2015年02月25日

今日も大切な予定があった(CLACLA日記)

 青空からどんよりとしたお天気へ。
 明日は雨になるらしい。

 気温は下がり、肌寒い一日。
 寒暖の差が激しいので、皆さんくれぐれも風邪などにはお気をつけくださいね。

 そして、そんな中でも花粉は飛散しているようで、身体が重たい。
 やれやれ。


 昨夜、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、『カルタ遊び その11』をアップしたりする。
 ラジオ深夜便では二代目林家木久蔵の『薬缶なめ』を聴いたが、単に上手い下手ということより、当代の木久蔵が今の若者風の口跡(エロキューション)であることが強く印象に残った。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾きは、思ったよりもよかった。


 ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』や、イーヴォ・ポゴレリッチが弾いたドメニコ・スカルラッティのソナタ集<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『千春日和』の打ち直しを行って第5稿を完成させたり、『カルデモンメのゆかいなどろぼうたち』をさらったりする。


 矢野誠一の『小幡欣治の歳月』<早川書房>を読了する。
 小幡欣治その人のエピソードもそうだけれど、「脱線」の部分がまた読ませる。
 ああ、面白かった!

 続けて、渡辺保と高泉淳子の『昭和演劇大全集』<平凡社>を読み始める。
 NHK−BSの『昭和演劇大全集』(過去の舞台作品の録画を放映)での渡辺保と高泉淳子のおしゃべりを加筆修正したもので、これまた面白い。
 ところで、『小幡欣治の歳月』に度々渡辺保の名前が登場していた。
 小幡さんと渡辺さんの関係を知らずに借りた本なので、(よくあることとはいえ)ちょっと驚いた。


 19時過ぎに外出し、大切な予定をすませる。
 少しでも役に立てたのであれば何よりだ。

 で、22時40分頃帰宅した。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カルタ遊び その11

 戦後不調の続いていた成瀬巳喜男にとって起死回生の一作となった『めし』(1951年)だが、もともと同じ戦前派の名匠千葉泰樹が監督する予定であったことは古い邦画ファンの間では非常に有名な話である。

 と、唐突にこんなことを書き始めたのも、先日三鷹のシアターQの千葉泰樹特集で、彼の『厩火事』(1956年)を愉しんだからだ。
 『厩火事』は、おなじみ古典落語を八住利雄が脚色し、髪結いのお崎を淡島千景、亭主の八五郎を森繁久彌、仲人を小堀誠が演じるというあたり、どうしても豊田四郎の『夫婦善哉』(1955年)を思い起こすのだけれど、実際千葉泰樹自身そのことを大いに意識しているようで、終盤のお崎と八五郎の掛け合いは江戸版『夫婦善哉』とでも呼びたくなるような、歯切れの良さにのりの良さだ。
 またこの作品では、落語で仲人の口にする孔子と麹町のさる殿様のくだりが劇中劇として再現されているが、特に孔子に扮した森繁に、三木のり平、山茶花究、有島一郎といった連中が馬鹿騒ぎする厩火事のシーンでは千葉泰樹の喜劇性が巧みに示されている。
 加えて、古今亭志ん生がこの噺の冒頭部分を演じているのも、今となっては非常に貴重だろう。
(千葉監督に何度も同じ部分を繰り返させられた志ん生は、敗戦前後の満州で親交を結んだ森繁に「あたしゃ壊れた蓄音器かい」とこぼしたそうだ)
 手堅くまとまっていることが災いしてか、あいにく名作傑作の評価は得られてないが、観て損のない一本であることも確かである。
 中でも落語好きの映画好きには、なべてお薦めしたい。

 それにしても、時期的には逆になってしまうものの、森繁淡島コンビ、千葉泰樹監督による『めし』を、私はぜひ観てみたかった。
posted by figarok492na at 03:58| Comment(0) | TrackBack(0) | カルタ遊び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする