俳優のすまけいが亡くなった。78歳。
国後島に生まれ、北海道で育つ。
上京後、芸術劇場を経て、1966年に太田豊治と「すまけいとその仲間」を結成し、ベケットの『ゴドーを待ちながら』やオールビーの『動物園物語』の翻案・演出を行い、自らも舞台に立って圧倒的な演技を披歴するなど、「アングラの帝王」として注目された。
その後、一時演劇界を退いたが、井上ひさしに乞われて復帰。
『父と暮せば』の初演再演等、こまつ座での一連の公演で活躍したほか、NHKの大河ドラマ『八代将軍吉宗』(有馬氏倫役)や『葵 徳川三代』(伊達政宗役)、NHKの『憲法はまだか』(金森徳治郎役)等、ジェームス三木脚本の作品に多く登場し、ジェームス三木自身が監督した『善人の条件』にも出演、また『男はつらいよ』シリーズ等、山田洋次監督の作品にも度々出演した。
舞台、映画、テレビドラマと出演作多数。
特に、胡散臭い人物、含みのある人物、内面に怒り憤りを抱えた屈折した人物を演じさせると絶品だった。
深く、深く、深く、深く黙祷。
江田憲司らが「みんなの党」から離党、新党を結成するとのこと。
はっきり言って、茶番以下の猿芝居である。
特定秘密保護法案を成立させる前に離党するならまだしもだ。
それにしても、「みんなの党」という党(名)にははなから胡散臭さを感じていたが、案の定の展開というほかない。
曇天。
どんよりとしたお天気の一日。
気温も下がる。
特に、朝夕の冷え込みが厳しい。
皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。
昨夜、ラジオ深夜便での岸恵子による藤沢周平の『蝉しぐれ』だが、何度も聴こうとしたものの、その度についついラジオを消してしまった。
以前やっていた奈良岡朋子による井伏鱒二の『黒い雨』が、奈良岡さん自身の読みとともにテキストとも接するものであるとすれば、岸さんの『蝉しぐれ』はもう、岸さんを聴くものでしかなかったからだ。
稀有なスターであることは事実なのだけれど。
そして、有馬稲子や浅丘ルリ子の読みにも同じようなことを感じる気がする。
その後、4時過ぎまで仕事関係の作業を進める。
マルク・ミンコフスキ指揮トゥルリー音楽隊他が演奏したロッシーニの歌劇『幸運な錯覚』全曲<ERATO>、ポール・グッドウィン指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック他が演奏したモーツァルトの未完の歌芝居『ツァイーデ』<ハルモニアムンディ・フランス>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
16時過ぎに外出し、仕事関係の用件を片づけてから、下京図書館へ。
原宏一の『ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!』<光文社>と輪波颯介の『古道具屋皆塵堂』<講談社>を返却し、予約しておいた柳広司の『楽園の蝶』<同>、山口果林の『安部公房とわたし』<同>、通崎睦美さんの『木琴デイズ』<同>、伊坂幸太郎の『死神の浮力』<文藝春秋>を新たに借りる。
その後、夕飯用の買い物をすませてから帰宅した。
本当はお米を買うつもりだったのだけれど、10キロのお米はセールに出ていなかった。
がっくり!
帰宅後、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル他が演奏したモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』<ドイツ・グラモフォン>の序曲、第1幕の冒頭とフィナーレなど、第2幕の冒頭とフィナーレを拾い聴きしながら、西崎憲の『ゆみに町ガイドブック』<河出書房新社>を読み進める。
途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、グレゴリー・アース(ヴァイオリン&指揮)とカメラータ・ザルツブルクのコンサートのライヴ録音を聴く。
モーツァルトの交響曲第6番とクラリネット協奏曲(シャロン・カムの独奏)、ティペットのコレルリの主題による協奏的幻想曲、ハイドンの交響曲第85番「王妃」などが演奏されていた。
続けて、NHKラジオ第1の『DJ日本史』を聴く。
今回は、「AKR(赤穂浪士)47」のタイトルで、赤穂浪士による吉良邸討ち入りが特集されていた。
夕飯後、仕事関係の作業を進める。
『ゆみに町ガイドブック』を読了し、『死神の浮力』を読み始める。
今日は、グレインビスケット(ミックスナッツ)を食す。
寺町の業務スーパーで、税込み88円だったマレーシア原産のもの。
ナッツ入りのさくさくとした食感のビスケットで、まあまあ美味しうございました。
ごちそうさま!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。