2014年08月25日

リチャード・アッテンボローが亡くなった(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 夕方になって雨も降る。
 各地の土砂災害がとても気になる。

 湿度が高く、むしむしじめじめとして快ならず。


 イギリスの映画監督で俳優のリチャード・アッテンボローが亡くなった。90歳。
 ケンブリッジの生まれで、王立演劇学校に学び、第二次世界大戦中映画デビューを果たす。
 『大脱走』や『飛べ!フェニックス』、『砲艦サンパウロ』などハリウッド作品にも出演したのち、『素晴らしき戦争』を監督。
 以後、『遠すぎた橋』や『ガンジー』、『コーラスライン』、『遠い夜明け』、『チャーリー』と、エンターテインメント性に富みながら、骨太で強い社会性を持った作品を生み出した。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 土砂災害と同じように、ガザ地区の現状がとても気になる。
 日々殺害されている人の数が増えている。


 昨夜、小和田哲男の『戦国史を歩んだ道』<ミネルヴァ書房>を読了する。
 ああ、面白かった!

 そういえば、今日の朝日新聞の夕刊に、伊丹市で小和田さんの文化講演会が開催された旨、掲載されていた。
 時代考証を担当する大河ドラマ『軍師官兵衛』と伊丹つながりで、荒木村重が講演の中心となっていたようで、明智光秀や石田三成など敗者=悪人史観の払拭に努めてきた小和田さんらしく、村重の再評価を促す内容だったと報じられている。
 これはぜひ聴いておきたかったなあ。


 その後、シカゴ交響楽団の音源でリカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団が演奏したシューベルトの交響曲第7番「未完成」&第2番(2014年3月、シカゴ・オーケストラ・ホール)と第3番(2012年1月、同)、サカリ・オラモ指揮シカゴ交響楽団が演奏したニールセンの交響曲第5番(2013年4月、同)のライヴ録音を聴いたりしながら、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 午前中、仕事関係の作業を進める。


 正午過ぎに外出し、仕事関係の用件を片づける。


 帰宅後、シカゴ交響楽団の音源でムーティ指揮シカゴ交響楽団が演奏したシューマンのピアノ協奏曲(内田光子の独奏)とシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」のライヴ録音(2014年3月、同)、ヴァイオリンのヴェラ・ベスやチェロのアンナー・ビルスマらが演奏した同じくシューベルトの弦楽5重奏曲他<SONY>、ブルーノ・ヴァイル指揮ザ・クラシカル・バンドが演奏した同じくシューベルトの「ザ・グレート」<同>を聴く。
 第2番や第3番では、ロッシーニとの親さを感じさせる快活な演奏を行っていたムーティとシカゴ交響楽団だが、大曲「ザ・グレート」では、緩やかな歩み。
 地獄的、ではない天国的な長さを感じる。
 一方、ヴァイルとピリオド楽器のオーケストラ、ザ・クラシカル・バンドのほうは、快速調だ。


 仕事関係の作業を進めたり、『深雪またなん』の打ち出しを行ったり、荻原浩の『月の上の観覧車』<新潮社>を読み始めたりする。


 夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、ヴァイル指揮ザ・クラシカル・バンドが演奏したシューベルトの交響曲第7番「未完成」<同>、Radio4音源でアレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮オランダ放送フィルが演奏したチャイコフスキーの序曲『ハムレット』とラヴェルの『ラ・ヴァルス』(2014年8月23日、アムステルダム・コンセルトヘボウ)、クリストフ・エッシェンバッハ指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏した再びチャイコフスキーの『ハムレット』と、クリストファー・パークが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第10番から第1楽章(2014年2月23日、ハンブルク・ライスハレ)、リスト・ヨースト指揮タリン室内管弦楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第1番、オーボエ協奏曲(カレフ・クリユスの独奏)、交響曲第41番「ジュピター」(2014年3月8日、タリン エストニア・コンサートホール)のライヴ録音を聴く。
 マルタ・アルゲリッチのショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番<EMI>で、スイス・イタリア管弦楽団を指揮して見事な伴奏を行っていたヴェデルニコフだが、オランダ放送フィルとのコンサートでも優れたオーケストラのコントロールを聴かせてくれる。
 『ハムレット』、『ラ・ヴァルス』ともに、間然とするところのない引き締まった演奏だ。
 一方、同じ『ハムレット』でも、エッシェンバッハは粘りのきいた歌う音楽づくり。
 ヴェデルニコフのほうが若手劇団との斬新な演出の『ハムレット』としたら、こちらは大悲劇といった感じの強い大芝居に聴こえる。
 パークのベートーヴェンはアンコール曲だが、機智に富んだ演奏で面白い。
 ヨーストとタリン室内管は、いわゆるピリオド・スタイルの影響もうかがえる軽めのモーツァルト。
 クリユスの清澄なソロも聴き心地がよかった。


 仕事関係の作業を進めたり、明日の撮影の台本を読み返したり、『月の上の観覧車』を読み進めたりする。


 今日は、第一パンの森のたまごのメロンパンを食す。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 しっとりとしたメロンパンで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日は、午前中から小川組(京都造形芸術大学映画学科の卒業制作作品)の撮影に出演者として参加の予定だ。
 いい撮影となりますように!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする