今日から10月。
一日一日を本当に大切にして、自分自身の為したいこと、為すべきことをしっかり為していきたい。
そして、死を忘れないこと。
どんよりとしたお天気の一日。
雨も降る。
気温はそれほど上昇しなかったものの、じめじめとしてあまり快ならず。
気圧と湿度のWパンチで、頭と身体が重たし。
やれやれ。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
脚本家の山内久が亡くなった。90歳。
東京外国語大学を卒業後、松竹大船撮影所に入り、その後フリーとなる。
川島雄三監督の『幕末太陽傳』(田中啓一名)や、今村昌平監督の『盗まれた欲情』と『果てしなき欲望』(鈴木敏郎名)、『豚と軍艦』、山田洋次監督の『運が良けりゃ』、浦山桐郎監督の『私が棄てた女』、森谷司郎監督の『聖職の碑』、堀川弘通監督の『エイジアン・ブルー 浮島丸サコン』のほか、テレビドラマの『若者たち』(フジテレビ)、『男子の本懐』や『破獄』(NHK)など数多くの作品を執筆した。
なお、妻は脚本家の立原りゅう(故人。橘祐典監督の『ガラスのうさぎ』他。野田高悟の娘)で、父は活動写真弁士で漫談家の山野一郎、兄は俳優の山内明、弟は作曲家の山内正、義弟は作曲家の小杉太一郎、姪はエッセイストの山内美郷である。
深く、深く、深く、深く黙祷。
厚顔無恥の嘘つきペテン師が、またぞろ得手勝手な物言いをしている。
安保法案にTPPと、あれもこれも胡散臭くきな臭いことばかりだ。
度し難し。
日歯連の迂回寄付問題が、やけに取り沙汰されている。
前々から報じられていたことではあるが、どうして今なのかそのタイミングについて考えざるをえない。
(当然、国会が終わったということも大きいだろうが)
今日から京都市のゴミの分別が義務化され、スーパーなどでビニール袋の有料化も始まった。
ゴミの削減という題目そのものには反対ではないけれど、そもそも企業の側をなんとかしないかぎりは、大本は解決しないのではないか。
それに、場合によってはゴミ袋を開けても可能というあたりがどうにもひっかかる。
結局、「しまつのこころ条例」というセンスの悪いネーミング自体、事の本質をよく示していると思う。
いずれにしても、京都市長選の一つの争点としてもらいたい。
昨夜19時過ぎに外出し、仕事関係の用件を片付けてから寺町のライト商會へ。
2Fで、月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・カルティベイトZ『楔・エクストラクト』を愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
太遊さんはもちろんのこと、ゲストのハッピーピープルのお二人も素晴らしかった。
ああ、面白かった!
帰宅後、遅めの夕飯をすませ、KBS京都でAKB48のオールナイトニッポン(大家志津香、宮崎美穂、鈴木まりやの出演)を聴いたりしながら、4時半近くまで諸作業を進める。
朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。
当然の如く、真向かいのマンション横のボロ家の工事が今日もかまびすしい。
午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』(途中まで)や、リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルが演奏したシューベルトの交響曲第3番&第5番<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、10月の創作活動について考えたりする。
ワルター・バリリの『ウィーン・フィルとともに』<音楽之友社>を読了する。
内容そのものには好感を覚えたが、文章の重複や細かなミスが気になったりもした。
例えば、44ページのべリスラフ・クロブカールは、一般的にベリスラフ・クロブチャールと表記されているし、108ページのパウル・パライはポール・パレー、138ページのクリーヴランド交響楽団はクリーヴランド管弦楽団とすべきだろう。
これは、翻訳者の岡本和子だけではなく、校正者や編集者の責任でもあると思う。
続けて、『リッカルド・ムーティ自伝』<同>を読み始める。
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
ついでに、近くのグルメシティで週刊文春の小林信彦の連載エッセイを立ち読みした。
途中夕飯を挟み、今年のNHK音楽祭からベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団のコンサートの実況中継(NHKホール)を聴く。
スタッキー編曲によるパーセルのメアリー女王のための葬送音楽、マレイ・ペライアをソロに迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、ブラームスの交響曲第1番が放送されていた。
ペライアのベートーヴェンの4番のコンチェルトといえば、20年以上前のヨーロッパ滞在中、ギルバート・ヴァルガ指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の定期演奏会(1994年2月7日、ケルン・フィルハーモニー)にジェイムズ・レヴァイン指揮フィルハーモニア管弦楽団のウォーリック大学公演(同2月12日、ウォーリック大学アーツセンター)と、続けて二度聴いたことがある。
ちょうど、ギュルツェニヒ管の定期の前にケルンの大聖堂近くのCDショップでペライアと遭遇したことも含めて思い出した。
ハイティンク指揮ロンドン交響楽団とペライアは、3日に京都コンサートホールでの公演を予定していて、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番とブルックナーの交響曲第7番というプログラムも非常に魅かれるのだけれど、自分の好みの席を予約しそびれたこともあってパスすることにする。
残念だが仕方ない。
続けて、リッカルド・シャイー指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団他が演奏したルチアーノ・ベリオの管弦楽曲集<DECCA>を聴く。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『リッカルド・ムーティ自伝』を読み進めたりする。
小説を現実が追い越すというか。
『勝呂又吉のこと』の第1部のクライマックスに用意しておいたエピソードと同じことが、友人の身の上に起こってしまった。
もちろん、友人がモデルであるわけがなく、自分自身のエピソードを加工して使おうと思ったものだけれど。
一言断っておかないと。
場合によっては、別のエピソードを考えなければならないか。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
そして、今月がいい月でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2015年10月01日
ネオラクゴ・カルティベイトZ『楔・エクストラクト』(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)
☆ネオラクゴ・カルティベイトZ『楔・エクストラクト』
ゲスト:ハッピーピープル
(2015年9月30日20時半開演/ライト商會2F)
月亭太遊さんがネオラクゴ・フロンティアで発表し続けている新作から数本を選び出し、ブラッシュアップのために再演するという企画、ネオラクゴ・カルティベイトは約3ヶ月ぶりの開催。
まずは、カルティベイト前に撮影してきた自動車がらみの動画のエピソードを語って場の空気を暖めたのち、カルティベイトの定期的な開催が今回で一区切りつくことや、京都府井手町に新たな拠点ができたこと、それに伴い錦湯さんでの企画の形態が変わり、フロンティアも次のステップへと進むことが宣言される。
で、一本目の『きいろいおやま 〜バカでも達者が溶岩す〜』(フロンティアsection39)へ。
阿蘇山の噴火をまるで予知したかのような展開の作品だが、上述動画の撮影からのギアの切り換えが徐々に進んでいったという感じ。
若干スリリングな運転だったけれど、それも笑いに変わるのがネオラクゴのネオラクゴたる所以だ。
ここでいったん太遊さんが退き、今回のゲスト、ハッピーピープルのお二人が登場する。
ボーカルのはらださんとギターのひさのさんの二人組パンクバンドだが、もともとは太遊さんのNSCの一期後輩とのことで、上半身裸とジャージのズボン姿がまずもって目をひく。
一曲目に歌うは、『神輿革命』。
シャウト!シャウト!シャウト!
けれどそこは太遊さんを慕い、太遊さんにゲストに呼ばれるハッピーピープルだけに笑いとともに、ネオラクゴと通じる鋭い想いや激しい感情が息づいている。
そして僕は、
>昔の叡山ファッショのミリシアは神輿をかついで暴れ廻った。
昭和の山法師よ。お前たちは神輿をかついだら暴れるな。
お前たちのかつぐ神輿は棺桶だ!<
という、長谷川如是閑の『「枢」「密」「院」』の一節をふと思い起こした。
途中太遊さんのネオラクゴを挟んで、ハッピーピープルは『ミスチルにはいりたい』、『おそろしオーケストラ』、『眼球にさわりたい』(順不同)を披露したが、バーバル・センスにも音楽的センスにも富んだナンバーで、存分に愉しむことができた。
さて、太遊さんの二本目の新作は『道化』(フロンティアsection44)。
『情熱大陸』の形を借りて、現代の「道化」、喜劇役者の姿を描いた作品だが、ここで太遊さんのエンジンが全開、特に後半の道化の言葉に笑いと想いが炸裂しておかしいのおかしくなくの、いやおかしいの。
いやあ、笑った笑った。
さらに、ハッピーピープルのナンバーを挟んだ三本目は『憑依 to the World』(フロンティアsection46)。
憑依体質の高校生若林若葉が活躍するシリーズの一作目(その前に、発端となるべき『煙草部屋の手記』がある)で、太遊さんが口にしていたように、神道が作中にもろ取り込まれている点が肝となる作品である。
初演からの変更もカルティベイトならではだ。
最後は、ハッピーピープルが再再登場して『リカちゃん人形を庭に埋めた』(当方と同じ46歳の男の話。おかかなしさの極み)を歌い、さらには太遊さんを巻き込む『世界で二番目に強いしょうもないおっさん』で明るく決めた。
と、今回も盛りだくさんのカルティベイトでした。
ああ、面白かった!
そして、来週月曜10月5日は、ネオラクゴ・フロンティアの一周年記念のsection50。
皆さま、何とぞご来場のほど!!
ゲスト:ハッピーピープル
(2015年9月30日20時半開演/ライト商會2F)
月亭太遊さんがネオラクゴ・フロンティアで発表し続けている新作から数本を選び出し、ブラッシュアップのために再演するという企画、ネオラクゴ・カルティベイトは約3ヶ月ぶりの開催。
まずは、カルティベイト前に撮影してきた自動車がらみの動画のエピソードを語って場の空気を暖めたのち、カルティベイトの定期的な開催が今回で一区切りつくことや、京都府井手町に新たな拠点ができたこと、それに伴い錦湯さんでの企画の形態が変わり、フロンティアも次のステップへと進むことが宣言される。
で、一本目の『きいろいおやま 〜バカでも達者が溶岩す〜』(フロンティアsection39)へ。
阿蘇山の噴火をまるで予知したかのような展開の作品だが、上述動画の撮影からのギアの切り換えが徐々に進んでいったという感じ。
若干スリリングな運転だったけれど、それも笑いに変わるのがネオラクゴのネオラクゴたる所以だ。
ここでいったん太遊さんが退き、今回のゲスト、ハッピーピープルのお二人が登場する。
ボーカルのはらださんとギターのひさのさんの二人組パンクバンドだが、もともとは太遊さんのNSCの一期後輩とのことで、上半身裸とジャージのズボン姿がまずもって目をひく。
一曲目に歌うは、『神輿革命』。
シャウト!シャウト!シャウト!
けれどそこは太遊さんを慕い、太遊さんにゲストに呼ばれるハッピーピープルだけに笑いとともに、ネオラクゴと通じる鋭い想いや激しい感情が息づいている。
そして僕は、
>昔の叡山ファッショのミリシアは神輿をかついで暴れ廻った。
昭和の山法師よ。お前たちは神輿をかついだら暴れるな。
お前たちのかつぐ神輿は棺桶だ!<
という、長谷川如是閑の『「枢」「密」「院」』の一節をふと思い起こした。
途中太遊さんのネオラクゴを挟んで、ハッピーピープルは『ミスチルにはいりたい』、『おそろしオーケストラ』、『眼球にさわりたい』(順不同)を披露したが、バーバル・センスにも音楽的センスにも富んだナンバーで、存分に愉しむことができた。
さて、太遊さんの二本目の新作は『道化』(フロンティアsection44)。
『情熱大陸』の形を借りて、現代の「道化」、喜劇役者の姿を描いた作品だが、ここで太遊さんのエンジンが全開、特に後半の道化の言葉に笑いと想いが炸裂しておかしいのおかしくなくの、いやおかしいの。
いやあ、笑った笑った。
さらに、ハッピーピープルのナンバーを挟んだ三本目は『憑依 to the World』(フロンティアsection46)。
憑依体質の高校生若林若葉が活躍するシリーズの一作目(その前に、発端となるべき『煙草部屋の手記』がある)で、太遊さんが口にしていたように、神道が作中にもろ取り込まれている点が肝となる作品である。
初演からの変更もカルティベイトならではだ。
最後は、ハッピーピープルが再再登場して『リカちゃん人形を庭に埋めた』(当方と同じ46歳の男の話。おかかなしさの極み)を歌い、さらには太遊さんを巻き込む『世界で二番目に強いしょうもないおっさん』で明るく決めた。
と、今回も盛りだくさんのカルティベイトでした。
ああ、面白かった!
そして、来週月曜10月5日は、ネオラクゴ・フロンティアの一周年記念のsection50。
皆さま、何とぞご来場のほど!!