台風11号の接近で、昨夜遅くから朝方にかけて激しい風が吹く。
そして、強い雨の一日。
気温はそれほど上昇しなかったが、湿度が高い分、じめじめとして快ならず。
気圧と湿度のWパンチで、体調が芳しくない。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
安保関連法案に関し、マスコミは政府与党の思惑に沿って三連休中もそれ以降も目くらましの八百長猿芝居を前面に押し出してくるのではないか?
身近な日常生活では、しつこい人間は本当に大嫌いだけれど、事政治経済といった社会的問題に関しては、権力の側が嫌がるほどのしつこさ、執念深さが必要だろう。
目くらましの八百長猿芝居といえば、安倍首相と森元首相が会談し、新国立競技場の抜本的な見直しを検討することになったという。
全くもって見え見えな話で、呆れるかぎりだ。
しかも、森元首相は、「元々。あのスタジアムは嫌だった」云々と例の口調で語っているらしい。
よく思い出して欲しい。
この森喜朗以降、全てとまでは言えないが、ほぼ無責任で不誠実、低劣な言動を平然と繰り返す人間がこの国の首相を続けている。
そのことを、僕(ら)はもっと恥じないといけない。
しかも、この森元首相はオリンピック関連の役職を辞めないのだ。
度し難し。
出番乞食てな言葉を最近時々口にしているが、ネット上には権力の側に立った発言を繰り返して金銭を得ているような、番犬乞食というか奴隷乞食のような連中がうじゃうじゃいるような気がしてならない。
昨夜、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンとアルコ&ピースのオールナイトニッポンゼロを聴いたりしながら、3時50分頃まで仕事関係の作業を進める。
午前中、仕事関係の予定をすませる。
午後、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したハイドンの交響曲第82番「熊」〜第84番<SONY>、フォルテピアノのアンドレアス・シュタイアーが弾いた同じくハイドンのピアノ・ソナタ第35番〜第39番、第20番<DHM>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水の上で歌う』について考えたりする。
戸田学の『上方落語の戦後史』<岩波書店>を読了する。
読売新聞大阪本社版に連載された文章を大幅に加筆修正した一冊で、上方落語が如何にして復活を果たしたかを丁寧に追った圧巻だった。
ああ、面白かった!
それにしても、あとがきに記された、六代目笑福亭松鶴と先ごろ亡くなった桂米朝のお二人が語ったという、
「上方落語はいずれまた昭和二十年代のようなどん底の時代が来る」
との言葉が印象深い。
16時台に、夕飯用の買い物に出かける。
びしょびしょに濡れまくった。
やれやれ。
帰宅後、シュタイアーが弾いたハイドンのピアノ・ソナタ第34番&第33番他<DHM>、ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団他が演奏したサリエリの『まずは音楽、お次に言葉』&モーツァルトの『劇場支配人』<TELDEC>を聴いたりしながら、『水の上で歌う』を書き進めたり、鷲巣力の『加藤周一を読む』<岩波書店>を読み始めたりする。
夕飯の準備中、NHKの契約担当の人間がやって来る。
この雨の中を大変だなあ、ご苦労なことだと思いつつも、もともとテレビはないし、それより何よりここのところのNHKの御用放送ぶりには憤っていたため、ついつい厳しい言葉となり、最後には芝居じみた口調で、「帰れ」と一喝してしまった。
よりにもよってこんな日に来なくてもよいのに…。
夕飯後、ラルキブデッリが演奏したモーツァルトのディヴェルティメントK.563他<SONY>、フォルテピアノのアレクセイ・リュビモフが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」&第14番「月光」&第21番「ワルトシュタイン」<ERATO>、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水の上で歌う』を書き進めたり、『加藤周一を読む』を読み進めたりする。
『水の上で歌う』は、原稿用紙に換算して51枚分を超えた。
ほかに、殿山泰司の『JAMJAM日記』<ちくま文庫>の拾い読みもした。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
夜になっても雨が激しく降っている。
鴨川あたりは大丈夫だろうか。
馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
一番の馬鹿にはなりたくない。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。