2015年07月07日

七夕だが(CLACLA日記)

 七夕。
 が、あいにく星は見えない。
 まあ、仕方ない。


 雨が降る。
 どんよりとしたお天気の一日。

 じめじめじめじめとして、快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいませ。


 気圧と湿度のWパンチに睡眠不足も加わって、身体がだろし。
 やれやれ。


 案の定、維新の党が恥知らずぶりを発揮している。
 度し難し。


 川内原発の再稼働に向けて、九州電力が作業を開始した。
 いろいろと考えることあり。


 畢竟、馬鹿につける薬はない。
 ギリシャのことをとやかく言えるのか。


 正午過ぎに起きて、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトの交響曲第33番、第36番「リンツ」<ともにPHILIPS>、ピエール・ブーレーズ指揮ウィーン・フィルが演奏したマーラーの交響曲第5番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水の上で歌う』を書き進めたりする。


 西川美和の『永い言い訳』<文藝春秋>を読了する。
 ふくみがたっぷりとあって仕掛けも豊富な作品で、実に面白かった。
 そして、ぜひ映画化を期待してしまう。
(小説と映画とがどう異なってくるのかも愉しみなので)

 吉川潮の『芸人という生きもの』<新潮選書>も読了する。
 演芸評論家で作家である著者が芸人たちとの交流について綴った一冊。
 吉川さんの喜怒哀楽がはっきりと示されている点も面白かった。


 17時台に外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、チャールズ・マッケラス指揮プラハ室内管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第25番&第28番<TELARC>、ボロディン・カルテット他が演奏したシューベルトの弦楽5重奏曲<TELDEC>、ハーゲン・カルテットが演奏したシューマンの弦楽4重奏曲第2番&第3番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水の上で歌う』を書き進めたり、原田マハの『ジヴェルニーの食卓』<集英社>を読み始めたりする。
 『水の上で歌う』は、原稿用紙42枚分を超えた。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夜明けだぜ(夜明けのCLACLA)

 どんよりとしたお天気が続く。
 雨も降る。

 気温は上昇しないものの、湿度が高い分、じめじめとして快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 気圧と湿度のWパンチで、身体がだろし。
 やれやれ。


 EUなどによる改革案に関するギリシャの国民投票は、反対が多数を占めた。
 いろいろと考えることあり。
 ギリシャだけを問題視する論調には、どうにも疑問が湧く。


 異論反論承知の上で記すけれど、細谷雄一はやはり御用学者と呼ぶほかない。


 公職選挙法が改められ、18歳以上の選挙権が認められた折も折、自民党が高校生の政治活動を抑制する方向に動いているようだ。
 馬鹿につける薬はない。


 昨夜、NHKでラジオ深夜便を聴いたりしながら、3時40分頃まで仕事関係の作業を進める。


 今日も今日とて、朝早くから工事の音がかまびすしい。
 うっとうしいや!


 午前中、仕事関係の予定をすませる。

 その後、下京図書館へ。
 再発行されたカードを受け取るため。
 和田誠の『ぼくが映画ファンだった頃』<七つ森書館>、エリック・リーヴィーの『モーツァルトとナチス』<白水社>、黒川創の『暗殺者たち』<新潮社>、平野啓一郎の『透明な迷宮』<同>、マリオ・バルガス=リョサの『チボの狂宴』<作品社>を返却し、原田マハの『ジヴェルニーの食卓』<集英社>、唯川恵の『手のひらの砂漠』<同>、中村文則の『去年の冬、きみと別れ』<幻冬舎>、予約しておいた吉川潮の『芸人という生きもの』<新潮選書>を新たに借りる。

 帰りがけ、何の気なしに近所を通ると、なんと大がかりな工事が始まっていた。
 どうりでかまびすしいと思った。
 それにしても、いつまで続く泥濘ぞだなあ。


 帰宅後、仕事関係の作業を進めたり、『水の上で歌う』を書き進めたり、西川美和の『永い言い訳』<文藝春秋>を読み進めたり、『芸人という生きもの』を読み始めたりする。


 午後、ウテ・レンパーがジョン・マウチェリー指揮RIASシンフォニエッタ・ベルリン他の伴奏で歌った『ウテ・レンパー・シングス・クルト・ヴァイルvol.2』<DECCA>、ソプラノのドーン・アップショウがエリック・スターン指揮オーケストラの伴奏で歌ったブロードウェーのヒット・ナンバー集『I WISH IT SO』<Nonesuch>、クリスティアン・フレーリヒ指揮ベルリン放送交響楽団が演奏したシュポアの序曲集<CPO>、フランク・ベールマン指揮ハノーヴァーNDRフィルが演奏したフェスカの交響曲第1番他<同>、ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団が演奏したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」&第4番「イタリア」<TELDEC>を聴く。
 ウテ・レンパーのアルバムにも、ドーン・アップショウのアルバムにも、クルト・ヴァイルの『マイ・シップ』が収められているが、受ける印象は全く違う。
 前者が人生の渋み苦みも感じさせる歌いぶりなら、後者は透明感があって伸びやかな美声を活かした非常にロマンティックな歌唱となっている。
 アップショウはディズニー調でもあって、ある種の「きれいごと」っぽくもあるのだけれど、僕はこの「きれいごと」が大好きだ。
 もちろん、レンパーの歌は好みにあっている。


 19時頃外出し、仕事関係の用件を片付けたのち、錦湯さんへ。
 月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection38を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!


 終了後打ち上げに参加し、遅めの夕飯をすませ、さらに諸々あって帰宅が3時を過ぎる。


 以上、7月6日の日記。


 夜明けだぜ。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 04:58| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオラクゴ・フロンティアsection38(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection38

 ゲスト:桂三河さん、センサールマン、廣瀬信輔君
(2015年7月6日20時開演/錦湯)


 なんとか雨もやみ、気温もあまり上昇しないほどよい状態の中で開催された月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection38は、太遊さんとゲストの桂三河さんが思わずネタにしてしまうほどの、男性率の高さ。
 どんなお客さんがどのような具合に集まるかがわからないというのも、このネオラクゴ・フロンティアの面白さの一つだ。

 で、太遊さんと三河さんの開口一番のおしゃべりのあとは、センサールマンのお二人(客席側から見て左から、愛植男さんと山崎仕事人さん)の漫才が始まる。
 仕事人さんの息子に植男さんのお父さんが読み聞かせをするという体のシリーズで、今回は『ウサギとカメ』が主題である。
 もちろんそこはセンサールマンのお二人だから、ウサギとカメはウサギとカメでも、突拍子もないウサギとカメで、まさしく勝負はダービー気分。
 植男さんの口跡の良さと仕事人さんの反応の良さが妙味の漫才となっていた。

 続く、三河さんは古典の『粗忽長屋』をかける。
 行き倒れの死体を同じ長屋住まいの友人と勘違いした男が、なんと友人その人を連れて死体を引き取りに来て…。
 というおなじみの噺だが、死とはなんぞや自己同一性とはなんぞやといった哲学的な思弁性よりも何よりも、話そのもののおかしさを素直に表した語り口で、登場人物の間の抜けっぷりと三河さんの人の好さそうな雰囲気がよく合っていた。

 そして、太遊さんの新作は『友は自らを家畜とも知らずに』。
 舞台は養豚所。
 人を神様だと信じていた豚だったが、ネオラクゴではおなじみの登場人物の言動によってあることを気付かされる…。
 狼は生きろ豚は死ね、なんてどぎつい惹句がかつてあったけれど、それをついつい思い起こさせられるかのような展開だ。
 日常性への疑問やコミュニケーションのすれ違いといった仕掛けや寓話性に富んだ内容で、非常にネオ度が高い。
 『あしたのジョー』へのオマージュなど、一粒でも何度も愉しい刺激的な作品だった。

 最後は、SFトーク「出張未来会議」と題して廣瀬信輔君と出演者の面々がSFについて語ったが、SFの二つの定義(サイエンス・フィクションとサイエンス・ファンタジー)や、SFと現実の関係性などがときに笑いを盛り込みながら丁寧に解説されていて、これは予想以上に面白かった。
 廣瀬君の真摯な語り口にも好感が持てた。
 さらに、ラストのラストでは、作道雄君も登場。
 『フェイク・ショウ』のクラウド・ファンディングの途中経過等に関して詳しく説明が行われた。

 と、今夜も盛りだくさんなネオラクゴ・フロンティアだった。
 ああ、面白かった!
posted by figarok492na at 04:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする