2014年08月09日

長崎への原爆投下から69年が経った(CLACLA日記)

 アメリカ政府による長崎市への原子爆弾の投下から69年が経った。
 犠牲となられた全ての方々へ、深く、深く、深く、深く、深く黙祷。

 日本政府が推し進めている集団的自衛権の行使容認や武器輸出、さらには原発の再稼働への危機感に言及した被爆者代表の城台美弥子さんや田上富久長崎市長の言葉に心を強く動かされる。
 一方で、安倍総理の言葉の上っ面さ薄っぺらさ。
 本当に腹立たしい。

 そういえばNHKのラジオ第1では、午前11時2分から1分間の黙祷の時間に気象情報が流されていた(11時2分になったところでラジオをいったん消す)。
 台風11号の接近中だけに仕方がないと思う反面、なぜこの1分間を外すことができなかったのか、そこまで切迫した状態だったのか、編成なりニュースセンターなりは11時2分という時間にしっかり思いが到っていたのか、とも思わざるをえない。


 台風11号が接近し、雨と風の強い一日となる。

 気温は上昇せず、涼しい感じが強い。
 ただし、気圧と湿度のダブルパンチで、体調が芳しからず。


 昨夜、KBS京都でアルコ&ピースのオールナイトニッポンを聴いたりしながら、4時半頃まで『深雪またなん』の筆入れを行う。


 上述した気圧と湿度の関係もあって、朝早く起きることができず。
 10時半過ぎになって起きて、仕事関係の作業を進めたり、『深雪またなん』の筆入れを行ったり、高野悦子の『岩波ホールと<映画の仲間>』<岩波書店>を読み進めたりする。


 Radio4でトーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第39番&第40番&第41番「ジュピター」のライヴ録音(2013年12月20日、ハンブルク・ライスハレ)、ヴァイオリンのアレクサンドル・ダ・コスタとマルツィオ・コンツィ指揮オビエド・フィルが演奏したサン・サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番&交響曲第3番「オルガン付き」他<WARNER>を聴く。
 ヘンゲルブロックのモーツァルトは、ピリオド・スタイルを援用したスピーディーで活き活きとした聴き心地のよい演奏。
 実に愉しい。


 17時半頃外出し、烏丸五条(烏丸通から万寿寺通を河原町寄りに少し入ったところ)の居酒屋タナゴコロへ。
 笑福亭羽光×ハラショー二人会「酔拳」を愉しむ。
 詳しくは、前回の記事をご参照のほど。

 旧知のハラショーや羽光さん、来場の高間響上皇(笑の内閣)と話しを少し。

 終了後、仕事関係の用件をすませ、21時台に帰宅する。


 帰宅後、NHK・FMの『クラシックの迷宮』の終わりのほうを聴く。
 生誕100年を記念して、先週に続き早坂文雄の作品が放送されていた。


 続けて、同じNHK・FMの「FMシアター」で『父の代理人』(今井雅子作。今井さんは、『パコダテ人』や『てっぱん』の書き手でもある)を聴く。
 20年間音信のなかった父(兄)が生活保護を申請することとなって…。
 代理人と、息子やその嫁、娘、弟や妹のやり取りを通して、生活保護(法改正)の問題を巧みに描いた作品。
 強い怒りや憤りをストレートに表現しつつ、滑稽な語り口を保っている点にも好感を抱く。
 これは聴きものだった。
 出演は三谷幸喜の作品でもおなじみ今井朋彦(声でわかった)他。


 仕事関係の作業を進める。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑福亭羽光×ハラショー二人会「酔拳」

☆笑福亭羽光×ハラショー二人会「酔拳」


 烏丸五条(烏丸通から万寿寺通を河原町寄りに少し入ったところ)の居酒屋タナゴコロで開催される落語会の一回目、関西出身で衛星の初期の舞台に立ったこともあるという、笑福亭鶴光一門の笑福亭羽光と、同じく関西出身で伝説の一人芝居役者、三遊亭圓丈一門の色物芸人ハラショーの二人会「酔拳」を観に行って来た。

 まずは、羽光さんから。
 初めての会ということもあって、お客さんの様子をしっかりうかがいつつ、おなじみの『ちりとてちん』を。
 デフォルメも大きくきかせながら。

 続けてハラショーが、酒井のりぴーの裁判の傍聴券入手できずの顛末を活写した漫談を披露。
 そのぞろっぺいな筋運びがまた懐かしい。

 短めの仲入り後は、羽光さんが『はてなの茶碗』をかける。
 多少粗さは感じるものの、オーソドックスな語り口であり、よく張る声の持ち主ということもあって、こうした大ネタが柄に合っているのではと思った。
 『愛宕山』など聴いてみたい。

 そして最後は、映画をネタにしたハラショーの漫談。
 これまたぞろっぺいの極みだが、黒澤明の『夢』を持って来たのには、ついつい大笑いしてしまった。

 台風11号の影響でキャンセルが多かったのが、非常に残念。
 羽光さんの高座やハラショーの芸に今後も接していきたいと思った。
posted by figarok492na at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする