晴天。
いいお天気、いい青空が続く。
日中はまだ穏やかな感じ。
それでも、夕方以降は冷え込むが。
皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。
漫才師のあしたひろしが亡くなった。93歳。
東京都の出身で、大都映画の雑用係をはじめ下積みを重ね、南順子・北ひろしの名でコンビを組む。
途中より漫才に転じ、一時関西に移って秋田實に師事を受けたのち(あした順子・ひろしの「あした」も、秋田の名によるもの)、東京に戻る。
寄席や演芸会で活躍していたコンビで、テレビで一躍脚光を浴びたのは、晩年となる1990年代後半になってからだ。
独特のフラの持ち主で、その軽みと滑稽さが実に魅力的だった。
深く、深く、深く、深く黙祷。
昨夕外出し、市バスの201系統で百万遍へ。
京都大学のルネの書籍で、現代中国史や現代フランス史の専門書を「座り読み」したのち、身体のメンテナンスをすませる。
いつも通り的確なメンテナンスで、ほっとする。
ああ、すっきりした!
で、歩いて元田中の喫茶フィガロへ移動し、ふつうユニットの未来会議withネオラクゴに参加する。
詳しくは、前回の記事(ネオラクゴ記録)をご参照のほど。
終了後、歩いて出町柳駅まで出て、京阪で祇園四条まで戻る。
それから歩いて、24時過ぎに帰宅した。
帰宅後、ネオラクゴ記録をアップする。
柚木麻子の『その手をにぎりたい』<小学館>を読了し、高橋弘希の『指の骨』<新潮社>を読み始める。
その後、Radio4音源でフランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラが演奏したモーツァルトのクラリネット協奏曲(エリック・ホープリッチ)と交響曲第40番のライヴ録音(2005年5月23日、ユトレヒト・フレデンブルク)、youtubeでクリスティアン・ベンダ指揮プラハ・シンフォニアが演奏した同じくモーツァルトの『劇場支配人』序曲、アンドラーシュ・シフ、イモジェン・クーパー・ダヴィッド・フレイ、アルフレッド・ブレンデルがそれぞれ演奏したシューベルトのハンガリー風のメロディを聴いたりしながら、5時近くまで仕事関係の作業を進める。
朝早くから、近所の工事がかまびすしい。
カンカンドガンドガン、土曜もへったくれもない、遠慮会釈もないかまびすしさで、無性に腹が立つ。
年がら年中工事だらけ。
馬鹿野郎!
午前中、仕事関係の予定をすませる。
午後、ブライデン・トムソン指揮ロンドン交響楽団が演奏したヴォーン=ウィリアムズの田園交響曲(イヴォンヌ・ケニーのソプラノ独唱)他と交響曲第5番他<ともにCHANDOS>、マティアス・バーメルト指揮ロンドン・フィルが演奏したパリーの交響曲第5番他<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
『指の骨』を読了する。
太平洋戦争に従軍した兵士の姿を透徹した筆致で描いた作品。
内容とともに、筆力に感嘆する。
ほかに、古川隆久の『昭和天皇』<中公新書>の拾い読みもした。
夕方前に外出し、大切な予定をすませる。
短いけれど、いい時間を過ごすことができた。
帰りがけ、下京図書館に寄る。
『その手をにぎりたい』、『指の骨』、長田弘の『ことばの果実』<潮出版社>、佐藤あつ子の『昭』<講談社>、伊藤比呂美の『父の生きる』<光文社>、礒崎憲一郎の『往古来今』<文藝春秋>を返却し、予約しておいた村松友視の『悪口のすヽめ』<日本経済新聞出版社>、鎮勝也の『君は山口高志を見たか』<講談社>、大森兄弟の『わたしは妊婦』<河出書房新社>、青来有一の『人間のしわざ』<集英社>、イレーネ・ネミロフスキーの『クリロフ事件』<未知谷>、パトリス・ルコントの『いないも同然だった男』<春風社>を新たに借りる。
帰宅後、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮ウィーン・フィルが演奏したエルガーのエニグマ変奏曲<ドイツ・グラモフォン>、バリー・ワーズワース指揮BBCコンサート管弦楽団他が演奏したアーンの『ルール・ブリタニア』、エルガーの行進曲『威風堂々』第1番、パリーの『イェルサレム』、英国国歌<PHILIPS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『悪口のすヽめ』を読み始めたりする。
18時台に再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、エリザベート・レオンスカヤが弾いたショスタコーヴィチのピアノ・ソナタ第2番<TELDEC>を聴いたりしながら、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『悪口のすヽめ』を読み進めたりする。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮NHK交響楽団が演奏したグリンカの『ルスランとリュドミラ』序曲(第1375回定期公演/1999年2月26日、NHKホール)、チャイコフスキーのバレエ音楽『くるみ割り人形』ハイライト(第1414回定期公演/2000年10月6日、同)と交響曲第4番(第1190回定期公演/1993年1月22日、同)のライヴ録音が放送されていた。
なお、このうち交響曲第4番は、NHKホールで生で聴いた演奏で、とても懐かしかった。
夕飯後、再び大切な予定をすませる。
これまた、短いけれどいい時間を過ごすことができた。
NHK・FMの『クラシックの迷宮』(シベリウスが聴いた日本の作曲家の作品)を途中から聴きながら、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『悪口のすヽめ』を読み進めたりする。
ほかに、『昭和天皇』の拾い読みもした。
『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙201枚分を超えた。
今日は、フジパンのクイニーアマンを食す。
壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
フランスの伝統菓子をモチーフにしたデニッシュパンで、確かにヨーロッパのお菓子のような強い甘さの菓子パンだった。
ごちそうさま!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2015年12月05日
ふつうユニットの未来会議〜みんなで未来を妄想しよう!〜withネオラクゴ
☆ふつうユニットの未来会議〜みんなで未来を妄想しよう!〜withネオラクゴ
出演:月亭太遊さん
(2015年12月4日20時スタート/喫茶フィガロ)
廣瀬信輔君主宰の、ふつうユニットの未来会議withネオラクゴだが、今夜のお題は「画ジェット」(道具)。
まず、ドローンに自分の荷物を繋げて一緒に移動する(道具)という廣瀬君の提案を肴に、廣瀬君と太遊さんがいろいろと話を拡げたところで、太遊さんがネオラクゴの新作『言葉言語郎(ことのはげんごろう)』を演じた。
「はじめに言葉ありき」
というヨハネ福音書の一節から、話は始まる。
で、会話によるコミュニケーションをスムースに行うための道具の実験へと、話は進んでいく。
言葉を扱う作業を続けているからこそ、ここのところ言葉の限界について考えている人間にとって、ぐっと刺さるもののある内容だった。
そして、上っ面な言葉をいくら重ねても内実が伴わなければ一緒だということも改めて強く感じた。
もちろん、登場人物の造形など、笑いの仕掛けもしっかりあったのだけれど。
その後、ガジェットに関する会議が続いたが、未来のガジェットは、コンパクトであること、(それぞれの道具を開発することで)「退化(後退)」しないことが大切であるという結論に達した。
また、指の動きと対応した道具の開発、進化の重要性についても触れられていた。
最後に、遅れて来たお客さんのために、太遊さんが古典落語の『拾得』をテンポよく演じて、会を〆た。
来週のふつうユニットの未来会議withネオラクゴは、いつもの通り木曜日の20時からスタート。
皆さん、フィガロにぜひ!
出演:月亭太遊さん
(2015年12月4日20時スタート/喫茶フィガロ)
廣瀬信輔君主宰の、ふつうユニットの未来会議withネオラクゴだが、今夜のお題は「画ジェット」(道具)。
まず、ドローンに自分の荷物を繋げて一緒に移動する(道具)という廣瀬君の提案を肴に、廣瀬君と太遊さんがいろいろと話を拡げたところで、太遊さんがネオラクゴの新作『言葉言語郎(ことのはげんごろう)』を演じた。
「はじめに言葉ありき」
というヨハネ福音書の一節から、話は始まる。
で、会話によるコミュニケーションをスムースに行うための道具の実験へと、話は進んでいく。
言葉を扱う作業を続けているからこそ、ここのところ言葉の限界について考えている人間にとって、ぐっと刺さるもののある内容だった。
そして、上っ面な言葉をいくら重ねても内実が伴わなければ一緒だということも改めて強く感じた。
もちろん、登場人物の造形など、笑いの仕掛けもしっかりあったのだけれど。
その後、ガジェットに関する会議が続いたが、未来のガジェットは、コンパクトであること、(それぞれの道具を開発することで)「退化(後退)」しないことが大切であるという結論に達した。
また、指の動きと対応した道具の開発、進化の重要性についても触れられていた。
最後に、遅れて来たお客さんのために、太遊さんが古典落語の『拾得』をテンポよく演じて、会を〆た。
来週のふつうユニットの未来会議withネオラクゴは、いつもの通り木曜日の20時からスタート。
皆さん、フィガロにぜひ!