☆月亭太遊の○○落語研究会G
(2014年12月5日19時開演/祇園花月)
毎週月曜夜のネオラクゴ・フロンティア(錦湯)でもおなじみ月亭太遊さんが、さらに新たな企画を立ち上げた。
祇園花月を舞台に若手漫才師たちが落語にチャレンジするという企画がそれで、その名も『月亭太遊の○○落語会』。
タナからイケダの田邊猛徳と池田周平、ゆりやんレトリィバァ(ぴんの女性芸人)、アインシュタインの種田直樹、祇園の木崎太郎、コーンスターチの岡下雅典、ファミリーレストランの原田良也、プリマ旦那の野村尚平といった面々が、○○の部分にそれぞれの言葉(例えば、「稲田」落語であるとか、「器用」落語とか)を当てはめて、その言葉に相応しい落語を披露していたのだけれど、いやあこれはとても興味深く面白い企画だった。
いわゆる「落語」という枠組みを党是ならぬ笑是とする向きには、いろいろと言いたいこともあるのかもしれないが、自分の特性魅力、得意なネタをしっかり心得て、彼彼女ならではの落語、笑いをしっかり生み出していたことも確かだ。
さすがは、日々板の上で鍛えられているだけはあるなあと感心し、それより何より笑った笑った。
それと、各々のファンと思しき若い女性が集っていたことも忘れてはならないと思う。
(そうそう、「くろと」らしい女性とお客さんらしい男性がちらほら見受けられたのも、祇園花月という場所柄らしいなと感じた)
太遊さんの「ネオ」ラクゴや盟友桂三河さんの「普通」落語はもちろんのこと、途中大喜利もあるなど盛りだくさんの内容で、大いに愉しめた。
ああ、面白かった!