今日未明、参議院の本会議で安保法案が可決され成立した。
可決成立するまで、国会中継を聴いていた。
短期的、中期的、長期的な様々な予測が、それこそ吐き気をもよおすほどにぱっと目の前に現われた。
これほど現われたのは、本当に久しぶりだ。
だからこそ、悲愴と皮相の間に踏みとどまっていきたいと強く思う。
三度記すことになるが、僕は安保法案に反対である。
世は5連休の初日。
どんよりとした感じは増したものの、晴天が続く。
その分、気温も少し上昇したか。
強い暑さを感じるほどではなかったが。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
昨夜、国会中継を聴いたりしながら、4時40分過ぎまで仕事関係の作業を進める。
朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。
連休とは全く無縁の生活である。
それから、毎週恒例の洗濯をすませる。
思っていた以上に乾きがよかった。
ああ、すっきりした!
元衆議院議員の塩川正十郎が亡くなった。93歳。
大阪府の出身で、自民党所属の衆議院議員として、運輸大臣、文部大臣、内閣官房長官、自治大臣、財務大臣、党総務会長などを歴任した。
黙祷。
その後、バリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルがフライブルク・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったモーツァルトのオペラ・アリア集<SONY/BMG>を聴き、CDレビューをアップする。
詳しくは、前々回の記事をご参照のほど。
午後、コンチェルト・ケルンが演奏した『バスティーユ襲撃』<Capriccio>、フォルテピアノのマルコム・ビルソンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第25番&第26番「戴冠式」<ARCHIV>、マルク・ミンコフスキ指揮ルーヴル宮音楽隊管楽器アンサンブルが演奏した同じくモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』ハイライト(トリベンゼー編曲)<ERATO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』について考えたり、高橋源一郎の『銀河鉄道の彼方に』<集英社>を読み進めたりする。
ほかに、『長谷川如是閑評論集』<岩波文庫>の拾い読みもした。
17時台に外出して、仕事関係の予定をすませる。
その後、Avis、OPAのブックオフやタワーレコードをのぞき、JEUGIA三条本店で『ぶらあぼ』10月号を入手したのち、夕飯用の買い物をすませ、20時近くに帰宅する。
帰宅後、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を途中から聴く。
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第2番第2楽章の後半からと、第6番「田園」のライヴ録音を聴くことができた。
夕飯後、仕事関係の予定をすませる。
その後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴いたりしながら、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『銀河鉄道の彼方に』を読み進めたりする。
『クラシックの迷宮』は「私の試聴室」で、チェンバリストのマハン・エスファフハニの特集が組まれていた。
そういえば、片山杜秀の声がしゃがれていたが、風邪だろうか?
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
絶望とは虚妄である。
希望がそうであるように。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2015年09月19日
転向節
☆転向節
(炭鉱節のメロディで)
可決したした
可決した
ヨイヨイ
国会議事堂で
可決した
あんまり反発が
低いので
さぞや安倍さん
嬉しかろ
サノヨイヨイ
あなたがその気で
やるのなら
ヨイヨイ
思い切ります
支持します
今の税率の
8パーに
留めてくれたら
支持します
サノヨイヨイ
(炭鉱節のメロディで)
可決したした
可決した
ヨイヨイ
国会議事堂で
可決した
あんまり反発が
低いので
さぞや安倍さん
嬉しかろ
サノヨイヨイ
あなたがその気で
やるのなら
ヨイヨイ
思い切ります
支持します
今の税率の
8パーに
留めてくれたら
支持します
サノヨイヨイ
クリスティアン・ゲルハーヘルが歌ったモーツァルトのオペラ・アリア集
☆モーツァルト:オペラ・アリア集&交響曲第36番「リンツ」
独唱:クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2015年1月16日〜19日、フライブルク・コンツェルトハウス
デジタル・セッション
<SONY/BMG>88875087162
現在のドイツを代表するバリトン歌手、クリスティアン・ゲルハーヘルが歌ったモーツァルトのオペラ・アリア集だが、選曲歌唱ともに、王道中の王道とでも呼ぶべき充実した内容となっている。
まずは歌われているのが、いわゆるダ・ポンテ三部作の『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』、そして『魔笛』というモーツァルトを代表するオペラの中から、おなじみのアリアばかり。
加えて、シューベルトやシューマンのリートで聴かせてきたように、ゲルハーヘルの歌いぶりも一切くせ球なし。
深みがあって張りと伸びのある声質と、口跡が良くて緻密に計算された歌唱でもって全曲をバランスよく歌い切る。
『フィガロ』の「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」や伯爵のアリア等、ピリオド・スタイルの演奏にありがちな大きな装飾も、見事に避けられている。
しかも、このアルバムが今年1月のコンサートのライヴ録音というのだから、その精度の高さには驚く。
むろん純然たる一発録りとは違って様々な加工はあるだろうし、ゲルハーヘルの畳みかけや伴奏の楽器のほんの僅かな音のずれにライヴ録音を感じたりもするのだけれど。
機械的に拍手がカットされている分、若干物足りなさを覚えたりもした。
(例えば、『魔笛』の「パパゲーナ!パパゲーナ!パパゲーナ!」が、パパゲーノが打ちひしがれて首をくくろうとするところで終わっているのなんて、やっぱりさびしいものだ。一応、「リンツ」の第3楽章で気分は変わるものの。そういえば、ヘルマン・プライのアルバム<DENON>が同じ形で全曲を閉めていて、レコード芸術か何かで、それはあんまりだろうと評されていたのではなかったか。逆に、オラフ・ベーアのアルバム<EMI>では、しっかり三人の童子とパパゲーナが登場し、パパパの二重唱で愉快に終わっている)
昨年の来日コンサート(2014年2月14日、京都コンサートホール大ホール)で巧みにコントロールされつつインティメートな暖かみに満ちたバッハのブランデンブルク協奏曲全曲を披歴した、ヴァイオリンのゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ率いるフライブルク・バロック・オーケストラも、そうしたゲルハーヘルにぴったりのクリアで歯切れのよい伴奏を行っている。
モーツァルト時代のコンサートを模してか、アリアの間にばらばらに挟まれた「リンツ」シンフォニーだって、それだけ取り出して聴いても十分十二分に愉しめる優れた演奏だ。
また、『フィガロ』の「もし殿さまが踊りをなさるなら」のレチタティーヴォでのフォルテピアノや、『魔笛』の「恋人か女房が」でのグロッケンシュピール(でいいのかな?)がとても機智に富んで魅力的だと思っていたら、なんとこれ、クリスティアン・ベザイデンホウトが弾いていた。
『ドン・ジョヴァンニ』のセレナードのマンドリンも、名手アヴィ・アヴィタルだし、贅沢極まる布陣である。
モーツァルトそのものというより、ゲルハーヘルの歌を聴いたという印象の強さは否めないけれど、76分一切だれない、何度聴いても聴き飽きない、よく出来たアルバムであることもまた事実であり、モーツァルトのオペラに聴きなじんだ方にも、そうでない方にも広くお薦めしたい一枚だ。
録音も非常にクリア。
そうそう、ゲルハーヘルが歌う『フィガロ』のアリアを聴いていて、僕はふと今は亡き立川清澄のことを思い出した。
ゲルハーヘルの歌唱をもっと古めかしくして、声量をおとし、声質を浅くしたら立川さんみたいになるのではないか。
*曲目
『ドン・ジョヴァンニ』〜カタログの歌
『ドン・ジョヴァンニ』〜窓辺においで(セレナード)
『ドン・ジョヴァンニ』〜シャンパンの歌
交響曲第36番『リンツ』〜第4楽章
『フィガロの結婚』〜もし殿さまが踊りをなさるなら
『ドン・ジョヴァンニ』〜半分はこっちへ、あと半分はあっちへ
『コジ・ファン・トゥッテ』〜そんなに取りすまさないで
『ドン・ジョヴァンニ』〜ああ、お情けを、おふたり様
交響曲第36番『リンツ』〜第2楽章
『魔笛』〜私は鳥刺し
『魔笛』〜恋人か女房が
『魔笛』〜パパゲーナ!パパゲーナ!パパゲーナ!
交響曲第36番『リンツ』〜第3楽章
『フィガロの結婚』〜すべて準備はととのったぞ
『フィガロの結婚』〜もう飛ぶまいぞ、この蝶々
『フィガロの結婚』〜訴訟に勝っただと?
『コジ・ファン・トゥッテ』〜多くのご婦人方、あなた方は
交響曲第36番『リンツ』〜第1楽章
『コジ・ファン・トゥッテ』〜彼に目を向けて下さい
独唱:クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2015年1月16日〜19日、フライブルク・コンツェルトハウス
デジタル・セッション
<SONY/BMG>88875087162
現在のドイツを代表するバリトン歌手、クリスティアン・ゲルハーヘルが歌ったモーツァルトのオペラ・アリア集だが、選曲歌唱ともに、王道中の王道とでも呼ぶべき充実した内容となっている。
まずは歌われているのが、いわゆるダ・ポンテ三部作の『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』、そして『魔笛』というモーツァルトを代表するオペラの中から、おなじみのアリアばかり。
加えて、シューベルトやシューマンのリートで聴かせてきたように、ゲルハーヘルの歌いぶりも一切くせ球なし。
深みがあって張りと伸びのある声質と、口跡が良くて緻密に計算された歌唱でもって全曲をバランスよく歌い切る。
『フィガロ』の「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」や伯爵のアリア等、ピリオド・スタイルの演奏にありがちな大きな装飾も、見事に避けられている。
しかも、このアルバムが今年1月のコンサートのライヴ録音というのだから、その精度の高さには驚く。
むろん純然たる一発録りとは違って様々な加工はあるだろうし、ゲルハーヘルの畳みかけや伴奏の楽器のほんの僅かな音のずれにライヴ録音を感じたりもするのだけれど。
機械的に拍手がカットされている分、若干物足りなさを覚えたりもした。
(例えば、『魔笛』の「パパゲーナ!パパゲーナ!パパゲーナ!」が、パパゲーノが打ちひしがれて首をくくろうとするところで終わっているのなんて、やっぱりさびしいものだ。一応、「リンツ」の第3楽章で気分は変わるものの。そういえば、ヘルマン・プライのアルバム<DENON>が同じ形で全曲を閉めていて、レコード芸術か何かで、それはあんまりだろうと評されていたのではなかったか。逆に、オラフ・ベーアのアルバム<EMI>では、しっかり三人の童子とパパゲーナが登場し、パパパの二重唱で愉快に終わっている)
昨年の来日コンサート(2014年2月14日、京都コンサートホール大ホール)で巧みにコントロールされつつインティメートな暖かみに満ちたバッハのブランデンブルク協奏曲全曲を披歴した、ヴァイオリンのゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ率いるフライブルク・バロック・オーケストラも、そうしたゲルハーヘルにぴったりのクリアで歯切れのよい伴奏を行っている。
モーツァルト時代のコンサートを模してか、アリアの間にばらばらに挟まれた「リンツ」シンフォニーだって、それだけ取り出して聴いても十分十二分に愉しめる優れた演奏だ。
また、『フィガロ』の「もし殿さまが踊りをなさるなら」のレチタティーヴォでのフォルテピアノや、『魔笛』の「恋人か女房が」でのグロッケンシュピール(でいいのかな?)がとても機智に富んで魅力的だと思っていたら、なんとこれ、クリスティアン・ベザイデンホウトが弾いていた。
『ドン・ジョヴァンニ』のセレナードのマンドリンも、名手アヴィ・アヴィタルだし、贅沢極まる布陣である。
モーツァルトそのものというより、ゲルハーヘルの歌を聴いたという印象の強さは否めないけれど、76分一切だれない、何度聴いても聴き飽きない、よく出来たアルバムであることもまた事実であり、モーツァルトのオペラに聴きなじんだ方にも、そうでない方にも広くお薦めしたい一枚だ。
録音も非常にクリア。
そうそう、ゲルハーヘルが歌う『フィガロ』のアリアを聴いていて、僕はふと今は亡き立川清澄のことを思い出した。
ゲルハーヘルの歌唱をもっと古めかしくして、声量をおとし、声質を浅くしたら立川さんみたいになるのではないか。
*曲目
『ドン・ジョヴァンニ』〜カタログの歌
『ドン・ジョヴァンニ』〜窓辺においで(セレナード)
『ドン・ジョヴァンニ』〜シャンパンの歌
交響曲第36番『リンツ』〜第4楽章
『フィガロの結婚』〜もし殿さまが踊りをなさるなら
『ドン・ジョヴァンニ』〜半分はこっちへ、あと半分はあっちへ
『コジ・ファン・トゥッテ』〜そんなに取りすまさないで
『ドン・ジョヴァンニ』〜ああ、お情けを、おふたり様
交響曲第36番『リンツ』〜第2楽章
『魔笛』〜私は鳥刺し
『魔笛』〜恋人か女房が
『魔笛』〜パパゲーナ!パパゲーナ!パパゲーナ!
交響曲第36番『リンツ』〜第3楽章
『フィガロの結婚』〜すべて準備はととのったぞ
『フィガロの結婚』〜もう飛ぶまいぞ、この蝶々
『フィガロの結婚』〜訴訟に勝っただと?
『コジ・ファン・トゥッテ』〜多くのご婦人方、あなた方は
交響曲第36番『リンツ』〜第1楽章
『コジ・ファン・トゥッテ』〜彼に目を向けて下さい