージュ』を読み進めたりする。


 今日は、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第19回

*犬神家の末裔 第19回

 翌朝、早くに目が醒めた早百合は、キッチンのテーブルの上に美穂子宛のメモを置くと、パジャマ代わりのスポーツウェアのまま部屋を出た。
 マンションの玄関から歩いてすぐのところが那須湖のほとりで、コンクリートで整備された船着き場には、戌神家のボートが網で結わえられて停まっていた。
 睦美によると、時折夫の信哉が気分転換に漕ぎ出しているという。
 瑞希はもちろんのこと、最近では信光も一緒に乗りたがらないそうで、信哉はそれが不満らしい。
 早百合は恐る恐るボートに乗ると、網を外してオールを漕ぎ始めた。
 久しぶりだから大丈夫かなと思ったが、えいと力をこめると、あとは自然に両手が動いた。
 早百合が自分でボートを漕げるようになったのは、小学校の五年生の頃だ。
 早百合ちゃん、自分で漕いでみる。
 と、ボートの漕ぎ方を早百合に教えたのは祖母である。
 祖母は東京の女子高等師範学校に進学する前は、地元の女学校のボート部の部員として相当ならしたそうで、その漕ぎ方はとても本格的だった。
 『犬神家の一族』には、野々宮珠世がボートに乗っている場面が何度かあるが、横溝正史はそうした祖母の細かいプロフィールまで知っていたのだろうか。
 見た目とは裏腹に、祖母にはどこか体育会系的な芯の強さがあったのだけれど、横溝正史はその点もまたしっかり踏まえているように思う。
 五分ほどゆっくり漕いだところで、早百合はボートを停めた。
 あまり遠くまで出ると帰りが面倒だし、無理をすればあとで身体も痛む。
 早百合は両手を挙げて、ああ、と大きな声を上げた。
 湖面の水鳥たちが早百合の声に驚いて飛び立って行く。
 あの日、祖父は三人の遺体をボートに乗せて、ここに投げ入れた。
 そのまま遺体を放置しておくわけにはいかない。
 どこかに隠さなければならない。
 もっとも近い場所にあるのは、この那須湖だ。
 おまけにモーターボートもある。
 だから、湖に出て投げ入れた。
 一応、そう説明はつく。
 説明はつくのだけれど、早百合にはどうにもしっくりとこない違和感が残る。
 それに、戦争が終わってずっと病弱だったという祖父に、果たして三人もの人間の遺体を運び込むだけの体力が本当にあったのか。
 早百合には、そのことも大きな謎だった。
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2016年04月19日

風邪を伝染されてしまったか(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温はそれほど上昇せず。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 昨夜、隣に悪い咳をしている人がいて、ちょっと嫌な予感がしていると、帰宅後急に喉の調子がおかしくなる。
 そして、案の定腫れぼったくなっている。
 風邪を伝染されてしまったか。
 両耳の調子も相変わらず芳しくなく、なんだかなあの心境。
 やれやれ。


 熊本地震の被災者の方たちは、もっと大変な状況に置かれているだろう。
 車中泊によるエコノミー症候群で亡くなられた方もあるという。
 ああ、とため息を吐いているだけではどうにもなるまい。

 エクアドルでも大規模な地震が発生し、多くの方が犠牲となられている。
 深く、深く、深く、深く、深く黙祷。


 TPPの今国会での成立困難と。
 当然至極のこと。
 いろいろと考えることあり。


 元衆議院議員で元日本共産党の書記局長金子満広が亡くなった。91歳。
 上田耕一郎不破哲三の日本マルクス兄弟をはじめ、インテリ的な幹部が多い日本共産党の中では、珍しく(良い意味でも)叩き上げ臭のする政治家だった。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜19時少し前に外出して、いくつか用件を片付けたのち錦湯さんへ。
 27回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。

 交流会に参加し、遅めの夕飯をすませて、1時過ぎに帰宅する。

 で、1時半過ぎに寝床に就き、8時少し前に起きる。


 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンの交響曲第4番<ARCHIV>を聴いたりしながら、ネオ落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。


 正午近くに外出して、夕飯用の買い物をすませ、12時半過ぎに帰宅する。
 体調が崩れるかもしれないので、早めに買い物をすませておいたのだ。


 帰宅後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第5番&第6番、第7番&第8番、第9番「合唱つき」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書き分を第18回として投稿したり、さらに書き進めたりする。
 途中、20分〜30分ほど昼寝をした。


 金子薫の『鳥打ちも夜更けには』<河出書房新社>を読了する。
 好みの雰囲気の作品だった。


 NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、ピエール・ブーレーズ指揮南西ドイツ放送交響楽団のコンサートのライヴ録音(2008年10月26日、ウィーン・コンツェルトハウス)を聴く。
 ファビアン・パニセッロの『アクサクス』、エンノ・ポッペの『古い建造物』、イザベル・ムンドリーの『私と汝』、ブーレーズ自身の『フィギュール・ドゥーブル・プリズム』など、ブーレーズが得意とする現代音楽が放送されていた。
(ブーレーズの作品の放送中、地震速報が入った)

 続けて、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>と、スヴェトラ・プロティッチが弾いた同じくモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲つき」他<キング>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、網野善彦の『日本社会の歴史』上<岩波新書>を読み始めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第18回

*犬神家の末裔 第18回

「眠とうなったけん、あたしはもう寝るね」
 美穂子は大きなあくびをすると、来客用の寝室へと消えて行った。
 救急車の微かなサイレンの音が、早百合の耳に届く。
 早百合は風呂に入ることにした。
 いつもながら、大きな浴室だと思う。
 せせこましいユニットバスは苦手なので、浴室とトイレが別れたセパレートタイプのマンションには住んでいるものの、あそことここではあまりにも広さが違い過ぎる。
 それにしても、目の前に張り巡らされた鏡のなんと残酷なことだろう。
 鏡に映る自分の姿に、早百合は小さくため息を吐いた。
 四十を過ぎて急に増え始めた白髪、張りが減って小さな斑点が浮き始めた肌、徐々に前に膨らみ始めた下腹。
 これまで出来るだけ直視しないように努めてきた厳しい現実を一挙に突き付けられたような気がして、早百合はうんざりする。
 そして、母もまた入浴するたびに、自分自身の老いと向き合ってきたのだろうと思い、どうにもたまらない気持ちになった。
 早百合は小さく頭を振ると、くまなく全身を洗ってからたっぷりと湯をはった浴槽に身体を沈めた。
 思わず、はあという声が出る。
 昔の家の風呂はもっと小さかったなあ、と手足を大きく拡げながら早百合は思い出した。
 子供の頃はこうやって浴槽に浸かっているのが嫌で、すぐに出ようとしたものだ。
 にわとりがとんでった、って十回数えたら出てもいいよ。
 そんな早百合に優しく言ったのは、祖父だった。
 小学校の修学旅行で、にわとりがとんでったにわとりがとんでったと繰り返して、だるまさんがころんだじゃないの、と親友の沙紀ちゃんにからかわれたのがとても懐かしい。
 祖父は左の頬に大きな火傷の跡があった。
 それに、背中やお腹、太腿といたるところに小さな火傷や傷の跡があった。
 それ、どうしたの。
 という、幼い早百合の問いかけに、これはねえ、戦争で兵隊に行っていたとき、と祖父は言いかけて言葉を止めると、戦争なんかもう二度とやっちゃいけないんだ、どんな理由があったって戦争は人殺しなんだよ、と哀しそうな顔をして吐き出すように言った。
 戦争は人殺しなんだよ。
 祖父のあの言葉には絶対に嘘がなかった。
 祖父の想いは、幼いなりにも早百合にしっかりと伝わった。
 それなのに、祖父はあんなことをした。
 もう戦争は終わっていたというのに。
 そのことが、早百合にはどうしてもわからないのだ。
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ネオ落語・セントラル 第27回

☆ネオ落語・セントラル 第27回

 出演:桂三幸さん、桂あおばさん、月亭太遊さん
 大喜利出演:合田団地君、広瀬信輔君、かど君(表記?)
(2016年4月18日20時開演/錦湯)


 どうやら毎週月曜の夜は寒くなるようで、昨夜も案の定気温が下がる。
 おまけに九州では地震の被害が続いているということもあって入りはどうかなと心配したが(お前は席亭か!)、27回目となるネオ落語・セントラルも20時前には徐々にお客さんが集まり始め、開演の三味の音が鳴る頃には結構な入りとなって重畳重畳。
 まずは、桂三幸さんと月亭太遊さんのトークから。
 大分と熊本の県境がご実家の太遊さんとしても、今回の地震は気が気でないところだろうけれど、そこはプロ。
 愛媛出身の三幸さんともども、しっかりと盛り上げつつ、募金の呼びかけも行っていた。

 で、トークは途中の挨拶のみで切り上げた桂あおばさんが高座へ。
 と、言うのも今回取り上げるネタ『東の旅』中の『七度狐』で準備に余念がなかったため。
 お伊勢さん参りに出かけた喜六清八の二人連れ。
 道中、知らぬ間にその地の狐に傷を負わせたのが悪かった。
 なんとこの狐、ひどい目に合わせるならば七度騙して返すという執念深い狐で…。
 というおなじみの噺だが、袴姿も凛々しいあおばさんは丁寧で細やかな掛け合いと、ここぞというところでの大きな動きでしっかり演じ上げていく。
 あとの大喜利で自らを「ざこば(師匠の)同好会」と口にするだけあって、お師匠さんへの愛情をくすぐりでも口跡でも感じさせつつ、あおばさん自身の陽性な人柄もよく表われていた。
 以前の『景清』もそうだったけれど、はめ物入り(いつもの香取光さんの三味線)の長尺の噺をこうやって聴くことができる、言葉を換えれば、あおばさんの研鑚にこうやって接することができるのも、ネオ落語・セントラルの大きな愉しみの一つだと実感した。

 続いては、三幸さん。
 自分のマンションで起こったちょっとかなわんなあという出来事を軽快にマクラでぼやいてみせてから、師匠文枝さん(三枝時代)の作品『合格祈願』を久しぶりに演じた。
 大学入試に失敗し浪人中の神社の息子。
 うちで祈願されては営業妨害とばかり、父親は息子を大阪の天満宮に参らせに行くが、この息子、どうにも出来が悪くって…。
 細かいくすぐりの中にも、ちょっとした知識が詰め込まれているあたりが文枝(三枝)さんらしい。
 三幸さんはそこに独自のアレンジを加えつつ、笑いの多い高座を生み出していた。
 「ホームグラウンド」に相応しい面白さ。

 トリは、先日頭を丸刈りにした太遊さんが登場する。
 和服姿で神妙玄妙な顔付きをしていると、歌舞伎の御曹司市川海老蔵ならぬ市川河豚蔵、怪談が得意な講釈師一龍齋貞水ならぬ一龍齋泥水、古典の得意な江戸の落語家春風亭一之輔ならぬ春風亭猪之輔といったおもむきすらある太遊さんだけれど、地震のことやSNSのことなどをマクラで語り、頭が軽くなったとヘヴィメタシャウトネタ『ドナドナ』を披露。
 続いて、新作ネタおろしの『明日へのバステト』へ。
 流浪のラッパー・アマリリクは慰問のために被災地熊本を訪れるが、地元のおばさんにそんなもんいらんとどやされて…。
 実は、この間ネタの中に度々熊本を組み込んできた太遊さんだけれど、今回登場するおばさんこそネオラクゴ・フロンティア初期におろされた『場末のバステト』のママ。
 ばってん荒川(皆さんご存じかな?)を彷彿とさせるママとアマリリクの掛け合いも面白いが、まずもってあの民謡『おてもやん』には笑うしかない。
 もちろん、らぷご(ラップ落語)の人太遊さんが無自覚に『おてもやん』を取り上げたわけではないことは言うまでもないだろう。
 「今」だからこそおろされるべき作品だった。

 定番の大喜利は、太遊さんの仕切りの下、三幸さん、あおばさんの落語家陣と、会場から挙手の合田団地君、広瀬信輔君、かど君(広島出身で、大学で笑い関係の同好会に所属と。その説明のところで、あおばさんの「ざこば同好会」の言葉が出た)が、作家の桜井さん、常連神龍さん作のお題に挑む。
 ちなみに桜井さんは久方ぶりにお手伝いで参加。
 あおばさん出演の回の大喜利では、あおばさんと太遊さんのコンビネーションと三幸さんの我が道を行く的な組み合わせがやはり見ものだ。
 昨夜も、そのやり取りが随所で光っていた。
 一方、大喜利飛び入り陣は、爪痕遺さでおくべきかの合田君、未来会議とは一味違ったキャラで勝負の広瀬君、天然自然流を狙うかど君と三者三様の構えだった。

 そして最後、21日に32歳の誕生日を迎える太遊さんの誕生日を祝って華々しく幕を〆た。

 と、今回も盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
 来週太遊さんはお休みですが、盟友三河さんが出演の予定。
 皆さん、月曜20時は錦湯さんにぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月18日

『犬神家の末裔』を書き進める(早めのCLACLA)

 どんよりとしたお天気の一日。

 気温は少し下がったか。
 肌寒さを感じるほどでもないが。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 花粉はまだまだ飛散しているようで、くしゃみの連発に悩まされる。
 そして、両耳の不調が続く。
 やれやれ。


 地震禍が続いている。
 被災地の人たちのことを想う。


 そんな中でも、目くらましの八百長猿芝居が蔓延している。
 騙されてはなるまい。


 昨夜、24時半過ぎに寝床に就いて、7時に起きる。

 午前中、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク他が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」、第7番&第8番、第9番「合唱付き」<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたりする。
 『犬神家の末裔』はどれだけ文章を書きためられるかという試みでもあって、一応明日と明後日の分の下書きをすませておいた。


 正午過ぎ、『犬神家の末裔』の昨日の下書き分を第17回として投稿する。


 午後、ピアノのユンディ・リと小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&ラヴェルのピアノ協奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルが演奏したラヴェルのスペイン狂詩曲、ラ・ヴァルス、ボレロ<RCA>、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルが演奏した『ポピュラー・コンサート』<タワーレコード/DECCA>、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第1番&第2番、第3番「英雄」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、金子薫の『鳥打ちも夜更けには』<河出書房新社>を読み始めたりする。
 ここのところベートーヴェンの交響曲を繰り返し聴いているが、こうやって全曲まとめて聴くと、「不滅の九つ」という呼び方ももっともな、非常に見事な出来栄えのラインナップだと改めて思う。


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 27回目となるネオ落語・セントラルなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第17回

*犬神家の末裔 第17回

「あら、瑞希ちゃんは反抗期ね」
「そんなことは、ないです」
 瑞希は不機嫌そうな表情でそう応えると、美穂子の土産物だという博多の明太子を一切れごはんにのせた。
「信光はおじゃけもんだから」
 睦美が沢庵を齧った。
「おじゃけもんてなんね」
「お調子もんのこと、那須の言葉」
「へえ」
「ぼく、おじゃけもんじゃないよおー」
 信光が口をぷうと膨らませて言った。
「嘘つけ、昨日だって」
「ああ、あいは面白かったね。石坂浩二も目ば丸うしとったもんね」
 と、美穂子が口にするや否や信光は突然立ち上がって両手を大きく振りながら、キクチャカキクチャカミキクチャカ、キクチャカキクチャカミキクチャカ、あわせてキクチャカムキクチャカ、と踊り念仏のような動きをしてみせた。
 最近流行りのHANPENという関西の漫才コンビの人気ギャグだった。
「馬鹿」
 と、瑞希が軽く頭を叩いたので、あいたたたあと信光は大げさに頭を抱えた。
「信光君、それやったの」
「はい、やりました」
「ほんと、おじゃけもんなんだから」
「信光君は芸人さんにでもなっとね」
「なれないよ」
 聞こえるか聞こえないかの大きさで、瑞希が呟いた。
「石坂浩二は老けたね。昔はもっとスマートだったのに」
「誰だって年をとったら太るか痩せるかするの。ばあちゃんは特別」
「身体のことじゃないよ、心のことだよ」
 小枝子は、ごちそうさまでした、と両手を合わせた。
「ばあちゃん、もういらないの」
「あとでカステラよばれるからね」
「カステラカステラ」
 信光が繰り返す。
「あんたは、早くごはんを食べなさい」
「はああい」
「うっさい」
 瑞希が呟く。
「よかねえ、みんなでごはんば食ぶっとは。昨日は姉さんと二人だけやったけんね」
 美穂子が緑茶を口に含んだ。
「早百合ちゃん、しばらくこっちにいるんだよね」
「うん。週末に一度東京に戻らなきゃいけないんだけど。しばらくこっちにいようかなと思って。和俊おじさんもそのほうがいいって言うし」
「早百合さん、こっちで小説書くの」
「たぶんね」
 ふうんと瑞希は頷くと、ごちそうさまと言って立ち上がった。
「カステラは」
「いらない」
 瑞希は、自分の食器類を手にしてキッチンのほうへ向かって行った。
「あの子ね、早百合ちゃんのファンみたい」
「本当に」
「うん、贈ってもらった本、熱心に読んでるもん」
「そうなんだ」
「瑞希ちゃんもすごかね、あたしはこん子の書くもんは難し過ぎていっちょんわからんとに」
「きっと、そういうものに憧れる年ごろなんですよ」
「そがんですか」
 美穂子の言葉に、小枝子は黙って微笑んだ。
 早百合はふと、小枝子の若い頃のことを想像した。
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2016年04月17日

16時台に外出した(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気から快晴へ。
 いいお天気、いい青空となる。

 気温も上昇し、春を飛び越して初夏の勢い。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 花粉禍。
 目の周りの痒みとくしゃみの連発に悩まされる。
 そして、両耳も不調なり。
 やれやれ。


 九州の地震が続いている。
 被害の報も続いている。
 ただただ早く落ち着いて欲しい。


 昨夜入浴したのち、1時半過ぎに寝床に就く。
 で、8時に起きる。

 午前中、NHK・FMの『名演奏ライブラリー』、ピアノのユンディ・リと小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&ラヴェルのピアノ協奏曲<ドイツ・グラモフォン>を聴く。
 『名演奏ライブラリー』はマウリツィオ・ポリーニのライヴ録音の特集で、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルとのシューマンのピアノ協奏曲やカール・ベーム指揮ウィーン・フィルとのモーツァルトのピアノ協奏曲第19番などが放送されていた。

 仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の下書きを進め前半部分を第16回として投稿したりする。


 午後、NHK・FMの『トーキングウィズ松尾堂』や『きらクラ!』、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンの交響曲第1番<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、柴崎友香の『パノララ』<講談社>を読み進めたりする。

 途中、20分ほど昼寝をした。


 16時台に外出して、仕事関係の用件を片付ける。
 その後、京都芸術センターで雑件を片付け、夕飯用の買い物をすませて、18時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第2番を聴いたりしながら、『パノララ』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、三ツ橋敬子指揮東京フィルの東京フィル第65回午後のコンサートのライヴ録音(2015年11月8日、東京オペラシティ・コンサートホール)を聴く。
 ビゼーの『カルメン』第1、第2組曲とラヴェルのボレロという名曲中の名曲が放送されていた。
(途中緊急地震速報が入ったが、結果強い地震ではなくほっとする)

 続けて、同じくNHK・FMの『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
 クラリネットのコハーン・イシュトヴァーンが出演していた。

 さらに、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」&第4番、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を少し書き進めたりする。


 『パノララ』を読了する。
 ああ、面白かった!

 ほかに、春日太一の『なぜ時代劇は滅びるのか』<新潮新書>の拾い読みもした。


 今日も、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第16回

*犬神家の末裔 第16回

 その日、早百合と美穂子は同じマンションの五階にある睦美や小枝子の部屋で夕飯をとった。
 もともと小枝子は三鷹で暮らしていたのだが、夫の雅康が亡くなったのを機に、那須に居を移したのである。
「私は、田舎暮らしは嫌だったんだけどね」
 と言いながら、小枝子はナイフとフォークで器用にビーフステーキを切り分けながら言った。
 いくら少量とはいえ、九十過ぎの女性とは思えぬ健啖家ぶりだ。
 早百合が驚きの目で見ていると、私は肉食系だからねと小枝子は笑った。
「ばあちゃん一人にしておくわけにはいかんでしょ。ほっといてごみ屋敷にでもなったらかなわんし」
「馬鹿なことお言いでないよ」
 山手育ちのくせに、小枝子はわざと伝法な口調を使いたがる。
 日本女子大在学中に、前進座の出し物を真似て前代未聞と言わしめた人物だけはある。
「そんじょそこらのおあねえさんと一緒にしてもらっちゃ困るよ」
「おあねえさんじゃなくて、おばばあちゃんでしょ」
「睦美は無粋だねえ」
「ばってん、あのごみ屋敷のじいさんばあさんには困っとですよ」
「長崎にもいるんですか」
 睦美が美穂子の茶碗にご飯をよそいながら尋ねた。
「そがんですよ。うちの近所にも。まあだ七十にもならんとに、三菱ば辞めたとたん奥さんに先立たれて。そいで気がついたら、家の周りに発泡スチロールだとか古新聞だとか壊れた傘だとかば並べ出して」
 美穂子が睦美に軽く頭を下げて、茶碗を受け取った。
「奥さんが亡くなったのが大きいんじゃない」
「そいはわかっとっとやけど、あがんされたら近所迷惑たい」
「行政は動かないんですか」
「役所はもう、ほったらかしですよ。あがんじいさんは知らんて。ああ、こん煮びたしは美味しかですね」
 美穂子が那須菜の煮びたしを誉めた。
「役所なんてもんは、いつだってそうですよ。良くも悪くも前例第一主義」
 そう言うと、小枝子は未だに入れ歯が一本も入っていない自分の歯でステーキを噛み切った。
「まあ、ばあちゃんは断捨離名人だからね」
「そのダンシャリて言うとはなんですか」
「少し前に流行ったんですよ、いらなくなったものはぽいぽい捨てて行くって。もとは、仏教の言葉じゃなかったかなあ」
「へえ。だったらあたしは夫ばダンシャリしようかしら」
 美穂子の笑い声につられて、信光も笑い声を上げた。
 そんな信光を、中一になった姉の瑞希が冷ややかな視線で見ている。
「夫を捨てるのには反対しないけど、私ゃダンシャリなんて言葉は大嫌い」
「あら、そがんですか」
「だいたい、シャリシャリシャリシャリお香香じゃあるまいし」
 小枝子の応えに美穂子が笑い声を上げると、再び信光も笑い声を上げた。
「信光、静かにしな」
 ついに瑞希が口を開いた。
posted by figarok492na at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月16日

地震のことで、実家に電話をかけた(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 午前中肌寒い感じもしたが、その後気温は上昇し、春らしい穏やかな一日となる。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 花粉禍は一段落着いたものの、両耳の不調がうっとうしい。
 唾を飲み込むたびに、ぴきぴきぴきぴき音が鳴る。
 詰まった感じも続いているし。
 病院に行って改善されるのであればよいが…。


 九州で地震が続いている。
 深夜、こちらが眠っている間に再び激しい地震(こちらが本震とのこと)が発生していた。
 そして、被害も拡大している。
 加えて、九州以外にも地震が拡がっていく可能性もあるという。
 他人事ではない。

 九州電力川内原子力発電所は、本当に大丈夫なのか。
 政府は何がなんでも停止はしないという姿勢をとっているが。


 昨夜、1時過ぎに寝床に就き、7時ちょっと過ぎに目醒める。
 7時半に起きるつもりが、ぱっちり目が醒めてしまった。

 で、毎週恒例の洗濯を決行する。
 乾き、非常によろし。
 ああ、すっきりした!


 午前中、NHKのラジオ第1を聴いたりしながら、昨夜の京都市交響楽団の第600回定期演奏会のコンサート記録を投稿したり、『犬神家の末裔』の下書き分を第15回として投稿したりする。


 午後、仕事関係の予定をすませる。

 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」&第4番、第5番&第6番「田園」<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、柴崎友香の『パノララ』<講談社>を読み進めたりする。


 仕事関係の別の予定をすませる。


 ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第7番&第8番、第9番「合唱つき」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 夕方になって外出し、百万遍方面へ。
 身体のメンテナンスをすませる。
 今回の地震の話などをしながら、ゆっくりメンテナンスをしてもらった。
 ああ、すっきりした!

 で、夕飯用の買い物をすませて、21時頃帰宅する。


 帰宅後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>を聴く。
 『クラシックの迷宮』は、生誕100年を記念してヴァイオリニストのユーディ・メニューインの特集が組まれていた。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『パノララ』を読み進めたりする。


 地震のことで、実家に電話をかける。
 熊本の親類も無事だったと知る。


 今日は、山崎製パンのチョコとアーモンドのやわらかクッキーを食す。
 近くのドラッグランドひかりで、半額引き、税込み58円だったもの。
 チョコチップとアーモンド片が入ったソフトクッキーで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!
(朝食は、いつもの通りバナナでした。ごちそうさま!)


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第15回

*犬神家の末裔 第15回

「早百合ちゃんはよか人はおらんとね」
「よか人って」
「よか人はよか人たい」
 空になった早百合の湯呑みに、美穂子はほうじ茶を注いだ。
「なかなか、見つからなくって」
 早百合は、ゆっくりとほうじ茶を口に含んだ。
「そがんね。早百合ちゃんのごたっ美人やったら、相手の一人や二人、すぐに見つかろうもん」
「美人じゃないと思うけど」
 あんたがもう少しきれいだったらね。
 早百合が子供の頃から、母は事あるごとにそう言って早百合の顔を見つめた。
「なんば言いよっとね、早百合ちゃんが美人じゃなかったら、だいが美人ね。世の中ぶさいくだらけになっとよ」
 美穂子は軽く笑い声を上げた。
「今は仕事の忙しかとやろうけん、結婚ごたっとはよか、仕事のほうが面白かてなっとっとかもしれんけど」
「母さん、何か言ってた」
「姉さん、姉さんはなんも言いよらんよ。あん人は早百合ちゃんに結婚してもらいたくはなかとじゃなかと」
「結婚してもらいたくない」
「そがんよ」
「やっぱり、そうか」
「そがん見ゆってだけよ。だけん、本当はどがん考えとらすとかは私にもわからん」
 美穂子はほうじ茶を一息に飲み干した。
「だいたい、人の気持ちなんてわからんもんさ。だけんか、私はこがんして人とおしゃべりばすっとさ。子供や孫たちにはけむたがらるっけどね」
「叔父さんは」
「ああ、あん人、あん人はもう酒さえ飲めれば恩の字の人やけんね」
 美穂子がわずらわしそうに右手を上下に振った。
「泣かされたこともいっぱいあったし、やぜらしかこともいっぱいあったし、何度別れようと思うたか。ばってん、そいはあん人だっておんなじたい。あん人はあん人でいろいろあったやろうけん。お互い様たい」
「お互い様かあ」
「そがんさ。相手があってこそのお互い様さ。早百合ちゃんがどがんしても一人がよかて言うとやったら、私はなんも言わんけどね。結局は早百合ちゃん次第さ」
 美穂子はカステラの最後の一切れを口の中に放り込んだ。
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京都市交響楽団 第600回定期演奏会

☆京都市交響楽団 第600回定期演奏会

 指揮:広上淳一
管弦楽:京都市交響楽団

 会場:京都コンサートホール大ホール
 座席:3階LB1列5番
(2016年4月15日19時開演)


 創立60周年を迎える京都市交響楽団の新年度初の定期演奏会を聴いた。
 今回はちょうど600回と、これまた記念すべき定期演奏会だったが、30年近く京都市交響楽団を聴き続けてきて、いわゆるキリ番のコンサートに足を運ぶのはこれが初めてである。

 で、プレトークでは、当夜の指揮者で第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーの広上淳一が、チューバ奏者でベテランの武貞茂夫を交えながら、京都市交響楽団の昔話をひとしきり。
 広上さんは、京響初登場の際(特別演奏会/1990年10月22日、京都会館第1ホール/ハイドンの交響曲第100番「軍隊」とチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」)の想い出、特に京都会館の音響の悪さに辟易した話を披歴していたのだけれど、実はこのコンサートを聴いて、京都市交響楽団の音が断然違うと感心し、広上淳一という指揮者をできるだけ追っていこうと思ったものだった。
(他に、関西二期会の『リゴレット』の公演で京都市交響楽団を指揮した大野和士にも同じことを感じた)

 一曲目は、コープランドの市民のためのファンファーレ。
 金管楽器とティンパニ・打楽器による荘厳なファンファーレで、広上さんは常任指揮者就任後初となる第511回定期演奏会(2008年4月18日、京都コンサートホール大ホール)でも同じ曲を取り上げている。
 始まってしばらくひやっとする場面が続くも、最後は華々しく〆た。

 続いては、広上さんの十八番でもあるモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」。
 大編成の弦楽器(チェロも8、コントラバスも8。一方、管楽器はフルート1、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2)に、ゆっくりと急がないテンポ、と記すとオールドファッショな行き方を想像する向きもあるだろうが、弦の鳴らし方やティンパニの強めの打ち方、それより何より、目配りのよく届いた音楽づくりと、これはピリオド・スタイルの洗礼を明らかに受けた演奏だった。
 全体のまとまりとともに横の音楽の流れを重視しつつ、さらに細部の構成もしっかりと押さえる。
 中でも、第3楽章のメヌエットを遅めのテンポで運び、第4楽章のフーガで頂点を築くという音楽の劇的な構成には、とてもわくわくさせられた。

 休憩を挟んだ後半は、リヒャルト・シュトラウスの大作『ツァラトゥストラはかく語りき』。
 ニーチェの哲学を音楽化した交響詩…。
 と、言うよりも、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』で効果的に使われた冒頭部分が有名で、昨夜もゾワゾワと何かが蠢き出しそうな雰囲気が十分にとらえられており、まさしくつかみはばっちり。
 が、その後も難所急所の続く作品だけれど、広上さんの的確なコントロールの下、京都市交響楽団は力感があって、なおかつ肌理細やかな音楽を生み出していく。
 例えば、官能美というか、旋律の美しさ、濃厚さが前面に押し出されてリヒャルト・シュトラウスの劇場感覚を改めて思い知らされる「踊りの歌」や、厳粛なラスト等々、ただ単に大きく鳴らすのではなく、何を如何に演奏するかが大切な作品であるということを実感することができた。
 チェコ出身のオルガニスト、アレシュ・バールタ、コンサートマスターの渡邊穣、ヴィオラの小峰航一、チェロの上村昇らソロ、客演陣を含むアンサンブル、ともに大健闘だった。

 と、オーケストラを聴く喜びをたっぷりと味わうことができたコンサート。
 ああ、面白かった!

 そして、さらなる京都市交響楽団の充実とステップアップを心より愉しみにしたい。
posted by figarok492na at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月15日

夕方、コンサートに出かけた(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温も上昇し、穏やかな一日。
 その分、花粉も飛んでいるようだが。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の不調が続く。
 また病院に行かなければならないか。
 やれやれ。


 熊本県の地震から一夜が明けて、その被害が刻々と伝えられている。
 これ以上被害が大きくならないことを心より願う。


 昨夜、24時40分頃寝床に就き、7時に起きる。

 で、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」<PHILIPS>、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルが演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』&『死と変容』<TELARC>、ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンの交響曲第1番<ARCHIV>、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めて第14回として投稿したりする。
 『犬神家の末裔』は、原稿用紙に換算して60枚分を超えてしまった。


 午後、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第2番、『妹尾和夫のパラダイスkyoto』、NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』を聴く。
 『オペラ・ファンタスティカ』では、ウィーン国立歌劇場におけるグノーの歌劇『ロメオとジュリエット』公演のライヴ録音(マルコ・アルミリアート指揮他/2016年2月23日、26日)が放送されていたが、タイトルロールのファン・ディエゴ・フローレスとマリーナ・レベカの美声もあって、実に聴き応えがあった。


 仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進めたり、柴崎友香の『パノララ』<講談社>を読み進めたりする。


 17時半頃外出して、京都コンサートホールへ。
 京都市交響楽団の第600回定期演奏会を愉しむ。
 感想は、明日投稿する予定です。

 終演後、仕事関係の用件を一つ片付け、夕飯用の買い物をすませて22時半少し前に帰宅する。


 夕飯後、雑件を片付ける。


 今日も、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第14回

*犬神家の末裔 第14回

 そこまで一息に打ち込んで、早百合は手を止めた。
 書かなければという意欲はあるものの、気ばかりが急いて、言葉が生きたものにはなっていない。
 『犬神家の一族』と実際の戌神家の違いを説明する部分は必要だが、もっとこなれた文章にしていかなければと早百合は思った。
 それに、手持ちの文献や資料だけでは書ける内容も限られてくる。

「早百合ちゃん、ちょっとよか」
 叔母の美穂子が声をかけた。
「はい」
 ノートパソコンの電源を切って自分用の部屋を出ると、早百合はキッチンに向かった。
「よかったら、お茶でもどがんね」
 テーブルの上には、カステラの載った皿とほうじ茶の入った湯呑みが二人分用意されていた。
「カステラ、福砂屋の」
「そがんよ。姉さんと食べようと思うとったと。ばってん、あがんことにならしたもんやけん」
 早百合の母と美穂子とでは、十五以上も歳が離れている。
 東京で育った母とは異なり、幼稚園以降長崎市内で暮らし続けてきた美穂子は、長崎の訛りが抜けない。
 そんな彼女のことを母は、美穂子は九州の人だからとよく口にしていた。
「おばさんのおかげで本当に助かりました」
「なんば言いよっとね。私はたあだ石坂浩二に会いたかけん、遊びに来ただけたい」
 そこで美穂子はほうじ茶を啜ると、
「さあ、早百合ちゃんも食べんね」
と続けた。
「はい」
「姉さんもこいからが大変たいね」
 美穂子は大きなため息を吐くと、フォークに突き刺さったカステラの塊を口に運んだ。
「ああ、美味しか」
 早百合は小さく頷くと、マホガニー製の戸棚に視線を移した。
 隙がないというか、これまでは神経質なほどに整然と収納されていたはずの食器類が、微妙にずれて重ねられていた。
「早百合ちゃんはこっちに戻ってくっとね」
「少なくともしばらくは」
「そいば聞いて私も一安心たい。近くに立派な病院があるて言うても、やっぱり一人暮らしじゃなんかあったときが心配かけんね」
 戌神家の邸宅は、なす市民総合病院が建設される際に全てが取り壊され、改めて新たな家屋が建てられた。
 だが、早百合が高校を卒業するまで過ごしたその家屋も、父の死の数年後に六階建てのマンションに建て替えられ、それ以来、最上階の二部屋分のスペースに母は一人で暮らしている。
「姉さんも早百合ちゃんが頼りたい。なんて言うたって、最後は血よ。血は水より濃かとよ」
 そう言い切った美穂子は、もう一度カステラの塊を口に運んだ。
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2016年04月14日

大平透が亡くなった(CLACLA日記)

 俳優で声優の大平透が亡くなった。86歳。
 東京の生まれで、ラジオのアナウンサーを経てTBS劇団に入団、その後フリーとなり、洋画の吹き替えやアニメの声優として大活躍した。
 特に渋みと深みがありながらも、独特のフラ(滑稽さ)を持った声質と演技が魅力的で、『ハクション大魔王』のハクション大魔王、『科学忍者隊ガッチャマン』の南部博士、『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造、『スパイ大作戦』の指令の声は、大平さんならではの当たり役だった。
 また積極的な後進の育成と指導でも知られた。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 晴天。
 いいお天気、いい青空へ。

 気温も上昇し、春らしい陽気の一日となる。

 その分花粉の飛散も激しく、目の周りの痒みなどに悩まされる。
 加えて、両耳の調子も芳しからず。
 やれやれ。


 夜、熊本県内で震度7の地震が発生する。
 大禍ないことを祈る。


 田母神俊雄元航空幕僚長が、2014年2月の東京都知事選での買収容疑で逮捕された。
 結局、用なしの蜥蜴の尻尾切りということか。
 いろいろと考えることあり。


 韓国の総選挙で、与党セヌリ党が第2党に落ち込む。

 そんな折も折、またぞろ北朝鮮が蠢いているようだ。
 いつものことながら、なんとタイミングのよいこと。


 選挙前のたぶらかし、目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。


 昨夜、母から電話がある。
 耳の不調のため短めの会話となり、申し訳ない。

 24時40分過ぎに寝床に就き、7時に起きる。


 午前中、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンの交響曲第1番&第2番、第3番「英雄」&第4番<ARCHIV>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進め第12回として投稿したりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」、第7番&第8番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進め第13回として投稿したりする。


 西加奈子の『舞台』<講談社>を読了する。


 途中、20分ほど昼寝もした。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 夕飯後、ピアノのユンディ・リと小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&ラヴェルのピアノ協奏曲<ドイツ・グラモフォン>、山田一雄指揮新日本フィルが演奏したモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」<フォンテック>、デヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』<ARTE NOVA>、グリモー他が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、柴崎友香の『パノララ』<講談社>を読み始めたりする。


 今日も、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第13回

*犬神家の末裔 第13回

 犬神佐兵衛の三人の娘松子、竹子、梅子は、それぞれ別の母親から産まれたことになっているが、実際の戌神家の三人姉妹月子、星子、陽子の場合、月子と星子の母親は恒兵衛の前妻依子であり、陽子の母親は後妻の彩子である。
 恒兵衛はこの時代の傑物にありがちな色を好む人物だったようで、依子と彩子以外の女性との間にも、複数の子供があったと噂されている。
(青柳達也以外、その実在は不明)
 それにしても、母親を異にする陽子とよりも、月子と星子との間のほうが非常に険悪な仲であったと伝えられているのは、とても興味深い。
 恒清珠世と恒猛の対立には、もしかしたら月子と星子の代理戦争的な色合いも強かったのではないか。

 さらに犬神家の一族には、竹子の夫で犬神製紙東京支店支配人の寅之助、その子佐武と小夜子、梅子の夫で犬神製紙神戸支店支配人の幸吉、その子佐智がいるが、戌神邸での事件が起こった際実在した戌神家の一族を記せば、恒清、星子の夫で戌神製糸大阪支店代表の辰巳、その子恒猛、陽子の夫で戌神製糸東京支店代表の織田宗吉、その子小枝子ということになる。
 ただし、小説とは異なり、月子恒清母子のほかに戌神邸に滞在していたのは、星子、恒猛、小枝子の三人だけだ。
 そのうち、星子恒猛母子は恒兵衛の遺産分配を巡って長らく那須に在ったが、小枝子のほうはのちに夫となる経済学徒仁科雅康の研究論文の資料収集のため偶然戌神邸を訪ねていたという。

 そして、『犬神家の一族』の野々宮珠世と同様、野々村珠世もまた戌神邸で暮らしていた。
 早くに両親を亡くした珠世は、恒兵衛の厚意で戌神邸に身を寄せていたのである。
 しかしながら、野々宮珠世とは異なり、恒兵衛の援助を受けて東京女子高等師範学校で学んだ(同校在学中は、宗吉陽子夫妻のもとで暮らしていた)野々村珠世は、那須市内の明涼女子学院で教壇に立っていた。
 また、恒兵衛が亡くなる前より、珠世と恒清の間には結婚の約束が交わされていたのだけれど、敗戦後恒清が極度に体調を崩していたため、それは長く延期されていた。
 事件が起きたのは、ようやく二人の挙式が決まったまさにその矢先のことだった。
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犬神家の末裔 第12回

*犬神家の末裔 第12回

 ここでは、小説『犬神家の一族』で描かれた犬神家の人々と、実際の戌神家の人々との違いについて詳しく確認しておきたい。
 横溝正史は、『犬神家の一族』の発端で犬神佐兵衛について、「幼にして孤児となった」「自分の郷里を知らない」「両親がなんであったか、それすらもわきまえない」「第一犬神という妙な姓からして、ほんとうのものかどうか明らかでない」と記した。
 しかしながら、実際の戌神恒兵衛の出自は明らかである。
(戌神恒兵衛に関する記述は、主に戌神恒兵衛顕彰会発行の『戌神恒兵衛伝』を参考としているため、そこに「正史」ゆえの誇張や虚偽が含まれている可能性はある)
 戌神恒兵衛は、幕末の一八六七年・慶応三年八月、近江国能登川の名主山田喜兵衛を父に千代を母に生れた。
 一八八三年・明治十五年、その恒兵衛を那須に呼び寄せたのは、那須神社の神官野々村大弐に嫁いでいた姉春世である。
 能登川は、那須藩八万二千石富形松平氏の飛び地として代官所が設けられており、幕末の代官滝藤左衛門は野々村家の出身で、その縁から春世は野々村大弐に嫁いだものと思われる。
 なお、『犬神家の一族』では、犬神佐兵衛、野々宮大弐晴世夫妻を巡る一種異様な人間関係が物語の鍵となっているが、野々村大弐春世夫妻の一子範子が生れたのは、恒兵衛が那須に移る一年前だ。

 次に戌神の姓であるが、『戌神恒兵衛伝』に、以下の記述がある。
「もともと戌神家は那須神社の神事と深く関わりのある家柄だったが、嘉永の頃途絶して長く野々村家が姓を預かったままであった。
 それが、幼少の頃より秀才の誉れが高かったものの、山田家の没落によって高等教育を受ける機会を逸した弟を不憫に感じた姉春世の口添えもあり、恒兵衛を那須に呼び寄せ、戌神の姓を復活させることになったのである。
 恒兵衛翁曰く。
 わしは、戌神だの蛇神だの大嫌いや、と言うたんやが、義兄や姉がやいのやいのと言うんやな。明治の御世に、山田なんぞでは平凡に過ぎる。商売をやるんやったら、まずは人に覚えてもらわな損や。那須で戌神言うたら誰でも知っとる。いや、これがその通りやったんや。世の中、わからんもんやな」
(原文ママ)
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2016年04月13日

雨降り 雨の一日(CLACLA日記)

 雨降り。
 雨の一日。

 気温は上昇したか、むわっとした感じがする。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 花粉症の出は少なかったものの、気圧と湿度のWパンチにやられる。
 そして、両耳の調子も芳しからず。
 やれやれ。


 パナマ文書が世情を賑わしているが、海外の政治家や企業組織が取り沙汰されるだけで、日本の政治家や企業組織に関してはついぞ報道されていない。
 なんともかとも。


 昨夜24時過ぎに寝床に就き、7時少し前に起きる。

 午前中、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏したベートーヴェンの交響曲第1番&第2番、第3番「英雄」&第4番、第5番&第6番「田園」<ARCHIV>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進め、下書きの前半部分を第10回として投稿したりする。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、ピアノのユンディ・リと小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&ラヴェルのピアノ協奏曲<ドイツ・グラモフォン>、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第7番&第8番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』の後半部分を第11回として投稿したりする。

 13時台に20分ほど昼寝をした。


 星亮一の『井深梶之助伝』<平凡社>を読了する。
 「明治学院を興した会津の少年武士」と副題にあるように、10代半ばで会津藩士として松平容保の傍近くで会津戦争に直面し、刻苦勉励ののちキリスト教者となり、明治学院の総理としてその興隆に努めた井深梶之助の生涯を追った一冊。
 著者が会津戦争の専門家であり、なおかつ井深梶之助の人生(信仰)と会津戦争が深く関係していることもあって、どうしてもそのことが記述の中心を占めること自体には納得がいく。
 ただし、その分余白が少ないというか、それ以外の部分での記述に少し物足りなさを感じたことも事実だ。
 初期の明治学院の野球メンバーとして活躍した人物として白洲長平が挙げられているが、彼が白洲次郎のおじ(父の文平の兄弟)であることは一切触れられていない。
 また、同じく明治学院の人物として三谷隆正が取り上げられているが、彼と交流のあった神谷美惠子は、本書で記された井深八重(梶之助の親類)と同じくハンセン病の問題に取り組んだ人物である。
 もちろん、これは井深梶之助の人生に直接関係のあるエピソードではないのだけれど、こういう部分に筆が割かれているかどうかが僕にはどうしても気になってしまう。


 17時台に外出して、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」を聴きながら、西加奈子の『舞台』<講談社>を読み始めたり、雑件を片付けたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、ソプラノのドロテー・ミールズらの来日コンサートのライヴ録音(2015年1月12日、津田ホール)を聴く。
 ミールズは僕にとって数少ないストライクゾーンの声質のソプラノ歌手だけに、昨年の来日コンサート(西宮)が聴けなかったのは返す返すも残念でならない。

 続けて、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第23番他<ドイツ・グラモフォン>、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏した同じくモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、『レ・プティ・リアン』序曲<タワーレコード/ドイツ・グラモフォン>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』について考えたり、『舞台』を読み進めたりする。


 今日も、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 夜になっても雨は止まず。
 本降りだ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第11回

*犬神家の末裔 第11回

 その談判中、凶事は起こった。
 激しい怒りに襲われた月子が、青酸化合物の入ったウイスキーを恒猛らに飲ませ、三人を殺害してしまったのだ。
 それは、関係者の証言をもとに、同夜午後十一時前後のことと類推されている。
 この夜、珠世や小枝子とともに、那須市青年団主催の懇話会に参加していた恒清が帰宅したのは、日付が変わる午前十二時少し前。
 はじめ、月子は自らの犯した罪を覚られまいとしたが、不穏な空気を察した恒清が詰め寄ると、観念したのか彼女は全てをありのままに告げた。
 惨状を目にした恒清は、戌神家所有のモーターボートを利用して三人の遺体を那須湖へと投棄した。
 翌二十二日午前一時過ぎ、恒猛が戻って来ないことを不審に思った星子(戌神家の別棟に滞在中)が月子を訪ねたが、月子は意味不明な言葉を繰り返すだけでらちが明かない。
 しかも、珠世らと帰宅したはずの恒清もいない。
 曰く言い難い感情を覚えた星子だったが、その夜は引き下がった。
 同日午前六時頃、地元の漁師より那須湖で男性の遺体を発見した旨通報があり、那須警察署が出動する。
 同日午前中、所持品等から発見された遺体が戌神恒猛であること、解剖の結果恒猛が薬殺されたことが判明、那須警察署捜査一課が戌神邸での捜査を開始する。
 警察の聴き取り調査に対して知らぬ存ぜぬを繰り返していた月子だったが、応接間に残った異臭と夥しい血痕の跡を追及されるに到り、私が恒猛、達也、若槻の三人を殺したと自白して、月子は服毒自殺をはかった。
 那須警察病院に搬送された月子は、手当ても虚しく同日午後三時過ぎに亡くなる。
 同日夕刻、NHKのラジオが戌神邸での殺人事件を臨時ニュースとして伝える。
 一方、三人の遺体を投棄後行方のわからなかった恒清は、捜査の末、同日午後十時過ぎに那須湖畔の豊端村にある戌神家所有の空き家で発見された。
 二十三日、新聞各紙が朝刊一面で戌神邸での毒殺事件を報じ、以後しばらくの間那須市は、警察やマスコミその他入り混じった大きな混乱の渦に巻き込まれることとなる。
(以上、熊倉徹著「戌神月子の毒薬と帝銀事件」『日本の青い霧』上巻<文春文庫>所収を参考)
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犬神家の末裔 第10回

*犬神家の末裔 第10回

「信州財閥界の一巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。それをめぐって次々と奇妙な殺人事件が起こる……」
 とは、今手元にある文庫本(角川文庫/一九九三年一月十日六十版発行)に付された『犬神家の一族』の梗概である。
 『犬神家の一族』といえば、一九五〇年一月号から翌年五月号に渡って「キング」誌に掲載された横溝正史を代表する長篇小説の一つだ。
 特に、市川崑監督、石坂浩二主演による一九七六年の映画作品は、角川春樹率いる角川書店の宣伝戦略と相まってセンセーショナルなブームを巻き起こしたほか、その市川監督によるリメイク版やテレビドラマなど、何度も映像化されている。
(角川映画より遡ること二十年ほど前の一九五四年に、『犬神家の謎 悪魔は語る』のタイトルで映画化されたのがその端緒だが、このときの金田一耕助役はスーツ姿の片岡千恵蔵だった)

「犬神家の全財産、全事業相続権を意味する三種の家宝、斧・琴・菊(よきこときく)は、犬神佐兵衛の三人の孫、佐清、佐武、佐智の中より配偶者を選択したときにかぎり、犬神佐兵衛にとって大恩のある那須神社の神官野々宮大弐の孫珠世に譲られるものとなり、結果としてそれが為されない場合は、佐兵衛と愛人青沼菊乃の間に生まれた青沼静馬に全財産の五分の二が与えられる。
 という犬神佐兵衛の奇怪な遺言状が引き金となって、連続殺人事件が発生する。
 遺言状の発表を前に依頼者を殺害された探偵金田一耕助は、調査と推理を重ねる中で、犬神佐兵衛の秘められた過去と、彼に纏わる複雑な人間関係が事件の背景にあることを知る」
 『犬神家の一族』の大略を改めて記してみたが、実際に戌神家で起こった事件とでは、大きな相違点が幾つもある。

 戌神家で実際に起こった事件のあらましは以下の通りだ。

 一九四七年十月十八日の午後八時前後、同年八月に亡くなった戌神恒兵衛の遺産相続に関して、戌神恒猛(佐兵衛の次女星子の長男)、青柳達也(恒兵衛と愛人青柳喜久子との子息)、若槻修治(恒猛の学生時代からの親友でブローカー)の三人が、戌神月子(恒兵衛の長女)のもとを訪れる。
 ちなみに、当時の戌神邸には、約五百坪の本屋敷のほか、別棟の住居が複数建てられており、月子と恒清(月子の長男)はもっとも那須湖に近い日本式の家屋に住んでいた。
 恒兵衛の遺言状は、総額十二億円にのぼるという全財産のうち、その四割を恒清に、二割を野々村珠世(戌神恒兵衛の姉春世の孫で、恒清の許嫁)に、一割ずつを恒猛と小枝子(恒兵衛の三女陽子の長女)に、一割五分をその他の親類と戌神事業会に、残りの五分を青柳達也に、それぞれ与えるというもので、結果として恒清珠世が全財産の過半数を占めるという内容に恒猛は激しく反発し、青柳達也とともに分配の変更を求めていた。
 恒清珠世の側も、変更自体については認めていたものの、その方法でどうしても折り合いがつかず、業を煮やした恒猛は、達也、若槻を連れて恒清の母月子に談判を申し入れたのだった。
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2016年04月12日

CDを聴きながら作業を進めた一日(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 午前中は昨日の寒さが残っていたが、午後から気温が上昇する。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 花粉の飛散が激しいようで、目の周りの痒みやくしゃみの連発に悩まされる。
 そして、両耳の調子もよからず。
 やれやれ。


 広島市で、G7(主要七カ国)外相会合が開催された。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜19時過ぎに外出し、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
 26回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 終了後交流会に参加し、遅めの夕飯をすませて1時台に帰宅する。

 帰宅後、いくつか雑件を片付けて2時40分頃寝床に就く。


 連日の夜ふかしもあって、7時40分過ぎに起きる。

 で、昨夜ネオ落語・セントラルの常連さんに貸してもらった、ピアノのエレーヌ・グリモーとバイエルン放送交響楽団室内管弦楽団が演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第19番、コンサート・アリア(モニカ・エルトマンのソプラノ独唱)、ピアノ協奏曲第23番と、ピアノのユンディ・リと小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&ラヴェルのピアノ協奏曲<ともにドイツ・グラモフォン>、図書館で借りたジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク他が演奏したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」、第1番<ARCHIV>を聴いたりしながら、落語記録を投稿したり、仕事関係の作業を進めたりする。


 今日も、マンション内の室内工事がかまびすしい。
 近所の工事がおとなしくなったと思ったら、これだ。
 いつまで続く泥濘ぞ。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第2番、第3番「英雄」&第4番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進め第9回として投稿したり、星亮一の『井深梶之助伝』<平凡社>を読み進めたりする。
 途中、20分ほど昼寝をする。


 夕方になって外出し、仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」を聴いたりしながら、『井深梶之助伝』を読み進めたり、雑件を片付けたりする。


 夕飯後、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第7番&第8番、第9番、グリモーのモーツァルトを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』について考えたり、『井深梶之助伝』を読み進めたりする。


 今日も、バナナを食す。
 ごちそうさま!


 一昨日昨日と夜が遅かったので、今夜は早めに寝なければ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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犬神家の末裔 第9回

*犬神家の末裔 第9回

 お世話になります、諸田です。
 小林です。
 今、よろしいでしょうか。
 はい。
 お母様、お加減如何ですか。
 ご心配おかけしました。軽度の心筋梗塞だという診断で。
 軽度の心筋梗塞。
 ええ、今のところ命に別条はないそうです。
 それはよかったですね。
 親類が担当の医師で、万一のことがあるかもとは言われましたが。まずはほっとしました。
 そうですか。
 ただ、どうも腎臓の具合が悪いみたいで。
 腎臓。
 数値が相当悪いそうなんです。
 ううん。
 一二週間ほど様子を見てから、そちらの治療も始めたいと親類は言ってました。
 実は、私の父も慢性腎不全で。
 お加減は。
 いやあ、ずっと透析なもので。あれは、やはり辛いと思います。あっ、これは失礼しました。
 いえ。よろしければ、また詳しく教えていただけませんか。
 こちらでお役に立てるのであれば、ぜひ。
 ありがとうございます。
 いいえ、こちらこそ。それで、ご予定、メールでいただきましたが、しばらくご実家のほうに。
 週末に一度戻るつもりにはしてるんですが、母のことが落ち着くまではしばらく那須にいようかと。
 そうですか。こちらとしては、小林さんのご都合を最優先していただければ。
 申し訳ありません。
 いや、そんな。
 それで、ご相談というか、諸田さんにお願いがあるんですが。
 どういったことでしょうか。
 以前、諸田さんからお話いただいた、私の実家の件なんですけど。
 戌神家の。
 あれ、やってみようかと思って。
 本当ですか。よろしいんですか。
 ええ。かえってこういう機会でなければ、いつまで経っても先延ばしにしてしまいそうな気がして。
 私としては大賛成です。
 それで、お手数かけますが、できる限りで構わないので、資料や文献を揃えていただけませんか。自分でもやるだけやってみようとは思っているんですが。
 いやいや、それはご心配なく。すぐに集めさせていただきます。
 ありがとうございます。よろしくお願いします。詳しくは、今度戻ったときに。
 ぜひ、お待ちしております。きっと小林さんにとって大きな、機会になると思いますので。
 それでは、スケジュールが決まり次第、メールかお電話で。
 承知いたしました。お母様のお加減が少しでも早く落ち着かれますように。小林さんもご自愛くださいね。
posted by figarok492na at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 第26回

☆ネオ落語・セントラル 第26回

 出演:桂三幸さん、月亭太遊さん、月亭遊真さん
 大喜利出演:おじーさん、廣瀬信輔君他
(2016年4月11日20時開演/錦湯)


 春爛漫の京このごろ。
 ぽやんぽやんと頭の中まで春爛漫。
 と思っていたら、なんじゃいな、昨夜の寒さは。
 もしや、これは何者かの陰謀では…。
 などとついつい口にしたくなるほどの、気温の下がりっぷりだった。
 まあ、こんな夜はお客さんも少ないだろう、と思っていたら、常連さんにリピーターさん、ご新規さん(大喜利界隈や落語好きの方etc)となかなかの入りで重畳重畳。

 まずは、桂三幸さん、月亭太遊さん、月亭遊真さんのトークで盛り上げる。
 太遊さんからは、日曜日の努力クラブの公演に絡んだ話なども。

 あったまったところで、遊真さんが高座へ。
 師匠に初めてつけてもらったネタの『十徳』を演じる。
 錦湯さんでの『十徳』といえば太遊さん、そして先々週は三幸さんも演じたばかりだけれど、遊真さんは要所要所を丁寧に、かといって杓子定規な一本調子ではなく、緩急の間合いをきちんとはかりながら演じていく。
 その間合い、ここぞというくすぐりでしっかり笑いが起こっていた。
 はじめのトークで触れられた如く、この『十徳』で遊真さんの手持ちのネタ4つが全て錦湯さんで演じ切られたことになる。
 新ネタの披露が実に愉しみだ。
(って、急かしちゃあかんね)

 続いて、三幸さんが登場し『冬のゴルゴ』をかけた。
 ゴルゴ13も世知辛い「冬の時代」には勝てず…。
 錦湯さんでもすでに演じられたことのある三幸さん作の新作落語だが、ネタおろしの際は25分ほどの尺だったものを凝縮に凝縮を重ねて5〜10分程度のネタに仕上げただけに、全篇笑いに満ちていた。
 そして、伝説の殺し屋の情けなさにはなんとも身につまされる。
 なお、来週も三幸さんはご出演の予定で、一体どんな噺が飛び出すか。
 次回も待ち遠しい。

 トリは、太遊さん。
 桂あおばさん、月亭方気さん、笑福亭笑利さんとの丹後・宮津落語会道中でのエピソードをマクラで語りつつ本題の中身を準備してから、ネタおろし『えて!して!死に体ZONE(えてしてしにたいぞーん)』に入る。
 とある寂れたおもちゃ屋に、突然イミテイ村出身のDJ村八分が現われて、カテゴリー吉良なる人物の暗躍陰謀の様を説く。
 曰く、この男は善人の顔をしてやって来ては、地域地域を食い荒らしていくのだと。
 実は、カテゴリー吉良こそネオ落語の十八番と呼ぶべき『来て!観て!イミテイ村』でころりとやられるあの男だったのだ…。
 といった具合の筋書きで、太遊さんの伝えたいことが全面に押し出されたネオ落語なんだけれど、そこは笑いの仕掛けも豊富。
 大いにわいていた。
 で、クライマックスのDJ村八分とカテゴリー吉良のフリースタイルラップの対決は途中まで。
 完成を乞うご期待。

 最後は定番の大喜利だが、昨夜の仕切りは遊真さん。
 太遊さんは解答者に回って、三幸さん、大喜利ゲストのおじーさん、飛び入り参加の廣瀬君らとともに、おなじみ作家の桜井さん(あいにく昨夜はお休み)、常連でライターの神龍さんのお題に挑んだ。
 高座と同様、遊真さんは緩急のよくついた仕切りで、解答に対する受けも的確だし、時折混じる一言に引き出しの多さを感じたりもした。
 で、解答者に回った太遊さんはコンスタントに、そして速いテンポで答えを繰り出し、笑いを誘う。
 三幸さんも、大喜利の雰囲気に合わせて解答を重ねた。
 一方、大喜利参加は初めてなれど、すでにフリートークの会などに参加しているというおじーさんは、独特の感性で捻りの効いた答えを繰り出していた。
 中島らも似の風貌と相まって、おじーさんの今後の活躍が期待される。
 また、昨夜はお客さんからの解答も多く、そこがネオ落語・セントラルならではだなと思ったりもした。

 〆はなぜだか謎かけに。
 三幸さん、お疲れ様でした。

 と、昨夜も盛りだくさんのネオ落語・セントラル。
 月曜20時は錦湯さんに皆さんもぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

ブログの投稿し過ぎだぜ、バカヤロー!(早めのCLACLA)

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温は下がったか。
 冷たい風が吹いて、肌寒し。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 それでも花粉の飛散は激しいらしく、目の周りの痒みやくしゃみの連発等々、花粉禍に悩まされる。
 加えて、両耳の不調も続く。
 やれやれ。


 昨夜、3時過ぎに寝床に就き、7時少し過ぎに目醒める。
 睡眠時間が短いため8時まで寝ていようと思ったのだけれど、7時に目が醒めてしまい起きることにする。

 で、マルク・ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル=グルノーブルが演奏したハイドンの交響曲第99番〜第104番「ロンドン」、第96番「奇蹟」、第95番、第94番「驚愕」の第2楽章まで<naïve>を聴きながら、コンサート記録や観劇記録、昨日の日記を投稿する。


 9時過ぎから、今日もマンション内の室内工事がかまびすしかった。
 うっとうしいわ!


 11時過ぎに外出して下京図書館へ。
 ミンコフスキのハイドンのCDや、絲山秋子の『小松とうさちゃん』<河出書房新社>、新庄耕の『ニューカルマ』<集英社>、高村薫の『四人組がいた』<文藝春秋>、大岡玲の『たすけて、おとうさん』<平凡社>、松家仁之の『火山のふもとで』<新潮社>を返却し、星亮一の『井深梶之助伝』<平凡社>、西加奈子の『舞台』<講談社>、柴崎友香の『パノララ』<同>、金子薫の『鳥打ちも夜更けには』<河出書房新社>、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークが演奏した交響曲全集<ARCHIV>5CDを新たに借りる。

 その後、仕事関係の用件を片付け、買い物をすませて正午過ぎに帰宅した。


 昼食後、ガーディナー指揮によるベートーヴェンの交響曲第1番〜第8番を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進め第8回として投稿したりする。
 ガーディナーと、ベートーヴェンから初期ロマン派の楽曲の演奏のために結成された手兵オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークによるベートーヴェンの交響曲全集は、1990年代半ばにリリースされて、いわゆるピリオド楽器オーケストラの演奏した同種のCDの決定盤と評価された。
(確か、リリースと時を同じくしてガーディナーは来日し、大阪のザ・シンフォニーホールでもベートーヴェンの交響曲の全曲ツィクルスを開催していたのではなかったか)
 振り返って考えれば、果たして「レヴォリュショネル」かどうかは置くとして、機能性に優れて精度が高いアンサンブルによる明晰できびきびとした演奏であることは確かで、非常に聴き心地がよい。
 こうやって8曲聴いても、耳もたれが全然しなかった。

 途中、30分ほど昼寝をした。


 吉田篤弘の『イッタイゼンタイ』<徳間書店>を読了し、星亮一の『井深梶之助伝』<平凡社>を読み始める。


 ブログの投稿し過ぎだぜ、バカヤロー!


 まもなく外出して、錦湯さんへ。
 26回目となるネオ落語・セントラルなり。
 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬神家の末裔 第8回

*犬神家の末裔 第8回

 点滴で投与されている薬剤もあってか、母は小さい呼吸を繰り返しながら眠っていた。
 和俊の話では、少なくとも一週間から二週間は安静状態で様子を見た上で、その後改めて精密検査を行い、腎臓の治療に入るとのことだった。
 二年ぶりに目にした母の顔は、ますます小さくなっていた。
 夏目のことに、作家として早百合がデビューしたことも加わって、早百合と母との間には一層深い溝ができていた。
 あんたこれからどうするの、そんなんでちゃんと生きていけるの、世間様に恥ずかしい生き方だけはせんといてな。
 という母の言葉に、早百合は反発した。
 なんにもわからんくせに、えらそうなこと言わんで。
 そう言って電話を切ったことも度々だったし、携帯電話を持つようになってからは、母の着信番号を目にすると無視を決め込むようにもなった。
 だが、こうやって静かに眠り続ける母の姿を目にしたとき、早百合は頑なだったのは、母よりも自分のほうではなかったかと反省するのだった。
 父が亡くなったあと、小枝子をはじめとした親類縁者や友人知己の助けを借りつつも、最悪の事態を避ける形で戌神家の事業の一切を整理したのは母だった。
 プロの作家となったばかりの早百合は、戌神家と自分とを重ね合わせられたくないために、全てを母に任せたきり我関せずを通した。
 そういえば、ちょうどその頃だった。
 お義母さんが羨ましい。
 と、何かの拍子に母がこぼしたのは。
 祖母は、祖父が亡くなったちょうど二年後、日課の墓参りに出かけたまま還らぬ人となった。
 祖母は祖父の墓前で心臓発作のため亡くなっていたのだ。
 母には、父のあとを追うことなどできるはずがなかった。
 あのときは、母の言葉を冷ややかに受け止めていた早百合だったが、今となって母の想いが強く深く伝わってくる。
 涙が零れそうになった早百合は、ごめんなさいと呟くと母を残して部屋をあとにした。
posted by figarok492na at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬神家の末裔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月10日の日記(昨日のCLACLA)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じも強し。
 雨は降らないだろうな。

 気温は今日も上昇する。
 このまま春らしくなっていきそうか。
 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 両耳の調子が不調。
 そして、花粉禍で目の周りがしばしばする。
 やれやれ。


 昨夜、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトの交響曲第34番と第33番<ともにPHILIPS>を聴いたりしながら仕事関係の作業を進め1時半少し前に寝床に就く。

 8時に起きる。
 7時ちょうどに目が醒めたのだけれど、もう1時間眠ることにした。

 すぐさま、NHKラジオ第1の『音楽の泉』を聴く。
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」と第8番が取り上げられていた。

 続けて、NHK・FMの『名演奏ライブラリー』を聴く。
 新年度ということで、解説が満津岡信育(まつおかのぶやす)さんに変わる。
 で、今日は若き日のマイケル・ティルソン・トーマスの特集で、ボストン交響楽団とのピストンの交響曲第2番やチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」などが放送されていた。
 よくよく考えたら、マイケル・ティルソン・トーマスも「巨匠」と呼ばれておかしくない年齢なんだけど、彼にはそんな重々しい呼び方が似合わないような気がしてしまう。

 さらに、マルク・ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル=グルノーブルが演奏したハイドンの交響曲第96番「奇蹟」、第95番<naïve>を聴く。


 午前中、仕事関係の作業を進めたり、『犬神家の末裔』を書き進め第7回として投稿したり、吉田篤弘の『イッタイゼンタイ』<徳間書店>を読み進めたりする。


 12時40分過ぎに外出して、京都コンサートホールへ。
 京都市交響楽団のスプリング・コンサートを愉しむ。
 詳しくは、前々々回の記事をご参照のほど。

 このコンサートで、ネオ落語で親しくしている人と遭遇し、少し立ち話をする。


 その後、カナート洛北でコンサート記録の下書きをし、『イッタイゼンタイ』を読み進めてからアトリエ劇研へ。
 劇研のスプリングフェスVol.1 創造サポートカンパニーショーケースのBプログラムを観る。
 詳しくは、前回前々回の記事をご参照のほど。

 開演前終演後、関係各氏と話をする。


 終了後、打ち上げに参加し、諸々あって3時に帰宅する。


 以上、4月10日の日記。
posted by figarok492na at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする