2014年08月21日

音楽を聴きながら作業を続けた一日(CLACLA日記)

 どんよりとした感じは増しつつも、青空と陽光の見えた一日。

 夕方以降だいぶん涼しさを感じるようにはなってきたが、日中はまだまだ厳しい暑さが続く。
 皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。


 広島市北部の土砂災害。
 これ以上被害が拡大しないことを願うばかりだ。

 天皇皇后両陛下が静養の予定を全て中止したとのこと。
 くどくどとは記さないが、どうしても安倍首相のあり様と比較せざるをえない。


 昨夜、KBS京都でAKB48のオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進めたりする。
 AKB48のオールナイトニッポンは、柏木由紀、横山由依、川栄李奈という一軍レギュラー陣の出演。


 午前午後と、仕事関係の作業を進めたり、『夏美の夏は』の手直しを行ったりする。


 塩田武士の『盤上のアルファ』<講談社>を読了する。
 筋運びとキャラクター設定がよく、ああ、面白かった!


 ヴァイオリンのアレクサンドレ・ダ・コスタとマルツィオ・コンツィ指揮オビエド・フィルが演奏したサン・サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番&交響曲第3番「オルガン付き」他<WARNER>を聴き、CDレビューをブログ等にアップする。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。


 ほかに、カタルーニャ・ムジカ音源のエイヴィン・グルベルグ・イェンセン指揮ローザンヌ室内管弦楽団が演奏したメンデルスゾーンの序曲『フィンガルの洞窟』とベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」のライヴ録音(2013年12月14日、ラショー・ド・フォン音楽ホール)、ソプラノのナタリー・デセイがルイ・ラングレ指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の伴奏で歌ったモーツァルトのアリア集<Virgin>、シカゴ交響楽団ラジオ音源のエサ・ペッカ・サロネン指揮シカゴ交響楽団が演奏したシベリウスの交響詩『ポヒョラの娘』と交響曲第7番のライヴ録音(2013年2月28日〜3月2日、シカゴ・オーケストラ・ホール)を聴く。
 イェンセンとローザンヌ室内管のベートーヴェンの交響曲といえば、以前NHK・FMで第4番のライヴ録音を聴いたことがあるが、このエロイカ・シンフォニーも、ピリオド・スタイルの影響がうかがえる軽快で見通しのよい演奏で、なかなか聴き心地がよかった。
 サロネンとシカゴ響のシベリウスは達者も達者、横綱相撲と呼びたくなるような安定した演奏だ。


 18時台に外出し、夕飯用の買い物をすませる。
 帰りがけ、近くのコンビニで週刊文春の小林信彦の連載を立ち読みしたりもする。
 今回は、原爆に関する記憶が詳しく記されていた。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ゾルタン・コチシュ指揮ハンガリー国立フィルの来日コンサートのライヴ録音(2014年6月23日、サントリーホール)を聴く。
 リストのゲーテ記念祭の祝祭行進曲(第1稿に基づくコチシュ編曲版)とピアノ協奏曲第1番(金子美勇士の独奏)、愛の夢第3番(美勇士のアンコール)、ブラームスの交響曲第1番とハンガリー舞曲第1番&第10番などが放送されていた。


 続けて、サイモン・ラトル指揮バーミンガム・シティ交響楽団が演奏したブルックナーの交響曲第7番<EMI>、Radio4音源のヨーン・ストルゴーズ指揮BBCフィルが演奏したシベリウスの交響詩『フィンランディア』と交響曲第2番のライヴ録音(2014年8月14日、ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール、プロムス)を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、桐衣朝子の『薔薇とビスケット』<小学館>を読み始めたり、清沢洌の『暗黒日記』<岩波文庫>の拾い読みをしたりする。
 『薔薇とビスケット』、面白し面白し。


 今日は、山崎製パンの吹雪まん(つぶあん)を食す。
 近くのグルメシティで、税込み64円に値下げされていたもの。
 おなじみ粒あんたっぷりの饅頭で、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 畢竟、愚か者を支持し、許容し、黙認する者こそ、一番の愚か者である。
 一番の愚か者にはなりたくない!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オビエド・フィルが演奏したサン・サーンスのアルバム

☆サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番&交響曲第3番「オルガン付き」他

 独奏:アレクサンドレ・ダ・コスタ(ヴァイオリン)
 指揮:マルツィオ・コンツィ
管弦楽:オビエド・フィラルモニア
<WARNER>2564628144


 スペインのオーケストラが充実している。
 経済的状況の悪化で知られるスペインだが、スペイン国立管弦楽団やRTVE(スペイン放送)交響楽団、マドリード交響楽団といった首都マドリードのオーケストラばかりでなく、定期演奏会の回数や指揮者の顔触れを見る限り、地方のオーケストラの活動も非常に活発である。

 一例を挙げればガリシア交響楽団。
 CDだと、村治佳織がソロを務めたロドリーゴのアランフェスの協奏曲の伴奏程度しか思い浮かばないが、楽団が公式にアップしているyoutubeの動画を観聴きすれば、その充実ぶりがわかると思う。
 先頃亡くなったロリン・マゼールとのマーラーの交響曲第1番「巨人」やスタニスラフ・スクロヴァチェフスキとのブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」もそうだし、トン・コープマンやリチャード・エガーとのピリオド・スタイル全開の演奏もそうだけど、アンサンブルとしてのまとまりのよさ、インティメートな雰囲気が実に魅力的なのである。
 技術的な高さ、ではなく音楽性の高さを持ったオーケストラだと評したい。

 オビエド市交響楽団を母体に、1999年に新たに設立されたオビエド・フィラルモニアにとってメジャーレーベル・デビューとなる、このサン・サーンスの作品集も、そうしたスペインの地方オーケストラの現状を象徴する一枚になっているのではないか。
 なお、CDの売れ行きを考慮してか、今回のアルバムは、ワーナー・レーベル売り出し中の若手ヴァイオリニスト、アレクサンドレ・ダ・コスタ独奏のヴァイオリン協奏曲第3番と交響曲第3番「オルガン付き」をカップリングの両端に置くという、「両A面」体制がとられている。

 で、まずはヴァイオリン協奏曲だが、モントリオール出身のダ・コスタは、別のアルバムのブックレット写真から受けるイメージとは異なり、流麗で細やかな美音が持ち味のように感じられる。
 パッションに任せてエネルギッシュにぐいぐいと音楽を動かす行き方に比べれば、線の細さは否めないが、その分サン・サーンスの音楽の持つ古典的な明晰さと旋律の美しさにはぴったりだ。
 その意味でも、有名な序奏とロンド・カプリチオーソのほうが、よりダ・コスタの特質に合っていると思う。
 コンツィ指揮のオーケストラは、若干粗さはありつつも、丁寧な伴奏を心がけている。

 一方、オーケストラがメインとなる交響曲第3番では、第1楽章後半がとても印象に残る。
 同じ楽章の前半部分や、第2楽章前半の早いパッセージ、そして後半の高揚する部分では、オーケストラの硬さ、表面的なならされなめされていなさが、どうしても気になるのだが、第1楽章後半部分の静謐で官能的な美しさには、やはり強く心魅かれる。
 この部分を聴くためだけでも、といえば大げさになるけれど、このアルバムの聴きどころの一つであることは疑いようがない。
 そして、管弦楽のための「ホタ・アラゴネーサ」。
 僅か5分にも満たない小品だが、スペイン趣味にあふれた陽気で軽快なのりで、オーケストラの本領が発揮されている。

 メインの作品のファーストチョイスとしてはお薦めしにくいものの、スペインのオーケストラの今を識るという意味では、外せないアルバムだろう。
posted by figarok492na at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする