2015年01月14日

夜の地震に阪神大震災のことを思い出す(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。

 気温は若干上昇したか。
 それでも、朝晩は冷え込むが。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにはお気をつけくださいね。


 昨夜、山本一生の『哀しすぎるぞ、ロッパ』<講談社>を読了する。
 最晩年、結核と経済状況の悪化による苦境の中、ただ日記を記すことのみに生を感じていく古川ロッパの鬼気迫る姿に心を強く動かされた。
 「哀しすぎるぞ」という書名も大げさではない。

 その後、Radio4音源でマルクス・ステンツ指揮オランダ放送フィルが演奏したブルックナーの交響曲第7番から第1楽章(2014年11月30日、アムステルダム・コンセルトヘボウ)、ベートーヴェンの交響曲第7番から第1楽章、第4楽章(2014年12月20日、同)、カザルス・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第1番とラヴェルの弦楽4重奏曲(2014年10月19日、同)のライヴ録音を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 古川ロッパの悲惨な晩年に触れたこともあってか、どうにもたまらない夢を見る。


 朝早くから、近所の安普請がかまびすしい。
 うっとうしいやね、まったく。


 午前中、毎週恒例の洗濯をすませる。
 乾き、あまりよろしからず。
 まあ、仕方ない。


 ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『千春日和』の筆入れと打ち直しを行ったり、小川洋子の『とにかく散歩をいたしましょう』<毎日新聞社>を読み始めたりする。


 ネーメ・ヤルヴィ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したウェーバーの序曲集&ヒンデミットの『ウェーバーの主題による交響的変容』<CHANDOS>を聴き、CDレビューをアップする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、トーマス・ツェートマイヤーの来日無伴奏ヴァイオリン・リサイタルのライヴ録音(2014年10月17日、トッパンホール)を聴く。
 パガニーニの24の奇想曲作品番号1のほか、アンコールのベルント・アロイス・ツィンマーマンの無伴奏ヴァイオリン・ソナタから第1楽章、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「エレジー」が放送される。
 ツェートマイヤーらしく、研ぎ澄まされた演奏が繰り広げられていた。
 ただし、ちょっと塩辛い音色ではある。

 途中地震が起こり、けっこう揺れる。
 そして、すぐさま阪神大震災のことを思い出す。
 まもなく阪神大震災から20年が経つ。

 続けて、ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラが演奏したシューベルトの序曲集&交響曲第5番<ドイツ・ハルモニアムンディ>、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団が演奏したロッシーニの序曲集<SONY/BMG>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『千春日和』の筆入れと打ち直しを行ったり、『カルデモンメのゆかいなどろぼうたち』をさらったり、『とにかく散歩いたしましょう』を読み進めたりする。


 今日は、ヤマザキのドーナツ・ステーション「スイートチョコドーナツ・カラフルシュガー」を食す。
 近くのドラックランドひかりで、半額引き、税込み49円だったもの。
 チョコレートでコーティングし、その上にカラフルシュガー(色つきのお砂糖)を散りばめたドーナツで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネーメ・ヤルヴィが指揮したウェーバーとヒンデミット

☆ウェーバー:序曲集&ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容

 指揮:ネーメ・ヤルヴィ
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
(1989年4月28日〜30日、ロンドン・聖ジュード教会/デジタル・セッション録音)
<CHANDOS>CHAN8766


 知名度のアップという派生的効果も含めて、CDという媒体を巧みに利用した指揮者は誰かと問われれば、僕は躊躇なくネーメ・ヤルヴィの名を挙げる。
 もちろん、ネーメ・ヤルヴィの実演達者ぶりなら、今から20年前のヨーロッパ滞在中にケルンWDR交響楽団との定期公演(1994年2月25日、ケルン・フィルハーモニー)で直接触れているので、彼が単なる内弁慶、ならぬスタジオ弁慶でないことは充分承知している。
 けれど、当時の手兵エーテボリ交響楽団やスコティッシュ・ナショナル管弦楽団を指揮して、CHANDOS・BISの両レーベルに録音した数々のCDが彼のキャリアを強固なものへと導いたこと、そして功なり名を遂げた今もコンスタントにCDをリリースし続けていることも、また確かな事実だろう。
 ヒンデミットの『ウェーバーの主題による交響的変容』と、その第2楽章「トゥーランドット・スケルツォ」の元ネタであるウェーバーの劇音楽『トゥーランドット』から序曲と行進曲、さらには『オイリアンテ』、『魔弾の射手』、『オベロン』、『幽界の支配者』の序曲4曲を加えた一粒で何度も美味しいこのアルバムは、そうしたネーメ・ヤルヴィの幅広い録音活動を象徴した一枚だ。

 おどろおどろと物々しく始まって、特撮映画や大河ドラマ『炎立つ』のテーマ音楽のような安っぽい勝利に到るかのような『ウェーバーの主題による交響的変容』(1943年)は、ヒンデミットという作曲家の底意地の悪さとともに、ヨーロッパを跳梁跋扈していたナチス・ドイツに対するからかいと抵抗を示す作品だけれど、ネーメ・ヤルヴィはそうした含意に拘泥することなく、ストレートでエネルギッシュな演奏を生み出している。
 だからこそ、かえって、第1楽章や終楽章のグロテスクさ空虚さが際立って聴こえてきたりもするし、中国だけではなく、日本のなんとか節も彷彿とさせるような『トゥーランドット』の行進曲のいっちゃった感もよく表われているのではないか。
 序曲のほうも、裏表のない明瞭で快活な音楽づくりで聴きなじみがよい。
 フィルハーモニア管弦楽団は、ソロ・アンサンブル、なべて万全の仕上がりで、ネーメ・ヤルヴィの解釈によく応えている。

 ヒンデミットの『ウェーバーの主題による交響的変容』と、ウェーバーの有名な序曲を手軽に愉しみたいという方にはお薦めしたい。
 なお、ヒンデミットを省いて、『ペーター・シュモル』、『シルヴァーナ』、『アブ・ハッサン』、『歓呼』、『プレチオーサ』の序曲を加えたアルバムが別途リリース(CHAN9066。廃盤)されている。
 ご興味ご関心がおありの方は、こちらもぜひ。
posted by figarok492na at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする