晴天。
言いお天気、いい青空の一日。
ただし、気温はいくぶん下がり、暑さも落ち着きを見せる。
特に、夕方以降は涼しい感じが増す。
それでも、皆さんくれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。
イタリア出身のテノール歌手、カルロ・ベルゴンツィが亡くなった。90歳。
ヴェルディをはじめ、イタリアの作曲家のオペラで美声を響かせた。
レコード録音も多数。
深く、深く、深く、深く黙祷。
秋の改造が安倍内閣の終わりの始まりとなるのではないか。
昨夜、NHK・FMでラジオ深夜便を、Radio4でエベーヌ・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第16番、ラヴェルの弦楽4重奏曲、シューベルトの弦楽4重奏曲第13番「ロザムンデ」のライヴ録音(2014年7月8日、ホーエネムス・アンゲリカ・カウフマンザール)を聴いたりしながら、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
ラジオ深夜便の1時台は、音楽評論家奥田佳道の「クラシックの遺伝子」。
今回は、ラフマニノフ自身の音楽と、メロディメーカーとしての彼が与えた影響について語られていた。
で、途中、ヘンリー・マンシーニの映画『ひまわり』のテーマを聴いて、すぐに市川崑監督の『悪魔の手毬唄』のラスト(石坂浩二演じる金田一耕介と若山富三郎演じる磯川警部による「おか切ない」シーン)を思い出した。
そういえば、『悪魔の手毬唄』には、中村伸郎が変な役で出てたんだった。
あと、山岡久乃も出ていて、ほっぺたに詰め物(綿かな?)をしてたんだった。
宍戸錠みたく。
エベーヌ・カルテットの演奏では、お国物のラヴェルが聴き応えがあったか。
モーツァルトとシューベルトは、ちょっとねっちゃりし過ぎでは。
Radio4でゲンナディ・ロジェストヴェンスキー指揮オランダ放送フィルが演奏したアイヴズの交響曲第1番とショスタコーヴィチの交響曲第12番「1917年」のライヴ録音(2002年5月11日、アムステルダム・コンセルトヘボウ)を聴く。
アイヴズの若書きのシンフォニーは、ニューイングランドの田園風景然とした耳なじみのよい音楽なれど、その実、どうにも一筋縄ではいかない曖昧模糊とした感じを持つ作品。
ロジェストヴェンスキーは、作品の構造をよく押さえつつ敢然としない演奏に仕上げていた。
一方、ショスタコーヴィチはロジェストヴェンスキーの十八番で、ラストに向かって一直線、ではないけれど、作品の持つ劇性をストレートに表現した熱演となっていた。
若干粗さはありながらも、オランダ放送フィルもロジェストヴェンスキーによく沿っていたと思う。
(もしかしたら、悪くはないが超一流ではないオーケストラだからこその名演だったかもしれない)
それにしても、こういうプログラムの生のコンサートを日本でも聴いてみたい。
その後、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツが演奏したモーツァルトの交響曲第32番、第35番「ハフナー」、第36番「リンツ」<PHILIPS>と、エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団が演奏したブルックナーの交響曲第2番<TELDEC>を聴く。
午前午後と、仕事関係の作業を進めたり、『深雪またなん』の筆入れを行ったりする。
『名探偵登場!』<講談社>を読了する。
アクチュアリティの表出や表現実験等々、作者それぞれの個性がよく表われており、愉しく読み進めることができた。
ああ、面白かった!
夕方になって外出し、下京図書館へ。
『名探偵登場!』、戸田学の『上方落語四天王の継承者たち』<岩波書店>、村田喜代子の『光線』<文藝春秋>、柏木博の『探偵小説の室内』<白水社>、市川哲也の『名探偵の証明』<東京創元社>を返却し、予約しておいた畠中恵の『ちょちょら』<新潮社>、福澤徹三の『シャッター通りの死にぞこない』<双葉社>、綿矢りさの『憤死』<河出書房新社>、小野沢稔彦の『大島渚の時代』<毎日新聞社>、柏木博の『日記で読む文豪の部屋』<白水社>を新たに借りる。
その後、京都芸術センターで用件を片づけ、夕飯用の買い物をすませ、19時過ぎに帰宅した。
途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ロジェ・ムラロの来日ピアノ・リサイタルのライヴ録音(2014年1月12日、トッパン・ホール)を聴く。
一日で行われたラヴェルのピアノ作品全曲演奏会から、亡き王女のためのパヴァーヌ、ソナチネ、ハイドンの名によるメヌエット、組曲『クープランの墓』、プレリュード、夜のガスパールが放送されていた。
なんとも威勢のよいラヴェルだと思った。
続けて、Radio4でマルクス・シュテンツ指揮オランダ放送フィルが演奏したシューベルトの交響曲第7番「未完成」とマーラーの交響曲第4番(アガ・ミコライのソプラノ独唱。2014年6月29日、アムステルダム・コンセルトヘボウ)を聴く。
「未完成」シンフォニーは、クリアでシャープな演奏で、聴き心地がよい。
マーラーは、よく歌いよく鳴り響く演奏。
その分、オーケストラの弱点も明らかに示されていたが、それほど気にならず。
アガ・ミコライは、正直あんまり好みの声質ではない。
夕飯後、『深雪またなん』の筆入れを行ったり、『ちょちょら』を読み始めたりする。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。