2015年06月27日

連日の明け方(夜明けのCLACLA)

 雨、雨、雨。
 雨降りの一日。

 気温は下がったものの、湿度が高い分、じめじめとして全く快ならず。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。

 気圧と湿度のWパンチで、身体が重たし。


 文化芸術懇話会なる自民党の若手議員の集まりで、百田尚樹がまたぞろ下劣愚劣の言葉を重ねたらしい。
 文化とも芸術とも無縁の連中が文化芸術懇話会とは片腹痛い。
 そして、夜郎自大も甚だしい。
 馬鹿が馬鹿をやっている、阿呆が阿呆をやっているではすまされない状況である。
 度し難い。
(後先考えずこういうことをやってしまうというのは、安保法制に関して相当追い込まれていることの証明でもあるのだろうけど)


 吉井和哉と眞鍋かをりが結婚した。



 KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポン(途中から)やアルコ&ピースのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、明け方5時過ぎまで作業を進める。


 それでも9時台に起きて、仕事関係の予定をすませる。


 その後、KBS京都の『妹尾和夫のパラダイスkyoto』や、コンチェルト・ケルンが演奏したヴィルムスの交響曲第6番&第7番<ARCHIV>、スメタナ・カルテット他が演奏したドヴォルザークの弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」&弦楽6重奏曲<DENON>、ソプラノのバーバラ・ボニーがジェフリー・パーソンズのピアノ伴奏で歌ったシューベルトの歌曲集<TELDEC>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『水の上で歌う』を書き進めたりする。
 『水の上で歌う』は、原稿用紙30枚分を超えた。


 和田誠の『ぼくが映画ファンだった頃』<七つ森書館>を読了する。
 サミイ・デイヴィス・ジュニアへの長い追悼文をはじめ、和田さんの映画や映画に関わる人々への深い愛情がよく示された一冊だった。
 ああ、面白かった!

 続けて、エリック・リーヴィーの『モーツァルトとナチス』<白水社>を読み始める。
 『第三帝国の音楽』<名古屋大学出版会>という労作のあるリーヴィーだが、こちらはナチス第三帝国がモーツァルトをどのように利用しようとしたのか(またそれが、どのような影響を与え、どのように失敗したのか)を詳しく追った一冊。

 それにしても、本書に引用されている、イギリスに亡命したドイツ出身の音楽学者アドルフ・アーバーのナチスの意図を要約した、
>一分ごとに戦争のことを考えていながら、一秒ごとに平和を叫ぶ<
という言葉は、まるで日本の今の状況を表しているようで仕方ない。


 18時台に外出し、仕事関係の用件を片付けたのちライト商會へ。
 2Fギャラリーで、月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・カルティベイトY「僕(シモベ)・サルベイジ」を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
 ああ、面白かった!


 終了後、遅めの夕飯をすませたりして、帰宅が3時を過ぎる。
 夕飯時には、いろいろと刺激となる話を聴くことができた。


 で、連日の明け方なり。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオラクゴ・カルティベイトY「僕(シモベ)・サルベイジ」

☆ネオラクゴ・カルティベイトY「僕(シモベ)・サルベイジ」

 出演:月亭太遊さん
(2015年6月26日20時半開演/ライト商會2Fギャラリー)


 月亭太遊さんが主催する企画といえば、昨夜の月亭太遊のちゃいちゃい寄席、毎週月曜20時スタートのネオラクゴ・フロンティア(in錦湯さん)、そして忘れてはいけないのが、フロンティアで発表した新作の中から厳撰した数本を再演するというネオラクゴ・カルティベイトだ。
 あいにくの雨模様だったが、6回目となる今回のY「僕(シモベ)・サルベイジ」もコアな常連さんにご新規さんも集まって愉しい会となっていた。

 まずは、ロマンティックなピアノの音色とともに太遊さんが登場し、昨夜のちゃいちゃい寄席のことや、ネオラクゴ・フロンティア等について語る。
 で、ひとしきり太遊さんが語って会場が盛り上がったところで、本題の『メシとパチンコ』(ネオラクゴ・フロンティアsection36)を演じた。
 今週の月曜日に語りおろしたばかりの作品だけれど、細部がより詰まっていて、こうした再演の意味がよく表われていた。
 細かいくすぐりはもちろん、後半の展開がまた面白い。

 続いて次の新作に、はいかず、太遊さんがかつて居住していた新今宮近辺のエピソードをつないで巧くまとめた。
 太遊さん曰く「にしなりばなし」(表記は正確ではないかも)。
 まさしく、おかかなしい世界である。

 と、ここで小休止。
(なお、今夜はブリッジなどでクラシック音楽が流されていたが、なかなかの選曲だった)
 オレンジの着物に着替えた太遊さんが、月面クロワッサン製作のドラマ『フェイク・ショウ』のメイン・キャラクター揚鳥亭翔鳥として高座に上がり、太遊さんから教わったという体でネオラクゴの十八番『たまげほう』を演じた。
 権威主義や閉塞した業界社会へのおちょくりも小気味よく、やはりこれは巧く出来た作品だ。

 で、再び小休止ののち、再度着物を着替えた太遊さんが、『ニュータウンとちゃんとする』(ネオラクゴ・フロンティアsection34)の再演に挑んだ。
 この作品、初演時は思わぬアクシデント、というかトラブルが発生し、笑いはしっかり起こっていたものの、せっかくみっちりと作り込んだ作品の全体像がどうにもぼやけてしまっていた。
 今回は、そうしたもやもや感を払しょくする語り具合で、地域創生にむらがる怪しき連中を見事に笑いのめし切った。


 本題と合間のおしゃべりのバランスも今夜はひときわよく、大いに笑わされたネオラクゴ・カルティベイトだった。
 ああ、面白かった!
 そして、ネオラクゴ・フロンティア、ちゃいちゃい寄席とともに、ネオラクゴ・カルティベイトにも皆さんぜひ一度お越しください。
posted by figarok492na at 05:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする