2015年10月30日

京都大学でワンマンショーを愉しんだ(CLACLA日記)

 どんよりとした感じはありつつも、一応青空の見えるお天気。

 気温はあまり上昇せず。
 どんどん秋らしくなっている。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 文化勲章に仲代達矢や、ノーベル賞受賞の大村智、梶田隆章ら、文化功労者に黒柳徹子、橋田寿賀子、尾上菊五郎、野村万作、皆川博子、川淵三郎、佐々木毅らが、それぞれ選ばれた。
 おめでとうございます。


 無理を通せば道理が引っ込む。
 という言葉通りの状況が続いている。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンやアルコ&ピースのオールナイトニッポンゼロを聴いたりしながら、4時半近くまで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、真向かいマンションの住人がかまびすしい。
 近所のボロ家の工事も度し難いが、この住人のデリカシーのないかまびすしさも度し難い。
 野中の一軒家に住んでいるのではないのだ。
 やれやれ。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 午後、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したシューマンの交響曲第2番&序曲集<RCA>、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<SONY/BMG>、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<同>、バリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルがハイペリオン・アンサンブルの伴奏で歌ったマーラーのさすらう若人の歌<ARTE NOVA>と、ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の伴奏で歌った同じ曲<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して126枚分を超えた。


 黒柳徹子の『トットひとり』<新潮社>を読了する。
 黒柳さんが、かつて親しく交わった今は亡き人々について綴った一冊。
 大切な人たちの死を送りながら、二重の意味で「ひとり」生きる黒柳さんのあり様に強く心を動かされる。
 ああ、面白かった!

 続けて、萩本欽一の『ダメなやつほどダメじゃない』<日本経済新聞出版社>を読み始める。
 萩本欽ちゃんの、日経新聞の「私の履歴書」連載をまとめたもの。
 これまた面白し。


 18時過ぎに外出して仕事関係の用件を片付けてから、京都大学へ。
 文学部新館第一講義室で、丸山交通公園君のワンマンショー『24世紀の21世紀学 1時間目』を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 はじめ、場所がわからず、隣の反レイシズムの集まりに顔を出してしまった。
 全く様子が違っているのでびっくりした!

 開始前終了後、関係各氏と話をしたり、挨拶をしたりする。

 終了後、京都大学の中央食堂で少し遅めの夕飯をすませる。
 LLサイズのライスに、鯖の味噌煮など、控えめな内容だった。

 で、ちょっとした買い物をすませて22時過ぎに帰宅する。


 帰宅後、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団が演奏したロシア序曲集<ドイツ・グラモフォン>、アンドルー・デイヴィス指揮ロイヤル・ストックホルム・フィルが演奏したノーベル賞授賞式典で演奏された音楽集<FINLANDIA>を聴いたりしながら、諸作業を進める。


 今日は、大阪屋製菓のハニードーナツを食す。
 六角のローソンストア100で購入したもの。
 オーソドックスなミニドーナツで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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丸山交通公園ワンマンショー『24世紀の21世紀学 1時間目』

☆丸山交通公園ワンマンショー『24世紀の21世紀学 1時間目』

 出演:丸山交通公園
(2015年10月30日19時30分開始/京都大学文学部新館第一講義室)


 丸山交通公園が主宰していた友達図鑑の大きな魅力を何かと問われれば、やたけたな笑いのそこここから噴出する、やっておらなんだら生きてはおれん、といった丸山君の切実な感情であると僕は答える。
 そして、丸山交通公園ワンマンショーと名乗るワンマン=ソロでの新たな活動によって、丸山君の感情は一層ストレートに表されるようになったと思う。
 京都大学文学部新館第一講義室という、まさしく講義のための教室で行われた『24世紀の21世紀学 1時間目』は、そうした丸山君の今現在を如実に示したライヴとなっていた。

 と、こう記して、何か情念ばかりが先行したやけのやんぱち雨あられといった内容を想起するならば、それは大いに間違いだ。
 丸山君の芸能観、政治観、社会観、世界観がふんだんに盛り込まれている点など、まさしく「講義」と呼んでもおかしくないほどの充実した出来になっていた。
 AKB48を通した2016年以降の近未来の予測は、かつての深夜番組『カノッサの屈辱』が薄っぺらく感じられるほどの鋭さだったし、途中挿入されるドキュメント類、中でも最終盤に登場する長めの文章の巧みさは、丸山君の散文におけるセンスの良さを証明してもいる。
 また、速射砲のようなおしゃべりが生み出す高揚感と激しい笑いは、丸山君ならではのものである。
 ただ、そうした笑いが、虐げる者と虐げられる者との関係に根差したグロテスクな笑いであり、なおかつ冒頭に記したような丸山君の切実で痛切な感情と環境から生み出された笑いであることも忘れてはならないだろう。
 本来笑ってはならぬと思いつつも、おかしくてどうしても笑ってしまう。
 演じ手と受け手との共犯関係というか、相互認識の上にこそ成立する笑い、とそれは言い換えることができるかもしれない。

 言い間違え等、ライヴ特有の傷も、講義という形態であることによって、かえってリアリティを与えていたのではないか。
 それより何より、僕が気になってならないのは、丸山交通公園という表現者の今後の立ち位置である。
 彼にとって、笑い、表現することが業のものであること、生きることそのものと密接に繋がったものであることは、今さら言うまでもあるまい。
 要は、それを素人の余芸に留めておいてよいのかということだ。
 それを、生活を含めた生の糧にすることこそ、彼の選ぶ道なのではないか。
 僕にはそう感じられてならないのだが。

 いずれにしても、彼の今後の活動に大いに注目し、心から応援していきたい。
 ああ、面白かった!
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2015年10月29日

あとしばらくはもやっとしなければならないと思う(CLACLA日記)

 どんよりとした感じはありつつも、晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 日中の最高気温は20度ちょっとか。
 半袖のTシャツと短パンでは日中でも厳しい感じ。
 夕方以降は、めっきり肌寒くなってきた。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 政府が沖縄・辺野古での埋め立て工事を着工した。
 埋め立ての完工は、2020年10月末と。
 東京オリンピックと同じ年だ。
 いろいろと考えることあり。


 日本シリーズ、ソフトバンクがヤクルトを下し日本一となる。
 おめでとうございます!


 昨夜、KBS京都でAKB48のオールナイトニッポンを聴いたりしながら、3時20分過ぎまで仕事関係の作業を進める。
 ただし、AKB48のオールナイトニッポンは乃木坂46の秋元真夏、衛藤美彩、若月佑美の出演。
 ほぼ毎週この番組を聴いているので、まだAKB48のメンバーならある程度名前がわかるが、乃木坂46となると、ちんぷんかんぷん。
 めったにない出演の機会ということもあってか、アイドル、というか最近の声優ののりの本息なべしゃりで、ちょっと聴いていて疲れた。
 上手い下手は別として、出演回数の多いAKBのメンバーだとそこら辺り(深夜ならではのぐだった感じ)をよくわかっているように思う。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、コンスタンティン・シチェルバコフが弾いたリストのピアノ独奏編曲によるベートーヴェンの交響曲第7番<NAXOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『花田清輝評論集』<岩波文庫>の拾い読みをしたりする。


 16時台に外出し仕事関係の用件を片付けてから、下京図書館へ。
 三田完の『モーニングサービス』<新潮社>、西村賢太の『痴者の食卓』<同>、礒崎憲一郎の『電車道』<同>、津村記久子の『これからお祈りにいきます』<角川書店>、絲山秋子の『離陸』<文藝春秋>を返却し、吉村英夫の『伊丹万作とその系譜』<大月書店>、黒柳徹子の『トットひとり』<新潮社>、萩本欽一の『ダメなやつほどダメじゃない』<日本経済新聞出版社>、アントニオ・タブッキの『時は老いをいそぐ』<河出書房新社>、桜庭一樹の『桜庭一樹短編集』<文藝春秋>、連城三紀彦の『小さな異邦人』<同>を新たに借りる。

 その後、夕飯用の買い物をすませて、18時過ぎに帰宅した。
 近くのグルメシティでは、演劇・映像関係の知人と遭遇し、しばらくお話をうかがう。


 帰宅後、シチェルバコフが弾いたリスト編曲によるベートーヴェンの交響曲第8番、デヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第7番&第8番<ARTE NOVA>を聴いたりしながら、『トットひとり』を読み始めたりする。
 『トットひとり』は、トットちゃんの愛称で知られた黒柳徹子が、今は亡き人々などとの想い出を綴った一冊。
 面白し。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ヴィットリオ・グリゴーロの来日テノール・リサイタルのライヴ録音(2015年4月10日、東京オペラシティ)を聴く。
 これは、ぜひ生で聴いておきたかった。

 続けて、カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団他が演奏したヨハン・セバスティアン・バッハのカンタータ集(2枚とも)<ドイツ・グラモフォン>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『トットひとり』を読み進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、次の章をどう進めていくか考えているところ。
 大枠での流れは考え切れているし、もやっとしたものは出かかっているのだが、まだしっかりとは掴み切れないでいる。
 書き出すまでに、あとしばらくもやっとしなければならないと思う。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月28日

情報戦にはうんざりだ(CLACLA日記)

 昨夜の強い雨が嘘のような晴天。
 いいお天気、いい青空の一日となる。
 夕方観た月が美しかった。

 気温はあまり上昇せず、秋らしい。
 特に、夕方以降は肌寒さが増す。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 情報戦、駆け引き、目くらましの八百長猿芝居にはうんざりだ。
 マクロにおいてもミクロにおいてもうっとうしいかぎり。


 昨日、17時過ぎに外出して百万遍へ。
 土日の青柳敦子さんのワークショップもあり、身体のメンテナンスを行ってもらう。
 ああ、すっきりした!

 その後、急な用件を片付け、どうしてもお腹が空いていたため京都大学のカフェテリア・ルネで夕飯をすませる。
 ごはんとサラダバー(チキン&パスタ入り)、ほうれん草と温泉玉子、冷や奴に味噌汁という組み合わせなり。

 で、同志社大学寒梅館北隣のRabbit Robotへ。
 10月末での店じまいということで、ここでの開催は最後となる、ふつうユニットの未来会議〜みんなで未来を妄想しよう!〜withネオラクゴに参加する。
 ああ、面白かった!

 終了後、上下のレインコートを着用して雨の中を自転車で帰宅する。


 帰宅後、コンスタンティン・シチェルバコフが弾いたリストのピアノ独奏編曲によるベートーヴェンの交響曲第7番&第8番<NAXOS>、カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団他が演奏したヨハン・セバスティアン・バッハのカンタータ集2枚組<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、5時近くまで作業を進める。


 10時過ぎに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、シチェルバコフのベートーヴェンを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を少し手直ししたり、絲山秋子の『離陸』<文藝春秋>を読み進めたりする。
 ほかに、『花田清輝評論集』<岩波文庫>の拾い読みもした。


 17時台に外出して、京都芸術センターで用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませたりして、19時少し前に帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ウィーン弦楽4重奏団の来日コンサートのライヴ録音(2014年11月21日、フィリアホール)を聴く。
 ハイドンの弦楽4重奏曲第77番「皇帝」、モーツァルトの弦楽4重奏曲第19番「不協和音」、シューベルトの弦楽4重奏曲第14番「死と乙女」などが放送されていた。

 続けて、リヒターのバッハ(2枚とも)を聴く。


 夕飯のおかずは、餃子鍋風。
 具材が餃子と厚揚げだけなので、鍋と言い切るにはためらいがあって。
 だから、餃子鍋風。
 それにしても、鍋がぴったりの肌寒さだ。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、しばらく今後の展開について考えることになると思う。


 『離陸』を読了する。
 ああ、面白かった!

 ほかに、『花田清輝評論集』の拾い読みもした。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ふつうユニットの未来会議〜みんなで未来を妄想しよう〜withネオラクゴ(in Rabbit Robot)

☆ふつうユニットの未来会議〜みんなで未来を妄想しよう〜withネオラクゴ(in Rabbit Robot)

 出演:月亭太遊さん
(2015年10月27日20時スタート/Rabbit Robot)


 残念ながら、今夜でRabbit Robotでの開催は最後となる、廣瀬信輔君主宰のふつうユニットの未来会議withネオラクゴ。
 今夜は、ぶらりひょうたん的な生き方をしている人間にとってはぐさっと突き刺さる(?)「仕事」という、まさしくど真ん中のテーマが設定された。

 で、廣瀬君の未来会議の概要説明ののちは、太遊さんがネオラクゴの新作『RPGのレベル上げを委託されてやっている人』を演じる。
 どうしても自分ではネットゲームをやることができなくなった人に頼まれて、ゲームのレベル上げをアルバイト(仕事)として引き受けたはよかったが…、というタイトル通りの展開。
 ゲーム内容の妙さ、おかしさや、仮想世界と現実のごっちゃになり具合に大いに笑うが、それと同時に仕事とはなんぞや、であるとか、それこそ虚と実の関係等々、あれこれ考えてしまったことも事実だ。
 マクラで何気なく張った伏線が、きちんとオチにつながっていたのも鮮やかだった。

 そして、少しの間を置いて未来会議がスタートする。
 お客さんから集めた提案内容を軽く発表後、新規事業提案制度New RINGなど、未来の新規事業活動や起業等について具体的な話が繰り広げられる。

 続いて、会社の形態についてお題は移り、「社長のいない会社」、もしくは「全員が社長の会社」を軸に話がはずむ。
 と記すと、社会主義や共産主義の話か? と勘違いする人もいるかもしれないが、そこは未来会議、それらについてもきちんと触れられはしたものの、社長の持ち回り制をはじめ、より具体的でシスティマティックに議論が進んだ。

 最後は、「寝ているだけで1億ドルが手に入る」(仕事)というふざけたお題。
 ちなみに、こんなふざけたお題を出す人間は当然限られる、わたくし中瀬宏之以外にいるはずがない。
 それでも、そんなお題を愉しくあれこれ妄想するというのが未来会議のよいところだ。
 寝ている間に身体を動かして発電するやら、ヒトゲノム解析を睡眠中の脳でやらせるといった風に、どんどん話が拡がっていった。

 と、ネオラクゴの常連さんと未来会議関係のお客さんがバランスよく集って、活発な会議になっていたのではないか。

 そして、来週・11月からは、曜日も木曜、場所も左京区の喫茶フィガロと変わって、ふつうユニットの未来会議withネオラクゴが続きます。
(なお、20時からのスタート、1ドリンクオーダー&カンパというシステムは変わりません)

 未来を妄想したい人も、太遊さんのネオラクゴの新作に触れたい人も、ぜひぜひ喫茶フィガロにお集まりください!
posted by figarok492na at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月27日

人の努力はその人の努力として認められるべきだ(早めのCLACLA)

 晴天。
 から、どんよりとしたお天気へ。

 気温はだいぶん上昇したが、それでも涼しい感じが強い。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 昨夜、予定通り外出して錦湯さんへ。
 ネオ落語・セントラル(3回目)を観聴きする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 終了後、交流会に参加して出演の月亭太遊さんをはじめ、様々な方とおしゃべりを愉しんだ。

 で、買い物をすませて、24時過ぎに帰宅する。


 帰宅後、ネオ落語の常連さんに貸してもらったCDから、ピアノのコンスタンティン・シチェルバコフが弾いたリスト編曲によるベートーヴェンの交響曲第8番&第7番<NAXOS>、カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団他が演奏したヨハン・セバスティアン・バッハのカンタータ集<ドイツ・グラモフォン>2枚組の1枚目(第140番「目覚めよ、と、われらに呼ばわる物見らの声」、第56番、第51番)や、NKKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、5時頃まで諸作業を進める。


 10時過ぎに起きて、バッハのカンタータ集から2枚目(第147番「心と口と行いと生きざまは」、第4番、第202番・結婚カンタータ)を聴いたりしながら、仕事関係の予定をすませたり、絲山秋子の『離陸』<文藝春秋>を読み進めたりする。
 リヒターが指揮したバッハのカンタータ集は、ピリオド・スタイル全盛の現在からすると、厚みがあって重たい足取りの演奏ではあるが、だからといって時代遅れ、大時代的といった印象はなく、真摯さ切実さを強く感じる。
 特に、第147番のコラール(主よ、人の望みの喜びよ)が聴こえ始めたとき、心を強く動かされた。


 午後、ABCラジオの『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、シチェルバコフのベートーヴェンを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『離陸』を読み進めたりする。
 ほかに、『花田清輝評論集』<岩波文庫>の拾い読みもした。


 あれはあいつの手下だから誉めてやろう、あれはあいつの仲間だからけなしてやろう。
 そんな姿勢ほど、表現者芸術家にとって唾棄すべきものもない。
 僕は、そんな恥知らずにはなりたくない。
 人の努力は、その人の努力として認められるべきだ。


 まもなく外出して、百万遍近辺で身体のメンテナンスをすませ、その後、同志社大学寒梅館北隣のRabbit Robotに行って、ふつうユニットの未来会議withネオラクゴに参加する予定なり。

 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 3回目

☆ネオ落語・セントラル 3回目

 出演:桂三幸さん、桂三河さん、月亭太遊さん
 トーク「YSマンガ夜話」出演:山崎仕事人さん、プレミアムバザー・高田理光さん
(2015年10月26日20時開演/錦湯)


 ふみ読む窓もわが窓。
 とは、『埴生の宿』の二番の歌詞の一節目だが、それにあやかれば、落語やる湯屋は錦湯、ということになるだろうか。
 三回目となるネオ落語・セントラルを観聴きしに行って、錦湯さんという空間の親密さ暖かさに改めて感じ入った。
 日曜あたりからぐっと気温が下がって、外はめっきり寒くなってきたけれど、今夜のネオ落語・セントラルは沸きに沸いて、錦湯さんは笑いの渦と笑いの熱に包まれていた。

 三河さんと太遊さんのおしゃべりのあと、三河さんが演じたのは師匠文枝さんの三枝時代の新作『初恋』。
 「まだあげ初めし前髪の」で始まる島崎藤村の『初恋』を効果的に引用した作品で、フロンティアの頃、三幸さんがかけたこともある。
 丁寧な高座で、要所要所のツボごとにしっかり笑いが起こっていた。
 また、二回目ということもあってか、文枝さんの文学性とともに、登場人物のちょっとした背景から、文枝さん自身の人生を思い起こしたりもした。

 続いて太遊さんは、24日の神戸の会でおろした『オドロキモノノキ』と密接な関係にある『幻影百貨店(マーヤーデパート)』を再演する。
 その人にぴたりとあった服をたちどころに選んでくれるという試着室を探し求めることとなった女性が、とあるデパートを発見して…。
 24日の会も加えると、前々回の未来会議から三回目。
 演じ重ねることで、より線が明確になったり、笑いの仕掛けが強くなったりしているように感じられた。
 突拍子もない世界観に、登場人物の造形と、ネオラクゴらしさ全開の作品だ。
 面白し面白し。

 トリは、三幸さん。
 のりにのったマクラのあとは、出来たての新作『宇宙への道』だ。
 年に一度しか帰国することのできない父親が目にしたものは、小学生の息子の…。
 あえて詳細には触れないが、三幸さんらしい「試み」と「仕掛け」に富んだ作品で、実におかしかったし、そこに存分なペーソスも加わっていた。
 加えて偶然だが、太遊さんの『幻影百貨店(マーヤーデパート)』に通じる世界観、というか宇宙観が語られていたのも興味深かった。

 で、今夜はさらに、おなじみセンサールマンの山崎仕事人さんとプレミアムバザーの高田理光さんを迎えてのトークコーナー、BSマンガ夜話、ならぬ「YS(山崎仕事人)マンガ夜話」が設けられた。
 仕事人さんや高田さんなど、芸人さんたちが行っている漫画トークライブ『漫画浴』(次回は10月30日19時から、大阪難波OCAT4階市民学習センター第4会議室で開催)の出張版というところか。
 開演前にお客さんから漫画に関するお題を集めておき、仕事人さん、高田さんを中心に、太遊さん、三幸さん、三河さんで漫画について語っていくというもの。
 小学校3年生以降、ほとんど漫画を読んでこなかった人間だが(演劇関係の友人の影響で、彼女推薦の作品はたくさん読んだ)、漫画に対する愛情に満ち満ちたトークで、大いに愉しむ。

 という具合に、今夜も大いに満足がいった。
 ああ、面白かった!

 そして、日付変わって今日の20時からはRabbit Robotでは最終回となる、ふつうユニットの未来会議withネオラクゴが開催される予定です。
 皆さん、こちらもぜひ!
(なお、11月からは毎週木曜20時から、左京区の喫茶フィガロでの開催となります)

 そうそう、来週のネオ落語・セントラルはお休みとなりますので、皆さん、お間違いなきように。
(その代わり、市バス植物園前バス停近くの銭湯・鴨川湯さんで、19時よりちゃいちゃい寄席が開催される予定です)
posted by figarok492na at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月26日

病院に行って採血をした(早めのCLACLA)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温は今日も低めで、肌寒さを強く感じる。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 昨夜、3時過ぎに消灯する。


 朝早くに起きて、仕事関係の作業を進める。


 10時過ぎに外出して、かかりつけの病院へ。
 血液検査用の採血をすませ、卸売ひろばタカギで買い物をし、スギ薬局で薬を受け取って11時過ぎに帰宅する。


 午後、アンドレアス・シュペリング指揮カペラ・アウグスティナが演奏したブラームスのセレナード第1番&第2番<CPO>、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーとフィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団が演奏したシューマンのピアノ協奏曲&交響曲第2番<ハルモニアムンディ・フランス>、ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレーヤーズが演奏した初期ロマン派序曲集<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、絲山秋子の『離陸』<文藝春秋>を読み進めたりする。
 ほかに、『花田清輝評論集』<岩波文庫>の拾い読みもした。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して123枚分を超えた。
 劇団喜聘隊の公演に関しては地の文のみに留め、勝呂又吉の危うさを強調することにする。
 愉しんで書いているためか、原稿用紙9枚分をささっと書き進めることが出来た。


 自分自身のものという思い込み、囲い込みが得手勝手な妄信を生む。
 ひいきのひき倒しを生む。
 そして、結果ユダを生む。
 相手を好きになること、いとしいと思うことだって、一緒だろうな。
 気をつけておかないと。


 しばらくしたら外出して、錦湯さんへ。
 ネオ落語・セントラルの3回目なり。
 愉しみだ。

 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月25日

青柳敦子さんのワークショップで非常に刺激的で実り多い時間を過ごすことができた(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 昨日から一転、急に気温が下がる。
 日中も、午前中は寒さを感じたほど。
 夜になって、寒さが増す。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 大阪辺りで、またぞろ香具師ペテン師の類いが騒いでいる。
 目くらましの八百長猿芝居には騙されてなるまい。


 昨夜、2時頃就寝する。
 が、巧く寝付けなかったうえに、巧く寝直すこともできず、結局2時間半ほどの睡眠。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 その後、モザイク・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第17番「狩り」&第18番<ASTREE>を聴いたりしながら、『勝呂又吉のこと』について考えたり、絲山秋子の『離陸』<文藝春秋>を読み始めたりする。


 正午過ぎに外出して仕事関係の用件を片付けたのち、東山いきいき市民活動センターへ。
 昨日に続いて、青柳敦子さんの演劇ワークショップに参加する。
 あえて詳しい内容については触れないけれど、演劇的なエクササイズののち、昨夜のワークショップで生み出された簡単な台本を、2人1組のグループが自分たちのアイデアで発表し、そこに青柳さんが演出的アドバイスを加えることによってブラッシュアップをはかるというものだった。
 エクササイズを含めて、非常に刺激的で実り多い時間を過ごすことができて、とても嬉しかった。
 台本の中から「目的を掴」み、それを細やかに表現することの大切さと難しさ、愉しさの一端を知ることができたのではないか。
 青柳さん、アシスタントの辻輝猛さん、山谷典子さん、てんこもり堂の藤本隆志さん、金乃梨子さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございます。
 そして、今回をきっかけに、なんらかの形でワークショップを継続していけないかとも思う。


 終了後、打ち上げを兼ねた夕食会に参加し、皆さんの話をたっぷりうかがう。
 ワークショップともども、ああ、面白かった!


 青柳さんたちのご都合や、明日は仕事という方が多かったこともあり、20時過ぎには解散。

 買い物をすませて、21時少し前に帰宅した。


 帰宅後、フランク・ベールマン指揮ハノーヴァーNDRフィルが演奏したフェスカの交響曲第1番他<CPO>、クリスティアン・フレーリヒ指揮ベルリン放送交響楽団が演奏したシュポアの序曲集<同>を聴いたりしながら、ワークショップについて振り返ったり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『離陸』を読み進めたりする。


 今日は、一粒ミルクチョコを食す。
 六角通のローソンストア100で購入したもの。
 まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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青柳敦子さんのワークショップで刺激を受けた(深夜のCLACLA)

 晴天。
 ただし、夜になって少しどんよりとなり、小雨というか霧のような感じにもなる。

 気温は上昇し、日中は暑さを覚えたほど。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 昨夜、フォルテピアノの福田理子を中心とするネポムク・フォルテピアノ5重奏団が演奏したリース&リンマーのクラヴィーア5重奏曲<Brilliant>を聴いたりしながら、3時半少し前まで仕事関係の作業を進める。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 その後、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、それなりによろし。
 ああ、すっきりした!


 津村記久子の『これからお祈りにいきます』<角川書店>を読了する。
 べとつかない、淡々とした筆致だからこそ、しっくり浸み入る感じの一冊だった。
 ああ、面白かった!


 正午過ぎに外出し、ちょっとした買い物をすませたのち、東山いきいき市民活動センターへ。
 てんこもり堂主催による、演出家で旧知の青柳敦子さん(劇団テアトル・エコー)が講師を務めるワークショップに参加する。
 青柳さんのほか、2010年のぶんげいマスターピース工房vol.3シェイクスピア・コンペで優秀賞を受賞した俳優でグループAKT.T主宰の辻輝猛さん、文学座所属の俳優で劇作家でもある山谷典子さんがアシスタントとして加わるというまさに得難い機会に、まずは感謝である。
 13時30分〜16時30分の「むかいあうことの楽しさ」で、身体を動かしたりしながら徐々に参加者の皆さんとの関係がときほぐされていき、さらに17時30分〜20時30分の「ドラマを創ろう」では、グループごとの台本創りへとワンステップ進んでいった。
 あえてくどくどと内容について触れないけれど、とても刺激的で愉しい時間を過ごすことができた。
 青柳さん、辻さん、山谷さん、てんこもり堂の皆さん、そして参加者の皆さん、本当にありがとうございます!
(ただし、3月の『ゆかいなどろぼうたち』以来、身体がなまりきっていることを痛感もする。反省しきり。身体のメンテナンスも早く行わないと)

 その後、夕飯をとったりして、23時半前に帰宅した。


 帰宅後、ゆっくりとお風呂に浸かり、身体が硬くならないように軽く動いたりしながら、ワークショップを振り返ったり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。


 以上、10月24日の日記。


 そして、日付変わって今日の午後もワークショップに参加の予定なり。
 さあ、寝ねば。
 それじゃあ、おやすみなさい!
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2015年10月23日

嫌な夢を観て、いろいろと反省する(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 日中は穏やかな感じが強い。
 が、夕方以降は涼しさが増す。
 気温の差が大きいので、皆さんくれぐれも風邪など召しませんように。


 忘れないこと。
 記憶すること。


 昨夜、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンとアルコ&ピースのオールナイトニッポンゼロを聴いたりしながら、4時少し前まで仕事関係の作業を進める。


 朝方、嫌な夢を観る。
 どうやら精神病院らしい、身体や顔に包帯を巻いた生々しい死体が散乱しているという救いのないものだ。
 昨日、ずっと感情を高ぶらせていた反映だと思う。
 いろいろと反省する。

 その後、別の夢を観る。
 こちらは悪くない夢。
 好感を抱いている人と邂逅するという内容だった。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 正午過ぎ、急な用件が入り外出する。


 午後、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』(途中から)やNHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』(途中まで)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、津村記久子の『これからお祈りにいきます』<角川書店>を読み進めたりする。
 ほかに、林光さんの『私の戦後音楽史』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。
 『オペラ・ファンタスティカ』では、ウィーン国立歌劇場におけるドニゼッティの歌劇『ドン・パスクヮーレ』上演のライヴ録音(ヘスス・ロペス=コボス指揮。2015年5月2日)が放送されていたが、タイトルロールのミケーレ・ペルトゥージ、マラテスタのアレッシオ・アルドゥイーニ、エルネストのファン・ディエゴ・フローレス(第3幕のセレナータでは爆発的な拍手が起こっていた)、ノリーナのヴァレンティナ・ナフォルニータと、美声かつ芝居達者な歌手陣が揃って、実に聴き応えがあった。
 ロペス=コボス指揮のウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団も水準が高い。
 ところで、この歌劇の第3幕の合唱の一部が、湊かなえ原作の映画『告白』(中島哲也監督)の予告篇で効果的に使用されていたはずだ。


 17時過ぎに外出し、仕事関係の用件を片付ける。
 その後、夕飯用の買い物をすませたりして、19時少し前に帰宅する。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団の第1819回定期公演の実況中継を聴く。
 トゥールの『アディトゥス』、五嶋みどりを独奏に迎えたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番(五嶋みどりのN響定期登場は、28年ぶりになるという)、バルトークの管弦楽のための協奏曲が演奏されていた。
 密度の濃い演奏が続いていた。

 続けて、同じくNHK・FMの『DJクラシック 広上淳一の音楽ってステキ』を聴く。
 広上さんが在京オーケストラのうち、東京フィル(アンドレア・バッティストーニが指揮したレスピーギの交響詩『ローマの松』からアッピア街道の松)、日本フィル(アレクサンドル・ラザレフが指揮したプロコフィエフのバレエ音楽『ロメオとジュリエット』からタイボルトの死)、新日本フィル(フルートの白尾彰が独奏し、クリスティアン・アルミンクが指揮したイベールのフルート協奏曲から第1楽章)、東京交響楽団(ユベール・スダーンが指揮したシューベルトの交響曲第7番「未完成」から第2楽章の後半部分)を説明するという内容。
 放送された演奏の全てが、海外の指揮者によるものというのも面白かった。

 続けて、山田一雄指揮新日本フィルが演奏したモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、歌劇『にせの女庭師』序曲、セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」<フォンテック>を聴く。


 夕飯後、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『これからお祈りにいきます』を読み進めたりする。
 ほかに、『私の戦後音楽史』の拾い読みもした。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して114枚分を超えた。
 21枚分かけて、ようやくパーティーシーンを書き終えたが、まだまだ書き足さなければと思う。
 もっとだれっとした部分を挿み入れたい。
 『これからお祈りにいきます』では、『サイガサマのウィッカーマン』を読み終えたが、これはとてもしっくりときた。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月22日

朝早くからかまびすしかった 月が美しい(CLACLA日記)

 午前中はどんよりとしつつも、その後晴天となる。
 いいお天気、いい青空が続く。
 夕方の買い物時に観た月が美しかった。

 日中、気温も上昇する。
 ただし、夕方以降はどんどん涼しくなるが。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 京都は時代祭と鞍馬の火祭り。
 が、いずれも関係なし。
 夕方の買い物以外は部屋で作業を行う。


 昨夜、KBS京都でAKB48のオールナイトニッポン(松井珠理奈と横山由依、秋元康の出演)を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早くから、真向かい隣のボロ家の工事がかまびすしい。
 おまけに、隣室の住人も馬鹿みたくかまびすしい。
 腹立たしいったらありゃしない。
 手前勝手と承知しつつも。
 やれやれ。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。

 その後、ホルンのペーター・ダムとルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1番&第2番、『カプリッチョ』から「月の光の音楽」(3回)<WARNER 以下略>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 礒崎憲一郎の『電車道』<新潮社>を読了する。
 ああ、面白かった!


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』、『ドン・ファン』、『英雄の生涯』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、林光さんの『私の戦後音楽史』<平凡社ライブラリー>の拾い読みをしたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙108枚分を超えた。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 途中、近くのグルメシティで週刊文春の小林信彦の連載エッセイを立ち読みした。
 今回は、黒澤明と三船敏郎について触れられていた。


 帰宅後、ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデン他が演奏したリヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲&クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲、『ばらの騎士』組曲&「月の光の音楽」(3回)を聴いたりしながら、津村記久子の『これからお祈りにいきます』<角川書店>を読み始めたり、雑件を片付けたりする。


 夕飯後、ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したリヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲、ブルレスケ(マルコム・フレージャーのピアノ独奏)、家庭交響曲のパレルゴン(余禄)&パンアテネ祭の行列(ペーター・レーゼルのピアノ独奏)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『これからお祈りにいきます』を読み進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して111枚分を超えた。
 パーティーシーンも、あとしばらくか。


 今日は、トップバリュー(イオン)の食物繊維入りミルク蒸しパンを食す。
 グルメシティで、税込み60円に値引きされていたもの。
 ミルク風味の蒸しパンで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月21日

髪を切ってすっきりした! 星を眺める(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空。
 夜は星がきれいで、しばらく眺めていた。
 街中なのでちょっと光が少ない感じはするが、それでも愉しい。
 時間を忘れてしまう。

 日中は気温が上昇し、穏やかな一日。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 政府与党は臨時国会を先延ばしにする魂胆のようだ。
 いろいろと考えることあり。


 目くらましの八百長猿芝居にはだまされまい。
 と、強く思う今日この頃。


 昨夜、4時過ぎまで作業を進める。


 朝早くから、真向かいのマンション横のボロ家の工事がガタンガタン、ギシガシギシガシとかまびすしい。
 夜は夜で、大通りの店舗の工事がガタンガタン、ギシガシギシガシとかまびすしい。
 どうせよというのだ!


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、礒崎憲一郎の『電車道』<新潮社>を読み進めたりする。


 16時過ぎに外出し、三条通のGEUST三条店で髪を切(刈)る。
 短い時間で、ささっと刈り上げてもらう。
 ああ、すっきりした!

 その後、仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませて帰宅した。


 帰宅後、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第3番&第7番「未完成」<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『電車道』を読み進めたりする。


 グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲とパルティータ第1番、第2番<同>を聴き、CDレビューをアップする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、グリンゴルツ4重奏団のコンサートのライヴ録音(2015年4月16日、バルセロナ・オリオール・マルトレル・ホール)を聴く。
 ラヴェルの弦楽4重奏曲、ハイドンの弦楽4重奏曲第35番、チャイコフスキーの弦楽6重奏曲「フィレンツェの想い出」が放送されていた。
 グリンゴルツ4重奏団は、ヴァイオリニストのイリア・グリンゴルツを中心とした弦楽4重奏団だ。
 カザルス・カルテットのメンバーを加えたチャイコフスキーのエネルギッシュな演奏が印象に残る。

 続けて、ソプラノのルチア・ポップとガリ・ベルティーニ指揮ケルンWDR交響楽団が演奏したマーラーの交響曲第4番<EMI>と、ポップがヴォルフガング・サヴァリッシュのピアノ伴奏で歌ったリヒャルト・シュトラウスの歌曲集<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『電車道』を読み進めたりする。


 今日は、日清シスコ株式会社の花はじき・抹茶あずきを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み73円だったもの。
 抹茶味とあずき味のおはじき大のクッキーで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グレン・グールドが弾いたバッハのイタリア協奏曲とパルティータ第1番、第2番

☆ヨハン・セバスティアン・バッハ:イタリア協奏曲他

 独奏:グレン・グールド
 録音:1959年、アナログ・ステレオ/セッション
<SONY/BMG>88697147592


 量より質というけれど、なんでもかんでも容量いっぱいに詰め込めばいいってもんじゃない。
 グレン・グールドにとって初期の録音となる、バッハのイタリア協奏曲とパルティータ第1番、第2番を収めたこのアルバムなど、その最たるものではないか。
 と、言うのも、僅か40分とちょっとの収録時間にも関わらず、70分、80分と詰め込んだ他のアルバムにひけをとらない密度の濃さなのだから。
 ときに流麗に、ときにじっくりと弾き分けながら、グールドは楽曲の構造性格を明確に描き表していく。
 それでいて、というか、そうであるからこそ、グールドという音楽家の個性魅力が全篇横溢していることも言うまでもない。
 何度聴いても聴き飽きない、音楽を聴く愉しみに満ちた一枚だ。
 音質もクリアである。
posted by figarok492na at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

行って来ました!(深夜のCLACLA)

 予定通り19時過ぎに外出して、仕事関係の用件を片付ける。

 で、京都府立府民ホール・アルティに寄って『ぶらあぼ』11月号を入手したのち、同志社大学寒梅館北隣のRabbit Robotへ。
 廣瀬信輔君主宰のふつうユニットの未来会議withネオラクゴ(月亭太遊さんの出演)を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオラクゴ記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 開始前終了後と、廣瀬君や太遊さんをはじめ、お客さん方とおしゃべりをする。


 その後、遅めの夕飯をすませ、買い物をして24時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、ネルソン・フレイレが弾いたショパンの12の練習曲集作品番号10&ピアノ・ソナタ第2番他<DECCA>、タカーチュ・カルテット他が演奏したシューベルトの弦楽4重奏曲第15番他<同>を聴いたりしながら、ネオラクゴ記録をアップしたり、諸作業を進めたりする。


 オランジェ(田口食品)のふんわり極上ロール・ミルクを食す。
 近くのグルメシティで、税込み85円に値引きされていたもの。
 上品な味わいのロールケーキ2切れで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 以上、外出後の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 02:13| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ふつうユニットの未来会議withネオラクゴ(in Rabbit Robot)

☆ふつうユニットの未来会議withネオラクゴ

 出演:月亭太遊さん
(2015年10月20日20時スタート/Rabbit Robot)


 月亭太遊さんを迎えた、廣瀬信輔君主宰のふつうユニットによる未来会議withネオラクゴの今回のテーマは、「エンタメ」。
 未来のエンタメの姿について妄想しようという魂胆だ。

 で、廣瀬君の概要説明に続いて、太遊さんがネオラクゴ新作の『その、資格』を演じる。
 ネオラクゴ・フロンティアsection27(2015年4月13日)で初演された『アート意固地(いっこじ)センター』の後日譚で、お題のエンタメも絡めつつ、アートとはなんぞや、芸能とは、藝とはなんぞやという問いかけを秘めた意欲的な内容。
 だけではなく、観る側の想像力を試すという意味でもネオ度の高い作品に仕上がっていた。
 ネオラクゴ初となるネオはめ物も効果的だった。

 少し間を置いて、未来会議に突入。
 まずは、「47都道府県全部にAKBグループを」というお客さんのアイデアからスタートする。
 ほぼ毎週AKB48のオールナイトニッポンを聴いたり、親しくしている人からちょこちょこと聴いたりしている割に、AKBグループ自体あんまり知らないできたが、なるほどそういう形態になっているんだ、とそこらあたりに詳しい常連さんのお話に感心した。
 ほかに、地下アイドルの話などから、ではどうすればそれが実現するかという風に会議は進んで、全国全県に(新たに)大学を設立しようというアイデアなども出される。

 続くお題は、1億総活躍ではなく、60億総エンターテイナー化作戦。
 これには、1人につき1ジャンルのエンタメ(芸)という、ジャンルの細分化がアイデアとして出された。
 実際にどうなるかは別として、ジャンルの細分化ということに関しては、さらに掘って話しを進めても面白いのではと思ったりする。

 最後は、触覚芸術、触覚アトラクションについて。
 触れてもいないのに、機械的操作によってあたかも触れたかのように感じられる状況が生み出されたらといった内容のお話で、義手や義足の技術開発の応用などがそのアイデアとして語られた。

 と、今回も興味津津の議題が盛りだくさんで面白かった。
 というか、2時間でも時間不足の感を覚えたりもした。

 Rabbit Robotでの開催は、次週で最終回。
 「仕事」という直球勝負のお題ということもあり、ご興味ご関心がおありの方はぜひ!!
posted by figarok492na at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月20日

それじゃあ、行って来ます!(早めのCLACLA)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も上昇し、穏やかな感じが強い。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 朝日新聞の世論調査によると、安倍内閣の支持率が41パーセントに上昇した。
 TPPに対して「よい影響」があるとする人々も60パーセントに上るという。
 いろいろと考えることあり。


 昨夜外出して、錦湯さんへ。
 2回目となるネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。

 終了後、交流会に参加したのち、遅めの夕飯と買い物をすませて24時台に帰宅する。


 帰宅後、山田一雄指揮大阪センチュリー交響楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」他<ライヴノーツ>やNHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時過ぎまで作業を続ける。


 2時間弱の睡眠で6時台に起きて、仕事関係の予定をすませる。


 あまりの眠さに勝てず、9時台から13時過ぎまで眠る。


 14時台に外出して、仕事関係の用件を片付ける。


 帰宅後、マルタ・アルゲリッチがアレクサンデル・ヴェデルニコフ指揮スイス・イタリア管弦楽団と演奏したピアノ協奏曲第1番<EMI>、ルステム・ハイルディノフが弾いたピアノ編曲による劇場音楽集<CHANDOS>、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮ロイヤル・フィルが演奏した交響曲第6番から第2、第3楽章<DECCA>と、ショスタコーヴィチの音楽を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して105枚分を超えた。
 パーティシーンは、まだまだ続く。


 西村賢太の『痴者の食卓』<新潮社>を読了し、礒崎憲一郎の『電車道』<同>を読み始める。
 ほかに、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。


 やっぱり馬鹿につける薬はない、と思い知る今日この頃。
 マクロにおいてもミクロにおいても。


 まもなく外出して、同志社大学寒梅館北隣のRabbit Robotへ。
 ふつうユニットの未来会議withネオラクゴなり。

 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオ落語・セントラル 2回目

☆ネオ落語・セントラル 2回目

 出演:桂あおばさん、月亭太遊さん、笑福亭笑利さん
(2015年10月19日20時開演/錦湯)


 会の性格も変わって、感想の書き方もたまには変えてみようかと想う秋の夕暮れ。

 2回目となる今夜のネオ落語・セントラルのキーワードは、「わーわー言うております」ということになるのではないか。
 ナインティナインのオールナイトニッポンのヘヴィリスナーだった人なら、番組終わりの矢部さんの〆の言葉としてご記憶のことだろう。
 上方落語で、筋の途中で高座を切り上げる際の決まり文句といえば、皆さんにもご理解いただけるはずだ。
 笑利さんの兵庫県竹野町訪問のお話などで盛り上がったあとは、じゃんけんの結果に従って太遊さんが登場。
 古典の『鉄砲勇助』を軽いテンポでさっと流すような形でかける。
 で、マクラで説明があったように、うそつき村までやってしまうとあまり面白くないということもあり、北海道でのホラ話の辺りで「わーわー言うております」と高座を下りる。
 続いて、笑利さんは竹野での出来事をマクラで話して笑いをとってから本題の新作へ。
 3ヶ月前につくった作品の再演だそうで、ストリートミュージシャンと通りすがりの人々のやり取りを通して、芸能芸術の評価とはなんぞやとおかし鋭く切り込む内容だったのだが…。
 おしまいまではやりきらず、最後は「わーわー言うております」の言葉で高座を下りる。
 と、このままではセントラルの面目が潰れてしまう、というのは大げさだけど、トリのあおばさんが小噺でわかせてから古典を一本しっかりと演じ切り、まさしく筋を通した。
 フロンティアで接するたびに、あおばさんの研鑚の積み重ねについて記してきたが、それに加えて、イケメンであるとともに柄の大きいあおばさんは、それこそトリ向きの大きな噺家さんに育っていくのではないかと改めて思った。
 これからがますます愉しみである。

 終了後の交流会では、笑利さんのお土産のかまぼこ=ねりもの(美味!)をいただいたりしつつ、あおばさん、太遊さん、笑利さんや常連さん、新しいお客さんとゆっくりおしゃべりも愉しめた。
 本当に一粒で何度も美味しいネオ落語・セントラル。
 毎週月曜20時からのスタートで投げ銭制、皆さんもお気軽にぜひ!

 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月19日

原稿用紙102枚分を超えても、まだまだだ(早めのCLACLA)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温も少し上昇したか。
 暑さを感じるほどではなかったが。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 記憶すること、流されないことの大切さを実感する今日この頃。


 昨夜、三田完の『モーニングサービス』<新潮社>を読了する。
 軽みのある文体ではありながら、人の生き死にをはじめ、至極真っ当な姿勢に貫かれた連作だった。
 難しいことを優しい言葉で、という作者の姿勢にも共感する。
 ああ、面白かった!

 その後、ベルリン8重奏団が演奏したブラームスの弦楽5重奏曲第1番&第2番<PHILIPS>やNHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 その後、テノールのクリストフ・プレガルディエンがアンドレアス・シュタイアーのフォルテピアノの伴奏で歌ったシューベルトの歌曲集『美しき水車小屋の娘』<DHM>、シュタイアーが弾いたハイドンのクラヴィーア・ソナタ第35番〜第39番、第20番&第34番、第33番他<同>、チェロの鈴木秀美がシギスヴァルト・クイケンさん指揮ラ・プティット・バンドと演奏したハイドンのチェロ協奏曲集他<同>、鈴木秀美がフォルテピアノの小島芳子と演奏したベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、西村賢太の『痴者の食卓』<新潮社>を読み始めたりする。
 ほかに、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して102枚分を超えた。
 が、まだまだだ。
 『痴者の食卓』は、いつもの如く西村賢太節炸裂である。


 まもなく外出し、錦湯さんへ。
 ネオ落語・セントラルの二回目である。
 今夜は月亭太遊さんのほか、桂あおばさん、笑福亭笑利さんが出演の予定だ。
 愉しみなり。

 それじゃあ、行って来ます!
posted by figarok492na at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月18日

下京図書館へ行った(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空が続く。

 気温も少し上昇したか、穏やかな一日。
 夕方以降は涼しさが増すが。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 安倍首相がアメリカの空母に乗艦したという。
 表向きの理由は理由として、ただただ乗艦してみたかったという気持ちもあるのではないのか。
 この人物には。
 どうにもそんな気がしてならない。


 昨夜、村田喜代子の『八幡炎炎記』<平凡社>を読了する。
 村田さんの自伝的作品で、その第1部にあたる一冊。
 滑稽さと厳粛さが同居した筆致で物語が進められている。
 ああ、面白かった!


 その後、KBS京都でオードリーのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 昨日の睡眠不足がたたってか、13時過ぎになってようやく起きる。
 昼寝坊。


 NHK・FMの『トーキング・ウィズ松尾堂』(途中から)と『きらクラ!』を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みをしたりする。


 16時少し前に外出して、下京図書館へ。
 『八幡炎炎記』、川村蘭太の『伝説のCM作家杉山登志』<河出書房新社>、熊谷達也の『調律師』<文藝春秋>、白石一文の『彼が通る不思議なコースを私も』<集英社>、滝口悠生の『愛と人生』<講談社>を返却し、予約しておいた三田完の『モーニングサービス』<新潮社>、西村賢太の『痴者の食卓』<同>、礒崎憲一郎の『電車道』<同>、津村記久子の『これからお祈りにいきます』<角川書店>、絲山秋子の『離陸』<文藝春秋>を新たに借りる。

 その後、仕事関係の予定をすませ、京都芸術センターに寄り、夕飯用の買い物をすませて17時半過ぎに帰宅した。


 帰宅後、クラウディオ・アバド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラが演奏したシューマンのチェロ協奏曲(ナタリー・グートマンの独奏)&ブラームスのセレナード第1番<ドイツ・グラモフォン>、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』でアンドレア・バッティストーニ指揮東京フィルが演奏したレスピーギの『シバの女王ベルキス』組曲&ラフマニノフの5つの絵画的練習曲のライヴ録音を聴いたりしながら、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『モーニングサービス』を読み始めたりする。
 『モーニングサービス』は、浅草の老舗喫茶店「カサブランカ」を舞台にした人情味にあふれた連作集だ。

 しばらく間を置いて、オーボエのアルブレヒト・マイヤーとアバド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラが演奏したモーツァルトのオーボエ協奏曲他<同>、アバド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<同>を聴く。


 夕飯後、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『モーニングサービス』を読み進めたりする。
 ほかに、『思想のドラマトゥルギー』の拾い読みもした。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙96枚分を超えた。
 パーティシーンを愉しみながら書き進めている。


 今日も、オイシスのアーモンドケーキを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 ホイップクリームを挟んだスポンジケーキをアーモンドチョコでコーティングしたアーモンド形のケーキで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 近いうちに、また身体のメンテナンスに行きたい。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月17日

熊倉一雄が亡くなった すいみんぶっそく!(CLACLA日記)

 俳優で演出家の熊倉一雄が亡くなった。88歳。
 東京の生まれで、旧制都立高等学校在学中に演劇活動を始める。
 卒業後、劇団感覚座を設立したがすぐさま解散となり、日本テレビにスタッフとして入社する。
 その後再び俳優に戻り、1956年テアトル・エコーに入団、その中心メンバーとして活躍し、のちに代表となる。
 日本におけるウェルメイドプレイ(喜劇)上演の確立に尽力し、自ら演出も手がけた。
 中でも、『日本のへそ』をはじめ、『表裏源内蛙合戦』、『11ぴきのネコ』、『道元の冒険』、『珍訳聖書』、『それからのブンとフン』といった井上ひさしとの一連の取り組みは有名である。
 また、映画やテレビドラマ、バラエティ番組にも数多く出演したほか、軽さと渋さ、硬軟自在な声質の持ち主で、洋画、海外ドラマの吹き替えやアニメ・人形劇の声優、さらには『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌でも知られた。
 熊倉さんといえば、なんと言っても、ヒッチコック劇場のヒッチコック、『ひょっこりひょうたん島』のトラヒゲ、そしてNHKで長く放映された『名探偵ポワロ』のエルキュール・ポワロ(ポワロ・シリーズを日本に置き換えたNHKのドラマ『名探偵赤冨士鷹』では、そうした熊倉さんに敬意を表してだろう1シーン出演シーンがあった)を挙げなければなるまい。
 ほかに、映画では川島雄三監督の『幕末太陽傳』や黒澤明の『天国と地獄』の吹き替え(清村耕次の)、テレビドラマでは水谷豊主演の『熱中時代』シリーズが印象に残る。
 そうそう、あれは石丸寛の著書だったか、素人の指揮に関する記述の際に熊倉さんが堂に入った指揮をバラエティ番組で披露していたが、それは熊倉さんが都立高校在学時に管弦楽団に参加して指揮の経験があったからだという一文があったように記憶している。
 事実、『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』では、熊倉さんが指揮者の役を演じていた。
 また一人、大好きな役者さんが亡くなってしまい、本当に悲しい。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 今日一人でいる時間、ついつい熊倉さんが吹き替えたエルキュール・ポワロとジャップ警部(坂口芳貞)の物真似をやっていた。
 どうにも悲しい。


 どんよりとした感じはありつつも、晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 昨夜、3時半に消灯するも、美味しいコーヒーや美味しい抹茶オーレ(濃いい!)を飲んでしまったこともあってか、結局1時間ほどしか眠れず、8時過ぎに起きる。

 で、朝一で毎週恒例の洗濯をすませる。
 思っていた以上に、乾きがよかった。
 ああ、すっきりした!

 9時半過ぎに外出し、TOHOシネマズ二条へ。
 京都国際映画祭の一環として上映された、ジュリー・テイモア監督の『夏の夜の夢』を観る。
 詳しくは、前回の記事(映画記録)をご参照のほど。


 お昼ごはんをすませたのち、14時台に帰宅する。

 帰宅後、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲&パルティータ第1番、第2番<SONY/BMG>、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン他が演奏したパーセルの『妖精の女王』(『夏の夜の夢』による)<TELDEC>の1枚目を聴いたりしながら、映画記録をアップしたり、仕事関係の作業を進めたりする。


 あまりの眠たさに1時間半ほど眠る。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』で、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団が演奏したベートーヴェンの序曲『コリオラン』、交響曲第4番と第7番のライヴ録音(1970年4月30日、東京文化会館大ホール)他を聴く。

 続けて、グールドのバッハを聴く。

 再びNHK・FMに戻り、『クラシックの迷宮』を聴く。
 「東京の山田耕筰」と題して、山田耕筰の様々な作品が放送されていた。
 なんと言っても、長唄と和楽器、オーケストラによる長唄交響曲『鶴亀』が面白かった。


 夕飯後、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、村田喜代子の『八幡炎炎記』<平凡社>を読み進めたりする。
 ほかに、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。
 『勝呂又吉のこと』は、パーティ・シーンの構成を考えつつ、原稿1枚程度書き進めた。


 今日は、オイシスのアーモンドホイップケーキを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 ホイップクリームを挟んだスポンジケーキにアーモンドチョコをコーティングしたアーモンド形のケーキで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 すいみんすいみんすいみんすいみんすいみんぶっそく!
 ねむたい!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ジュリー・テイモア監督の『夏の夜の夢』

☆夏の夜の夢

 監督:ジュリー・テイモア
(2014年/アメリカ)


>まあ、あなた、そんなに啞か何か見たように黙ってらっしゃらないで。
 ね、何とか仰しゃいませよ<
(水村美苗『続明暗』<新潮文庫>115ページより)


 水村美苗の初期の作品に、夏目漱石の未完の長篇『明暗』を書き継いだ『続明暗』がある。
 漱石後期特有のいじいじうずうずいーっとした感じが乏しい点はひとまず置くとして、女性の視点、特に津田の妻お延の心境の変化に多く筆が割かれた点、強く印象に残る作品だ*。
 京都国際映画祭の一環として上映された、ジュリー・テイモア監督の『夏の夜の夢』を観ながら、ふと『続明暗』を思い出したのは、表面的な状況や作品の様相は異なりつつも、作品終盤のハーミアやヘレナの姿に、お延と通ずるものを感じ、さらにはテイモア監督と水村美苗の表現姿勢につながるものを感じたからかもしれない。

 『夏の夜の夢』は、言わずと知れたシェイクスピアの戯曲をテイモア監督自身が演出した公演を、様々な映像的手法を駆使して撮影したものである。
(戯曲の演劇的な上演を映画化したものとしては、チェーホフの『ワーニャ伯父さん』によるルイ・マル監督の遺作『42丁目のワーニャ』があるが、あちらは通し稽古という体だったように記憶する)
 本格的な公開はまだ先ということもあって、あえて詳細に関しては触れないが、登場人物たちの愛にまつわる心のもつれとともに、上述したようなジェンダー・フェミニズム、人種、LGBTといったいわゆる「ポリティカル・コレクトネス」の問題を踏まえつつ、先行諸作品のエッセンス(そこには、テイモア自身の『ライオンキング』はもちろん、日本の作品も含まれていると思う)を盛り込みながら、テイモア監督は『夏の夜の夢』にシェイクスピア作品の肝や尖鋭性、時代的制約を巧みに浮き彫りにしていく。
 が、こう書かれたからといって、何やら小難しくてわかりにくい映画だと思ったら大間違い。
 原作の持つ物語の面白さとスピーディーなテンポに、見世物小屋的な趣向、邪劇性、映像的な仕掛けをぶち込むことで、二時間半という長尺を感じさせないエンターテイメント性にも富んだ作品に仕上がっている。
 また、役者陣の一挙手一投足も、そうした監督(演出)の意図によく沿っており、台詞遣いの美しさ(シェイクスピアのテキストそのものの美しさ)からして、ああこれは適わないなあと思わされた。
 特に、演劇関係者に強くお薦めしたい一本だ。

 と、こう記しつつ。
 上述したあれこれや、ところどころ感じるオリエンタリズム、芸術的なほのめかしも含めて、この作品の寓意、含意、正負の両面、英米圏でのシェイクスピアの受容、血肉化が、この国でどの程度理解されるのだろうと考えてしまったことも事実である。
 そしてそのこと、彼と我との違い、欧米の文化文明の表面的な受容と根底にある断絶、翻訳可能性と不可能性といった事どもに関する葛藤を表現したのが、まさしく漱石であり、水村美苗の『私小説 from left to right』ではなかったろうか。


*ほかに、『明暗』に触発された作品として、永井愛の『新・明暗』がある。『明暗』を現代に置き換えた戯曲だが、これまた劇的効果と刺激に満ちた作品だ。
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刺激的で愉しい時間を過ごした(深夜のCLACLA)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 10月も半ばを過ぎ、どんどん秋めいてきている。
 夕方以降は気温も下がっているので、皆さんくれぐれも風邪など召しませんように。


 落語家の八代目橘家圓蔵が亡くなった。81歳。
 東京出身で、先代の橘家圓蔵(月の家圓鏡)に入門。
 舛蔵から真打ちとなり、師匠の月の家圓鏡を継ぐ。
 軽さとスピーディーな語り口で古典を得意とするとともに、トレードマークの黒ぶち眼鏡によいしょ芸、夫人のセツコさんのネタなどで人気を博し、高座とともにラジオ番組、テレビのバラエティ番組(『お笑い頭の体操』や『お好み演芸会』等)、コマーシャル(エバラ焼肉のたれ他)で大活躍した。
 圓蔵さん(と、言うより圓鏡さんとつい言いたくなる。当代の圓鏡さんの高座に生で接していてもなお)といえば、『火焔太鼓』が一番印象に残るか。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンやアルコ&ピースのオールナイトニッポンアールを聴いたりしながら、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 その後、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲他<SONY/BMG>、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、NHK・FMの『オペラ・ファンタスティカ』を聴く。
 『オペラ・ファンタスティカ』では、バルセロナ・リセウ劇場でのモーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』上演のライヴ録音が放送されていた。
 ホセプ・ポンス指揮のオーケストラには硬さというか、ぎくしゃくした感じを覚えたが、声の好みは置くとして、歌手陣は粒揃いだったと思う。
 また、現代のホテルを舞台とした演出にあわせ、第2幕冒頭のフェランドとグリエルモの二重唱などがどこか現在のポピュラーミュージック風な歌い方となっていた点も面白かった。


 仕事関係の作業をすませたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、村田喜代子の『八幡炎炎記』<平凡社>を読み進めたりする。
 ほかに、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。


 17時台に外出し、仕事関係の用件を片付ける。

 その後、別所に移動し、大切な予定をすませる。
 智的にも精神的にも刺激を受けるとともに、とても愉しい時間を過ごすことができた。
 美味しいものもいただけて、心より感謝。
(しっくりくる人と一緒にいることができるのは、本当にありがたいことだと改めて思う)


 で、1時台に帰宅した。


 以上、10月16日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月15日

朝日新聞にネオ落語の記事が掲載されていた!(CLACLA日記)

 今日の朝日新聞朝刊の地方面(京都市内)に、錦湯でのネオ落語・セントラルに関して詳しい記事が掲載されていた。
 当方の声が載せられていることには恐縮しつつも、ネオラクゴ・フロンティアやネオ落語・セントラルでの太遊さんの取り組みが丁寧に紹介されたり、常連さんのインタビューが取り上げられたりするなど、とても嬉しいかぎりだ。
 また、同時に太遊さんの中京警察署での活動にも触れられていた。
 記者の大久保貴裕さん、本当にありがとうございます。


 晴天が続く。
 少しどんよりとした感じはありつつも。

 10月も半ばとなり、徐々に気温が下がっている。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 昨夜、滝口悠生の『愛と人生』<講談社>を読了する。


 その後、KBS京都でAKB48のオールナイトニッポン(木崎ゆりあ、伊豆田莉奈、入山杏奈の出演)を聴いたりしながら、5時半近くまで仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。
 感情が高ぶる出来事があり、しばらく気を落ち着かせつつ。


 結局予定を変更し、覚悟の昼寝坊。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲&パルティータ第1番、第2番<SONY/BMG>、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<DHM>、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラが演奏したバッハの管弦楽組曲第3番、第1番、第2番<ERATO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、村田喜代子の『八幡炎炎記』<平凡社>を読み始めたりする。
 ほかに、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みをしたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙93枚分を超えた。
 第三章に突入し、慰労会(パーティ)のシーンを書き始めたところで、これから10人以上の人々の言葉をどう組み合わせていくかが重要だ。


 18時過ぎに外出して夕飯用の買い物をすませ、19時過ぎに帰宅する。
 ついでに、近くのグルメシティで週刊文春の小林信彦の連載エッセイを立ち読みする。
 今号では、ロバート・アルトマンについて詳しく記されていた。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、PMH(パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル)2015から、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮PMFオーケストラのコンサートのライヴ録音(2015年8月1日、札幌コンサートホールkitara大ホール)を聴く。
 ドミトリー・マスレエフの独奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と、ショスタコーヴィチの交響曲第10番他が演奏されていた。
 ショスタコーヴィチは、やはり密度の濃い内容だった。

 続けて、コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラが演奏したバッハの管弦楽組曲第4番、アンソニー・ハルステッド指揮ウプサラ室内管弦楽団が演奏したルーマンのロイヤル・ウェディング・ミュージック(ドロットニングホルム宮廷のための音楽集)<NAXOS>、グールドのバッハを聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『八幡炎炎記』を読み進めたりする。
 ほかに、『思想のドラマトゥルギー』の拾い読みもした。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 物事は、結果だけではなくプロセスもやはり大切だと思う今日この頃。
 創作にしろ、何にしろ。
 自省あるのみだ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月14日

目黒幸子が亡くなった(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 日中も、徐々に気温が下がっている。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 なんとも気持ちの悪い状況が続いている。
 雨に打たれてずぶ濡れになった服をずっと着せられているような、水たまりにはまってじゅぐじゅぐになった靴と靴下をずっと履かされているような、そんな気持ちの悪い状況が。
 結局、服を脱ぐのは自分であり、靴と靴下を脱ぐのも自分だ。


 俳優の目黒幸子が亡くなった。89歳。
 ニューフェイスとして大映東京に入り、その倒産まで数々の作品に出演する一方、三島由紀夫率いる浪曼劇場に参加する。
 三島由紀夫の死後は劇団NLTに転じ、演劇のほか、映画やテレビドラマに出演した。
 大映倒産以後の出演作では、増村保造監督の『曾根崎心中』や黒沢清監督の『カリスマ』が印象に残る。
 そうそう、目黒さんといえば、大好きな増村監督の『巨人と玩具』にテレビディレクターの役で出演しているが、予告篇(DVD特典)のナレーションを務めているのも目黒さんではないか。
 ちょっと鼻にかかって機械的な声が目黒さんのように思えるのだけれど。
 なお、同じ大映出身の井上芳夫監督と一時結婚していた。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜外出して、同志社大学寒梅館北隣のRabbit Robotへ。
 ふつうユニットの未来会議withネオラクゴを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 主宰の廣瀬信輔君や出演の月亭太遊さんのほか、ネオラクゴの常連さんと終了後しばらくお話をする。

 で、24時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲&パルティータ第1番、第2番<SONY/BMG>、パルナッシ・ムジチが演奏したドメニコ・ガッロの12のトリオ・ソナタ集<CPO>、ファジル・サイが弾いたハイドンのピアノ・ソナタ集<naïve>を聴いたりしながら、4時50分近くまで未来会議の感想をアップしたり、仕事関係の作業を進めたりする。


 10時半に起きて、グールドのバッハを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、滝口悠生の『愛と人生』<講談社>を読み進めたりする。
 ほかに、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。


 その後、大切な予定をすませる。


 18時台に外出して夕飯用の買い物をすませ、19時過ぎに帰宅する。


 帰宅後、NHK・FMでパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団の第1818回定期公演の実況中継(サントリーホール・大ホール)を途中から聴く。
 交響詩『ドン・キホーテ』(途中から。チェロのトゥルス・モルクとヴィオラの佐々木亮の独奏)、『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』、『ばらの騎士』組曲の、オール・リヒャルト・シュトラウス・プログラム。

 続けて、ドーマスが演奏したブラームスのピアノ4重奏曲第1番<Virgin>、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏したシェーンベルクの管弦楽編曲による同じ曲<EMI>、ラルキブデッリが演奏した同じくブラームスの弦楽6重奏曲第1番<SONY>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『愛と人生』を読み進めたりする。
 ほかに、『思想のドラマトゥルギー』の拾い読みもした。


 今日は、いただきもののお菓子を食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ふつうユニットの未来会議withネオラクゴ(in Rabbit Robot)

☆ふつうユニットの未来会議withネオラクゴ

 出演:月亭太遊さん
(2015年10月13日20時スタート/Rabbit Robot)


 ふつうユニットといえば、廣瀬信輔君主宰の演劇ユニットだが、一方で「未来会議」というイベントを定期的に開催している。
 その一端はネオラクゴ・フロンティアでも知らされていたけれど、無責任に未来を妄想して提案し、その「未来」と「今・ここ」を繋ぐアイデアを出来るだけ沢山みんなで出し合うという形のおしゃべりの場で、今週から来週、再来週と三週に渡って月亭太遊さんが出演し、新作ネオラクゴを披露するということもあり、会場のRabbit Robotまで足を運んだ。
 ちなみに、Rabbit Robotは、同志社大学寒梅館のすぐ北隣。
 クレープとカレーを売りにしたお店で、その3階がちょっとしたイベントスペースになっている。

 まず廣瀬君が未来会議の趣旨説明をしたり、集まったみんなのお題を集めたりしたところで、太遊さんのネオラクゴとなる。
 今夜の新作は、会議のお題「建物」にちなんだ『幻影百貨店(マーヤーデパート)』。
 ある女性がデパートに入ったはいいが、ここがどうにもおかしなデパートで…。
 といった展開のお話だ。
 その突拍子のなさに驚き笑っていると、実はそのデパートが、かつてのネオラクゴ作品『断絶の園』(ネオラクゴ・フロンティアsection18、2015年2月9日/絶望的なまでの夫婦の心のすれ違いを「毒」
毒」しく描いた作品)と繋がっていたというところが大きなミソである。
 錦湯の常連さんも多く集まっていたとはいえ、太遊さんは会の違いを意識したり、会場の違いをうかがったりしながら、しっかり話を進めていた。

 で、少し間を置いてから、未来会議へ突入。
 建物というお題に対し、穴、空中、水上といった未来の居住空間が語られる中、ヌーディストビルディングなる奇怪なお題を出してしまったなと思っていたところ、それを廣瀬君がうまく拾って実り多い話に転じてくれたのは、本当にありがたかった。

 なお、こちらはオーソックスなチキンカレーの辛さ4(辛さがちょっと強い)をオーダーし、ちょっと甘さがあってもちっとした食感のナンも美味しく、食べ放題で3枚も食べてしまった。
 ナンだこの野郎!
 ほかに、クレープや飲み物も美味しそうで、ネオラクゴ、未来会議ともども愉しむことができると思う。

 肩肘張らない緩やかな会議ですので、皆さんもお気軽にどうぞ。
 来週再来週ともに、火曜20時からのスタートです!
(ワンオーダー+カンパ制)
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2015年10月13日

世は三連休明け(早めのCLACLA)

 世は三連休明け。


 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 日中は穏やかな感じ。
 夕方以降はだいぶん涼しくなる。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 昨夜、19時頃外出して用件を片付けたのち、錦湯さんへ。
 新たにスタートを切った、ネオ落語・セントラルを愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオ落語記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 終了後、ちょっとした交流会があり、常連さんなどと少し遅めの夕飯をとる。
 すっきりとした感じで、これもまたよきかな。

 で、急に大切な予定が入り、3時過ぎに帰宅する。


 帰宅後、ネオ落語記録などをアップしたり、『勝呂又吉のこと』を読み直したりしていて、朝の6時過ぎとなる。


 13時台に起きて、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲&パルティータ第1番、第2番(2回)<SONY/BMG>や、モーツァルトのピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲つき」、第16番、第15番他<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き足したりする。


 滝口悠生の『愛と人生』<講談社>を読み始める。
 表題作は、『男はつらいよ』=寅さんを独自の作品世界に置き換えたもの。

 ほかに、林達夫と久野収の対話『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。


 今夜は、同志社大学寒梅館近くのRabbit Robotで開催される、ふつうユニットの未来会議withネオラクゴに参加する予定。
 月亭太遊さんのネオラクゴも含めて、愉しみなり。
 それじゃあ、行って来ます!
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ネオ落語・セントラル 栄えある第1回目

☆ネオ落語・セントラル

 出演:桂三河さん、月亭天使さん、月亭太遊さん、月亭遊真さん
(2015年10月12日20時開演/錦湯)


 先週予告されていたように、京都錦小路近くの銭湯、錦湯さんで繰り広げられてきた毎週月曜20時からの月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアは、今夜から装いも新たにネオ落語・セントラルとして再スタートを切った。
 これまでのフロンティアは、毎週一本のネオラクゴ新作の語りおろしという太遊さん中心の会であったが、ネオ落語・セントラルは京都、ばかりでなく上方(関西)の若手落語家たちの発展の中心にしていきたいという新たな目標が立てられた。
 そうした会の第一回目に相応しく、常連さんに加え、リピーターさん、ご新規さんとひときわ幅の広いお客さんが集まっていたし、朝日新聞の記者さんの取材もネオ落語・セントラルの開幕に大きな華を添えていた。

 で、三河さん、天使さん、太遊さんがネオ落語・セントラルのあらましや近況のトークで盛り上げたところで、月亭遊方師匠の新しいお弟子さん、ということは太遊さんの弟弟子にあたる遊真さんが登場する。
 演じるは、『子ほめ』。
 そそっかしい男が、ただ酒飲もうとべんちゃらの言い方を教わって町中に繰り出したはいいが…。
 というおなじみの古典だけれど、入門半年にもかかわらず、要所要所をしっかりと押さえた語りぶりで、きちんきちんと笑いをとっていた。
 口跡もはっきりしている上に、長身の好男子というルックスも加わって、この遊真さん、これからの活躍が実に愉しみである。

 続くは、じゃんけんで勝った順に、三河さんから。
 以前フロンティアでも演じたことのある『粗忽長屋』を再びかける。
 衒学的な筋運びもできる噺ではあるが、そこは三河さんらしく、人好きのするあほさぶりがおかしい。
 そして、世話役の困惑ぶり!

 天使さんは、『鬼の面』。
 御店に子守り奉公に出された娘おせつが、母親の顔そっくりのお多福のお面をもらい、毎夜お面に語りかける。
 と、そのやり取りを耳にして不審に思った御店の主人がお面に気付き、いたずら心でこれを般若のお面に換えてしまうが…。
 という展開のお話だが、正直きちんと耳にしたのはこれが初めて。
 名前をあとで調べて、ようやくわかった。
 『初天神』などと同じく、天使さんはやはり子供のけなげさ、かわいらしさの表現が柄にぴったりだ。

 そして、奇しくもトリを務めるのは太遊さん。
 ネオラクゴの再演で、今回はフロンティアのsection38(2015年7月6日)で発表した『友は自らを家畜と知らずに』。
 養豚所で飼われている豚が、これまで神様と信じて疑わなかった人間に殺され食べられるということに気付いて目覚め…。
 という、ネオ度の高い作品。
 初演では、ディスコミュニケーションの問題などにも頭が行ったが、二度目となる今夜は、「飼い馴らされるな」という寓意がより鮮明に印象に残った。
 もちろん笑いの仕掛けも豊富で、大いに愉しんだことは言うまでもない。

 最後は、全員のおしゃべりで〆た。
 ああ、面白かった!

 ということで、見事に幕を開けたネオ落語・セントラルに、皆さんもぜひ!!

 なお、明日(13日)の夜は、20時から同志社大学寒梅館近くのRabbit Robotで開催される、ふつうユニットの未来会議に太遊さんが登場し、こちらで新作を発表する予定となっている。
(加えて20日、27日の同じ時刻に開催される未来会議でも、太遊さんの新作が発表される予定)
 こちらも、よろしければぜひ!!
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2015年10月12日

世は三連休の最終日 川上弘美と大友良英のラジオを愉しんだ(早めのCLACLA)

 世は三連休の最終日。
 が、こちらは当然の如く予定や作業が入る。
 まさしく月月火水木金金状態。
 いや、けっこうだらつくやっているので日日日日土日日状態といえるかもしれないが…。


 どんよりとした感じは強いが、一応青空の見えるお天気。
 三連休とも、大雨どしゃ降りとならなかったのはよかった。

 気温はそれほど上昇せず、穏やかな感じの一日。
 夕方以降はどんどん涼しくなっている。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 硬軟取り混ぜた目くらましの八百長猿芝居が、これからどんどん続いて出てくるような気がする。
 用心が肝心だ。


 昨夜、NHKのラジオ深夜便やグレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲&パルティータ第1番、第2番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
 ラジオ深夜便の午前1時台は、奥田佳道の解説による「クラシックの遺伝子」で、昨夜はワーグナーの遺伝子(フンパーディンクの『ヘンゼルとグレーテル』やコルンゴルトの作品)の特集だった。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。

 その後、グールドのバッハやNHKラジオ第1の『大友良英の音楽とコトバ〜STRANGE TO MEET YOU!〜』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。
 『大友良英の音楽とコトバ〜STRANGE TO MEET YOU!〜』は、大友良英と川上弘美が音楽や本について語ったり、川上さんの朗読と大友さんの演奏がコラボしたりと、とても愉しい放送だった。
 で、川上さんの声を聴くのは今日が初めてだったのだけれど、ちょっと鼻にかかって柔らかみのある、僕にとっては聴き心地のよい声をしていて、彼女の作品の愛読者の一人としては実に嬉しかった。
 あと、川上さんが推薦書の一冊として、こちらの愛読書でもある殿山泰司の『三文役者あなあきい伝』を挙げていて、同じく殿山泰司フリークの大友さんと大いに盛り上がっていたのも、実に嬉しかった。
(何せ、CLACLA日記は、殿山さんのJAMJAM日記をもじったものじゃけ。ヒヒヒヒ)
 それにしても、『三文役者あなあきい伝』が絶版とは何事か。
 川上さんと大友さんが立ち上げた復刊の会の一翼を、僕も担いたいものだ。


 午後、再びグールドのバッハ、グスタフ・レオンハルト指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団他が演奏したバッハのカンタータ第211番(コーヒー・カンタータ)&第213番<PHILIPS>、ケヴィン・マロン指揮アレディア・アンサンブルが演奏したヘンデルの水上の音楽全曲&王宮の花火の音楽<NAXOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 白石一文の『彼が通る不思議なコースを私も』<新潮社>を読了する。
 ついつい一気に読み終えてしまった。


 仕事関係の予定をすませる。


 その後、グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第10番<SONY/BMG>とグールドのバッハ(今日4回目)を聴いたりしながら、『勝呂又吉のこと』について考える。
 相当無茶な展開になってきたが、一応第一部のけりはつけられるように考えてもいる。 
 第三章をどこまで膨らませることができるか。


 で、まもなく外出し、いくつか用件を片付けてから錦湯さんへ。
 新たに始まる、ネオ落語・セントラルを愉しむ予定なり。
 20時からの開演、投げ銭制ですので、皆さんもお気軽にぜひ!!

 それじゃあ、行って来ます!
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2015年10月11日

三連休なんてどこにあるのかいな(CLACLA日記)

 世は三連休の二日目。


 夜から朝にかけて、雨。
 が、その後やんで、どんよりとはしつつも、青空が見えてくる。

 気温はあまり上昇せず。
 めっきり秋らしくなってきた。
 もう10月だしね。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 自分自身にとって都合の悪いことは、全てなかったことにしたい。
 個人であれ、家族であれ、組織であれ、国家であれ、そうした姿勢からは、必ずやなにがしかの腐敗が生れる。
 自省あるのみ。


 昨夜、実家に電話をかけ、母と20分ほど近況について話す。
 両親にはいろいろと心配をかけてもいる。
 多謝。

 熊谷達也の『調律師』<文藝春秋>を読了する。

 その後、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲&パルティータ第1番、第2番<SONY/BMG>やKBS京都でオードリーのオールナイトニッポン(途中から)を聴いたりしながら、3時50分頃まで仕事関係の作業を進める。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。

 その後、グールドが弾いたバッハを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 午後、NHK・FMの『トーキング・ウィズ松尾堂』や『きらクラ!』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』の手直しを行ったり、白石一文の『彼が通る不思議なコースを私も』<新潮社>を読み始めたりする。
 ほかに、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>の拾い読みもした。
>日本の指導者は「学問」などというものの価値を全く解しない。
 無学の指導者と、局部しか見えない官僚とのコンビから何が生れる!<
(『暗黒日記』から1944年5月1日条より)


 17時台に外出し、河原町方面へ。
 仕事関係の予定をすませる。
 で、ついでに夕飯用の買い物をすませて、19時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィルの第868回サントリー定期シリーズ(2015年9月10日、サントリーホール大ホール)のライヴ録音を聴く。
 ヴェルディの歌劇『運命の力』序曲とムソルグスキー(ラヴェル編曲)の組曲『展覧会の絵』が放送されていたが、いずれも鳴らすところはしっかり鳴らし、締めるところはしっかり締めた演奏で、実に聴き応えがあった。
 これはできれば生で聴いておきたかった。
(もしかしたら、『展覧会の絵』が終わったとたんの下品な「ブラブワアー」の声に激怒したかもしれないが)

 しばらく間を置いて、グールドが弾いたバッハを2回聴く。
 いやあ、グールドははまるなあ。
 何度聴いても面白い。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『彼が通る不思議なコースを私も』を読み進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して90枚分を超えた。
 90枚分を超えても、まだ道半ばにあらず。
 一応計算の上とはいえ、どんどんわけがわからない方向に進んでいる。


 今日は、神戸屋のクロワッサンダマンドを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 アーモンドマカロン地とスライスしたアーモンドをのせたクロワッサン地のパンで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 三連休なんてどこにあるのかいな。
 と、言いたくなるような日が続く。
 ある意味、ありがたいことではあるが。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月10日

世は三連休の初日 光宗薫は耳なじみのよい声をしているなあ(CLACLA日記)

 世は三連休の初日。


 シルバーウィークはからっと晴れていたが、三連休の初日はどうにもどんよりとしたお天気となる。
 明日はどうやら雨らしい。
 ありゃりゃ。

 気温はそこそこ上昇したか。
 夕方以降は、だいぶん涼しくなるが。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 TPPの既成事実化が進んでいる。
 TPPにしたって、安保法案にしたって、政府与党は無理無体の限りを尽くしているのだけれど、いわゆる大手メディアはご機嫌をうかがうばかりで不甲斐ない。
 結局、僕ら自身の判断力と行動力が問われているのだ。


 ピアニストの白石隆生が亡くなった。70歳。
 桐朋学園大学ピアノ科を卒業後、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。
 ソロ・ピアニストのほか、アンサンブル・ピアニスト、特に声楽の伴奏の印象が強かった。
 また、湘南室内合奏団など指揮者としても活動した。
 夫人は、ソプラノ歌手の白石敬子。
 深く、深く黙祷。


 昨夜、アルフレッド・ブレンデルが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番〜第3番<PHILIPS>やNHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早く起きて、仕事関係の予定をすませる。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、あまりよろしからず。
 まあ、仕方ない。


 その後、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&『レ・プティ・リアン』序曲<タワーレコード/ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、熊谷達也の『調律師』<文藝春秋>を読み進めたりする。
 ほかに、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>の拾い読みもした。


 13時台に外出し、木屋町通の元・立誠小学校へ。
 音楽室で、アガリスクエンターテイメントの第二十一回(京都)公演『ナイゲン(全国版)』(富坂友脚本・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 開演前終演後、関係各氏と話をしたり、あいさつをしたりする。


 終演後、タワーレコードでCDとCDのビニールケースカバーを購入したのち、17時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、早速購入したばかりのグレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲他<SONY/BMG>を2回聴いたりしながら、観劇記録をアップする。
 本当は語りたいことはいっぱいあるのだけれど、ネタバレは大嫌いなのであえて記さないことにした。
 我慢我慢。


 19時過ぎに再び外出して、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を途中から聴く。
 ハインツ・ヴァルベルク指揮NHK交響楽団による「シュトラウスの夕べ」のライヴ録音(1966年6月18日、東京文化会館大ホール)が放送されていて、ヨハン・シュトラウス2世のアンネン・ポルカ、ワルツ『ウィーンの森の物語』、行進曲『新兵さんの出陣』、喜歌劇『千一夜物語』の間奏曲、ポルカ『雷鳴と電光』、皇帝円舞曲、ピッツィカート・ポルカ(ヨーゼフとの共作)、トリッチ・トラッチ・ポルカ、喜歌劇『ジプシー男爵』序曲、ワルツ『美しく青きドナウ』、1世のラデツキー行進曲、2世のポルカ『観光列車』と『狩り』を聴いた。
 正直ヴァルベルクは、N響との放送もそうだし、ケルンWDR交響楽団との実演もそうだったのだけれど、ワイマル共和国末期のライヒスバンク(国立銀行)総裁という雰囲気というか、どこか官僚的な硬さがあって、あまり好みの指揮者ではなかった。
 この録音でも、皇帝円舞曲などそうした硬さが出てしまっていると思う。
 それと、ラデツキー行進曲。
 プロイセン軍隊の行進もかくやと思わせる超快速調のテンポ設定で、太鼓もドガンドガンと激しく鳴らされる。
 まあ、史実に則せばこの解釈もありなのだろうが、が、しかし…。

 続けて、NHKラジオ第1のラジラー・サタデーを聴く。

 で、NHK・FMの『クラシックの迷宮』は冒頭部分で途中下車し、ラジラー・サタデーに戻る。
 「変則調弦の音楽」と題して、変則的な調弦のされたヴァイオリンのための作品を特集するという『クラシックの迷宮』が面白くなかったわけではなく、ただただラジラー・サタデーのゲスト、光宗薫の声を聴きたかったためだ。
 光宗薫はワクテカ・サタデー以来の出演だけど、リスナーさんが送っていたように、とても耳なじみのよい声をしている。
 宮崎美子や石田ゆり子、本仮屋ユイカ、倉持明日香の、スイス・ロマンド管弦楽団のような「ほわんほわん」とした声質に比べると、いくぶんソリッドな感じもするが、光宗薫の声は、やはり聴き心地がとてもよい。
 それだけで、聴いていたくなったのだ。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『調律師』を読み進めたりする。
 ほかに、『暗黒日記』の拾い読みもした。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アガリスクエンターテイメント 第二十一回公演『ナイゲン(全国版)』

☆アガリスクエンターテイメント 第二十一回公演『ナイゲン(全国版)』

 脚本・演出:富坂友
 文芸助手:淺越岳人、タカハシヨウ
 演出助手:鎌田将一朗、熊谷有芳
 出演:甲田守、沈ゆうこ、鹿島ゆきこ、金原並央、さいとう篤史、榎並夕起、古屋敷悠、斉藤コータ、津和野諒、細井寿代、淺越岳人、信原久美子、塩原俊之

(2015年10月10日14時半開演の回/元・立誠小学校音楽室)

 ここのところ、めっきりお芝居を観に行く回数が減っている。
 経済的にもスケジュール的にも厳しい状況だし、去年の今頃から月亭太遊さんをはじめとしたプロの落語家さんたちと親しく接する機会が増えて、表現のあり様について考えが徐々に変化してきたこともある。
 そして、それより何より、小説を書くということに一層エネルギーを割くようになったことが大きい。
 正直、毎日文章を書くことに悩めば悩むほど、お芝居を観ようという気力が強く失せていくのだ。
 だから、演劇関係者を称するのであれば明らかに見逃せず見落とせない公演だとて、不義理不人情を承知で平然とパスしてしまっている。
 けれど、この人が関係しているのであれば、この人が薦めるのであればという公演だけは、やはりどうしても足を運ばざるをえない。
 あえて名前は出さないけれど、僕にとって信頼できる人が深く関わっている東京の劇団、アガリスクエンターテイメントの京都公演など、その最たるものだろう。
 実際、足を運んで大正解だった。

 脚本・演出の富坂友の母校でもある(千葉県立)国府台高校。
 その国府台高校に実在する、文化祭の発表内容を審議決定するための会議、内容限定会議(通称「ナイゲン」)が、今回の作品の舞台である。
 無事全クラスの内容説明も終わり、さああとは決を採るだけとなったところで、突然会議の議事進行役・文化祭実行委員会委員長に職員室からの呼び出しが入る。
 そこから会議は一転、ある一つのクラスだけが本来の発表を行えないことになる。
 それじゃあ、一体どのクラスを落としてしまうのか…。

 と、かれこれ30年近く前、国府台高校と同様に「自律」を建前、ではない校訓校是とする県立高校で生徒会会長を務めた上に、権謀術策渦巻く放送部の部員(うちの学年の男子は、どうにもややこしかった)だった人間としては、とうてい他人事とは思えぬ展開なのだけれど、笑いの仕掛けも豊富であれば、伏線の張り具合も見事というほかなく、そんな感傷なんてどこ吹く風で物語に惹き込まれてしまった。
 いや、こう言い切ってしまうと、ちょっと違うな。
 惹き込まれて大笑いしながらも、彼彼女らによる詭弁と感情の爆発の乱打戦に、今僕らが直面する出来事を想起して、いろいろと考えてしまったことも事実だ。
 特に終盤、ある登場人物の心性が前面に押し出されたこともあり、良い意味での「わだかまり」が残ったことを記しておきたい。
 そうそう、密室における議論といえば、先行する諸作品(レジナルド・ローズ&シドニー・ルメットと三谷幸喜、おまけに筒井康隆)をすぐに思い出すのだが、作中、過去の作品からの影響やオリジナリティの問題についても言及されていて、全く隙がないなと感心した。

 演者陣も、作品世界によく沿って、個々に与えられたキャラクター、特性を魅力たっぷりに再現しつつ、精度が高く密度の濃いアンサンブルを造り上げていた。
 同時に繰り広げられる演技の細かさ丹念さも嬉しいし、言葉と身体のやり取りがすとんすとんと決まるあたりは、上質の室内楽を聴いているような心地良さだった。

 いずれにしても、シットコム(シチュエーションコメディ)やウェルメイドプレイとは、巧緻で丁寧な計算の積み重ねであると思い知らされた次第。
 ぜひとも多くの方にご覧いただきたい。

 ああ、面白かった!
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2015年10月09日

出町柳のダイソーで欲しかったものを見つけた(CLACLA日記)

 どんよりとした感じは少しありつつも、晴天が続く。

 気温がちょっとだけ上昇したか、日中は穏やかな感じ。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 TPPの詳細が、徐々に明らかになっている。
 胡散臭くきな臭いものであることははなから予想がついていたが、影響の度合いや問題点がこれから一層具体的に判明していくだろう。
 いずれにしても、誰のためのTPPかということをしっかり理解しておかなければなるまい。


 昨夜、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンやアルコ&ピースのオールナイトニッポンゼロを聴いたりしながら、4時半まで仕事関係の作業を進める。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 午後、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』(11時台には、笑福亭三喬がゲストとして出演)や、グレン・グールドが弾いたピアノ作品集<SONY/BMG>、ルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏した同じくリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン協奏曲(ウルフ・ヘルシャーの独奏)、交響詩『死と変容』&『ばらの騎士』組曲、『カプリッチョ』から「月の光の音楽」(3回)<いずれもWARNER>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。


 川村蘭太の『伝説のCM作家杉山登志』<河出書房新社>を読了する。
 刺激を受けるところ少なからず。


 17時半過ぎに外出して、仕事関係の予定をすませる。

 その後、出町柳商店街のセルフ岸本屋2Fのダイソーで、前々から手に入れたいと思っていたものを見つけて多めに買い込む。
 はじめ見つけることができず、ああここにもないかと帰りかけたところで、コーナーの一番下のところに大量に置いてあるのを発見した。
 文具店でも置いてあるものなのだけれど、ダイソーで売ってあるもののほうが割安なのだ。
 ああ、良かった!

 美味しいコーヒーを飲んだり、美味しいパンを食べたりしたいなあとは思ったが、次の予定があったため断念する。

 で、別の予定をすませ、夕飯用の買い物をすませて、19時50分頃帰宅した。


 帰宅後、ABCラジオの『ほりなび!』を途中まで聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 夕飯のおかずは今夜も鍋物。
 今夜は、ごま坦々鍋だった。
 まあ、鍋の中身は野菜と豆腐、竹輪とシンプルなものだけれど。


 夕飯後、MBSラジオの『報道するラジオ』(TPPの特集。日本=安倍内閣のやり口の拙さ、危うさがよくわかる)、ネルソン・フレイレが弾いたリストのピアノ作品集<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して87枚分を超えた。


 熊谷達也の『調律師』<文藝春秋>を読み始める。
 かつてプロのピアニストで、今は調律師に転じた特異な感覚の持ち主鳴瀬を主人公とした連作集である。

 ほかに、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>の拾い読みもした。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 馬鹿につける薬はない。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月08日

下京図書館へ行ったり、河原町へ行ったり(CLACLA日記)

 晴天。
 少しどんよりとした感じはあるものの、いいお天気、いい青空が続く。

 日中も徐々に気温が下がっている。
 過ごしやすい一日。
 で、夕方以降涼しさが増す。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように!


 国家公安委員長として入閣した河野太郎が、サイト上に公表していた自身のブログを閲覧できない状態にしたという。
 厚顔無恥の一語。
 正直、あまり信頼も信用もしてこなかった人物だけれど、これはひど過ぎる。

 まあ、今回の改造内閣自体、度し難い人間の集まりだが。


 昨夜、阿刀田高の『アンブラッセ』<文藝春秋>を読了する。

 その後、KBS京都でAKB48のオールナイトニッポン(島田晴香、小嶋真子、加藤玲奈が出演。島田晴香は今夜出演するんじゃないかと思っていたら、当たった)を聴いたりしながら、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早く起きて、仕事関係の予定をすませる。

 その後、あまりの眠たさに二度寝…。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』を聴いたりしながら、仕事関係の用件を片付けたり、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>の拾い読みをしたりする。


 15時少し前に外出して仕事関係の用件を片付けたのち、下京図書館へ。
 『アンブラッセ』、ワルター・バリリの『ウィーン・フィルとともに』<音楽之友社>、リッカルド・ムーティの『リッカルド・ムーティ自伝』<同>、筒井康隆の『世界はゴ冗談』<新潮社>、池澤夏樹の『アトミック・ボックス』<毎日新聞社>を返却し、予約しておいた川村蘭太の『伝説のCM作家杉山登志』<河出書房新社>、熊谷達也の『調律師』<文藝春秋>、白石一文の『彼が通る不思議なコースを私も』<集英社>、滝口悠生の『愛と人生』<講談社>、村田喜代子の『八幡炎炎記』<平凡社>を新たに借りる。


 帰宅後、小澤征爾指揮ベルリン・フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第4番&イタリア奇想曲<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、『伝説のCM作家杉山登志』を読み始めたりする。
 『伝説のCM作家杉山登志』は、資生堂のテレビCMなどで脚光を浴びながら、
>リッチでないのに
 リッチな世界などわかりません
 ハッピーでないのに
 ハッピーな世界などえがけません
 「夢」がないのに
 「夢」をうることなどは……とても
 嘘をついてもばれるものです<
という言葉を遺して自殺したCM演出家杉山登志の生涯を再考察した一冊だ。


 17時台に再び外出し、河原町へ。
 仕事関係の予定をすませ、OPAのブックオフとタワーレコード、Avisをのぞいたのち、夕飯用の買い物をして19時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMで、今年のNHK音楽祭からパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団のコンサートの実況中継(NHKホール)を途中から聴く。
 ジャン・イヴ・ティボーデをソロに迎えたラヴェルのピアノ協奏曲と、ベルリオーズの幻想交響曲を聴くことができた。

 続けて、湯浅卓雄指揮アイルランド国立交響楽団が演奏した別宮貞雄の交響曲第1番&第2番<NAXOS>、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮リヨン歌劇場管弦楽団が演奏したビゼーの交響曲&『アルルの女』ハイライト<ERATO>を聴く。


 そろそろいいだろうと、夕飯のおかずに鍋物を選んだ。
 まあ、厚揚げやら竹輪やら野菜といういたってシンプルな鍋物だけれど。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『伝説のCM作家杉山登志』を読み進めたりする。
 ほかに、『暗黒日記』の拾い読みもした。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 朝方、横森久(今は亡き俳優。時代劇の悪役などでも知られた)の名前が思い出せず、しばらく悩む。
 横は覚えていたのだが、横内正にすぐ発想がいってしまって、横森久に辿り着くまで時間がかかってしまったのだ。
 二人とも同じ俳優座出身で、しかも『水戸黄門』にも出演していたことも混乱の原因だと思う。
 近頃、とみに記憶力が薄れてきているように感じられてならない。
 少なくとも、安保法案やTPP、特定秘密保護法、派遣法等々、今の安倍内閣が推し進めている諸々に関しては記憶に留めておかなければ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月07日

芋屋金次郎はやっぱり広末涼子の親族の会社だったか(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 日中は穏やかな感じで、実に過ごしやすい。
 で、夕方以降、気温が下がる。
 皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように。


 ノーベル医学生理学賞に大村智北里大学特別栄誉教授、ノーベル物理学賞に梶田隆章東京大学宇宙線研究所長・教授がそれぞれ選ばれた。
 本当におめでとうございます!


 第3次安倍内閣が改造された。
 安倍麻生一派か、岸田文雄、石破茂、河野太郎らそれに追従する人間か。
 いずれにしても、留任新任ともに、全く期待のできる顔ぶれではない。
 もしかしたら、辞任ドミノが発生するかもしれないな。


 漫才師の秋田Aスケが8月24日に亡くなっていたことがわかる。93歳。
 秋田實のもとで漫才を学び、戦前より活動する。
 1950年代、二代目Bスケとの秋田Aスケ・Bスケのコンビで人気を得たが、その後漫才師としては一線を退いた。
 弟子に横山ノック(秋田Kスケ)や三代目平和日佐丸(秋田Oスケ)らがいた。
 深く黙祷。


 昨夜、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲(再録音)<SONY/BMG>とモーツァルトのピアノ・ソナタ第8番、第10番、第12番、第13番<同>を聴いたりしながら、阿刀田高の『アンブラッセ』<文藝春秋>を読み進めたり、仕事関係の作業を進めたりする。


 朝早くから、真向かいマンション横のボロ家の工事がかまびすしい。
 安定のかまびすしさだ。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 朝昼兼用のごはんで、高菜の漬物をあまり噛まずに飲み込んでしまい、それ以来喉に異物感が残る。
 誤嚥性肺炎にならないよう、注意しておかなければ。
 やれやれ。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、ヴァイオリンのヴェラ・ベスやチェロのアンナー・ビルスマらが演奏したシューベルトの弦楽5重奏曲他<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『アンブラッセ』を読み進めたりする。
 ほかに、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>の拾い読みもした。


 夕方外出し、寺町や京都芸術センターで仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませ、20時過ぎになってようやく帰宅する。
 疲れた。


 帰宅後、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ダニエレ・ガッティ指揮フランス国立管弦楽団のコンサートのライヴ録音を途中から聴く。
 ドビュッシーの春のあいさつ、デュカスの交響詩『魔法使いの弟子』、ガーシュウィンのパリのアメリカ人と、耳なじみのよい音楽が並んでいた。
 ほかに余った時間で、別のコンサートから、バーンスタインの『キャンディード』序曲、ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーの抜粋版(ラン・ランのピアノ独奏)と、これまた耳なじみのよい作品のライヴ録音が放送されていた。

 続けて、ABCラジオの『ほりなび!』を少しだけ聴く。


 21時になって夕飯。
 ちょっと遅いや。


 夕飯後、モッツァフィアートが演奏したベートーヴェンの管楽合奏のための作品集<SONY>、関屋晋指揮晋友会合唱団が歌った武満徹の合唱曲集<PHILIPS>を聴いたりしながら、『勝呂又吉のこと』について考えたり、『アンブラッセ』を読み進めたりする。
 ほかに、『暗黒日記』の拾い読みもした。


 今日も、神戸屋のシャルロット・マロン&ミルクを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 夜になって朝日新聞の朝刊を読み直していたら、芋屋金次郎という芋けんぴの広告に目が行った。
 ケーキやら菓子パンと、どちらかといえば洋物「スイーツ」ばかり食している人間だが、実は粒あんやら芋けんぴやら和物の甘いものも大好きなのである。
 ただ、気になったのは芋けんぴそのものだけでなくて、責任者広末敦士という人物の写真。
 りりしい顔が、どうにもあの人にそっくりなのだ。
 しかも、会社の所在地を確かめると高知県。
 で、ネットで調べてみたら、なあんだ広末涼子の親族の会社ってことで有名なのか。
 それにしてもこの芋けんぴ、一口食べてみたいなあ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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2015年10月06日

『勝呂又吉のこと』を執筆中(CLACLA日記)

 晴天が続く。
 いいお天気、いい青空の一日。

 気温はそれほど上昇せず。
 過ごしやすし。
 夕方以降は気温が低くなっているので、皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 TPPが合意に至った。
 いろいろと考えることあり。
 いずれにしても、目くらましの八百長猿芝居にだまされてはなるまい。


 昨夕17時台に外出し、いくつか用件を片付けたのち錦湯さんへ。
 月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection50を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事(ネオラクゴ記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!
 そして、来週からはネオ落語・セントラルの幕開けである。
 実に待ち遠しい!

 終了後打ち上げに参加し、さらに相当遅めの夕飯をすませ、4時過ぎに帰宅する。

 その後5時過ぎまで作業を進めて就寝するも、打ち上げその他でお茶(カフェイン)を飲み過ぎ、結局6時半頃まで眠れず。


 それでも、10時台には起きる。
 眠たし。


 パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したシューマンの交響曲第2番&序曲集<SONY/BMG>、ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」&第3番「スコットランド」<TELDEC>、ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団演奏したリヒャルト・シュトラウスの『町人貴族』組曲&メタモルフォーゼン<EMI>を聴いたりしながら、ネオラクゴ記録をアップしたり、仕事関係の作業を進めたり、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>の拾い読みをしたりする。


 あまりの眠たさにうとうとしようかと思っていたら急な予定が入り、16時台に外出する。
 で、ささっと予定をすませ、ついでにお米(10キロ)を買って帰宅した。


 18時頃再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、ルネ・ヤーコプス指揮フライブルク・バロック・オーケストラが演奏したハイドンの交響曲第91番&第92番「オックスフォード」<ハルモニアムンディ・フランス>を聴きながら、雑件を片付けたり、阿刀田高の『アンブラッセ』<文藝春秋>を読み進めたりする。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団のコンサートのライヴ録音(2015年2月20日、ストックホルム・ベルヴァルド・ハーレン)を聴く。
 モーツァルトの交響曲第39番から第2、第4楽章と第40番、第41番「ジュピター」が放送されていたが、いずれもピリオド・スタイルを駆使した速いテンポのクリアでシャープな演奏だった。

 続けて、フォルテピアノのバート・ファン・オールトが弾いたヨハン・クリスティアン・バッハのソナタ集作品番号5と作品番号17<ともにBrilliant>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『アンブラッセ』を読み進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙81枚分を超えた。
 が、まだまだ物語は第一部第二章の後半に達したばかり。
(予定では第一部は第三章まであり、さらに第二部が残っている)


 今日は、神戸屋のシャルロット・マロン&ミルクを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 マロンクリームを挟んだスポンジケーキで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
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ネオラクゴ・フロンティアsection50(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection50

*ゲスト
 桂三幸さん、センサールマン、回転ハッスル石村さん、桂三河さん、月亭天使さん、桂あおばさん、桂恩狸さん、月亭方気さん、笑福亭笑利さん、太陽の小町、「努力家でもあり、ボンクラでもある。」
(2015年10月5日19時開演/錦湯)


 遂に迎えた月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection50は、奇しくも一周年となるアニバーサリー回。
 台風で中止となった一回と、体調不良(プラス様子見)でお休みした一回を除いた残り全ての回を拝見してきた人間としては、やりもやったり、続きも続いたりの感慨ひとしおである。
 そして、そんな記念すべき回に相応しく、ゲストも総勢11組14人にのぼる超豪華版。
 ご新規さんにリピーターさん、常連さんの大盛況、しかも読売テレビの取材撮影まで加わって19時スタートで22時過ぎに終わる、3時間超えの笑いの長丁場となった。

 まずは、ゲストの面々が自己紹介で盛り上げる。
 しかも、初期フロンティアで活躍した太陽の小町のお二人が花束を持って現われるというサプライズまであり、異様な熱気に包まれる。

 で、じゃんけんで出演順を決めたところで、やおら恩狸さんが登場。
 今日(10月5日)、27歳の誕生日を迎えましたとの報告でささっと〆て前座の役割をきれいに果たす。
 お誕生日おめでとうございます!

 見事M−1グランプリの一次を突破した「努力家でもあり、ボンクラでもある。」は、努力クラブの合田団地君とB級演劇王国ボンク☆ランドの西マサト国王による出来たてほやほやの漫才コンビ。
 前回出場の際に場つなぎで演じた「アメリカン・チンポ」のネタをぶつけるとは、フロンティアならでは(?)の狂気の沙汰も笑い次第か。
 西国王の妄想暴走と合田君の醒めのコントラストも買いだ。

 続くは、月亭一門の天使さん。
 アメリカン×××のあとではさぞやりにくかろうと思ったが、『十徳』を非常にテンポよく演じて、しっかり笑いをとっていた。
 シンプル・イズ・ベスト。
 加えて、あえて太遊さん流を演じたところに、天使さんの想いも感じたりした。

 三組目は、フロンティアの中期以降を彩ってきたセンサールマンのお二人。
 フロンティアのゲスト出演一回目で披露した「『桃太郎』の読み聞かせ」を再演していたのだけれど、「プロとはかくなるもの」の意気を強く感じるかっちりと造り込まれたネタと安定した芸で、畳みかける愛植男さんも見事なら、受ける山崎仕事人さんも見事と、大いに笑いつつ感嘆した。
 それにしても、このネタ何度見ても面白いなあ。
 大好きだ。

 回転ハッスルの石村一也さんは、フロンティアのsection41のトークコーナーで繰り広げたビックリマンチョコのネタの中から、本物とバッタモンのあまりの違いを示していとおかし。
 が、石村さんのビックリマンチョコ・サーガはまだまだ奥が深いはず。
 錦湯さんへのさらなる登場を期待したい。

 『フェイク・ショウ』で七色亭桜餅を演じたあおばさんは、フロンティアで接するたびにその研鑚の成果がうかがえてきた。
 こうした点もまた、フロンティアの大きな愉しみであり、あおばさんの高座に接する愉しみだったと思う。
 今夜は小噺で攻めていたが、その攻め具合の加減から、あおばさんの柄、フラが垣間見えてくるのも面白い。
 次回以降、『景清』のような大ネタでの攻めも愉しみだ。
 あっ、バレ噺も。

 フロンティアといえば、太遊さん。
 だけではなく、フロンティアといえば、やはり三幸さんも忘れてはなるまい。
 お客さんとの対話も辞さないマクラや、回を重ねるごとに過激化する「実験性」と、第二のホームグラウンドとでも呼ぶべき真価を、三幸さんはフロンティアで発揮してきた。
 記念すべき今回も、本来ワイヤレスだけれどワイヤレスにはしないスピーカーを駆使したネオはめ物を演じる。
 おなじみスマホに入った留守電のネタだが、マクラも短めで直球勝負。
 それもまた面白し。
 もちろん、いつもの三幸節も待ち遠しいが。

 と、ここで中入り代わりに太遊さんを囲んでのネオラクゴ・トーク。
 フロンティアで演じた新作を振り返るというもので、この間の太遊さんの成果(と苦心惨憺ぶり)に改めて感じ入った。
 週一の新作発表って、本当に並大抵なことではないと思うなあ。

 さて、後半戦は太遊さんの盟友三河さんから。
 落語家としての出演のほか、大喜利の司会と、準レギュラーとしてフロンティアを支えてきたのが三河さんだ。
 さらには、独自の企画の開催は当然のこと、こうやってフロンティアに出演することによっても、三河さんならではの新作落語が進化してきたように僕には感じられる。
 今回、老舗の蕎麦屋を畳んでインド料理の店を開こうとする親父の姿を描いた『サプア』を三河さんは再度演じていたが、その心意気と滑稽さはネオラクゴ・フロンティアにぴったりではなかったか。

 太遊さんとNSCの同期で、落語家としては後輩にあたる笑利さんは、歌舞伎の鯉つかみを取り入れた新作に挑む。
 ツケ(しゃもじでパタンパタンと歌舞伎風の音を入れる)に天使さんを配するなど、仕掛けはばっちり。
 が、今回初めて高座にかけるネタということで、次々とトラブルが発生し、そちらのほうで大きな笑いが起こってしまったし、実際おかしくて仕方なかった。
 ただ、手製の人形や被り物は、師匠の鶴笑さん譲りでもあるわけで、笑利さんがこれからどういった落語を仕掛けてくるか、僕はとても愉しみだ。
 あと、同じ時代劇好きとしては、そこらあたりのネタもリクエストしたいところである。
 そうそう、太遊さんも交えて、笑利さんと大衆演劇みたいな出し物をやってみたい。

 太陽の小町は、つるちゃんの不可思議な言動に、常人(と見えて、実はどこかおかしく怪しい)ヤスダ君が振り回されるというネタが持ち味の男女コンビ。
 今回もそうした展開のネタを演じていたが、東京に活躍の場を移してより洗練されたというか、二人のやり取りが一層充実してきたように感じられた。
 人柄も含めて親近感を覚えるコンビで、東京での幅広い活躍を心から祈りたい。

 元漫才コンビのアルトバイエルンで鳴らした月亭一門の方気さん。
 マクラで「火の用心」の大きな声が入るも、それをしっかり笑いに換える。
 で、本題は『初天神』。
 相当刈り込んだものだったけれど、本筋を押さえつつ方気さんならではの笑いを盛り込んだ高座に仕上げていた。
 方気さんの古典をじっくり聴きたい。

 とどめの太遊さんは、『俺のネタを総て君にやる』。
 これまでネオラクゴ・フロンティアで発表してきた数々の作品の中から、ネオラクゴの真髄を随所に盛り込んだ(『プロポリスマン』同様、石村さんの助演あり)、まさしくアニバーサリーだからこその新作。
 笑いながらこの一年のあれこれを思い出すとともに、これからの太遊さんの新たな挑戦について考えたりもした。

 最後は、全員が再登場。
 太遊さんから、ネオラクゴ・フロンティアが今回で終わり、毎週月曜日の会は「ネオ落語・セントラル」となることが発表される。
(京都府内の井手町に太遊さんの新たな拠点が出来たこともあって、フロンティアはリスタートされることとなる)
 それとともに、若手落語家さんの研鑚の場所としての性格が一層強まってくるはずで、新たなお客さん方との出会いも含め、来週からのネオ落語・セントラルが非常に楽しみである。

 と、とっても盛りだくさんで笑いと刺激に富んだ一夜でした。
 ああ、面白かった!

 そして皆さん、ネオ落語・セントラルにぜひぜひお越しくださいませ!!
posted by figarok492na at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月05日

ネオラクゴ・フロンティアが愉しみだ(早めのCLACLA)

 晴天。
 と、思っていたらあれあれ、どんどんどんよりし始めているぞ。

 気温は上昇せず。
 涼しい感じが強い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 TPPが合意されそうな勢いだ。
 思うツボというか。
 どうにも胡散臭くきな臭い。


 昨夜、池澤夏樹の『アトミック・ボックス』<毎日新聞社>を読了する。
 面白くって、ついつい読み進めてしまった。
 松本清張風とは正反対の展開、甘さも、当然池澤さんが意図したものだろう。
 ああ、面白かった!


 その後、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番、第17番「テンペスト」、第18番<SONY/BMG>とヨハン・セバスティアン・バッハのインヴェンションとシンフォニア<同>を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早く起きて、仕事関係の予定をすませる。


 今日も今日とて、真向かいマンション横のボロ家の工事がかまびすしい。
 うっとうしいったらありゃしない!


 午後、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>、チョン・ミュンフン指揮ウィーン・フィルが演奏したドヴォルザークの交響曲第6番&第8番<ドイツ・グラモフォン>、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響的変奏曲、チェコ組曲&ブラームスのハンガリー舞曲抜粋<ドイツ・グラモフォン>、ギュンター・ヴァント指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したブラームスの交響曲第2番<DHM/EMI>、ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第1番&シューマンの交響曲第4番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙75枚分を超えた。


 阿刀田高の『アンブラッセ』<文藝春秋>を読み始める。
 やはり阿刀田さんは、巧い。


 しばらくしたら外出して、用件を片付けたのち錦湯さんへ。
 月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection50なり。
 今夜は50回と一周年を記念したスペシャルな回なのだ。
 これまで一回を除いて全てに参加してきた人間としては、本当に愉しみである!

 それじゃあ、行って来ます!!
posted by figarok492na at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月04日

根深くどこかで繋がっている(CLACLA日記)

 どんよりとした感じは少しありつつも、晴天が続く。

 穏やかな一日。
 寒暖の差が激しいので、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。


 シリアでは、ロシアによる空爆で市民が殺害されている。
 IS(イスラム国)やアルカイダ系の過激派に対する攻撃を名目とした空爆だが、実際空爆地域にはISがほとんど存在しないとの情報もある。


 一方、アフガニスタンでは、米軍が国境なき医師団の運営する病院を誤爆し、患者やスタッフが殺害されたと報じられている。


 また、バングラデシュでは、現地在住の日本人が銃撃され殺害された。
 ISを名乗る組織が犯行を認めたという。


 日本では、いわゆる名張毒ブドウ酒事件で死刑が確定し、長年再審を請求し続けていた奥西勝死刑囚が亡くなった。89歳。
 まさしく帝銀事件の平沢貞通死刑囚と同じ扱い、やり口である。
 死刑を執行せず、獄中で奥西さんが死ぬのを待ったのだ。


 これら一連の出来事は、根深くどこかで繋がっている。
 喉元を過ぎても熱さを忘れることなく、様々なことをしっかり記憶し続けていかなければならない。
 そして、目くらましの八百長猿芝居に騙されてはならない。


 昨夜、筒井康隆の『世界はゴ冗談』<新潮社>を読了する。
 老いてなお盛ん、と評するほかない。
 特に、『メタパラの七・五人』のラストには強く心を動かされた。
(この作品は、長篇『モナドの領域』と大きく関わっている作品だと感じた。『モナドの領域』を早く読みたい)

 その後、KBS京都でオードリーのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたりする。


 朝早く起きて、仕事関係の予定をすませる。


 午後、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第1番&第2番<OEHMS>と第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>、リナルド・アレッサンドリーニ指揮ノルウェー歌劇場管弦楽団が演奏したモーツァルトの序曲集<naïve>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、池澤夏樹の『アトミック・ボックス』<毎日新聞社>を読み始めたりする。
 『アトミック・ボックス』は、被爆と被曝の問題を描いた長篇作品。
 エンターテインメントの手法が巧く利用されていて、ついつい読み進めてしまう。


 真向かいのマンションに挙動不審な住人がいる。
 それに加えて、社会的常識もないようだ。
 うっとうしいかぎり。


 夕方になって外出し、寺町と百万遍・高野でそれぞれ仕事関係の予定をすませる。
 その後、夕飯用の買い物をすませ、19時20分頃帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』を聴く。
 アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィルが演奏したロッシーニの歌劇『コリントの包囲』序曲、ヴェルディの歌劇『シチリア島の夕べの祈り』からバレエ音楽、プッチーニの交響的前奏曲のライヴ録音が放送されていた。


 続けて、ケヴィン・マロン指揮トロント室内管弦楽団が演奏したピフルの交響曲集<NAXO>、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<SSONY/BMG>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『アトミック・ボックス』を読み進めたりする。


 今日は、神戸屋のアーモンドクイニーアマンを食す。
 近くのフレスコで、半額引きだったもの。
 デニッシュ地にアーモンド粒入りの砂糖をコーティングした菓子パンで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月03日

洗濯日和 丸山交通公園の深夜会談第二夜を聴いた(CLACLA日記)

 快晴。
 まさしく洗濯日和。

 気温はいくぶん上昇するも、暑さを感じるほどではない。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 TPP合意に向けて、閣僚会合が続いている。
 日本政府がアメリカ政府に追随する姿勢を示していることは、言うまでもない。
 かつて反対を唱えていた自民党政府が、またぞろ嘘つきペテン師ぶりを発揮しているということである。
 なんともかとも。


 マスメディアに対する威圧的な発言によって党の青年局長を更迭され、1年間の役職停止となっていた自民党の木原稔の処分が3ヶ月に短縮されることとなった。
 次世代の党の平沼、園田両氏の自民党復党といい、嗤うほかない。
 これまた嘘つきペテン師ならではのやり口だ。
 厚顔無恥の極み。


 昨夜、丸山交通公園君のネットラジオ『丸山交通公園の深夜会談』第二夜を聴く。
 今回のゲストは丸山君にとって古い友人となる金原ぽち子さん。
 で、これは金原さんの「醒め」を愉しむラジオではないか。
 演劇に関するやり取りなど、実に興味深く面白かった。

 その後、3時40分過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 朝早く起きて、仕事関係の予定をすませる。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、実によろしい。
 ああ、すっきりした!


 午前午後にかけて、仕事関係の予定をすませる。


 その後、クリストファー・ホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックが演奏したモーツァルトの歌劇『クレタの王イドメネオ』のバレエ音楽&セレナード第9番「ポストホルン」他とピアノ協奏曲第23番&第22番(ロバート・レヴィンのフォルテピアノ独奏)<ともにオワゾリール>、ハイドンの交響曲第77番&第76番<BBCミュージックマガジン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、筒井康隆の『世界はゴ冗談』<新潮社>を読み進めたりする。


 再び、仕事関係の予定をすませる。


 17時台に外出し、仕事関係の用件を片付ける。
 ついでに、Avisをのぞいたり、夕飯用の買い物をすませたりして19時少し前に帰宅する。
 今日もばったりが多かった!


 帰宅後、NHK・FMでパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団の第1817回定期公演の実況中継(NHKホール)を途中から聴く。
 マーラーの交響曲第2番「復活」の後半部分を聴くことができたが、これはパーヴォ・ヤルヴィのN響首席指揮者就任に相応しい充実した演奏だった。

 続けて、パーヴォ・ヤルヴィに関する特別番組を聴く。


 夕飯後、三度仕事関係の予定をすませる。


 その後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
 今回は生誕150年を記念して、フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルが演奏した序曲『ポリクート』や交響詩『魔法使いの弟子』など、ポール・デュカスの作品が放送されていた。


 『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『世界はゴ冗談』を読み進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙72枚分を超えた。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月02日

身体のメンテナンスで本当にすっきりした ひつこい人間は大嫌い!(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気から快晴へ。

 気温も少しずつ上昇する。
 と、言っても暑さを感じるほどではないが。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 予想通りというか、またぞろ橋下徹一派(大阪維新の会)が蠢き出している。
 どうにも気持ちが悪い。
 それにしても、ほんまひつこい連中や。


 昨夜、NHKでラジオ深夜便を(途中まで)、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンやアルコ&ピースのオールナイトニッポンゼロを聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
 昨夜は脚本家の山内久が亡くなったことについて日記に記したが、ちょうどその頃深夜便をつけると小山内美江子が生で出演していてびっくりした。
 しかも、実にお元気。
 金八先生を退いたときの印象が強くて、ずっとお身体を悪くしているものと思い込んでいた。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 今日も今日とて、真向かいマンション横のボロ家の工事がかまびすしい。
 おまけに、真向かいのマンション自体かまびすしい。
 どうにもこうにも。


 午後、マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団他が演奏したショスタコーヴィチの交響曲第2番「十月革命に捧げる」&第12番「1917年」<EMI>、デヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響的幻想曲『イタリアから』、交響詩『ドン・ファン』&『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』<ともにARTE NOVA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたりする。
 『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して69枚分を超えた。


 『リッカルド・ムーティ自伝』<音楽之友社>を読了する。
 いろいろと考えることあり。
 ああ、面白かった!


 夕方になって外出し、高野近辺で仕事関係の用件を片付ける。
 ついでに買い物もしておこうかなと思ったが、あいにく閉店間際で買うことができなかった。
 残念だけど、仕方がない。
 あと、美味しいコーヒーのお店にも足を運ぼうかと思っていたが、こちらも時間が遅くなってしまったため断念する。
 次回を愉しみにしておこう。


 で、百万遍方面に移動し、身体のメンテナンスを行う。
 いつもより早めだけれど、今週になって膝や肩などに違和感を覚えていたため。
 きちんとケアしていただいたほか、痛みや不調の原因を説明してもいただき、本当にすっきりする。
 多謝。
 そして、もっと注意しておかなければと思う。


 さらに、近くで仕事関係の予定をすませ、京都大学のカフェテリアルネで夕飯をとり(安くすんだ)、買い物をして21時半過ぎに帰宅する。


 帰宅後、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ロイヤル・フィルが演奏したドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」&序曲『謝肉祭』、スケルツォ・カプリチオーソ<Tring>、オーレ・シュミット指揮ロイヤル・フィルが演奏したボロディンの歌劇『イーゴリ公』序曲、交響詩『中央アジアの草原にて』&交響曲第2番<同>を聴いたりしながら、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、筒井康隆の『世界はゴ冗談』<新潮社>を読み始めたりする。
 『世界はゴ冗談』は、筒井康隆の最近の短篇を集めた一冊だけれど、一篇目の『ペニスに命中』からして適わないなあと思ってしまう。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 ひつこい人間は大嫌い!
 マクロにおいても、ミクロにおいても。
 自省あるのみ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月01日

今日から10月 山内久が亡くなった(CLACLA日記)

 今日から10月。
 一日一日を本当に大切にして、自分自身の為したいこと、為すべきことをしっかり為していきたい。
 そして、死を忘れないこと。


 どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 気温はそれほど上昇しなかったものの、じめじめとしてあまり快ならず。
 気圧と湿度のWパンチで、頭と身体が重たし。
 やれやれ。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 脚本家の山内久が亡くなった。90歳。
 東京外国語大学を卒業後、松竹大船撮影所に入り、その後フリーとなる。
 川島雄三監督の『幕末太陽傳』(田中啓一名)や、今村昌平監督の『盗まれた欲情』と『果てしなき欲望』(鈴木敏郎名)、『豚と軍艦』、山田洋次監督の『運が良けりゃ』、浦山桐郎監督の『私が棄てた女』、森谷司郎監督の『聖職の碑』、堀川弘通監督の『エイジアン・ブルー 浮島丸サコン』のほか、テレビドラマの『若者たち』(フジテレビ)、『男子の本懐』や『破獄』(NHK)など数多くの作品を執筆した。
 なお、妻は脚本家の立原りゅう(故人。橘祐典監督の『ガラスのうさぎ』他。野田高悟の娘)で、父は活動写真弁士で漫談家の山野一郎、兄は俳優の山内明、弟は作曲家の山内正、義弟は作曲家の小杉太一郎、姪はエッセイストの山内美郷である。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 厚顔無恥の嘘つきペテン師が、またぞろ得手勝手な物言いをしている。
 安保法案にTPPと、あれもこれも胡散臭くきな臭いことばかりだ。
 度し難し。


 日歯連の迂回寄付問題が、やけに取り沙汰されている。
 前々から報じられていたことではあるが、どうして今なのかそのタイミングについて考えざるをえない。
(当然、国会が終わったということも大きいだろうが)


 今日から京都市のゴミの分別が義務化され、スーパーなどでビニール袋の有料化も始まった。
 ゴミの削減という題目そのものには反対ではないけれど、そもそも企業の側をなんとかしないかぎりは、大本は解決しないのではないか。
 それに、場合によってはゴミ袋を開けても可能というあたりがどうにもひっかかる。
 結局、「しまつのこころ条例」というセンスの悪いネーミング自体、事の本質をよく示していると思う。

 いずれにしても、京都市長選の一つの争点としてもらいたい。


 昨夜19時過ぎに外出し、仕事関係の用件を片付けてから寺町のライト商會へ。
 2Fで、月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・カルティベイトZ『楔・エクストラクト』を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 太遊さんはもちろんのこと、ゲストのハッピーピープルのお二人も素晴らしかった。
 ああ、面白かった!


 帰宅後、遅めの夕飯をすませ、KBS京都でAKB48のオールナイトニッポン(大家志津香、宮崎美穂、鈴木まりやの出演)を聴いたりしながら、4時半近くまで諸作業を進める。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 当然の如く、真向かいのマンション横のボロ家の工事が今日もかまびすしい。


 午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』(途中まで)や、リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルが演奏したシューベルトの交響曲第3番&第5番<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、10月の創作活動について考えたりする。


 ワルター・バリリの『ウィーン・フィルとともに』<音楽之友社>を読了する。
 内容そのものには好感を覚えたが、文章の重複や細かなミスが気になったりもした。
 例えば、44ページのべリスラフ・クロブカールは、一般的にベリスラフ・クロブチャールと表記されているし、108ページのパウル・パライはポール・パレー、138ページのクリーヴランド交響楽団はクリーヴランド管弦楽団とすべきだろう。
 これは、翻訳者の岡本和子だけではなく、校正者や編集者の責任でもあると思う。

 続けて、『リッカルド・ムーティ自伝』<同>を読み始める。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 ついでに、近くのグルメシティで週刊文春の小林信彦の連載エッセイを立ち読みした。


 途中夕飯を挟み、今年のNHK音楽祭からベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団のコンサートの実況中継(NHKホール)を聴く。
 スタッキー編曲によるパーセルのメアリー女王のための葬送音楽、マレイ・ペライアをソロに迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、ブラームスの交響曲第1番が放送されていた。
 ペライアのベートーヴェンの4番のコンチェルトといえば、20年以上前のヨーロッパ滞在中、ギルバート・ヴァルガ指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の定期演奏会(1994年2月7日、ケルン・フィルハーモニー)にジェイムズ・レヴァイン指揮フィルハーモニア管弦楽団のウォーリック大学公演(同2月12日、ウォーリック大学アーツセンター)と、続けて二度聴いたことがある。
 ちょうど、ギュルツェニヒ管の定期の前にケルンの大聖堂近くのCDショップでペライアと遭遇したことも含めて思い出した。

 ハイティンク指揮ロンドン交響楽団とペライアは、3日に京都コンサートホールでの公演を予定していて、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番とブルックナーの交響曲第7番というプログラムも非常に魅かれるのだけれど、自分の好みの席を予約しそびれたこともあってパスすることにする。
 残念だが仕方ない。


 続けて、リッカルド・シャイー指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団他が演奏したルチアーノ・ベリオの管弦楽曲集<DECCA>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『リッカルド・ムーティ自伝』を読み進めたりする。
 小説を現実が追い越すというか。
 『勝呂又吉のこと』の第1部のクライマックスに用意しておいたエピソードと同じことが、友人の身の上に起こってしまった。
 もちろん、友人がモデルであるわけがなく、自分自身のエピソードを加工して使おうと思ったものだけれど。
 一言断っておかないと。
 場合によっては、別のエピソードを考えなければならないか。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 そして、今月がいい月でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオラクゴ・カルティベイトZ『楔・エクストラクト』(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・カルティベイトZ『楔・エクストラクト』

 ゲスト:ハッピーピープル
(2015年9月30日20時半開演/ライト商會2F)


 月亭太遊さんがネオラクゴ・フロンティアで発表し続けている新作から数本を選び出し、ブラッシュアップのために再演するという企画、ネオラクゴ・カルティベイトは約3ヶ月ぶりの開催。
 まずは、カルティベイト前に撮影してきた自動車がらみの動画のエピソードを語って場の空気を暖めたのち、カルティベイトの定期的な開催が今回で一区切りつくことや、京都府井手町に新たな拠点ができたこと、それに伴い錦湯さんでの企画の形態が変わり、フロンティアも次のステップへと進むことが宣言される。

 で、一本目の『きいろいおやま 〜バカでも達者が溶岩す〜』(フロンティアsection39)へ。
 阿蘇山の噴火をまるで予知したかのような展開の作品だが、上述動画の撮影からのギアの切り換えが徐々に進んでいったという感じ。
 若干スリリングな運転だったけれど、それも笑いに変わるのがネオラクゴのネオラクゴたる所以だ。

 ここでいったん太遊さんが退き、今回のゲスト、ハッピーピープルのお二人が登場する。
 ボーカルのはらださんとギターのひさのさんの二人組パンクバンドだが、もともとは太遊さんのNSCの一期後輩とのことで、上半身裸とジャージのズボン姿がまずもって目をひく。
 一曲目に歌うは、『神輿革命』。
 シャウト!シャウト!シャウト!
 けれどそこは太遊さんを慕い、太遊さんにゲストに呼ばれるハッピーピープルだけに笑いとともに、ネオラクゴと通じる鋭い想いや激しい感情が息づいている。
 そして僕は、
>昔の叡山ファッショのミリシアは神輿をかついで暴れ廻った。
 昭和の山法師よ。お前たちは神輿をかついだら暴れるな。
 お前たちのかつぐ神輿は棺桶だ!<
という、長谷川如是閑の『「枢」「密」「院」』の一節をふと思い起こした。
 途中太遊さんのネオラクゴを挟んで、ハッピーピープルは『ミスチルにはいりたい』、『おそろしオーケストラ』、『眼球にさわりたい』(順不同)を披露したが、バーバル・センスにも音楽的センスにも富んだナンバーで、存分に愉しむことができた。

 さて、太遊さんの二本目の新作は『道化』(フロンティアsection44)。
 『情熱大陸』の形を借りて、現代の「道化」、喜劇役者の姿を描いた作品だが、ここで太遊さんのエンジンが全開、特に後半の道化の言葉に笑いと想いが炸裂しておかしいのおかしくなくの、いやおかしいの。
 いやあ、笑った笑った。

 さらに、ハッピーピープルのナンバーを挟んだ三本目は『憑依 to the World』(フロンティアsection46)。
 憑依体質の高校生若林若葉が活躍するシリーズの一作目(その前に、発端となるべき『煙草部屋の手記』がある)で、太遊さんが口にしていたように、神道が作中にもろ取り込まれている点が肝となる作品である。
 初演からの変更もカルティベイトならではだ。

 最後は、ハッピーピープルが再再登場して『リカちゃん人形を庭に埋めた』(当方と同じ46歳の男の話。おかかなしさの極み)を歌い、さらには太遊さんを巻き込む『世界で二番目に強いしょうもないおっさん』で明るく決めた。

 と、今回も盛りだくさんのカルティベイトでした。
 ああ、面白かった!

 そして、来週月曜10月5日は、ネオラクゴ・フロンティアの一周年記念のsection50。
 皆さま、何とぞご来場のほど!!
posted by figarok492na at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする