どんよりとしたお天気。
夕方になって激しく雨が降り、雷鳴も轟く。
湿度が高く、むしむしじめじめとして快ならず。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
気圧と湿度のWパンチで、頭と身体が重たし。
やれやれ。
昨夜、春日太一の『役者は一日にしてならず』<小学館>を読了する。
最後のロングインタビューとなった夏八木勲や蟹江敬三をはじめ、平幹二朗、千葉真一、中村敦夫、林与一、近藤正臣、松方弘樹、前田吟、平泉成、杉良太郎、綿引勝彦、伊吹吾郎、田村亮、風間杜夫、草刈正雄への著者のインタビュー(週刊ポスト連載)をまとめたもの。
名優たちの、自らの来し方や役者という職業、演じることに対する強い想いを知ることができる一冊で、非常に読み応えがあった。
映像演劇を問わず、プロの演技者を目指す人にとっては目を通しておいて損のない本だと思う。
ああ、面白かった!
続けて、古川緑波の『ロッパ日記代わり 手当り次第』<河出書房新社>を読み始める。
『娯楽よみうり』に連載された「ロッパの手当り次第」を中心に、古川ロッパの雑文を集めた一冊だけれど、もともと映画批評によって名を上げたロッパだけに、要所勘所を巧くついてくるなというのが第一の感想。
ただ、公にされた文章だけに、彼が遺した日記のほうで「本音」の部分がどう記されているかも気になるところだ。
面白し面白し。
さらに、youtubeにアップされた連続ドラマ『フェイク・ショウ episode0』の第三話を観る。
編集の加減もあってだろう、25分強が早く過ぎる。
筋の展開もそうだけれど、第三話では笑いに対する造り手の考え方が示されている点も興味深かった。
演技陣では、月亭太遊さんの辛抱役者ぶりがやはり目に留まる。
一方、ファミレスのハラダさんは茶川一郎的な味わいだ。
また、吉本新喜劇の佐藤太一郎さんはもとより、伊藤こずえさん、吐山ゆんさんもドラマ的な演技が巧い。
それもあって、シーズン化に際してはそこらあたり、ドラマとドキュメントのバランスをどうとっていくかが課題のような気もした。
さて、最終話の展開や如何?
橋本大阪市長が、大阪維新の会なる国政政党をどうのこうのと宣っている。
維新の党を割らないといっておきながら、一転これだ。
まあ、もとより予想はしていたことだけれど、こうした動きに乗じて政府与党が安保法案の原案通りの採決を目論んでいるというのだから、やはり度し難い話に違いはない。
いずれにしても、安倍首相や橋下大阪市長といった平然と嘘を重ねる人間を信頼し信用することは一切できない。
目くらましの八百長猿芝居に騙されてはなるまい。
午前中、仕事関係の予定をすませる。
その後、毎週恒例の洗濯をすませる。
乾き、よろしからず。
まあ、仕方ない。
午後、仕事関係の予定をすませる。
デヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したリヒャルト・シュトラウスの交響的幻想曲『イタリアから』、交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』(2回)&『ツァラトゥストラはかく語りき』、同『英雄の生涯』&『死と変容』、同『ドン・ファン』<いずれもARTE NOVA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、『ロッパ日記代わり 手当り次第』を読み進めたりする。
『勝呂又吉のこと』は、原稿用紙に換算して12枚分を超えた。
夕方外出し、仕事関係の予定をすませる。
で、ついでに夕飯用の買い物をすませ、19時過ぎに帰宅した。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』を聴く。
1970年のヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団によるベートーヴェン生誕200年チクルスの中から、4月20日に東京文化会館大ホールで開催されたコンサートのライヴ録音が放送されていた。
ベートーヴェンの序曲『レオノーレ』第3番、交響曲第8番、交響曲第5番というプログラムである。
(ちなみに、サヴァリッシュとN響は後年第8番と第5番をレコード録音していた)
ほかに、1984年5月9日にNHKホールで演奏されたメンデルスゾーンの序曲『フィンガルの洞窟』も放送される。
夕飯後、仕事関係の予定をすませる。
今日は、予定続きだった。
予定終了後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
戸田邦雄の生誕100年を記念した内容で、高田三郎指揮東京フィルが演奏した交響幻想曲『伝説』(1956年9月収録と、田中信昭指揮東京交響楽団他が演奏したオラトリオ神秘劇『使途パウロ』の抜粋(1973年7月1日放送)が放送されていた。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
香具師ペテン師の類いに騙されて嬉々としている人間ほど馬鹿な人間もいない。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。