2015年06月16日

フアン・ディエゴ・フローレスの歌唱を堪能した(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 夕方、激しく雨が降る。

 気温はまあまあ上昇する。
 むしむしとして、あまり快ならず。
 雨ののち、だいぶん涼しくなった。


 嘘八百の香具師ペテン師の類いが蠢いている。
 こういう厚顔無恥な連中には、だまされまい。


 昨夜、4時40分過ぎまで作業を行う。


 朝早くに起きて、仕事関係の予定をすませる。


 その後、湯浅卓雄指揮ニュージーランド交響楽団が演奏した黛敏郎のルンバ・ラプソディと芥川也寸志の交響三章<ともにNAXOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 午後、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』を途中まで聴く。


 それから、ハンス・フォンク指揮シュターツカペレ・ドレスデンが演奏したモーツァルトの序曲集<CAPRICCIO>とオペラ・アリア集(バリトンのオラフ・ベーアの独唱)<EMI>を聴く。
 フォンクといえば、ちょうど首席指揮者を務めていたこともあって、20年以上前のケルン滞在中にWDR(放送)交響楽団とのコンサートを何度も聴いたが、今一つしまりに欠けていたという記憶が残っている。
 中では、同じオランダ出身のパウル・ヴァン・ケンペン指揮ベルリン・フィルのレコード<PHILIPS>を彷彿とさせた、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」が面白かった。

 ほかに、カール・ベーム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団他が演奏したモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』全曲<ドイツ・グラモフォン>から第1幕を聴いた。


 仕事関係の作業を進めたり、『水の上にて歌う』を書き進めたりする。


 勝山海百合の『狂書伝』<新潮社>を読了する。
 明末の中国を舞台にしたファンタジー。
 ウェットにならない余韻がいい。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 帰りがけ雨が降り始め、けっこう濡れてしまった。
 ただし、帰宅してから土砂降りになったので、まだよしとしなければなるまい。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、テノールのファン・ディエゴ・フローレスのリサイタルのライヴ録音(2014年10月30日、ジュネーヴ・ヴィクトリアホール)を聴く。
 ヴィンチェンツォ・スカレーラのピアノ伴奏で、ロッシーニやビゼー、マスネ、トスティ、ドリーブ、グノー、オッフェンバックらのアリアや歌曲が歌われていた。
 アンコールの4曲を含め、大いに盛り上がる。
 余った時間で、プッチーニの『ジャンニ・スキッキ』のアリアのCD録音も放送された。

 続けて、その『ジャンニ・スキッキ』のアリアが最後に収められた、フローレスのアリア集のSACD<DECCA>を聴く。
 伴奏は、カルロ・リッツィ指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団他。
 FMともども、フローレスの伸びやかで陽性な歌唱を堪能することができた。


 今日は、横山のカステラの野菜かすていらを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 野菜が入ったカステラではなく、野菜を模した形の小ぶりのカステラで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高橋治が亡くなった(夜明けのCLACLA)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じが強いお天気。

 気温は今日も上昇し、暑さがとても厳しい。
 蒸し暑い蒸し暑い蒸し暑い。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。


 安倍首相と会談した橋下徹大阪市長が、安保法制がらみの発言を行っている。
 案の定というか、なんというか。
 いろいろと考えることあり。


 馬鹿につける薬はない!


 作家の高橋治が亡くなった。86歳。
 千葉県の出身で、東京大学卒業後、松竹大船に助監督として入社し、小津安二郎監督の『東京物語』で助監督を務めた。
 以後、堀内真直監督に師事し、『彼女だけが知っている』で監督デビューを果たす。
 同期の篠田正浩らとともに松竹ヌーヴェルバーグの一角を占めたが、その後作家に転じ、『秘伝』で直木賞を受賞した。
 『風の盆恋歌』や、モデルが問題となった柴田錬三郎賞受賞作『名もなき道を』、並びに『別れてのちの恋歌』など作品も少なくない。
 深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
 ラジオ深夜便の1時台、奥田佳道の解説による『クラシックの遺伝子』は、プッチーニの特集だった。


 朝早くから、近所の建築工事がうるさい。
 うっとうしいったらありゃしない。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 午後、バリトンのロベルト・スカルトリーティとクリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリクが演奏した『アマデウス&ウィーン』<オワゾリール>、バリトンのトーマス・ハンプソンとニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーンが演奏したアリア集<Warner>、オーボエのポール・グッドウィンとテルツェットが演奏したモーツァルトのオーボエ4重奏曲他<ハルモニアムンディ・フランス>、ホルンのアブ・コスターとラルキブデッリが演奏したモーツァルトのホルン5重奏曲&音楽の冗談他<SONY>、フォルテピアノのマルコム・ビルソンとジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第25番&第26番「戴冠式」<ARCHIV>を聴く。
 『アマデウス&ウィーン』は、モーツァルトや彼と同時代にウィーンで活躍したハイドン、マルティン・イ・ソレル、チマローザ、サリエリ、ガッツァニーガ、サルティ(モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』第2幕で引用された曲)のオペラ・アリアを収めた一枚。
 一方、ハンプソンとアーノンクールのアリア集も、モーツァルトにハイドン、ベートーヴェン、シューベルトとウィーンを代表する作曲家のアリアを集めたアルバムで、『フィガロの結婚』第3幕の伯爵のアリア(1789年再演版。現行版に比してアクロバティック)など、『アマデウス&ウィーン』と曲目がけっこう重なっている。
 こちらも興味深いカップリングだけれど、もとを辿れば、バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがラインハルト・ペータース指揮ウィーン・ハイドン管弦楽団の伴奏で歌ったハイドンとモーツァルトのアリア集<DECCA/1969年10月録音>に行き着くのではないか。
 ここでも、1789年版の伯爵のアリアが歌われているし。
(そうそう、この1789年版の伯爵のアリアに関しては、『レコード芸術』の『アマデウス&ウィーン』に対する月評で、高崎保男がルセの指示によるといった記述をしていたはずだ。国内盤の解説書に1789年版に関する指摘がなかったのか、それとも高崎さんが目を通していなかったのか、いずれにしてもお粗末な話だと思う。そして、その責任は編集部にあるとも思う)
 グッドウィンとテルツェットのCDも、モーツァルトのほか、マッソノー、カール・シュターミッツ、クロンマーと同時代の作曲家の同種の作品を集めたものである。
 なお、アブ・コスターとラルキブデッリ、ビルソンとガーディナーのモーツァルトも含めて、全てピリオド楽器による演奏だ。


 仕事関係の作業を進めたり、『水の上にて歌う』を書き進めたり、勝山海百合の『狂書伝』<新潮社>を読み進めたりする。


 18時半過ぎに外出し、仕事関係の予定をすませる。

 その後、錦湯さんへ移動し、月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection35を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 終了後、打ち上げに参加し、帰宅が1時40分を過ぎる。


 以上、6月15日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 04:22| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオラクゴ・フロンティアsection35(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection35

 ゲスト:桂三幸さん、桂あおばさん
(2015年6月15日20時開演/錦湯)


 月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection35は、もはや準レギュラーと呼ぶべき桂三幸さんと約2ヶ月ぶりとなる桂あおばさんがゲスト。

 まずは開口一番、太遊さんとあおばさんのおしゃべりからで、あおばさんのご実家ネタで大いに盛り上がる。

 で、あおばさんがネタおろしとなる古典の『おごろもち盗人』に挑む。
 嫁の言葉に邪魔されながら夫が算盤勘定をしていると、何やら妙な声がする。
 なんとその声の正体は、戸の下の土に穴を掘り、そこに手を通し入れて桟を開けようとする盗人だった…。
 といった展開の作品で、ちなみにおごろもちとは土竜(もぐら)のこと。
 この間のあおばさんの研鑚ぶりがよくわかる高座になっていて、登場人物の描き分けのうち、お嫁さんのかわいらしさが印象に残った。

 続いて、三幸さんが新作落語をかけた。
 以前、このネオラクゴ・フロンティアでも演じた『空みなよ』の改作は、おなじみミニジェット噴射機然としたスピーカーを駆使したネオはめ物だ。
 突然旅に出る男、それを案じて追う女、そんな二人を待つ共通の友人の男…。
 まさしくスマホの留守電が「物を言う」作品である。
 とって出しならぬつくって出し、ならぬつくりながら出しというスリリングな内容だったが、それもまた三幸さんらしくおかしい。
 改作の意味もよく伝わってきたのではないか。
 なお、日付変わって今夜は、大阪福島の八聖亭で三幸さんの二回目の落語会が開催される予定だ。
 18時半の開場で19時の開演、前売り1500円、当日2000円ということで、皆さん、こちらもぜひ!

 そして、太遊さんのネオラクゴは『喫茶ツツジ』。
 ジム・ジャームッシュ監督の『コーヒー&シガレッツ』を意識したというふれ込みのオムニバス作品である。
 太遊さんらしい仕掛けが施されるとともに、後半、太遊さん自身がこうむった最近の出来事がそのまま反映された私ネオラクゴとなっていたのも面白かった。
 それにしても、相米慎二のくすぐりとは本当にマニアックだなあ。
 僕には、嬉しかったけど。

 最後は、太遊さん、あおばさん、三幸さんのおしゃべりで〆る。
 と、思いきや、ここで月面クロワッサンの作道雄君が登場し、太遊さんとあおばさんのお二人が重要な役どころを演じるyoutubeドラマ『フェイク・ショウ』自体とクラウド・ファウンディングの説明を行った。
 プロとしてもまれていることもあってか、作道君の弁舌はますます快調であり、この場でのクラウド・ファウンディングがなかなか成功していたのも何よりだった。

 ますますバラエティに富んできているネオラクゴ・フロンティアに、皆さんもぜひお越しください!
posted by figarok492na at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする