世は三連休明け。
陽光は見えつつも、どんよりとした感じのお天気。
気温はぐっと下がり、寒さがとても厳しい。
寒い寒い寒い。
皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように!
インフルエンザにもお気をつけのほど。
昨夜、19時過ぎに外出する。
京都市長選の立候補者の事務所の前で、学生時代の仲間と遭遇し、しばし立ち話。
節を曲げることなく、活動を続けている由。
元気そうで何よりだ。
その後、錦湯さんへ。
13回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
ああ、面白かった!
交流会に参加したのち(久方ぶりに、生な「芸人さん」の集まりの姿を目にすることができた。新作『御神酒徳利』に活かせそうだ)、買い物などすませ1時近くに帰宅する。
帰宅後、軽い遅めの夕飯をすませ、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら5時近くまでネオ落語記録を投稿したり、諸作業を進めたりする。
そうそう、ネオ落語・セントラルの常連さんからコタツ布団をいただいたのだった。
昨年末のネオ落語・セントラルの忘年会の席で、15年来使っているコタツ布団の四方が破れて中から綿が飛び出しまくり、黒ずんでしまっている、そろそろ買い替え時か、などといつもの如く与太った話をしていたら、常連さんが「うちの余ったもので良かったら」とおっしゃったのである。
で、昨夜頂戴したのだけれど、掛け布団ばかりか敷き布団まで頂戴して本当に嬉しくありがたいかぎりだ。
打ち合わせの際など恥ずかしい思いをしていたが、これで心おきなく人を呼ぶことができる。
多謝。
心より感謝をいたします。
朝早くに起きて、NHKのラジオ第1で国会中継を聴いたりしながら仕事関係の作業を進める。
安倍首相の尋常でなさがどうにも気になる。
余裕のなさというか。
北の方もたいがいだが、日本の首相も相当やばいのではないか。
午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
乾き、あまりよろしからず。
まあ、仕方ない。
午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンが演奏したモーツァルトのセレナード第4番&交響曲第23番他<TELDEC>とハイドンの交響曲第30番「アレルヤ」、第53番「帝国」、第69番「ラウドン」<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『御神酒徳利』について考えたり、藤山新太郎の『天一一代』<NTT出版>を読み始めたりする。
ほかに、小林信彦の『花と爆弾』<文春文庫>の拾い読みもした。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
今週末に身体のメンテナンスの予約をしておく。
夕飯後、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーが弾いたハイドンのピアノ・ソナタ第34番&第33番他<DHM>やモッツァフィアート&ラルキブデッリが演奏した同じくハイドンのナポリ王のための8つのノットゥルナ<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『御神酒徳利』について考えたり、『天一一代』を読み進めたりする。
ほかに、『花と爆弾』の拾い読みもした。
今日は、ローソン・バリューライン(村田製菓)の芋ちっぷを食す。
壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
九州産のさつま芋をチップして揚げたもので、まあまあ美味しうございました。
ごちそうさま!
昨日のロームシアター京都での、ベートーヴェンの歌劇『フィデリオ』上演(下野竜也指揮京都市交響楽団他の演奏、三浦基さんの演出。セミステージ形式)について音楽演劇両面から詳しい感想を述べている人はなかなかいないだろうな、たぶんと思いつつ、念のためtwitterで検索をかけてみたところ、近所で時折ばったりする方が観聴きに行っていた。
この方ならば信頼がおけるので、今度ばったりしたときに詳しくうかがうことにしよう。
ところで、以前もちらと記したことがあるかもしれないが、京都国際舞台芸術祭(KEX)にオペラの上演を組み込むことはできないものか。
テオドール・クルレンツィスとムジカ・エテルナの一党を呼んで、モーツァルトのダ・ポンテ三部作の一挙上演をやるなんて最高だと思うが、予算的に無理かな。
それなら京都の若手演出家(山口茜さんとか、杉原邦生君、村上慎太郎君など)と、オーディションで全国から選ばれた音大生等による歌手オーケストラ合唱でオペラの上演を創り上げるなんてどうだろう。
指揮は京都に拠点があってオペラに詳しい若手ということで、瀬山智博さんあたり。
出し物は、独唱が少なくてアンサンブルも動かせるから、モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』。
メインホールよりサウスホール向きの企画かもね。
(本当は、演出に青柳敦子さんを推したいんだけど、諸々考えると上記の面々がまだ現実化しそうだから記してみた)
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年01月12日
ネオ落語・セントラル 第13回
☆ネオ落語・セントラル 第13回
出演:桂三幸さん、桂三河さん、月亭天使さん、月亭太遊さん、桂恩狸さん、センサールマン
(2016年1月11日20時開演/錦湯)
三連休の最終日ということで、入りはどうかなと思っていたらこれが大盛況。
13回目となるネオ落語・セントラルは、上述の如く総計7人が出演する豪華版に相応しい大勢のお客さんが集まっていた。
太遊さんたちは、むらさき湯でのちゃいちゃい寄席からの移動ということで、まずは三幸さんと恩狸さんのトークでスタートする。
で、すでにこのネオ落語・セントラルのトークで話題となったプライベートの出来事に関して恩狸さんが進展状況を語っているところで、太遊さんたちが戻って来る。
恩狸さんが司会進行を務めるという体でトークが再開されるが、当然の如く(?)太遊さんらから恩狸さんの仕切りに関して突っ込みが入った。
30分ほどトークで盛り上がってから、恩狸さんが新作『落語グランドチャンピオン』のネタおろしに挑む。
落語グランドチャンピオンなる企画の決勝戦に突然参加することになった男性の話で、今夜は途中まで。
落語好きが喜びそうなネタが盛り込んであるのだけれど、それより何より大暴投もあえて辞さずという恩狸さんらしさが強く印象に残った。
やってる感全開。
続いては、天使さんが古典の『田楽喰い』をかける。
ただで酒の肴ばかりか、酒そのものまでご馳走にあずかろうという男たちだったが…。
というおなじみの展開。
恩狸さんの高座についてちらと言及したマクラもそうだけど、ここのところの歯切れの良さや間合いの良さを計った口演を聴きながら、落語家であること、落語を語ることについての天使さんの意識意志がうかがえるように感じた。
そうそう、はじめの辺りで本題と全く関係ない(いざ金を払う段になって「財布を忘れた」などと平然と口にする)ところでついつい笑ってしまったのは迂闊だった。
どこで笑おうが客の勝手という言い草もあるだろうが、これはいけない。
まるで東京の魚市場で京都の鶏肉をさばくような所業だもの。
三番目に登場したのは、センサールマンのお二人。
山崎仕事人さん扮する子供に「お馬さんごっこがしたい」とせがまれた愛植男さん扮するお父さんだったが…。
一歩間違えるとコースを大きく外れて逸走、あわや落馬、という危険もなくはないところを、そこは見事な手綱捌きできわきわの線を駆け抜け走り抜け、しっかり大きな笑いを生み出してゴールしていた。
センサールマンはやっぱり面白い。
三幸さんは、師匠文枝さん(三枝さん時代)の新作『お忘れ物承り所』を演じた。
センサールマンのお馬さんネタで有馬記念での怒りを思い出し、そこから最近腹の立ったことをマクラで畳みかけたあと本題に入ったが、駅の遺失物係を題材にしたこちらのほうはしっかり丁寧に演じて小刻みに笑いをとっていた。
作品自体よく出来ているなあ、とも感心した。
一方、三河さんは自作の『渚のスイート』を再演した。
2014年の11月というから、ネオラクゴ・フロンティアが始まってまだ最初の頃に一度演じられた作品で、とあるメイド喫茶が舞台。
若いかわいいバイトの新人さんに、年長の先輩メイドが仕事のやり方を示してみせるという内容だけど、二人目のメイドさんのルーティン的な「失敗」がやはりおかしい。
そして、女性間のじわりとした悪意もいい隠し味となっている。
(こうして、三河さんの落語を聴いただけでメイド喫茶に行った気になれるなあ。実際に行かなくっても平気だなあ。えっ、違う?)
トリは、太遊さんのネオラクゴの語りおろし(降臨)『桃源郷(ザナドゥー)』。
門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし。
という一休禅師の作と伝えられる狂歌をついつい思い出してしまいたくなるような、ネオラクゴらしい展開。
幼稚園の教育実習を行っている先生のたまご二人が、桃太郎の続篇を発表の題材に選んだまではよかったが…。
後半のきれ具合、いききり具合が何重の意味でも「おかしい」。
そして大いに笑いつつも、喪黒なんとかに指を突き付けられるように、日々打ち震えていることを改めて目の前に突き付けられた気分になったことも確かだ。
新年にネタオロシされるべくしてネタオロシされた作品だった。
最後は、再び恩狸さんの仕切りという体のトークで〆た。
気がつけば22時過ぎ。
おせちのお重に、カレーもケバブもビーフストロガノフもフカヒレスープもついてきたような盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
ああ、面白かった!
そして、来週も月曜20時は錦湯さんにぜひ!!
出演:桂三幸さん、桂三河さん、月亭天使さん、月亭太遊さん、桂恩狸さん、センサールマン
(2016年1月11日20時開演/錦湯)
三連休の最終日ということで、入りはどうかなと思っていたらこれが大盛況。
13回目となるネオ落語・セントラルは、上述の如く総計7人が出演する豪華版に相応しい大勢のお客さんが集まっていた。
太遊さんたちは、むらさき湯でのちゃいちゃい寄席からの移動ということで、まずは三幸さんと恩狸さんのトークでスタートする。
で、すでにこのネオ落語・セントラルのトークで話題となったプライベートの出来事に関して恩狸さんが進展状況を語っているところで、太遊さんたちが戻って来る。
恩狸さんが司会進行を務めるという体でトークが再開されるが、当然の如く(?)太遊さんらから恩狸さんの仕切りに関して突っ込みが入った。
30分ほどトークで盛り上がってから、恩狸さんが新作『落語グランドチャンピオン』のネタおろしに挑む。
落語グランドチャンピオンなる企画の決勝戦に突然参加することになった男性の話で、今夜は途中まで。
落語好きが喜びそうなネタが盛り込んであるのだけれど、それより何より大暴投もあえて辞さずという恩狸さんらしさが強く印象に残った。
やってる感全開。
続いては、天使さんが古典の『田楽喰い』をかける。
ただで酒の肴ばかりか、酒そのものまでご馳走にあずかろうという男たちだったが…。
というおなじみの展開。
恩狸さんの高座についてちらと言及したマクラもそうだけど、ここのところの歯切れの良さや間合いの良さを計った口演を聴きながら、落語家であること、落語を語ることについての天使さんの意識意志がうかがえるように感じた。
そうそう、はじめの辺りで本題と全く関係ない(いざ金を払う段になって「財布を忘れた」などと平然と口にする)ところでついつい笑ってしまったのは迂闊だった。
どこで笑おうが客の勝手という言い草もあるだろうが、これはいけない。
まるで東京の魚市場で京都の鶏肉をさばくような所業だもの。
三番目に登場したのは、センサールマンのお二人。
山崎仕事人さん扮する子供に「お馬さんごっこがしたい」とせがまれた愛植男さん扮するお父さんだったが…。
一歩間違えるとコースを大きく外れて逸走、あわや落馬、という危険もなくはないところを、そこは見事な手綱捌きできわきわの線を駆け抜け走り抜け、しっかり大きな笑いを生み出してゴールしていた。
センサールマンはやっぱり面白い。
三幸さんは、師匠文枝さん(三枝さん時代)の新作『お忘れ物承り所』を演じた。
センサールマンのお馬さんネタで有馬記念での怒りを思い出し、そこから最近腹の立ったことをマクラで畳みかけたあと本題に入ったが、駅の遺失物係を題材にしたこちらのほうはしっかり丁寧に演じて小刻みに笑いをとっていた。
作品自体よく出来ているなあ、とも感心した。
一方、三河さんは自作の『渚のスイート』を再演した。
2014年の11月というから、ネオラクゴ・フロンティアが始まってまだ最初の頃に一度演じられた作品で、とあるメイド喫茶が舞台。
若いかわいいバイトの新人さんに、年長の先輩メイドが仕事のやり方を示してみせるという内容だけど、二人目のメイドさんのルーティン的な「失敗」がやはりおかしい。
そして、女性間のじわりとした悪意もいい隠し味となっている。
(こうして、三河さんの落語を聴いただけでメイド喫茶に行った気になれるなあ。実際に行かなくっても平気だなあ。えっ、違う?)
トリは、太遊さんのネオラクゴの語りおろし(降臨)『桃源郷(ザナドゥー)』。
門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし。
という一休禅師の作と伝えられる狂歌をついつい思い出してしまいたくなるような、ネオラクゴらしい展開。
幼稚園の教育実習を行っている先生のたまご二人が、桃太郎の続篇を発表の題材に選んだまではよかったが…。
後半のきれ具合、いききり具合が何重の意味でも「おかしい」。
そして大いに笑いつつも、喪黒なんとかに指を突き付けられるように、日々打ち震えていることを改めて目の前に突き付けられた気分になったことも確かだ。
新年にネタオロシされるべくしてネタオロシされた作品だった。
最後は、再び恩狸さんの仕切りという体のトークで〆た。
気がつけば22時過ぎ。
おせちのお重に、カレーもケバブもビーフストロガノフもフカヒレスープもついてきたような盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
ああ、面白かった!
そして、来週も月曜20時は錦湯さんにぜひ!!