2015年01月06日

白坂依志夫が亡くなった(CLACLA日記)

 昨夜は美しい月が見えていたが、午前中からお昼にかけて雨。
 どんよりとしたお天気の一日となる。

 気温はそれほど下がらなかったが、じめじめとして快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザにはお気をつけくださいね。


 気圧と湿度のWパンチで身体が重たし。


 脚本家の白坂依志夫が亡くなった。82歳。
 父は、ロシア文学者で同じく脚本家の八住利雄。
 大映東京ののち、フリーの脚本家として活躍した。
 『青空娘』、『氾濫』、『偽大学生』、『盲獣』、『動脈列島』、『大地の子守唄』、『曽根崎心中』といった盟友増村保造監督との共同作業をはじめ、親しい関係にあった三島由紀夫原作による田中重雄監督の『永すぎた春』、岡本喜八監督の『結婚のすべて』、須川栄三監督の『野獣死すべし』など多くの作品で知られる。
 それこそ観念的な言葉の氾濫とでも評したくなるような脚本の書き手で、戦後映画のモダニズムの騎手の一人だった。
 そうした白坂さんに対する同時代の適切な批判の一つとして、小林信彦の『俗物は俗物−白坂依志夫氏の「女は女である」評を中心に……』(『映画を夢みて』<ちくま文庫>所収)が挙げられるだろう。
 ご興味ご関心がおありの方は、ぜひご一読のほど。
 なお、白坂依志夫というペンネームは、白坂長栄と吉田義男という阪神の二遊間の選手にちなんだものである。
 で、白坂さんといえば、開高健の原作の抒情性や「ひいた」感じなどどこ吹く風、いけいけどんどんでいききった増村監督との『巨人と玩具』を第一に推したい。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 映画つながりでいえば、映画評論家の品田雄吉が昨年末に亡くなっていたのだった。84歳。
 そうそう、先述した小林信彦と品田さんは親しくしてたんだったよなあ。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、Radio4音源でマルティン・ジークハルト指揮ヘルダーラント管弦楽団(アーネム・フィル)が演奏したヨハン・シュトラウスU世の『こうもり』序曲、『こうもり』のカドリーユ、常動曲、ヨハン・シュトラウスT世のラデツキー行進曲(2014年1月7日、アーネム・ミュージック・サークル)、バリトンのクリストファー・マルトマンがグレハム・ジョンソンのピアノ伴奏で歌ったシューベルトの『魔王』(2014年3月4日、アムステルダム・コンセルトヘボウ小ホール)、ロレンツァ・ボラーニ指揮ヨーロッパ室内管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第39番(2014年10月11日、ユトレヒト・チヴォリフレデンブルク)のライヴ録音を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 午前午後と、ABCラジオの『とことん全力投球!!妹尾和夫です』や、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第1番&第2番<OEHMS>、アントネッロ・マナコルダ指揮カンマーアカデミー・ポツダムが演奏したシューベルトの交響曲第3番&第7番「未完成」<SONY/BMG>、ブルーノ・ヴァイル指揮カペラ・コロニエンシスが演奏したウェーバーの交響曲第1番<ドイツ・ハルモニアムンディ>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『夏美の夏は』の筆入れと打ち直しを行ったり、『カルデモンメのゆかいなどろぼうたち』の台本を読み込んだり、蜷川幸雄の『演劇の力』<日本経済新聞社>を読み進めたりする。


 17時台に外出して仕事関係の用件を片付け、大垣書店四条店で小林信彦の『人生、何でもあるものさ』<文春文庫>を購入し、夕飯用の買い物をすませて帰宅する。


 帰宅後、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、『レ・プティ・リアン』序曲<ドイツ・グラモフォン/タワーレコード>を聴いたりしながら、雑件を片付ける。


 途中夕飯を挟み、NHKラジオ第1の『夏木マリ 丈夫も芸のうち』(ゲストは林家正蔵。途中まで)や、ハーゲン・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第20番「ホフマイスター」、第22番「プロシア王第2番」、第23番「プロシア王第3番」<ドイツ・グラモフォン>、ボロディン・カルテット他が演奏したシューベルトの弦楽5重奏曲<TELDEC>を聴く。


 夕飯後、『夏美の夏は』の筆入れと打ち直しを行ったり、『演劇の力』を読み進めたり、『人生、何でもあるものさ』を読み始めたり、オファーを受けた映画の脚本をさらったりする。
 『人生、何でもあるものさ』は、小林信彦が週刊文春に連載しているエッセイ「本音を申せば」の2011年分にあたる。
 面白し面白し。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい
posted by figarok492na at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする