2015年04月21日

かかりつけの病院に行った(CLACLA日記)

 晴天へ。
 どんよりとした感じはありつつも。

 気温は少しだけ下がったか。
 暑過ぎず寒過ぎず、過ごしやすい一日だった。


 自衛隊の海外派遣に関して、自民・公明両党が例外なく国会の事前承認を義務づけるということで事実上合意したと報じられている。
 いろいろと考えることあり。

 安倍内閣・自民党による各種メディアに対する圧力や、それに付随した工作が、いわゆる安保法制・戦争協力やTPPその他、彼彼女らが推し進めている政策への反対・批判を極力封じ込めるためであることは、想像に難くない。
 そして、彼彼女らが、自らが是とする諸制度を維持し強化する方法として、そうした手法を選択することを、実は僕は否定しない。
 むろんそうした手法を肯定し支持するわけではないけれど、結果としてそうした手法が選択されることは、起こり得ることあり得ること、さらには当為当然のことと考えるからだ。
 要は、個々の国民はそうした手法が実際に選択されるものと認識し、対峙していかなければならないということである。
 そして、全てを陰謀論に帰着させることも愚かに過ぎるけれど、洋の東西を問わずその歴史をつぶさに考察してなお、今現在の我が国の政府のみが一切の工作謀略と無縁であると信じ込むことほど、無垢に過ぎることもあるまい。
 僕(たち)は、今後ますます目の前に現れる諸事象に対して冷静冷徹な視点を持たなければならないと強く思う。

 それにしても、「国際平和支援法」とは、なんて嘘臭い名称なんだろう。
 厚顔無恥もいいところだ。


 俳優の西本裕行が亡くなった。88歳。
 東京出身で、文学座から劇団雲、劇団欅、劇団昴と演劇活動を続ける。
 また、映画やテレビドラマにも出演し、特にテレビアニメ『ムーミン』のスナフキン役で有名である。
 そうそう、『踊る大捜査線』に影響を与えた須川栄三監督の『野獣狩り』でテロリストたちに誘拐されるアメリカ資本のコーラ会社の社長を演じたのも、この西本さんだ。
(ほかに、佐藤肇監督の『吸血鬼ゴケミドロ』では旅客機の機長役をやっていたはずだ)
 なお、西本さんは福田恆存の義弟にあたる。
 上記の西本さんの演劇的な変遷にはそのことが関係している(か、もしくは演劇的な信頼関係がそうしたプライベートな関係に及んだもの)と思う。

 西本さんとは直接面接はなかったが、以前いろいろとお世話になった方が西本さんとつながりがあって、そのお話を詳しくうかがったことがある。
 深く、深く、深く黙祷。


 明け方5時少し前まで、仕事関係の作業を進める。


 なんとか11時台に起きる。


 ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ヴィルヘルム・バックハウスがハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルの伴奏で弾いたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番<DECCA>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、プリントアウトずみの作品の確認を行ったりする。


 伊集院静の『いねむり先生』<集英社>を読了する。
 ああ、面白かった!

 ほかに、吉田秀和の『世界の指揮者』<ちくま文庫>の拾い読みもした。


 15時台に外出して仕事関係の用件を片付けてから、かかりつけの病院へ。
 血液検査のための採決を行う。

 その後、四条通のスギ薬局で薬を受け取り、夕飯用の買い物をすませて17時台に帰宅した。


 帰宅後、ルドルフ・ゼルキンがジョージ・セル指揮コロンビア交響楽団の伴奏で弾いたモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第20番他<SONY>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、早見和真の『東京ドーン』<講談社>を読み始めたりする。


 夕飯後、サンソン・フランソワが弾いたドビュッシーのピアノ作品集(映像他)<東芝EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたり、『東京ドーン』を読み進めたりする。
 ほかに、『世界の指揮者』の拾い読みもした。


 今日は、東ハトのオールアズキを食す。
 千本三条の卸売ひろばタカギで、税込み73円だったもの。
 小豆入りの抹茶地のしっとりとした食感のクッキーで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 自覚的なコンフォルミスムには、まだ救いがある。
 たとえ変節漢とそしられようと、彼彼女らはぶれることにはぶれない。
 今はあちらになびいていようと、こちらに利も理もあるとわかればさっと戻ってくる。
 忌むべきなのは、無自覚なコンフォルミスムだ。
 彼彼女らは、煽られなびき、とどのつまりは自分自身を単にだまされただけの被害者と思い込む。
 度し難い。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雨、雨、雨の一日(深夜のCLACLA)

 雨、雨、雨。
 どんよりとしたお天気の一日。

 気温は上昇するも、じめじめむしむしとして快ならず。

 気圧と湿度のWパンチで、頭や身体が重たし。
 やれやれ。


 馬鹿が大手を振って歩いて恥じぬ、そんなどうにも情けなく危うい毎日が続いている。
 馬鹿を支持し、黙認し、許容する人間こそ一番の馬鹿者だ。
 一番の馬鹿者にはなりたくない。


 昨夜、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 ルドルフ・ゼルキンがジョージ・セル指揮コロンビア交響楽団の伴奏で弾いたモーツァルトのピアノ協奏曲第19番&第20番他<SONY>、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏した同じくモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、『レ・プティ・リアン』序曲<タワーレコード/ドイツ・グラモフォン>、サンソン・フランソワが弾いたドビュッシーのピアノ作品集(映像他)<東芝EMI>、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第16番、第17番「テンペスト」、第18番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、ワープロ・ファイルの作品の確認を行ったり、伊集院静の『いねむり先生』<集英社>を読み進めたりする。
 ほかに、吉田秀和の『世界の指揮者』<ちくま文庫>の拾い読みもした。
 ワープロ・ファイルの作品は、いずれにしても一度プリントアウトを行わなければと思う。
 改稿を行うか、執筆を再開するかはひとまず置くとして。
(『鶴丸文造の修業時代』という長篇小説の作中作にあたる『勘平太』は、ヴォルテールの『カンディド』=バーンスタインの『キャンディード』を日本の幕末に置き換えた物語で、時代考証はめちゃくちゃながらも我ながらまあまあ面白い作品だと思う。ただ、原稿用紙120枚分ほどで頓挫。ここから先はちょっと書き進めるのが難しく、非常に残念だ。なんとかプロットを組み直して完成させることはできないか)


 19時過ぎに外出して用件を片付けたのち、錦湯さんへ。
 月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection28を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 前回のOBCさんに続いて、今回はABC(『キャスト』)の取材クルーの方々が来られていて、インタビューを受ける。
 実は、OBCさんからもインタビューを受けたのだけれど、たぶん使われていないんじゃないかな。

 終了後打ち上げに参加し、24時過ぎに帰宅した。


 以上、4月20日の日記。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネオラクゴ・フロンティアsection28(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection28(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

 ゲスト:桂三河さん、月亭方気さん
(2015年4月20日20時開演/錦湯)


 外は、雨、雨、雨。
 太遊さんの前髪もしなくちゃっとくせの出るような湿度の高さの中、今回初めての方をはじめ、大勢のお客さんが集まっての大盛況だった。
 しかも、先週に続いて、今夜はABCテレビ『キャスト』の取材クルーの方々も来られているということで、ついにネオラクゴ・フロンティアの春が来たか!
 って、ここは落ち着いて落ち着いて。
(開演前に今回初めてのお客さんとお話したが、京都新聞の記事に触れてという声が多かった。やはり新聞の影響力は大きいなあ)

 開口一番、太遊さんと三河さんのおしゃべりのあとは、月亭八方さんの六番弟子にあたる月亭方気さんが古典落語『道具屋』をかけた。
 フロンティア初登場ということで、漫才(方気さんは口にされなかったが、『アルトバイエルン』というコンビ)からサラリーマンなどに転じ、再び落語家になったという自らの経歴なども含めてたっぷりとマクラを語る。
 で、方気さんが慣れ親しんだ大阪の土地柄などで笑わせたのち本題に入ったが、柔よく剛を制すというか、メリハリはしっかりつきながらも柔らかい、どこかたおやかさを感じさせる語り口。
 アホなことを繰り返しつつも、どうにもにくめない道具屋が強く印象に残った。

 続いて、三河さんは『僕だけのアイドル』を演じた。
 タイトルからして三河さん印全開。
 アイドル・オタクの職場の先輩宮崎さん(55歳。宮崎さん!)から、小林君が薦められた地下アイドルは、AKB48ならぬABK48…。
 前回の『春の一大寺』よりさらに踏み込んでアイドル・オタク道のあり様が語られた作品で、細かいくすぐりも含めて会場がわき、三河さんも乗りに乗った。
 なお、今夜の三河さんは渋めの色合いのお召し物。
(今週金曜19時から、大阪日本橋のAinsNeusHallで、三河さんの月一ネタおろし企画『さんがワールド〜激情のラクゴ〜』が開催される予定。ゲストは太遊さん)

 そして、太遊さんの新作は『さよならシガー&ラミー』。
 カフェで作業をしていた男の前に現れたのは、ヒッピーみたいな風体をした男女の二人組だった…。
 自由を謳歌するかと思われた二人組が、案外そうではなくてという毒っ気の効き方等、まさしくネオラクゴらしい展開だ。
 そして、「今私たちに大切なものは、恋や夢を語りあうことじゃなく、一人ぼっちになるためのスタートライン」「今私たちに必要なものは、光あふれる明るい場所じゃなく、闇に向かって走り出すためのスタートライン」と歌った海援隊の『スタートライン』(3年B組金八先生のテーマ曲。実は、武田鉄也のある種のバーバリズムはあまり得意ではないんだけど)じゃないけど、そのタイトルからも太遊さんの「孤であること」への意志が強く示されていたようにも思った。
 ぜひ、再演を愉しみにしたい。

 最後は、太遊さん、三河さん、方気さんがおしゃべりで〆た。

 と、今夜も盛りだくさんのネオラクゴ・フロンティア。
 今後はますますの盛況が見込まれますので、ご興味ご関心がおありの方はお早めにご来場のほど!

 そうそう、日付変わって今日4月21日は太遊さんのお誕生日なのだった。
 太遊さん、お誕生日おめでとうございます!
 これからの一年がこれまで以上に幸多く充実した一年となりますように!
 ますますのご活躍とご健康を心より祈願しております!
posted by figarok492na at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする